宇宙兄弟の実写映画キャストとあらすじは?主題歌や感想・続編の可能性も考察

大人気コミックを原作とした映画『宇宙兄弟』。小栗旬や岡田将生をはじめ、豪華出演者がそろっているということもあり映画作成が決定した時点で注目を集めました。今回はそんな映画『宇宙兄弟』のキャストやあらすじを紹介します。映画版宇宙兄弟とは一体どのような物語なのでしょうか?映画の主題歌や、観客の感想についても同時に紹介。また、映画の続編の可能性についても触れていきます。

宇宙兄弟の実写映画キャストとあらすじは?主題歌や感想・続編の可能性も考察のイメージ

目次

  1. 宇宙兄弟の実写映画のキャストとあらすじに迫る!
  2. 宇宙兄弟とは?
  3. 宇宙映画の実写映画のキャストを紹介!
  4. 宇宙兄弟の実写映画あらすじを紹介!
  5. 宇宙兄弟の実写映画の主題歌とは?
  6. 宇宙兄弟の実写映画を観た人の感想とは?
  7. 宇宙兄弟の実写映画の続編の可能性はある?
  8. 宇宙兄弟の実写映画キャストとあらすじまとめ!

宇宙兄弟の実写映画のキャストとあらすじに迫る!

宇宙を目指す兄弟の絆を描いた映画『宇宙兄弟』。大人気コミックを原作とした映画であり、出演者が豪華だということもあって映画作成が決定した時点で注目を集めました。同時に、映画主題歌を人気アーティストが手掛けた事も大きな話題に。原作『宇宙兄弟』のファンはもちろん、キャストのファンや主題歌を担当するアーティストのファンからも注目されるようになりました。

邦画としては珍しく『宇宙』をテーマとした映画である為、原作『宇宙兄弟』ファンや純粋な映画ファンの他にも、映画のあらすじを知った宇宙に興味のある方々からも注目を集めました。では、映画宇宙兄弟とな一体どのような物語なのでしょうか?

今回は映画が公開される前から、大きな話題となった映画『宇宙兄弟』について、あらすじやキャストを紹介していきます。あらすじやキャストの紹介の他に、映画主題歌や映画鑑賞者の感想も紹介。また、映画『宇宙兄弟』の続編が作製される可能性があるのかどうか、続編作製の可能性についても考察していきます。

映画 | 『宇宙兄弟』公式サイト

宇宙兄弟とは?

映画『宇宙兄弟』のあらすじやキャスト、主題歌や続編の可能性を紹介する前に、まずは『宇宙兄弟』とは一体どんな映画なのか、その概要について紹介していきます。冒頭でも触れた通り、宇宙兄弟は出演者が豪華であることが知られています。これは、有名な俳優を多用しているという意味だけではありません。映画の中には、実際の宇宙飛行士が登場するシーンも存在しているのです。

日本人宇宙飛行士である野口聡一さんや、世界的に有名な宇宙飛行士バズ・オルドリンが1つの作品内にスクリーンに登場するということが宇宙ファンにとっては衝撃が大きかったようで、大きな話題となりました。また、JAXAや筑波宇宙センター、NASAケネディ宇宙センターで実際にロケを行っており、そういったロケ地についても興味を示したファンが大勢いらっしゃるようです。

公開は2012年

出演者やロケ地にも注目が集まった映画『宇宙兄弟』が公開となったのは2012年5月5日。公開初日に行われたプレミアム上映では、鯉のぼりを片手にファンが集まっていたそうです。キャッチコピーは「夢の続きを始めよう」となっており、主人公である南波六太を指した言葉となっていました。映画は全国322箇所で上映され、公開初日の5月5日と6日のたった2日で興行収入が3億8,232万6,100円にも上りました。

観客動員数も28万5341人となっており、観客動員数ランキングでは第2位を記録することとなりました。原作ファンや俳優のファンはもちろん、宇宙ファン等、実に幅広い層から指示を受けたのがその理由と考えられています。監督は森義隆さん。『ひゃくはち』で映画監督としてデビューし、2017年に公開された映画『聖の青春』の監督を務めたことで知られています。

作品数は少ないものの、映画『宇宙兄弟』で国際プチョンファンタスティック映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞。更に『聖の青春』で高崎映画祭の最優秀賞を受賞するなど、華やかな経歴を持った映画監督となっています。

原作は大人気漫画

既に何度か紹介しておりますが、映画『宇宙兄弟』には原作にあたる漫画が存在します。漫画のタイトルもそのものずばり『宇宙兄弟』。モーニングという漫画雑誌で2007年の12月から連載開始となった作品です。2018年9月現在も連載中の作品で、現在コミックス33巻が最新刊となっています。

漫画版宇宙兄弟は単なる宇宙への憧れを描いただけの作品ではなく、難病のALSやリストラ問題、パニック障害等にも触れており、そういった要素やストーリー展開から様々な層のファンから支持を受けています。2012年から2014年にはアニメも放送され、アニメ主題歌がオリコンに長期間ランクインすることも。2012年USENアニメ年間総合ランキングには11位にランクインしました。

勿論アニメの原作となった漫画版宇宙兄弟の人気も続いており、2009年版「このマンガがすごい!」ではオトコ編で2位にランクイン。マンガ大賞では2009年と2010年の2年連続で2位を受賞しています。そんな大人気コミックスを実写化したということもあり、実写映画化が決定した情報が公開された時点で、映画『宇宙兄弟』は大いに注目を集めました。

映画「宇宙兄弟」 (@eiga_uchukyodai) | Twitter

宇宙映画の実写映画のキャストを紹介!

実に幅広い層のファンから支持を受けていた『宇宙兄弟』。映画化が決定した際には、その配役にも注目が集まりました。既に触れていますが、実写映画のキャストについてファンからは「豪華だ」と当時から話題となっています。

実際の宇宙飛行士の出演は勿論の事、主演2人を始め、主要人物は既に有名になっていた俳優が起用されています。また、原作のキャラクターの印象とキャストの雰囲気がぴったりだと絶賛するファンも。漫画を実写映画化するにあたって、配役が鍵となると判断する人も多い中、映画宇宙兄弟については、「イメージにあわない」と言った声が少なかったのも特徴となっています。

ここからはそんな映画宇宙兄弟のキャストについて紹介。アニメ版宇宙兄弟に登場するキャラクターの画像と、実写版映画で登場したキャストの画像も共に紹介していきます。

南波六太役は小栗旬

まず最初に紹介するのは『宇宙兄弟』の主人公・南波六太役について。原作版・アニメ版の六太と言えばアフロに近いもじゃもじゃ頭が特徴のキャラクターとして描かれています。また、自動車設計に携わる仕事をしていた為、機械に関する事に強く、英語が堪能であることも描かれていました。一般的に言えば「ハイスペック」な人間ですが、良い意味でも悪い意味でも短所があり、ファンからも愛されるキャラクターとなっています。

そんな六太を実写映画『宇宙兄弟』で演じたのは、俳優の小栗旬さん。1982年生まれの東京都が出身地の俳優さんとなっています。1998年に大ヒットドラマ『GTO』でレギュラー出演を果たしたことをきっかけとして、様々な作品に出演されています。小栗旬さんと言えば、原作を漫画とした実写映画に出演することが多い事でも有名。映画『ルパン三世』でルパンの役や、映画『銀魂』でも主人公の坂田銀時を演じています。

また、俳優としてだけではなく、声優として活躍することも。2005年に公開されたアニメ映画『鋼の錬金術師~シャンバラを征く者~』や、2015年にヒットしたアニメ映画『バケモノの子』に声優として出演。ゲーム『レイトン教授と最後の時間旅行』では青年ルーク役として出演しています。

六太の弟南波日々人役は岡田将生

続いて紹介するのは、主人公六太の弟・日々人役を演じた岡田将生さんです。日々人と言えば宇宙兄弟で日本人初の月面着陸を行う宇宙飛行士として描かれたキャラクター。兄の六太とは対照的に、楽観的な性格をしたキャラクターとして描かれていました。そんな日々人を演じた岡田将生さんは1989年生まれで、小栗旬さん同様東京都出身の俳優さんです。

岡田将生さんが芸能界へ入ったのは、中学生の時にスカウトされたのがきっかけらしく、高校へと進学した後に事務所に連絡を取ったそうです。CMへの出演を経て映画『天然コケコッコー』やドラマ『花盛りの君たちへ』などにメインキャストとして出演するようになりました。他にも数多くの作品へ出演していますが、その中でも映画『重力ピエロ』で報知映画賞で新人賞を受賞しています。

更に2010年には映画『悪人』と『告白』に2作品で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。小栗旬さん同様漫画を原作とした映画作品にも出演しており、実写映画『銀魂』では桂小太郎役として小栗旬さんと共演しています。

ヒロイン伊藤せりか役は麻生久美子

宇宙兄弟に登場する伊藤せりかを演じたキャストは麻生久美子さんでした。伊藤せりかと言えば宇宙兄弟の主人公・六太が想いを寄せている女性です。宇宙兄弟という作品のメインは宇宙を目指す人々の日常や、宇宙での活動を中心として描いたものであり、はっきりとしたヒロインは存在していないという意見が一般出来ではありますが、そんな中でも六太が片思いしているせりかについては「ヒロインだ」と認める方もいらっしゃいます。

原作でも元・女医である伊藤せりなは美女として描かれていました。そういった要素もあり、宇宙兄弟を実写化するにあたっては、せりな役がいったい誰になる話題になったこともあります。そんな人気キャラクターを演じた麻生久美子さんは1978年生まれの女優。元々は広田絵美という芸名で活動されていた方です。過去多くの映画作品に出演しており、中には手塚治虫原作の『どろろ』に出演したことも。

また、有名作品出演作品としては『THE 有頂天ホテル』や『涙そうそう』が知られています。漫画作品が好きだということもファンの間では知られており、漫画の中では『うしおととら』や『BASARA』が好きだと過去語っていたそうです。

真壁ケンジを演じたのは井上芳雄

宇宙兄弟の主人公・六太の良き友人として描かれた真壁ケンジを演じたのは俳優の井上芳雄さんです。原作中では六太に『レトロな髪型をしてる』『爽やかな奴』と評されている場面がありました。宇宙飛行士の試験を通じて六太と良き友人となるキャラクターで、とても優秀な人物として描かれています。そんなケンジを演じた井上芳雄さんは、主にミュージカルを中心として活躍中。

舞台『エリザベート』でのルドルフ役や『三銃士』のダルタニャン役、『黒蜥蜴』の明智小五郎役等、実に様々な役を演じられています。舞台を中心として活動されていますので、過去出演した舞台作品をあげていくと、きりがありませんが、井上芳雄さんの活躍の場は舞台上だけではありません。

テレビドラマにも出演した事があり、ドラマ『おんな城主 直虎』や『猫弁と透明人間』などに出演。『ハミングライフ』や『おのぼりさん』といった映画作品にも出演されています。

古谷やすし役は濱田岳

この記事最後に紹介する映画『宇宙兄弟』のキャストは濱田岳さんです。宇宙兄弟に登場する古谷やすし役として出演しました。古谷やすしと言えば、宇宙飛行士採用試験で六太と知り合う京都出身の人物で、歯に衣着せぬ物言いをするものの、憎めないキャラクターとして描かれていました。そんな古谷やすしを演じた濱田岳さんは1988年生まれの東京都出身の俳優です。

濱田岳さんは2018年現在、携帯会社auのCMである『三太郎シリーズ』で金太郎役を務めるなど、TVではおなじみの顔として知られている俳優ですが、TVでの活躍が顕著になったのは2004年に放映されたドラマ『3年B組金八先生』に出演したことがきっかけだと言われています。2007年には映画『鴨とアヒルのコインロッカー』で主演を務め、2010年には大ヒットした映画『ゴールデンスランバー』で通り魔キルオとして出演しました。

他にも出演作は多数。アニメ映画にも出演しており、『ONE PICE FILM GOLD』や『天才バカボン~蘇るフランダースの犬~』では声優として活躍しています。

宇宙兄弟の実写映画あらすじを紹介!

ここまでで映画『宇宙兄弟』のキャストについて紹介しました。冒頭でも触れた通り、宇宙兄弟には有名なキャストが多く出演しており、映画作成の情報が公開された時点で大きな話題となりました。しかし、映画『宇宙兄弟』が話題となったのは、もちろんキャスティングだけが理由というわけではありません。魅力的なキャストだけでなく、そのストーリーにも注目が集まっていました。

元々原作である漫画が有名な『宇宙兄弟』でしたが、度々NASAやJAXA、そしてロケットの描写がなされるため、実写化が難しいと言われていたのです。しかし、そうしたハードルを越えて実写映画化が決定したということは、原作からのファンにとっては驚きだったようです。また、映画製作情報と共に、あらすじが発表されると、原作『宇宙兄弟』知らなかった宇宙事業ファンからも注目を集めることになりました。

ここからは「実写化が難しい」と言われていたにもかかわらず、無事映画化を果たした『宇宙兄弟』のあらすじについて説明していきます。

幼い頃UFOを見た兄弟が主人公

まず映画『宇宙兄弟』の序盤についてあらすじを紹介していきます。主人公は南波六太(なんばむった)とその弟の日々人(ひびと)。幼い兄弟は録音機を手に、近所の原っぱを調査していました。調査といっても、原っぱに生息しているカエル等、小動物や周囲の音を録音機で録音していくという作業を行うというものです。この調査は継続的に行われているようで、その日は「もっと先を調査する」とはりきっていました。

その後六太は目に着いたアマガエルの鳴き声の録音を開始。しかし、別の場所の調査を行っていた日々人とある物を発見し、あわてて六太を呼びに来ます。最初は何が何なのか状況を掴めない六太でしたが、日々人が強引に六太の手をひっぱり、一緒に走りだします。日々人に連れられてやって来た先には、宙に浮かぶ不思議な発行体が。幼い兄弟は謎の発行体を目の前に唖然とします。

そうした矢先、その発行体は急に猛スピードへ動き出し、月の方へと消え去ってしまいます。呆然としていた兄弟でしたが、やがて日々人が口を開き「俺将来は宇宙飛行士になって月に行くよ!」と決意を表明。ここから兄弟は目標にむかって前進していくこととなります。

兄である六太はある日会社をクビに

映画スタート直後のあらすじを紹介しましたが、次は十数年後へと場面が切り替わります。十数年後の兄弟は既に成人しており、社会人として活動していました。

兄弟が謎の発行体を見てから十数年後、兄である六太は自動車設計者となり、日々人は宇宙飛行士となっています。日々人は月へ行くことが決まっていますが、反対に六太は会社をクビになり、無職に。会社をクビになった理由は、弟の悪口を言った上司に頭突きをしてしまったことが原因でした。暴力を振ってしまった六太はその場で即刻クビを言い渡されてしまいます。

次の職がなかなか見つからず、不貞腐れる六太。しかし、そんな六太の元へ、JAXAから一通の手紙が届きます。その手紙の内容は宇宙飛行士採用試験の書類審査通過の知らせでした。混乱する六太でしたが、そこへ日々人から電話がかかってきます。日々人は六太が無職になったことを聞き、勝手にJAXAの宇宙飛行士採用試験に六太の書類を送っていたのです。

電話口で日々人は六太へ、謎の発行体を観た日の録音テープを聞くように促します。電話を切った後、薦められた通り六太が録音を聞くと、発行体が月へと向かったタイミングで謎のノイズが。そして日々人が月へ行くことを決意する言葉の後に、六太の声が録音されていることに気付きます。幼い頃の六太は日々人に対してこう返答していました「お前が付きに行くなら、俺は火星へ行く」と。

弟の日々人は六太に宇宙飛行士になるようにすすめる

その後第1次採用試験である面接を無事通過した六太でしたが、六太自身は自分が宇宙飛行士になれるとは考えていませんでした。幼い頃から少しずつ積み重ねてきた失敗や、日々人の成功を目にしたことによって劣等感を感じるようになってしまっていたのです。試験の合間に六太は日々人のいるヒューストンへを呼びよせられましたが、やはり日々人の前でも「合格する気がしない」と弱気な発言をしてしまいます。

しかしそんな六太に「俺が宇宙飛行士になったのはムっちゃん(=六太)がいたからだよ」と発言します。それでも尚弱音を吐く六太ですが、そんな六太に日々人は「つまんねえよ」苦言を呈しました。

宇宙飛行士の試験を受ける六太。一方日々人は月へ

ここからは映画『宇宙兄弟』の中盤以降のあらすじの紹介になります。日々人に発破をかけられることになった六太。六太はその後二次試験に挑みます。

二次試験の内容は主に基礎体力や健康診断が主になっており、そこで六太は真壁ケンジという同い年の男性と知り合い、友人となります。二次試験が終了し、結果待ちの期間に入ると、今度は日々人が宇宙へと旅立つ日がやってきます。日々人への劣等感を消すことができていない六太は、複雑な心境で再びヒューストンへと向かうことになりました。

ロケット打ち上げ当日の日、大勢の観客囲まれる日々人を目にしますが、やはり六太の表情は晴れません。しかし日々人の「ムっちゃん、行かねーの?」という軽口に対して、ついに「行ってやるよ!」と返すようになります。

打ち上げ直前までは色んな感情が混ざり合って、日々人を素直に応援することのできなかった六太でしたが、テイクオフの瞬間を目にした瞬間、曇っていた表情が明るい物へと変化。劣等感ばかり感じ、宇宙飛行士採用試験に対する姿勢もどこか消極的だった六太が、本気で試験に挑むことを覚悟した瞬間でした。

最終試験の最中に日々人が事故に遭ったことを知る

ここからは映画『宇宙兄弟』の終盤のあらすじ紹介になります。リフトオフの瞬間を見て、ついに覚悟を決めた六太。弟の日々人が月へ到着するニュースがTVで報じられるとほぼ同時に、六太は自身が第2次試験を通過した事を知ります。

第3次試験は受験者6名が1週間閉鎖空間で過ごすというもの。お互いに協力し、JAXAが指示する課題をこなしていくこととなります。JAXAの指示の中には、仲間同士協力して作り上げたものを、誰にも知られることなく秘密裏に壊せ、というものもありました。もちろん、閉鎖空間内での人間関係はぎくしゃくしてしまいますが、そういった雰囲気や、それぞれの反応を見るのも試験内容となっています。

そんな中六太は試験に合格する為、必死に課題をこなしていましたが、そこへ恐ろしい知らせが届きます。なんと、弟の日々人が月面作業の最中に事故に遭い、生死不明という知らせだったのです。JAXAのスタッフから六太へは「緊急事態なので試験を中止し、特別に閉鎖空間から出てもかまわない」と言われますが、「宇宙にいない自分にできることはない」と判断した六太は試験を続けることを選びました。

続く最終試験である四次試験の面接も、顔色を変えずこなした六太。しかし面接が終わると同時に、六太は走り出します。「何もできねえじゃねえかよ…!」と悔しさをあらわにする六太。しかしその後日々人は無事地球へと帰還を果たします。そして六太も試験に合格。その数年後、兄弟は揃って月面を踏むという夢をかなえる事となりました。これが映画『宇宙兄弟』物語全体のあらすじとなっています。

『宇宙兄弟』公式サイト

宇宙兄弟の実写映画の主題歌とは?

ここまでで映画『宇宙兄弟』のあらすじについて紹介しました。2時間強の映画の中で、主人公の六太が宇宙飛行士になるための試験を受けている様子や、弟である日々人が月面で事故に遭う様子を描いた『宇宙兄弟』。その物語自体も話題になりましたが、物語が終わった後に流れるエンドロールも注目を浴びることとなりました。その理由というのが、エンドロールの際に流れた映画『宇宙兄弟』の主題歌です。

映画『宇宙兄弟』の主題歌となったのはイギリスの人気ロックバンド『コールドプレイ』による『フォーターフォール~一粒の涙は滝のごとく~』でした。主題歌を担当したコールドプレイは元々人気のロックバンドでしたが、日本の映画の主題歌となるのは映画『宇宙兄弟』が初めての事で、アーティストのファンの方々は、宇宙兄弟の主題歌をコールドプレイが担当することとなった事に非常に驚いたようです。

また、映画主題歌となった『ウォーターフォール』のPVは宇宙兄弟通常版のものと、宇宙兄弟とコラボを行ったものの2種類が公開されたことでも話題になりました。2018年9月現在、残念ながら『宇宙兄弟』とコラボを行ったPVについては削除されてしまっていますが、映画『宇宙兄弟』が公開された当時、このコラボPVはファンにとってたまらないと、大いに注目を集めることとなりました。

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宇宙兄弟の実写映画を観た人の感想とは?

キャストやストーリー、そして主題歌までもが話題となった映画『宇宙兄弟』。映画公開前に公表されたあらすじや、原作の漫画の元々の人気や主題歌の話題性もあり、兄弟の絆を描いた宇宙兄弟は公開前はもちろん、公開後も大きな話題となりました。しかしながら、映画についての感想は、鑑賞した人によって大きく違ったようです。

では、映画『宇宙兄弟』を鑑賞した人たちの感想はどのようなものが多かったのでしょうか?ここからは宇宙兄弟を実際に鑑賞した人たちの感想について紹介していきます。

ラストシーンが尻切れトンボ?

実際に映画『宇宙兄弟』を観た人の感想の中でも、不評な感想で多かったのは「ラストシーンがいまいち」という感想でした。あらすじの紹介部分で既に触れていますが、映画『宇宙兄弟』の終盤で、日々人が事故に遭ってしまうシーンがあります。絶体絶命のピンチに陥った日々人ですが、その後無事地球に帰還しました。

しかしながら、映画『宇宙兄弟』では、日々人がどのようにしてそのピンチを乗り切ったのかが描かれていないのです。日々人が助かったシーンや、六太が宇宙飛行士として採用されるシーンについては、映画の最終場面でダイジェストとして描かれており、その詳細については不明のまま映画『宇宙兄弟』はエンドロールに突入します。

映画『宇宙兄弟』に不評な感想を抱いているファンは、「見せ場が削られ過ぎている」といった感想や、こうしたラストが物足りないと感じている方が多いようです。

兄弟の絆に感動したという声も

反対に好評な感想も多いのが映画『宇宙兄弟』です。好評な感想でも特に多かったのが「兄弟の絆に感動した」というものや、「キャスティングが素晴らしい」といったものでした。特に日々人を演じた岡田将生さんの演技が日々人というキャラクターにぴったりだという意見が多く、「原作と比べても違和感なかった」という感想が多く見られました。

また、最終試験が終わった後走り出した六太の姿に涙したという感想も多いようです。試験が終わるまで人前では平然とした表情を見せていた六太が、試験が終わった途端に感情をあらわにしたシーンに心を動かされた方多かったようで、映画の終盤で泣いてしまったという声も。

更に主題歌を担当した『コールドプレイ』のファンからは「主題歌と映画の雰囲気がぴったりあっていた」という声も。主題歌に魅せられてエンドロールが終わるまで席を立たなかったファンもいらっしゃるようです。一部の観客からは不評な感想も上がっている『宇宙兄弟』の終盤でしたが、その終盤が良かった、という声も少なくはありません。

宇宙兄弟の実写映画の続編の可能性はある?

鑑賞者からの感想がわかれる映画『宇宙兄弟』。しかし好評な感想をあげるファンの中には、続編を望む方もいらっしゃるようです。では、実写映画『宇宙兄弟』の続編が製作される可能性はあるのでしょうか?続編を望むファンもいますが、今のところ続編作製の可能性については「ない」という意見が多いようです。続編がないと考えられる原因は、公開された映画『宇宙兄弟』のラストシーンにあります。

映画『宇宙兄弟』の最終場面では、六太と日々人が並んで月面に立つ場面が描かれていました。しかし、原作である漫画版『宇宙兄弟』では、未だそういったシーンは描かれていません。ネタバレとなりますが、漫画版の『宇宙兄弟』では六太も日々人も宇宙には行きましたが、月に立つタイミングはバラバラでした。兄弟の夢は「2人で月面に立つこと」であり、その場面が描かれるのは、最終回付近だと考えられています。

もし映画で続編を作るなら、2人同時に月面に立つまでの課程を描くはずで、既にラストシーンで月面に立つ兄弟を描いたのであれば、続編は望めない、というのが多くのファンの意見です。ただ続編の可能性は低いものの、続編とは異なるスピンオフなどの作品についての可能性を指摘するファンもいます。今のところ続編が公表される可能性は低いですがスピンオフ作品については作製される可能性が0とはいえないのかもしれません。

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宇宙兄弟の実写映画キャストとあらすじまとめ!

今回は実写映画『宇宙兄弟』のあらすじや主題歌、キャストをはじめ、ファンからの感想や続編の可能性についても紹介してみました。映画『宇宙兄弟』への評価は分かれていますが、キャストについては肯定的な感想が多く、また主題歌についても好評な意見が非常に多いことが分かりました。残念ながら続編作製については可能性が低いという意見が多いですが、それでも続編を望む方がいらっしゃるのが事実です。

『宇宙兄弟』は今回紹介した実写映画の他に、原作の漫画版、アニメ版、そして劇場アニメ版が存在します。劇場アニメ版『宇宙兄弟』は、実写版『宇宙兄弟』とは異なり、アニメ版『宇宙兄弟の』前日譚となっているそうです。実写映画『宇宙兄弟』でも「泣けた」という感想をあげるファンはいますが、原作の漫画版『宇宙兄弟』やアニメ版・劇場アニメ版『宇宙兄弟』でも「号泣した」という方も大勢いらっしゃいます。

原作やアニメに関しては既に発行されている巻数も放送回数もかなりのもので、最初から読み始めたり、アニメを観たりすることに躊躇する方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実写映画版『宇宙兄弟』は続編も今のところ存在せず、2時間ちょっとで鑑賞することができる作品となっています。

『宇宙兄弟』という作品に興味を持っているものの、何をきっかけにするかで悩んでいる方がいらっしゃるのでしたら、まず実写映画の『宇宙兄弟』を鑑賞しては如何でしょうか?『宇宙兄弟』がどんな作品なのか簡単にあらすじを知るためのとっかかりとして丁度良いかもしれません。

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