スター・トレック イントゥ・ダークネスのあらすじ!キャストやネタバレ感想も

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は2013年に劇場公開されたSF映画で、2009年に公開された『スター・トレック』の続編にあたります。元々のシリーズはアメリカで1966年に放送されました。現在でも続いている長寿シリーズという事もあり、今作は観る人によって賛否が分かれています。そこで、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のあらすじをネタバレ紹介しながらストーリーを追っておくと共に、魅力的なキャストの紹介や、ネタバレ感想なども紹介していきます。

スター・トレック イントゥ・ダークネスのあらすじ!キャストやネタバレ感想ものイメージ

目次

  1. スター・トレック イントゥ・ダークネスのあらすじとキャストをネタバレ紹介!
  2. スター・トレックシリーズとは?
  3. スター・トレック イントゥ・ダークネスのあらすじをネタバレ紹介!
  4. スター・トレック イントゥ・ダークネスのキャストをネタバレ紹介!
  5. スター・トレック イントゥ・ダークネスを見た人の感想・評価は?
  6. スター・トレック イントゥ・ダークネスあらすじネタバレ・感想まとめ

スター・トレック イントゥ・ダークネスのあらすじとキャストをネタバレ紹介!

人気SF作品『スター・トレック』

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は、2013年に劇場公開されたSF映画です。前作『スター・トレック』の続編にあたる作品です。最新CGをふんだんに使った映画で、オリジナルのシリーズとは違った迫力のある映像が特徴の作品です。

今回は『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のストーリーを分かりやすくあらすじでネタバレ解説すると共に、キャストもネタバレ紹介していきます。また、観た人の感想や評価についても取り上げ、様々な角度から『スター・トレック イントゥ・ダークネス』をネタバレ紹介します。

スター・トレックシリーズとは?

アメリカで人気のSFテレビドラマ

あらすじのネタバレ紹介をする前に、スター・トレックシリーズについても触れていきます。『スター・トレック』は1966年に放送を開始したSFテレビドラマで、日本でも「宇宙大作戦」の邦題で放送されました。現在まで続く人気シリーズとなり、「トレッキー」と自称するファンを世界中で獲得しています。

シリーズのおおまかなあらすじとして、23世紀の人類は様々な異星人と交流しながら、惑星連邦を形成しており、惑星連邦を守りながら様々な任務を行う宇宙艦隊の最新鋭艦USSエンタープライズの乗組員の活躍を描くSF冒険ドラマ、というものです。これまで6本のドラマ、13本の劇場版、1本のアニメ作品が制作されています。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』はJ.J.エイブラムスが監督した宇宙大作戦のリブート作品で、新生スター・トレックシリーズの2作目の劇場版です。元になったあらすじは『スター・トレック2 カーンの逆襲』です。

前作『スター・トレック』のあらすじでは、主人公のカークがエンタープライズのキャプテンに就任するまでを描いていますが、今作はその後の展開を描いていきます。予告編ではネタバレしないような作りになっていますので、まずは予告編を観てからネタバレ紹介をしていきます。

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スター・トレック イントゥ・ダークネスのあらすじをネタバレ紹介!

前作から1年後の物語

前作『スター・トレック』から1年後、カークやスポックはエンタープライズ号に乗り、Mクラス惑星ニビルの火山噴火を止め、惑星の崩壊を阻止していました。任務を終えて地球に帰還したカークたちは、サンフランシスコの宇宙艦隊本部のパイク提督から呼び出されました。

しかし、任務は「調査と観察」であり、干渉ではありません。原住民の文化に影響を与えないように注意を払わなければならないのですが、スポックの命を救うために原住民に宇宙船を目撃され、日誌にウソの報告をした事が知られ、カークにはエンタープライズを降ろされてアカデミーに戻される決定がされました。

一方ロンドンでは、1人の宇宙艦隊士官がケルヴィン記念記録保管庫で爆破テロを起こします。彼は「ジョン・ハリソン中佐に脅されて実行した」というメールを送信した後に、涙を流しながら爆破しました。その背後にはある男の姿がありました。

エンタープライズを降ろされたカークが安酒場で飲んでいると、パイク提督がやってきて、自分がエンタープライズの艦長になった事と、マーカス提督を説得してカークを副長にしたという事を知らされます。その時、ロンドンの爆破事件で司令官たちに緊急招集がかかります。

「ジョン・ハリソンを連邦宇宙域から逃がしてはならない」という指令が、司令官たちに伝えられます。ですが、それこそが犯人の狙いでした。1つの会議室に集められた司令官たちに、小型艇からの銃撃が襲います。カークの機転を利かせた攻撃によって、小型艇は撃墜されます。

しかし、コックピットに乗っていた男は、墜落の直前に光に包まれ転送されました。この襲撃でパイク提督は命を落とします。カークをもっとも信頼してくれた恩人の死に、彼は深く悲しみます。

エンタープライズへ復帰

船の残骸から小型トランスワープ転送装置を見つけ、彼の転送先がクロノス星である事を突き止めました。ですが、クロノス星は敵対するクリンゴン人の本拠地です。クリンゴンは非常に好戦的な種族で、幾度も艦隊に攻撃をしかけています。ハリソンを倒すため、カークとスポックはエンタープライズに復帰する事ができました。

エンタープライズへ向かうシャトルで科学士官のキャロル・ウォレスが加わります。エンタープライズでは、モンゴメリー・スコットが新型魚雷の搭載を拒否しています。「どんな動力で動くか知れない兵器は、ワープコアにどんな影響を及ぼすか分からない」と、スコットは船を降りました。

「中立地帯から新型魚雷を撃ち込み、ハリソンを殺害した後帰還する」という作戦が提示されますが、カークはハリソンの逮捕を優先します。クロノス星へのワープ中、スポックはキャロルがマーカス提督の娘である事を問い詰めようとした時、突如ワープが解除されます。ワープコアのオーバーヒートによって緊急停止をしました。

ヒカル・スールーを艦長代理とし、カークとスポックとクリンゴン語が話せるウフーラは、押収した貿易船で武器商人になりすまし、クリンゴンの星へと近付きます。エンタープライズからハリソンに対し「降伏しなければ魚雷を撃ち込む」と警告します。カークたちは無事に惑星へと着きましたが、クリンゴンに捕らえられます。

そこへハリソンが現れ、カークたちもクリンゴン人との撃ち合いになります。ハリソンは圧倒的な強さでクリンゴン人たちを倒していきます。そしてカークたちに銃を向けながら搭載されている魚雷の数を聞いてきます。スポックが72基と答えた途端、彼は武器を捨て降伏しました。

ハリソンがなぜ投降したのか疑問を抱いたまま、彼のエンタープライズの拘束室へと連れていきます。彼はエンタープライズが発進できない事や、カークの心情などをたやすく見抜きます。ある座標を言うと、自分の起こした行動の理由がそこにあると告げ、証拠に魚雷を1つ開けてみろ、とハリソンはカークに言います。

カークはハリソンに言われた座標を調べるように、下船したスコットに連絡します。スコットはサンフランシスコ港の酒場で飲んだくれていました。最初は協力を拒んでいたものの、スコットは渋々協力する事にしました。

ハリソンの言葉を信じ、魚雷を開けようとするカークに、船内でも反対意見が出ていて、スポックとマッコイに反対されます。しかし、カークは「なぜ彼は自分たちを助けたのか」という疑問の答えを見つけようとしています。スコットがいない今、兵器に詳しいのはキャロルしかいません。彼女は新型魚雷を調べるためにIDを偽って乗船していました。

敵の正体と魚雷の秘密

エンタープライズの中で魚雷を開けるのは危険と判断し、近くの小惑星で開ける事にしました。手先が器用、という事でドクター・マッコイとキャロルが向かいました。起爆回路を変更すると、突如魚雷の起爆シークエンスが起動しました。ギリギリで解除に成功しましたが、その時魚雷の一部が開き、中に人間が入っていました。

新型魚雷は人工冬眠カプセルになっていて、中の人間は生きています。この時代、ワープが開発された事で宇宙の超長距離移動の際に人工冬眠する必要がなくなっていました。そのため、蘇生の仕方はマッコイにも分かりません。そして、中の人物は300歳であると判明しました。

ハリソンという名前は偽名でした。本当の名前はカーンと言い、戦争のため遺伝子操作で生まれた超人類でしたが、犯罪者の烙印を押され流刑の地へと流され、何世紀もの眠りについていました。しかし、バルカン星の破壊の結果、宇宙艦隊は盛んに辺境宇宙の調査を始め、カーンの乗った船が見つかり、彼だけが蘇生させられました。

カーンが語った真実は、裏でマーカス提督が操っていて、戦争を起こすための策略だと言います。カーンは仲間を魚雷の中に隠しましたが見つかり、人質に取られました。報復のために宇宙艦隊本部を襲撃したのです。ですが、カーンの言う事をカークは信じられないでいます。

そこへ、急接近する船の反応を捉えました。クリンゴンの船ではありません。カークもその正体を薄々感づいていて、カーンにも指摘されます。カークはブリッジへ戻るとエンタープライズにシールドを展開しました。現れたのは宇宙艦隊の船です。そして、通信画面に現れたのはマーカス提督でした。

カークはワープで地球の近くまで逃げますが、新型艦に追い付かれます。マーカスはエンタープライズに攻撃を仕掛けてきます。キャロルが説得しますが効果はなく、彼女は転送でマーカスの艦に転送されてしまいます。マーカスはエンタープライズのクルーごと殺す気でした。絶体絶命の中、魚雷はエンタープライズに向けられます。

その時、マーカスの艦の魚雷の動力が停止しました。木星でマーカスの艦を見つけたスコットが乗り込み、手動で動力を切ったのです。エンタープライズは反撃も逃亡もする事ができない状態でした。そのため、スポックの反対を押し切り、カーンとともにマーカスの艦に乗り込みます。

マーカスの艦の動力が復帰したと同時に、カークとカーン、そしてスコットはブリッジを制圧します。カークは、ブリッジについたらカーンを撃って麻痺させるようにスコットに告げていました。カーンは撃たれて倒れ、カークはマーカスを逮捕しようとします。しかし、カーンの回復は常人よりはるかに優れていました。

圧倒的な身体能力でスコットとカークを倒し、キャロルの目の前で怒りを爆発させるようにマーカスの殺害しました。そしてカークに銃口を突きつけ、エンタープライズに通信を入れると、仲間の交換を要求してきました。

カーンの目的とは?

カークたちが戦っている間、スポックはニュー・バルカンと連絡をとり、カーンの正体を探っていました。カーンの目的は自分たちより劣った種族の虐殺でした。仲間を引き渡された後に、中断されていた虐殺を再開するつもりでした。

スポックはエンタープライズのシールドを解除し、カーンは魚雷を艦へ転送させます。そして、カークたちをエンタープライズへと転送で戻しましたが、カーンはフェイザー砲の照準を合わせて撃ってきました。エンタープライズごと皆殺しにするつもりです。しかし、スポックにも策がありました。

カーンの転送した魚雷が爆破しました。直前にマッコイが72人の人工冬眠カプセルを取り出していたため、カーンの部下たちは無事です。しかし、エンタープライズの動力はダウンし、地球の引力に引っ張られていきます。カークとスコットはエンタープライズの動力を回復させようとします。

エンタープライズの動力を復活させるには、ワープコアの位置を調節しなくてはいけません。しかし、動力室は強い放射能で満たされており、非常に危険です。しかし、このままではエンタープライズは地球に墜落します。時間はありません。カークは生身で動力室の扉を開け、動力の回復に成功しました。

クルーは「奇跡だ」と喜びましたが、スポックには嫌な予感がしていました。そこへスコットからの通信があり、予感は的中します。除染の終わっていない扉の向こうにカークがいます。今扉を開ければ船全体が放射能に汚染されます。スポックには、扉越しに瀕死のカークを見ている事しかできません。そして、カークは息絶えました。

カーンとの直接対決へ

カーンは宇宙艦隊本部ビルへ向かい、艦は海面へ着水、そのまま街を破壊します。普通の人間であれば生きている事はできませんが、超人カーンは着水の衝撃を生き延びていました。スポックもカーンを捉えるために地上へ転送し、市街戦へと移ります。

エンタープライズでは、カークの命を救う手立てが見つかりました。カーンの血液には再生能力があり、彼の血があればカークを生き返らせる事ができます。カーンを殺すのではなく、捕らえる必要があります。戦闘にウフーラも加わり、無事カーンを捉える事ができました。

カークはカーンの血液で蘇りました。カーンは人工冬眠カプセルに入り、静かな眠りにつきます。そして1年後、カークたちエンタープライズのクルーは、人類未踏の宇宙への5年間の調査飛行へと旅立ちました。

スター・トレック イントゥ・ダークネスのキャストをネタバレ紹介!

クリス・パイン:ジェームズ・T・カーク役

主役であるジェームズ・T・カーク役はクリス・パインです。両親ともにハリウッド俳優で、母方の祖母も女優という家庭環境で育ちました。2003年、テレビドラマ『ER緊急救命室』第9シーズン16話でデビューし、『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウエディング』で映画デビューしました。

『スター・トレック BEYOND』でも引き続きジェームズ・T・カーク役を演じています。2017年には『ワンダーウーマン』のスティーブ・トレバー役で出演し、2019年の『ワンダーウーマン 1984』での出演も決まっています。

しかし、パラマウントピクチャーズとの間で行われていたスター・トレックシリーズ第4作目のジェームズ・T・カーク役の出演交渉が決裂した、と報じられ、クリス・パインの演じるカークが今後見られなくなってしまいました。今後のシリーズがどうなってしまうのか、気になります。

ザカリー・クイント:スポック役

スポック役は、ザカリー・クイントです。主にテレビドラマで活躍しており、『24-TWENTY FOUR-』のアダム・カウフマン役や、『HEROS』のサイラー役でブレイクしました。

前作『スター・トレック』では若き日のスポックを演じ、バルカン人と地球人のハーフという境遇で苦しむ役を演じると共に、『宇宙大作戦』の時にスポックを演じていたレナード・ニモイとも共演しています。

2015年に亡くなり、本作が遺作となったレナード・ニモイに対して「数え切れないほどの科学者と芸術家たち、そして同シリーズに関わったすべての人々に大きな影響を及ぼした芸術界の王者」と振り返っています。

ベネディクト・カンバーバッチ:カーン役

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』で、超人的能力を持つ悪役・カーンを演じたのは、イギリスの俳優ベネディクト・カンバーバッチです。両親ともに役者という家庭に生まれ、演劇やテレビドラマでも活躍しています。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の前にイギリスのテレビドラマ『SHERLOCK』で主人公シャーロック・ホームズを演じています。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でも主演を務め、天才数学者のアラン・チューリング役を熱演しています。

また近年では『ドクター・ストレンジ』でも主役のドクター・ストレンジ役で知られ、「アベンジャーズシリーズ」でもその活躍ぶりを見る事ができます。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でも圧倒的な存在感で、主役以上に目立っていました。本作のポスターもカーンが前面に出ているものが多い事からも、存在感が分かります。

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スター・トレック イントゥ・ダークネスを見た人の感想・評価は?

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の感想は人によって様々で、好評な感想もあれば、不評な感想までくっきりと分かれています。ネタバレやあらすじだけでは分からないそれぞれの感想をいくつか紹介していきます。

好評な感想を紹介!

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の好評な感想を紹介していきます。今作はリメイク元である『カーンの逆襲』を観た事がない人でも入っていける内容となっています。CGをふんだんに使い、痛快なSFアクションに仕上がっています。脚本の良さを支持する感想もあるようです。

今作では主役以上の存在感を発揮したカーンを演じたベネディクト・カンバーバッチの魅力も好評な感想としてよく挙げられています。この作品をきっかけに彼のファンになったという人も多いようです。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の主演陣の中で、カーンが一番注目されており、あらすじのネタバレ解説でも非常に目立っています。

ベネディクト・カンバーバッチのその後の活躍ぶりからも注目度合いが窺えます。カーンの見た目はもちろん、アクションシーンも派手な事も、好評な感想になっているようです。

不評な意見を紹介!

不評という感想は、主にシリーズファンに多いようです。特に感想が分かれたポイントとして、クライマックスのシーンです。あらすじのネタバレでも紹介しましたが、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』ではカークが放射能で死亡しますが、『カーンの逆襲』ではスポックが犠牲になります。

壁越しにカークと手を合わせながら「私は永遠にあなたの友達です」とスポックが言うシーンは、シリーズでも屈指の感動シーンです。リメイクとは言え、このシーンをの立場を変えてしまうというのは、ファンにとっては「許せない」という感想もあるようです。長寿シリーズゆえに、ファンの厳しい目に晒されてしまいます。

『宇宙大作戦』のカークは、知的な機転や駆け引きなどでピンチを乗り越えていく人物ですが、リブート作品の『スター・トレック』版では規則を守らないなど、旧作とは人物像が異なっています。ファンの間でも、キャラクターの描き方の違いは賛否両論のようで、感想は分かれています。

スター・トレック イントゥ・ダークネスあらすじネタバレ・感想まとめ

新旧のファンどちらも楽しめる作品

『スター・トレック』シリーズは非常に長いシリーズのため、ファンも多いのですが、リブート作品によって新規のファンも獲得しています。『宇宙大作戦』シリーズのあらすじを知らない人でも、楽しめる作りになっています。

しかし、所々に旧作ファンも楽しめるようなシーンが盛り込まれています。『宇宙大作戦』とはキャラクターの描き方や時間軸などに違いがあります。リブート版『スター・トレック』に興味を持った人は、ぜひ他のスター・トレックシリーズも観る事をおすすめします。

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