ハリーポッターのマルフォイはハリーのライバル!最後や結婚相手についてまとめ

全世界で絶大な人気を誇るベストセラー小説、ハリーポッターシリーズ。そのハリーポッターの中でもひと際目立つ悪役といえば、ドラコ・マルフォイです。マルフォイは親の権力とプライドで生きており、二言目には相手に向かって「父さんに言いつけてやる!」が口癖の親の七光り坊やです。主人公たちから煙たがられ、信頼できる仲間もおらず、闇の帝王に駒のように使われてしまいます。マルフォイは悪役として死んでしまうのか、それとも誰かと結婚してハッピーエンドを迎えることができるのか、彼の性格や生い立ちをご紹介していきます。

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目次

  1. ハリーポッターのマルフォイとは?最後や結婚相手についても紹介!
  2. ハリーポッターシリーズとは?
  3. ハリーポッターのマルフォイはどんなキャラクター?
  4. ハリーポッターのマルフォイは最後どうなる?
  5. ハリーポッターのマルフォイの結婚相手と子どもは?
  6. ハリーポッターのマルフォイはどこか憎めないいいやつだった!

ハリーポッターのマルフォイとは?最後や結婚相手についても紹介!

ハリーポッターシリーズ中のキャラクターの中でも一際人気のあるキャラクター、「ドラコ・マルフォイ」。マルフォイは主人公、ハリーポッターのライバルとして最後まで物語に深く関わってきます。マルフォイという人物はどんな性格なのか、簡単に見ていきましょう。 

マルフォイは、魔法界の中でも名高い旧家の「マルフォイ家」の長男として生まれます。権力も名声も持つ家に生まれ、彼の父「ルシウス・マルフォイ」はヴォルデモートの部下死喰い人の一人です。性格は高慢で、卑劣で、それでいて臆病です。自分に逆らう者には容赦はなく逆らう相手を貶めようとします。自分の家柄、親の権力によって自尊心を保っているので、自分自身には自信はありません。 

マルフォイはその家柄と、恐怖故の忠誠心を持つ父のせいで、とても辛い状況に置かれます。本当に信頼のできる友人もできず、先生からの信頼も得られず、ヴォルデモートに人殺しを命令されたりと波乱万丈な人生を送ります。しかし、根っからの悪人にはなれないマルフォイはストーリーの最後まで相手を殺すことはしません。

そんな、踏んだり蹴ったりのマルフォイですが、物語の最後には結婚をして子供を授かります。その結婚の相手は、同じスリザリン寮の女生徒の妹、アステリア・グリーングラスです。彼もようやく自分の家庭を持つことができるのです。しかし、彼がここに至るまでには、多くの出来事がありました。少し詳しく見ていきます。

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ハリーポッターシリーズとは?

ハリーポッターシリーズとは、全世界で4億5000万部も売れた世界的大ベストセラーを実写化した映画です。「賢者の石」を一作目として、全部で7巻あり、映画では8作品公開されています。現代のイギリスを舞台にしており、人間(マグル)の他に魔法族がいて、人間社会の裏側に魔法界が存在していて、人間にないように生活をしているという設定です。

ストーリーは、魔法界を恐怖のどん底に陥れた闇の魔法使い「ヴォルデモート」と、そのヴォルデモートを退けたとされる英雄「ハリーポッター」の壮絶な対決の物語となっています。赤子だったハリーポッターは両親の命に守られることでヴォルデモートを倒します。魔法界で英雄となったハリーポッターは、魔法界で最も偉大な魔法使いとされる「ダンブルドア」によって守られる形で、人間の親戚の家に引き取られることになります。

人間として成長したハリーポッターですが、その家は一人息子を過保護のように可愛がり、ハリーポッターのことはのけ者。階段下の物置部屋で、蔑まれて生活をしています。しかし、暮らしている中でも魔法の力は度々現れ、そのたびに罰として部屋に閉じ込められたり、ご飯を抜きにされたりと、半ば虐待のような日々が続いていました。

11歳の誕生日を迎えた時、ハリーの元へ「魔法学校ホグワーツ」への入学証が届きます。人間界で蔑まれて生きてきたハリーは、魔法界の英雄として迎え入れられて、幸せな魔法使いの人生を描くシンデレラストーリー…、だったらよかったのですが、魔法界へと戻ってきたハリーポッターに待ち受けるのは、たくさんの仲間との出会い、そして死別。凶悪な闇の魔法使い壮絶な戦いの日々でした。

このハリーポッターシリーズに出てくるキャラクター達は主人公を含め、一癖も二癖もあるキャラクターばかりです。敵も味方も、出てくるキャラクターのほとんどが、ストーリーに深く関わってきます。その中でも、最も印象に強いのは、主人公ハリーポッターのライバルである「ドラコ・マルフォイ」です。彼は一体どんな人生を歩み、ハリーと関わり、最後にはどんな結末を迎えるのか、見ていきます。

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ハリーポッターのマルフォイはどんなキャラクター?

純血の魔法使いの両親のもとに生まれる

魔法の世界には、魔法族と魔法族の子である「純血」と、魔法族とマグルの混血「穢れた血」があります。基本的に古い考えではありますが、昔の貴族はほとんどが純血であり、純血の魔法族だけが優れているという思想を抱いている者たちのことを「純血主義」と呼びます。闇の帝王であるヴォルデモートは純血主義であり、マグルを嫌い虐殺をしているほどです。

マルフォイ家は、純血主義の最古の一族とされており、貴族の中でも屈指の資産家であり、名家とされています。そんな「超エリート」の家の長男として生まれたドラコ・マルフォイもまた、純血主義の思想を引き継ぎ、高慢な態度で他人に接します。

基本的には人を虐げて、人を見下す言動が目立ちます。ハリーの仲間である優秀な魔法使い、ハーマイオニーに対し、現代では禁句とされている「穢れた血」という言葉を普通に言い放つなど、完全なる純血主義を貫いています。

死喰い人の家系

死喰い人とは、ヴォルデモートに忠誠を誓い、闇の魔法使いの中でも重要な人物たちのことを言います。マルフォイ家は、その中でもかなり重要な立ち位置の家系となります。闇の印というヴォルデモートから貰える印を持ち、どんな時でもヴォルデモートのために働く精鋭部隊のようなものです。

父であるルシウスは、純血主義最古の旧家マルフォイ家、母ナルシッサはブラック家の出身であり、ブラック家もまた闇の魔法使いを多く出している家系でとても有名な家です。ナルシッサの姉ベラトリックスもまた、闇の印を持つ熱狂的で忠実な死喰い人となっています。家族全員が死喰い人の家系となっています。

実は結構な実力がある

映画では、基本的にハリーポッターに負けたり臆病なシーンが多いです。気に入らない相手に対しては口先だけの役立たず感が否めませんが、実は意外に実力があります。闇の魔法使いたちは自分たちの心の中を見られないための「閉心術」や相手の心をのぞきみる「開心術」を身に着けています。マルフォイはこの「閉心術」に長けており、「閉心術」の使い手であるセブルス・スネイプをもってしても破ることができなかったようです。

母に恵まれており、運が良い

マルフォイは、非常に周りの人間に恵まれています。周りの人間というか主に母親の愛を一身に受けています。母親であるナルシッサ・マルフォイは、マルフォイを守るためにスネイプに「破れぬ誓い」を結ばせます。その約束とは「ダンブルドア殺害をヴォルデモートに任命され、マルフォイが実行するが、もしもできなかった時は変わりにスネイプがダンブルドアを殺すこと。」という約束でした。

母親の他にも、ピンチの時にはスネイプが助けにきてくれたり、母の姉であるベラトリックスが手を貸したり、なんだかんだ最後にはハリーポッターによって救われるなど、普通であれば殺されたり、捕らえられる場面でも何度もすり抜けるように、生き残っています。きっとマルフォイは運が良いのでしょう。 

信頼できる仲間がいなかった

マルフォイには、信頼できる友人はほとんどいませんでした。いたのは、マルフォイ家の権力についてくる者だけでした。常に一緒にいたのは「クラップ」と「ゴイル」と言う、少々体格の良い少年二人で、二人は決して何かに優れているわけでもなく、主従関係のようにマルフォイについていました。物語の最後では、クラップは自ら制御できない呪文を使ったことで死んでしまい、ゴイルは生き残りますが消息は不明です。

ハリーポッターのマルフォイは最後どうなる?

ヴォルデモート卿の手下となったマルフォイ

マルフォイの父「ルシウス・マルフォイ」は、ヴォルデモートの配下であり「死喰い人」と呼ばれる極悪人です。ルシウス自体は恐怖故にヴォルデモートに付き従っています。父が死喰い人である以上、マルフォイもまた死喰い人の道を通らなければなりません。しかし、マルフォイはぬくぬくとした温室育ち。いきなり相手を殺せと言われてもそんな勇気はありません。それでもヴォルデモートの手はマルフォイにも伸びてきます。

父親が任務で失敗したことで、その尻ぬぐいをさせられる羽目になります。ヴォルデモートの命令通りに、ダンブルドアに呪いのネックレスを送ろうとしたり、ホグワーツ内に他の死喰い人を引き入れてダンブルドアの殺害に加担したりと、徐々に悪に手を染めていきます。しかし、相手を殺す恐怖を抱いているため、始終どこか不安そうにしています。最後にはホグワーツ全土を敵に回す壮大な戦いの渦に巻き込まれていきます。

結果的にはハリーに助けられる

マルフォイは作中何度かハリーに助けられます。基本的にハリーは人を見捨てることができないため、いくら憎んでいる相手でも手を差し伸べてしまうのです。そのため、結果的にひどいことをしたマルフォイのことも救う場面が多くでてきます。自分をほぼ殺そうとしたも同然の場面でも、周りが放っておけと言っても、ハリーはマルフォイを助けようとします。

物語の戦いの中でも、最後の戦いはマルフォイにとって最も重要な出来事となります。ヴォルデモート率いる死喰い人軍団対ハリーポッター率いるダンブルドアの意思を継いだ騎士団。その二つが一斉にぶつかり合います。あちこちで戦いが繰り広げられ、主要人物の多くが殺され、まさに物語のクライマックスです。物語の付箋もすべて回収される重要な場面が多くあります。

ホグワーツの戦いでは、マルフォイはホグワーツの中にいながらも、完全にヴォルデモート側にいます。しかし、母であるナルシッサは、闇の陣営にいることが自分たちの家族にとって不幸であることを知っていました。最後の戦いの時、ナルシッサとマルフォイは別々の場所にいました。この時母はマルフォイの生死はわからないでいました。

ヴォルデモートと一騎打ちとなり、地面に倒れたハリーポッター。そのハリーポッターが死んだかどうかの確認をヴォルデモートに頼まれたのは母ナルシッサでした。ナルシッサは、ハリー「マルフォイは生きているか。」を耳元で確認します。ハリーポッターは死んでいるふりをしていたのです。ハリーポッターはナルシッサだけにわかるようにマルフォイが生きていることを伝えます。ナルシッサは「死んでる。」と嘘の報告をするのです。

ハリーポッターが死んだとわかったヴォルデモートはハリーポッターを連れて、ホグワーツに残るダンブルドア陣営の元へ戻ります。そして、「俺様についてくるやつはいるか。」と声をかけると、ただ一人マルフォイだけがヴォルデモートの元へと行きました。母ナルシッサも父ルシウスも闇の陣営側にいるのです。家族を捨てることなどできません。マルフォイには大事な家族がいるのです。そうするしか道はないのです。

しかし、ハリーポッターは隙を見て、ヴォルデモートの元から逃げ出しました。ハリーが逃げたことで、ダンブルドア陣営は士気が戻り、仲間達も再び攻撃を開始します。それを見たヴォルデモートの仲間たちは勝ち目がないとわかり、一斉に逃げ出します。一気に形勢が逆転します。混乱の真下、ナルシッサはマルフォイの手を引くと、他の逃げ行く死喰い人達同様にそこから姿を消しました。

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ハリーポッターのマルフォイの結婚相手と子どもは?

 壮絶な人生を送ってきたマルフォイですが、最後には結婚をすることができ、一男を設けています。結婚相手はダフネ・グリーングラスの妹、アステリア・グリーングラスと結婚し、息子のスコーピウス・マルフォイを授かります。結婚生活かどのようなものなのかは、作中では明らかになってはいません。アステリアはマルフォイの2つ上ということなので、少し幼いマルフォイにとっては、姉さん女房で良い夫婦なのではないでしょうか。

しかし、結婚をして子供を授かったのもつかの間、アステリアは、息子のスコーピウスが在学中に病魔に侵されて亡くなります。幸せな結婚生活を続けていけると思えた幸せはそう長くは続かなかったようです。それでも、マルフォイは昔とは違って「父親です。」スコーピウスのために、家族のために必死に生きていきます。

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ハリーポッターのマルフォイはどこか憎めないいいやつだった!

マルフォイは、闇の陣営にいたとはいえ、根はとても優しい少年です。時代と家の柵の中で、そうせざるをえなかった、とても辛い幼少期を過ごしました。しかし、周りがどれだけ悪人でも悪人になりきれない彼、いくらハリーのことを口で悪く言っても、誰かを蔑すんでも、殺すことはできません。実際作中で、マルフォイは一人も人を殺していません。そして、マルフォイ一家、人を殺すことはしていません。

ライバルなのにハリーとは違って臆病で高慢、でも、完全な悪人ではなくて、完璧ではないからこそ、どこか憎めない、それがマルフォイです。物語の最後では、自分の奥さんと息子と一緒にいるシーンがあり、息子を抱きしめています。様々な経験をしたからこそ、息子に伝えるべきことがあるのでしょう。マルフォイ家の当主として、今後も魔法界で生きていくのでしょう。

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