そして父になるでの吉田羊の出演シーンはどこ？役名や役柄・登場場面まとめ

大ヒット作品となった「そして父になる」。主演の福山雅治さんをはじめ、豪華なキャストが出演しているが、たった5分間だけ吉田羊さんが出演していたと話題になった。全く気づかなかったという人が続出している吉田羊さんの役柄やどこで出演していたのか。そして、どんな役名だったのかと紹介していく。今や、大人気で大ブレークし、どこのテレビでも見ない日はない吉田羊さんのレアな出演も見どころの一つだ。

そして父になるは2013年に制作され、主演、福山雅治で映画が公開された。監督は是枝裕和氏で、第66回国際映画際コンペティション部門に出品され、2013年5月18日に公式上映された。第66回国際映画際の審査員賞を受賞している。この影響は日本でも大きく、10月5日上映予定だったのを9月28日に繰り上げられるほど。309スクリーンで公開され、映画観客動員ランキングで堂々の2週連続1位を獲得している。

日本を代表する、日本映画監督のひとりである。「そして父になる」のほかにも「万引き家族」など多くの大ヒット作品を生み出している。東京出身で1995年に「幻の光」で映画監督としてデビュー。母親が映画好きだったため、それに影響された。「誰も知らない」では虐待や育児放棄された子供達の生き様を描き、世間に衝撃を与えた。第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となる「パルム・ドーム」を受賞している。

主人公のエリート建築家の野々宮良多とその妻、みどりとその子供、慶多は幸せに暮らしていた。慶多は私立小学校を受験して、合格する。ある日、慶多が生まれた群馬県前橋市の病院から「重要なお話がある」と呼び出される。斎木という夫婦の息子が小学校進学に際して受けた血液検査で両親との血液型が一致しなかったことから調査が入り、出生時に看護師によって子供の取り違えがあったことが判明する。

良多とみどりの子供は慶多ではなく、斎木家の琉晴という話をされ、管理面の心配から田舎の病院を拒絶していた良多は、妻に「なぜ分からなかったのか」と責める。取り違えられたもう一方の家族は小さな電気店を営んでおり、3人の子供を持つ斎木雄大、ゆかり夫妻だった。その夫妻と対面した野々宮家は「子供のために結論を急いだ方がいい」という病院の提案を飲み、交流をするようになる。

良多は病院を相手取って、裁判を起こす一方で子供を二人共引き取る提案を考えていた。そして両家は「ミッション」と称して、お互いの家に泊まりに行かせることになる。そして、相手の斎木家が金銭面で困ってると聞いた良多は、二人共引き取りたいと提案するが、雄大は物で解決しようとする良多に立腹し、「負けたことのないやつは人の気持ちがわからない」と激怒し、良多の妻のみどりも呆然とした。

裁判が始まり、子供を取り違えた看護師は再婚したばかりで子育てにイライラして「野々宮さんの家庭が幸せそうだったからわざとやった」と供述し、認めた。彼女は公訴時効になっていたため、みどりは苛立ちを隠せずにいた。6年間大事に育ててきた息子と、血の繋がった本当の息子を目の前に、子供を元の家庭に戻すのか、このまま育てていくのかを葛藤していた良多は本来の慶多の気持ちに気づき始める。

子供を交換することにお互い了承し、最後だと良多は家族3人で河原に出かけ、3人で写真を撮った。その後、慶多と琉晴は本当の親の元で生活を始める。その中で、慶多は出来ていたことが琉晴は出来ないことから教えようとするが、琉晴に抵抗されるしまい、「おじさんが本当のパパなんだ」と初めて知らせた。続けていた裁判は勝ったが、良多は納得いかず看護師からの誠意を返しに家を訪問した。

しかし、その時義理の息子と鉢合ってしまい、止められてしまう。その時、血の繋がらない義母と継子の間に親子の絆が出来ていたのを見せつけられた。その後、琉晴は耐え切れずに自分の家である群馬に一人で家出した。気づいた良多は迎えに行き、自分も昔家出したことがる話を琉晴に聞かせた。徐々に慣れていったが、琉晴に「パパとママのところに帰りたい」と泣きながら訴えられる。

妻のみどりも「慶多を裏切っているみたいで」と涙し、良多もまた、慶多がこっそり撮っていた自分の写真を見つけて涙した。連休で、群馬に行った良多とみどり。もう「ミッションなんか終わりだ」と慶多を抱きしめた。家族に戻ることを決意したのだ。そして、最後は斎木家の電気屋さんにみんな入っていき、「スパイダーマンってクモだって知ってた？」と雄大に教わったことを良多に話した。

吉田羊さんが演じた役は、すこしだけ出てきて「みんな、リーダーのおごりで夕食頼むけど何にする？」と一言ポロっとセリフを残す役だった。一瞬のことだったのと突然出てきて、写っていたのも横顔のみという今の吉田羊さんでは考えられないような短い出演となっている。これには、上映されみていた人々でさえ、どこか全く気づかないと話題になった。「そして父になる」の公開が遅ければ、しっかりした役があったかもしれない。

吉田羊さんが演じたのは、「波留奈」という女性。主人公の野々宮良多がいる会社で野々宮チームとして開発プロジェクトに携わっているひとりである。出演シーン自体は、ほんの一瞬だったために、ウィキペリアなどでも役名が記載されていない。横顔のみ、1セリフのみという今では考えられない出演の短さであったがために気づかないひとが続出してしまった。今、出演していればきっと気づいていただろう。

今や、テレビで見ない日はないと言っても過言ではないほど売れっ子女優に成長した吉田羊さんだが、実は「そして父になる」での出演に気がつかないという理由も存在した。そこには、「そして父になる」が公開されたその時期と、ブレーク後の現在との違いがあった。たった5分間の出演、そして横顔のみという状況で出演していたことに気がついた人はすごいと言えることだろう。

今は、CMにドラマ、そして映画など幅広く活躍している吉田羊さんだが、「そして父になる」が公開された時期では、まだあまり名前が売り出されていない頃。売れっ子になる前だったため、知名度は低く、出演していてもファンではない限り気がつかないだろう。ここから大ブレーク後の知名度は高くなった今だからこそ、その名前を聞いて話題になったきっかけだった。どこに出ていたの？と何度も見返した人も多いだろう。

吉田羊さんが演じた「波留奈」が一体どこで登場していたのか。それは、主人公である野々宮良多の会社で良多と開発グループである野々宮チームが休日出勤していた。仕事に取り掛かろうとしていた時、野々宮チームに対して食事の呼びかけをしていた女性こそが、「波留奈」であった。たった5分ほどの出演だったこと、そして顔が真正面からではなく、横顔のみしか映っていなかったために気づかれにくかった。

福山雅治さんが演じた「野々宮良多」とは、慶多の父親である。冷静沈着で、慶多の世話は妻に任せっきりな部分がある。子育てには厳しく、子供を交換した際も、琉晴に対してイライラする一面もあった。しかし、琉晴には逃げられたり、妻に責められたりもしている。最後は、慶多を迎えに行く決断をした。エリート会社で働いているため、家庭はかなり裕福であり、慶多には私立の小学校を受験させている。

福山雅治さんは、多数な顔も持っている俳優である。長崎出身で、高校を卒業後は、長崎の会社で5ヶ月ほど働いていたが、ある歌がきっかけで全てを捨てて上京。その後、オーディションに合格し、アミューズに所属する。その後は映画「ほんの5ｇ」で俳優デビューした。今回の「そして父になる」で第37回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞している。女優の吹石一恵と結婚しており、子供を授かっている。

尾野真千子さんが演じた「野々宮みどり」とは、野々宮良多の妻であり、慶多の母親である。取り違えの事実が判明したとき良多に責められたことによって、弱気になる。子供を交換した際は、本当の子供として琉晴に一生懸命に向き合うが、慶多への罪悪感からなく日々が続いてしまい、涙を流す毎日となってしまう。が、最後はしっかり向き合え、良多と共に、慶多を迎えに行くのだった。

尾野真千子さんは、数々のドラマで活躍する女優。奈良県出身で、靴箱を掃除している姿が映画監督の河瀬直美の目に止まり、「萌の朱雀」で主演デビュー。その後高校を卒業後、上京し女優業を始める。影のある役柄を演じる事が多くなっていたが、テレビ小説「カーネーション」での演技力が支持される。「そして父になる」の出演で第37回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞している。真木よう子さんとは「最高の離婚」で共演している。

リリー・フランキーさんが演じた「斎木雄大」とは、取り違えられた子供のひとり琉晴の父親の役。天真爛漫で、いつもニコニコ笑っているいい父親である。本当の子供である慶多にも積極的に接するなど優しい人柄。街の小さな電気屋さんを経営しており、家計は苦しく決して裕福な家庭ではなかったが、子供とは一緒に遊んだり、面倒見がいい父親である。

リリー・フランキーさんは、屈指の名俳優である。俳優のほかに、絵本作家や、ライターなど数々の顔を持っている。福岡県出身で、24歳頃に連載がスタートしていたり、有名なイラストを書いたり幅広く活躍している。是枝監督からは重用されており、「そして父になる」以来、是枝監督の作品には全て出演している。福山雅治さんはリリー・フランキーの大ファンであり、今は仲良しは友人となっている。

真木よう子さんが演じた「斎木ゆかり」とは、斎木雄大の妻であり、琉晴含め3人の子供の母親である。いつもクールであまり大笑いはしない。冷たく見えるが、子育てに対しては常に一生懸命である。子供を交換するとなったときも、慶多に対して元からここで育ったかのように可愛がっていた。自分勝手な慶多の父親の野々宮良多に対して怒りをぶつけるシーンもあったが、最後は和解し、琉晴も戻っている。

真木よう子さんは、数々のドラマや映画に出演している女優である。4兄弟であり男に囲まれた生活だったため、性格も男前である。千葉県出身で、歌手の顔も持っている。所属事務所は、フリーランス。「最高の離婚」や「モテキ」など数々の有名作品に出演している。クールな役柄を多く演じている。「そして父になる」出演後、第37回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞している。

野々宮良多とみどりの子供役を演じたのが、「二宮慶多」くん。難しい役柄をスーっとこなしている。良多のいう事は必ず聞いており、世間一般でいう、優等生の役だった。二宮慶多くんは、東京出身で、「半沢直樹」や「そして父になる」など、ドラマや映画に出演している。福山雅治さんの代表曲の「家族になろうよ」のPVにも出演している。大人気間違いなしの注目の子役で、演技力もずば抜けている。

斎木雄大とゆかりの子供役を演じたのが、「黄升炫(ファンショウゲン)」くん。慶多とは正反対の性格をしている。やんちゃで、わんぱくな子供である。良多のいうことに対しても、「なんで？」と言い返すほど。黄升炫くんは、エーライツ所属で、レッスンに2回しか通っていない時に、4本のオーディションを紹介されており、一発で合格してそうだ。間違いなく天才子役として活躍してくれるだろう。

「そして父になる」で少しの出演が話題になった吉田羊さんだが、動画や画像は検索をかけても全く出てこない。気になる方は、ぜひ映画を見て確認していただくことをオススメする！1度や、2度、数回見ている人さえも気がつかないほど、溶け込んで演技をしているのを見ると、やはり素晴らしい女優であることは間違いなさそうだ。今では当たり前に聞く吉田羊さんの名前だが、5分間の初々しい姿も注目である。

「そして父になる」での吉田羊さんの出演や、どこに出ていたか、そして役名はなんだったのか。そのほか、メインの出演者や、「そして父になる」のあらすじなどを詳しく紹介した。改めて、吉田羊さんの魅力や名女優であることが分かっていただけただろうか？映画も素晴らしい、泣かずにはいられないストーリーになっているため、ぜひ一度は見ていただきたいオススメな映画のひとつなのは間違いない！