2018年08月24日公開
2018年08月24日更新
猿の惑星新世紀ライジングのあらすじは?ラストシーン・結末もネタバレ
2014年の映画「猿の惑星 新世紀ライジング」は、2011年の映画「猿の惑星 新世紀ジェネシス」の続編にあたります。2017年の映画「猿の惑星 聖戦記グレートウォー」を経て、衝撃の結末を迎える1968年のSF映画の金字塔「猿の惑星」に繋がっていきます。ウイルスにより人類の繁栄が終焉しつつある中、人間と猿は一触即発の状態に陥ります。決戦か共存か、人間と猿の思惟が入り乱れる「猿の惑星 新世紀ライジング」のあらすじとラストシーン・結末もネタバレを紹介していきます。
目次
猿の惑星新世紀ライジングのあらすじとラストシーンをネタバレ紹介!
出典: https://tenki.jp
「猿の惑星 新世紀ライジング」では、人間のために作られた新薬の副作用で、人間社会は衰退の一途を辿ります。一方、その新薬で知能を得たシーザーをリーダーとする猿たちは、森で独自のコミュニティを築いてます。しかし些細な行き違いから、猿と人間の間に軋轢が生じてしまうあらすじとなっています。結末は、人間対猿の後戻りのできない戦いへと向かうネタバレとなっています。
利害を超えて理解しあえたマルコムとシーザーは、ラストシーンで両者が共存できない現実を受入れ、決別するという辛い結末となります。
猿の惑星新世紀ライジングとは?
「猿の惑星 新世紀ライジング」は、1968年の映画「猿の惑星」の起源を描いたリブート・シリーズとして制作された「猿の惑星 創世記ジェネシス」の続編にあたります。2017年には、第3弾「猿の惑星 聖戦記グレートウォー」が公開されています。
ベストセラー小説「猿の惑星」のあらすじと結末をネタバレ
1968年の映画「猿の惑星」は、フランスの作家ピエール・ブールが1963年に出版したベストセラー小説「猿の惑星」の基本的なあらすじを踏襲しています。原作の結末は、猿の惑星から地球に帰還した主人公が目にしたのは、人間とそっり入れ替わった猿に支配された600年以上もの未来の地球だったというネタバレになります。
1968年の映画「猿の惑星」の結末をネタバレ
映画の結末のネタバレは、原作とは違うアプローチとなっています。自由の女神の残骸を目にした主人公は、この猿の惑星こそが未来の地球だったという事実を悟ったいう、映画史の残る有名なラストシーンで締めくくられます。原作と映画の結末は違っておりますが、人間に警笛を鳴らす意味では一緒だと言えます。
ティム・バートン監督の2001年の映画「PLANET OF APES/猿の惑星」の結末のネタバレは、原作に近いものとなっています。原作通り主人公は、人間とそっくり入れ替わった地球に帰還という結末となっています。
大ヒットした1968年の映画「猿の惑星」
ベストセラー小説となった「猿の惑星」同様に、1968年の映画「猿の惑星」も大ヒットし、「続・猿の惑星」「新・猿の惑星」「猿の惑星・征服」「最後の猿の惑星」が制作されています。
全米初登場No.1の大ヒット!
「猿の惑星 新世紀ライジング」は、「猿の惑星 創世記ジェネシス」から3年後の2014年7月11日公開されています。全米初登場第1位で飾り、約7260万ドルのオープニング興収で大ヒットスタートとなっています。全世界で約5億ドルの興行成績を上げた前作を超え、約7億ドルとう好成績を残しています。
SFアクション超大作!
“SFアクション超大作!”というフレーズにふさわしい娯楽大作となっています。基本的はあらすじは、人間と猿との重厚な人間ドラマとなっています。「猿の惑星 創世記ジェネス」に続き「猿の惑星 新世紀ライジング」は、衝撃的な結末を迎える1968年の映画「猿の惑星」へと向けて突き進んでいます。
「猿の惑星 創世記ジェネシス」では、特殊効果によりシーザーの表情や心の機微が手に取るように観ている者の心を掴みます。前作ではシーザーに目がいきがちでしたが、「猿の惑星 新世紀ジェネシス」では、コパやブルーアイズなどエイプたちの表情が豊かで、ひとりひとり見分けられます。
これらは日々進化する特殊効果だけでなく、モーション・キャプチャー・システムでエイプたちを演じた俳優陣の演技も大いに貢献していると言えます。特殊効果とアンディ・サーキスら俳優陣らの演技が融合し、命を吹き込まれたエイプたちは素晴らしく、人間を演じた俳優陣が霞んでしまうほどです。
第19回サテライト賞では、シーザーを演じたアンディ・サーキスが助演男優賞にノミネートされています。続編の「猿の惑星 聖戦記グレートウォー」では、サンフランシスコ映画批評家協会賞で主演男優賞を受賞しています。
前作「猿の惑星 創世記ジェネス」のあらすじと結末を紹介!
製薬会社ジェネシス社勤務の神経学者ウィルは、アルツハイマーに侵された父チャールズのため、抗アルツハイマー新薬・ALZ112を研究開発に心血を注いでいます。 ALZ112投与された雌のチンパンジー・ブライトアイズは、知能が飛躍的に向上しますが研究は凍結されます。
ウィルに引き取られたブライトアイズの遺児シーザーは、家族の一員として迎えられます。成人になるにつれシーザーは、母親と同様の高度な知能を示すようになります。ウィルにALZ112を投与されたチャールズは、次第に回復していき、アルツハイマーが完治します。
数年後、ALZ112の抗体ができてしまったチャールズは、アルツハイマーを再発してしまいます。ある日、チャールズが襲われていると勘違いしたシーザーは、人間に危害を加えてしまい霊長類保護施設に送還されます。
ウィルの助言も空しく、ジェネシス社は独断でALZ112をALZ113に進化させます。臨床実験でALZ113を投与されたチンパンジーたちが、飛躍的に知能を向上を見せます。ジェネシス社は、ALZ113の大量生産を決定します。
人間への反抗心を露わにしたシーザーは、入手したALZ113を施設の猿たちに接触させます。知能が向上した猿たちは、シーザーをリーダーとし仲間を集め人間に反撃を開始します。ウィルの説得を拒絶したシーザーは、群れを率いて森へと立ち去ります。
ALZ113に感染してしまったジェネス社の研究員から、咳を飛沫された飛行機のパイロットは、感染を世界中に拡大することとなります。猿達の知能を向上させたALZ113は、人体には致死性のウイルスだったという皮肉な結末のネタバレとなります。
猿の惑星新世紀ライジングのあらすじを紹介!
世界中の蔓延した猿インフルエンザ
前作「猿の惑星 創世記ジェネス」で、開発された新薬ALZ113は猿の知能を向上させます。一方、人体に有害なALZ113に感染した患者第1号は、猿での実験中にALZ113に接触した研究員だったのです。ALZ113に接触し、知能向上させた猿たちは警官と戦った後、森に姿を隠します。
人間は、世界中に爆発的に広がった猿インフルエンザの制圧に失敗します。世界中の行政機関が機能不全に陥り、繁栄の一途を辿ってきた人類は滅亡の危機に陥ります。
シーザー達が森に逃げてから10年!
ウイルスの蔓延により、人類の90%が死滅した前作から約10年後の2020年代。人間の手を逃れた猿たちは、シーザーをリーダーとし、コパやモーリスたちと共に森でコミュニティを築いてます。シーザーにはブルーアイズという息子がおり、妻は男児を出産します。人間を遭遇することなく、シーザーのもと猿たちは森で平穏無事に10年間を過ごしてきたのです。
ある日、ブルーアイズとアッシュは森の中で数名の人間と遭遇します。エイプ(猿)を恐れた1人の男がアッシュに向かって発砲します。集結したエイプたちは人間のマルコム達を威嚇します。マルコムたちが敵意を示していないと判断したシーザーは、彼らを解放します。シーザーの命令で、マルコムたちを追跡した数匹のエイプは、サンフランシスコに隠れて生存していた人間を見つけます。
人間とエイプ
マルコムたちはエイプたちの森に来ていたのは、ダムの修理をし電力を補うための下見だったのです。隔離エリアに戻って来たマルコムたちは、リーダーのドレイファスにエイプとの遭遇の一件を話します。エイプに高度な知能のあると判断したドレイファスは、他の仲間の不安を煽ってしまうためエイプの事は他言無用とします。
エイプたちは協議の末、人間たちがいる隔離エリアへやって来ます。シーザーは、“戦う意志はないが、必要があれば戦う。二度とエイプの森に来るな”と警告し、エイプたちと共に立ち去ります。大挙にしたエイプたちに動揺する仲間たちに、ドレイファスは銃がある我々が有利だと訴えかけます。そして、燃料が底をつくため、エイプたちがいる森のダムを修復して電力を供給すると約束します。
エイプと理解しあえると感じたマルコムは、エイプの森にあるダムを修復できるようにシーザーを説得すると、ドレイファスに提案します。3日以内に説得しないと、ドレイファスはエイプを皆殺しにするとマルコムに言い含めます。マルコムは、恋人エリーと息子のアレキサンダーら数名とシーザーのいる森へ向かいます。
武装解除
シーザーと再会したマルコムは、シーザーたちをダムへ案内し、電力を復旧するために作業させてほしいと説得します。武装解除を条件に許可したシーザーに対し、人間に虐待された過去を持つコバはシーザーに仕方なく従います。無用な争い避けたいと願っているマルコムとシーザーの思いとは裏腹に、密かに隔離エリアの周辺を偵察しにきた数匹エイプ達は人間たちの武器を目にします。
ダム修復作業中、トラブルがありましたがエイプたちの助けもあり順調に進んでいきます。人間とエイプとの間に信頼が芽生え始めた矢先、シーザーの生まれたばかりの赤ちゃんが、人間の荷物の中から銃を発見してしまいます。約束を破られ憤慨したシーザーは、マルコムたちにすぐに立ち去るように言放ちます。
何とか誤解を説きたいマルコムを、シーザーは拒否します。しかし、病気に臥しているシーザーの妻の存在に気付いたエリーは、持参していた抗生物質をを投与します。エリーの機転で、シーザーからダム修復作業の延長を1日与えられます。銃を持ち込んだカーヴァーを車に待機させ、ダム修復作業が再開されます。
コパの暴走
偵察していたエイプたちからコパは、隔離エリアで人間たちが武器を集めているのを知らされます。必要以上に人間に肩入れするシーザーに、コパは怒りを爆発させます。怒りの治まらないコパは、数匹のエイプたちを引き連れ隔離エリアへ行き、隙を見て人間から武器を奪います。ダム修復が完了し、人間ののコミュニティには明かりが戻った矢先、コパはカーヴァーを殺害します。
シーザーはマルコム達を村に招き入れ、元気になった妻と共に喜びを分かち合います。その矢先、物陰からシーザーはコパに撃たれ、山底へ転落してしまいます。突如現れたコパは、殺害したカーヴァの衣類と銃を手にして“人間がシーザーを殺した。人間を戦う”と叫びます。コパの陰謀だと知っていたモーリスは、火の海となった村からマルコム達を逃がします。
目の前に武器を持った猿!
コパに先導されたエイプたちは武器庫を襲い武器を手に入れ、明りの戻ったサンフランシスコを襲撃ます。エイプたちは、多大な犠牲を出しながらも圧倒的な戦力で人間たちを捕虜とします。さらにコパは、シーザーに忠誠を誓っていたエイプたちをも監禁します。エイプたちの手を逃れたマルコムたちは、瀕死のシーザーを発見します。シーザーは今回の一件は、コパの暴走だとマルコムたちに教えます。
マルコムたちは、通りががった廃墟でシーザーの治療をします。そこはシーザーが育ての親ウィルと共に過ごした思い出の家だったのです。エイプ達に支配された街で、シーザーの医療機器を探していたマルコムはブルーアイズに会います。ブルーアイズはシーザーから、今回の一件はコパの陰謀だと知らされます。代わりにブルーアイズが監禁されていたエイプたち、そして人間たちを助け出します。
それぞれの闘い
マルコムとシーザーたちは、地下鉄からタワーへ向かおうとします。その途中、人間に見つかりそうになったため、マルコムはシーザーたちを別ルートから逃がします。ドレイファスたちと合流したマルコムは、C4爆弾でタワーを爆破しようとしているのを知ります。シーザーたちを助けたいマルコムは、銃でドレイファスたちを威嚇します。傷の癒えないシーザーは、コパを食い止めるため戦いを挑みます。
マルコムの説得空しく、ドレイファスはC4爆弾を爆発させてしまいます。爆破の衝撃で窮地に追い込まれたコバに、シーザーは情け容赦なく差し伸べた手を離します。コパを制したシーザーは再び、エイプのリーダーに返り咲きます。
「猿の惑星 新世紀ライジング」の結末をネタバレ!
シーザーにマルコムは、軍隊が近づいてきているため逃げるように促します。すでに人間との戦争が回避できなくなったと考えたシーザーは、逆にマルコムに逃げるよう促します。互いの絆を感じながらも、マルコムはエイプたちのもとへ戻る、真のリーダーとなったシーザーを見送ります。
「猿の惑星 新世紀ライジング」の感想と評価を紹介!
好評の感想
映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』★★★3.5点。 ライジングより猿の見分けがつきやすくなってる気がする。 https://t.co/XzHScIrQS9 #Filmarks #映画 #猿の惑星聖戦記グレートウォー
— 広く浅く (@pakerpaka) August 12, 2018
日進月歩する特殊効果の発達と、エイプを演じた俳優陣の演技力によるものだと言えます。
猿の惑星 新世紀 ライジング 感想・評価 シーザーがかっこいい! https://t.co/X8Ejez2Tnc
— ててて@プライムビデオ登録中 (@tetete437) May 24, 2018
感想にもあるように、前作のクライマックスシーンから、シーザーのカッコ良さ片鱗が見られます。
■映画感想
— しげたに (@cigetani1) March 3, 2017
『猿の惑星・新世紀(ライジング)』視聴。
前作、『猿の惑星・創世記(ジェネシス)』の10年後の物語。
前作からの登場人物であるシーザーとコバの2匹のエイプ(類人猿)の対比が見ていて興味深かった。人間に愛情を教えてもらったシーザーと、実験動物にされていた過去から人間へ pic.twitter.com/s7Lpfwr70a
人間から愛情深く育てられたシーザーと、虐待を受け人間を憎むコパ。両者の相容れない感情が新たな諍いの引き金になったと言えます。
不評の感想
昨夜観た映画その1『猿の惑星:新世紀(ライジング)』前シリーズのファンで、巷で不評のバートン版ですら愛せるというのに、この新シリーズは前作に続き、全く愛せない。私にとっては技術の進化が魅力に直結しないのです。少数派なのは承知してます。N134O13R10S4T161 #twcn
— ペップ (@josep_guardiola) October 4, 2014
一部では、CGなどの特殊効果の進歩で、猿が人間的過ぎてついていけないという意見もあります。
映画『猿の惑星:新世紀(ライジング)』 ★★2.0点。 前作はそれなりに好きではあったけど、今回は全然ダメでした。
— m a t s u k a w a (@potufitsch) November 19, 2014
つまらない奴のつまらない正論を聞かされてるようなモヤモヤ感。… http://t.co/UxtAdfE33Q #Filmarks #映画
誰も幸せになれない結末となっています。そのことに対して不満を覚える方もいるようです。
「猿の惑星 新世紀ライジング」のあらすじまとめ!
結末が分かっている物語を「猿の惑星 創世記ジェネス」「猿の惑星 新世紀ジェネシス」では、それまでに至る過程を丹念に描いています。人間のために作られた新薬によりウィルとシーザーの絆は引き裂かれ、人間は未曾有の危機的事態に陥ります。10年後、人間とエイプの対立の中、マルコムとシーザーの平和への願いは人間を憎むエイプたちに砕かれます。物語は「猿の惑星 聖戦記グレートウォー」に引き継がれます。
「猿の惑星 新世紀ライジング」のあらすじとネタバレを紹介しましたが、前作の「猿の惑星 新世紀ジェネス」と第3弾「猿の惑星 聖戦記グレートウォー」も必見です。これらをご覧になった後には、「猿の惑星」シリーズをおススメします。