猿の惑星シリーズ一覧!見る順番・時系列や全作品のあらすじも紹介

皆さんは、映画「猿の惑星」をご存知でしょうか?シリーズによって分かれている「猿の惑星」。第一作目の猿の惑星は1968年に公開され、それ以降も変わらぬ人気を誇っています。そんな「猿の惑星」どのような順番(時系列)で観ていいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな映画「猿の惑星」のオリジナルシリーズのあらすじとティム・バートン版、リブートシリーズのあらすじなどや時系列、観る順番を皆さんにご紹介していきます。

猿の惑星シリーズ一覧!見る順番・時系列や全作品のあらすじも紹介のイメージ

目次

  1. 猿の惑星シリーズのあらすじは?時系列や順番もまとめて紹介
  2. 猿の惑星とは?
  3. 猿の惑星が公開した順番や時系列は?
  4. 猿の惑星シリーズのあらすじを紹介!オリジナル・シリーズ
  5. 猿の惑星シリーズのあらすじを紹介!ティム・バートン版
  6. 猿の惑星シリーズのあらすじを紹介!リブート・シリーズ
  7. 猿の惑星シリーズを正しい順番で見てより作品を楽しもう!

猿の惑星シリーズのあらすじは?時系列や順番もまとめて紹介

SF映画の中で壮大なスケールを誇る「猿の惑星」。第一作目となる「猿の惑星」から始まる初代五部作(オリジナル・シリーズ)は時系列の順番でも楽しめるシリーズで、「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」から始まる新三部作(リブート・シリーズ)はオリジナル・シリーズを引き継いで描かれている作品となっています。それぞれの「猿の惑星」あらすじを見て時系列、公開順と九作品を楽しみましょう。

猿の惑星とは?

フランスの小説家・ピエール=フランソワ=マリー=ルイ・ブールがフランスとインドの経験を基に書いた原作「猿の惑星」。人間が滅びてしまい猿が星を支配するという形で描かれている「猿の惑星」は、作品毎にある衝撃のラストシーンと時代をまたいだ映像が話題を読んでいます。オリジナルシリーズの要素は新シリーズにも入っていて、特殊メイクからCGへと変わる猿のメイクも「猿の惑星」の魅力の一つです。

猿の惑星が公開した順番や時系列は?

猿の惑星シリーズの時系列

時系列で観る順番は三作目「新・猿の惑星」、四作目「猿の惑星・征服」、五作目「最後の猿の惑星」、一作目「猿の惑星」、二作目「続・猿の惑星」だとストーリーが分かりやすく猿の惑星の真実を理解出来ます。シーザー誕生から地球消滅までのオリジナルシリーズを時系列で観て、「猿の惑星」の大きさを知って下さい。

後期三部作「猿の惑星:創世記・(ジェネシス)」、「猿の惑星:新世紀(ライジング)」、「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」はストーリーが順番に進むので、時系列と公開順と順番は変わりません。この三作品は描かれている時代がオリジナルシリーズと違っていて、猿の惑星の物語が始まる前の話となっています。

猿の惑星シリーズが公開した順番は?

長い年数をかけて創られている「猿の惑星」は第一作目「猿の惑星(1968年アメリカ・日本)」、第二作目「続・猿の惑星(1970年アメリカ・日本)」、第三作目「新・猿の惑星(1971年アメリカ・日本)」、第四作目「猿の惑星・征服(1972アメリカ・日本)」、第五作目「最後の猿の惑星(1973年アメリカ・日本)」が順番に公開され、この作品は前期五部作(オリジナルシリーズ)となっています。

21世紀に入り第六作目「PLANET OF THE APES/猿の惑星(2001年アメリカ・日本)」、第七作目「猿の惑星:創世記・(ジェネシス)」 (2011年アメリカ・日本)、第八作目「猿の惑星:新世紀(ライジング)」 (2014年アメリカ・日本)、第九作目「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」 (2017年アメリカ・日本)で公開されました。

「猿の惑星」が順番に公開されている中で、第七作目、第八作目、第九作目は後期三部作(リブート・シリーズ)となっていますが、第六作目の「PLANET OF THE APES/猿の惑星」はシリーズとは違い、リメイク版となっていてティム・バートンが監督を務めており、「猿の惑星」の続編はなく時系列の順番などもありません。

猿の惑星シリーズのあらすじを紹介!オリジナル・シリーズ

オリジナル・シリーズ一作目「猿の惑星」(1968年)

とある惑星(猿の惑星)に不時着した宇宙船イカルス号(リバティー1)。四人の宇宙飛行士・ジョージ・テイラー大佐(チャールトン・ヘストン)、ジョン・ランドン中佐(ロバート・ガンナー)、トーマス・ドッジ中佐(ジェフ・バートン)、マリアン・スチュアート中佐(ダイアン・スタンレー)地球時間約700時間(船内時間約半年)飛行し地球に帰還しようとしていました。

そこは猿と人間が逆転した惑星で、人間は言葉を話すことが出来ず奴隷扱いされていました。冬眠状態に入っていたただ一人の女性宇宙飛行士・スチュアートは、装置の故障で作動せず死亡してしまいます。残されたテイラー達は沈んでいく船から脱出して近くの岸辺に辿り着きます。あらすじには含まれていませんが、船が不時着水した時間は船内で1973年(18ヶ月程)、地球で3978年(2000年程)となります。

テイラーは既に地球に帰ることは出来ないと諦めていて、ドッジ、ランドンと一緒にゴムボートに乗って川を内陸に遡(さかのぼ)って行きます。荒野を彷徨いながら泉を見つけた三人は、その先にある思わず息を呑んでしまう光景に目を疑います。不時着した場所は猿の惑星でここから冒険が始まります。

テイラー達が目にしたものとは...。それは、馬に跨(またが)った猿の騎兵が銃撃しながら逃げ惑う人間を追い詰めているところで、その中に入ってしまったドッジは射殺され、ランドンは捕まり、テイラーは首を撃たれて重症を負ってしまいます。意識を失っていたテイラーは動物病院の手術室で気が付くとそこは、生体解剖や実験に使われる人間が飼育されている所でした。

テイラーの治療に当たっていた女性獣医・ジーラ博士(キム・ハンター)には考古学者のフィアンセ、コーネリアス(ロディ・マクドウォール)がいて、チンパンジーである二人の上司はザイアス博士(モーリス・エヴァンス)という名のオラウータンでした。人間はオラウータンより知能が低く文化や言葉を持たないことも合わせて、彼らは人間を下品な動物とみていました。

猿は人間から進化したものと考えているジーラは独自に研究をしている一方で、コーネリアスはジーラの考えに偏見があるのではないかと思いつつここでの真理に疑問を抱き、猿社会でタブーとされている禁断地帯を調査するのでした。

「猿の惑星」の猿の正体・・・。それはチンパンジーとオラウータンでした。実際のチンパンジーは猿の中でも知能が高いとされていて、人間の真似も出来、大きな群れを作って行動します。オラウータンは一生の殆どを木の上で過ごす習性があり、小さい群れか単独で行動します。あらすじでは知能はオラウータンがチンパンジーの上となっている設定です。

チンパンジーであるジーラはテイラーに強い好奇心を持ちます。その理由はテイラーの行動が他の人間と違っていたからでした。しかしザイアス博士は彼に不気味なものを感じていたのでした。オラウータンが人間に感じた不気味なものとは一体・・・。

テイラーは自分と同じ檻に入れられた女性(リンダ・ハリソン)にノバと名付け、ジーラとコーネリアスに言葉が分かることを伝えます。テイラーはこれまでの事が書かれた紙を不振に思いながら読んでいるとジーラとコーネリアスはその姿に驚きます。そんなテイラーをザイアス博士は強く危険視するのでした。

テイラーが言葉を理解できることを知っていたザイアス博士はテイラーに去勢手術と脳外科手術を施そうとしますがテイラーは檻から逃げ出します。みんなの前で捕まったテイラーは言葉を発しジーラを始めとする猿達を驚かします。この後、裁判が開かれます。テイラーは裁かれてしまうのか。「猿の惑星」のあらすじはいよいよ結末へと進みます。

裁判の真の目的はジーラとコーネリアスの異端的行動を断罪する事にありました。これまでの猿社会は当然の真理で、それに刃向かう者は重罪となります。テイラーはジーラとコーネリアスの陰謀で生み出されたものとみなされていたのです。テイラーが他の惑星からやって来たということを今まで冗談としか受け止められておらず、この猿の惑星で生きてきた者には到底想像が付く事ではありませんでした。

オリジナルシリーズの一作目「猿の惑星」(PLANET OF THE APES)で、あらすじでご紹介した猿が話している言葉は作品の結末の道筋となっています。地球も猿の惑星となっている原作と違い、映画は高い知能を持つ類猿人が文明を築き上げ、ラストに猿の惑星の謎が判明するという作品になっています。シリーズの一作目「猿の惑星」は公開順では一作目、時系列の順番では五番目になっています。

オリジナル・シリーズ二作目「続・猿の惑星」(1970年)

テイラーとノバは猿達の聖典である山岳地帯(禁断地帯)に行きますがそこで突然地割れが起き、テイラーは地割れの原因を調べようとして岩の中に消えていきます。一人になったノバはテイラーとノバを追ってきたジョン・クリストファー・ブレント少佐(ジェームズ・フランシスカス)と出会いノバの案内でブレンドは猿の惑星にある、とある町へ行くのでした。

町にはゴリラのウルサス将軍(ジェームズ・グレゴリー)が食糧難を解決する為禁断地帯の侵略を訴えていて、禁断地帯をそのままにしておきたいザイアス博士は猿の軍団の強硬派に説得されてしまいます。ブレンドはジーラとコーネリアス(デイヴィッド・ワトソン)禁断地帯に向かう途中猿の兵士に見つかり、猿の惑星が未来の地球であることを知ったブレンドは地下に逃げ込みます。

地下にはテレパシー能力を持ったミュータントがいて、ブレンドから猿の軍隊が来ていることを聞き幻覚で猿の軍団を威嚇するも、ザイアス博士によりその幻覚を見破られてしまいます。猿の侵攻を許してしまうミュータント。

ミュータントはコバルト爆弾を信仰する人類で、地下にはコバルト爆弾が安置されている祭壇があります。ブレンドはミュータントに協力を拒み牢に連れて行かれるとそこにテイラーも捕まっていました。コバルト爆弾はドイツ語で地の妖精を意味しているコーボルトが由来とされており、携帯電話など様々な用途に使われています。

ウルサス将軍率いる猿の軍隊は祭壇を壊そうとしますが、そこに現れたテイラーとブレンドと銃撃戦になってノバは撃たれブレンドも射殺されてしまいます。ザイアス博士の言葉に絶望したテイラーは自らコバルト爆弾のスイッチを押し轟音と共に地球は消滅します。

「続・猿の惑星」(BENEATH THE PLANET OF THE APES)は「猿の惑星」の続編として創られた作品ですが、主役はブレンドという設定になっており、前作の主役・テイラーは出演が少なく、コーネリアス役の俳優も代わっています。シリーズの二作目「続・猿の惑星」は公開順では二作目、時系列の順番では五番目になっています。

オリジナル・シリーズ三作目「新・猿の惑星」(1971年)

ミュータントと猿の戦争で地球が消滅する寸前にジーラとコーネリアスはチンパンジーのマイロ博士(サル・ミネオ)と脱出していました。三人が乗っていた宇宙船はかつてテイラーが猿の惑星に来た時に乗っていた物で、地球の爆発の影響でタイムスリップして現代(1973年)に着くのでした。猿の惑星から時空を超えて来た猿。人間を中心に描かれたストーリーとは。

テイラーが還って来たと思い宇宙船を回収するも乗っていたのが猿だったことで動物園に移されるジーラ達、動物学者・ルイス・ディクソン博士(ブラッドフォード・ディルマン)、スティービー・ブラントン博士(ナタリー・トランディー)から検査を受けるジーラは言葉を発してしまいます。動物扱いされることに屈辱を感じたジーラ。人間界に来てしまった猿達の運命は...。

ジーラ達は人間に対し敵意がないことと、未来の地球は滅び去ったと告げます。ロサンゼルス大統領は彼女達の行動を自由にすると認めますが、オットー・ハスライン(エリック・ブリーデン)はジーラとコーネリアスを危険視します。

人間から歓迎を受けて博物館を訪れていたジーラは倒れ妊娠していることが分かります。二人の言動に疑問を抱いていたハスライン博士は人間への扱い方、生体実験などジーラがいた猿の惑星であった事を聞き猿の子孫を残さない為殺害を計画します。一方でコーネリアスはジーラにされた屈辱を晴らすべくアメリカ兵士を殺害してしまい、ジーラと共に逃亡しますが。ジーラとコーネリアスは子供を守れるのでしょうか。

逃げる二人をルイス博士とスティービー博士が助け、サーカス団に匿(かくま)われてジーラは無事に子供を産み、身を隠そうと廃船置き場に向かいます。しかし、ジーラ達の居場所を知ったハスライン博士は先回りしジーラと子供は射殺され駆けつけたコーネリアスも銃弾に打たれるのでした。

サーカス団は次の行き先に向かいます。その中にジーラの子供が...ジーラはサーカス団にいるチンパンジーの子と自分の子をすり替えていたのでした。母として子供を守ったジーラ。後のシーザーはこの時の子供です。

「新・猿の惑星」(ESCAPE FROM THE PLANET OF THE APES)は、あらすじでも登場したコーネリアス役の俳優が一作目の「猿の惑星」と同じで、ジーラ役と息の合った演技など前期五部作の中でも見どころ満載の作品です。シリーズの三作目「新・猿の惑星」は公開順では三作目、時系列の順番では一番目になっています。

オリジナル・シリーズ四作目「猿の惑星・征服」(1972年)

ジーラとコーネリアスが亡くなって猿が人間のペットなっていく1990年頃、人間のアーマンドに育てられているマイロはサーカス団と一緒にある都市に訪れます。ジーラは子供の名前を自分と同じチンパンジーの仲間・からマイロと付けていました。この時代では人間が猿を奴隷として扱うようになります。

マイロは猿が人間から虐待を受けている姿を見て声を出してしまい、警察に目を付けられ他の猿に紛れて身を沈めます。ブレック知事(ドン・レマー)は20年前に死んだマイロ博士が生きていると疑いアーマンドに事情を聞くようコルプ警察署長(セヴァーン・ダーデン)に命令します。

その頃、マイロは優秀な猿としてオークションにかけられており、マクドナルド(ハリー・ローズ)に落札されシーザーという名で働くことになってしまいます。マクドナルドはブレック知事の側近でシーザーはこの後無事でいられるのでしょうか。

アーマンドは警察の尋問でシーザーを匿っていたことが発覚し、コルプ達と揉み合いになり転落死してしまいます。アーマンドの死を知ったシーザーはテレパシーで他の猿達に武器の調達を頼みアーマンドの復讐を誓います。しかし、コルプ達によって捕まったシーザーは拷問に耐えられず言葉を発してしまい、電気ショックにかけられるところをマクドナルドが機転を利かしシーザーは逃げることが出来ました。

仲間の猿・リサ(ナタリー・トランディー)の所に戻ったシーザーは人間への反乱を決めます。ブレック知事と警察は軍隊を動員して鎮圧を図りますが、負けてしまい猿達の捕虜となります。復讐を止めたシーザーは「猿の惑星」になったと宣言します。

「猿の惑星・征服」(CONQUEST OF THE PLANET OF THE APES)最後の演説シーンは希望に満ちていて、自分を育てくれた人間への思いやり、動物も人間も心は一つになれるということを教えてくれているのではないでしょうか。シリーズの四作目「猿の惑星・征服」は公開順では四作目、時系列の順番では二番目になっています。

オリジナル・シリーズ五作目「最後の猿の惑星」(1973年)

シーザーが主導となった猿の惑星。人間への反乱は核戦争へと発展していきます。人間と共存しているものの人間を召使いとして扱い、ブルース・マクドナルド(オースティン・ストーカー)から両者が対等な関係をと求められますが、シーザーは人間に対して慎重になります。

ある日シーザーは両親が映っている記録が壊滅した都市に保管されていると聞き、マクドナルドとヴァージルを連れ保管場所へと向かいます。そのテープに残されていたことは猿が世界を滅ぼすといった母の言葉でした。衝撃を受けるシーザー。そして世界が滅びることを知ってしまい...。

コルプ達が村に迫っていることを知ったアルドーは武器を奪い厳戒令を敷きますが、その間にコーネリアスは息を引き取ってしまいます。息子を亡くしたシーザーの元に、ヴァージル(ポール・ウィリアムズ)がやってきてアルドーが攻撃してくると告げます。シーザーはアルドーを止めようとしますが、そこにコルプ達が現れ戦闘になります。
 

「最後の猿の惑星」(BATTLE FOR THE PLANET OF THE APES)はオリジナルシリーズ最後となる作品で、あらすじでもご紹介した通り再び猿が地球を支配することになります。「最後の猿の惑星」のラストは今までと違い明るい未来を物語っています。シリーズの五作目「最後の猿の惑星」は公開順では五作目、時系列の順番では三番目になっています。

猿の惑星シリーズのあらすじを紹介!ティム・バートン版

ティム・バートン版PLANET OF THE APES/猿の惑星(2001年)

時は2029年、宇宙捜索基地オベロン号に人間と高い知能を持った猿達が乗っていました。程なくして宇宙空間に磁気波の嵐がオベロン号に近づいてきます。チンパンジーのペリクリーズが捜索ポッドに乗って操作に向かいますが、嵐に吸い込まれて行方不明になってしまいます。レオ・デイビットソン(マーク・ウォルバーグ)はペリクリーズを探しに基地から飛び出すと彼もまた嵐に吸い込まれてしまうのでした。

嵐に巻き込まれたレオは未知の惑星に不時着します。そこは原始的な人間達と高い知能を持つ猿が共存している猿の惑星で、猿が人間を支配している世界だったのです。セード将軍(ティム・ロス)に捕まったレオはアリ(ヘレナ・ボナム=カーター)に助けられ脱走します。人間に好意を持ってくれているアリはチンパンジーで、人間に力を貸してくれます。

オベロン号がこの猿の惑星に着いていることを知ったレオは禁断地帯に足を踏み入れ、数千年前に不時着したオベロン号の残骸を見つけます。そこで全ての事実を知るレオは人間や猿達の為に立ち上がるのでした。しかし、セード将軍率いる猿の軍団は間近に迫って来ています。

PLANET OF THE APES/猿の惑星(2001年)は、時系列の順番では最初に観ても最後に観ても他の「猿の惑星」のストーリーには繋がらずシリーズではなく、一から作り直した映画です。ラストは地球だったのかそれとも別の場所か、作品を観てからのお楽しみです。

Thumb猿の惑星創世記ジェネシスのあらすじをネタバレ!結末の感想と考察も | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

猿の惑星シリーズのあらすじを紹介!リブート・シリーズ

リブート・シリーズ一作目「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」(2011年)

フランシスコにある製薬会社で神経学者のウィル・ロッドマン(ジェームズ・フランコ)は、アルツハイマー病の新薬を開発し雌のチンパンジー・ブライト・アイズに投与します。ウィルが臨床試験の許可を得ようとしている中、突然ブライトが暴れだし射殺されてしまうのですが。妊娠していたブライト。赤ちゃんの命はどうなるのか。

ウィルは生まれたばかりの赤ちゃんを引き取り、シーザーと名付け育てます。シーザーは成長にするにつれ高い知能を発揮していきその様子を見ていたウィルは認知症に冒されている父・チャールズ・ロッドマン(ジョン・リスゴー)に新薬を投与し症状を回復させるのでした。獣医・キャロライ・アランハ(フリーダー・ピント)と親しくなるウィルでしたが。

ウィルは会社を辞め、チャールズが亡くなりシーザーを引き取ろうと保護施設に行きますが、シーザーはウィルを拒絶します。飼育員から虐待を受けて猿のリーダーとなったシーザー。人間を信じることが出来なくなっていたのです。

施設を抜け出したシーザーはウィルの家から新型治療薬を盗み出し仲間の猿達に飲ませ、知能が高くなった猿達は次々と施設を脱走します。シーザーは製薬会社の実験用チンパンジーや動物園の猿も逃がし自分の仲間にしてミュアウッズ国定公園に行くのでした。シーザーの後を追ってきたウィルは、うちに帰ろうとシーザーに言いますが、それを拒否したシーザーは仲間と森の奥へ消えて行きます。

「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」(Rise of the Planet of the Apes)はリブート・シリーズの一作目となりますが、一つの作品として観ることも出来ます。あらすじの中でもご紹介をした通り、シンプルでシーザーとの交流など猿の惑星の重要なシーンが描かれている作品です。

リブート・シリーズ二作目「猿の惑星:新世紀(ライジング)」(2014年)

反乱を起こしてから時が経ち、シーザーはコーネリアス(ジュディ・グリア)、仲間と共に平和な生活を送っていました。ある日、猿達の集落に一人の人間が侵入し猿に怪我を負わせてしまいます。軍勢を率いて人間の偵察に向かったシーザーは森へ近づかないよう警告しその場をさります。人間は滅びたと思っていた猿達の前に現れた人間。この後の展開は。

シーザーの言葉を聞かず再び森に侵入した人間の一人マルコム(ジェイソン・クラーク)は捕らえられ、シーザーに事情を聞かれます。シーザー達がいる森に水力発電施設があり、人間達はそれを使う為に森に入っていたのでした。一方で人間のリーダー・ドレイファス(ゲイリー・オールドマン)は猿との開戦を考えていて、シーザー達を危険視していました。

人間の事情を理解したシーザーは、今こそ人間を殲滅しようというコバ(トビー・ケベル)の言葉を退けて森への侵入を許可します。実験動物として扱われてきたコバはシーザーへクーデターを起こします。クーデターを人間のテロとしてでっち上げリーダー代理として実権を握ったコバ。シーザーの息子・ブルー・アイズ(ニック・サーストン)を始め人間に戦争を仕掛けるのでした。「猿の惑星」見所の争いが今ここに。

猿達の数と勢いで戦いは猿に軍配が上がり、多くの人間が捕虜となり猿の支配が始まります。クーデターで怪我をしたシーザーはマルコム達に助けられ一命を取り留めます。シーザーが運ばれた場所...そこはかつてウィルと暮らした家でシーザーは思い出に浸りながら一大決心をするのでした。

ブルーアイズはマルコムからシーザーが生きていることを聞きコバから離反します。シーザーはコバを止めようと群れの主導権を取り返し、暴走するコバに直接対決を挑みます。仲間の猿達に銃を向けるコバ。シーザーは苦戦しつつも勝利を収めます。一線を踏み外したコバを生かしておくことは出来ないと命乞いするコバをシーザーは突き放しますが。そこには人間の軍隊が近づいていました。

「猿の惑星:新世紀(ライジング)」(Dawn of the Planet of the Apes)はリブート・シリーズの二作目となっていて、あらすじを見るとシーザーが人間に敵意を持っていないことが分かります。最後にマルコムと新しい絆に別れを告げるシーザー。「猿の惑星」で感動できる一作品です。

リブート・シリーズ三作目「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」(2017年)

シーザーが姿を隠して人間に聖戦を画策しているとされている中、シーザーへ復讐を燃やすゴリラ・レッド・ドンキー(タイ・オルソン)を始め人間との争いを混迷しつつありました。猿の集落に戻って来たシーザーの前に息子・ブルーアイズとロケット(テリー・ノタリー)が新天地を見つけて戻ってきます。

安心して眠りに就いたシーザーがふと目を覚ますと人間の兵士がいて大佐(ウディ・ハレルソン)によってブルーアイズとコーネリアス(ジュディ・グリア)が殺されてしまいます。妻と息子の復讐に出るシーザーの後を追う仲間、ロケットとオラウータンのモーリス(カリン・コノヴァル)、ゴリラのルカ(マイケル・アダムスウエイト)はシーザーと行動を共にするのでした。四匹の旅がここから始まります。

旅の途中でシーザー達は脱走兵と会い銃撃戦になり射殺して、小屋の中で一人の少女ノヴァ(アミア・ミラー)を見つけます。ノヴァは失語症で喋ることが出来なく、一度は置き去りにしようとしたシーザーでしたがモーリスの願いで同行させることにしました。

人間を追うシーザー達は、人間の処刑を目にし殺された人間が喋れなくなることに気付きます。人間を見失ってしまったシーザー達の前に変わり者の猿・バットエイプ(スティーヴ・ザーン)が現れます。バットエイプから人間動物園があることを聞いたシーザーはそこが大佐の拠点だと推測しかつての隔離施設へと向かいます。

途中で人間の兵士に見つかりそうになりシーザーを庇い殺されたルカ。もう自分の復讐に犠牲者を出したくないシーザー。単身で乗り込もうとしている所でレッドに捕まったシーザーは、仲間と再会するも残酷な状況で働かされている猿達を見てシーザーは後悔するのでした。復讐心に囚われるあまり判断を間違えたシーザー。この後シーザーのとる行動は。

労働環境改善を交渉する為シーザーは大佐と対面します。大佐は、多くの人命を奪った新薬が時を経て変異を起こしていたと驚くべき事実を話すのでした。。新薬は猿インフルエンザで人間が感染すると喋れなくなりやがて退化してしまうという事で、その対処を巡って軍隊とと本部が抗争を起こしていました。

基地の外で抜け穴を見つけたロケット、シーザー達と仲間を助けようと動いている中、反逆者を抹殺しようと人間の軍隊が現れて人間同士の戦いが始まります。この乱戦に乗じてシーザーは自らの復讐を終わらせる為大佐の部屋に忍び込むと。シーザーを助けようと基地に忍び込んだ、ノヴァの持っていたぬいぐるみから新型猿インフルエンザに感染した大佐の姿がありました。

大佐は喋ることが出来ずシーザーに死を乞いますが、躊躇するシーザーの心を読み取って自害します。外では猿の群れに銃撃を仕掛け始め、仲間が殺される光景を目にしたレッドは心変わりしシーザーを助け基地を爆破します。その爆発が引き起こした雪崩で人間の本隊も全滅し、樹上へ逃れた猿の群れだけが生き残りました。

「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」(War for the Planet of the Apes)はリブート・シリーズの三作目となっていて、キャストは猿が多くシーザーを含む猿達の姿が描かれています。シーザーは戦いの末、動かない体となって静かに生涯を終えるという「猿の惑星」集大成と言える作品ではないでしょうか。

「猿の惑星」は猿が人間を支配したり、人間が猿を支配したりするストーリーです。大人しくしている猿達に人間が攻撃的になるなど、あらすじを見て分かるように人間の傲さも描かれているのではないでしょうか。公開順、そして時系列の順番でもその謎を説くことが出来る作品です。

映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

猿の惑星シリーズを正しい順番で見てより作品を楽しもう!

人間と猿が共存している世界(猿の惑星)。人間が上でも猿が上でもありません。「猿の惑星」は公開順で観るのも良し時系列となる前期五部作(オリジナル・シリーズ)のあらすじ、後期三部作(リブート・シリーズ)のあらすじを読んで「猿の惑星」を観る順番を決めるのも良いのでないでしょうか。

人類の星はいつ猿の惑星になったのか。そして誰がどの様にして猿の惑星にしたのか。あらすじに出てくるノバは地球の未来にどう関わっているのか、地球が猿の惑星に変わる歴史的瞬間。その結末を見届けるのはあなたです。

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