【鋼の錬金術師】リザ・ホークアイ中尉の実写キャストは？ファンの感想や評判は？

2度のアニメ化もされ"ハガレン"の愛称で親しまれている人気漫画作品『鋼の錬金術師』。その人気は原作終了後も衰えることはなく、2017年には人気俳優がキャスティングされた実写映画も公開されました。通常の2D映画の他に、劇場体験型映画の4DX版も登場し話題となりました。

鋼の錬金術師はファンタジー色の強い作品のため実写映画のCG技術にも力が入っています。鋼の錬金術師は現実世界でいうヨーロッパに近い世界観のため、映画の撮影場所は主にイタリアを中心とした海外で撮られています。こちらの記事ではそんな鋼の錬金術師に登場する実写映画版『リザ・ホークアイ』についてご紹介していきます。

こちらの記事でご紹介する実写映画版『鋼の錬金術師』では、主人公のエドワード・エルリックを山田涼介（やまだりょうすけ）さんが演じ、ヒロインのウィンリィ・ロックベル役には本田翼（ほんだつばさ）さんがキャスティングされるなど、豪華俳優陣が起用されています。

監督としてメガホンを握ったのは『ピンポン』『あしたのジョー』などの実写映画を手がけた曽利文彦（そりふみひこ）監督。映画主題歌にはMISIAの『君のそばにいるよ』が起用されています。公開日は2017年12月1日で、ワーナーブラザースから発表されてました。

禁忌とされている錬金術"人体錬成"。幼い兄弟エドとアルは、この世から旅立った母にもう一度会うため、禁を破り人体錬成を試みます。しかし彼らの手足や体を失った代償に手に入れた母であるはずのモノは、人間の形を成していませんでした。そして数年後。エドと弟アル、そして幼なじみのウィンリィは彼らの体を取り戻すため「卑金属を黄金に変える」「不老不死を得る」と言い伝えられている賢者の石を探すため旅に出ます。

鋼の錬金術師の物語で主人公達の心強い味方として登場する『リザ・ホークアイ』。リザ・ホークアイは主人公のエドも所属しているアメストリス軍の中尉の任についている女性です。リザ・ホークアイは鋼の錬金術師の物語の中で幾度となくエドたちの手助けをするロイ・マスタング大佐の部下で、優秀な射撃手として活躍します。

容姿は鳶色の瞳にセミロングの長さの金髪をバレッタで止めています。年齢は24～25歳くらいで、鋼の錬金術師の物語中に登場した仔犬を引き取り、『ブラックハヤテ号』と名付けて可愛がっています。リザ・ホークアイは真面目かつ沈着冷静な性格で、仲間がピンチの時には自ら考え行動する逞しさも持ちあわせています。

錬金術師であった父に背中に"焔の錬金術師"の秘伝を入れられており、自身の希望によりマスタング大佐に焼き潰してもらったという過去も持っています。『リザ・ホークアイ』の名前の由来にはアメリカの早期警戒機E-2ホークアイが使用されました。

• 誕生日：1991年2月27日
• 血液型：O型
• 身長：163センチ
• 出身地：鳥取県
• 事務所：ソニー・ミュージックアーティスツ

実写映画『鋼の錬金術師』でリザ・ホークアイの役を演じたのは女優・蓮佛美沙子（れんぶつみさこ）さん。鋼の錬金術師以外にも様々な映画作品で活躍しており、主演女優を演じた作品も多々あります。ドラマ『ランチの女王』の主人公を演じた竹内結子（たけうちゆうこ）さんの演技を見て女優を目指し、『第1回スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックスのグランプリ』に選ばれ芸能界デビューを果たしました。

『ふたり』『時をかける少女（1983年版）』といった作品を輩出した大林宣彦（おおばやしのぶひこ）監督に「20年に1人の逸材」と言わしめさせた蓮佛美沙子さん。プライベートではギター・絵本制作・ピアノを趣味として楽しんでいるそう。また人気女優の新垣結衣（あらがきゆい）さんとは私生活のスタイルやテンションが似ていることから仲が良いとされています。

鋼の錬金術師でリザ・ホークアイの役を演じた蓮佛美沙子さんですが、2007年に公開された映画『バッテリー』の矢島繭役、同年公開の映画『転校生-さよなら あなた-』では斉藤一美としてキャストされたりと、鋼の錬金術師のリザ・ホークアイ役以外でも様々な映画に出演されています。下記では蓮佛美沙子さんがキャストとして抜擢された作品をまとめているので、蓮佛美沙子さんの活躍が気になる人はチェックしてみてください。

• 犬神家の一族（2006年）：女中（犬神家）
• 転校生-さよなら あなた-（2007年）：斉藤一美
• バッテリー（2007年）：矢島繭
• 君に届け（2010年）：吉田千鶴
• ハナミズキ（2010年）：渡辺リツ子
• RIVER（2011年）：ひかり
• 猫侍（2014年）：梅
• 白ゆき姫殺人事件（2014年）：狩野里沙子
• 記憶屋 あなたを忘れない（2020年）：澤田杏子
• 天外者（2020年）：五代豊子

鋼の錬金術師の実写化では、蓮佛美沙子さんがリザ・ホークアイのキャストに決定した際にハガレンファンからのブーイングがでました。キリッとしたキャラクターのリザ・ホークアイのキャストとしてはハマり役だという声も上がっていましたが、「キャラクターのイメージと違う」「外人キャラのキャストに日本人を使うのは違和感がある」といった意見も多かったようです。

鋼の錬金術師以外の作品でも、漫画作品が実写化されると「イメージが違う」という声が度々あがり、漫画作品を実写化する際の永遠の課題となっています。またリザ・ホークアイは鋼の錬金術師でもファンが多いキャラクターのため、知名度がまだまだ高いとは言えない蓮佛美沙子さんがリザ・ホークアイの役にキャストされたことに対しても不満が出ました。

ハガレンの主人公エドワード・エルリックを演じたのは、俳優以外にもアイドルグループHey! Say! JUMPのメンバーとして活動している山田涼介（やまだりょうすけ）さん。ハガレン以外の映画作品では『暗殺教室』の潮田渚役、『グラスホッパー』の蝉役、『燃えよ剣』の沖田総司役などを演じています。

主人公・エドの幼なじみのヒロインであるウィンリィ・ロックベルのキャストを務めたのは、ファッションモデルやテレビタレントとしても人気の本田翼（ほんだつばさ）さん。ハガレンのウィンリィ以外では『アオハライド』の吉岡双葉役、『起終点駅 ターミナル』の椎名敦子役、『土竜の唄 香港狂騒曲』の桜井由紀役などのキャストとして活躍しています。

ハガレンの人気キャラクターのロイ・マスタングにキャストされたのは、モデル・歌手としても活動しているディーン・フジオカさんです。ハガレン以外の映画作品では『坂道のアポロン』の桂木淳一役、『海を駆ける』のラウ役、『エンジェルサイン』のタカヤ役などを務めています。

エドたちの敵として登場した実写映画版エンヴィーを演じたのは俳優・本郷奏多さん。ハガレン以外にも『テニスの王子様』の越前リョーマ役、『氷菓』の関谷純役、『キングダム』の成蟜役といった漫画原作の実写映画に多くキャストされている俳優としても有名です。

リザ・ホークアイを始めとして、登場キャラクターのキャスティングにブーイングが巻き起こった実写版『鋼の錬金術師』。しかし、なかには「リザ・ホークアイの俳優が可愛かった」という肯定的な感想を上げるファンの姿も見られました。

蓮佛美沙子さんが演じたリザ・ホークアイには賛否両論の意見が出ていましたが、蓮佛美沙子さんではないバージョンの実写版リザ・ホークアイが見たいという声も多く上がっています。俳優のキャスティングによって雰囲気ががらりと変わることも多いので、理想のキャストを想像して楽しめるのも実写映画の楽しみの1つではないでしょうか。

映画のストーリー上、キャラクターの掛け合いが度々登場しますが、キャラクターのやりとりだけではなく、役を演じている俳優同士の掛け合いに注目するファンの姿もありました。好きな俳優同士がファンタジーの世界観でやりとりできる姿は実写映画ならではの醍醐味となっています。

以上、鋼の錬金術師の実写映画でリザ・ホークアイを演じたキャストの蓮佛美沙子さんについてご紹介してきました。アニメの実写映画ということで、ネットの感想ではリザ・ホークアイの配役について賛否両論の意見がでていますが、「リザ・ホークアイ役の蓮佛美沙子さんが可愛い！」という声も多く上がっています。

実写版鋼の錬金術師以外にも『ハナミズキ』や『バッテリー』など多くの映画作品に出演している蓮佛美沙子さん。劇場版鋼の錬金術師を見て「実写映画のリザ・ホークアイが良かった」という人は、ぜひ蓮佛美沙子さんが出演する他の作品にも目を通してみてはいかがでしょうか？