進撃の巨人のピークとは？四足歩行型巨人・車力の継承者について考察

進撃の巨人とは別冊少年マガジンに連載されているファンタジーバトル漫画です。強大な力を持つ巨人と、彼らに対抗する人間との戦いを描いた漫画であり、作中では巨人に人間が食べられるなどの少年漫画にしては残酷な描写を含むことからダーク・ファンタジーの作風が強いと言われています。ここでは進撃の巨人に登場する車力の継承者であり、進撃の巨人ファンから人間の姿がかわいいと言われている女の子ピークについて解説していきます。

進撃の巨人に出てくるピークとは車力の継承者で、巨人になると四足歩行型巨人として活躍するマーレの戦士です。進撃の巨人では、普段は四足歩行型巨人の姿をしていることが多いことから、人間の姿に戻ると二足歩行の仕方を忘れてしまうほど。ピークはジーク戦士長の優秀な手下で、シガンナ区の決戦にてライナーやジークたちを助けるという大手柄を立てています。

車力の継承者であるピークが所属するマーレの戦士とは、大陸の収容区に住んでいるエルディア人がマーレの政府によって集められた戦士たちのことを指します。マーレの戦士に選出された戦士は「九つの巨人」というマーレ政府が管轄する巨人の継承者になります。車力の継承者でありマーレの戦士でもあるピークは、なんとかわいい女の子なのです！

進撃の巨人に出てくる九つの巨人とは第86話で登場した巨人の設定のことを指します。原作の時代から数えて1850年前にユミル・フリッツという少女が大地の悪魔と契約をした時に獲得したのが巨人の力です。ユミルが亡くなった後、巨人の力を9つに分割して子孫に譲りました。この能力のことを巨人化能力と言います。九つの巨人はエルディア人のみが継承者となれるのですが、継承者となった人の余命は13年になってしまいます。

ピークは進撃の巨人で「マーレの戦士編」に入ると車力の巨人という名前が明らかになります。車力とは進撃の巨人に登場する四足歩行型の巨人のことを指し、馬のような顔つきをした、人の言葉を話せる巨人です。車力は長期間の間、四足歩行型巨人になっていることが出来ます。車力の巨人の正体は、九つの巨人の中でマーレ国が所有している7つの巨人の1つです。
 

進撃の巨人に登場する車力の四足歩行型巨人の継承者ピークの正体はかわいい女の子です。ピークは進撃の巨人第93話で初めてそのかわいい正体を現します。黒い長髪で伏し目が特徴的なピーク。車力の四足歩行型巨人の姿でいる時の方が時間的に多いので、正体であるかわいい女の子の姿に戻った時も四つん這いで行動したり、仲間が会議をしている時でもピークはソファでうつ伏せていたりします。

進撃の巨人に出てくる車力の継承者ピークの正体はかわいい女の子ですが、四足歩行型巨人の時の姿と大きなギャップがあります。他の巨人に変身する人たちが元の姿の時の特徴を少なからず残しているのに、ピークに関しては異なります。巨人に比較してかわいい外見の女の子だったので意外だと思う進撃の巨人ファンも多かったようです。かわいい女の子という正体に対して巨人の不気味な姿のギャップはピークの特徴でもあります。

進撃の巨人でピークが車力の継承者としての正体を現したときから気怠そうな言動をしていました。しかしマーレの仲間たちの中では判断力があると褒められており、会議の席ではその時々の状況に応じた的確な発言をします。このことからピークのボスであるジーク戦士長に「さすがピークちゃん」と言われて気に入られています。

進撃の巨人のピークはマーレの戦士に選出されると、九つの巨人の中の一つである車力と呼ばれる四足歩行型巨人の継承者となり、仲間と共に様々な作戦や戦争に加わっていきます。四足歩行型巨人はジーク戦士長の危機を救うという大手柄も立てました。ここでは進撃の巨人でのピークの活躍について書いていきます。

車力の継承者であり四足歩行型巨人のピークは、その能力を買われてシガンシナ区決戦と呼ばれるウォールマリア奪還作戦の任務に関わっていきます。四足歩行型巨人の姿のピークは夜、ウォールマリア地帯の偵察を行いシガンシナ区の近くにいた調査兵団の一味を発見します。

ウォールマリア地帯で調査兵団によってライナーが発見されると、ウォールマリアの内門の方で待機していたジーク戦士長やジークの巨人達は皆巨人に変身します。車力の継承者ピークが巨人の姿で進撃の巨人に初登場するのは第74話のこの時であり、獣の巨人の横に四足歩行型巨人ピークを発見できます。ピークはエルヴィンによって「四足歩行型の巨人」という名前を付けてもらいました。

車力の継承者ピークは獣の巨人であるジーク戦士長の側近の部下です。ピークのボスであるジーク戦士長は調査兵団に対して大きな石を投げて攻撃すると、四足歩行型巨人ピークはジークの元に岩を持ってくるという気の利かせ方をします。獣の巨人ジーク戦士長が岩を投げる動きを見ると、邪魔にならないよう後ろに下がるピークは知性を持ち合わせた四足歩行型巨人と言えます。

獣の巨人ジークはリヴァイという戦士に奇襲されて負けてしまいます。ボスであるジークがあと一歩の所でリヴァイに殺されそうになった時、ピークはリヴァイの背後からこっそり近づきジークを救出します。とても強いので勝ち目のないリヴァイに対してピークは戦う事はせず、ジークを連れてシガンシナ区の方へ向かって走り去ります。この行動を見ても愚かな戦いをしないピークは頭の良い四足歩行型巨人であると言えます。

四足歩行型巨人ピークは四つん這いで行動するので平野での移動はもちろん得意です。ピークの特徴として、背中にその時々に応じて色んな兵器を装備出来る点があります。ピークのボスである戦士長ジークなどをのせて高速で移動できるという利点も持っています。カエルの様に大きくジャンプをしたり、高い壁を飛び越えたり、建物の上を飛び回って移動する事が出来るので、ピークは重宝する四足歩行型巨人です。

調査兵団のハンジ達に捕まってしまった仲間のライナーの元へジークを背中に乗せたピークは助けにやってきます。リヴァイの時と同じようにハンジも四足歩行型巨人が背後から近づく事に気づきませんでした。ピークはライナーを救出して口にくわえると、そのまますごいスピードで逃げ去ります。結局ピーク、ライナー、ジークは目的である始祖の巨人を取り戻せないままマーレへ戻ってきました。

年号850、始祖である巨人の奪還作戦がうまくいかなかったために開始されたマーレ中東連合戦争にピークは加わります。マーレ中東連合戦争が始まって４年の月日が過ぎた頃、ピークを含めたマーレ戦士隊は中東連合が持つスラバ要塞に攻撃を開始します。この時に起用されたのが車力の継承者ピークです。背中に大きな機関銃を装備したピークは、トーチカの敵軍を容赦なく射ち倒し、野戦築城であるトーチカを横転させます。

進撃の巨人に出てくるピークは四足歩行型巨人として背中に仲間をのせたり、兵器を装備出来るだけでなく、他にも能力を持っています。ここではそんなピークが持つ能力について解説していきます。

 

四足歩行型巨人は四つん這いで動けることから、平地での動きが俊敏です。また高くジャンプができるので建物の屋根づたいに素早く移動する事が可能です。進撃の巨人内で人類最強のリヴァイからジークを救う時も全く気付かれずに背後から近づいていけました。ピークは気配を消したまま素早い行動をとれるという能力があります。

進撃の巨人で巨人の姿のままで言葉をしゃべる事が出来るのは四足歩行型巨人と獣の巨人です。他にも言葉らしいものをしゃべった巨人もいくつかいるのですが、話し慣れたしゃべり方ではありません。ピークのボスである獣の巨人と同じようにスラスラと話せる事から、四足歩行型巨人は熟練した巨人だとも言えます。

獣の巨人ジーク戦士長が勝てなかったリヴァイに対して戦う事はせず、ジークを助けるとシガンシナ区に走り去るピークを見ても、勝てない相手とは戦わないという知性が見られます。その時々の状況を見て適切に行動することが出来る頭の良さをピークは持っています。

ピークの特筆すべき能力の一つに、長い間四足歩行型巨人でいられるという事が挙げられます。四足歩行型巨人は背中に兵装などの荷物を抱えているので、作戦が遂行されるまで正体であるピークの姿に戻る事はありません。2か月以上の間四足歩行型巨人でいることもありますが、疲れているようには見えないので体力にも恵まれています。

進撃の巨人のピークのまとめはいかがでしたでしょうか。進撃の巨人には様々な巨人が存在しますが、車力の継承者であり元の姿がかわいい女の子のピークは進撃の巨人の中でも独特な魅力を持っています。

かわいい外見とは裏腹に四足歩行型巨人になると素早さと知性で仲間を助けるピークの活躍から今後目が離せません！また、進撃の巨人は映画で実写化もされています。進撃の巨人ファンはもちろん、これから進撃の巨人ファンになる方も要チェックです！各キャラクターを知ってこれからも進撃の巨人を楽しみましょう！