【ジョジョ】イルーゾォの声優はだれ？登場回やスタンド能力・死亡シーンも紹介

ジョジョ5部に登場するイルーゾォは、鏡の中の世界に引きずりこむスタンドを操る敵のスタンド使いです。このまとめでは、ゲームでイルーゾォを演じた声優の中井和哉さんや根岸朗さん、アニメの声優の成田剣さんを紹介します。また、合わせてイルーゾォの活躍シーンや死亡シーン、スタンド「マン・イン・ザ・ミラー」の能力や強さなどについても紹介していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ゲームでイルーゾォを演じた声優の中井和哉さんについて触れる前に、まずはジョジョ5部の作品情報を紹介します。「ジョジョの奇妙な冒険」はアート性の高い劇画調の漫画作品であり、「ジョジョ立ち」と呼ばれるポージングや独特な擬音語が特徴です。3部からはスタンドと呼ばれる具現化した超能力を使ったバトルが繰り広げられます。作者は漫画家の荒木飛呂彦先生であり、シリーズ累計発行部数は１億部を超える大人気作品です。

ジョジョの奇妙な冒険は各部ごとに主人公が交代する漫画作品で、5部はDIOの息子であるジョルノ・ジョバァーナが主人公になっています。ジョジョ5部は「黄金の風」というサブタイトルで1995年から1999年まで週刊少年ジャンプで連載され、単行本47巻から63巻までに収録されています。ジョジョ5部は4部までとは変わって「哀しみ」をテーマに描かれており、また初めてスタンドにパラメータが付けられた部となりました。

イタリアのネアポリスに暮らすDIOの息子ジョルノ・ジョバァーナは、ギャング組織パッショーネからの刺客ブローノ・ブチャラティとの出会いでギャングに入団することを決意します。ジョルノは幼い頃からギャングスターになる夢を抱いていたのでした。ジョルノを仲間に迎えたブチャラティチームの元へ、パッショーネのボス直々に「娘を守れ」という命令が下され、激動の運命の歯車が回り始めます。

ジョジョ5部の作品情報を紹介したところで、イルーゾォの簡単なプロフィールを紹介します。イルーゾォはイタリアのギャング組織・パッショーネに所属する暗殺チームの一員です。イルーゾォの名前はイタリア語で「幻影」を意味する"illuso"に由来します。暗殺チームの中では二番目の登場となりました。外見は六本のおさげとダウンジャケットのような生地の服が特徴的で、暗殺チームの中では一番背の高いメンバーとなっています。

イルーゾォは尊大な性格ですが、戦闘スタイルはかなり慎重でありピンチに陥ると小心者の顔を覗かせます。アニメ版では仲間のホルマジオのスタンドをくだらないとこき下ろしたりと、毒舌な描写が追加されています。

ジョジョ5部はゲーム化もされており、イルーゾォを演じる声優はそのゲームによって違います。ここではイルーゾォをゲームで演じた声優を二人紹介します。イルーゾォのファンの方や、声優の根岸朗さん、中井和哉さんのファンの方はぜひチェックしてみてください。それではまず、イルーゾォを演じた声優の根岸朗さんを紹介します。

PS2ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険　黄金の旋風」でイルーゾォ役を演じたのは、声優の根岸朗さんです。根岸朗さんは1959年に群馬県で生まれました。根岸朗さんの特技は乗馬や野球です。根岸朗さんは威厳のある低音が特徴的な声優で、テレビ番組などでのナレーション業を中心に声優活動をしています。以下は主な出演作です。

• テレビアニメ「魔装機神サイバスター」シュウ・ゾルダーク役
• テレビアニメ「夜明け前より瑠璃色な-Crescent Love-」鷹見沢左門役
• OVA「仏典物語」バッディヤ役
• OVA「銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮」バレンボイム少将役
• ゲーム「スプリガン ルナヴァース」グラハム・ブルートン役
• テレビ番組「トリハダ（秘）スクープ映像100科ジテン」ナレーション
• テレビ番組「スーパーJチャンネル」ナレーション
• テレビ番組「TANTOクラシック！」ナレーション
• テレビ番組「水曜ノンフィクション」ナレーション
• テレビ番組「となりのマエストロ」ナレーション

PS3/PS4ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険　アイズオブヘブン」でイルーゾォ役を演じたのは、声優の中井和哉さんです。中井和哉さんは1967年に兵庫県で生まれました。中井和哉さん本人は穏やかな性格ですが、低くパワフルな声を活かし武人キャラや我の強いキャラを演じることが多くあります。中井和哉さんは声優となる前は公務員として働いており、しかし途中で声優業への憧れが再燃して声優を目指し始めます。

中井和哉さんはアニメ作品の声優の他にもナレーション業も多く行っています。そのため多忙であり、なかなか出演作のイベントに参加できないことが声優仲間の間の共通認識としてあるそうです。中井和哉さんが演じたキャラの中でも「ONE PIECE」のゾロ役が有名ですが、ONE PIECEのオーディションを受ける前に原作を読み、ゾロをやりたいと熱望していたところ抜擢されたと話しています。以下は中井和哉さんの主な出演作です。

• テレビアニメ「機動新世紀ガンダムX」ウィッツ・スー役
• テレビアニメ「ONE PIECE」ロロノア・ゾロ役
• テレビアニメ「サムライチャンプルー」ムゲン役
• テレビアニメ「ノエイン もうひとりの君へ」カラス、ノエイン、五年後のユウ役
• テレビアニメ「銀魂」土方十四郎役
• テレビアニメ「デジモンセイバーズ」ガオモン役
• テレビアニメ「xxxHOLiC」百目鬼静役
• テレビアニメ「戦国BASARA」伊藤政宗役
• テレビアニメ「青の祓魔師」勝呂竜士役
• テレビアニメ「血界戦線」ザップ・レンフロ役

次に、アニメでイルーゾォを演じた声優を紹介します。2018年10月から2019年7月まで放送されたテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険　黄金の風」では、人気の高いジョジョ5部のストーリーが忠実に再現されました。そのアニメでイルーゾォの役を演じたのは、声優の成田剣さんでした。それでは、イルーゾォを演じた声優の成田剣さんについて、プロフィールと主な出演作品を紹介します。

声優の成田剣さんのプロフィールを紹介します。成田剣さんは1964年に埼玉県で生まれました。成田剣さんは劇団出身であり、演劇活動を中心に行っていましたが近年では声優業が多くなっています。芸名通り剣道が得意であり、初段を保持しているそうです。以下は声優の成田剣さんの主な出演作です。

• テレビアニメ「犬夜叉」殺生丸役
• テレビアニメ「ゴーストハント」林興徐役
• テレビアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」ジェレミア・ゴットバルト役
• テレビアニメ「シュヴァリエ 〜Le Chevalier D'Eon〜」デュラン役
• テレビアニメ「京四郎と永遠の空」綾小路一夜役
• テレビアニメ「ひとひら」桂木たかし役
• テレビアニメ「魔法少女リリカルなのはStrikerS」ジェイル・スカリエッティ役
• テレビアニメ「家庭教師ヒットマンREBORN!」大人リボーン役
• テレビアニメ「忍たま乱太郎」潮江文次郎役
• ゲーム「アンジェリーク」アリオス役

イルーゾォの声優を紹介したところで、次にイルーゾォの活躍シーンや死亡シーンを紹介します。ジョジョ5部ではブチャラティ率いるチームがボスの娘のトリッシュを護衛し、ボスの正体を探ろうとするパッショーネの暗殺チームがトリッシュを狙っていました。暗殺チームは次々とトリッシュの元へ刺客を送り、二番目に登場したのがイルーゾォです。それでは、イルーゾォの活躍シーンから紹介します。

イルーゾォが登場する回は、「ジョジョの奇妙な冒険」単行本51巻に収録されている40話「マン・イン・ザ・ミラーとパープル・ヘイズ　その①」です。ボスからの指示でポンペイに鍵を取りに来たジョルノ、アバッキオ、フーゴは、到着すると壁に不自然に掛かった鏡を見つけます。フーゴはその鏡の中に、自分達に迫る敵の影を見つけます。フーゴに警告されジョルノ達は振り向きますが、その敵を視認することはできません。

危険を察してジョルノ達を突き飛ばしたフーゴは、次の瞬間一人で立ち尽くしていました。イルーゾォのスタンド「マン・イン・ザ・ミラー」によって、フーゴは鏡の世界へ引きずり込まれていたのでした。鏡の中ではスタンドも出すことができず、フーゴは一方的にイルーゾォに痛めつけられます。一方、現実世界でジョルノとアバッキオは対立していました。

アバッキオが任務を優先して鍵を手に入れるべきだと言うのに対し、ジョルノはマン・イン・ザ・ミラーの能力を解明してフーゴを助けるべきだと主張します。決裂した二人は別々に行動を起こします。アバッキオは鍵を探し、隠されていたそれを見つけます。しかし鏡に姿を映してしまい、アバッキオはマン・イン・ザ・ミラーのスタンド能力で鏡の世界へと引きずり込まれます。

マン・イン・ザ・ミラーの能力で、イルーゾォが許可した者しか入れない鏡の世界。許可しなければスタンドも入れないその世界にアバッキオを引きずり込み、イルーゾォは勝利を確信します。しかしアバッキオは咄嗟にムーディー・ブルースのスタンドを発動させ、自分の姿に変身させたそのスタンドを鏡の中へ入りこませていました。イルーゾォは思わぬ反撃を食らい動揺します。

砕かれた鏡の破片を使い、イルーゾォは今度こそアバッキオの体を鏡の中へ引きずり込みます。しかしとどめを刺そうとした瞬間、鍵が無くなっていることに気がつきます。アバッキオに出し抜かれて鍵はジョルノの元へと運ばれていたのでした。イルーゾォは鍵を追いかけ、ジョルノの元へと走ります。ジョルノは鍵を持って逃げることはせずその場に留まっていたのでイルーゾォは安心します。

イルーゾォの最後や死亡シーンを紹介します。イルーゾォはジョルノの体を鏡の中に引きずり込み、殺そうとします。しかし、ジョルノはフーゴのスタンド「パープルヘイズ」の殺人ウイルスに冒されていました。ウイルスごと引き込んでしまったイルーゾォも感染します。腹を括ったイルーゾォは、感染した右手以外を鏡の外に出ることを許可することでウイルスから逃れ、現実世界に戻ります。

右手と引き換えに一命を取り留めたと思ったイルーゾォでしたが、現実世界に戻ったイルーゾォの元にフーゴのスタンド・パープルヘイズが現れます。必死の抵抗も虚しく、パープルヘイズの拳を受けたイルーゾォは殺人ウイルスに全身を冒され死亡します。イルーゾォの無残な死亡シーンでした。このイルーゾォの死亡シーンは、ジョジョ5部の中でもかなり悲惨な部類に入るものとなりました。

最後に、イルーゾォのスタンド「マン・イン・ザ・ミラー」の強さや能力を解説します。また、マン・イン・ザ・ミラーの元ネタも合わせて紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。それではまず、マン・イン・ザ・ミラーの能力や強さを紹介します。

イルーゾォのスタンド「マン・イン・ザ・ミラー」の能力や強さを紹介します。マン・イン・ザ・ミラーは鏡に映ったものを鏡の中の世界に引きずりこむ能力のスタンドです。対象が鏡に映り、イルーゾォが許可することで引きずりこむことができます。スタンド使いを引き込んだ場合、イルーゾォが許可しなければスタンドも中に出現させることはできず、現実世界に取り残されます。

鏡の中の世界は左右が逆転しており、生物は存在しません。また、イルーゾォの許可は内容を細かく指定することができ、体の一部だけを引きずり込むような芸当が可能です。鏡の世界を作り出す能力はスタンドパワーを大量に消費するため、マン・イン・ザ・ミラーのスタンド自体は強くなく、戦闘向きでないムーディー・ブルースにも押し負けます。

ジョジョに登場するスタンドはバンド名や楽曲などから命名されることが多くあります。イルーゾォのスタンド、マン・イン・ザ・ミラーも同じで、マイケル・ジャクソンの楽曲「Man in the Mirror」が元ネタとなっています。「Man in the Mirror」は1988年に発売されたマイケル・ジャクソンのアルバム「Bad」に収録されています。

高慢なイルーゾォでしたが、その理由がイルーゾォのスタンド「マン・イン・ザ・ミラー」があまりにも暗殺向きの強いスタンドであるからではないかと考察するツイートです。

イルーゾォの死亡シーンは殺人ウイルスでドロドロになるという過激なものでしたが、アニメ放送前から規制が入るのではないかという心配の声が多く上がっていました。また、イルーゾォ死亡時の「ふああ〜」という独特の断末魔も人気であり、それを楽しみにする声が多くありました。イルーゾォの死亡シーンには多くのファンの期待がかかっていたことが伝わってきます。

ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険　アイズオブヘブン」でイルーゾォを演じた中井和哉さんの演技が好きだという感想のツイートです。中井和哉さんは多くの武人のキャラを演じている声優のため、中井和哉さんの演じるイルーゾォは強そうな印象になるようです。

ジョジョ5部に登場するイルーゾォについて、ゲームで演じた声優の中井和哉さんや根岸朗さん、アニメで演じた成田剣さんを紹介しました。また、イルーゾォの活躍シーンや死亡シーン、スタンド「マン・イン・ザ・ミラー」の強さや能力などについてもまとめました。このまとめでイルーゾォに興味を持った方は、ジョジョ5部コミックスやアニメを見てみてはいかがでしょうか？