2018年07月22日公開
2018年07月22日更新
ブレードランナー2049のキャスト・出演者一覧!あらすじも解説
『ブレードランナー2049』のキャスト・出演者一覧とあらすじを紹介します。前作『ブレードランナー』から30年以上の時を経て作られた続編です。派手なアクションが売りの映画ではありませんが、最先端の技術によって表現された近未来の世界や、SFらしい哲学的なテーマを扱ったあらすじは高い評価を得ました。2017年のアカデミー賞にもノミネートされて話題となった本作。この記事ではそんな『ブレードランナー2049』のキャスト・出演者一覧と合わせて、日本語吹き替え版のキャストも紹介です。あらすじもまとめました。
目次
ブレードランナー2049のキャスト・出演者を一覧で紹介!あらすじも解説!
『ブレードランナー2049』のキャスト・出演者の一覧を紹介していきます。前作『ブレードランナー』から30年以上の時を経て作られた続編となります。古典SF『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原案としたブレードランナーシリーズは、哲学的なテーマを扱った本格的なあらすじのSF作品です。そして、『ブレードランナー2049』は2017年に公開された映画の中でも最も高い評価を得た作品のひとつと言われます。
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今回はそんな骨太なあらすじのSF作品である『ブレードランナー2049』の出演者一覧を紹介しました。また、日本語吹き替え版のキャスト一覧も合わせて紹介します。物語の簡単なあらすじも解説しているので、どうぞご覧ください。
ブレードランナー2049のあらすじをネタバレ解説!
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まずは『ブレードランナー2049』のあらすじを簡単にネタバレ解説です。基本的な設定は前作『ブレードランナー』に準拠しており、前作の30年後の未来を舞台としています。前作の主人公であるデッカードも重要人物として登場しますが、新主人公のKの物語としてきちんと完結しています。ただし、前作のあらすじを知っておいたほうがより理解しやすいでしょう。それでは簡単なあらすじをご覧ください。
レプリカントという人造人間が造られるようになった未来
レプリカントという人造人間が造られるになった未来。レプリカントの製造技術は向上し、人間とはほとんど見分けがつかないようになっていきました。主人公はそんな新型レプリカントのひとりです。しかし、彼のは旧型のレプリカントを「解体」(始末)するブレードランナーの仕事についていました。ホログラムの恋人・ジョイと一緒に暮らしています。
ある日、サッパー・モートンというレプリカントを解体したKはモートンの農場に埋められた人骨を発見します。調査すると、それは旧式のレプリカントでした。そして、帝王切開のあとが見つかります。「レプリカントが子供を産んだ」という前代未聞の事態に、Kやその上司ジョシ警部補は激しく動揺します。その情報を秘匿しようと考えたジョシ警部補はKに調査し、子供を始末するよう命じました。
デッカードを追うK
調査を進めるKは、遺骨の正体がかつてのブレードランナー、リック・デッカードの恋人レイチェルだと知ります。そして、調査を進めていく過程で、自分の記憶がレイチェルの息子であることを示すものであると気づきました。激しく動揺するK。自分がレプリカントではなく、人間だと知ったKは父であるデッカードを追い求めます。そして、人里離れた土地でデッカードと対面しました。
しかし、デッカードは子供とは会ったことがなく、子供の安全のために他人として生きる人生を選んでいました。それを聞いたKは落胆します。そこへデッカードを探していたウォレス社の戦闘レプリカント・ラヴが襲ってきました。Kは傷つき倒れ、デッカードは誘拐されてしまいます。倒れたKを救ったのはレプリカント解放を謳うレジスタンスでした。そのリーダー・フレイザからKは真実を知らされます。
『ブレードランナー2049』のあらすじの結末
Kは人間ではありません。やはりレプリカントでした。Kの記憶は本物の記憶を移植されたものであり、デッカードの息子と勘違いするように仕組まれた計画でした。再び激しく動揺するK。ただのいちレプリカントであり、デッカードとは赤の他人でした。しかし、Kはそれでも人間らしい行動をとります。捕らわれているデッカードを救いに向かったKはラヴと格闘しました。
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死闘の末にラヴを倒したKは、デッカードを連れてアナ・ステリン博士の元へ向かいます。博士こそがデッカードの本当の娘だからです。デッカードはKに感謝をします。しかし、なぜそこまでKがしてくれるのかわからず、尋ねました。Kはそれには答えません。デッカードと別れた後、Kはその場に倒れます。ラヴとの戦闘で負った傷は癒えていません。しかし、その表情は穏やかなものでした。
ブレードランナー2049のキャストを一覧で紹介!
簡単なあらすじの解説に引き続いて、ここからは『ブレードランナー2049』のキャスト・出演者一覧を紹介していきます。前作の主人公を演じたハリソン・フォードを始めとした豪華キャスト一覧です。主演のライアン・ゴズリングは『ラ・ラ・ランド』で高い評価を得たキャストです。また、ヒロインのキャストは今後の活躍が注目されているアナ・デ・アルマスです。一覧にして紹介しているので、どうぞご覧ください。
ライアン・ゴズリング(K役)
『ブレードランナー2049』の主人公・Kを演じたのはライアン・ゴズリングです。Kは自分が人間であるかもしれないと感じられて人間らしく生きようとします。しかし、実際にはそれはデッカードの本当の娘を守るために仕組まれた情報でした。酷くショックを受けるKですが、最終的にはデッカードを娘に合わせるために自分の命を懸けてラヴと戦いました。
そんなKのキャスト、ライアン・ゴズリングは俳優であると同時にミュージシャンとしても活動しました。また、映画監督としてもデビューしています。しかし、ライアン・ゴズリングの作った映画は良い評価を得られませんでした。その後に出演した『マネー・ショート 華麗なる大逆転』ではクリチャン・ベールやブラッド・ピットと共演しています。リーマン・ショック前後に起こった実話をもとにした映画です。
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ライアン・ゴズリングが大きな成功を納めたのはその翌年、2016年です。出演した映画が立て続けに高評価を得ました。主演したミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』は「2016年最高の映画」と言われるほどの大ヒットです。アカデミー主演男優賞にノミネートされましたが、惜しくも受賞は逃しました。『ラ・ラ・ランド』の監督と再びタッグを組み、2019年には映画『ファースト・マン』の主演となることが明かされいます。
ハリソン・フォード(リック・デッカード役)
『ブレードランナー2049』でリック・デッカードを演じたのはハリソン・フォードです。約35年前に制作された前作『ブレードランナー』でもデッカードを演じていました。『ブレードランナー2049』の主人公はKですが、前作からのデッカードの物語の結末とも言えます。そのため、中盤からの登場ですが、リック・デッカードは非常に重要な役でした。
そんなデッカードのキャスト、ハリソン・フォードはハリウッドスターとして多くの作品に出演しています。『インディ・ジョーンズ』シリーズや『スターウォーズ』のハン・ソロ役は非常に有名です。これらの作品にブレードランナーを含め、2000年代になってから過去のヒット作に立て続けに出演しています。
アナ・デ・アルマス(ジョイ役)
『ブレードランナー2049』のヒロイン・ジョイを演じたのはアナ・デ・アルマスです。その存在はホログラムですが、Kにとってはかけがえのない存在でした。また、ジョイもAIでありながらKのことを心から愛してました。直接触れられないので、娼婦のレプリカントと同期してKと触れ合おうとしたほどです。そんなジョイはKとデッカードを襲ったラヴによってデータを破壊され、消えてしました。
切ないヒロイン・ジョイのキャスト、アナ・デ・アルマスはキューバの女優です。メキシコ映画などに出演していたため、日本ではよく知られていない女優でした。しかし、「世界で最も美しい顔100人」で9位に選ばれるなど、今後の活躍が期待されている女優です。
シルヴィア・フークス(ラヴ役)
『ブレードランナー2049』の敵役ラヴを演じたのはシルヴィア・フークスです。ラヴは冷徹なレプリカントとしてウォレスの指揮の元Kとデッカードを追跡します。表向きはウォレス社の一社員となっていますが、本性を現した後はジョシ警部補の元へ乗り込んで躊躇することなく殺害。過激な行動を厭わない悪役でした。最後にはKとの一騎打ちで水中に押し込められ、壮絶な表情のまま溺死します。
ラヴのキャスト、シルヴィア・フークスはオランダ出身の女優です。ヨーロッパを中心にモデル活動も行っていました。2013年の『鑑定士と顔のない依頼人』ではジェフリー・ラッシュと共演しています。シルヴィア・フークス演じる「依頼人」は姿を見せないキャラクターで、複雑な仕掛けがされた映画でした。2018年には『蜘蛛の巣を払う女』に出演することが発表されています。
ロビン・ライト(ジョシ警部補役)
『ブレードランナー2049』のジョシ警部補を演じたのはロビン・ライトです。ジョシ警部補はKの上司として登場します。保守的な考えをもっているため、デッカードとレイチェルの間に子供がいることを秘匿しようとしました。レプリカントに対して差別的な意見をもっています。しかし、Kの能力は高く評価していました。本性を現したラヴの突然の訪問時に、ラヴを怒らせて殺害されます。
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ジョシ警部補のキャスト、ロビン・ライトは『フォレスト・ガンプ/一期一会』のヒロイン・ジェニー役が有名です。映画だけでなく、テレビドラマにも多く出演し、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』ではゴールデングローブ賞のドラマ部門女優賞を受賞しました。近年の活動には『ブレードランナー2049』と同年に公開された『ワンダーウーマン』のアンティオペ将軍役があります。
マッケンジー・デイヴィス(マリエット役)
『ブレードランナー2049』に登場する娼婦マリエットはマッケンジー・デイヴィスが演じました。マリエットは映画中盤で登場するレプリカントの娼婦です。後にジョイと同期してKと触れ合いました。その正体はレプリカント解放を謳うレジスタンスの一員です。マリエットを演じたマッケンジー・ディヴィスはマット・デイモン主演映画『オデッセイ』に出演していました。
また、2018年の映画『タリーと私の秘密の時間』では、シャリーズ・セロンと共演しています。この映画ではタイトルにある重要登場人物タリー役で出演しました。映画批評家から高い評価を得たため、今後の更なる活躍が期待できる女優だと評判になっています。
カーラ・ジュリ(アナ・ステリン博士役)
『ブレードランナー2049』に登場するアナ・ステリン博士を演じたのはカーラ・ジュリです。物語中盤で登場し、Kの記憶が本物だと証言するレプリカント用記憶作家ですが、その正体はデッカードとレイチェルの娘でした。Kはアナ・ステリンのダミーとして記憶を植え付けられていました。最終的には、Kの活躍によって実の父であるデッカードと再会して物語の幕が閉じます。
アナ・ステリン博士を演じたカーラ・ジュリはスイス出身の女優です。1985年生まれで、2010年の映画『180°』では女優デビュー作でありながらスイスの映画賞を受賞しました。近年ではダコタ・ファニング主演の映画『ブリムストーン』などに出演しています。
ジャレッド・レト(ニアンダー・ウォレス役)
『ブレードランナー2049』に登場するウォレス社の社長ニアンダー・ウォレスを演じたのはジャレッド・レトです。ウォレスはKやデッカードと直接戦闘をするキャラクターではないですが、その登場シーンはどれも不気味だったと評判です。劇中では死亡していないので、もし続編が作られるのなら再登場するだろうと予想されています。
そんなニアンンダー・ウォレスをえんじたジャレッド・レトは2013年のアカデミー作品賞に輝いた『ダラス・バイヤーズクラブ』への出演が有名です。ジャレッド・レトもこの映画でアカデミー助演男優賞を受賞し、広く知られる存在となりました。若いころにはブラッド・ピット主演映画『ファイト・クラブ』にも出演しています。近年では『スーサイド・スクワット』にて、バットマンの宿敵ジョーカーを演じました。
ヒアム・アッバス(フレイザ役)
『ブレードランナー2049』に登場するフレイザを演じたのはヒアム・アッバスです。フレイザはレプリカント解放のためのレジスタンスを率いています。アナ・ステリンを守るために活動していました。Kには真実を伝えて仲間に誘い、デッカードのことはレプリカントのために見殺しにしようと考えています。
フレイザを演じたヒアム・アッバスはイスラエル出身の女優です。中東出身ということで、紛争を避けてヨーロッパに移住した経歴を持ちます。その後はフランス映画に出演していましたが、近年では『ブレードランナー2049』のように、アメリカ映画にも出演しています。
デイヴ・バウティスタ(サッパー・モートン役)
『ブレードランナー2049』のサッパー・モートンを演じたのはデイヴ・バウティスタです。サッパー・モートンは物語の冒頭でKが解体することになるレプリカントでした。レプリカントから生まれた子供の存在を知っているモートンはKに意味深な言葉を残して死亡します。
サッパー・モートンを演じたデイヴ・バウティスタは元々はプロレスラーとして知られる存在でした。「カーン」というリングネームで1999年からプロレスラーとして活動を始め、後に「バウティスタ」のリングネームに変更します。俳優としてはマーベル作品のひとつ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのドラックス役が有名です。
ブレードランナー2049の吹き替え声優キャストを一覧で紹介!
以上、出演者一覧でした。ここからは『ブレードランナー2049』の日本語吹き替え版の出演者一覧を紹介します。洋画吹き替えや舞台での活動を中心とする出演者で固められました。旬の芸能人やお笑い芸人は出演者として起用されていません。この点は吹き替えファンにも好評だったようです。では、声優出演者一覧をご覧ください。
加瀬康之(K役)
加瀬康之は大沢事務所に所属する声優です。ライアン・ゴズリング以外にはレオナルド・ディカプリオやクリス・エヴァンスを担当しています。洋画吹き替えでの豊富な経験を持ちますが、アニメ作品にもコンスタントに出演し、『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』では主人公の犀川創平を演じました。また、『ジョジョの奇妙な冒険』では第7部のラスボス、ファニー・ヴァレンタインを担当しています。
磯部勉(リック・デッカード役)
磯部勉はエンパシィに所属している俳優・声優です。ハリソン・フォードやメル・ギブソンといった大物俳優を長らく担当し、洋画の吹き替えで主役を多く演じてきました。一方、アニメでの出演もあり、有名なものは『BLACK LAGOON』のダッチなどです。声優として活躍しながらも継続して舞台やテレビで俳優として活躍しています。特にNHK大河ドラマには多く出演してきました。
小林沙苗(ジョイ役)
小林沙苗はシグマ・セブン所属の声優です。もともとは舞台女優として活動していましたが、声の仕事を始めると人気声優となりました。少年から美しいヒロインまで演じ、アニメ、実写を問わず幅広く活動しています。代表的な役である『夏目友人帳』の夏目レイコは6シリーズに渡って担当しています。
志田有彩(ラヴ役)
志田有彩はアクセントに所属する声優です。アニメ『リトルウィッチアカデミア』のアマンダ・オニールなどを演じています。洋画の吹き替えや海外ドラマでの経験が豊富です。『ブレードランナー2049』は高い戦闘能力を持つラヴを担当し、実質的には映画のラスボスでした。
深見梨加(ジョシ警部補役)
出典: http://vi-vo.jp
深見梨加はビーボに所属する声優です。もっとも有名なキャラクターは『セーラームーン』シリーズのセーラーヴィーナこと、愛野美奈子です。また、吹き替えではアンジェリーナ・ジョリー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズを始めとして、数多くの大物ハリウッドスターを担当します。
行成とあ(マリエット役)
行成とあはアーツビジョンに所属する声優です。OVA『機動戦士ガンダム サンダーボルト』のクローディア・ペールや、マーベル作品の登場人物のひとり、スカーレット・ウィッチなどを演じています。戦う女性やキャラを演じることが多いです。マリエットは戦闘能力はありませんが、気の強い女性レプリカントというキャラクターでした。
恒松あゆみ(アナ・ステリン博士役)
恒松あゆみは81プロデュースに所属する声優です。アニメや吹き替えで幅広く活動しています。代表的な役は『機動戦士ガンダム00』のマリナ・イスマイールなどです。また、ゲーム好きとして知られ、MMORPG『ドラゴンクエスト10』のネット番組にもゲスト出演をしたことがあります。
桐本拓哉(ニアンダー・ウォレス役)
桐本拓哉は青二プロダクションに所属する声優です。2017年に発売された人気ロボットシミュレーションゲーム『スーパーロボット大戦V』では主人公の叢雲総司を担当しています。『ブレードランナー2049』では落ち着いた声でデッカードを尋問する、ウォレスを不気味に演じました。
藤生聖子(フレイザ役)
藤生聖子(ふじきせいこ)は劇団昴に所属している女優です。劇団員としての活動以外にも、テレビ番組への出演や吹き替えをしています。声優としての活動は洋画や海外ドラマが中心となっており、アニメ作品にはあまり参加していません。『ブレードランナー2049』では終盤に登場するフレイザを演じ、Kへ残酷とも言える真実を告げました。
木村雅史(サッパー・モートン役)
木村雅史(1977年3月3日生まれ)はぷろだくしょんバオバブ所属する声優です。『ブレードランナー2049』では物語の起点となったレプリカント、サッパー・モートンを演じました。サッパー・モートンもそうですが、木村雅史は実年齢よりも年配のキャラクターを演じることが多いです。洋画や海外ドラマで多くキャスティングされています。
ブレードランナー2049のキャスト・出演者一覧まとめ!
以上、『ブレードランナー2049』のキャスト・出演者一覧とあらすじをまとめましたが、いかがでしたでしょうか?哲学的なあらすじで、静かなシーンも多い映画です。そのため、出演者一覧は公開前から注目されていました。実際に公開されると、映画の出来と出演者の演技によって2017年の話題作となります。また、前作『ブレードランナー』はコアなファンが多いだけに日本語吹き替え版出演者一覧も注目されていました。
結果的にはどの出演者もファンからは好評となりました。ブレードランナーシリーズはまだ続編が作られるとも噂されている作品です。今後も新しい情報が出てくるかもしれないので、期待して待ちましょう。