【Netflix映画】ザ・ファイブ・ブラッズは黒人や戦争がテーマ！キャストや内容は？

『ザ・ファイブ・ブラッズ』とは2020年にNetflixで配信されたアメリカの映画です。ベトナムを舞台に戦争・差別・PTSDなど様々なテーマで描かれている作品です。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』の映画監督を務めたのはスパイク・リーです。スパイク・リーとは1957年3月20日生まれのアメリカの映画監督・プロデューサーです。人種差別や偏見などを取り扱う作品を作ることで知られており、アカデミー賞名誉賞など多くの賞を受賞しています。現在はニューヨーク大学の映画学科の教授を務めるなど幅広く活躍しています。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』の主要人物の一人であるポール役のキャストはデルロイ・リンドーです。デルロイ・リンドーとは1952年11月18日生まれのイギリスの俳優です。よくスパイク・リーが制作する映画に出演することでも知られています。デルロイ・リンドーの出演作品には『カールじいさんの空飛ぶ家』のベータ役や『アナーキー』のベレーリアス役などがあります。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』の主要人物の一人であるオーティス役のキャストはクラーク・ピーターズです。クラーク・ピーターズとは1952年4月7日生まれのアメリカの俳優です。クラーク・ピーターズの出演作品には『THE WIRE/ザ・ワイヤー』のレスター・フリーマン役、『PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット』のアロンゾ・クイン役などがあります。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』の主要人物の一人であるエディ役のキャストはノーム・ルイスです。ノーム・ルイスとは1963年6月2日生まれのアメリカの俳優です。黒人ミュージカル俳優として有名な人物です。ノーム・ルイスの出演作品には『オペラ座の怪人』のファントム役、『リトル・マーメイド』のトリトン役、『スウィーニー・トッド』のスウィーニー・トッド役などがあります。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』の主要人物の一人であるメルヴィン役のキャストはイザイア・ウィットロック・Jrです。イザイア・ウィットロック・Jrとは1954年9月13日生まれのアメリカの俳優です。スパイク・リーの作品にもよく出演しています。

イザイア・ウィットロック・Jrの出演作品には『THE WIRE/ザ・ワイヤー』のクレイ・デイビス役や『ピートと秘密の友達』のジーン・デントラー役などがあります。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』の主要人物の一人であるノーマン役のキャストはチャドウィック・ボーズマンです。チャドウィック・ボーズマンとは1976年11月29日生まれのアメリカの俳優です。大腸がんによって2020年8月28日に逝去されました。『ザ・ファイブ・ブラッズ』は治療中の合間を縫って撮影されました。

チャドウィック・ボーズマンの出演作品には『ブラックパンサー』のティ・チャラ役や『マーシャル 法定を変えた男』のサーグッド・マーシャル役などがあります。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』のデヴィッド役のキャストはジョナサン・メジャーズです。ジョナサン・メジャーズとは1989年9月7日生まれのアメリカの俳優です。ジョナサン・メジャーズの出演作品には『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』のモンゴメリー・アレン役や『囚われた国家』のレイフ・ドラモンド役などがあります。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』のデローシュ役のキャストはジャン・レノです。ジャン・レノとは1948年7月30日生まれのフランスの俳優です。ジャン・レノの出演作品には『レオン』のレオン役、『ミッション:インポッシブル』のフランツ役、『ダ・ヴィンチ・コード』のベズ・ファーシュ役などがあります。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』のヴィン役のキャストはジョニー・グエンです。ジョニー・グエンとはベトナムの俳優・スタントマン・振付師です。2003年頃から映画業界で活動しています。ジョニー・グエンの出演作品には『Irumbu Kuthirai』のドン・ストーニー役、『The Rebel』のル・ヴァン・クオン役などがあります。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』のサイモン役のキャストはポール・ウォーター・ハウザーです。ポール・ウォーター・ハウザーとは1986年10月15日生まれのアメリカの俳優・コメディアンです。ポール・ウォーター・ハウザーの出演作品には『リチャード・ジュエル』のリチャード・ジュエル役や『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のショーンエッカート役などがあります。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』のヘディ役のキャストはメラニー・ティエリーです。メラニー・ティエリーとは1981年7月17日生まれのフランスのモデル・女優です。メラニー・ティエリーの出演作品には「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠」のフランス王女役や『ゼロの未来』のベインズリー役などがあります。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』のセッポ役のキャストはヤスペル・ペーコネンです。ヤスペル・ペーコネンとは1980年7月15日生まれのフィンランドの俳優・起業家です。ヤスペル・ペーコネンの出演作品には『ヴァイキング〜海の覇者たち〜』のハールヴダン黒髪王役や『ブラック・クランズマン』のフェリックス・ケンドリックソン役などがあります。

Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』のハノイ・ハンナ役のキャストはヴェロニカ・グゥです。ヴェロニカ・グゥとは1979年2月26日生まれのベトナムの歌手・女優・モデルです。出演作品には『スター・ウォーズ:最後のジェダイ』のペイジティコ役や『ブライト』のティエン役などがあります。

『ザ・ファイブ・ブラッズ』は4人の男性がホテルで再会を喜ぶところから始まります。ここでは『ザ・ファイブ・ブラッズ』の冒頭シーンのあらすじを紹介します。この4人はベトナム帰還兵でかつて第二次世界大戦後のベトナム戦争に参加していました。ポール、エディ、オーティス、メルヴィンの4人は同じ隊で戦った仲で、戦死した隊長のノーマンの遺骨と戦争中にジャングルに隠した金塊を探すためにベトナムに訪れました。

なぜ金塊が埋められたのかというと、ベトナムから帰還できなかった黒人や黒人兵士のために埋めておこうとノーマンが提案したからです。しかし時が経つにつれて埋めた場所の印が分からなくなり、長年探せない状態でした。そんな時、金塊を埋めた付近で土砂崩れがあったという情報があり、金塊を埋めた場所が分かるかもしれないと思い再びベトナムにやってきたのです。

ポールの息子のデヴィッドも父を心配するフリをして金塊を狙ってついてきていました。5人はジャングルまでの道のりをヴィンというガイドに頼みます。しかしベトナムの旅は楽しいものではありませんでした。ベトナム戦争から何年も経っているにも関わらずまだベトナムとアメリカの間には溝があり、それに加えてポールは戦争中のフラッシュバックに悩んでいました。

『ザ・ファイブ・ブラッズ』では物語の途中でベトナム戦争当時の様子が描かれています。ここではベトナム戦争中に何があったのかあらすじを紹介します。ベトナム戦争中、ラジオで4人はキング牧師が殺害されたことを知りました。ベトナムとの戦争中でしたが、4人は怒りで白人を殺しに行こうとします。そんな4人を止めたのがノーマンでした。

ノーマンは皆の怒りを抑え、白人を殺すことをやめるよう言いました。ノーマンの強い意志に4人は頷き、白人を殺すことをやめてそれからノーマンを尊敬するようになりました。

『ザ・ファイブ・ブラッズ』ではいよいよ5人が金塊を見つけ出します。しかしその後最悪の事態となってしまいました。ここでは金塊を見つけた後、何が起こったのかあらすじを紹介します。ジャングルに入った5人は当時戦争をしていた場所へとたどり着きます。するとデヴィッドが用を足してくると言って森の奥に入りました。用を足すために穴を掘っていると、そこには探していた金塊があったのです。

その直ぐ側にはノーマンの遺骨もありました。しかし5人は金塊をどうするのか揉めてしまいます。ノーマンの意志の通りに寄付するべきだという意見と、自分のものにしたいという意見が対立します。その時エディが地雷を踏んで死んでしまいます。デヴィッドもまた地雷を踏んで動けなくなってしまいました。そこにたまたま地雷処理班のLAMBが来るのですが、ポールはLAMBが気にくわず拘束してしまいました。

LAMBを拘束したままメンバーはジャングルを抜けてガイドのヴィンと合流します。しかしそこに金塊を狙うベトナム人が現れて銃撃戦が始まりました。ジャングルに行く前に取引をしたデローシュが金塊について情報を漏らしていたのです。ポールは誰も信用できなくなり金塊を持って逃げますが、ベトナム人に殺されてしまいました。

『ザ・ファイブ・ブラッズ』では金塊の奪い合いで争いが始まりました。銃撃戦で生き残ったメンバーはたどり着いた寺院で再び命の危機にさらされます。ここでは生き残ったメンバーがどうなってしまうのか、あらすじを紹介します。寺院にはデローシュがやってきます。デローシュは元々金塊を独占するために5人に協力していたのです。

デローシュとの対立で銃撃戦となりメルヴィンが手榴弾の爆撃を防ぐためにオーティスをかばって死亡します。しかしデヴィッドがデローシュを撃ち殺して戦いは終わりました。そして5人の中で生き残ったのはオーティスとデヴィッドだけとなってしまいました。

ベトナム人に殺されたポールはデヴィッドに手紙を残していました。ここでは『ザ・ファイブ・ブラッズ』のラストシーンのあらすじを紹介します。ポールとデヴィッドは仲が悪く、何度も言い争いをしていました。デヴィッドはその原因は自分が生まれた時に愛する妻が亡くなったからからだと考えていました。しかしポールは愛を伝えていなかっただけで、ちゃんとデヴィッドのことを愛していました。

ポールは自分が死ぬことを予期しており、手紙をデヴィッドの名付け親であるオーティスにたくしていました。ポールの手紙にはデヴィッドへの謝罪とこれからも愛しているということが書かれていました。そして金塊はノーマンの意志を尊重し、黒人支援団体とLAMBに寄付されました。

『ザ・ファイブ・ブラッズ』の評価では、2020年のNetflix映画の中で一番好きだと評価されている方もいました。特にチャドウィック・ボーズマンがかっこよかったという声がたくさんあります。スパイク・リーの作品のファンからも高評価の映画です。

『ザ・ファイブ・ブラッズ』の評価では、デルロイ・リンドーの演技を高評価している方もいました。デルロイ・リンドーが演じたポールは、尊敬するノーマンを事故で殺してしまったことで心に深い傷を負っていました。そのため、ベトナムに来てからはPTSDによってキレやすくなったり周りに当たり散らすようになります。デルロイ・リンドーの狂気に走っていく演技は好評でした。

『ザ・ファイブ・ブラッズ』は本格的な銃撃戦も評価されています。戦争を経験している4人は特に銃の扱い方がうまく、ラストのベトナム人やデローシュとの戦いは特にリアルでした。また、他の評価では差別や戦争、地雷、PTSDなどあらゆる要素を詰め込んでいるにも関わらず、上手くまとまっていて傑作だったと評価されている方もいました。

『ザ・ファイブ・ブラッズ』はあらすじを見ても分かる通り、差別や戦争などを題材とした作品です。とても評価が高い作品で、SNSだけでなく海外の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では支持率が92%、10点満点中7,92点を取っています。Netflixで配信されているのでぜひ観てみてください。