【ワンピース】トラファルガー・ローの声優は神谷浩史！リヴァイなど演じたキャラは？

トラファルガー・ローは『ワンピース』に登場する人気キャラクターの1人。アニメ『ワンピース』では、『進撃の巨人』のリヴァイなどで知られている有名声優・神谷浩史がその声を担当しています。ここではトラファルガー・ローの声を担当する神谷浩史にスポット当て、その魅力に迫っていきます。まずは『ワンピース』とトラファルガー・ローの基本情報を押さえておきましょう。

『ワンピース』は日本の漫画家・尾田栄一郎が生み出した少年漫画。1997年7月から『週刊少年ジャンプ』にて連載が始まり、やがて日本が世界に誇る大ヒット作品となりました。2020年4月現在でも連載は継続中。1999年10月に放送が開始されたアニメも続いています。ゲームや歌舞伎など幅広いメディアミックスが展開され、漫画やアニメを見たことがない人でもそのタイトルには聞き覚えがあるというほど高い知名度を誇る作品です。

主人公のモンキー・D・ルフィは、悪魔の実という特殊な実の1つ「ゴムゴムの実」を食べて身体がゴムになった少年。ルフィの夢は仲間たちと大海原で冒険を繰り広げ、海賊王になることです。ルフィは冒険の中で出逢う人々や数々の戦いから多くのことを学び、少しずつ海賊王への道を進んでいきます。

トラファルガー・ローは『ワンピース』に登場する海賊の1人。ハートの海賊団の船長で、元王下七武海の1人でした。懸賞金億超えの若手海賊11人と黒ひげことマーシャル・D・ティーチを指す「最悪の世代」の1人でもあります。

本名はトラファルガー・D・ワーテル・ロー。10月6日生まれで、てんびん座。年齢は24歳から26歳になりました。血液型はF型で、身長191センチ。好物はおにぎりと焼き魚で、嫌いなものはパンと梅干しです。使用武器は妖刀「鬼哭」。悪魔の実の1つ「オペオペの実」の能力者で、生み出したドームの中なら切断や接合など、外科手術的な行為を指先1つで行えるという力を持っています。

この能力と船長でありながら船医でもあるということでついた異名が「死の外科医」。懸賞金は2億ベリーだったのが4億4000万ベリーに上がり、後に5億ベリーになりました。クールで残忍なイメージがついていますが、実際は優しいところもあり常識的な考え方も持ち合わせているキャラクター。後にルフィたち麦わらの一味と同盟を結ぶことになります。

神谷浩史は声優であり、歌手であり、ナレーター。1975年1月28日生まれで、血液型はA型。千葉県生まれの茨城県育ちで、所属事務所は青二プロダクションです。日本に男性声優は数多存在していますが、その中でも屈指の人気と知名度を誇る声優です。

神谷浩史はアニメ『ワンピース』でトラファルガー・ローを演じました。ローの声が神谷浩史に決定し、驚きと共に歓喜したファンは多かったようです。ローを演じるときの神谷浩史の声は、とにかく低め。その低音ボイスが女性ファンから好評でした。『ワンピース』のローから声優・神谷浩史のファンになったという人も多く存在します。

『ワンピース』で神谷浩史と言えばトラファルガー・ローですが、実は神谷浩史が『ワンピース』で初登場したのはアニメ第1話。ローが登場するずっと前のことでした。神谷浩史は女海賊アルビダの手下である「海賊A」として出演しており、その出番はゾロ役の声優・中井和哉よりも先であったと、ウソップ役の声優・山口勝平との対談で語っています。

キャラクターの幼少期がアニメで登場する際、その声優は違うことが多々あります。特に男性キャラの場合は、声変わりで大人になると声が低くなることが多いため、幼少期のみ女性声優が担当することもしばしば。しかしトラファルガー・ローは、幼少期も神谷浩史が担当しました。きちんと子供特有の声音を発して演技をしており、多くのファンから高く評価されています。

神谷浩史は元々役者志望でした。しかしそのために入学しようとした芸術系の大学に落ちてしまい、演劇雑誌で紹介されていた青二塾に入所することになります。青二塾は声優養成所なのですが、その事実は知らないままの入所でした。神谷浩史は偶然が重なったおかげで声優としての道を歩むことになったのです。

神谷浩史は2008年第2回声優アワードでサブキャラクター男優賞を受賞。その後、2009年第3回で主演男優賞とベストパーソナリティ賞を受賞しました。以降も、2012年第6回から2014年第8回で声優アワード最多得票賞を受賞し、2015年第9回では最多得票賞とパーソナリティ賞を受賞。

2016年第10回でも最多得票賞に輝き、5年連続最多得票賞を獲得したため声優アワードに殿堂入りを果たしました。2019年第13回と2020年第14回では「MVS（Most Valuable Seiyu）」を受賞しており、声優アワードの常連となっています。

神谷浩史が猫好きであるということは有名な話。愛猫はロシアンブルーで名前はにゃんこ先生といいます。グラビアでも猫と一緒に写真が撮られていたり、神谷浩史のラインスタンプにも猫が一緒に描かれたいたりと、とにかくあちこちで猫とのセットが見られるくらい猫好きのようです。

神谷浩史が猫の他に好きなものの1つがガンダム。『SDガンダムフォース』でキャプテンガンダム役を演じたことが、声優になって良かったことの1つだそうです。家にはガンダムがたくさん飾っており、セルDVDBOXが発売された際はメーカーから1本もらっていたにも関わらず、もう1本自分で購入したそうです。

2016年に、神谷浩史が実は結婚していたという旨の記事が写真週刊誌に掲載されました。相手は漫画家の中村光とされており、娘までいたということで当時ファンの間ではかなりの衝撃が走った模様です。中村光は『荒川アンダーザブリッジ』の作者で、神谷浩史はこの作品のアニメに出演していることから、それが出逢いであると考えられています。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その1は『進撃の巨人』リヴァイ・アッカーマンです。リヴァイは調査兵団の兵士長。巨人たちを次々に屠っていくその圧倒的な強さから「人類最強の兵士」と讃えられています。リヴァイは『進撃の巨人』の中でも特に人気の高いキャラ。

アニメ化が決定した際は誰がリヴァイをやるのか、とかなり話題になっていましたが、神谷浩史が担当することになり多くの人が納得したようです。リヴァイの人気が高すぎるがゆえにプレッシャーもあったようですが、神谷浩史は見事にリヴァイの迫力のある名シーンの数々を演じきりました。神谷浩史といえばリヴァイの名前を出す人も多いです。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その2は『デュラララ!!』折原臨也です。折原臨也は新宿を拠点に活動する情報屋。人間愛ゆえに度々不可解な行動を起こし、それが後々周囲のトラブルに繋がっていくことも。池袋にいる平和島静雄と犬猿の仲で、度々規格外の追いかけっこを繰り広げています。

平和島静雄の声を担当したのは、共にラジオパーソナリティを務めており特に仲の良いと言われている声優・小野大輔。アニメではもちろん、イベントなどでも披露された息のあった掛け合いは、多くのファンを感動させました。また、神谷浩史が折原臨也というキャラ特有の掴みどころのなさを声で表現しきったところが、原作小説からのファンをも唸らせています。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その3は『おそ松さん』松野チョロ松です。松野チョロ松は松野家の6つ子の三男。アイドルオタクで、6つ子の中では主にツッコミ役を担当しています。

しかし時々、他の兄弟たちをも振り切るほどの盛大なボケをかましてくるところが、彼の面白い部分。人気男性声優が集まり注目を集めた『おそ松さん』。神谷浩史はその中でも埋もれることなく、その存在感を発揮していました。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その4は『夏目友人帳』夏目貴志です。夏目貴志は『夏目友人帳』の主人公。祖母の遺品である妖怪たちの名が記された契約書「友人帳」を手にし、そこに書かれた名前を妖怪たちに返すため、妖怪のニャンコ先生と共に日々忙しい毎日を過ごしています。優しく、どこか儚さを感じさせる夏目貴志というキャラに、神谷浩史の穏やかな声はぴったりだと言われています。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その5は『監獄学園』藤野清志です。藤野清志は『監獄学園』の主人公。共学になったばかりで男子生徒は僅か5名という私立八光学園に入学した彼は、他の男子生徒と共に覗きの罪で「プリズン」と呼ばれる懲罰棟に入れられてしまいます。神谷浩史の、トラブルに見舞われて焦る演技などが秀逸なので注目してみてください。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その6は『機動戦士ガンダム00』ティエリア・アーデです。ティエリア・アーデは主人公たちが所属する施設武装組織「ソレスタルビーイング」所属のガンダムマイスター。女性的な容姿をしているキャラのため、声が神谷浩史だと知った視聴者の中には衝撃を受けた人もいたようです。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その7は『イクシオン サーガ DT』エレクパイル・デュカキスです。エレクパイル・デュカキスは武力組織「インコグニート」の隊長。部下からはエレク様と呼ばれています。騎士道精神を重んじる真面目な人物。主人公とは相対する組織の人間ですが悪い人ではないので、神谷浩史自身も悪そうに演じることはしないようにしていたそうです。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その8は『美男高校地球防衛LOVE!』草津錦史郎です。草津錦史郎は眉難高校に通う3年生で、生徒会（征服部）に所属している生徒会長。さすが生徒会長なだけあって、秩序を重んじる真面目で厳格な性格の持ち主です。また彼はツンデレでもあり、神谷浩史の声で紡がれるツンデレな台詞は多くの女性ファンを虜にしました。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その9は『さよなら絶望先生』糸色望です。糸色望は『さよなら絶望先生』の主人公。タイトルの「絶望先生」は、彼が凄まじいネガティブ思考の持ち主で、何かとすぐに絶望してしまうからです。

お約束の台詞は「絶望した！ ～に絶望した！」というもの。この台詞が人気を博したのは、神谷浩史が声を当てたからという理由も大きいでしょう。『進撃の巨人』のリヴァイなどの影に隠れていますが、神谷浩史のファンが根強く推し続ける代表作の1つです。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その10は『化物語』阿良々木暦です。阿良々木暦は「物語シリーズ」の主人公。高校3年生の春休みに瀕死の吸血鬼を救ったことがきっかけで「吸血鬼もどき」になりました。

神谷浩史が阿良々木暦役に抜擢されたのは、アニメ監督の新房昭之が彼の出演を熱望したため。新房昭之は同時期に『【懺・】さよなら絶望先生』の監督を務めており、神谷浩史も当然主役として出演していました。同じクールに同じ監督のアニメで同じ声優が主役を張るというのは珍しいことですが、良い作品を作るためにはどうしても神谷浩史の声が必要であるということで、抜擢されたそうです。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その11は『荒川アンダー ザ ブリッジ』一ノ宮行（リクルート）です。一ノ宮行は『荒川アンダー ザ ブリッジ』の主人公。世界のトップ企業の御曹司である彼は、荒川で溺れたところをニノという少女に救われます。

一ノ宮のモットーは「他人に借りを作るべからず」。命を救ってもらうという最大級の借りを作ってしまった一ノ宮は、借りを返すために恩人であるニノの願いを叶えることになります。それはニノの恋人になるということでした。神谷浩史のキレのあるツッコミ台詞が楽しめる作品です。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その12は『しろくまカフェ』ペンギンさんです。人間も動物も訪れる不思議な店「しろくまカフェ」。ペンギンさんはこのカフェの常連客で、カフェのマスターであるシロクマのギャグへのツッコミ役です。

かっこいい役柄が多く、声もそれに合わせてかっこよくしている神谷浩史ですが、ペンギンさんを演じる神谷浩史の声はほのぼのとして可愛く、そのギャップが気に入っているというファンが多いです。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その13は『青の祓魔師』メフィスト・フェレスです。メフィスト・フェレスは正十字騎士團日本支部長であり、自身も祓魔師。

主人公が通う正十字学園・祓魔塾の理事長も務めています。何を考えているのかわからないミステリアスな人物で、神谷浩史はその不穏さを見事に声で表現していました。神谷浩史の声だからこそ、裏に何かあるキャラなんだな、と注目されていたようです。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その14は『よんでますよ、アザゼルさん』ベルゼブブ優一です。ベルゼブブ優一は魔界の貴族の子息。芥辺探偵事務所の事務バイトをしている佐隈りん子と契約し、芥辺探偵事務所の一員になりました。人間界にいる際のベルゼブブは、大体ペンギンのような姿をしています。愛嬌のある姿と、貴族らしい偉そうな喋り方のギャップが人気でした。

トラファルガー・ローの声優・神谷浩史が演じたキャラや出演作その15は『それが声優！』本人役です。『それが声優！』とは声優業界にスポットを当てた職業コメディー。この作品の特徴は、ゲストキャラが実在する声優で、その声を本人が当てているということです。

神谷浩史以外にも、野沢雅子や釘宮理恵など、有名声優陣が本人役で出演していました。神谷浩史が神谷浩史として台詞を言うという特殊な状況を楽しめる作品は、本作くらいでしょう。

神谷浩史は2006年8月、アニメの収録現場にバイクで向かっていたところ、トラックに接触しそうになり転倒。重傷を負って生死の境を彷徨いました。一度は心肺停止状態となり、それを乗り越えても1ヶ月近く意識が回復しなかったそうです。昏睡状態が続く神谷浩史に、声優仲間もかなり心配していたとのことでした。

神谷浩史が事故に遭ったのは、アニメ『ハチミツとクローバー』の収録が行われている時期でした。昏睡状態の神谷浩史がアフレコを行うことはもちろんできませんので、最終話でのみ急遽代役が立てられることになります。

代役を務めたのは、神谷浩史と同じ青二プロダクションに所属する声優・野島健児でした。代役が立てられたのはテレビの最終話のみで、その後発売された『ハチミツとクローバー』のDVDでは、神谷浩史の声で再収録された最終話が使われています。

一度は死の淵を覗き込んだ神谷浩史でしたが、奇跡的に一命を取り留めることができました。そしてリハビリに半年かかると言われていたにも関わらず、驚異的な体力と精神力で、僅か2ヶ月で回復。退院しています。

いくら本人の強い意志で回復できたにしても、命に関わるほどの大怪我を負ったのだから後遺症が残っている可能性があるのではと、ファンは心配していました。しかし、後遺症もまた奇跡的になかったようで、神谷浩史は2020年現在でも精力的に声優活動を続けています。

神谷浩史を語る上で欠かせないのが、ラジオパーソナリティとしての活動です。神谷浩史は2007年から声優の小野大輔と共に「神谷浩史・小野大輔のDearGirl〜Stories〜」というラジオに出演しています。ラジオの人気と神谷浩史のパーソナリティの実力は、声優アワードベストパーソナリティ賞の受賞が証明しています。

神谷浩史はアーティスト活動を行っている声優としても有名です。2010年に発売した1stシングルは早速オリコンTOP10入り。その後のシングル、アルバムも全てがオリコンTOP10入りしているのがすごいところです。神谷浩史が歌うキャラソンも人気がありますが、神谷浩史名義での楽曲は神谷浩史自身の魅力が満載で、ファンからはより注目されています。

「Kiramune（キラミューン）」とは、男性声優の表現の幅を広げるために立ち上げられた音楽レーベルのこと。神谷浩史はこのKiramuneに所属しており、他の声優とユニットを組んで楽曲を発表したり、ライブイベントや朗読劇などに出演したりしています。

「KAmiYU」とは、Kiramuneに所属する神谷浩史と入野自由、2人の男性声優によって結成された音楽ユニットです。歌唱力が高く爽やかな歌声に定評がある2人の歌は、多くの声優ファンを虜にし、彼らのライブイベントは開催されるたびに大盛況です。

神谷浩史は日本を代表する男性声優として、NHKのドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演しました。『ワンピース』のローや『進撃の巨人』のリヴァイで知られる神谷浩史が、普段から何を考えどのように仕事に取り組んできたのかを見ることができ、彼のプロ意識の高さに感動するファンが続出しました。

トラファルガー・ローの声優が神谷浩史であるのはズルいというコメントです。ただでさえファンからの人気が高かったロー。そこに神谷浩史の低いイケメンボイスがついたことで新たなファンがつき、その人気は凄まじいものになりました。

テレビ番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』で、『進撃の巨人』のリヴァイを演じる姿を見せた神谷浩史。表には出ていないキャラの性質をも視聴者に感じさせるその技量と努力に驚かされます。神谷浩史が演じたからこそ、リヴァイの人気はさらに高まったのでしょう。

神谷浩史の立ち居振る舞いからは、声優としての誇りと、携わった作品とキャラに対するリスペクトが感じられるという感想です。だからこそ、好きなキャラの声を担当しているからだけではなく、神谷浩史という声優が好きだという人が増えるのでしょう。

『ワンピース』のトラファルガー・ローや『進撃の巨人』のリヴァイを演じてきた人気声優、神谷浩史の出演作などについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？ローやリヴァイが特に有名ですが、それ以外にも多くの有名作品に登場し、様々なキャラに命を吹き込んできた神谷浩史。

同じ声のはずなのに作品とキャラによって驚くほど印象が変わるのは、彼の声優としての技術力の高さ故ではないでしょうか？今後もトラファルガー・ローの声優・神谷浩史に注目していきましょう。