2019年12月02日公開
2019年12月02日更新
【鋼の錬金術師】ロイ・マスタングの声優は1期と2期で違う?実写版俳優はだれ?
鋼の錬金術師に登場するロイ・マスタングは、「焔の錬金術師」の二つ名を持つ最強の国家錬金術師です。この記事ではロイ・マスタングについて、プロフィールやアニメ1期と2期の声優、実写映画の俳優などを紹介します。アニメ鋼の錬金術師1期と2期ではそれぞれ違う声優がロイ・マスタング役を演じており、どちらも人気があるようです。2019年11月20日から鋼の錬金術師コラボレーションカフェが開催されており、鋼の錬金術師に再び注目が集まっています。ぜひチェックしてみてください。
目次
ロイ・マスタングとは?
鋼の錬金術師に登場するロイ・マスタングは、「焔の錬金術師」の二つ名を持つ国家錬金術師です。アメストリス国の大佐として従軍しており、国を根本から変革するために大統領の地位を目指しています。この記事ではロイ・マスタングについて、プロフィールやアニメ1期と2期の声優、実写映画の俳優などを紹介します。ロイ・マスタングに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
鋼の錬金術師の作品情報
ロイ・マスタングについて紹介する前に、まずは鋼の錬金術師の作品について紹介します。鋼の錬金術師は連載が終了して10年が経った現在でもなお、ダークファンタジーの名作として名高い作品です。2019年11月20日からは池袋で鋼の錬金術師コラボレーションカフェが開催され、鋼の錬金術師に再び注目が集まっています。鋼の錬金術師を読んだことがない方やおさらいしたい方は、ぜひチェクしてみてください。
鋼の錬金術師の概要
鋼の錬金術師は2001年から2010年まで月刊少年ガンガンで連載された、荒川弘先生の漫画作品です。全27巻が刊行されており、2017年11月時点で累計発行部数が7000万部を突破しています。近代ヨーロッパ風の世界を舞台に、失った体を取り戻そうとする錬金術師の兄弟を描いたダークファンタジー漫画です。スクエア・エニックス史上最も売れた漫画であり、最終回が掲載された雑誌が完売するという伝説を打ち立てました。
アニメ鋼の錬金術師は1期と2期が存在します。2003年から2004年に放送されたアニメ1期「鋼の錬金術師」は、当時原作が完結していなかったため、終盤からはアニメオリジナルストーリーが展開されました。2009年から2010年に放送されたアニメ2期「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」は、原作の完結に合わせて放送されたため、完全に原作準拠のストーリーとなりました。
鋼の錬金術師のあらすじ
リゼンブールに住むエドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの兄弟は、母トリシャと三人で暮らしていました。エルリック兄弟は非常に優秀で、幼いながらに独学で錬金術を学び、その才能を開かせていきます。しかしある時トリシャが病で帰らぬ人となり、兄弟は母親を錬金術で蘇らせる計画を立てます。二人は地元を訪れていた錬金術師から錬金術を学び、準備が整うと遂に計画を実行に移します。
人体錬成は錬金術の中でも最も罪の重い禁忌とされていましたが、エルリック兄弟は気に留めませんでした。母親に会いたい一心で錬成陣を完成させ、錬金術を発動します。しかし人体錬成は成功せず、エドワードの左足、そしてアルフォンスの体全てが持っていかれてしまいます。最愛の弟を呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代償に、アルフォンスの魂を取り戻すことに成功します。
エドワードはアルフォンスの魂を部屋にあった甲冑に定着させます。その後、エルリック兄弟の元に国家錬金術師のロイ・マスタングが訪れ、何が起きたかを察します。ロイ・マスタングは生気を失っているエドワードに、弟と自分の体を取り戻したいなら国家錬金術師になれという言葉を残し、去っていきます。エドワードはその言葉がきっかけで活力を取り戻し、体を取り戻すために国家錬金術師となる決意をします。
ロイ・マスタングのプロフィール
ロイ・マスタングのプロフィールを紹介します。ロイ・マスタングはアメストリス国の軍部に所属する国家錬金術師であり、「焔の錬金術師」という二つ名の持ち主です。初登場時は29歳であり、その若さにして大佐の階級に任命されている優秀な軍人です。普段は仕事に対して不真面目な態度を取っていますが、その実誰よりも国のことを考えており、大統領の座について国を改革する夢を持っています。
それでは次に、アニメ鋼の錬金術師でロイ・マスタング役にキャスティングされた声優を紹介します。アニメ鋼の錬金術師は1期と2期が存在し、それぞれ別の声優がロイ・マスタング役を演じています。1期も2期も評価が高い作品であり、1期の声優のロイ・マスタング役が好きだという方、2期の声優のロイ・マスタング役が好きだという方がいます。それでは、1期と2期で異なるロイ・マスタング役の声優を見ていきましょう。
ロイ・マスタングの声優は1期と2期で違う?
鋼の錬金術師は二回テレビアニメ化されています。アニメ鋼の錬金術師1期が放送されていた2003年から2004年頃は原作が完結していなかったため、終盤からアニメオリジナルストーリーが展開されました。その後、原作の完結に合わせて2期が放送され、原作に準拠したストーリーが展開されるとともに、声優陣も一新されました。それでは、アニメ1期と2期でロイ・マスタングにキャスティングされた声優を紹介します。
1期の声優①大川透
アニメ鋼の錬金術師1期でロイ・マスタング役にキャスティングされたのは、声優の大川透さんです。大川透さんは1960年に鹿児島県で生まれました。大学在学時に劇団で演劇を学び、卒業後は舞台俳優として活動していました。その後声優としての仕事が増え、映画の吹き替えなどをしていました。アニメ鋼の錬金術師1期のロイ・マスタング役でブレイクし、声優として広く知られるようになります。以下は声優としての主な出演作です。
- 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』(サイトー役)
- 『鋼の錬金術師』1期(ロイ・マスタング役)
- 『BLOOD+』(ジェイムズ・アイアンサイド役)
- 『ひぐらしのなく頃に』(富竹ジロウ役)
- 『ソウルイーター』(スピリット=アルバーン役)
- 『マクロスF』(ジェフリー・ワイルダー役)
- 『GOSICK -ゴシック-』(ブライアン・ロスコー役)
- 『ソードアート・オンライン』(ヒースクリフ役)
- 『ノラガミ』(天神役)
- 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(ラスタル・エリオン役)
2期の声優②三木眞一郎
アニメ鋼の錬金術師2期でロイ・マスタング役にキャスティングされたのは、声優の三木眞一郎さんです。三木眞一郎さんは1968年に東京都で生まれました。三木眞一郎さんは幼い頃から声優を夢見ており、81アクターズスタジオの第1期を修了したあと、81プロデュースの研究生オーディションを受けて合格します。同期の中でも飛び抜けて研究熱心であり、3年で修了するはずの声優プログラムを2年で完了しました。
努力の甲斐あって、81プロデュース在籍中から声優の仕事ができるようになり、1989年から1990年に放送された『ダッシュ!四駆郎』で声優デビューします。三木眞一郎さんは声優業に対して思い入れが強く、担当するキャラクターのイメージに声優個人のイメージが付かないよう、ブックレットなどに顔をなるべく出さないようにするなどしています。キャラクターのそれまでの人生を理解してから演じるというこだわりもあるようです。
- 『ポケットモンスター』(コジロウ役)
- 『フルメタル・パニック!』(クルツ・ウェーバー役)
- 『銀魂』(坂本辰馬役)
- 『Fate/stay night』(アサシン役)
- 『機動戦士ガンダム00』(ニール・ディランディ役、ライル・ディランディ役)
- 『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』2期(ロイ・マスタング役)
- 『薄桜鬼』(土方歳三役)
- 『偽物語』(貝木泥舟役)
- 『戦姫絶唱シンフォギアAXZ』(アダム・ヴァイスハウプト役)
- 『幼女戦記』(レルゲン役)
ロイ・マスタングの実写版俳優
鋼の錬金術師は2017年に実写映画化されています。監督は曽利文彦さん、主演は俳優の山田涼介さんで制作、イタリアなどヨーロッパを舞台に撮影されました。この実写映画でロイ・マスタング役にキャスティングされたのは、俳優のディーン・フジオカさんです。俳優のディーン・フジオカさんはロイ・マスタング役のオファーが来るまで鋼の錬金術師を読んだことがなかったそうで、撮影するに当たって初めて読み、挑んだそうです。
ロイ・マスタングは炎を操る錬金術師であり、俳優のディーン・フジオカさんは、CGをバックに撮影を行なったそうです。撮影は細切れとなり、俳優のディーン・フジオカさんは感情を繋ぐのに苦労したとコメントしています。また、俳優のディーン・フジオカさんは、撮影終了後もロイ・マスタングの指パッチンが気に入り、火をつけるときに使っていたとも発言しています。
ディーン・フジオカのプロフィール
俳優のディーン・フジオカさんのプロフィールを紹介します。ディーン・フジオカさんは1980年に生まれ、1997年に開催されたジュノン・スーパーボーイ・コンテストで最終選考に進出します。2004年、香港のクラブでスカウトされ、モデルとして香港で活動を始めます。2006年からは台湾で俳優活動を行うようになり、注目を集めます。
台湾の映画やドラマなどに出演して俳優としてのキャリアを積んだ後は、インドネシアで音楽活動を始めます。その後俳優のディーン・フジオカさんはアミューズと契約し、俳優業・音楽活動の活躍の場を広げます。現在俳優のディーン・フジオカさんは、日本で俳優・ミュージシャンとしての高い知名度を得て、全国ツアーや連続ドラマの主演などを努めています。
俳優のディーン・フジオカさんは日本語の他に英語、中国語、インドネシア語など五つの言語を話すことができ、それを俳優業に活かしてグローバルな俳優活動を行なっています。幼い頃から音楽を嗜んでいたことが現在の音楽活動に影響しています。
ディーン・フジオカの主な出演作品
- 映画『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』(市橋達也役)
- 映画『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』(楢山篤史役)
- 映画『鋼の錬金術師』(ロイ・マスタング役)
- 映画『坂道のアポロン』(桂木淳一役)
- 映画『海を駆ける』(ラウ役)
- 映画『空飛ぶタイヤ』(沢田悠太役)
- 映画『記憶にございません!』(首相秘書官 井坂役)
- 映画『エンジェルサイン』(タカヤ役)
- テレビドラマ『ホントの恋の見つけかた』(安藤楓役)
- テレビドラマ『探偵の探偵』(桐嶋颯太役)
- テレビドラマ『あさが来た』(五代友厚役)
- テレビドラマ『ダメな私に恋してください』(黒沢歩役)
- テレビドラマ『IQ246〜華麗なる事件簿〜』(賢正役)
- テレビドラマ『今からあなたを脅迫します』(千川完二役)
- テレビドラマ『トットちゃん!』(河毛博役)
- テレビドラマ『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(柴門暖/モンテ・クリスト・真海役)
- テレビドラマ『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』(馬場純役)
- テレビドラマ『シャーロック アントールドストーリーズ』(誉獅子雄役)
ロイ・マスタングと登場人物の関係
鋼の錬金術師に登場するロイ・マスタングと登場人物の関係を紹介します。ロイ・マスタングはアメストリアの軍に所属する国家錬金術師であり、その交友関係は軍関係者であることが多いです。ロイ・マスタングは若くして大佐という地位についたため、周囲から嫉妬されています。軍内部の政治に常に気を張らなくてはならないロイ・マスタングが心許せる人物は数少なく、とても大切な存在です。
登場人物との関係①リザ・ホークアイ
ロイ・マスタングと登場人物の関係を紹介します。一人目はリザ・ホークアイです。リザ・ホークアイはアメストリス軍の中尉でロイ・マスタングの直属の補佐官です。「鷹の眼」の異名を持つ優秀な狙撃手であり、戦闘時は銃やライフルを使用します。クールな性格であり、特に職務中は滅多に慌てふためくことはありません。冷たく見られがちですが実は優しく、ウィンリィなど仲のいい人物には笑顔も見せます。
ロイ・マスタングとリザ・ホークアイの出会いには、リザ・ホークアイの父が関係しています。リザ・ホークアイの父は錬金術師であり、焔の錬金術を研究していました。ロイ・マスタングは青年期にホークアイ父に師事しており、その関係でリザ・ホークアイとは旧知の仲でした。ホークアイ父は軍に従う国家錬金術師を蔑視していましたが、ロイ・マスタングは従軍することが人々のためになると信じて軍役に就きます。
その後ホークアイ父は、焔の錬金術の秘術をロイ・マスタングに伝える間も無く病死します。しかし錬成陣を娘のリザ・ホークアイの背中に、刺青という形で遺していました。リザ・ホークアイはロイ・マスタングの夢を信じて、背中の秘術を見せることにします。 そうしてロイ・マスタングは唯一の焔の錬金術師となり、国家錬金術師の資格を得ました。
その後、ロイ・マスタングはイシュバール殲滅戦の戦場でリザ・ホークアイと再会します。リザ・ホークアイは狙撃手としてこの戦いに参加していたのでした。ロイ・マスタングとリザ・ホークアイは、人々のためになると信じて従軍したのに、守るべき人々を殺しているという現実を突きつけられて葛藤していました。リザ・ホークアイは戦争が終結すると、ロイ・マスタングに背中の錬成陣を焼いて欲しいと頼みます。
殺した人への償いにはならないにしても、これ以上焔の錬金術師を生み出すことがないように、という願いからの行動でした。ロイ・マスタングはその頼みを了承し、彼女の背中を焼きます。そしてその後、リザ・ホークアイはロイ・マスタングの部下として再び彼の目の前に現れます。新たな世代に汚れを残さぬよう、自分たちの世代が手を汚すべきだとリザ・ホークアイは言います。
リザ・ホークアイの覚悟を確かめたロイ・マスタングは、彼女を自分の補佐官に任命し、もし自分が道を踏み外すことがあれば撃ち殺せと頼みます。リザ・ホークアイはそれを了承し、地獄の果てまで付いていく、と約束しました。このように、ロイ・マスタングとリザ・ホークアイはただの上司と部下ではなく、強い信頼関係で結ばれる、血に塗れた運命共同体のような関係です。
登場人物との関係②マース・ヒューズ
ロイ・マスタングと登場人物の関係を紹介します。二人目はマース・ヒューズです。マース・ヒューズはアメストリス軍の大尉で、ロイ・マスタングの親友です。妻と娘を溺愛する家族思いな父親であり、誰彼構わず会う人に家族の写真を見せつけて自慢しています。愛情深さは家族だけでなく友人・知人にも発揮され、少年ながらに国家錬金術師として活躍するエルリック兄弟をいつも心配するなど、非常に面倒見の良い一面があります。
ロイ・マスタングとマース・ヒューズは士官学校からの友人であり、イシュバール殲滅戦にも参加して共に地獄を見ました。マース・ヒューズはロイ・マスタングの大統領になると言う夢に賛同する、数少ない理解者でしたが、ある時ホムンクルスの陰謀に巻き込まれます。マース・ヒューズはアメストリア中に描かれた巨大な国家錬成陣を発見し、軍が乗っ取られていることに気がつきます。
陰謀に気が付いてしまったマース・ヒューズを亡き者にするため、ホムンクルスの一人ラストが襲撃を仕掛けてきます。傷を負いながらもなんとか逃げ出したマース・ヒューズは、ロイ・マスタングと連絡を取ろうとしますが、軍の回線は盗聴されている可能性が高いと考え、公衆電話を選びます。しかし電話口でロイ・マスタングを呼び出している間、背後にロス中尉に化けたホムンクルスのエンヴィーが現れます。
マース・ヒューズはそれが偽物だと見抜き、ナイフで反撃しようとします。しかしエンヴィーが妻の姿に変わっため攻撃をためらい、殺害されます。ようやくロイ・マスタングが電話口に出た時には、マース・ヒューズはすでに亡くなっていました。最も良い友であり最大の理解者を失ったロイ・マスタングは、深い悲しみとともに、犯人への復讐を誓います。
登場人物との関係③エンヴィー
ロイ・マスタングと登場人物の関係を紹介します。最後はエンヴィーです。エンヴィーはホムンクルスの一人であり、七つの大罪の一つ「嫉妬」を体現した存在です。中性的な見た目で性別は不明、自分のことを「このエンヴィー」と呼びます。非常に残酷かつ陰険な性格であり、人の弱点を突いて弄ぶことを好みます。対象を問わず変身することができ、普段の人間のような姿すら本来の姿ではありません。
上の項で紹介したように、マース・ヒューズ殺害の犯人であり、ロイ・マスタングとは深い因縁で結ばれています。マース・ヒューズ殺害の犯人をずっと探していたロイ・マスタングは、物語の終盤でエンヴィーとついに対面すると、ヒューズを殺したのはお前かと尋ねます。エンヴィーはそうだと答え、さらにマース・ヒューズを殺した時の卑劣な手段を披露して、ロイ・マスタングを激昂させます。
憎悪に燃えるロイ・マスタングは焔の錬金術を使い、眼球のみを焼いたり全身を業火で包んだりと、あらゆる手段を使ってエンヴィーに苦痛を与えていきます。エンヴィーも本来の姿に戻ったり人質を取ろうとしたりして対抗しますが、そのうちに再生能力の要である賢者の石が底をつき、小さなトカゲのような姿になってしまいます。
復讐の鬼となったロイ・マスタングはエンヴィーにとどめを刺そうとしますが、リザ・ホークアイやエドワード・エルリックなどに説得され、踏みとどまります。命拾いしたかに思えたエンヴィーでしたが、その後人間に嫉妬していることを指摘され、あまりの屈辱に自ら最後の賢者の石を破壊して命を断ちます。
ロイ・マスタングの能力や強さ・活躍
鋼の錬金術師に登場するロイ・マスタングは焔の錬金術師と呼ばれ、ホムンクルスを二体撃破するほどの実力の持ち主です。イシュバール殲滅戦では英雄と称され、永遠の命をもつホムンクルスさえ苦しめた、ロイ・マスタングの能力や強さ、活躍を紹介します。鋼の錬金術師に登場した錬金術師の中でも、トップの攻撃力を誇るロイ・マスタングの能力が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
能力や強さ①焔の錬金術
ロイ・マスタングの能力や強さを紹介します。ロイ・マスタングの能力は、「焔の錬金術師」の二つ名からも分かるように、炎を操ることです。ただ炎そのものを錬金術で錬成している訳ではありません。仕組みとしては、まず燃やしたい場所を定め、次に手袋に描かれた錬成陣を用いて酸素を燃えやすい濃度まで調整する錬金術を行い、最後に発火布でできた手袋をはめた指をパチンと鳴らすことで火種を作ります。
燃やしたい対象が遠い場合には、空気中の塵を導火線にして火種を届かせます。火種さえ起こせれば焔の強弱は酸素の濃度を調節する錬金術で自由自在に変えられ、人の背中を死なない程度に炙ることや、人一人を黒焦げにすることもできます。燃やす場所もかなりの精度で調節でき、エンヴィーと戦った際には目玉だけを燃やすという技術を見せました。人体の燃やし方に熟達しているのは、イシュバール殲滅戦での経験が大きいようです。
能力や強さ②焔の錬金術の弱点
ロイ・マスタングの能力や強さを紹介します。最強の錬金術に思える焔の錬金術ですが、唯一の弱点があります。それは火を扱う能力であるため、水に弱いことです。ロイ・マスタングは手にはめた発火布を摩擦することで火種を作っていますが、この発火布が濡れてしまうと火種を起こせずに何もできなくなってしまいます。そのため、雨の日は屋外で焔の錬金術を使うことができません。
発火布が濡れると能力が全く使えなくなってしまうことから、雨の日は部下たちから無能呼ばわりされる姿が度々みられます。ロイ・マスタングは普段は最強の錬金術師ですが、雨が降るとお荷物扱いされてしまうことに少しの悲しみを覚えているようです。ただ対策ができないこともなく、アニメでは発火布のスペアをたくさん用意したり、原作ではライターを使用して火種を起こしたりしており、濡れても炎を起こす方法はあります。
能力や強さ③焔の錬金術を取得した経緯
ロイ・マスタングの能力や強さを紹介します。ロイ・マスタングが焔の錬金術を取得した経緯は、上のリザ・ホークアイとの関係の項で紹介したように、ホークアイ父の残した秘術を解読したからでした。リザ・ホークアイの父は錬金術師であり、ロイ・マスタングの錬金術の師匠でした。ホークアイ父は最高最強の焔の錬金術を完成させましたが、ロイ・マスタングに伝授する時間もなく病死してしまいます。
ホークアイ父は、使い方を間違えれば凶器になりうるその焔の錬金術の秘術を、盗まれたり紛失したりするのを防ぐため、娘の背中に刺青として彫っていました。ホークアイ父の死後、リザ・ホークアイはロイ・マスタングに希望を託し、背中の秘術を渡すことを決めます。ロイ・マスタングはリザ・ホークアイの背中の刺青を解読し、焔の錬金術を会得して国家錬金術師の資格を手に入れます。
ロイ・マスタングのイシュヴァール殲滅戦での活躍
ロイ・マスタングの能力や強さを紹介します。最後に、ロイ・マスタングのイシュバール殲滅戦での活躍を紹介します。ロイ・マスタングは人々を幸せにするために使われるべき錬金術で人殺しをしている現実に葛藤しながらも、焔の錬金術を用いてイシュバール人を殲滅していきます。それならばせめてできる限り多くの仲間が助かるようにと、ロイ・マスタングはその圧倒的な火力が出せる焔の錬金術で先陣を切り開きます。
ロイ・マスタングの活躍で命が助かった部隊の部下たちは、ロイ・マスタングのことを英雄と呼びます。ロイ・マスタングの軍での地位は、イシュバール殲滅戦の時点で大尉でしたが、戦果を評価されて中佐にまで昇進します。以降、焔の錬金術の名は錬金術師の間で広く知られるようになります。
ロイ・マスタングのかっこいい名言集
自分の信じる道を突き進むロイ・マスタングは、生き様がかっこいいと高い人気を集めるキャラクターです。ここではロイ・マスタングのかっこいい名言集を紹介します。最強なだけでなく確固たる理想を持ち、友情に厚いロイ・マスタングの魅力が伝わってくる名言集です。ロイ・マスタングが好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
ロイ・マスタングの名言①「殉職で二階級特進…」
ロイ・マスタングの名言を紹介します。これは、鋼の錬金術師16話「それぞれの行く先」にて、マース・ヒューズの葬式に出席したロイ・マスタングの名言です。ロイ・マスタングは墓石の前に立つと、刻まれたマース・ヒューズの階級を読み上げます。生前マース・ヒューズは、ロイ・マスタングの大統領になるという夢を応援しており、その日が来たら大統領となったロイ・マスタングの下で働くことを約束していました。
殉職で二階級特進… ヒューズ准将か…… 私の下について助力すると言っていた奴が 私より上に行ってどうするんだ 馬鹿者が
軍人であるマース・ヒューズは死後階級が二つ昇進し、大佐であるロイ・マスタングより上の地位になっていました。「馬鹿者が」という軽口が、逆説的にロイ・マスタングの深い悲しみを際立たせています。一緒に夢を叶えようと言っていたのに、なぜ死んでしまったんだという気持ちが伝わってくる名言です。普段は全く涙を見せないロイ・マスタングですが、この名言の後に涙を流しています。
ロイ・マスタングの名言②「理想を語れなくなったら…」
ロイ・マスタングの名言を紹介します。これは鋼の錬金術師61話「イシュヴァールの英雄」にて、ロイ・マスタングがマース・ヒューズに告げた名言です。イシュヴァールの戦いが終結し、ロイ・マスタングは「下の者がさらに下の者を守る」という理想の国のあり方を掲げます。それを聞いたマース・ヒューズは子供っぽい理想論だと言いますが、ロイ・マスタングはこの名言を返します。
理想を語れなくなったら人間の進化は止まるぞ
士官学校にいた頃のように理想を語れと言われたマース・ヒューズは、ロイ・マスタングを青臭いといいながらも、心動かされます。そしてマース・ヒューズは、その理想で国全体を守るにはお前自身ががトップに行かなければ実現できないとロイ・マスタングに言い、二人は大統領のキング・ブラッドレイを見上げます。こうしてロイ・マスタングは国を変革するため、大統領の座を夢見るようになったのでした。
ロイ・マスタングに関する感想や評価
3ふぁぼ
— トミー@不定期浮上 (@buizuai_Tommy5) August 9, 2015
焔の錬金術師マスタング大佐!指パッチンで焔出せるとか最強すぎてかっこよすぎてつらい。ちゃらんぽらんに見えて実はめっちゃ有能という自分の大好きなタイプ。一期の大川さんボイスも二期の三木さんボイスもどっちも好きです! pic.twitter.com/fdv1OzK8W7
ロイ・マスタングがかっこよくて大好きだという感想のツイートです。ロイ・マスタングは普段は女性のことしか考えていないようなキャラですが、本当は国のことを誰よりも考えており、さらに錬金術は最強というギャップがかっこいいキャラクターです。アニメ1期と2期では声優が変更されましたが、このツイートのように1期も2期もどちらも良かったという感想が多く見られました。
この頃ハガレン見てたんやけど(ちなみに初めて)(さっき最終話見終わった)
— ぴよ.@らだれす広島 (@piyopiyo_ocd) November 26, 2019
マスタング大佐かっこよすぎてツラい←
中の人みきしんだよ…?私を殺す気か…。←(声のせいで所々副長が脳裏をよぎる)
アニメ鋼の錬金術師2期でロイ・マスタング役を演じた声優の三木眞一郎さんが素晴らしかったという感想のツイートです。アニメ鋼の錬金術師のように1期から2期への変更で声優が交代されると、2期にキャスティングされた声優が叩かれることが往往にしてあります。しかしこのツイートのように、アニメ2期にキャスティングされた三木眞一郎さんのロイ・マスタングが素晴らしかったという感想が多く見られました。
ロイ・マスタングはおちゃらけた外面とは反対に、確固たる信念と罪を背負っている、なかなか複雑なキャラクターです。担当するキャラクターへの役作りが入念で仕事熱心である三木眞一郎さんの、声優としての実力や人気が伝わってくるツイートです。
こんな時間だから言うけど実はマスタング大佐に憧れて指パッチンの猛特訓をしている()
— モズ🍣@ショットショー土曜日参加 (@npa5FbPHhqINYWu) November 25, 2019
ロイ・マスタングの使用する焔の錬金術では、指を鳴らして炎を生み出します。その仕草は非常に格好良く、指パッチンの真似をしたという報告が多く見られました。最強なだけでなく、真似したくなるくらいかっこいいロイ・マスタングの魅力が伝わってくるツイートです。
いや、リザさんとマスタング大佐の関係が最高すぎる
— 海月 (@kaiduki02) November 23, 2019
ロイ・マスタングとリザ・ホークアイは一見ただの上司と部下ですが、その関係は軍に入る前からのものであり、想像以上に密接です。二人は強い信頼関係で結ばれており、ロイ・マスタングが道を違えれば殺す役目さえ任されている運命共同体です。リザ・ホークアイが死にかけた時は、ロイ・マスタングが取り乱す珍しい姿が見られました。このツイートのように、そんな二人の関係が好きだと感じる感想が多く見られました。
マスタング対エンヴィー戦の時のマスタングかっこいいけどすげえ虚しい
— 源しずか♂ (@everydaypaipai) May 28, 2019
ついに親友マース・ヒューズの仇と対面したロイ・マスタングは、憎悪に身を委ねてエンヴィーを焼き尽くします。その姿は修羅のようであり、ロイ・マスタングは危うく一線を超えるところでした。憎しみの炎に自分すら焼かれそうになっている姿を、悲しく感じる気持ちが伝わってくるツイートです。
マスタングvsエンヴィー戦は大佐があまりにも圧倒的でいかに強い、戦闘慣れしているかがわかって最高 その前の中央との戦いで死者をださないのも、強者だからできることだし その大佐がエンヴィーを始末しないことがほんとにほんとに最高………………
— みのる (@miiinooru) December 9, 2018
圧倒的実力でエンヴィーをねじ伏せるロイ・マスタングの強さとかっこよさを讃えたツイートです。数え切れないほどの命のストックをもつホムンクルスのエンヴィーですが、復讐に燃えるロイ・マスタングの業火の前では全く太刀打ちできませんでした。ロイ・マスタングはイシュヴァールでの経験から、焔の規模も位置も自由自在に操る方法を身につけていました。
鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST54話を見たけど、感想はエンヴィーに対するマスタング大佐の炎の攻撃を見てると、復讐とは無敵とも思えるほどの強さで凄かった。エンヴィーの死に際には、人間は捨てたもんではないと感動できてよかった。日本のアニメって、やっぱスゲーと思った
— ドラマ総選挙 (@owaraikko) April 3, 2012
マース・ヒューズが殺されたのは物語の序盤の方で、ロイ・マスタングはそれ以降ずっとマース・ヒューズ殺害の犯人を追ってきました。そして終盤、ようやく対面した犯人のエンヴィーに貯め続けた憎悪を全てぶつける様子が、鬼気迫っていたと評価する感想のツイートです。
ロイ・マスタングのアニメ声優まとめ
鋼の錬金術師に登場するロイ・マスタングについて、プロフィールやアニメ1期と2期の声優、実写映画の俳優などを紹介しました。2019年11月20日から池袋で鋼の錬金術師コラボレーションカフェがオープンしており、鋼の錬金術師が再び注目を集めています。この記事でロイ・マスタングに興味を持った方は、ぜひ原作やアニメをチェックしてみてはいかがでしょうか?