ハガレン(鋼の錬金術師)のマース・ヒューズの魅力とは?マスタング大佐の親友?

『ハガレン』こと『鋼の錬金術師』の人気キャラクターであるマース・ヒューズは作品前半で死亡したものの、その死はエルリック兄弟やマスタング大佐に大きな影響を与えた重要キャラクターです。今なおファンに支持されており、実写版『鋼の錬金術師』のキャストやアニメ版『鋼の錬金術師』の声優なども注目されています。今回は人気漫画『ハガレン(鋼の錬金術師)』のマース・ヒューズ中佐について声優や実写キャストなど様々な事を紹介していきます。

ハガレン(鋼の錬金術師)のマース・ヒューズの魅力とは?マスタング大佐の親友?のイメージ

目次

  1. ハガレンのマース・ヒューズとは?
  2. ハガレンのマース・ヒューズの魅力
  3. ハガレンのマース・ヒューズはマスタング大佐の親友?
  4. ハガレンのマース・ヒューズの名言
  5. ハガレンの主題歌
  6. ハガレンのマース・ヒューズの魅力まとめ

ハガレンのマース・ヒューズとは?

マース・ヒューズ中佐は『ハガレン』屈指の人気キャラクターであり、エドワード・エルリックを始めとして多くの登場人物に影響を与えたキャラクターとなっています。ここからは『ハガレン』の基本情報について見ていきましょう。

ハガレンの作品情報

『鋼の錬金術師』(以下、ハガレン)はアニメ化や実写化、劇場版アニメも制作されたメガヒット漫画です。女性漫画家が描いたダークファンタジーは、男女問わず高い支持を獲得し漫画史に残る傑作となりました。

ハガレンの概要

『ハガレン』は女性漫画家・荒川弘によって2001年8月号から2010年7月号まで『月刊少年ガンガン』で連載されたダークファンタジーです。全108話で構成されており、世界累計売上部数は7000万部を突破しています。

ハガレンのあらすじ

高度な技術を持つ錬金術師『ヴァン・ホーエンハイム』の息子である兄のエドワード(エド)と弟のアルフォンス(アル)のエルリック兄弟は父親が出ていったために、母親・トリシャに育てられていました。幼い頃から錬金術師の才能を開花させていたエドとアルはその才能で母親を喜ばせていました。しかし母親は体調を壊し、亡くなってしまいます。そしてエドとアルは錬金術の禁忌である『人体錬成』を実行します。

ハガレンの実写映画情報

映画『鋼の錬金術師』は2017年12月1日に公開されました。曽利文彦が監督を担当し、山田涼介が主人公・エドワード・エルリックを演じています。『鋼の錬金術師』の初の実写映画化作品として注目され、第30回東京国際映画祭ではオープニング作品に選出されました。実写映画『ハガレン』の興行収入は11.1億円で、主題歌はMISIAの「君のそばにいるよ」が起用されています。

マース・ヒューズとは

マース・ヒューズは軍事国家アメストリスの軍部の中佐となっています。軍法会議所勤務の内勤ですが、イシュバール殲滅戦を経験しているために、戦闘力も高いことでも知られています。国軍大佐であるマスタングの士官学校の同期で親友でもあり、良き相談相手でもあります。妻グレイシアと娘エリシアを愛しており、この事がマース・ヒューズ中佐を過酷な運命に誘います。

アニメ版声優

ここではマース・ヒューズ中佐のアニメ版声優・藤原啓治について見ていきましょう。『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役の声優として知られており、他にも『アイアンマン』のトニースターク役の声優や『はじめの一歩』の木村達也役の声優など多くのメインキャラクターの声優を担当しています。2016年に体調不良のために一時声優活動を休養していましたが、現在では徐々に声優として仕事復帰を果たしています。

実写版俳優

実写映画『鋼の錬金術師』では人気俳優の佐藤隆太がマース・ヒューズ中佐役を演じています。実写版でもヒューズは重要人物であり、佐藤隆太という配役は実写化キャストの中でも比較的好評でした。実写版『ハガレン』は興行的には成功しませんでしたが、実写化キャストは好評な配役も多くありました。

マース・ヒューズの死因

マース・ヒューズ中佐は作品序盤で殉職してしまう役ですが、その死は作品終盤まで影響を与えています。軍法会議所勤務であったヒューズは、内戦の記録を調べているときにある重大な事実に気づいてしまいます。国家の危機だと察したヒューズはすぐにマスタングに伝えようとしますが、ホムンクルスの襲撃にあってしまいます。一度は防いだものの、軍の外の公衆電話でホムンクルスに殺されてしまいます。

鋼の錬金術師 | ガンガンONLINE | SQUARE ENIX

ハガレンのマース・ヒューズの魅力

マース・ヒューズ『ハガレン』では二巻から四巻までの二巻分しか登場していません。あとは回想シーンのみの登場となっています。しかし多くのハガレンファンの印象に残り、キャラクター人気投票でも10位以内に入っている人気キャラクターとなっています。ここでは人気の高いキャラクターとなっているマース・ヒューズの魅力を紹介していきましょう。

魅力①人柄の良さ

ヒューズといえば、その人柄の良さで知られています。エドたちが第五研究所で負傷した際には忙しい中で見舞いに訪れたり、初対面のウィンリーを自宅に泊めたり、何かとエドたちを気にかけて『賢者の石』探しに手を貸したりとマスタングにはお人よしと言われています。

魅力②家族への愛が凄い

ヒューズは『愛妻家』であり、『親バカ』でもあります。事あるごとに、マスタングには『家族を持て』と言っており、軍人にとっての家族の大切さをマスタングに伝えています。しかし、行き過ぎたところもあり、娘・エリシアと仲がいい男の子を脅したりするなど『親バカ』をしばしば注意されることもあります。

魅力③頭の回転の速さ

ヒューズはいつもふざけていて、三枚目の役割を演じています。実際、スカーに襲撃された際には、他の軍人とは違って包囲に加わらず路地裏に逃げていました。イシュバール殲滅戦も経験した戦闘力は高いものの戦闘タイプではなく、非常に頭の回転が速いことでも知られています。情報演算能力に長けていて各地で起こった内戦から、ホムンクルスたちの思惑に誰よりも早く気付いたために殺害されてしまいました。

魅力④ストーリーの展開を左右させられた人物

ヒューズの死はストーリーの展開を左右しました。特にマスタングにとっては『ホムンクルス』の一件に関わるきっかけとなっており、エドやアルたちも心に深い傷を負い、その後の行動にも彼の死の影響が見てとれます。

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ハガレンのマース・ヒューズはマスタング大佐の親友?

マース・ヒューズとマスタング大佐は士官学校の同期でイシュバール殲滅戦で共に戦った戦友であり、マスタングのことを常に気にかけている親友でもあります。ここではマスタング大佐とヒューズ中佐の関係性を見ていきましょう。

マース・ヒューズはマスタング大佐の親友

マース・ヒューズはマスタング大佐の親友として、序盤では多く登場します。マスタング大佐とヒューズ中佐は階級こそ一つ違いますが、対等に話せる関係となっています。マスタング大佐とヒューズ中佐は日頃から電話で頻繁に話す中であり、その内容はほとんどヒューズの家族自慢であることは周りの部下にも知られています。

この二人にはイシュバール殲滅戦以来、特別な絆がありヒューズの死はマスタングにとって大きな衝撃となってしまいました。ヒューズが殉職した際にはマスタングは『人体錬成』を考えたほどのダメージを与え、復讐に憑りつかれてしまいます。

イシュヴァール殲滅戦の誓いとは

ヒューズとマスタングの間には『特別な誓い』があります。それは『イシュヴァール殲滅戦の誓い』と言われ、マスタングの軍人人生に大きな影響を与えています。

イシュヴァール殲滅戦の誓いの概要

イシュヴァール殲滅戦の際にはヒューズは後方部隊として戦い、マスタングは『国家錬金術師』として最前線で戦っていました。二人とも内戦に悲惨さに憤りを感じ、マスタングは大総統になることを決意し、ヒューズはマスタングを押し上げる役として支えていくことを約束します。二人はその後『中佐』と『大佐』という軍将校になり、『イシュヴァール殲滅戦の誓い』を守っていくことになります。

イシュヴァール殲滅戦の誓い旧アニメの設定

旧アニメ『鋼の錬金術師』は途中からオリジナルストーリーとなっているため、『イシュヴァール殲滅戦の誓い』もやや原作とは異なります。イシュバール殲滅戦の意味も原作とは異なっていたりイシュバール殲滅戦でのトラウマでマスタングは銃を使えなくなっているなど、マスタングやヒューズにとっては原作よりも過酷な戦争となっています。

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ハガレンのマース・ヒューズの名言

マース・ヒューズは懐の深い大人の男性として多くの名言を残しており、そうした名言は読者の心にも残っています。声優の藤原啓治の渋い声もあり、アニメでもヒューズの名言は多く記憶されています。死後も印象に残る名キャラクターとして人気を獲得しています。

名言①「娘だけじゃない!…」

娘だけじゃない! 妻も自慢だ!

『鋼の錬金術師』の第4巻『1人っ子の気持ち』でヒューズが発した言葉です。ヒューズの家族愛がわかるセリフとして読者に愛されている言葉となっています。

名言②「おまえさんを理解して…」

おまえさんを理解して支えてくれる人間を1人でも多く作っとけよ

『鋼の錬金術師』第4巻の『1人っ子の気持ち』でマスタングに発した発言です。家族や恋人を持たないマスタングに対して、友人としてアドバイスした言葉です。この言葉をマスタングは大切に思っており、後に中央司令部に移った後もヒューズのアドバイスを守って行動していました。

名言③「死にたくねぇ…」

 ”死にたくねぇ” ただそれだけだ
理由はいつだって単純よ ロイ

『鋼の錬金術師』第15巻の『神の不在』でマスタングに発した名言です。イシュバール殲滅戦で戦う理由を聞かれたヒューズが答えた単純明快な理由です。彼はこの際、後に妻となるグレイシアについても語っており、大切な人のために死ねないというヒューズの信念が垣間見れる名言となっています。

名言④「男ってのは言葉よりも…」

男ってのは言葉よりも行動で示す生き物だから。
苦しいことならなるべくなら自分以外の人に背負わせたくない、心配もかけたくない、だから言わない。
それでもあの兄弟が弱音を吐いたら―――、そん時はきっちり受け止めてやる。
それでいいんじゃないか?

『鋼の錬金術師』第4巻の『1人っ子の気持ち』でエドとアルを心配するウィンリィに対して、アドバイスした名言です。この時からウィンリィにとっては良き相談相手となっており、彼のことを信頼することになりました。それだけにヒューズの死を聞いたウィンリィは深く傷ついてしまいました。

名言⑤「憎まれっ子世にはばかるってな!…」

憎まれっ子世にはばかるってな!
おめーもロイの野郎も長生きすんぜ!

『鋼の錬金術師』第2巻の『希望の道』でのセリフです。エドワードに対して、ねぎらいの言葉をかける優しい一面が垣間見えるセリフとなっていて、後に早すぎる死を遂げるヒューズは『いい人すぎた』という暗示となっていたと言われています。

名言⑥「面白そうじゃねぇか…」

面白そうじゃねぇか。一口乗ってやるよ。おまえの青臭い理想が神をも恐れぬあのキング・ブラッドレイが作り上げた国をどう変えるか見てみたい。

『鋼の錬金術師』15巻でイシュヴァールの殲滅戦が終結したときに、マスタングに伝えた一言です。大総統になって国を変えるというマスタングの野望に、親友として茶化しながらも支えていくという誓いを立てた名言となっています。

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ハガレンの主題歌

『ハガレン』は多くのアニメファンに愛されている作品でもあります。ハガレンはその内容もさる事ながら、主題歌も名曲が多いことでも知られています。有名アーティストや新進気鋭のバンドなどが担当しており、カラオケやアニメフェスなどでも人気高い楽曲となっています。

主題歌①メリッサ

第1期『鋼の錬金術師』のオープニングテーマであり、多くのファンの記憶に残っているポルノグラフィティの『メリッサ』です。『ハガレンといえば、メリッサ』というほどファンに浸透しており、『レコチョク』が行った『ハガレンの名曲ランキング』の調査では1位を獲得した名曲です。

主題歌②READY STEADY GO

『鋼の錬金術師』第2期第14話から第25話までのオープニングテーマであるL'Arc〜en〜Cielの『READY STEADY GO』です。ハガレンのオープニングに起用されてから注目される一曲となりました。この曲以降、L'Arc〜en〜Cielとハガレンは何度もタッグを組んでいます。

主題歌③ホログラム

「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の第2期オープニングテーマとして起用された、NICO Touches the Wallsの『ホログラム』です。ホログラム史上初の書き下ろし楽曲であり、『ハガレン』をイメージして制作された楽曲です。最終話となる第64話のエンディングにも流れたため、印象に残ったファンも多くいます。

主題歌④undo

『鋼の錬金術師』第3期オープニングテーマであるCOOL JOKEの『undo』です。この楽曲は人気が出たために、再リリースされた人気楽曲となっています。

主題歌⑤ゴールデンタイムラバー

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』第3期オープニングテーマであるスキマスイッチの『ゴールデンタイムラバー』です。疾走感あふれるメロディーが、物語の中盤を盛り上げました。
 

主題歌⑥リライト

『鋼の錬金術師』第4期オープニングテーマとして起用されたのはASIAN KUNG-FU GENERATIONの『リライト』です。ASIAN KUNG-FU GENERATION初のアニメタイアップであり、最大のヒットとなっています。世界中で愛されている楽曲であり、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが『俺たちを世界へ連れてってくれた曲』というほどアニソンファンの定番曲となっています。

主題歌⑦Period

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』第4期オープニングテーマはCHEMISTRYの『Period』です。クライマックスへと続くエピソード『ブリッグズ編』でのオープニングは多くのファンの印象に残っている名曲です。

主題歌⑧レイン

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』最終期のオープニングテーマはシドの『レイン』です。第52話と第61話では挿入歌としても使用されており、クライマックスに印象的に流れる曲としてファンの心に残っている楽曲です。オープニングテーマでありながら、切なさが募るメロディーはクライマックスの雰囲気を表現した名曲となっています。

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ハガレンのマース・ヒューズの魅力まとめ

今回は『ハガレン』の人気キャラクター『マース・ヒューズ』の魅力や実写版キャスト、アニメ版声優などを紹介してきました。多くの名言を残しており、今なお愛されているキャラクターなのでマース・ヒューズ中佐に注目して『ハガレン』をお楽しみください。

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