ドライデン・ヴォスは人間ではない?正体は?顔の傷やハン・ソロとの関係を考察

大人気SF映画シリーズ、スター・ウォーズのスピンオフ作品として公開された、2018年の映画「ハンソロスターウォーズストーリー」。この記事で特集するドライデン・ヴォスは謎の犯罪王として登場し、観る者に大きなインパクトを与えました。これから、未だ謎の多いドライデン・ヴォスの正体に迫るべく彼の属性や顔の傷の真相、そして主人公ハン・ソロとの関係を考察するとともに、彼を演じる俳優ポール・ベタニーに関してなど気になる情報をまとめてお届けします。

ドライデン・ヴォスは人間ではない?正体は?顔の傷やハン・ソロとの関係を考察のイメージ

目次

  1. ドライデン・ヴォスとは?
  2. ドライデン・ヴォスは人間ではない?正体や顔の傷は?
  3. ドライデン・ヴォスとハン・ソロの関係やコレクション
  4. ドライデン・ヴォスの俳優キャスト
  5. ドライデン・ヴォスに関する感想や評価
  6. ドライデン・ヴォスの正体まとめ

ドライデン・ヴォスとは?

ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリーの概要

本記事で特集するギャング団のボス、ドライデン・ヴォスの話題に入る前に、ヴォスが登場する「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」について解説します。

概要のイメージ

2018年に公開されたアメリカ映画の「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」。スター・ウォーズシリーズのスピンオフ作品第2作として制作されました。監督を務めたのは、2001年の映画ビューティフル・マインドでアカデミー賞監督賞・作品賞を受賞したロン・ハワードです。

ルーク・スカイウォーカーがジェダイとして成長していく過程を描いたスター・ウォーズ・エピソード4の10年以上前の世界が舞台です。密輸業に手を出した無法者、若かりしハン・ソロに焦点を当て、相棒チューバッカとの出会いや宇宙船ミレニアム・ファルコンに乗り込んでの活躍が描かれています。

ドライデン・ヴォスのプロフィール

プロフィールのイメージ

ここからは、本記事の主役であるドライデン・ヴォスの解説に移ります。「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」に登場するドライデン・ヴォス(Dryden Vos)。人間に極めて近い種族の出身で、犯罪シンジケート、クリムゾン・ドーンの首領として短期間のうちにギャングの頂点にまで上りつめました。犯罪王として名を轟かせるドライデン・ヴォスでしたが、彼もまた元シス卿モールに仕える身でした。

ドライデン・ヴォスのビジネスは、常に彼の愛するスター・ヨット、ファーストライト号の中で行われていました。船内から配下のシンジケートに対して、違法取引や暗殺などの指令を出すのです。また、事あるごとにこの豪華船でパーティを開催。銀河系の富裕層や有力政治家を招いて歓待し、コネクションを築いていきました。

一方で、本業に戻れば冷酷なギャングとしての本性を現すドライデン・ヴォス。仕事をしくじった者や気にくわない者は許さず、特製の近接武器キューゾ・ペターを手にすると、容赦情けなく虐殺してしまいます。そんなヴォスが側近に据えたのがキーラという女性でした。都市型惑星コレリアで窮地に陥った彼女を助けたヴォスは、忠誠を誓わせた上で副官に任命したのです。

ある時、ヴォスは、金になるハイパー燃料コアクシウムの強奪をプロの泥棒トバイアス・ベケットに命じます。さっそくコアクシウムを入手するため惑星ヴァンドアに向かうベケットでしたが、途中エンフィス・ネスト率いる強盗団クラウドライダーズに邪魔され任務は失敗。普段なら仕事をしくじった者には容赦しないヴォスでしたが、腹心の部下キーラの提案を受け入れベケットに汚名返上のチャンスを与えることにします。

ヴォスから与えられた新たな指令に応えるため、ベケットの新人クルー、ハン・ソロとキーラは惑星ケッセルでの未精製コアクシウム強奪を企てます。この作戦は見事成功し、奪った未精製コアクシウムを銀河系の外縁領域にある惑星サヴァリーンの精製所へ運搬。

ここで幼なじみのキーラとハン・ソロは意気投合し、ヴォスを裏切ることに。奪ったコアクシウムを反乱軍に差し出してしまいます。ベケットからキーラたちの裏切りを知らされたドライデン・ヴォスでしたが、時すでに遅し。ハン・ソロとキーラ殺害に動いたヴォスの親衛隊はエンフィス・ネストに迎撃され、信頼していた副官キーラの手にかかり最期を迎えてしまいます。

スター・ウォーズ|STAR WARS|

ドライデン・ヴォスは人間ではない?正体や顔の傷は?

正体①人間に近い風貌だが人間ではない

ここからは、犯罪組織の頂点に立つ謎に包まれたキャラ、ドライデン・ヴォスの正体に迫っていきます。2mに届かんとする長身に黒いマントを羽織り、ギャング組織のボスとしての凄みを効かせるドライデン・ヴォス。一見すると人間に近い風貌をしているドライデン・ヴォスですが、その正体は人間ではありませんでした。前述のように限りなく人間に近い種族なのです。

ドライデン・ヴォスの外見は、映画企画段階では人間的要素は少なく南米に住むピューマに似た姿をしていたと言います。最終的なドライデン・ヴォス像が固まったのは、実に俳優のキャスティングが決まる直前だったそうです。

正体②顔の傷

財力があり、いかにも強そうな外見と頭の切れをもつ犯罪シンジケートの首領、ドライデン・ヴォス。ヴォスの外見上の特徴の一つに、顔に刻まれた無数の傷状の線が挙げられます。カイロレンの顔の傷跡がレイによって付けられたように、彼の職業柄、争いでの傷跡と考えがちですが事実は違いました。

映画のスクリーンをよく見ているとわかるのですが、怒りなど感情の高まりに応じて、ヴォスの傷のような線も浮き出てくるのです。実はこの傷のような線は彼の種族の証しとなる、ある”器官”だったのです。この傷のように見えるものは体内の循環器系臓器とつながっていて、アドレナリンの分泌を促す働きをしているようです。

正体③いつ生まれた?

犯罪組織の頂点に上りつめたドライデン・ヴォス。彼はいつ生まれたのでしょうか?まず、ヴォスが登場するスター・ウォーズ・スピンオフ作品・ハンソロスターウォーズストーリーは時系列的に言うと、スター・ウォーズ・エピソード3とエピソード4の中間での出来事を描いています。

そのことを示しているのが映画のラスト。ベケットを倒したハン・ソロとチューバッカが、ミレニアムファルコンで向かった先が、エピソード4の舞台となる砂漠の惑星タトゥイーンなのです。ハンソロスターウォーズストーリーのおおよその時代設定は判明しましたが、それではドライデン・ヴォスが生まれたのはいつの時代なのでしょうか?スター・ウォーズシリーズで言うのなら、エピソード1から3の間という事になります。

犯罪王として名を成したのは、皇帝パルパティーンの統治下、銀河系に平和と秩序がもたらされた帝国時代です。ダークサイドを徹底的に研究・修得したパルパティーンは、ダース・モールを弟子に取り、またダースベイダーをダークサイドに勧誘したことで知られる人物です。

犯罪シンジケートの首領となったドライデン・ヴォスは、パルパティーン皇帝の弟子ダース・モールの支配下に入ります。ただ、ここで時系列上の矛盾点が。実はダース・モールはエピソード1で命を落としていたはずなのです…。その後復活を遂げたという事実はありません。ドライデン・ヴォスの生まれた時期を特定するにはまだ謎が多そうです。

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ドライデン・ヴォスとハン・ソロの関係やコレクション

ドライデン・ヴォスとハン・ソロの関係

ここで、ハンソロスターウォーズストーリーの主人公ハン・ソロとドライデン・ヴォスの関係を見ていきましょう。瀟洒なスター・ヨットに各界の要人を招き、夜毎パーティーを開くドライデン・ヴォス。礼儀正しい立ち居振る舞いを重視する紳士として一面を持っていました。

ハン・ソロに対しても、彼は紳士的な態度で接しています。ところが、そんなヴォスの穏やかな顔の裏には、欲しいものを手に入れるためならどんなことも厭わない、冷徹で残酷な人格が隠れていました。ドライデン・ヴォスを演じた俳優のポール・ベタニーは、彼のことを「サイコパス(反社会的精神病質者)」と言い切っています。さらにギャングのボスらしく、人心を掴む能力に長けているとポール・ベタニーは語っています。

ドライデン・ヴォスのコレクション

ドライデン・ヴォスのプライベートルームには、銀河系を駆け巡って蒐集されたコレクションが所狭しと飾り付けられていました。高価な宝石に貴重なオブジェ、エイリアンの剥製まで含まれています。その中には、惑星マンダロアの戦士が着用した装甲服マンダロリアン・アーマーまでありました。これは、賞金稼ぎのボバ・フェットの着用していた甲冑のような装備品です。

その他にも、幅広いジャンルにわたる彼のコレクションには、「レイダース/失われたアーク」に登場した黄金の偶像からシス・テンプルから盗み出した黒曜石の石板まで豪華ラインナップが並んでいました。

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ドライデン・ヴォスの俳優キャスト

ポール・ベタニーのプロフィール

前述の通り、ドライデン・ヴォスを演じたのは、「アベンジャーズ」シリーズのヴィジョン役で知られるイギリスの俳優ポール・ベタニーです。

  • 名前:ポール・ベタニー(Paul Bettany)
  • 生年月日:1971年5月27日
  • 年齢:48歳(2019年11月現在)
  • 出生地:イギリス・ロンドン
  • 身長:191㎝
  • 職業:俳優

191㎝と長身の俳優ポール・ベタニー、1971年生まれですから本作ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー出演時は47歳でした。

そんなポール・ベタニーが俳優を志したのは19歳の時、「セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン」に入学し俳優としての演技を学びます。卒業後スティーブン・ダルドリーの舞台「インスペクター・コールズ」で舞台俳優デビューを飾ります。その後、1875年に設立された劇団・ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーでシェイクスピアのジュリアス・シーザーなどを演じました。

1997年イギリス映画「ベント/堕ちた饗宴」で映画俳優としてデビューしたポール・ベタニーは、2001年には映画「ROCK YOU!」でハリウッドに進出。ダ・ヴィンチ・コードなどの大作に次々に出演します。人気シリーズアベンジャーズでヴィジョン役を演じたポール・ベタニーは、俳優としての人気を不動のものとしました。

ポール・ベタニーの主な出演作品

  • 2001年 ビューティフル・マインド(チャールズ)
  • 2003年 マスター・アンド・コマンダー(マチュリン軍医)
  • 2006年 ダ・ヴィンチ・コード(シラス)
  • 2008年 アイアンマン(J.A.R.V.I.S.)
  • 2009年 ヴィクトリア女王 世紀の愛(メルバーン子爵)
  • 2010年 レギオン(ミカエル)
  • 2014年 トランセンデンス(マックス・ウォーターズ)
  • 2015年 チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(ジョック・ストラップ)

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ドライデン・ヴォスに関する感想や評価

ラストのカットが映画より…

ここまでハンソロスターウォーズストーリーのドライデン・ヴォスを特集してきましたが、最後に彼に関する感想や評価を紹介します。

最初に紹介するドライデン・ヴォスに関する感想や評価は、原作映画とコミックスの違いに気づいた人のツイートから。

内容は明かされていませんが、コミックスにはドライデン・ヴォスの最後にシーンでオリジナルカットがあるようです。また、ギャンブルシーンで映画にいないキャラも登場しているとか。興味をかき立てられるような内容でした。

痛快ストーリー!

ドライデン・ヴォスに関する感想や評価、続いて紹介するのは映画に魅了されたという方のツイートです。とりわけドライデン・ヴォスに痺れてしまったと言い、痛快なストーリーで楽しめたそうです。

ネーミングのセンスが最高!

ドライデン・ヴォスに関する感想や評価、最後に紹介するのは、ハンソロスターウォーズストーリーのネーミングのセンスが最高とおっしゃる方のツイートです。

特にドライデン・ヴォスという名前には、強くて悪そうな響きがあり犯罪王ヴォスのイメージにピッタリなのだそうです。そのことを濁音の響きの効果と分析していました。

ドライデン・ヴォスの正体まとめ

まとめのイメージ

ここまでハンソロスターウォーズストーリーに登場するドライデンヴォスを特集し、謎に包まれた正体から外見の特徴である顔の傷の真相や主人公ハン・ソロとの関係を考察、さらには彼を演じる俳優ポール・ベタニーの情報までまとめて紹介してきました。

見る者に大きなインパクトを与えた犯罪王、ドライデン・ヴォス。極めて人間に似た風貌をしていますが、彼の正体は人間に極めて近い種族ではありますがいわゆる宇宙人。傷のように見える顔の彫りは、この種族特有の循環器系臓器と繋がった器官だったのです。犯罪シンジケート、クリムゾン・ドーンの首領となり短期間でギャングの頂点にまで上り詰めたキャラクターです。

一方では元シス卿のダース・モールに仕えるなど上位組織との関係にも抜かりはありません。普段は礼儀正しい立ち居振る舞いの紳士を自認するドライデン・ヴォス。主人公のハン・ソロに対しても、紳士的な態度で接しています。ところが、一旦裏に回るとビジネスのためならどんなことも厭わない、冷徹で残酷な人格が隠れていました。最後は腹心の部下キーラに裏切られ無惨な死を遂げてしまいました。

ドライデン・ヴォスに興味を持った方は、この記事で説明した彼の性質を念頭にハンソロスターウォーズストーリーをご覧になってはいかがでしょう。主人公ハン・ソロの視点では気付かなかった面白さを発見できるかも知れません。

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