実写版ダンボの感想と評価は?映画のあらすじや登場人物・キャストまとめ

ティム・バートン監督によるディズニーの名作アニメ『ダンボ』の実写化。2019年公開映画『ダンボ』について本記事では紹介していきます。実写版映画『ダンボ』はダンボをフルCGで再現し、瞳や肌の質感などよりリアルに近くクオリティが高いと評価され、鑑賞者の間で話題となり、アニメと異なるあらすじも感動するとの感想が多くあがっているようです。この度は実写版映画『ダンボ』のあらすじをネタバレし、登場人物キャストなどをまとめ、詳しい感想や評価を紹介しているのでご覧ください。

実写版ダンボの感想と評価は?映画のあらすじや登場人物・キャストまとめのイメージ

目次

  1. 実写版ダンボとは?
  2. 実写版ダンボのあらすじネタバレ
  3. 実写版ダンボの登場人物・キャスト
  4. 実写版ダンボの吹き替え声優
  5. 実写版ダンボの見どころ
  6. 実写版ダンボとアニメ版ダンボの違い
  7. 実写版ダンボを見た人の感想や評価
  8. 実写版ダンボの映画まとめ

実写版ダンボとは?

ディズニー作品の名作と言われて人気が高い『ダンボ』が、2019年に鬼才の名監督であるティム・バートンによって実写版として発表されました。本記事では、実写版映画『ダンボ』のあらすじのネタバレや出演キャスト、日本語吹き替え声優キャストなどをまとめ、本作の感想や評価を紹介しているのでご覧ください。

実写版ダンボの作品情報

2019年公開映画『ダンボ』は、1947年のウォルト・ディズニー制作のアニメ『ダンボ』の実写版作品です。サーカス団で大きな耳を持って生まれ、空を飛ぶ奇跡の子ゾウのダンボの愛らしい姿が人気となっています。ダンボを取り巻くサーカス団をはじめとした人々との姿を描いた物語です。

実写版ダンボの監督・スタッフ

実写版映画『ダンボ』の監督やスタッフには、『アリス・イン・ワンダーランド』など独特の世界観で人々を惹きつけ、多くの作品を手掛けているティム・バートン監督、脚本は『ザ・リング』の脚本を手掛けたアーレン・クルーガーが担当しています。その他のスタッフには、撮影担当のベン・デイビス、美術にはリック・ハインリクス、衣装担当のコリーン・アトウッド、音楽をダニー・エルフマンがになっています。

ダンボ|ブルーレイ・DVD・デジタル配信|ディズニー公式

実写版ダンボのあらすじネタバレ

実写版映画『ダンボ』のあらすじをネタバレ紹介してきます。原作のアニメのあらすじとは異なる部分が多々あるようです。気になる実写版映画『ダンボ』のあらすじのネタバレをさっそく見ていきましょう!

あらすじネタバレ①父の帰還

舞台は1919年、マックス・メディチ(ダニー・デヴィート)が団長を務めるメディチ・ブラザーズ・サーカスは様々な色をした貨車を引いた機関車でフロリダから巡業の旅に出ます。降り立つ町々でテントを張って興行を続けますが、人員不足で動物の世話が思うようにいきません。

その年の後年、戦争に出兵した父の帰りを待つミリー(ニコ・パーカー)とジョー(フィンリー・ホビンズ)の姉弟は、父・ホルト(コリン・ファレル)の帰りに喜びを見せますが、父の左腕を失った姿にショックを受けます。かつて乗馬ショーで一座のスターとして活躍していたホルトは戦争で左腕を失くしたのでした。

ホルトの妻でミリーとジョーの母・アニーはホルトが戦争に出征中にインフルエンザに侵され命を落とし、ホルトの馬も彼の馬の曲芸を受け継ぐ者がいなかったため売却されていました。

あらすじネタバレ②ダンボ

仕事のなくなったホルトは2人の子供を養うために団長のマックス(ダニー・デヴィート)に頼み込み、マックスが買った妊娠中のゾウ・ジャンボの調教・世話係として雇われます。ジャンボは可愛い赤ちゃんゾウを生むと期待されていましたが、生まれた子ゾウは耳が異常に大きい不格好なゾウでした。サーカスの人間からも笑いものにされた子ゾウ、ダンボでしたが、その大きな耳を使って空を飛ぶのをミリーとジョーが目撃するのです。

ダンボは可愛い子ゾウとしてサーカスデビューしますが、ダンボの大きな耳を見た観客は「偽物の耳」と囃し立て嘲笑し大騒ぎします。子供が虐められていると察したジャンボはテントに乱入して暴れ出し、観客の1人を殺めてしまいます。ジャンボは檻に閉じ込められ業者に売られていき、ダンボと離ればなれになってしまいます。ミリーとジョーはダンボの鼻先に羽を持っていくとダンボが空を飛べることに気付きます。

しかし、そのことをホルトや他のサーカス団の大人に話してもそんなことは戯言だと信じません。ダンボは鼻から水を飛ばして火を消すショーに出演していました。しかし、装置が壊れて火力の勢いが増し、高台にいるダンボに危険が迫ります。ミリーは梯子を上ってダンボの鼻先に羽根を渡すとダンボは空を飛んで逃げます。これをきっかけにダンボはたちまちにサーカス団の新しいスターになりました。

あらすじネタバレ③ドリームランド

空を飛ぶ奇跡のゾウのニュースは新聞で瞬く間に広まり、その話は大興行師のヴァンデヴァー(マイケル・キートン)の耳にも届きました。彼は空中ブランコ乗りで「天空の女王」と称されるコレット(エヴァ・グリーン)を伴い、メディチ・ブラザーズ・サーカスにやって来ます。そして、ダンボを売るようにマックスに迫ります。マックスはそれを拒否しますが、ヴァンデヴァーに一緒にビジネスをすることを提案されるとそれを承諾します。

メディチ・ブラザーズ・サーカスは全員、ヴァンデヴァーが運営する巨大遊園地「ドリームランド」に参加することになり、マックスは副社長に就任しました。ホルトは乗馬ショーをするのを期待し、ミリーとジョーはお金を貯めてダンボの為にジャンボを買い戻す希望を抱きます。

富豪から融資を得たいヴァンデヴァーはコレットにダンボに乗って飛ぶように命じます。最初は上手くいきませんでしたが、ホルトやミリー、ジョーの助けもあってコレットは次第にダンボに乗って飛ぶコツを掴んでいきます。

あらすじネタバレ④母を発見

巨大遊園地「ドリームランド」内のサーカス巨大テント「コロシウム」で、この施設でのダンボの初舞台が幕を開けます。ヴァンデヴァーは融資を検討するレミントンを招待し、副社長となったマックスとも並んで観客席に座り、ダンボとコレットの出番を待ちます。やがて、コレットとダンボが姿をし、彼らが乗った台が上昇します。ヴァンデヴァーの意向で台の下には転落用の安全ネットは張られていません。

コレットはダンボの鼻先に羽根をちらつかせます。しかし、ダンボはくしゃみをするだけで飛ぶ気配を見せません。挙句にコレットはダンボの背中から振り落とされてしまい、転落するもホルトの下ろしたロープにつかまり命拾いします。ダンボも落下しますが、地面ぎりぎりのところで空を飛び始めました。

その時、母ゾウ・ジャンボの声を聴いたダンボは、ドリームランド内の危険動物のみを寄せ集めた見世物テント「ナイトメア・アイランド」にいる、「破壊神カリ」という名前を付けられて檻の中に入ったジャンボの元へ飛んで行ってしまいます。

あらすじネタバレ⑤ヴァンデヴァー

ダンボがショーを成功させないまま、テントを飛び出したせいでヴァンデヴァーはレミントンからの融資の話を逃してしまいます。「不確実なショーに金は出せない」とレミントンに言われたのです。冷酷なヴァンデヴァーは、「子供は親なしでも生きられるようにならなければならない」と無理矢理な理屈をつけ、「ジャンボを殺せ」と部下に命令します。

さらにヴァンデヴァーはマックスに、メディチ・ブラザーズ・サーカスの芸人全員を解雇するように命じます。芸人たちは自分たちの処遇に肩を落とし、さらにジャンボが殺されるというニュースに打ちひしがれます。そんな中、ホルトはジャンボとダンボを故郷に帰そうと決意します。

結末ネタバレ:旅立ち

ホルトたちはある作戦を決行します。ダンボとコレットがショーをしている間に、メディチ・ブラザーズ・サーカスの芸人たちはそれぞれの得意技を使い、ジャンボを乗せたトラックを奪取します。今度のショーではコレットはダンボと共に空を飛びます。そして、ホルトが外側から開けたテントの穴から飛び出し、ドリームランドの管理タワーの最上階で、コレットはジャンボの乗ったトラックが外に出られるように出口を解放します。

ダンボが管理装置のレバーをめちゃくちゃに押したためドリームランド内は停電となります。慌ててやって来たヴァンデヴァーが装置をいじったために火災が発生します。ダンボは一度、母親・ジャンボの元に飛んでいきますが、逃げ遅れてドリームランドに残されたミリーとジョーが心配し救出しに戻ります。ダンボは羽がなくても2人を乗せて港まで空を飛べていました。

ミリーが自分の母親の形見を手放したことでダンボも自立し、羽根がなくても飛べるようになったのです。ジャンボとダンボは船に乗るとサーカス団のメンバーに見送られてながら自分たちの故郷へ旅立っていきます。メディチ・ブラザーズ・サーカス団のメンバーはマックスを筆頭に新たにサーカス団を作り、ホルトは乗馬ショーに復帰し、ミリーは科学ショーを担当します。そして、ジョーは父に習って馬の曲芸を始めます。

ヴァンデヴァーに従っていたコレットもメディチ・ブラザーズ・サーカスの一員となりました。その頃、アジアの奥地にいたダンボは空を自由に飛び回り、母ゾウ・ジャンボと他の野生のゾウ達と共に暮らすのでした。

実写版ダンボの登場人物・キャスト

実写版映画『ダンボ』の登場人物・キャストについてを紹介してきます。本記事では実写版映画『ダンボ』に登場する主要の4名の人物・キャストを紹介してきますのでご覧ください。

ホルト・ファリア役/コリン・ファレル

人間の中での主役、ダンボの世話係であるホルト・ファリア役を演じたキャストは、2006年年映画『マイアミ・バイス』に出演し、2008年映画『ヒットマンズ・レクイエム』でゴールデン・グローブ主演男優賞を受賞した経歴のあるコリン・ファレルです。ホルト役は当初、ウィル・スミスが務める予定だったそうですが、スケジュールの関係で2児の父であり、穏やかな雰囲気を感じさせるコリン・ファレルが抜擢されたようです。

≪コリン・ファレルのプロフィール≫

  • 本名:Coli James Farrell
  • 生年月日:1976年5月31日
  • 年齢:43歳
  • 出生地:アイルランド ダブリン
  • 身長:178cm
  • 職業:俳優
  • 主な出演作品:『トータル・リコール』『セブン・サイコパス』『ロブスター』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』など

V・A・ヴァンデヴァー役/マイケル・キートン

ニューヨーク・「ドリームランド」サーカスの支配人を務め、ダンボを営利目的に利用する強欲な人物で、本作の悪役であるV・A・ヴァンデヴァ―役を演じたキャストは、1988年映画『ビートルジュース』や翌年の映画『バットマン』で実力派人気俳優の仲間入りをした俳優のマイケル・キートンです。

マイケル・キートンは、1992年映画『バットマン リターンズ』でかつて共演した俳優のダニー・デヴィートと本作で再び共演し、2人の対決が見られると期待する鑑賞者もいたようです。

≪マイケル・キートンのプロフィール≫

  • 本名:マイケル・ジョン・ダグラス(Michael John Douglas)
  • 生年月日:1951年9月5日
  • 年齢:67歳
  • 出生地:アメリカ・ペンシルベニア州コラオポリス
  • 職業:俳優/コメディアン/映画監督/プロデューサー
  • 主な出演作品:『ジャッキー・ブラウン』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『スポットライト 世紀のスクープ』『スパイダーマン:ホームカミング』など

コレット・マーチャント役/エヴァ・グリーン

オーナーのヴァンデヴァーに忠誠を尽くすサーカスの空中ブランコ乗りのコレット・マーチャント役を演じているキャストは、2006年映画『007 カジノ・ロワイヤル』でボンドガールを務めたフランスの女優であるエヴァ・グリーンが演じています。ティム・バートン作品の2016年映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』では優しくミステリアスな雰囲気を醸し出す主人公のミス・ペレグリンを演じています。

≪エヴァ・グリーンのプロフィール≫

  • 本名:Eva Gaëlle Green
  • 生年月日:1980年7月5日
  • 年齢:39歳
  • 出生地:フランス・パリ
  • 身長:168cm
  • 職業:女優/モデル
  • 主な出演作品:『キングダム・オブ・ヘブン』『ライラの冒険 黄金の羅針盤』『300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜』『シン・シティ 復讐の女神』など

マックス・メディチ役/ダニー・デヴィート

厳格で堂々とした佇まいのメディチ・サーカス団のオーナー、マックス・メディチ役を演じたキャストは、テレビドラマシリーズの『TAXI』でエミー賞を受賞した経歴のある実力派俳優のダニー・デヴィートです。コメディなどをはじめ幅広い役柄を演じることでも高く評価されています。

ダニー・デヴィートは俳優としてだけでなく、1992年映画『ホッファ』や1994年映画『パルプ・フィクション』をはじめ、人気映画作品の製作にも携わる活躍を見せています。

≪ダニー・デヴィートのプロフィール≫

  • 本名:Daniel Michael DeVito Jr.
  • 生年月日:1944年11月17日
  • 年齢:74歳
  • 出生地:アメリカ・ニュージャージー州
  • 職業:俳優/映画監督/プロデューサー
  • 主な出演作品:『カッコーの巣の上で』『バットマン リターンズ』『マチルダ』『マーズ・アタック!』など

Thumbエヴァ・グリーンの出演作・映画まとめ!彼氏はティム・バートン?【ダンボ】 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

実写版ダンボの吹き替え声優

実写版『ダンボ』の吹き替えを担当した声優キャストについて紹介してきます。主人公のホルト・ファリア役には俳優の西島秀俊が起用されているようです。その他の声は誰が担当しているのでしょうか?気になる実写版『ダンボ』の吹き替え声優キャストを見ていきます。

ホルト・ファリア役/西島秀俊

≪ホルト・ファリア役の声優キャスト・西島秀俊プロフィール≫

  • 生年月日:1971年3月29日
  • 年齢:48歳
  • 出生地 :東京都
  • 身長:178 cm
  • 血液型:A型
  • 職業:俳優
  • 事務所:クォータートーン

  • 主な出演作品:映画『風立ちぬ』(声の出演)『劇場版 MOZU』『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』『散り椿』『人魚の眠る家』など/ドラマ『とと姉ちゃん』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『奥様は、取り扱い注意』『メゾン・ド・ポリス』『きのう何食べた?』など

ミリー・ファリア役/遠藤璃菜

≪ミリー・ファリア役の声優キャスト・遠藤璃菜プロフィール≫

  • 生年月日:2005年10月4日
  • 年齢:13歳
  • 出生地:東京都
  • 身長:145cm
  • 職業:子役/声優
  • 事務所:テアトルアカデミー
  • 主な出演作品:映画『雷桜』『アンダルシア 女神の報復』『そして父になる』/ドラマ『キッドナップ・ツアー』『図書館戦争 BOOK OF MEMORIES』『天地人』など

ジョー・ファリア役/岡部息吹

≪ジョー・ファリア役の声優キャスト・岡部息吹プロフィール≫

  • 生年月日:2009年03月26日
  • 年齢:10歳
  • 身長:136cm
  • 趣味・特技:ジャズダンス/殺陣
  • 主な出演作品:映画『ダンボ』(吹き替え)

V・A・ヴァンデヴァー役/井上和彦

≪V・A・ヴァンデヴァー役の声優キャスト・井上和彦プロフィール≫

  • 生年月日:1954年3月26日
  • 年齢:65歳
  • 出生地:神奈川県
  • 血液型:O型
  • 身長:174cm
  • 職業:声優/俳優/ナレーター/音響監督
  • 事務所:B-Box
  • 主な出演作品:アニメ『レイトン ミステリー探偵社〜カトリーのナゾトキファイル〜』『りゅうおうのおしごと!』『かくりよの宿飯』『BORUTO-ボルト- 』など

コレット・マーチャント役/沢城みゆき

≪コレット・マーチャント役の声優キャスト・沢城みゆきプロフィール≫

  • 愛称:みゆきち
  • 出生地:長野県
  • 出身地:東京都
  • 生年月日:1985年6月2日
  • 年齢:34歳
  • 血液型:O型
  • 身長:156cm
  • 職業:声優/ナレーター/女優
  • 事務所:青二プロダクション

  • 主な出演作品:アニメ『フルーツバスケット』『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』『ポチっと発明 ピカちんキット』『ゲゲゲの鬼太郎(第6作)』『デビルズライン』など

マックス・メディチ役/浦山迅

≪マックス・メディチ役の声優キャスト・浦山迅プロフィール≫

  • 生年月日:1956年7月20日
  • 年齢:63歳
  • 出生地:大阪府
  • 身長:169cm
  • 血液型:B型
  • 職業:俳優/声優/ナレーター
  • 事務所:プロダクション・タンク

  • 主な出演作品:アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』『イナズマイレブン オリオンの刻印』『ポチっと発明 ピカちんキット』『ヴィンランド・サガ』『ルパン三世 PART5』など

実写版ダンボの見どころ

実写版映画『ダンボ』のあらすじの見どころを紹介していきます。実写版映画『ダンボ』は高度なCGや豪華な制作陣が手掛けてることでも話題となっていたようです。実写版映画『ダンボ』の見どころを詳しくまとめているのでご覧ください。

見どころ①ティムバートン率いる豪華な製作陣

実写版映画『ダンボ』の監督を務めているのは独特の世界観で観客を物語へと誘う鬼才と言われた名監督のティム・バートンです。ティム・バートンは監督になる以前からディズニースタジオのアニメーターとして多くのアニメーション映画に携わっていました。アニメ『ダンボ』はティム・バートン監督のお気に入り作品で実写版のオリジナル脚本を書き上げています。

初監督作品『ヴィンセント』をはじめ、ホラーコメディー映画『ビートルジュース』や映画『バットマン』などを手掛け、監督としての地位を築き上げています。その後、手掛けた監督作品には、映画『シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などがあり、多くの話題作を生み出していきます。

本作ではアニメ『ダンボ』をどのように表現するのか注目されており、ティム・バートンらしい色彩豊かな色調で独自の世界観で見せているところが見どころとなっているようです。『ザ・リング』でブラム・ストーカー賞脚本賞にノミネートされた脚本家のアーレン・クルーガーも制作に携わりより一層注目されています。

見どころ②ピンクエレファントの表現

アニメ『ダンボ』のあらすじでは、お酒を飲んだダンボが酔っぱらった時に見た幻覚のピンクエレファントが登場します。ピンクエレファントとは、アルコールや薬物を摂取した時に見る幻覚のことを表しています。実写版のあらすじで、このピンクエレファントがどのように表現されるのか注目されていました。実写映画版『ダンボ』のあらすじでは、飲酒の場面は描かれていませんでした。

これは映画を観るであろう子供たちが飲酒に興味を抱かないよう配慮されてのことのようです。ピンクエレファントはドリームランドのサーカスの演出の一部としてシャボン玉となって出現します。大きなゾウから小さなゾウが生まれる演出が印象的だったという鑑賞者の感想があがっています。

見どころ③フルCGのクオリティがすごい

ティム・バートンが手掛ける映画でのCGの再現度の高さは本作品に始まったことではなく、『クマのプーさん』などのCGで話題となっていました。実写版映画『ダンボ』のダンボは、CGだと感じられないほどにクオリティの高いフルCGで作られ、アニメのように豊かな表情を見せています。CGの技術力の高さはまさに現実世界のリアルとファンタジーの融合した作品だと高く評価されており、本作の見どころの1つとなっています。

リアルなダンボの潤んだ青い瞳、肌の質感、空を飛ぶダンボも実際に目撃しているかのような錯覚にとらわれ感動する鑑賞者が後を絶たなかったようです。完全CGの再現はダンボだけに留まらず、相棒のティモシーや団長の猿も違和感なくリアルに再現されています。

見どころ④プロデューサー2人の豪華タッグ

実写版映画『ダンボ』の見どころには、豪華なプロデューサー2人のタッグにもあるようです。先にも述べましたが、本作品は監督をティム・バートンが担当し、『トランスフォーマー』シリーズや2017年映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』などを手掛けた脚本を製作プロデューサーでもあるアーレン・クルーガーが担当しています。

そして、豪華な制作陣としてもう1人、2013年映画『オブリビオン』のプロデューサーを務めたジャスティン・スプリンガーも加わり、豪華キャスト陣・制作陣が作品を盛り上げています。

Thumbピンクの象がトラウマになる?アニメ映画ダンボ(1941)の怖いシーンを考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

実写版ダンボとアニメ版ダンボの違い

アニメ版『ダンボ』と実写版映画『ダンボ』には設定やあらすじ、場面展開などに違いがあるようです。アニメ版と実写版の違いには具体的にどのような違いがあるのか気になるところです。アニメ版『ダンボ』と実写版映画『ダンボ』の違いをまとめて紹介しているのでご覧ください。

空を飛べることに気付くきっかけ

アニメ版『ダンボ』と実写版映画『ダンボ』の違いには、ダンボが空を飛べることに気付くきっかけに違いがあるようです。アニメではお酒を口にしたことで空が飛べることに気付きますが、実写版『ダンボ』ではダンボがお酒を飲む場面は描かれておらず、ダンボが鼻で羽を吸い込み、くしゃみをしたことで空を飛ぶことに目覚めます。

一連の設定、描写が現代版に

アニメ版『ダンボ』が発表されたのは1941年と50年以上も前のことになります。年月が経って社会的な物事の捉え方など様々な変化があり、物語の内容も時代に合わせて変更されているようです。アニメ版『ダンボ』には動物をサーカスの見世物として扱い、虐待と捉えられるシーンが多々見られます。

実写版のダンボは動物を縛り付けて虐待するという描写はなく、動物を本来の自然に帰す、あるいは開放するという現代の考え方に合ったストーリー展開になっています。動物に対する描写だけでなく人種差別と感じられる描写も現代版にアレンジされているようです。

アニメ版はサーカスで働く労働者が黒人を思わせるように描かれていたり、物語後半で登場する鳥たちは黒人を想起させる描写で、黒人に対しての恐怖感や優劣などの思想が感じられ現代に合わないものとなっています。そのため実写版では描写や設定を現代版にして現代人が受け入れやすい内容に再構築しています。

実写版とアニメ版のラストの違い

実写版『ダンボ』とアニメ版『ダンボ』のあらすじのラストの違いについて紹介していきます。アニメ『ダンボ』は、ダンボが飛べるようになって、離ればなれになった母ゾウのジャンボと再会する場面でラストを迎えます。一方、実写版映画『ダンボ』は、早い段階でダンボが空を飛び、母ゾウと再会します。そして、その後のあらすじは、サーカス団の中で周囲とは違い馬鹿にされるダンボと母ゾウを自然に帰すことが目的となっています。

そして、自然に帰ったダンボは自由に空を飛びまわり、ゾウの仲間たちにも祝福されるのです。この描写には監督のティム・バートン自らのことが反映されているのではないかと見られています。ディズニーに入社したころのティム・バートンも周囲から異質な目で見られることがあったそうです。

そのため、自分と重なるダンボに特別な思い入れがあったようです。実写版映画『ダンボ』のラストはティム・バートン監督自らが心の中で望んでいたことなのではないかと見る人もいるようです。

実写版ダンボを見た人の感想や評価

実写版映画『ダンボ』の感想や評価について紹介していきます。本作のあらすじや出演キャスト、日本語吹き替えキャストなどについて、鑑賞者の感想や評価をまとめているのでご覧ください。

実写版映画『ダンボ』を観賞した方の感想・評価には、フルCGのダンボのクオリティが高くて可愛いという評価の声があがっています。また、アニメ版にもあるピンクエレファントなどもしっかり登場して満足という感想も見られました。

映画を観賞した方の中には、動物好きで実写版のダンボのあらすじは面白く感動したという声があがっています。特に小さな子供に見るのにおすすめの映画と評価する感想が見られました。

本作品を担当している監督が個性的な世界観を放つティム・バートンで、最初から最後までティム・バートンの世界でよかったという感想や評価が見られます。中には、ティム・バートンだけど、ディズニーの枠に収まってしまい、本来のティム・バートン作品の良さがあまり感じられなかったと評価する声もあがっていたようです。

実写版映画『ダンボ』は面白かったという感想を持つ人もいれば、そうではなかったという人もいることがSNSの感想からうかがえます。物語は面白くはなかったけれど、エヴァ・グリーン演じる空中ブランコ乗りのコレットがダンボに乗って空を飛ぶ場面は、画面から目が離せなくなるほど美しく魅せられたという感想があがっていました。エヴァ・グリーンが醸し出すエキゾチックな雰囲気が高く評価されているようです。

実写版映画『ダンボ』のあらすじについての感想には、物語がダンボではなく人間が主体になって描かれて理うことに疑問を感じたという感想・評価が見られました。ラストでダンボたちを自然に帰すことが本当に良いことなのか、それは人間が勝手に思っているエゴに過ぎないのではないかと感じた人が少なくなかったことがうかがえます。

実写版ダンボの映画まとめ

2019年公開の実写版映画『ダンボ』のあらすじの結末までのネタバレや、出演キャストやスタッフ、日本語吹き替え版キャストなどをまとめ、映画の感想や評価について紹介してきました。実写映画『ダンボ』はオリジナル版のアニメとは違うストーリー展開で豪華なスタッフ・キャスト陣によってリアリティ高く再現され、勇気と感動が感じられるという評価が感想に見られます。

一方で、実写版の物語のラストに疑問が残るという評価の感想もあがっているようです。ダンボたちを自然に返すことは人間の単なるエゴで、ダンボたちの本当の幸せに繋がるとは限らないとの声も見られます。人間とは違い動物は言葉が話せません。ではその場合、動物の本当の幸せはどこで測ればいいのか、そもそも動物は今幸せであると実感しながら生きているのか、という疑問も生じてくるようです。

動物たちは、与えられた環境の中でただひたすらに生きているだけとも考えられるようです。実写版映画『ダンボ』は、ただ感動するだけでなく、人間のエゴとの向き合い方に対しての問いにもなっている作品のようです。実写版映画『ダンボ』をまだご覧になっていない方は、本記事で紹介した感想や評価を参考に一度ご覧になってみるといいかもしれません。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ