われらが背きし者のネタバレあらすじ!ジョン・ル・カレ原作映画の感想や評価は?

『われらが背きし者』はジョン・ル・カレの小説を原作としたスパイ・アクション映画で、評論サイトなどでは高く評価されています。平凡な大学教授がマフィアの抗争に巻き込まれていくというストーリーで、主演はユアン・マクレガーが務めました。この記事では『われらが背きし者』のあらすじのネタバレを紹介します。また、『われらが背きし者』を観た方の感想や評価、出演キャストなどもまとめています。

われらが背きし者のネタバレあらすじ!ジョン・ル・カレ原作映画の感想や評価は?のイメージ

目次

  1. われらが背きし者とは?
  2. われらが背きし者のあらすじネタバレ
  3. われらが背きし者の結末ネタバレ
  4. われらが背きし者のキャスト
  5. われらが背きし者に関する感想や評価
  6. われらが背きし者のネタバレまとめ

われらが背きし者とは?

われらが背きし者の概要

『われらが背きし者』は、2016年にイギリスで公開されたスパイ・アクション映画です。日本やアメリカでも劇場公開されました。主演をユアン・マクレガーが務めています。

『われらが背きし者』は、アメリカの有名な評論サイト「Rotten Tomatoes」で全体の72%の支持を得ています。また、10評価のうち6も評価されており、高評価でした。また、Amazon Prime Videoでは星5評価のうち3.5という評価を得ています。

原作はジョン・ル・カレの小説

『われらが背きし者』の原作は、ジョン・ル・カレの小説です。この映画の脚本家のホセイン・アミニは、ジョン・ル・カレの『われらが背きし者』を映画用に脚色して脚本を書きました。ジョン・ル・カレはイギリスの小説家で、スパイ小説を書くことで知られています。ジョン・ル・カレの小説は頻繁に映画化やドラマ化されるほど人気です。

またジョン・ル・カレは、『寒い国から帰ってきたスパイ』でエドガー賞長編賞を受賞し、世界的に有名になりました。ジョン・ル・カレの人気作は他にもあり、スマイリーを主人公としたシリーズの「スマイリー三部作」は特に人気です。さらにジョン・ル・カレの息子のニック・ハーカウェイも作家をしています。

ジョン・ル・カレの『われらが背きし者』は、2010年にイギリスで刊行されました。日本では上岡伸雄と上杉隼人の翻訳によって、2011年に岩波現代文庫から刊行されました。ジョン・ル・カレが書く『われらが背きし者』は、ハラハラドキドキさせると評判です。

われらが背きし者の予告編動画

こちらは『われらが背きし者』の予告動画です。予告動画では平凡な大学教授がある男と出会ったことで、トラブルに巻き込まれてしまうという内容です。その男はロシアのマフィアで、情報入ったUSBメモリを渡しました。ただの大学教授がなぜマフィアから情報を渡されたのか、気になる内容となっています。

映画『われらが背きし者』公式サイト

われらが背きし者のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①パーティー

ここでは『われらが背きし者』の冒頭のあらすじのネタバレを紹介します。ロシアのモスクワではある取引が行われていました。ニコライは取引相手から家族を紹介されます。しかしニコライは部下を使って、取引相手の男とその妻と娘を射殺しました。生き残ったのはその場にいなかった妹のイリーナとカーチャだけです。

大学教授のペリーと妻のゲイルは2人で旅行をしていましたが、夫婦中はいまいちでした。レストランでは妻が仕事で先に帰ってしまいました。そんなペリーに、店内で酒を飲んでいたディマという男が一緒に飲もうと声をかけてきました。ディマはペリーを気に入り、今夜行われるというロシアのパーティーに誘いました。

最初は断ったものの、とあるゲームをして負けたペリーはパーティーに参加することになりました。パーティーに行くと マリアという女性からクスリを勧められます。クスリでフラフラと歩いていると、ペリーはトラブルに巻き込まれてしまいます。そこをディマが助けてくれました。

ディマは改めて翌日の明るいうちにテニスをやろうとペリーを誘いました。テニスにはディマの息子達が参加していました。そこに妻のゲイルがやって来ます。ゲイルは女の子に声をかけます。女の子の名前はイリーナとカーチャと言いました。ディマはゲイルに家族を紹介し、今夜のパーティーに誘いました。

あらすじネタバレ②有力な証拠

ここでは『われらが背きし者』で、ペリーがトラブルに巻き込まれてしまうストーリーのあらすじをネタバレします。パーティーでペリーはマリアに連れられ、ディマの元に来ます。そこでペリーはロシアのマフィアの情報を話し出しました。そしてイリーナとカーチャの両親が殺された理由を話し、ニコライという人物は危険だと言いました。

ディマはマフィアとつながっていましたが、抜けたいと考えていました。自分を助けてくれと言い、情報の入ったUSBをペリーに渡しました。ペリーは断りましたが、銀行員や弁護士には頼れないと言い、ペリーにUSBメモリをイギリスの機密情報部(MI6)に渡すよう頼みました。ペリーは予定通りにロンドンに帰りますが、旅券に問題があると言われ別室に連れていかれました。

ペリーはディマに渡されたUSBについて空港職員に相談していました。ゲイルもUSBについて話があると呼ばれます。ペリーは協力しないと妻や子供が殺されるとディマが怯えていて、仕方なくイギリスにUSBを持ち込んだのだと説明しました。捜査員はなぜディマはペリーを選んだのかと疑います。

ひとまず中身を確認してから、改めて話を聞くと言って捜査員は2人を解放しました。USBメモリには確かに機密情報が入っていました。USBメモリを元に、捜査員達は確実な情報を集めようとしました。しかし、USBメモリと捜査員が集めた情報だけではニコライを追い込む事はできないと上司は言います。そこでペリーとゲイルにも協力してもらい、改めて捜査を開始させました。

あらすじネタバレ③署名の日

ここでは『われらが背きし者』の署名の日のあらすじをネタバレします。ペリーとゲイルはパリへ行き、ファッションショーで偶然を装ってディマと接触します。ディマにはその翌日、ペリーをテニスに誘いました。ディマは監視の目を盗んで捜査員と接触し、新たな情報が入ったUSBメモリを渡しました。しかし、そのUSBには決定的な証拠となる口座番号が入っていませんでした。

ディマはここで口座番号まで教えてしまうと、本当に家族を守ってもらえるか分からなかったので、口座番号を教える変わりにイギリスへ亡命するためのチケットを要求しました。しかし、捜査員のヘクターはそれに応じることはありませんでした。ヘクターの態度にペリー達はディマを助けるようにと説得します。しかしヘクターは独断で捜査しているのだと、事情を説明しました。

それを聞いたペリーとゲイルは本格的にヘクター達に協力することにしました。スイスでは口座開設の署名のために、ディマやニコライなどマフィアのメンバーが集まっていました。ディマの家族はミュージアムを鑑賞することになっていましたが、そこにゲイルが向かい、子供たちとディマの妻を搬入口の貨物用トラックに乗せて空港へと逃します。

署名が終わり、ホテルではパーティーが行われていました。一刻も早く逃げ出そうとするディマをペリーが手引します。ディマは無事に空港へとたどりつくことができ、妻や子供達と出国しようとします。しかし、ニコライはイギリスの政界にいる仲間を使い、圧力をかけてディマ達の入国を拒否しました。そこでヘクターはプラロニャンにある隠れ家にディマの家族を匿うことにしました。

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われらが背きし者の結末ネタバレ

結末ネタバレ①交渉

ここでは『われらが背きし者』でディマを守るために交渉をするシーンのあらすじをネタバレします。しばらく隠れ家で過ごしていたディマの家族でしたが、ナターシャが恋人のアンドレイに連絡をしてしまいます。このことで、ディマ家族の居場所がバレてしまいます。

ヘクターは一刻も早くディマを保護するべきだと思い、ニコライと会合をしていた下院議員のロングリッグに交渉します。ロングリッグを上手く丸め込み、ヘクターはまずはディマの保護を優先し、その後家族を逃がすという計画を立てました。

結末ネタバレ②ロンドンへの亡命

ここでは『われらが背きし者』の結末のあらすじをネタバレします。ディマの家族が滞在していた隠れ家は襲撃されてしまいます。なんとか脱出し、ディマはロングリッグに用意させたヘリに乗ってイギリスへと向かう事ができました。しかし、ヘリは飛び立ってしばらくすると爆発してしまいます。

一方でディマ以外の家族は、数日後に無事にロンドンに亡命することができました。しかし、ニコライの野望は止める事ができずディマは亡くなってしまいました。ペリーはその後、ヘクターの家に訪れていました。ヘクターはディマの妻から預かった銃を取り出します。その銃には、ニコライを追うための決定的な証拠となる口座番号が書かれていました。

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われらが背きし者のキャスト

ペリー役/ユアン・マクレガー

ペリー役を演じたのはユアン・マクレガーです。ユアン・マクレガーは1971年3月31日生まれのスコットランドの俳優です。ユアン・マクレガーは幼少の頃から俳優を目指しており、ギルドホール音楽演劇学校の最終学年公演での出演をきっかけに、エージェントにスカウトされました。

ユアン・マクレガーの出演作品には『スター・ウォーズシリーズ』のオビ=ワンケノービ役、『美女と野獣』のルミエール、『ゴーストライター』のゴーストライター役、『天使と悪魔』のパトリック・マッケンナ役、『プーと大人になった僕』のクリストファー・ロビン役などがあります。

ディマ役/ステラン・スカルスガルド

ディマ役を演じたのはステラン・スカルスガルドです。ステラン・スカルスガルドは1951年6月13日生まれのスウェーデンの俳優です。ステラン・スカルスガルドはゴールデン・ビートル賞の主演男優賞など、ヨーロッパの映画賞を数多く受賞している実力派俳優です。

ステラン・スカルスガルドの出演作品には、『パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ』のビル・ターナー役、『宮廷画家ゴヤは見た』のフランシスコ・デ・ゴヤ役などがあります。また、ユアン・マクレガーも出演していた『天使と悪魔』にもリヒター隊長役として出演しました。

ヘクター役/ダミアン・ルイス

ヘクター役を演じたのはダミアン・ルイスです。ダミアン・ルイスは1971年2月11日生まれのイギリスの俳優です。主演のユアン・マクレガーも通っていたギルドホール音楽演劇学校で演技を学びました。ダミアン・ルイスの出演作品には、『パンド・オブ・ブラザーズ』のリチャード・ウィンターズ役や『HOMELAND』のニコラス・ブロディ役などがあります。

ゲイル役/ナオミ・ハリス

ゲイル役を演じたのはナオミ・ハリスです。ナオミ・ハリスは1976年9月6日生まれのイギリスの女優です。イギリスで着実にキャリアを積んだ後、ハリウッド進出を果たしました。現在はイギリスだけでなくアメリカでも活躍しています。ナオミ・ハリスの出演作品には、『28日後…』のセリーナ役、『007シリーズ』のイヴ・マネーペニー役などがあります。

オーブリー・ロングリッグ役/ジェレミー・ノーサム

オーブリー・ロングリッグ役を演じたのはジェレミー・ノーサムです。ジェレミー・ノーサムは1961年12月1日生まれのイギリスの俳優です。ブリストル・オールド・ヴィック演劇学校で演技を学びました。

ジェレミー・ノーサムの出演作品には『ザ・クラウン』のアンソニー・イーデン役、『奇蹟がくれた数式』のバートランド・ラッセル役などがあります。また、ユアン・マクレガーも出演していた『Emma エマ』にもナイトリー氏役として出演しました。

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われらが背きし者に関する感想や評価

「われらが背きし者」の感想や評価の中には、ギャング系の映画が苦手な方でも問題なく観る事ができたという感想がありました。ユアン・マクレガーの演技が良く、さらに非道過ぎず多くの方に受け入れやすい内容が評価されています。

『われらが背きし者』の感想や評価の中には、ジョン・ル・カレの小説の映像化作品を何本か観ている方の感想もありました。ユアン・マクレガーやステラン・スカルスガルドなど、実力の高い俳優達の演技や演出に満足のいく映画だと評価している方がたくさんいました。

『われらが背きし者』の感想や評価には、映画全体の雰囲気や演出は良かったものの、今ひとつだったという評価がありました。また、ユアン・マクレガー演じる主人公のもっと目立った活躍が見たかったという感想もありました。

『われらが背きし者』の感想や評価には、スリルが足りなかったものの、人情を感じられる作品で良かったという評価がありました。その他にも、ステラン・スカルスガルドの演技や存在感が良かったという感想がたくさんありました。
 

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われらが背きし者のネタバレまとめ

この記事では『われらが背きし者』のあらすじを紹介しました。映画はジョン・ル・カレの小説を原作とした作品で、高い評価を得ていました。実際に映画を観た方の感想には、盛り上がりに欠けるという感想もありましたが、全体的に高く評価されていました。『われらが背きし者』はスパイ映画が好きな方にはおすすめの映画です。ぜひ一度観てみてください。

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