2019年09月03日公開
2019年09月03日更新
ホラー映画ウィッチをネタバレ解説!感想や評価は?あらすじやラストの結末を考察
ホラー映画ウィッチでは、敬虔なキリスト信者の一家を中心に物語が展開します。敬虔であるがゆえに、過酷な環境に身を置くこととなった一家ですが、一家に襲い掛かる怪奇現象が追い打ちをかけます。度重なる不幸により崩壊していく一家、そして謎の女(魔女)の正体とは…?映画を観た人からの評価や感想では「不気味」「ホラーというよりもハラハラする」との声が挙がっていました。本記事では、そんな映画ウィッチをネタバレ解説をはじめ、疑問を生んだラストの結末を考察しています。
目次
ホラー映画ウィッチとは?
ウィッチの概要
映画『ウィッチ』の舞台は1630年のニューイングランド。あるきっかけにより協会と衝突した一家は、入植地を追放されてしまいました。新天地で貧しい生活を送る中、一家に奇妙な現象が起こり始めます。そんな一家に大きな衝撃が走ったのは赤子の誘拐。これによって次第に狂気の淵へと転落していく一家の姿、そして赤子を誘拐した「魔女」の正体とは?
キリストを信仰する一家は疑心暗鬼に囚われ、崩壊していく様子を見事に表現していました。第31回サンダンス映画祭により監督賞に輝いたホラー作品となっています。
ウィッチの予告編動画
映画ウィッチを観た人の感想や評価では、「ホラーというよりもハラハラさせられる内容」「不気味な映画だった」「高いクオリティの映画」など様々な意見が挙げられていました。評価から分かる通り、意味深い内容だと言えるでしょう。それでは、本作のあらすじをネタバレする前に、一度予告編動画をご覧ください。
ホラー映画ウィッチをネタバレ解説
ネタバレ解説①タイトルの意味
映画『ウィッチ』の原題は「The VVitch」となっています。映画タイトルでは、なぜVとなっているのでしょうか?実は映画の舞台となった1630年頃の書物では、Wの大文字表記がV二つ、つまりVVで表記されていた(V2つで代用した話もある)ことで、監督がそのまま取り入れたようです。
ネタバレ解説②ピューリタン
映画ウィッチの舞台となった入植地は「ピューリタン」です。一家の母親は「イギリスに帰りたい」と嘆いていたシーンがありました。ピューリタンとは、イギリスのカルヴァン派のプロテスタントのことを示しており、エリザベス1世が確立したイギリス国協会に批判的な態度を示す宗派です。そのため、ウィッチの作中で一家が追放された原因は、徹底した宗教改革を主張したからでした。
そして教会の「浄化」。彼らはカトリック要素を教会から取り除こうとし、より聖書に近いキリスト教徒であろうと考えていました。しかしこの考え方が原因で17世紀に教会から弾圧を受け、ピューリタンは信仰の自由を求めてアメリカ大陸へと1620年に渡ります。
ネタバレ解説③セイラム魔女裁判
魔女狩りという言葉は多くの方が聞いたことがあるでしょう。その中でも、「セイラム魔女裁判」が最も有名です。1692年~1693年頃、裁判はニューイングランドのセイラム村で行われました。まさに映画ウィッチで舞台となった場所です。実際のセイラム魔女裁判は集団パニックと言われていますが、本作で登場する魔女では社会に溶け込んでおらず、野外に住む狂気じみた人物として描かれていました。
ネタバレ解説④イースターとの関連
日本ではあまりなじみのない行事ですが、「イースター」というものがあります。この行事は作中で登場する卵とウサギが関連しており、キリスト教における各役割を担っているようです。といっても、本作とイースター自体は関連性は薄いのですが、それぞれが象徴するものは把握(卵とウサギの役割は後述)しておいたほうがいいでしょう。
ネタバレ解説⑤一家が追放された理由
映画ウィッチで一家が入植地から追放された理由。それは教会との宗教観の相違によって一家の父親が反発したからです。父親は教会の考えがおかしいと考えていました。信仰の自由を求めるピューリタンは別の大陸まで移住したのですが、やはりそこでも信仰は抑圧的でした。結局選択の余地があったにも関わらず、父親は入植地から出ていくことを決意しています。
ネタバレ解説⑥黒い山羊
映画ウィッチの一家を襲った黒い山羊、それは魔女の使いのように描かれていました。『新約聖書』によると、羊は「良きものの象徴」、対比として黒い山羊は「悪しきものの象徴」として扱っているくだりがあります。その後キリスト教の公教化と同時に駆逐されてしまった先行宗教を異教の神(邪神)としたイメージが根付いたようです。これがやがて、悪しきものの対象である黒い山羊からバフォメットのような悪魔が考え出されたとされています。
ネタバレ解説⑦卵の中の鶏
下記のとおり「卵」は復活や生命の誕生としての象徴だといわれています。作中ではトマシンが卵を落として割ったことにより、中にいるヒナが死んでいました。これは象徴の概念(復活)から見ると、悪い兆候を示していると言えます。
同じく、卵は、自然の〈周期的再生〉のシンボルの1つとしても現れる。多くの国で、復活祭のときの色を塗った卵の伝統がある。それは「周期的な創造」の神話を示す。ミルチャ・エリアーデは、胚と考えられた卵の経験-合理的な解釈に反論する。(多くの宗教の神秘=儀礼全体によると)卵が具現するシンボルは、「誕生より、むしろ宇宙論のモデルに従って、繰り返す〈再生〉に関係がある。卵は、復活を堅固にして、助長する。誕生ではなく、〈回帰〉、反復である」
ネタバレ解説⑧ウサギ
変身していた魔女あるいは使い魔として描かれていた「ウサギ」。ウサギは宗教において神と固く結ばれた存在であると考えられていました。しかし、これも黒い羊のようにキリスト教が異教排除を徹底したことにより、ウサギは魔女が化けている動物、そして魔女の使い魔であるという考えが広がっていきました。
そのため、お守りとしてウサギの足があります。これは魔女を狩った証、異教徒ではないという証明になったからこそお守りとして重宝されたようです。
ネタバレ解説⑨ケイレブが吐いたリンゴ
作中ではケイレブが魔女に誘拐され、かなり衰弱した状態で家に戻ってきました。その時に吐き出したものがリンゴです。「リンゴはアダムとイブが食べた禁断の果実」、というのは聞いたことがあるのではないでしょうか?アダムとイブはリンゴを食べたことによって、無垢を失い、さらに神から楽園を追放されてしまいました。このことから連想するのは、リンゴが罪の象徴とされ、リンゴが育つ環境というのが楽園だということです。
ケイレブが吐き出したリンゴは毒リンゴで、白雪姫が食べた毒リンゴのようにみえます。それは作中も同様に魔女にたぶらかされ、呪われたことを示唆しているようです。また、リンゴが腐っているということから、楽園は無くなったということなのでしょう。
ネタバレ解説⑩ケイレブが言った動物の名前
ケイレブが言った動物の名前は「カエル、カラス、ネコ、黒犬、狼」でした。これらの動物は魔女が使っていたものの名前。つまり魔女の使い魔ということを表しています。
ネタバレ解説⑪双子の行先
トマシンと一緒に小屋で一夜を過ごすことになった双子でしたが、双子は突然姿を消してしまいました。双子の行方は分からずじまいでしたが、おそらくサムと同様ジャムにされてしまったかもしれません。エンディングでは、トマシンが魔女の集会に加わり、血で覆われた魔女たちの姿もありました。そして彼女らは空を飛び立ちます。これを時系列でみると、おそらく双子ではないかと考えられます。
ネタバレ解説⑫7つの大罪
映画ウィッチの登場人物は皆「七つの大罪」に当てはめることができます。父親のウィルは傲慢、全ての元凶となったのが入植地からの追放でしたが、この時に選択肢があったにもかかわらず、自分を曲げようとはしませんでした。母親のキャサリンは嫉妬、作中ではトマシンの若さや美しさに対して深く嫉妬し、八つ当たりの対象としていました。そしてトマシンの弟・ケイレブは色欲、姉の胸元を覗いているシーンが作中では何度も撮られていました。
双子のマーシーは憤怒、なぜかトマシンに対して常に怒っており、ケイレブが亡くなった際もトマシンが魔女だと叫ぶ様子も異常でした。双子のジェナは怠惰、作中では印象が薄い人物ですが、それも何もしていないからこそです。七つの大罪のうち、最後に物欲と貪欲。これはトマシンです。終盤で悪魔がトマシンを誘惑する際に、バターとドレスの二つに揺らぐ姿がありました。
ネタバレ解説⑬トマシンはいつから魔女になった?
トマシンが魔女になった瞬間ですが、初めから魔女だったのではないか?という声が挙がっていました。これに対して監督ははっきりとは否定せず、ほのかに否定する程度だったようです。
ホラー映画ウィッチのあらすじネタバレ
あらすじネタバレ①消えたサム
舞台は1630年のアメリカ・ニューイングランド。そこには信仰に熱心な一家がいました。信仰へのあつさのあまり、教会へ異議を申し立てたことで一家は入植地を追放されていしまいます。その時は弁解の余地はあったものの、父親であるウィリアムは頑として意見を曲げず、一家は結局家財を馬車に積んで入植地を出ていきました。そんな中でも不幸を嘆くことなく、森の近くの荒れ地に腰を下ろした一家は、満足そうに祈りを捧げます。
それから日が経ち、赤子のサムを連れて森の入り口近くにやってきたトマシン。そこでは「いないいないばぁ!」をしてサムをあやすトマシンの姿があります。そんな姿にサムは大喜びの様子です。そんなサムを見て喜ぶトマシンは「いないいないばぁ!」続けていましたが、次の瞬間。目の前にいたはずのサムがこつぜんと姿を消していたのです。「サム!」と大声を上げて必死に探すトマシンでした。
一方、森の奥ではなにやら裸の赤子を触る獣のような手、手には刃物、そして血に染まった半裸の女の姿が赤子に向かって何かを囁いていました。一体この女性は何者なのでしょうか…。
あらすじネタバレ②ブラック・フィリップ
それから二日目、朝早くに目覚めて窓を開けるトマシンの弟・ケイレブがいました。そばではまだトマシンは眠っています。別の部屋では姿を消したサムの一件で哀しみに明け暮れ、延々と続くかのように祈りの言葉をつぶやく母親の姿があります。そんな中でケイレブは靴を履き、外に出ていくと父親・ウィルが座っているのを見ました。ウィルに皆を起こしてこようかと声をかけましたが、ウィルは首を振ります。
そしてウィルは言いました。「サムの捜索をやめよう」と。まだサムが失踪してわずかの時間しか経っていないのに諦めるのか、とケイレブはウィルに問い詰めますが、それに対してたとえ狼にやられていなくとも生きていないはずだとウィルはつぶやきます。続けて森へ一緒に行こうと提案をします。子供は森に入ってはいけないと言っていたウィルでしたが、ウィルはそれでも一家を支えるために力を貸してほしいようです。
ケイレブに対し、「かなり前、森の中に罠を仕掛けておいたんだ」と言い、続けて冬になる前に食料を蓄えが必要だと言います。実は、以前から育てていたトウモロコシがありましたが、うまく実らず一家を養う食糧が不足していたのです。道中ではウィルがケイレブに「心の堕落とは?」「お前が持っている罪とは?」と問いかける。それに対して見事に答えるケイレブでした。
そんなこんなで罠を確認していましたが、罠には何もかかってはいませんでした。そこで再び罠を仕掛けることになりますが、その中で「サムは原罪を持っていた?」と問うケイレブ、それに対し「天国にいくのを望もう」とウィルは言いました。そして「神だけが悪い人間か良い人間かを決める」というウィルの言葉で、ケイレブは不安になり泣きそうになっています。そんなケイレブを励ますウィルでした。
少し元気が出たケイレブは、「この罠はどうしたの?」とウィルに問います。どうやらインディアンから母親が大切にしているカップと交換したようです。その時、突如一緒に連れてきた犬・ファウラーが激しく吠え始めます。吠える先を見た時、一匹の黒いウサギがこちらをじっと見ている。そんな獲物を逃すまいとウィルはすぐに銃を構え、引き金を引きました。しかし、なぜか銃口が爆発したのです。
結局何も食料が取れなかった一家は、空腹のため次第に追い詰められていきます。中でも特に精神的な衰弱を見せたのは、サムを失って嘆き悲しむ母親・キャサリンでした。他の子供たちに農地から出てはいけない、と命じます。そんな中、双子の弟妹たちは「黒い雄ヤギ(ブラック・フィリップ)」の歌を歌い、フィリップと話しができると言います。
その黒ヤギが「トマシンが魔女だ」と言っていたと双子は言い、あまりにもしつこく生意気な態度に腹を立てたトマシンは「サムを奪ったのは私、森の魔女は私」といって怖がらせました。そのことを知らない母親でしたが、衰弱しきった母親の八つ当たりはトマシンへと向けられました。とうとうキャサリンは村へ戻ると言い出す始末。そんなキャサリンをなだめるため、トマシンを奉公に出すといいます。
それを聞いてしまったケイレブは、もちろんトマシンを失いたくない。そこで危機を脱するため、トマシンが一人で馬に乗り狩りに出かけようとしますが、それに気づいたトマシンは一緒にいくことになります。早速、森の中ではケイレブがウサギを見つけました。しかし、必死になって追いかけるうちにトマシンとはぐれていまいます。家にいる家族は、トマシンとケイレブがいなくなったことに気付き、父のウィルが森へと探しにいくことに。
ウィルはすぐにトマシンを見つけます。ところが、同時にケイレブは森の奥深くで煽情的な女性を見つけ、動けなくなっていました。女性はケイレブを強く握りしめました。結局ウィルはケイレブを見つけられず、夜になってしまいます。そんな様子に心配したキャサリンは村に救助をお願いしようと提案しますが、それに対してウィルは夜が明けたらまた探しに行くと言い、そんな両親は揉め始めます。
あらすじネタバレ③祈り
キャサリンはケイレブの一件からますますトマシンへの八つ当たりが強くなり、無くなった銀コップはトマシンが盗んだと決めつけます。しかし、ウィルがようやく銀コップを罠と交換したことを明かしますが、それを聞いたキャサリンは取り乱しました。そんなさなか、ヤギの様子を見に行くトマシンは、雨の中で全裸のケイレブを発見しました。戻ってきたケイレブの額には血、心配した皆はすぐにそのまま寝かせることになります。
それから農作業をしている時、ケイレブの唸り声が聞こえてきました。それを聞いた両親はすぐさま駆け付けますが、ケイレブは血を吐き、また倒れてしまいます。血を見た時、なぜか中にリンゴが混じっていたのです。これを見た双子は、トマシンが前に「自分は魔女」だと言っていたことをキャサリンに報告。これによってキャサリンは魔女はトマシンだと確信しました。
と同時にこれまでトマシンをかばっていたウィルですらも、トマシンが奇怪現象に関係性があるのではないかと疑い始めます。ケイレブは悪魔に取り憑かれていると考えたウィルは、祈りをささげて悪魔を撃退しようと言います。ところが、祈りの最中に双子が「言葉が出ない」と言います。そんな中でも両親とトマシンは祈りを続けますが、努力もむなしくケイレブはそのまま死んでしまいました。
キャサリンは動揺し、ウィルとトマシンはただ驚くばかり。双子は気絶しています。直後にトマシンへの疑いを深めたウィルは、トマシンを家から連れ出し問い詰めます。「いつ悪魔と契約を交わしたのか」、トマシンは必死で否定しました。しかし、誰も信じてくれず、完全に魔女と決めつけていました。
そこで、トマシンはウィルが無能な人間だと罵倒しながら、双子も黒ヤギと会話をしていた、黒ヤギに化けた悪魔と双子が契約を交わしたのだと告げます。それを聞いたウィルは、次に双子までも疑い責めることに…。我が子に対し疑心暗鬼に陥ったウィルは、とうとうトマシンと双子の3人をヤギ小屋に閉じこめてしまいました。
ホラー映画ウィッチの結末ネタバレ
結末ネタバレ①埋葬の儀式
ヤギ小屋に閉じこめられたトマシンと双子でしたが、はじめに口を開いたのはトマシンでした。「ヤギは口をきくの?」と双子に質問しています。一方、ウィルとキャサリンは、ケイレブ土に埋め、埋葬の儀式を行っています。
その夜のことでした。ウィルは心境を述懐し、それをトマシンが聞いていました。これまでの怪奇現象を考え、本気で神へ願いをささげています。一方、キャサリンはというと、サムとケイレブの幻影を見ています。それを全く疑いもせず、我が子たちが無事だったのに歓喜し、抱き寄せました。
早速赤子のサムに乳を与えるキャサリン。しかし、その実態はカラスだったのです。そうとは知らずにカラスから乳首をついばまれたキャサリンは血を流しています。双子がいるヤギ小屋では、白いヤギ・フローラへと老婆が近づき、乳を飲んでしました。それを見た双子は悲鳴をあげます…。
結末ネタバレ②翌朝
それから翌朝のこと、ウィルはトマシンらがいるヤギ小屋に行きますが、小屋は破壊されていました。双子は見当たらずトマシンしかいません。すると、突然黒ヤギのフィリップがウィルに襲い掛かり、角で倒されてしまいます。とっさに遺体となったウィルの元へ駆け寄りますが、その瞬間にキャサリンが家から出てきました。
その瞬間だけを見たキャサリンはトマシンの仕業だと誤解し、魔女だと決めつけたキャサリンはトマシンを殴りつけました。弁解しようとするトマシンでしたが、続けざまに首を絞めて本気で殺そうとするキャサリンに、トマシンは目が覚めたように冷静で、とうとうナイフで刺し殺してしまうのです。こうしてトマシン以外の家族は誰もいなくなり、部屋に入ったトマシンは机に伏して眠りにつきます。
それから夜に目が覚めたトマシンは、外へ出ていきました。すると、目の前に黒いヤギのフィリップが立っていました。双子からフィリップと話したと聞いていたトマシンは、「しゃべってちょうだい」と言います。半信半疑で言ったものの、本当にフィリップは話します。「お前の望みを言ってみろ」と。そして望みの見返りとして、「服を脱いで目の前の本に著名しろ」と続けていいました。
本への著名を終えたトマシンは、フィリップについていきます。森の奥ではなにやら焚火を囲っている人達がいる。髪を振り乱して踊る、女性たちの集団でした。そんな様子を見るトマシンでしたが、女性たちは宙に浮き始めました。それを見ていたトマシンも同様に宙に浮かび、浮かんでいる自分に気づいたトマシンは嬉しそうに笑っています。こうして映画ウィッチの物語は幕を閉じました。
ホラー映画ウィッチのキャスト
トマシン役/アニャ・テイラー=ジョイ
映画ウィッチのトマシン役を務めたのは、アニャ・テイラー=ジョイです。実は映画ウィッチの演技で高い評価を得たことにより、映画『モーガン プロトタイプL-9』や『スプリット』などの主演を勝ち取ったようです。
ウィリアム役/ラルフ・アイネソン
映画ウィッチのトマシン役を務めたのは、ラルフ・アイネソンです。イギリスの俳優で、これまでに映画『ハリーポッターと死の秘宝』や『レディ・プレイヤー1』、『ワイルド・ストーム』などに出演しています。
キャサリン役/ケイト・ディッキー
映画ウィッチのトマシン役を務めたのは、ケイト・ディッキーです。イギリスの女優で、これまでに映画『プロメテウス』に出演しています。
ホラー映画ウィッチに関する感想や評価
感想や評価:魔女伝承に詳しくなくても分かる映画
ウィッチ(字幕版) https://t.co/8B4L0tSNDx
— Yūki (@rabbitclownxx) August 25, 2019
信仰に生き、見知らぬ地で移住してきた家族を襲う悲劇。
現実に起こりえる不幸な事象の中に香料の如く垂らされたほんの少しの不気味さ。魔女伝承は詳しくないけれど、この映画を構成してるエッセンスは民俗学観点からなる狼迫害の歴史に通ずるものがある。
映画ウィッチを構成しているエッセンスに対する評価です。そして映画で生じた不幸な現象はほんの少しの不気味さを感じたとの感想が挙がっています。感想の通り、魔女伝承に詳しくなくても、歴史に通じている映画だと感じるものがありました。
感想や評価:不気味な映画だった
「ウィッチ」
— ミゲル@映画感想 (@eigakansoutomei) May 25, 2019
村外れの荒野に住む事になった家族を襲う森に住む魔女。
敬虔なキリスト教徒の家族ですが、やはり人間がポツンと荒野に住む事は難しく、いとも簡単に汚され、狂気に堕ちて行きます。
近代社会が蓋をした、あらゆる種類の禍々しい物が描かれており、不気味な映画でした。 pic.twitter.com/w9Ngb0Qyb1
映画ウィッチでは敬虔なキリスト信者に焦点を当てた評価です。近代社会が蓋をした歴史に対して、映画を通してなにかを示唆しているのでしょうか?感想では映画ウィッチは不気味だと言われています。
感想や評価:ホラーというよりもハラハラする映画だった
「ウィッチ」
— 卅(みそ) (@3_miso_3) August 30, 2019
アメリカ開拓時代。信仰心がめちゃくちゃ厚いイギリス人家族が、信仰の解釈違いで村人と対立し、孤立して生活するようになった話。
家族しかいない過酷な環境で、嘘や疑心で長女が魔女じゃないか?と疑い始めるホラー映画。めちゃくちゃ怖いというよりも、何が真実なのかとハラハラする pic.twitter.com/5IMT8lFjOD
疑心暗鬼に陥る一家と、外部から生じるホラー要素が詰まった構成に対する評価です。感想では、ホラーというよりも、何が真実なのか見ていてハラハラする内容だと言われています。感想のように、人は孤立し過酷な状況に陥ると真実を考えさせられる内容かもしれません。
感想や評価:信仰に抑圧する本能が面白い!
嗜好を晒すための恐怖映画短評24
— Fuyu_Nago (@FuyuNago) August 29, 2019
『ウィッチ』
敬虔な清教徒の一家が魔女への恐怖で
ずるずる崩壊してゆく様を冷徹に描写。
自然光のみで撮られたという影の深い映像
が掻き立てる、森や夜闇への原始的恐怖。
信仰に抑圧される本能という視点も面白い。
個人スコア4.25/5.00https://t.co/Cae1LELs8S
映画ウィッチで一家が魔女への恐怖によって崩壊していく様子に焦点を当てた評価です。信仰心があついあまり、信仰に抑圧されるところが面白いとの感想が挙がっています。また、この感想の他に自然光のみで撮られた映像によって、森や夜間の景色までもホラーを感じたと言われています。
感想や評価:高クオリティの内容だった
Amazonプライムで『ウィッチ』観ました。完全に傑作です。
— sakutaro (@39ar_39ca) September 11, 2018
魔女の本当の不気味さを感じる事が出来ました。
こんなに怖いと感じた映画は久々で、同時に何処か心を開放してくれるような爽快感も内包した作品でした。
ロケーションや音楽の美しさ、陰鬱な色彩、演技力、全てが高クオリティだと思います。 pic.twitter.com/drtvpFggle
映画ウィッチでのロケーションや音楽、陰鬱な色彩、演技力など全てが高クオリティだったと評価されています。これによって、感想では魔女の本当の不気味さを感じることができたと言われており、またなぜか心を開放してくれる爽快感もあったとの感想が挙げられています。
ホラー映画ウィッチのネタバレ解説まとめ
ホラー映画ウィッチのネタバレ解説をしましたが、いかがでしたか?敬虔なキリスト信者の一家が、孤立してしまったことでみるみる崩壊している様子を描いていました。時に意志が弱い人達なのだと思ったほどです。感想でも見られた通り、ホラー要素ももちろんのこと、ハラハラしてしまうシーンもありました。
本記事では、魔女の歴史や象徴などの解説を通して、映画の裏側が見えたかもしれません。ぜひ、この機会に解説したシーンを再度ご覧になってはいかがでしょうか?