魂のゆくえのあらすじ・感想ネタバレ!イーサン・ホークの宗教がテーマの傑作映画

魂のゆくえは映画界の巨匠ポール・シュレイダー監督が50年間にも渡る構想を映画化した集大成です。そんな魂のゆくえは宗教を主軸としており、意志が固い主人公・トラ―牧師でありながらも、あるきっかけによって葛藤していく姿を描いています。衝撃のラストに大抵の人は呆気に取られてしまうのかもしれません。そこで、魂のゆくえのあらすじをネタバレします。さらに疑問に満ち溢れた本作について考察し、視聴者の感想まで交えているのでぜひご覧ください。

魂のゆくえのあらすじ・感想ネタバレ!イーサン・ホークの宗教がテーマの傑作映画のイメージ

目次

  1. 魂のゆくえとは?
  2. 魂のゆくえのあらすじネタバレ
  3. 魂のゆくえの宗教と考察
  4. 魂のゆくえの監督とキャスト
  5. 魂のゆくえの有刺鉄線シーン
  6. 魂のゆくえに関する感想や評価
  7. 魂のゆくえの映画ネタバレや感想まとめ

魂のゆくえとは?

魂のゆくえは衝撃のラストを迎え、大抵の人が呆気にとられた作品でした。そんな魂のゆくえを観た人の感想では強いメッセージを含み、重厚で感慨深い傑作だと言われています。ラストだけを観ると何が何だか全く分からないはずですが、それまでのあらすじが重要。そこで、魂のゆくえの映画情報をはじめ、あらすじをネタバレで紹介します。そして、あらすじからの考察までお見逃しなく!

魂のゆくえの映画情報

魂のゆくえの概要

魂のゆくえは2017年より公開されたアメリカのドラマ映画です。映画監督はポール・シュレイダー、主演はイーサン・ホークが務めています。監督は2016年9月10日から50年もの長い間構想し続けた映画となっており、監督自身が本作は自分の人生の集大成であると言っています。そして、本作の主要撮影は20日間に渡ってニューヨークで行われました。映画公開にいたっては第74回ヴィネグレットチィア国際映画祭でプレミア上映されています。

魂のゆくえの予告動画

映画『魂のゆくえ』公式サイト|4月12日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかロードショー

魂のゆくえのあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①トラー牧師

ニューヨーク近郊にあるファースト・リフォームド協会に住む40代のトラ―牧師。オランダ移民により始められた教会は250年もの歴史がありますが、現在は礼拝訪れる人も減少傾向にあります。そんな中、信者のメアリ―は妊娠中で、夫マイケルについての相談のために教会に訪れます。相談内容はマイケルが環境活動家で、極端に環境保護に影響されているというもの。相談を受けたトラ―牧師はマイケルと会うことにしました。

あらすじネタバレ②地球への悲観

トラ―牧師はメアリ―と共にマイケルの家を訪ねますが、そこでマイケルから地球環境の危機について話を聞きます。マイケルは地球の行く末に悲観していることから、産まれてくる子供がかわいそうだと言い、中絶を考えていると言うのです。これを聞いたトラ―牧師は、自らの子供をアメリカ軍に入隊させたことで、イラクの戦争で命を絶たせてしまったこと。命の大切さを必死で訴えています。

マイケル宅から帰宅したトラ―牧師。現在は歴史あるファームド・リフォームド協会の250周年記念イベントの準備中だというのに、酒を飲みますが、トイレで自身の健康悪化を感じてしまうのでした。

ですが、トラ―はファームド・リフォームド協会を所有しているアバンド・ライフのジェファーズと、教会設立250周年記念ついての会議を持つことになります。イベントでは、大企業の関係者や大物政治家などの参列があり、ジェファーズは楽しみだと感想を述べる一方で、トラ―牧師はイベント開催について嬉しそうではありません。

あらすじネタバレ③マイケルの死

トラ―牧師は会議の後で前妻でありアバンダント・ライフの職員でもあるエスターと会い、自らの健康やジェファーズが大物と金ばかりに気を取られていることについて本音を言います。それから、トラ―牧師は至急のメッセージをメアリーから受け取り、メアリーの自宅へ伺うことに…。トラ―牧師がそこで目にしたのはマイケルが買った防弾チョッキと爆発物だったのです。そんな物を買ったマイケルの企み(自殺とテロ)を心配するメアリー。

トラ―牧師は家に帰りますが、嘔吐したことで健康のさらなる悪化を感じました。マイケルがトラ―牧師に会いたいというので公園に向かいますが、そこでは雪の中でマイケルの死体がありました。自殺だったのです…。トラ―牧師はマイケルの死によって悲しみに暮れるメアリーの元に向かいます。メアリーの元に訪れたトラ―牧師は机の上にトラ―牧師宛ての遺言を目にしました。

トラ―牧師はマイケルの死からショックを受け、教会の仕事も手に付かない様子。それから間になくしてトラ―牧師宛ての遺言通り、産業廃棄物の処理場でマイケルのささやかな葬儀が行われました。子供たちが葬儀の曲を歌う中、メアリーはマイケルの遺灰を海に葬りました。

あらすじネタバレ④バルク社の悪行

それからは250周年記念イベントのために、トラ―牧師とジェファーズは大企業のバルク社の社長バルクとミーティングを持つことになります。ミーティングでは、イベントに環境問題と政治問題の話題を持ち込まないことを要求。この要求に対してジェファーズは了承しますが、トラ―牧師は腑に落ちません。そこで、トラ―牧師は「そうゆうことを神が許すのか?」と宗教的な話を提起しますが、そんな提起にバルクは不機嫌になってしまいます。

そんな中、マイケルを失ったメアリーですが、出産を決意。トラ―牧師と自転車に乗って気分転換を図り、マイケルとの思い出を語っていました。トラ―牧師はマイケルの遺品のパソコンに残された環境問題に関する様々な情報に目を通していました。その問題にはバルク社の記事もあります。その記事にはバルク社の環境破壊を隠すための政治献金、教会への多額の寄付に関する情報があり、トラ―牧師は様々な悪行を知ることになります。

あらすじネタバレ⑤健康の悪化

このような状況によってトラ―牧師の健康状態は悪化。飲酒のためにガンが疑われ、医師により禁酒を勧告されてしまいます。このような健康状態に前妻のエスターはトラ―牧師を心配しますが、そんなエスターに対してトラ―牧師は「ほっといてくれ」と言い怒ります。トラ―牧師に対して立て続けに起こる不幸。このような状況でトラ―牧師は自爆テロを考えはじめ、マイケルの遺品にあった自殺用の爆発物を調べ始めます。

あらすじネタバレ⑥自爆テロの決意

自爆テロを考え始めたさなか、メアリーはトラ―牧師の元を訪れて悩みを打ち明けます。そこで、メアリーはマイケルと一緒にやっていた"マジカル・ミステリー・ツアー"という体を寄せ合わせて空中浮揚する儀式をトラ―牧師と行い、環境破壊で汚れた世界と想像世界の美しい環境を漂います。その後、トラ―牧師は自爆ベストを体につけて自爆テロの準備を始めます。そして、トラ―牧師はバルクの工場へ。

バルク社の工場では、同社がいかに環境保護へと力を注いでいるのかを聞かされますが、トラ―牧師はここでは自爆テロを決行することはありませんでした。次にトラ―牧師は250周年記念イベントのためにジェファーズと会います。トラ―牧師と会ったジェファーズはトラー牧師の健康を心配し、禁酒を勧めていますが、それを遮りトラ―牧師はアバンダント・ライフとバルク社の関係を批判します。

それに対してジェファーズは「トラ―牧師は現実を直視できていない、お前の教会の礼拝者はほとんどいないではないか」と反論しました。議論を続けていましたが、結局トラ―牧師は250周年記念イベントへと参加することに合意します。

あらすじネタバレ⑦メアリーと希望

250周年記念イベントの当日。大物政治家やバルクが参列する中、トラ―牧師がいないことにジェファーズは心配しています。それもそのはず、トラ―牧師は別室で自爆用のベストを着てイベントで自爆テロを決行しようとしているのです。しかし、決行にいたってはメアリーの姿が遠くにあるのを見て気が動転しています。

そこで、トラ―牧師は自爆用のベストを脱いで、有刺鉄線で体中を血だらけにし、毒物を飲んで自殺をする準備をしました。そこへメアリーがやってきます。そこでトラ―とメアリーは激しくキスをして、トラ―牧師は生きる希望を抱き物語は幕を閉じます。

魂のゆくえの宗教と考察

宗教について悩む者

映画魂のゆくえで発せられたマイケルのセリフ「絶望的な将来が待ち受けている現代、物心がついてきた子供に自分を生んだ意味を答えることができない」というもの。映画は宗教について悩む者、つまり宗教=信仰とは何を信じて生きるのか(生きる意味)をテーマとしていることにある。これは監督が50年もの構想を通したということが特別なのではなく、誰もが直面する構想なのではないのでしょうか?

宗教を信じ続けていたトラ―牧師は、宗教の教えを人生の生きる意味としていたトラ―牧師でしたが、信じるものを失い自分を見失った男の物語です。そして、その対象が環境問題であっただけで、それに対する忖度は純真さを貫く宗教信者の憤りとするのならば、この映画は誰もが身近に感じることができるといえるでしょう。

予定説の信者

本作で登場するマイケルは、「エコテロリスト思想(いかなる暴力活動も環境保護のためには辞さない考え)」です。トラ―牧師はこの男に出会ったことによって、宗教の信仰心が激しく揺さぶられることになります。ここで、ポール・シュレイダー監督とトラ―牧師を重ねるのですが、ポール・シュレイダー監督は「カルヴァン主義」と呼ばれ、厳格な宗教を信仰した家庭で育ったという生い立ちに共通点があります。

カルヴァン主義は神学体系の1つで、「予定説」と「全体堕落」が一般的な特徴として挙げられます。全体堕落とは、簡単に言うと"人間は皆罪びとである"とするもの。予定説とは、"あらかじめ神が救済するか否かを決定する"という考え方です。つまり、神の権利を強く意識したもので、正教会の宗教とは異なり、良い行いをしても罪を帳消しにはできないということになります。

おそらく、幼いころからカルヴァン主義のもとに育ったポール・シュレイダー監督の価値観が反映された映画だと言えるでしょう。ちなみに、「Refomed」が原題の一部にありますが、これはカルヴァン主義を採用する「改革派教会」のことを示しています。

50年間の苦しみ

ポール・シュレイダー監督が50年もの歳月を通して完成した映画です。そんな映画では宗教や社会の矛盾、そして自分自身が持つ信念との葛藤が描かれており、その苦しみを齢72歳を超えた監督が人生の最後に向け、これまでに秘め続けていた素朴な疑問を投げかけてみたかったのかもしれません。映画のテイストはだいぶ質素で静かすぎるのですが、独特な悲壮感を醸し出していました。

ラストシーンの考察

この映画を観ていた人はラストシーンで呆気に取られていたことでしょう。これまでの信念を貫いてきた牧師が最後の責務を果たそうと努めましたが…。まさかファンタジーさながらのハッピーエンドを迎えたからです。監督曰く「色々なパターンのエンディングを考えた」ようで、監督自身も「社会や神が自分を救ってくれるのか」という命題を抱え続けていたのでしょう。

そんな監督の成り代わりのようなトラ―牧師は、結局目の前にある愛を受け入れたということ。それしか信じられなかったのか、しかし、メアリーを置いていったマイケルとは違うエンディングで、愛に気付く決断でした。

イーサン・ホークが魅力的

魂のゆくえでは、トラ―牧師が愛国心が強く従軍家系であったために最愛の息子を入隊を勧めたのですが、結局はイラクで帰らぬ人となり、さらに信じ続けていた宗教にも裏切られた…。立て続けに自分の健康状態の悪化。トラ―牧師がじっくりと追い込まれていく姿が描かれています。

そんなトラ―牧師を演じたイーサン・ホークはリベラルな人で、宗教活動にも積極的な人だったので、そのギャップもあってか「正しい活動で満たされない感情」によって作中の彼はますます表出しやすいのかもしれません。そんな役者がどんな信念を普段から持っているのか。このようなイーサン・ホークの魅力も映画の存在感を高めます。

実は問題作?

魂のゆくえのネタバレでは、環境問題、教会と企業の賄賂問題、そして主人公自身が実力駆使をしようとテロを画策するというものでした。これら全ての問題は歴史は繰り返すというように、時代を超えて存在する問題です。厳格な宗教であるがゆえに、正義に翻弄され行き所のない葛藤。

環境問題への対処というものの、企業を含めた社会の成り立ちの観点から見ると、環境破壊をしつつも立派に社会貢献をする企業構図もバカにはできません。最終的には現在起こっている(テロ)思想の危険性を明るみに出している時点で、問題作となり得る可能性がないとは言いきれないでしょう。

魂のゆくえの監督とキャスト

ポール・シュレイダー監督

魂のゆくえの監督ポール・シュレイダーは「タクシードライバー」を手掛けた映画界の巨匠です。ネタバレで触れたように、監督の生涯におけるカルヴァン主義を反映したのが本作。それでは、ポール・シュレイダー監督の映画作品はどのような影響によるものか、また違った視点から見ていきましょう。

ポール・シュレイダー監督の映画作品

  • 1974年:ザ・ヤクザ(脚本)
  • 1976年:タクシードライバー(脚本)
  • 1976年:愛のメモリー(脚本・原案)
  • 1976年:ローリング・サンダー(脚本・原案)
  • 1980年:アメリカン・ジゴロ(監督・脚本)
  • 1980年:レイジング・ブル(脚本)
  • 1987年:愛と栄光への日々(監督・脚本)
  • 1988年:最後の誘惑(監督・脚本)
  • 2008年:囚われのサーカス(監督)
  • 2016年:ドッグ・イート・ドッグ(監督・脚本)

魂のゆくえを制作したポール・シュレイダー監督はミシガン州出身の1946年7月22日生まれです。アメリカン合衆国の脚本家、映画監督として活動し、三島由紀夫や小津安二郎などに影響を受けた作品が多い。大の親日家として知られており、知的な作風が特徴です。ネタバレ考察で紹介した通り、厳格なカルヴァン主義の家庭環境で育ったことにより、うまれてから長い間は映画視聴を禁止されていました。

トラー牧師/イーサン・ホーク

魂のゆくえでトラ―牧師を演じたイーサン・ホークは、アメリカ合衆国の俳優、小説家、作家、映画監督など幅広く活動しています。初の映画出演は「エクスプロラーズ」でしたが、学業に専念するために一時的に活動を中断しています。ニューヨーク大学やカーネギーメロン大学で学業に励んだ末、1989年の「いまを生きる」に出演して俳優活動を復帰しました。その後は「ホワイト・ファン」で初主演を果たし、着実にキャリアを積んでいます。

1992年にはチェーホフの「かもめ」でブロードウィ・デビューを果たし、1996年には「痛いほど君が好きなのに」をタイトルとしている小説を出版、2006年に自身が映画監督を務めて映画化しました。そして、映画監督として2001年に公開された「チェルシーホテル」で活動します。同年の「トレーニング デイ」ではアカデミー助演男優賞にノミネートされるなど高く評価されています。

ジェファーズ/セドリック・カーン

魂のゆくえでジェファーズ役を演じたのはセドリック・カーンです。カーンはフランス出身の映画監督、俳優・脚本家を務めており、これらの知識はパリ高等映画学院で学んでいます。活動当初は脚本を24歳まで書いていましたが、映画監督としてデビューを果たしました。第二作目にあたる「Trop de bonheur(幸せ過ぎて)」でカンヌ国際映画祭のエース賞およびジャン・ヴィコ賞を受賞しています。

メアリー/アマンダ・セイフライド

魂のゆくえでメアリー役を演じたアマンダ・セルフライドは、アメリカ合衆国の女優です。女優としての活動前は2003年にウィリアム・アレン高校を卒業後、ニューヨーク州にあるフォーダム大学に入学しています。そして、11歳の時にモデルデビューを果たし、その頃から昼ドラマ「ガイディング・ライト」で女優業を始めます。

2004年に公開された「ミーン・ガールズ」ではMTVムービー・アワード賞を受賞し、同年から開始された「ヴィロニカ・マーズ」シリーズでは主人公の親友であるリリーとして出演します。

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魂のゆくえの有刺鉄線シーン

自分を罰するトラー牧師

ネタバレした有刺鉄線シーンでは、マイケルが死ぬ前に発した「神は我々を許すのか」という問いがトラ―牧師の心で響きます。これは聖職者の役割を担うトラ―牧師であれば、人間が行う愚行を「罪」だと捉えることで、自身が聖職者だからこそ行う赦しの行為(自分を罰する)に向かうのは必然だと言えます。

有刺鉄線はイバラの代わり

有刺鉄線は「イバラ」の代わりであると捉えることができます。というのも、イバラの冠は非常に苦痛なのですが、それはイエスが"ユダヤの王"でありながらも、ムチで打たれ、唾を吐きかけられている。下級なローマ兵士たちに侮辱を浴びせられている様子が描かれています。つまり、イバラの冠というのはあざけりのためでした。王における威厳の象徴である「冠」というのは、苦痛を与え下劣なものと取り換えたものだったのです。

このことから1つのことを思い起こさせます。イバラの冠を与えれらたイエスは、自らが受ける苦しみや侮辱、恥を他の人達のために耐え忍んだこと。それは死の苦しみにより栄光と栄誉の冠を受けたということです。魂のゆくえはこのような抽象的な意味を含んでいるのかもしれません。

魂のゆくえに関する感想や評価

感想:魂のゆくえは力強いメッセージを含めた作品!

魂のゆくえは地味作品ですが、力強いメッセージを含めた作品との感想が挙がっています。自然環境破壊を対象としたものの、感想の通り多くの人が抱く不安は誰もが共感するものではないのでしょうか?こちらの方はメアリーの優しさに目を向け、人生の救いは穢れのない心にある可能性を示唆しているようです。また、厳かな余韻を残す最高傑作だと感想を残しています!

感想:魂のゆくえは地味ではあるが重厚で深い!

魂のゆくえは静寂にして濃厚な映画だと感想が挙がっています。映画界の巨匠であるポール・シュレイダー監督が追い続けた作品に対して、イーサン・ホークの徹底的かつ渾身の演技によって、濃厚な映画的密度と張りつめた緊張感を体現した素晴らしい作品のようです。

感想:魂のゆくえから教訓を得た

魂のゆくえの衝撃的なラストまで大好きだという感想です。魂のゆくえを観ての教訓は納得のいくものでしょう。やはり、感想の通り何事も度が過ぎるよりほどほどなのがいいのかもしれません。

魂のゆくえの映画ネタバレや感想まとめ

魂のゆくえの映画をネタバレで紹介しましたが、感慨深い作品だということが分かりました。ポール・シュレイダー監督が、50年にも渡る構想から完成した映画でしたが、一言で表すと「葛藤」を基にしているといえます。ネタバレの当初は主人公が40歳になるまで信じ続けてきた信仰の裏切りから疑問を抱く。生きている意義を見出させなくなりました…。

ラストは衝撃的でしたが、感想の通り、力強いメッセージを含んでいるようです。宗教を前提としたものの、過程においては多くの人が共感することでしょう。様々な過程においてそれぞれが見つける答えを投げかけたラストなので、映画を観終わった後も余韻を残す傑作だといえます。何度観返しても印象が変わること間違いなし!これを機に観返してみてはいかがでしょう。

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