2019年07月08日公開
2019年07月08日更新
平成ゴジラシリーズを一覧で解説!怪獣やヒロインも徹底紹介!
今年65周年を迎え、ハリウッドでも『GODZILLA KING OF THE MONSTERS』で見事に大暴れした怪獣王ゴジラ。今回はゴジラシリーズの中から平成ゴジラシリーズと、各作品に登場したヒロインを一覧で解説します。一口に平成ゴジラシリーズと言っても平成序盤のVSシリーズ、そして平成中盤を彩ったミレニアムシリーズと2シリーズありますが、今回はドドンと両方解説・紹介しちゃいます!このまとめをきっかけに日本が誇る怪獣王ゴジラを楽しんでみましょう。
目次
平成ゴジラシリーズとは?
ゴジラは1954年に発表されて以降多くの作品が作られました。あまりにも多くの作品が作られたため、ファンの間で分かりやすく分類するため昭和に作成され世界観がつながっていた初代ゴジラから1975年公開の『メカゴジラの逆襲』までの15作を昭和ゴジラシリーズと呼び、平成に作られたゴジラを平成ゴジラシリーズと呼んでいます。
後期のゴジラシリーズ
ゴジラシリーズとしては現在後期となる平成ゴジラシリーズですが、平成に公開されたゴジラ映画は昭和の15作を上回る17作(※アニメ映画、ハリウッド映画含む)あります。そのため、その中から世界観がつながっている『ゴジラ(1984)』から『ゴジラVSデストロイア』までの7作を『平成VSシリーズ』と呼んで細分化しています。
余談ですが、現在東宝スタジオに描かれているゴジラの壁画はこの頃のゴジラをモチーフとして描かれています。
また、新宿の「TOHOシネマズ新宿」にあるゴジラヘッドもこの頃のゴジラをイメージして制作されています。
ミレニアムシリーズも存在
平成VSシリーズの後に作られたのが1999年に公開された『ゴジラ2000 ミレニアム』をはじめとするミレニアムシリーズです。ミレニアムシリーズは『ゴジラ2000 ミレニアム』から『ゴジラ FINAL WARS』までの6作を指します。このシリーズはそれまで世界観同士のつながりがあった昭和やVSシリーズと異なり、作品ごとに世界が独立している事が大きな特徴となっています。
ミレニアムシリーズは興行不振?
一方ミレニアムシリーズは観客動員数が振るわなかったという指摘もあります。事実シリーズ内で観客動員数がワースト3を記録する作品も出てしまったほどです。この原因に対してファンの間では様々な説がありますが以下の説が囁かれています。
- 他の特撮シリーズも映画化したため客層の取り合いが激化したため
- 明らかに世界観や客層が違う作品との同時上映を繰り返してしまったため
- 世界観がつながっていないため次回作に期待を持たさせにくいため
平成ゴジラシリーズ一覧
ここからは平成ゴジラシリーズの作品をご紹介します。初めに平成VSシリーズから紹介します。
平成ゴジラシリーズ一覧(16作目)ゴジラ
- 1984年(昭和59年)12月公開
- 監督:橋本幸治
- 特技監督:中野昭慶
- 上映時間:108分
- キャッチコピー「30年間の沈黙を破って全世界待望の「ゴジラ」最新作!」など
公開された1984年は昭和59年ですが、後に平成に展開される平成VSシリーズと世界がつながっている為ファンなどの間では平成シリーズに分類されています。ゴジラは昭和シリーズ後半正義の怪獣でしたが、本作は昭和シリーズと違う世界と言う形で仕切り直し、原点回帰という事で人類に対する脅威として描かれています。また、アメリカとソ連が核ミサイルを背景ににらみ合う冷戦と言う時代背景が色濃く反映された作品でもあります。
余談ですが、劇中で浮浪者演じる武田鉄矢がゴジラが迫るなかカミュを見つけて喜ぶ場面がありますが、これはスタッフが『神』と言う単語を入れたいという意向を汲んで入れた演出だったそうです。また、後に武田鉄矢がゴジラに罵声を浴びせますがこれは本人が実際に言われたものがモチーフとのことです。
平成ゴジラシリーズ一覧(17作目)ゴジラVSビオランテ
- 1989年(平成元年)12月公開
- 監督:大森一樹
- 特技監督:川北紘一
- 上映時間:105分
- キャッチコピー「勝った方が人類最大の敵になる」など
バイオテクノロジーをテーマにした本作は一般公募から選ばれた小林晉一郎氏の原案を採用しています。この作品では後の作品に関わるG細胞(ゴジラ細胞)が初登場し、VSシリーズのヒロイン三枝未希が初登場、自衛隊員にもスポットを当てるなど現在のゴジラシリーズの基礎を作る作品となります。
その完成された物語性や設定、初登場する敵怪獣ビオランテの造形も非常に評価が高く、2014年に行われたゴジラ総選挙では不動と言われた初代ゴジラを抑え見事に1位に輝くほどです。
余談ですが、本作では建設中の関西国際空港を破壊する予定もありましたが、関西国際空港側から拒否されます。その話を聞き「ぜひうちを壊してください」と申し出たのがTWIN21を所持する松下興産(当時)で、東宝側はこの申し出に対するお礼として権藤吾郎がゴジラと対峙する名場面の舞台に起用し破壊しました。(※諸説あります)
平成ゴジラシリーズ一覧(18作目)ゴジラVSキングギドラ
- 1991年(平成3年)12月公開
- 監督:大森一樹
- 特技監督:川北紘一
- 上映時間:103分
- キャッチコピー「お前だけには絶対負けない!」など
本作ではゴジラとキングギドラが初めて1対1の闘いを繰り広げる作品となっています。また、この作品ではゴジラのルーツとなるゴジラサウルスという恐竜も登場し、さらにゴジラ自身も身長100メートルと初代の2倍の大きさにパワーアップします。なお、本作の設定は冷静に考えると矛盾が非常に多いとよく指摘されていますが、戦闘の迫力や人間ドラマが優秀であると高く評価するファンも多数います。
余談ですが、ゴジラVSキングギドラのポスターデザインが完成した段階ではストーリーがまだ決まっていませんでしたが、ゴジラに絡みつくキングギドラと言う構図のカッコ良さに惚れ込んだスタッフがこれを実際に映像化しようと考え付き実践したという事です。
平成ゴジラシリーズ一覧(19作目)ゴジラVSモスラ
- 1992年(平成4年)12月公開
- 監督:大河原孝夫
- 特技監督:川北紘一
- 上映時間:102分
- キャッチコピー「極彩色の大決戦」
本作はファミリー層を強く意識したファミリー映画となってます。その為平成ゴジラシリーズでは初めて主要人物に子役を起用しています。また、ゴジラ映画としては初めて環境問題をテーマに取り入れています。環境問題や家族愛と言うテーマ性、ストーリー性や人気怪獣モスラの影響もあってか、2016年にシン・ゴジラが登場するまでは平成で製作されたゴジラ最大のヒット作品となりました。
余談ですが、ゴジラシリーズでは決戦の場所など派手に破壊する建物がある場合、破壊の是非を所有者に事前に許可を求めるのですが、諸々の理由で拒否する場所も少なくありません。そんななか、横浜ランドマークタワーは当時開業前だったにもかかわらず「むしろ宣伝になる」と喜んで許可した事から、これ以降新しく建てられた建物が破壊されることが増えていきます。
平成ゴジラシリーズ一覧(20作目)ゴジラVSメカゴジラ
- 1993年(平成5年)12月公開
- 監督:大河原孝夫
- 特技監督:川北紘一
- 上映時間:108分
- キャッチコピーは「この戦いで、すべてが終わる。」など
元々はハリウッドトライスターでのゴジラ制作の関係で本作が平成VSシリーズ最終作となる予定でしたが、ハリウッドの製作が遅れたため後に2作続きます。同年公開されたヒット作『ジュラシックパーク』に対抗し「最高の怪獣映画」目指しCGを極力使わないで製作したにもかかわらず、その特撮シーンはシリーズ屈指の大迫力と高く評価されています。
また、本作では平成VSシリーズでは珍しく人間側よりもゴジラ側に正義があるように描かれています。
余談ですが本作ではラドンが『怪獣総進撃』以降25年ぶりにゴジラシリーズに登場します。ラドンは本作以外にも多くの作品に登場しますが、本作のラドンは日本製作作品では唯一着ぐるみでの撮影がなく終始操演のみでの撮影となりました。また、現在光線を発することができる唯一のラドンでもあります。
平成ゴジラシリーズ一覧(21作目)ゴジラVSスペースゴジラ
- 1994年(平成6年)12月公開
- 監督:山下賢章
- 特技監督:川北紘一
- 上映時間:108分
- キャッチコピー「破壊神降臨」
本作は平成ゴジラシリーズでは珍しくゴジラと人間の共闘を描いた作品となっています。また、本作ではレギュラーキャラだった三枝未希が初のメインヒロインとなり、ゴジラが初めて九州に上陸、これまでにはない試みが多くみられる娯楽作品となっています。
また、本作ではゴジラシリーズとしては初めて本格的な合体ロボットMOGERA(正式名称:Mobile Operation Godzilla Expert Robot Aero-type )も登場します。このモゲラと言う怪獣は川北紘一特技監督が中学時代強く感銘を受けた『地球防衛軍』(1957年)に登場して以降好きだった怪獣と言うこともあり強い思い入れがある怪獣の1つとのことです。
余談ですが、本作に登場する結城晃を演じた柄本明は後に『シン・ゴジラ』の東内閣官房長官として出演します。また、結城晃はシン・ゴジラのキーアイテムである血液凝固剤を単独で作り弾丸に込める場面もあり、何かとゴジラファンがシン・ゴジラを見た際ニヤリとするようなオマージュ元も多くある作品の一つとなっています。
平成ゴジラシリーズ一覧(22作目)ゴジラVSデストロイア
- 1995年(平成7年)12月公開
- 監督:大河原孝夫
- 特技監督:川北紘一
- 上映時間:103分
- キャッチコピー「ゴジラ死す」
本作は平成VSシリーズのみならず初代とも深く関わる集大成的な作品です。集大成に相応しく1954年にゴジラを倒したオキシジェン・デストロイヤーが人類の新たな脅威となって登場した他、初代ゴジラヒロインの山根恵美子か41年ぶりに出演し、初代に深く関わった人々の血縁者が主要人物として登場します。
また、VSビオランテで活躍した黒木特佐がスーパーXシリーズの新作を引っ提げて登場したり、三枝未希がゴジラの死を見届けるなど平成VSシリーズの象徴も多く登場します。
余談ですが、本作のスーツは赤く光る為の電飾や煙演出のための炭酸ガスなど多くのギミックが仕込まれており、そのため総重量は100kgを超えるものになったそうです。またスーツアクターを担当した薩摩剣八郎氏によると、炭酸ガスがスーツ内に充満してしまい倒れてしまった事があったり、電飾入りスーツなのにプールで撮影したなど文字通り命がけで一番ハードな撮影だったと述懐しています。
平成ゴジラ(ミレニアム)シリーズ一覧
平成VSシリーズはいかがだったでしょうか?続いて2000年代を彩ったミレニアムシリーズの作品を紹介します。
ミレニアムシリーズ一覧(23作目)ゴジラ2000 ミレニアム
- 1999年(平成11年)12月公開
- 監督:大河原孝夫
- 特技監督:鈴木健二
- 上映時間:108分
- キャッチコピー「目撃せよ!ゴジラ新世紀」
1998年公開の『GODZILLA』(監督:ローランド・エメリッヒ)の不評だった事と、かねてからのゴジラ復活を望む気運に応える形で公開された作品です。本作では1984年のゴジラ同様仕切り直しとして平成VSシリーズが無かった世界戦でのゴジラとなります。また、本作の敵怪獣であるオルガはエメリッヒ版ゴジラを強く意識したデザインとなっており「アメリカ版ゴジラを日本版ゴジラが倒す」と言うコンセプトがありました。
出典: https://note.mu
余談ですが、本作以降ミレニアムシリーズでは時代に合わせてCGを取り入れるようになっていきます。その為敵怪獣オルガも後半こそ着ぐるみで撮影されますが、前半はCGで描かれる場面もあります。
ミレニアムシリーズ一覧(24作目)ゴジラ×メガギラス G消滅作戦
- 2000年(平成12年)12月公開
- 監督:手塚昌明
- 特技監督:鈴木健二
- 上映時間:105分
- キャッチコピー「地球最大の死闘(デスバトル)」
ミレニアムシリーズ第2弾で、20世紀最後のゴジラ映画です。本作は前作までのゴジラ作品との繋がりは無く、初代ゴジラをオキシジェン・デストロイヤーが無かった世界が舞台となっています。これ以降、作品ごとに世界が変わるのがミレニアムシリーズの恒例となります。また、本作ではディメンション・タイドと言う人工的にブラックホールを作るというシリーズ屈指のスケールを誇る対ゴジラ兵器が登場します。
余談ですが、本作では『空の大怪獣 ラドン』に登場したヤゴの怪獣メガヌロンが44年の時を経て復活しメガギラスへ成長しゴジラと対決します。メガヌロンは『空の大怪獣 ラドン』では人を襲う驚異として描かれますが、後に登場する更なる脅威ラドンのエサとして登場します。言ってしまえばただの前座と言う報われない役回りだったため、ファンはラドンのエサからゴジラの敵怪獣へ大出世を果たした怪獣と評価しています。
ミレニアムシリーズ一覧(25作目)ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
- 2001年(平成12年)12月公開
- 監督:金子修介
- 特技監督:神谷誠
- 上映時間:105分
- キャッチコピー「生き残るのは誰だ!」
本作のゴジラは怪獣ではなく太平洋戦争で戦死した人々の怨念の集合体という亡霊のような設定で、実際その目は黒目が無い白目のみと言うものになっています。元々はゴジラと対決する怪獣はアンギラス・バラン・バラゴンの予定でしたが、紆余曲折あってキングギドラ・モスラ・バラゴンで落ち着きました。本作はホラー色が強く、シリーズ屈指の怖いゴジラ映画としてファンの間で評価されています。
出典: http://amass.jp
余談ですが、金子修介氏は現在国内で唯一ゴジラシリーズ、ガメラシリーズの両方でメガホンを握った事がある監督です。またウルトラマンマックスの監督も務めた事があり、その際テレビ放映時のみではありましたがゴジラとガメラの人形を戦わせる子供を映すお遊びが放送され、多くの怪獣ファンの夢の対決をわずかながら叶えた事があります。
ミレニアムシリーズ一覧(26作目)ゴジラ×メカゴジラ
- 2002年(平成13年)12月公開
- 監督:手塚昌明
- 特技監督:菊池雄一
- 上映時間:88分
- キャッチコピー「起動・共鳴・氷砕 砕け散るまで戦え!」
本作ではオキシジェンデストロイヤーでゴジラの骨を溶かしきれなかった世界が舞台となります。人気怪獣のメカゴジラが三式機龍の名で登場します。実はタイトルでこそメカゴジラと言う名称は使っていますが作中でメカゴジラの名称を使っていたのは機龍製作にかかわった湯原徳光とその娘の沙羅の二人のみだったりします。ヒロインのを家城茜を演じた釈由美子さんの好演も高く評価された作品です。
余談ですが、現役時代ゴジラのあだ名で親しまれていた松井秀喜氏が本作で本人役としてカメオ出演しています。劇中では少年野球の少年たちに避難を促したり、三式機龍が戦闘に向かう場面で自室内で素振りしている姿が映るなど印象に残る出演となりました。
ミレニアムシリーズ一覧(27作目)ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS
- 2003年(平成15年)12月公開
- 監督:手塚昌明
- 特技監督:浅田英一
- 上映時間:91分
- キャッチコピー「大怪獣頂上決戦 3大怪獣、激烈のラストバトル!!」
ミレニアムシリーズでは唯一の続編作品となっています。この作品でミレニアムシリーズを締めくくる予定だったため戦闘シーンは迫力のあるものとなっていて、国会議事堂や東京タワーと言った日本を代表とする建物が破壊されています。本作では機龍を通して生命の尊厳が大きなテーマとして描かれています。また主演の金子昇は役になりきるため自衛隊に体験入隊したなど俳優陣の本気が伺える人間パートも高く評価されている作品です。
余談ですが、ゴジラは意外にも本作で初めて東京タワーを破壊します。東宝怪獣で一番最初に東京タワーを壊したのはモスラで、ゴジラは本作まで一度も東京タワーを破壊していませんでした。多くの怪獣が東京を襲う際東京タワーを破壊している事と初代ゴジラがテレビ塔を破壊したことが合わさりゴジラは何度も東京タワーを破壊したイメージが浸透したと考えられています。
ミレニアムシリーズ一覧(28作目)ゴジラ FINAL WARS
- 2004年(平成16年)12月公開
- 監督:北村龍平
- 特技監督:浅田英一
- 上映時間:125分
- キャッチコピー「さらば、ゴジラ。」など
ハリウッドでも活躍する北村龍平監督がメガホンをとったミレニアムシリーズ最終作です。出て来る怪獣の総数は14体(オープニングのライブフィルム含めたら20体)とシリーズ最多の登場数となっています。
出て来る怪獣ごとにその怪獣のイメージに合わせた色のフィルムを使用するなど監督の怪獣への愛が伝わる作品となっています。また、昭和時代以降登場が無かった怪獣も多数登場しており、好きな怪獣の登場を喜んだオールドファンも多くいました
余談ですが、本作の撮影を最後に東宝大プールが老朽化のため取り壊されることとなりました。これまでゴジラがラストに海に帰る場面や海上での決戦シーンの撮影などでも使われたファンにとっては思い入れのある場所の取り壊しだっただけに寂しさを訴えるファンも多くいました。
平成ゴジラシリーズの怪獣一覧
ここでは平成ゴジラシリーズを彩った怪獣を紹介します。どれも多くのファンを持つ人気怪獣です。
キングギドラ
作品によってスペックは異なりますが、今回はその中から『ゴジラVSキングギドラ』のキングギドラのスペックを紹介します。
- 超ドラゴン怪獣キングギドラ
- 身長:140m
- 翼長:150m
- 体重:7万トン
- 飛行速度:マッハ4
- 出身地:マーシャル諸島 ラゴス島
- 必殺技:3つの口から放つ引力光線、衝撃波ほか
キングギドラは昭和シリーズから活躍する人気怪獣です。全身を金色に包み、3本の首と2股の尾、巨大な翼といった特徴的なフォルムが人気です。キングギドラは常にゴジラのライバル怪獣で2019年現在合計で9作品登場していて一度もゴジラと共闘したことがない怪獣としても知られています。
平成に公開されたゴジラ映画では『ゴジラVSキングギドラ』『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』『GODZILLA 星を喰う者(※アニメ映画)』に出演した他、『ゴジラ FINAL WARS』では亜種のカイザーギドラが登場しました。
平成VSシリーズに登場したキングギドラは、画像のドラットと呼ばれる未来のペットが核実験による放射能の影響で融合し怪獣化したものです。その戦闘力は非常に高く一時はパワーアップしたゴジラ相手に優勢に戦いうほどです。作中では未来人にコントロールされ日本各地を破壊して回ります。
また、『ゴジラVSキングギドラ』ではサイボーグ怪獣として改造・パワーアップしたメカキングギドラも登場します。このメカキングギドラとゴジラが東京都庁を挟んで戦うシーンは平成VSシリーズ屈指の名場面として多くのファンに高く評価されています。
余談ですが、キングギドラの鳴き声は平成シリーズ内では多様です。電子的な昭和シリーズの鳴き声に対し『ゴジラVSキングギドラ』ではラドンの鳴き声を加工した生物的なものに変更され、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』では昭和シリーズの鳴き声をモチーフに録音したもの、『GODZILLA 星を喰う者』のキングギドラは昭和シリーズの鳴き声をアレンジしたものになっています。
モスラ
モスラも平成ゴジラシリーズに複数回登場しており、作品によってスペックは異なりますが、今回はその中から『ゴジラVSモスラ』のモスラ(幼虫)とモスラ(成虫)のスペックを紹介します。
- 巨蛾モスラ(幼虫)
- 全長:120m
- 体重:1万5千トン
- 出身地:インファント島
- 主な武器:噛み付き、噴出する糸ほか
- 巨蛾モスラ(成虫)
- 全長:175m
- 体重:2万トン
- 出身地:インファント島
- 飛行速度:マッハ2
- 主な武器:超音波ビーム、鱗粉ほか
出典: http://reys.biz
モスラは単独主演映画を持ち、平成には自身のシリーズを持つほど人気怪獣で、ゴジラシリーズにも多数登場しています。平成に公開されたゴジラ映画では『ゴジラVSモスラ』『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』『ゴジラ FINAL WARS』『GODZILLA 星を喰う者(※アニメ映画)』に登場した他、『ゴジラVSスペースゴジラ』では分身のフェアリーゴジラが登場しました。
モスラは平和を愛する怪獣で、登場する作品全てにおいて守護神として登場しました。基本的には人間の味方として活躍する怪獣で、その為ゴジラの立ち位置によってはゴジラと敵対したり協力したりします。ちなみに東宝の公式発表によると女性に一番人気ある怪獣とのことです。
余談ですが、モスラと言えば昭和シリーズからモスラと心を通わす小美人やコスモスと呼ばれる二人の妖精と共に登場するのが定番となっていますが、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』ではこれまでのモスラの設定と大きく異なる為、平成で公開されたモスラ登場作品では唯一それにあたるキャラが登場しない作品となっています。ただし、それを彷彿させる姉妹が少しだけですが登場しています。
ビオランテ
『ゴジラVSビオランテ』に登場した植物の怪獣です。ビオランテのスペックは以下の通りです。
- バイオ怪獣 ビオランテ(花獣形態)
- 体長:85m
- 体重:6万~10万トン
- 出身地:芦ノ湖
- 主な武器:触手
- バイオ怪獣 ビオランテ(植獣形態)
- 体長:120m
- 体重:20万トン
- 出身地:若狭湾近く
- 主な武器:触手、強酸性放射能樹液
ビオランテは本作の主要人物白神源壱郎が、テロに巻き込まれて亡くなった自身の娘である白神英理加を蘇らせたい一心で、娘の細胞を組み込んだバラにゴジラの細胞を足して生まれたバイオ怪獣です。
当初は英理加の心を残しているような描写もありますがやがてその人間らしさは薄れ怪獣としてゴジラと激しい戦いを繰り広げます。特に若狭湾付近に登場した際は植物怪獣であるにもかかわらず地響きを立ててゴジラに突進し、ゴジラさえひるませる場面もありました。
しかし、最後はゴジラが戦意喪失してその場を去った後、白神源壱郎の呼びかけと反省を聞き、自らの意思で光の粒子となり宇宙へ昇っていきました。その描写は白神英理加の人間としての心を取り戻したことを示唆させる描写となっています。
余談ですが、ビオランテは言葉の響きや別名から『バイオテクノロジー』を基にしたと思われがち(実際英語圏の発音は『パイオランテ』)ですが、原作者の小林晉一郎氏が執筆した『形態学的怪獣論』によると、命名する際、彼が好きなポール・ヴェルレーヌの詩の一説に出て来る『ヴィオロン』を基にしたという事で、バイオを暗示する響きになったのは偶然とのことです。
デストロイア
『ゴジラVSデストロイア』に登場した怪獣です。デストロイアは劇中で何度も形態変化をし、その都度スペックは変わりますが今回は完全体と呼ばれる形態のスペックを紹介します。
- 完全生命体 デストロイア(完全体)
- 全高:120m
- 全長:230m
- 翼長:210m
- 体重:8万トン
- 出身地:東京湾海底
- 主な武器:オキシジェン・デストロイヤー・レイ、ヴァリアヴル・スライサーほか
デストロイアは元々は25億年ほど前の先カンブリア紀に生息していた微生物でした。先カンブリア紀以降は地層で眠っていましたが、1954年芹沢博士が使用したオキシジェン・デストロイヤーの影響で復活してしまいます。さらに40年後の海底トンネルの掘削の際に、オキシジェンデストロイヤーの影響もあってか異常進化し怪獣へ変貌してしまいます。
この様にデストロイアは異常な速度で進化する特徴を持っています。また、小さい形態の時は多数いますが多数のデストロイアが合体して大きくなるという特徴もあり、戦況に合わせて合体や分離を使い分けることができます。
戦闘力は非常に高く、核エネルギーが暴走している状態のゴジラさえも一時は圧倒するほどでした。性格は狡猾で残忍。デストロイアと対峙したゴジラを痛めつけることを喜ぶ描写や、ゴジラジュニアを襲い有明上空から落としてとどめを刺すなどの攻撃を見せました。その戦い方と高い戦闘力、そして悪魔の様な見た目と言うコンセプトで作られたデザインも相まってゴジラ怪獣屈指の人気悪役怪獣となりました。
余談ですが、デストロイアはどの形態も『悪魔の様な見た目』と甲殻類との組み合わせをコンセプトに制作されていますが、当時の劇場版パンフレットによると、幼体はその見た目が蟹に近い為かスタッフからは『カニさんタイプ』と言う何とも可愛いあだ名で親しまれたとのことです。
スペースゴジラ
『ゴジラVSスペースゴジラ』に登場した宇宙怪獣です。スペースゴジラのスペックは以下の通りです。
- 宇宙凶悪戦闘獣 スペースゴジラ
- 身長:120m
- 体重:8万トン
- 出身地:宇宙
- 主な武器:コロナビーム、グラビ・トルネードほか
出生に関しては作中で権藤千夏が「何らかの理由で宇宙空間に飛び出したゴジラの細胞が、ブラックホールに飲み込まれそこで結晶生物と恒星の爆発エネルギーを吸収し、ホワイトホールから放出された結果異常進化して誕生したもの」と推測しています。
宇宙空間にゴジラの肉片が出た理由については、ビオランテが光の粒子となって宇宙へ飛散した時とする説と、ゴジラを倒したモスラがそのまま宇宙へ飛び立った際にモスラについていた細胞が剥がれた説が作中では挙げられました
身体からは電磁波を出す特性があり、その特性の為対ゴジラ兵器として制作されたM.O.G.E.R.A.を最初何もさせないまま敗北させてしまうほどです。またその電磁波で日本中を混乱させてしまいます。
また、宇宙からの特定のエネルギーがある限りはゴジラとM.O.G.E.R.A.二体を圧倒するパワーを持続させ続けることができます。その為スペースゴジラは基本的に戦闘するときは地面から多くの結晶体を生やし、自身が無限にエネルギーを受け取ることができるバトルフィールドを形成しその中で戦います。
性格は狂暴で、宇宙から同じ細胞を持つゴジラを倒すだけのために地球までやってきます。また、意外に知的な面もありゴジラが自身と戦うようにする為にゴジラと同族のリトルゴジラを人質にとるという周到さも見せます。
余談ですが、このスペースゴジラのデザインはスーパーファミコン専用ゲーム『超ゴジラ』に登場するゴジラの強化型である『超ゴジラ』のデザインが基となっています。また、2007年発売された『Godzilla: Unleashed』と言うゲームではスペースゴジラの結晶体から生まれたオブシディアスとクリスタラックと言う怪獣が登場します。
メカゴジラ
メカゴジラは平成シリーズでも2体登場しており、どちらも高い人気を誇ります。今回はその両方のスペックを紹介します。
- メカゴジラ
- 全高:120m
- 重量:15万トン(※スーパー時は15万482トン)
- 飛行速度:マッハ1(※スーパー時はマッハ2)
- 出身地:筑波国連G対策センター
- 主な武器:メガバスター、プラズマグレネイドほか
『ゴジラVSメカゴジラ』に登場したメカゴジラです。昭和メカゴジラに比べて丸みを中心としたデザインとなっています。『ゴジラVSキングギドラ』で海に沈んだ23世紀の兵器メカキングギドラを解析して作った対ゴジラ兵器で、高い攻撃力と耐久力を誇りますがその反面機動性に難があるのが欠点でした。
そこでGフォース所属の青木一馬の提案により対ゴジラ戦闘機ガルーダと合体させることで機動性・出力を向上させました。この状態をスーパーメカゴジラと呼びます
スーパーメカゴジラの戦闘力は非常に高く、ファイヤーラドンやゴジラとの闘いを有利に進め一度はゴジラを完全に沈黙させることに成功するほどです。
- 三式機龍(正式名称:3式多目的戦闘システム 【MFS-3 : Multi-purpose Fighting System - 3】)
- 身長:60m
- 体重:重武装型→4万トン、高機動型→3万6千トン
- 出身地:東京
- 主な武器:99式2連装メーサー砲、アブソリュート・ゼロほか
『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』に登場したメカゴジラです。日本政府が極秘裏にオキシジェン・デストロイヤーで倒されたゴジラの全身骨格を基に作った対ゴジラ兵器です。
歴代のメカゴジラの例にもれず多くの武器を搭載しており、特に胸部を開いて発射するアブソリュート・ゼロは全エネルギーの40%を代償に絶対零度の光線を発射し、相手を凍らせわずかな振動で分子レベルまで粉砕する強力な兵器です。
初代ゴジラの骨を使っている為、一度は同族のゴジラの鳴き声に反応してしまい暴走してしまう場面もありました。また、一度死んだゴジラの骨を使う事を『死を冒涜している間違った存在』とインファント島の小美人から指摘される場面もありました。
余談ですが、『ゴジラVSメカゴジラ』のポスターが製作している際はメカゴジラのデザインがまだ決まっていなかった為、ポスターをデザインした生瀬範義氏が昭和メカゴジラを意識したデザインで描きましたが実際は丸みを重視したデザインだったため、ポスターのメカゴジラは幻のメカゴジラと言われていました。
その後2018年公開のスピルバーグ監督作品『レディ・プレイヤー1』で生瀬氏のデザインをモチーフにしたメカゴジラが登場し、四半世紀の時を経てスクリーンデビューしました。
平成ゴジラシリーズのヒロイン一覧
続けて平成ゴジラシリーズを彩った魅力あるヒロインを担当したキャストとともにご紹介します。
石野陽子
ゴジラVSデストロイアにてヒロインでニュースキャスターの山根ゆかり役で登場しました。初代ゴジラで登場した山根博士が養子として引き取った新吉少年の娘として登場し、本作と初代ゴジラの強いつながりの象徴として登場します。
作中では歯に衣を着せないストレートな口調のヒロインとして登場し、伊集院博士との関係を進展させる場面のほか、デストロイアに襲われる壮絶な体験をし、終盤には臨海副都心に取り残された三枝未希や小沢芽留を報道ヘリで救出に向かうなど序盤から終盤まで大活躍しました。現在の芸名は『いしのようこ』となっています。
吉川十和子
ゴジラVSスペースゴジラにてG研究所生物工学教授権藤千夏を演じました。ゴジラVSビオランテで壮絶な最期を遂げた権藤吾郎の妹として登場します。
権藤吾郎の復讐として打倒ゴジラ燃える一匹狼の結城晃を諫めますが、やがて結城に惹かれる大人のヒロインを演じました。また、スペースゴジラ誕生に関する大胆な仮説を提示し、スペースゴジラの名付け親となるなど重要な役割も演じます。ちなみに現在の芸名は『君島十和子』となっています。
佐野量子
ゴジラVSメカゴジラにてヒロインの生命科学研究所の職員五条梓を演じました。ベビーゴジラが卵から孵化する瞬間に立ち会い、その際ベビーゴジラが刷り込みによりなついた為ベビーゴジラの飼育を任されます。
まじめで融通が利かない面もありますが、ベビーゴジラに対して母のように接し、ベビーゴジラが移送される際には同じコンテナに水から入ったり、コンテナがラドンに襲撃された際は身を挺してベビーゴジラを守ろうとするなど芯の強い母性を見せました。
大沢さやか
ゴジラVSモスラ・ゴジラVSスペースゴジラではコスモスの一人として、ゴジラVSデストロイアではGサミット・アメリカ情報官小沢芽留役で登場した他、ゴジラVSメカゴジラでは三枝未希の後輩を演じました。
多くの作品で大活躍しましたが特にゴジラVSデストロイアで演じた小沢芽留は、三枝未希の後輩としてのみならず超能力者として存在感を見せます。ゴジラやゴジラジュニアに対して心を通わせ愛着や思い入れが沸いた三枝未希とは対照的に、ゴジラをただの脅威としてとらえる様子を見せるなどその対称さがより物語を彩りました。
今村恵子
ゴジラVSモスラ・ゴジラVSスペースゴジラではコスモスの一人として、ゴジラVSメカゴジラでは三枝未希の後輩を演じました。
大沢さやかとペアで演じたコスモスに対する評価が特に高く、『モスラの歌』では見事な歌声を披露しました。純粋な先住民として、そして人間とモスラをつなぐ役割を見事に演じます。
米澤史織
ゴジラVSモスラで主人公の娘である手塚みどりを演じました。当時子役だった米澤さんは、その愛らしい演技で観客を和ませるだけでなく、本作をファミリー映画として楽しませることに一役買ったと高く評価されています。
あどけなさを残しこしつつも、『約束を破ってはいけない』という純粋な心も持ち合わせており、その純粋さが主人公を改心に導き、コスモス・モスラと人間を繋ぎ合わせている面もありました。
小林聡美
ゴジラVSモスラでヒロインで東都大学環境情報センター所員の手塚 雅子を演じました。主人公藤戸拓也の元妻として、みどりの母として強い女性を演じます。勝気な性格で拓也と口げんかをする場面も多々見られます。ですが、拓也と共に行動したり、彼の家族や娘に対する想いを知り、物語を通す内に関係を修復していきます。
中川安奈
ゴジラVSキングギドラでヒロインで未来人のエミー・カノー を演じました。当初はゴジラに対する現代人への警告と言う目的で現代に訪れ、ゴジラの消滅にも協力します。しかし、物語が進むにつれ過去を自分の都合の良い様に改変しようとする他の未来人の計画に反発し現代を救うため現代人に協力します。単身でメカキングギドラを操作してゴジラに勝負を挑む気丈でアクティブな女性を見事に演じました。
なお、中川安奈さんは2014年、多くのファンに惜しまれながら49歳の若さでこの世を去りました。
鈴木京香
ゴジラVSビオランテでスーパーX2オペレーターの河井 弘美を演じました。スーパーX2の期待操作を担当し、上司である黒木翔三等特佐の指示を的確にこなす優秀なオペレーターを見事に演じました。
田中好子
ゴジラvsビオランテではヒロインで精神開発センターの研究員の大河内明日香を、ゴジラvsモスラではヒロイン手塚 雅子の姉である深沢真由美を演じました。
主人公桐島一人の恋人で、彼との関係の進展を望んでいますが、父である大河内誠剛の考え方に反発する一人が距離を取ってしまう形でその望みはなかなか叶いませんでした。また、白神英理加と言う親友をテロで失うなど多くの不幸に見舞われますが、それでも他者に対して優しく接することができる芯の強い女性を演じました。
余談ですが、川北紘一特技監督が監修した『平成ゴジラパーフェクション』によると『ゴジラvsモスラ』の出演は数カットだけだったにもかかわらず、モスラが好きな田中さんたっての熱望により出演が実現したとのことです。
なお、田中好子さんは2011年、多くのファンに惜しまれながら55歳の若さでこの世を去りました。
小高恵美
ゴジラvsビオランテ以降ゴジラvsデストロイアまで6作品で活躍する超能力者のヒロイン三枝未希を演じました。平成VSシリーズのヒロインと言っても過言ではないと言われる三枝未希は、初登場のVSビオランテからその超能力を活かしゴジラやベビーゴジラと心を通わせた数少ない人間として描かれています。VSシリーズではゴジラの成長とリンクするように、彼女が少女から大人の女性へと成長する姿が描かれていました。
その為平成VSシリーズを締めくくる『ゴジラVSデストロイア』で「私の役目は終わった…」と涙を流すシーンは、平成VSシリーズの終焉を象徴する場面として多くのファンから高く評価されています。なお、小高恵美さんは現在女優を引退していますが、引退後もゴジラ関係書籍のインタビューに応じるなどの形でゴジラに関わりを持ち続けています。
沢口靖子
ゴジラ(1984)ではヒロインの大学生奥村尚子を、ゴジラvsビオランテでは悲劇のヒロインで生物学者白神博士の娘である白神英理加をそれぞれ演じました。ゴジラ(1984)では、主要人物の奥村宏の妹として登場します。中盤以降は最初は険悪な関係だった新聞記者の牧五郎とゴジラの脅威から避難しながら徐々に関係を築いていく様子が描かれました。
ゴジラVSビオランテでは、主要人物である白神源壱郎博士の娘の白神英理加として登場します。物語序盤でゴジラの細胞(G細胞)を巡るテロに巻き込まれ死亡してしまいます。これが白神博士がバイオテクノロジーで娘を蘇らせようと行動するきっかけになってしまいます。2作品で役は違いますがどちらも物語に強く関わる重要な役でした。
平成ゴジラのブルーレイ
平成ゴジラシリーズはブルーレイも発売されています。ここではブルーレイの発売情報についてご紹介しましょう!
ゴジラシリーズがブルーレイ化
ボックスはまだ出ていませんが、現時点で多くのシリーズ作品がブルーレイ化されています。これを機会にそろえてみるのもいいかもしれません。
ハリウッド版ゴジラもブルーレイで登場
また、2014年公開されたGODZILLAや賛否を分けたエメリッヒ版ゴジラもブルーレイで発売されています。特に2014は平成シリーズの影響が強く出ている作品なのでこれを機に見比べるのもいいかもしれません。
平成ゴジラに関する感想や評価
ここで平成ゴジラシリーズやゴジラシリーズのヒロインに対する感想を一部SNSからご紹介します。
ゴジラvsデストロイア
— kyows (@kyows) July 2, 2019
記憶ではあんまりな内容だったけど、こうやって平成ゴジラシリーズを続けて観てみると、オキシジェンデストロイヤー、高嶋政宏、スーパーXIIIと、なかなか感慨深い構成になっている。 pic.twitter.com/tNlxNy4mSr
ゴジラVSデストロイアの感想です。VSデストロイアは平成VSシリーズの集大成として高く評価されているようです。
ゴジラ キングオブモンスターズ、令和ゴジラ一発目だけど中身は濃厚な平成ゴジラなんですよね(平成に撮影されているので当たり前と言えば当たり前だけどそういう意味じゃなく)
— まなしな (@soundwave0628) May 31, 2019
今年公開された『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の感想です。平成ゴジラシリーズの影響を感じたという感想が多くあがりました。
ゴジラキングオブモンスター
— Zuiko 🇵🇱 (@SergeantZyco0) June 8, 2019
はチェン博士の雰囲気がVSシリーズの超能力者三枝 未希にしかみえないなぁw
今回は双子の時点でコスモスの二人のイメージなんだろうけど... pic.twitter.com/tVXOMsxTTq
平成VSシリーズの三枝未希の影響について指摘する感想です。ファンの心に強く残るヒロインだったことが伺えます。
平成ゴジラシリーズ一覧やヒロインまとめ
日本を代表する怪獣映画であるゴジラの歩みを振り返る平成ゴジラシリーズ一覧やヒロインのまとめはいかがだったでしょうか?
5/31から公開され大ヒット公開中のハリウッド制作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は平成ゴジラシリーズの影響が垣間見える作品となっています。まとめを読んでからもういちどキング・オブ・モンスターズに立ち返ってみるのも面白いかもしれません。