三度目の殺人に原作本はある?映画と小説の結末の違いや感想をネタバレ考察

福山雅治主演映画「三度目の殺人」の原作小説はあるのでしょうか?映画「三度目の殺人」は、是枝裕和監督が原案・脚本を担当した砂浜で、ヴェネティア国際映画祭にも出品された映画です。今回は映画「三度目の殺人」の原作の有無や映画と小説との違いをご紹介し、映画「三度目の殺人」のあらすじと結末もネタバレでみていきます。また、映画「三度目の殺人」の登場人物・キャストについてもご紹介し、感想・評価をみていきます。

三度目の殺人に原作本はある?映画と小説の結末の違いや感想をネタバレ考察のイメージ

目次

  1. 三度目の殺人に原作小説はあ/目の殺人の映画基本情報
  2. 三度目の殺人の映画と小説の違い
  3. 三度目の殺人の映画あらすじ結末ネタバレ
  4. 三度目の殺人の映画登場人物・キャスト一覧
  5. 三度目の殺人に関する感想や評価は?
  6. 三度目の殺人の原作小説まとめ

三度目の殺人に原作小説はあ/目の殺人の映画基本情報

三度目の殺人の映画概要

「三度目の殺人」は2017年9月9日に公開された法廷サスペンス映画で、「三度目の殺人」は主演の福山雅治、役所広司さん、広瀬すずさんら俳優陣の演技が話題になりました。また、2017年の第74回ヴェネティア国際映画祭のコンペティション部門の正式作品に出品されたことでも、大きな反響のあった作品です。

さらに、「三度目の殺人」は第41回の日本アカデミー賞において、最優秀作品賞及び、是枝裕和監督が最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀編集賞を受賞し、役所広司さんが最優秀助演男優賞、広瀬すずさんが最優秀助演女優賞、製作スタッフらが優秀音楽賞、優秀賞名将、優秀撮影賞、優秀録音賞獲得。この他にも様々な賞に輝きました。

三度目の殺人の映画監督

「三度目の殺人」の監督は是枝裕和氏です。是枝裕和監督は、1962年6月6日生まれ、東京都練馬区出身で映画監督・脚本家などとして活躍しています。初監督作品は1995年映画「幻の光」で、同作は第52回ヴェネチア国際映画祭において金のオゼッラ賞を獲得しました。2013年には映画「そして父になる」において、第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門の審査員賞などのいくつかの賞を受賞しました。

是枝裕和監督はその後も、2015年映画「海街diary」や2016年映画「海よりもまだ深く」がカンヌ国際映画祭に出品され、2018年には「万引家族」が同映画祭で賞を受賞しました。また、映画「万引家族」は日本アカデミー賞の最優秀監督賞などの多くの賞を受賞し、是枝裕和監督の代表作の一つとなっています。このように数々の映画で様々な賞を受賞している是枝裕和監督は日本の映画界をリードする映画監督として知られています。

三度目の殺人の予告編動画

こちらは「三度目の殺人」の予告編動画です。今回は「三度目の殺人」の原作小説についてご紹介し、原作小説と映画の違いを考察していきます。また、映画「三度目の殺人」のあらすじと結末をネタバレでご紹介し、登場人物・キャスト、感想についてもみていきます。

三度目の殺人の原作小説

ここでは、映画「三度目の殺人」の原作小説などはあるのか?や、映画のノベライズ版をご紹介していきます。

三度目の殺人の原作小説はない

映画「三度目の殺人」に原作小説はあるのでしょうか?実は、映画「三度目の殺人」は是枝裕和監督が原案・脚本を担当したオリジナルストーリーです。そのため、映画「三度目の殺人」に原作小説はないということになります。

三度目の殺人の映画を基にした小説はある

原作小説のない、是枝裕和監督によるオリジナルストーリーである映画「三度目の殺人」ですが、映画を基にした小説が発売されています。上の画像が、映画「三度目の殺人」のノベライズ版の表紙です。映画「三度目の殺人」のノベライズ版は、是枝裕和監督と佐野晶さんが手掛け、宝島社文庫から刊行されています。

佐野晶(さのあきら)さんは主に映画やドラマのノベライズ作品を手掛けているフリーのライターさんで、是枝裕和監督作品の「そして父になる」や「海よりもまだ深く」のノベライズも担当したそうです。また、他には唐沢寿明さん主演ドラマ「ナポレオンの村」や吉田羊さん主演ドラマ「レディ・ダ・ヴィンチの診断」のノベライズを手掛けたことで知られています。

映画『三度目の殺人』公式サイト - 9月9日(土) 全国ロードショー

三度目の殺人の映画と小説の違い

ここまで、映画「三度目の殺人」の作品情報や是枝裕和監督について、原作小説の有無や、映画「三度目の殺人」を基に作られた小説についてみてきました。次に、ここでは「三度目の殺人」の映画と小説との違いをご紹介していきます。

小説の違い①詳細な描写

一般的に限りある時間の中にストーリーが詰め込まている映画と比べ、小説ではより詳細な描写が描かれていると言われています、その傾向は「三度目の殺人」においても当てはまるそうで、映画「三度目の殺人」では充分に表現されていなかった部分も小説ではしっかりと描かれているそうです。

小説の違い②言葉の意味が判明

十字架のイメージ画像

映画「三度目の殺人」では描ききれておらず、小説でしっかり描かれた設定として「言葉の意味の判明」が挙げられます。小説を読むことで、タイトルの「三度目」や、十字、カナリア、器などの意味などがより一層、分かると言われています。

Thumb三度目の殺人の映画ネタバレ!あらすじや結末・ラストを分かりやすく解説 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

三度目の殺人の映画あらすじ結末ネタバレ

ここまで、映画「三度目の殺人」の作品情報や是枝裕和監督、原作小説の有無や映画「三度目の殺人」を基にした小説についてご紹介し、映画「三度目の殺人」とそれを基にした小説との違いをみてきました。次に、ここでは映画「三度目の殺人」のあらすじや結末をネタバレでご紹介していきます。

あらすじネタバレ①殺人の容疑

弁護士・重盛朋章(福山雅治)は、殺人事件の容疑者である三隅高司(役所広司)の弁護を頼まれます。三隅高司には、男性を1人撲殺した後、ガソリンをまいてその遺体を燃やした容疑がかけられており、最初から罪を認めていました。そして、三隅高司はこの殺人の他に、窃盗罪の容疑もかけられたため、三隅高司の死刑は確実視されていました。

ただ、三隅高司本人は減刑を希望しており、渋々三隅高司の弁護を引き受けた重盛朋章は事件を調べ直し始めるのでした。しかし、重盛朋盛と行動を共にする摂津大輔(吉田鋼太郎)は、供述を幾度となく変える三隅高司に不信を抱きつつ不審に思っていました。重盛朋章も摂津大輔と同様の不信感を抱いており、三隅高司が接見の度に供述を変えるため、なかなか事件の全容をつかめずにいるのでした。

そんな思いも抱えつつ、重盛朋章は死刑が確実視されている三隅高司の希望通り、減刑となるように、無期懲役を目指して部下と調査を続けていきます。ある日、重盛朋章は三隅高司が暮らしていた家を訪れ、予想外の事実を掴むのでした。

あらすじネタバレ②メール

事件の被害者は三隅高司の勤務先の社長で、三隅高司をクビにしたため、彼に恨まれ殺害されたというのは三隅高司の供述の通りであるように思えました。そんな頃、メディアでは殺害された社長の遺族である娘の山中咲江(広瀬すず)と、その母親の山中美津江(斉藤由貴)が取り上げられ、話題になっていました。重盛朋章は三隅高司が暮らしていた家の周辺を調査し、大家から彼の家を訪れた、足の悪い少女の情報を手に入れます。

その少女は殺害された社長の娘の咲江で、被害者遺族である彼女と容疑者である三隅高司には繋がりがあることが明らかになりました。それに加えて、三隅高司は殺された社長の妻・美津江とメールでやり取りしていたことも判明しました。

美津江が三隅高司に送ったメールには「例の件、お願いします」と書かれており、重盛朋章は、社長殺しが妻を首謀者とした保険金目当ての殺人なのではないか?と考え始めるのでした。しかし、それを立証できる確固たる証拠はなく、考えれば考えるほどに重盛朋章の疑念は深まっていくのでした。

あらすじネタバレ③北海道へ

思い悩む重盛朋章は、裁判の日が迫る中、部下とともに北海道へと赴きます。実は、三隅高司が殺人を犯したのは今回の事件が初めてではなく、過去にも殺人罪で実刑判決を受け、30年間刑務所に入っていたのです。

そのため、今回、重盛朋章が北海道に赴いたのは過去の事件を知る人物に話を聞くためなのでした。しかし、その人物も三隅高司同様、コロコロ証言を翻すため、重盛朋章は途方に暮れます。そんな中、重盛朋章が掴んだのは、殺人があったという事実と、三隅高司の昔から変わらないミステリアスな性格、行方不明の三隅高司の娘の存在でした。

そして、裁判当日になります。重盛朋章は、その日の裁判で殺された社長の妻・山中美津江を主犯格とした保険金目当ての殺人という切り口で攻める予定でした。しかし、美津江は最期まで口を割りませんでした。裁判後、重盛朋章の働く事務所を、殺された社長の娘・咲江が訪れます。そこで、咲江は重盛朋章たちに、三隅との関係、殺された社長が娘の咲江に性的な虐待を頻繁に行っていたという衝撃的な事実を告白したのでした。

結末ネタバレ④死刑宣告

咲江は三隅高司を救うため、次の裁判で自分が社長から性的虐待を受けていたという真実を話すつもりでいました。しかし、そのことを三隅高司に伝えると、三隅高司は裁判で供述を一転させ、自分の罪を認めないと言い始め、最初は罪を否認していたが、検事と弁護士の双方から罪を認めれば刑が軽くなると告げられ、罪を認めてしまったのだと語るのでした。三隅高司が供述を突然変えたことで、法廷は混乱します。

しかし、進行中の法廷を中断することはできません。重盛朋章は真実を語らないようにと咲江を説得し、裁判は続行されることとなりました。その後、予定通りに裁判は進行していき、三隅高司に死刑判決が下されたのでした。

重盛朋章は考えます。三隅高司は、父親から性的虐待を受けていたと、咲江が法廷で証言するのを止めさせるため、裁判に混乱をもたらし、咲江を守ったのだと。しかし、最後まで三隅高司の真意は分からず、重盛朋章も三隅高司の本心を理解することはできないのでした。

三度目の殺人の映画登場人物・キャスト一覧

ここまで、映画「三度目の殺人」の作品情報や原作小説の有無、映画「三度目の殺人」を基にした小説についてご紹介し、映画と小説の違いを考察してきました。また、映画「三度目の殺人」のあらすじや結末をネタバレでみてきました。次に、ここでは映画「三度目の殺人」の登場人物・キャストを一覧でご紹介していきます。

重盛朋章/福山雅治

重盛朋章は、三隅高司が起こした殺人事件の弁護を担当する弁護士です。演じた福山雅治さんは1969年2月6日生まれ、長崎県長崎市出身で、シンガーソングライターや俳優、写真家などあらゆる分野で活躍を見せています。

福山雅治さんの俳優としての主な出演作品

  • 1993年ドラマ「ひとつ屋根の下」
  • 2003年ドラマ「美女か野獣」
  • 2007年〜2013年ドラマ「ガリレオ」シリーズ(映画「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」)
  • 2010年大河ドラマ「龍馬伝」
  • 2013年映画「そして父になる」など
2019年5月現在ではドラマ「集団左遷」で主演を務めています。

三隅高司/役所広司

三隅高司は勤務先の社長を殺害した容疑者です。演じた役所広司さんは1956年1月1日生まれ、長崎県諌早市出身で、これまで多くの映画・ドラマ・舞台に出演してきたベテラン俳優さんです。

役所広司さんの主な出演作品

  • 1996年映画「Shall we ダンス?」
  • 2006年映画「THE 有頂天ホテル」
  • 2007年映画「それでもボクはやっていない」
  • 2013年映画「清洲会議」
  • 2017年ドラマ「陸王」など

山中咲江/広瀬すず

山中咲江は三隅高司に殺害された社長の娘です。演じた広瀬すずさんは1998年6月19日生まれ、静岡県静岡市清水区出身で、女優・ファッションモデルとして映画やドラマ、CMなどで活躍中です。

広瀬すずさんの主な出演作品

  • 2015年映画「海街diary」
  • 2016〜2018年映画「ちはやふる」シリーズ
  • 2016年映画「四月は君の嘘」
  • 2017年映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」
  • 2018年ドラマ「anone」など
2019年5月現在はNHKの朝ドラ「なつぞら」に出演中です。

山中美津江/斉藤由貴

山中美津江は三隅高司に殺害された社長の妻であり、咲江の母親です。演じた斉藤由貴さんは1966年9月10日生まれ、神奈川県横浜市出身で、女優や歌手、ナレーターとして活躍しています。

斉藤由貴さんの主な出演作品

  • 2003〜2005年ドラマ「緊急救命病院」シリーズ
  • 2010年ドラマ「同窓会〜ラブ・アゲイン症候群」
  • 2012〜2013年ドラマ「遺留捜査」シリーズ
  • 2016年大河ドラマ「真田丸」
  • 2017年ドラマ「お母さん、娘をやめていいですか?」など

三度目の殺人に関する感想や評価は?

ここまで、映画「三度目の殺人」の作品情報や原作小説の有無、映画「三度目の殺人」を基にした小説や映画と小説の違いについて考察してきました。次に、ここでは映画「三度目の殺人」のあらすじと結末をネタバレでみてきました。次に、ここでは映画「三度目の殺人」に関する感想や評価をみてきます。

こちらは「三度目の殺人」に関する感想です。「三度目の殺人」がじわる映画だとしながらも、結末にモヤモヤするという感想です。

こちらは「三度目の殺人」は見ごたえがあり、結末の捉え方を観客に委ねる物語だったという感想で、キャスト、福山雅治さん、役所広司さん、広瀬すずさんの演技についても高く評価しています。

こちらは「三度目の殺人」の世界感やキャスト、映像技術が素晴らしいという感想です。ただ、映画「三度目の殺人」鑑賞後、疑問点が多々あったために色々調べ、その結果「三度目の殺人」の醍醐味を知り、感動したそうです。

こちらは「三度目の殺人」での役所広司さんの演技や、無駄のない脚本、撮影手法などが評価されており、「三度目の殺人」はいずれも高水準であると絶賛されています。また、ストーリーが難しかったにも関わらず、タイトル「三度目の殺人」の意味は理解でき、恐ろしかったという感想です。

こちらは「三度目の殺人」を鑑賞後、評判通りモヤモヤしたという感想です。しかし、是枝裕和監督作品の傾向から考えて、そのモヤモヤ感を感じ、色々と考えを巡らせることが正しいことなのかもと思ったそうです。

三度目の殺人の原作小説まとめ

いかがでしたか?映画「三度目の殺人」の原作小説はあるのか?や、映画「三度目の殺人」を基にした小説と映画との違いを考察してきました。また、映画「三度目の殺人」のあらすじと結末をネタバレでご紹介し、登場人物やキャスト、感想・評価についてもみてきました。

映画「三度目の殺人」は鑑賞後、モヤモヤと疑問が残るそうですが、それこそがこの映画の醍醐味であり、全体的に満足したという感想が多いことが分かりました。皆さんも興味のある方はぜひ、映画「三度目の殺人」及び、それをより詳細に描いた小説をお楽しみください。

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