進撃の巨人のケニーの正体は？死亡した意味とミカサとの関係は？

TVアニメ『進撃の巨人』第3期では、リヴァイとケニー・アッカーマンが向かい合っているキービジュアルが公開され、期待に胸を膨らませている人も多いのでしょう。今回はTVアニメ『進撃の巨人』第3期に登場、さらに中央憲兵団対人立体機動部隊隊長の肩書きを持つケニー・アッカーマンについて考察していきまとめます。どのような活躍があり、どのような死因が災いして去っていくのかに注目です。

『進撃の巨人』に登場するケニー・アッカーマンの正体は、中央憲兵団対人立体機動部隊隊長の肩書きを持つ人物で、エレンたち調査兵団と対立する相手になります。非公式ながら王家のロッド・レイスとは主従関係にありますが、忠誠心はありません。しかしヒストリアの母親殺害の依頼を引き受けるなど、中央第一憲兵としての仕事をこなしている様子が『進撃の巨人』作中で描かれています。

『進撃の巨人』において、中央第一憲兵団に所属するケニー・アッカーマンですが、もう一つ「切り裂きケニー」という肩書きがあります。その正体は、かつて王政が行ったアッカーマン一族への弾圧に対抗するため、多くの人を殺害したことからきています。『進撃の巨人』で様々な謎を残している「アッカーマン一族」であるケニーは、リヴァイやミカサと同様に、異常な強さを持っていることが窺えます。

ケニー・アッカーマンはリヴァイの母親であるクシェルの兄で、二人は血が繋がっていることが『進撃の巨人』作中で語られています。『進撃の巨人』OAD「悔いなき選択」にも描かれているように、リヴァイは孤児として地下街でどん底の暮らしを送っていました。『進撃の巨人』王政編のクライマックスでは正体が明らかになりますが、当時はアッカーマン一族の詳しい話は話しておらず、生きていくための術だけを教え込んでいました。

『進撃の巨人』では中央第一憲兵団の一人であり、調査兵団・リヴァイ兵長の育ての親でもあるケニー・アッカーマン。TVアニメ『進撃の巨人』第3期でも登場するケニーですが、一体どのような立場に立って登場するのでしょうか。ケニー・アッカーマンの『進撃の巨人』における立場や役割についての考察をまとめていきます。

ケニー・アッカーマンは中央第一憲兵団対人立体機動部隊隊長を務めており、『進撃の巨人』作中ではリーブス商会の手引きでエレンとヒストリアの身柄受け取りのために現れます。しかし裏切りを察知すると、リーブス商会の人間を殺害するだけでなく、事件の犯人を調査兵団に仕立て上げて去ります。その後、ケニーは『進撃の巨人』作中でリヴァイとの戦闘を繰り広げ、エレンとヒストリアをロッド・レイスの所へ送るのでした。

ケニーはロッド・レイスの弟であるウーリ・レイスを殺害することで、アッカーマン一族への弾圧を終わらせようとしましたが、巨人化したウーリに敗北してしまいます。そこでウーリから一族への迫害について謝罪を受け、このことをきっかけにケニーは『進撃の巨人』作中でレイス家の暗部として活動するようになるのでした。

2人の間には奇跡と称する絆が存在しており、ケニーは友人として接してくるウーリに強い憧れを抱いています。ウーリの死亡後、ケニーはレイス家の巨人の力があれば彼と同じ世界を見ることができ、考えも理解できるのではないかと考えていたこともあって、壁内王家にその身を捧げていました。両者は『進撃の巨人』作中において、固く結ばれている間柄にあります。

ケニー・アッカーマンは『進撃の巨人』作中において対人制圧部隊を発足する際に、「大いなる夢のため」と発言しています。これはエレンが持つ進撃の巨人と始祖の巨人の能力を手にすることであり、そのために裏で様々な活動や工作を展開させていました。しかし、始祖の巨人の力は王家の人間でなければ扱えないことを知ると、ケニー・アッカーマンは意気消沈してしまいます。

『進撃の巨人』王政編で登場するケニー・アッカーマンは、自らもレイス家の巨人の力を手にしようと企んでいました。しかし巨人化能力はエルディア人でしか継承できないため、ケニーは別の計略を立てることになります。ところが『進撃の巨人』作中でケニーは死亡することになりますが、その死因となったのはどういったものなのかを考察してまとめます。

『進撃の巨人』王政編のクライマックス、ロッド・レイスが巨人化の薬を投与して始祖の巨人を奪還しようと試みますが、その際にケニーは洞窟の崩落で致命傷を負ってしまうことに。ケニーはロッドからくすねた巨人化の薬を投与して生き残る選択肢がありましたが、そうすることはなく、甥であるリヴァイに看取られながら静かに息を引き取ります。

ロッド・レイスの巨人化は洞窟内で行われたことにより、崩落して部下を全て失うだけでなく、致命傷を負ってしまったケニー・アッカーマン。出血だけでなく、ロッドの巨人化の際に火傷が大きな死因となっているようです。『進撃の巨人』第69話において、リヴァイに自身との関係性を明かし、さらに巨人化の薬を押し付けて息を引き取るのでした。

出血と火傷が死因となって死亡するケニーですが、なぜ巨人化の薬を自分に使わず、リヴァイに託したのでしょうか。『進撃の巨人』で明確に描かれているシーンはありませんが、ケニーは妹のクシェルの子供であるリヴァイを気にかけており、孤児となったリヴァイに生きていくための術を教え込んだことから窺えます。

また、『進撃の巨人』作中ではヒストリアの母親を殺害する際も、近くにいたヒストリアの存在を察知しています。ヒストリアの母親は殺される間際、ヒストリアに向かって「お前さえ生まなけ…」と発しようとしますが、ケニーはヒストリアに聞かせないよう首を搔っ切っています。そのため、巨人化の薬をリヴァイに託したのは、家族を思った結果の行動である可能性があります。

ロッド・レイスの巨人化の影響が死因となってケニー・アッカーマンはその後静かに死亡します。この幕切れは『進撃の巨人』王政編の終了を告げる内容だけでなく、その先の物語展開にも大きな影響を与えています。ケニーの死は『進撃の巨人』の物語にどのような意味をもたらしたのか、その詳細について迫ってまとめていきます。

『進撃の巨人』第69話で描かれてシーンでは、出血と火傷が死因となってケニー・アッカーマンは息を引き取り、直前に看取っていたリヴァイに自身と母親の関係性を告白します。それだけでなく、ロッド・レイスからくすねていた巨人化の薬を手にして、託すようにリヴァイに押し付けていました。これにより、調査兵団はエレン以外の巨人の力を手にすることができるようになります。

『進撃の巨人』王政編の後、物語は最大級の戦いを描いたウォール・マリア奪還作戦へと移行していきます。その際に超大型巨人によって瀕死の状態に陥ったアルミンでしたが、リヴァイに巨人化の薬を投与され、ベルトルトを捕食することになります。調査兵団は新たに超大型巨人の戦力を手にしますが、同時に調査兵団第13代団長であるエルヴィン・スミスを失うのでした。

ケニーはリヴァイの母親であるクシェルの兄であると正体を明かしており、2人の関係は伯父と甥の関係にあることが明らかになっています。『進撃の巨人』王政編でリヴァイもまたアッカーマン一族であることが判明しますが、それでも物語の重要人物であるミカサ・アッカーマンとの関係性は明らかにならないままでした。そこで、ケニーとミカサの関係を作中のセリフなどから考察をまとめていきます。

ケニーは『進撃の巨人』第69話で、自身はリヴァイの母親クシェルの兄であると明かしており、2人の関係は伯父と甥の関係にあることが明らかになっています。『進撃の巨人』王政編でリヴァイもまたアッカーマン一族であることが判明しますが、それでも物語の重要人物であるミカサ・アッカーマンとの関係性は明らかにならないままでした。

『進撃の巨人』第65話では、ケニーがミカサの両親の家を「分家」と呼んでいるため、ケニーとミカサの関係は繋がっているものの遠いことが分かります。明確に関係性を話している様子はありませんが、少なくとも同じアッカーマン一族であり親戚の関係にあることが、ケニーのセリフから推測することができます。また、『進撃の巨人』の今後の展開次第では他のアッカーマンも登場するかもしれません。

『進撃の巨人』に登場するケニー・アッカーマンについて考察をまとめました。『進撃の巨人』王政編では調査兵団に立ちはだかる強敵として登場し、リヴァイからも警戒するよう兵士に忠告しています。TVアニメ『進撃の巨人』第3期でも登場することが明らかになっているため、一体どのような活躍を見せてくれるのか期待で胸が膨らむばかりです。