進撃の巨人のミカサ・アッカーマンが強くてかわいい!正体は何者?

『進撃の巨人』のミカサ・アッカーマンは、強い上にかわいいともっぱら評判のヒロイン。『進撃の巨人』の中では作中最強の女性と言っても過言ではなく、一方でかわいい面も多々見せている。他作品のヒロインとは一味も二味も異なる魅力を持つミカサの強さや正体に迫る!

進撃の巨人のミカサ・アッカーマンが強くてかわいい!正体は何者?のイメージ

目次

  1. 【進撃の巨人】主人公より強いヒロイン!ミカサ・アッカーマンとは?
  2. 【進撃の巨人】かわいいのに腹筋はバキバキ?ミカサの基本プロフィール
  3. 【進撃の巨人】作中の女性で一番強い?兵士100人分のミカサの強さ
  4. 【進撃の巨人】両親を失ったミカサ!その悲しい過去とは?
  5. 【進撃の巨人】友人でも恋人でもない?エレンとミカサの関係
  6. 【進撃の巨人】幼馴染・アルミンへのミカサの想い!実は一番認めている?
  7. 【進撃の巨人】同期・104期生とミカサの仲は意外と良好?
  8. 【進撃の巨人】上官との軋轢あり?調査兵団でのミカサ
  9. 【進撃の巨人】実践でも実力を発揮!調査兵団でのミカサの活躍
  10. 【進撃の巨人】ミカサのかわいい一面!照れや不安には弱い?
  11. 【進撃の巨人】激レアなミカサの血筋!エレン達とは違う民族
  12. 【進撃の巨人】ミカサの腕には何がある?東洋の伝統とは?
  13. 【進撃の巨人】ミカサの正体は巨人科学の副産物?
  14. 【進撃の巨人】評判確かで強いヒロイン・ミカサの活躍を見逃すな!

【進撃の巨人】主人公より強いヒロイン!ミカサ・アッカーマンとは?

『進撃の巨人』のヒロイン、ミカサ・アッカーマン。彼女は強い上にかわいいと評判のヒロインだ。主人公・エレンよりも圧倒的に強い戦闘能力や、エレンに対する度が過ぎる執着など、他作品のヒロインとは一風変わったところが魅力的なミカサ。実はその強さや容姿には驚くべき秘密が隠されている。登場人物の中でも一、二を争うほど強いミカサの実力やかわいいシーンを紹介しながら、彼女の正体についても迫っていこう。

【進撃の巨人】かわいいのに腹筋はバキバキ?ミカサの基本プロフィール

ミカサ・アッカーマンは身長170cm、体重68kg。主人公のエレンよりも筋肉量が多く、腹筋はバキバキだ。誕生日は2月10日で、幼馴染のエレンやアルミンと同い年だ。12歳で訓練兵団に入団し、15歳で調査兵団に入団した。普段はクールで感情の起伏も乏しいが、エレンのこととなると感情的になる。ちなみに、同期のジャンが一目惚れするほどかわいい顔立ちと綺麗な黒髪を持つが、本人は容姿に然程こだわりはないようだ。

【進撃の巨人】作中の女性で一番強い?兵士100人分のミカサの強さ

【進撃の巨人】粒ぞろいの訓練兵団を首席で卒業!

ミカサは『進撃の巨人』に数多く登場する兵士の中でもすこぶる優秀で強い。104期訓練兵団を首席で卒業しただけではなく、『進撃の巨人』第3巻では教官に「歴代でも類の無い逸材」と評されている。後に第2位のライナー、第3位のベルトルト、第4位のアニの正体は巨人であると判明した。そのため3人の巨人を差し置いての首席ということで、『進撃の巨人』ファンのミカサに対する評判はますます高くなった。

【進撃の巨人】上官からも確かな評判を得るミカサの実力!

『進撃の巨人』第1巻では、新兵たちが前衛に回される中、ひとりだけ後衛につかされたミカサ。駐屯兵団の精鋭が追いつけなかった巨人をあっという間に討伐し、市民の命を守った。つまりミカサは、駐屯兵団の精鋭よりも強いということになる。その働きを見た駐屯兵団の精鋭・イアンは、ミカサの実力を「並の兵士100人分と等価」「失えば人類にとって大損害」と評しているミカサの力は上官からも評判確かなものなのだ。

【進撃の巨人】両親を失ったミカサ!その悲しい過去とは?

ミカサの過去は『進撃の巨人』第2巻で明かされている。シガンシナ区で農業を営み生活していたミカサは、父と母と3人で仲睦まじく暮らしていた。しかし、ミカサが9歳のときに、珍しい東洋人である母を狙った人攫いに両親を殺害されてしまう。ミカサはその犯人たちに連れ去られるが、父とともにミカサの家を訪ねていたエレンが助けに来たため、ことなきを得た。それからミカサは、エレンとその家族と共に過ごすことになる。

【進撃の巨人】友人でも恋人でもない?エレンとミカサの関係

【進撃の巨人】マフラーが示すミカサとエレンの絆

両親を殺され、帰る場所もなくなり、ひとりぼっちになってしまったミカサ。そんな彼女に対し、ぶっきらぼうにマフラーを巻きつけ「帰るぞ」と言ってくれたのがエレンだ。そのあたたかいエピソードは、ファンの間でも評判が高い。エレンによって孤独から救われたミカサは、それ以来自分の家族となってくれたエレンを誰よりも大事にしているのだ。「エレンが居れば私は何でもできる」と確信しているほどである。

【進撃の巨人】少し過保護すぎる?ミカサのエレンへの執着

その家族愛は少し過保護すぎだと言われるほどである。「エレン行くから」という理由で自分の命にも関わる所属兵団を決めたり、トロスト区に巨人が侵入した際には、エレンに「戦況が混乱したら私のところに来て」と人類存亡の危機にも関わらずエレンを守ることしか頭になかったりと、その執着ぶりは顕著だ。そのせいか、エレンには「俺はお前の弟でも子供でもない」と煙たがれることもしばしばあった。

【進撃の巨人】ミカサのエレンへの執着は危うさの表れ?

先述したように、ミカサは「エレンが居れば何でもできる」と確信しており、実際彼女の実力は確かなものだ。しかし逆に言うと、ミカサはエレンが居なくなると一気に生きる意味を失ってしまう危うさを持つ。『進撃の巨人』第2巻では、エレンが死んだと聞いたミカサは、気丈に振る舞ったもののガスの吹かしすぎで地上に落下し、あと少しで巨人に食われるところであった。家族の喪失はミカサにとって何よりも耐え難い痛みなのだ。

【進撃の巨人】まるでホラー!エレンを脅かす者には容赦なし!

上の画像はアニメ『進撃の巨人』36話のワンシーンだ。攫ったエレンを体に括り付け、鎧の巨人の手を盾にしているベルトルトを、まるでホラー映画のような形相で覗き込むミカサ。かわいい顔が台無しの恐ろしげに開かれた目には「エレンを返して」という彼への強い執着が表れている。同時に、エレンを攫った者への殺意の表れでもあるだろう。ミカサのエレンへの「家族愛」は並大抵のものではない。

【進撃の巨人】嫉妬深いミカサの一面!恋愛感情はあるのか?

ミカサはエレンと親しい女性に嫉妬心を覚える姿を見せている。例えば、『進撃の巨人』第8巻では、アニへの攻撃を渋るエレンに「何か特別な感情があるのか」と勘繰ったり、第17巻では親しげに会話をするエレンとヒストリアの間に割り込んだりしている。もはやその顔は嫉妬なんてかわいいものではない。普段ミカサはエレンのことを「家族」と公言しているが、本当に恋愛感情が無いのかは微妙なところなのだ。

【進撃の巨人】幼馴染・アルミンへのミカサの想い!実は一番認めている?

【進撃の巨人】ミカサの大事な幼馴染・アルミン

ミカサはエレンだけではなく、幼馴染のアルミンも大事にしている。ミカサはアルミンの「危機的状況のときほど正解を導く力」を誰よりも認めており、エレンと共にその命を預けたこともある。また、エレンとアルミンは仲が良く、夢を共有している。だが、ミカサはそれに対して、「ふたりにしか分からない話をしてる」と少し拗ねるだけで、先述のような嫉妬は見せていない。ミカサにとっては、アルミンも特別な存在なのだ。

【進撃の巨人】エレンに負けず劣らずのアルミンに対しての執着

ミカサはアルミンの命が危険に晒されたときもまた、激しく動揺する。『進撃の巨人』第21巻では、瀕死となったアルミンが、同じく瀕死のエルヴィンの命と天秤にかけられ、見殺しにされそうになった。ミカサはそのとき、その決断をした上官・リヴァイに刃を向けている。エルヴィンとアルミンであれば前者を生かすのが道理だ。しかしミカサは、幼馴染への情から、合理的判断を受け入れられなかったのだ。

【進撃の巨人】アルミンはミカサのストッパー?

アルミンは、『進撃の巨人』第3巻ではエレンに剣と榴弾を向ける駐屯兵団と戦おうとするミカサを必死に止めている。第5巻では、審議所でエレンを蹴り飛ばしたリヴァイに飛びかかろうとするミカサを抑えつけている。アルミンは、なまじ力が強いために不必要な被害を及ぼしかねないミカサの感情的な行動のストッパーとなってくれているのだ。

【進撃の巨人】同期・104期生とミカサの仲は意外と良好?

【進撃の巨人】同期よりもエレン!ミカサが持つ取捨選択の覚悟

上の画像は『進撃の巨人』第12巻のワンシーンだ。エレンを攫うことに加担したユミルを「脅されているから」と庇うヒストリアに、ミカサは「私が尊重できる命には限りがある」と無慈悲な言葉を向けている。同期であるユミルが相手で、しかも脅されて従っているのだとしても、己の家族であるエレンを脅かす者であれば容赦はしない。ミカサは3年間苦楽を共にした仲の同期生よりもエレンの命を優先するのだ。

【進撃の巨人】ミカサといえど同期を殺すのには躊躇する?

しかし、ミカサとて同期生に何の情も抱いていないわけではない。『進撃の巨人』第11巻では、ミカサは、裏切り者のライナーとベルトルトに咄嗟に刃を向けながらも、一瞬の躊躇から彼らの命を絶つことができなかった。エレンに危険が迫っており、ふたりの正体が裏切り者だと知って尚、3年間苦楽を共にした相手を咄嗟に殺すことができなかったのだ。先述のユミルやヒストリアに対する無慈悲さは、この躊躇への反省から来るものだ。

その証拠に、ミカサも同期の性格や仲間内での立ち位置は把握している。例えばミカサは、エレンとジャンの喧嘩の大きな音に反応した教官に、「サシャが放屁した音です」と嘘をついている。これにはサシャであればやりかねないというミカサの判断が表れている。一方で、ライナー、ベルトルト、アニの関係性を聞かれたときには「覚えていない」と答えるなど、やはりエレンとあまり関わらない同期には興味が無かったようだ。

【進撃の巨人】救い救われるミカサと同期との絆

ミカサは、『進撃の巨人』第2巻では巨人を仕留め損ねたサシャを助けているが、逆に第12巻では巨人に掴まれたところをジャンに助けられている。いくらミカサが飛び抜けて強いとはいえ、3年間同じ釜の飯を食った仲の104期生には救われることもあるのだ。確かにミカサの人間関係はエレンやアルミンを中心に構成されているが、104期生との仲も決して希薄というわけではない。

【進撃の巨人】上官との軋轢あり?調査兵団でのミカサ

【進撃の巨人】リヴァイ兵長への嫌悪!ミカサの恨みはしつこい?

エレンに付いてくる形で調査兵団に入団したミカサだが、入団当初から団の実質No.2であるリヴァイ兵士長には嫌悪感を抱いている。というのも、先述の通り、リヴァイは必要に駆られてのこととはいえエレンにかなり激しい暴力を奮ったことがある。そのときのことを未だ根に持っているミカサは、同期の前ではリヴァイのことを「チビ」と呼び、リヴァイがヒストリアに殴られた際には悪どい笑みを浮かべている。

しかし、ミカサも理性ではリヴァイがエレンを蹴ったのは必要なことであったと理解している。そのため、リヴァイの一見非情に見えるが正しい指示や判断には従っているし、自分のせいで負傷したリヴァイの怪我を気遣うシーンもある。ミカサはリヴァイのことを嫌いつつも、リヴァイの実力や判断力は認めており、上官として敬っているのだ。公私混同はしない、ミカサの潔さが垣間見える。

【進撃の巨人】経験豊富な上官に諭されることも…

とはいえ、いくら強いミカサでも調査兵団では新兵だ。経験豊富な上官たちに支えられることもある。たとえば、ミカサはエレンを攫われ頭に血が上ったときにリヴァイに窘められたことがある。その結果冷静になったミカサとリヴァイが協力することで、エレンの奪還に成功した。第21巻では、アルミンの死を受け入れられないミカサをハンジが優しく諭している。まだ15歳のミカサには、上官の支えは必要なものなのだ。

【進撃の巨人】実践でも実力を発揮!調査兵団でのミカサの活躍

【進撃の巨人】一度エレンを奪った女型の巨人への殺意

新兵でも群を抜いて強いミカサは、調査兵団入団後も活躍を見せる。例えば、同期・アニの正体が女型の巨人であると判明した『進撃の巨人』第8巻では、咄嗟の判断でアニの巨人化による爆風からエレンとアルミンを守った。壁外調査時に自分のせいで兵団の主力を失ってしまったことを悔やみ、女型の巨人確保に全力で臨んでいる。最終的には、壁を上って逃げようとする女型の指をミカサが切ったことで、アニを捕らえることに成功した。

【進撃の巨人】絶体絶命の104期のもとへ駆け付ける!

『進撃の巨人』第10巻では、壁内に発生した巨人に追い詰められていた104期生たちの前に颯爽と現れ、同期の命を救っている。ヒストリアを襲おうとする巨人を間一髪で仕留めて登場したかっこいいミカサに、ファンの評判も高いシーンだ。ちなみに、主人公のエレンは「討伐数1!!」とはしゃいだ後、安全面からすぐに後ろに下げられており、どうにもヒーローとヒロインが逆転している感が否めないところが面白いシーンでもある。

【進撃の巨人】ミカサは人間相手にも容赦なし!

『進撃の巨人』第13~16巻では、エレンを狙うリーブス商会や中央憲兵を容赦なく制圧している。既に9歳の頃に人を殺したことのあるミカサは、他の同期とは違って人間を殺す覚悟を持っていたのだ。第13巻では大の男相手に膝蹴りやタックルをかまし、第16巻では立体起動を使って何人もの中央憲兵を殺害している。女だてらに圧倒的に強いミカサは、対人白刃戦が得意な中央憲兵にさえ恐れられた。

【進撃の巨人】覚悟を決めたミカサは最強!

『進撃の巨人』第20巻でのミカサは、新兵器・雷槍を、鎧の巨人を操るライナー相手に容赦なくぶち込んでいる。一度正体を表したライナーを殺すことを躊躇し、エレンを奪われてしまったという後悔から、ミカサはこのとき同期の情を一切捨てて戦いに臨んでいたのだ。人間らしいところやかわいいところもありつつ、「殺す」と決めたときには全く容赦しないところも、ミカサの評判が高い理由のひとつだ。

【進撃の巨人】ミカサのかわいい一面!照れや不安には弱い?

【進撃の巨人】ミカサの貴重な赤面!エレンとの仲は本当に「家族」?

ここで一度ミカサのかわいい一面も確認しておこう。まず最初は、ミカサの貴重な赤面シーンだ。視聴者がこぞって「かわいい」「ミカサこそメインヒロイン」と絶賛した評判の高いシーンである。これは駐屯兵団のイアンにエレンのことを「恋人」だと称され、「家族です」と否定した場面だ。言葉ではそう主張しているものの、この赤面っぷりからは、仄かな恋愛感情を感じざるを得ないだろう。

【進撃の巨人】珍しく弱気なミカサの姿にファンの評判も鰻登り?

続いては、エレンがライナー達に連れ去られ、奪還は絶望的だと感じたときのミカサを紹介しよう。普段の強いミカサとは全く異なる弱気な姿がかわいいと評判のシーンだ。エレンに貰ったマフラーに顔を埋め、涙を堪えるミカサ。いつもミカサを置いてどこかに行ってしまうエレンを想い、「そばにいるだけでいいのに」と零すミカサの健気さが、ファンの評判確かな理由であろう。

【進撃の巨人】まさしくヒロイン!ミカサの最高にかわいいシーン

最後に紹介するミカサのかわいいシーンは、『進撃の巨人』屈指の名場面だ。周りを巨人たちに囲まれ、生還は絶望的な状況で、ミカサはエレンに最期の感謝の言葉を告げる。「生き方を教えてくれてありがとう」「マフラーを巻いてくれてありがとう」と、涙を零しながらもかわいい笑顔を見せるミカサに、ファンの胸は鷲掴みにされたことだろう。ミカサの数ある登場シーンの中でも一番かわいいと評判である。

【進撃の巨人】激レアなミカサの血筋!エレン達とは違う民族

【進撃の巨人】ミカサの母親は海の向こうの民族・東洋人

ジャンの評判も高かった、他とは違った雰囲気を持つミカサの顔立ちと黒髪。これは東洋の血を引く母親譲りのものだ。人種の違いから街に居場所を失い、壁の端の山奥で細々と暮らしていた東洋人の一族。ミカサの母親はその最後の生き残りだ。それ故、人身売買にかければ相当な値がつくと踏んだ人攫いに攫われそうになったのだが、抵抗したために殺されてしまった。これによって、壁内には純血の東洋人は存在しないということになる。

【進撃の巨人】父はアッカーマン一族の末裔!血筋こそミカサの強さの正体?

一方、ミカサの父親の正体は、アッカーマン一族の末裔だ。アッカーマンとは、人類が壁内に移り住む前、王家の側近をしていた一族だ。ある日「突然力に目覚めたような経験」をすると、体中から力が湧き出て、自分の体をどう動かせばいいのか完璧に分かるようになるという特徴を持つ。作中でも特に圧倒的な力を見せたリヴァイ、ケニー、ミカサはアッカーマンの末裔だ。ミカサの強さの正体は、アッカーマンの血筋ということになる。

【進撃の巨人】アッカーマンの血が覚醒?ミカサの原点

ミカサが「力に目覚めた経験」をしたのは、両親が殺され人攫いに遭った9歳のときだ。ミカサを助けに来たエレンが人攫いに殺されそうになるのを見て、ミカサは世界の残酷さを悟る。勝者しか生き残ることは許されない残酷な世界で、今生きていることを奇跡のように感じたミカサ。その瞬間から、ミカサは自分を完璧に支配できるようになる。背後から一突きでエレンを殺そうとしていた男を仕留めたことから、その異常性が窺える。

ミカサの正体は「王家に背いた血族」のサラブレッド!

壁内の大多数を占める民族・エルディア人は、100年前王によって記憶を改竄された。それによって壁外の状態と三つの壁の成り立ちに関する真実は失われたのだ。しかし、王はエルディア人以外の少数血族の記憶は操ることができない。そのため王は、彼らに高い地位と身分を与えることで、過去の歴史を黙秘させた。しかし、アッカーマンと東洋人だけは首を縦に降らなかった。そのためそのふたつの一族は迫害されることになったのだ。

【進撃の巨人】ミカサは巨人化できない?

ミカサは壁の端に追い込まれた少数血族同士の間に生まれたため、エルディア人の血が入っていない。巨人の脊髄液を注入されて巨人化できるのは、世界中の民族の中でエルディア人のみだ。リヴァイもアッカーマンの末裔だが、彼の父は娼婦である母親の客であり、エルディア人の可能性が高い。つまりミカサの正体は、作中メインキャラクターの中で唯一、巨人化能力を持たない人物ということになる。

巨人化能力を持たないということは、エルディア人の行動・記憶を操ることができる「始祖の巨人」や、王家の血を引くため「始祖の巨人」の一部の力を有するジークの支配を受ける可能性がゼロだということになる。巨人の脊髄液を注入されてしまえば、エルディア人は皆知性を持たない巨人となってしまう。ほとんどの登場人物にその危険性がある中、唯一そうならないと確信されるミカサの存在は、今後も重要になってくることだろう。

【進撃の巨人】ミカサの腕には何がある?東洋の伝統とは?

【進撃の巨人】ミカサが母から受け継いだ刺青の意味とは?

ミカサの右手首には、9歳の頃に母から付けられた刺青がある。ミカサの母曰はく、その刺青は「一族が受け継がなくてはならないもの」らしい。単行本24巻時点では、その刺青がどのような模様で、どんな意味があるのかは、今のところ分かっていない。先述したように、ミカサの母は東洋の一族の末裔だ。エルディアの民ではない一族の伝統なので、何か重要な伏線なのかもしれない。

ファンの間には、ミカサの刺青は、『進撃の巨人』第24巻に登場した東洋の国・ヒィルズ国から来た女性の着物の紋ではないかという考察がある。世界から忌み嫌われるエルディア人の子どもを庇ったヒィルズ国の女性も、今後の展開で重要になってくるのだろう。ミカサの父・アッカーマン一族について掘り下げられたのだから、ミカサが東洋の血を引いていることにも意味があると思われる。今後の展開に注目だ。

【進撃の巨人】ミカサの正体は巨人科学の副産物?

『進撃の巨人』第23巻で、アッカーマン一族の正体は巨人科学の副産物だと明かされている。その詳細は未だ不明だが、そのニュアンスから判断すると、アッカーマンは「巨人の力を人間の姿のまま有する」一族なのではないかと推察できる。並の人間ではまず敵わない、巨人の圧倒的な力。それを人間の姿のまま操れるのがアッカーマンの正体だとすれば、ミカサの実力にも納得がいく。

【進撃の巨人】評判確かで強いヒロイン・ミカサの活躍を見逃すな!

壁外の敵・マーレとの戦いを始めようとしているエレン達。多くのベテランが死に、現在9人となってしまった調査兵団において、ミカサの力はリヴァイと並んで兵団の主力になり得るものだ。そのため、評判確かなヒロイン・ミカサは、今後もますますその実力を発揮することになるだろう。その活躍もさることながら、その正体の詳細が判明するのにも期待したい。原作・アニメともども、ミカサの言動に注目だ。

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