金田一少年の事件簿 上海魚人伝説のネタバレあらすじ！映画の結末・犯人は？

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』は今なお高評価を受けている劇場版作品であり、漫画作品の実写化作品としては異例の大ヒットを記録しました。実写ドラマ『金田一少年の事件簿』は社会現象を巻き起こすほど大ヒットを記録し、今なおキャストを変更して実写ドラマが制作され続けています。ここではドラマ『金田一少年の事件簿』や『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』の基本情報を見ていきましょう。

実写ドラマ『金田一少年の事件簿』は天樹征丸が原作、さとうふみやが作画を担当しているによるミステリー漫画の実写化です。漫画『金田一少年の事件簿』は『週刊少年マガジン』で1992年から2001年まで連載され、その後は不定期連載されている大ヒット漫画です。累計発行部数は9000万部を突破しており、実写ドラマ化、アニメ化、劇場版映画化など様々なメディアミックスされています。

ドラマ『金田一少年の事件簿』は人気アイドルグループ『KinKi Kids』のメンバーである堂本剛が金田一耕助の孫でありIQ180の頭脳を持つ天才高校生・金田一一を演じた大ヒットドラマです。七瀬深雪役に『ともさかりえ』、剣持警部役に『古尾谷雅人』が起用されています。監督は数多くのヒット作を制作している堤幸彦で、『金田一少年の事件簿』は彼の出世作としても知られています。

名探偵・金田一耕助の孫である落ちこぼれ高校生『金田一一』は学力は落ちこぼれ寸前ですが、推理においては祖父譲りの天才的な推理力を発揮する天才高校生です。幼なじみの七瀬美雪や警視庁の剣持勇警部と様々な難事件に立ち向かう推理ドラマとなっています。様々な猟奇的な事件、完全犯罪を狙う犯罪者たち、多彩なトリックが魅力で人気を博しました。

実写テレビドラマ『金田一少年の事件簿』の大ヒットを記録したために、キャストもそのままに監督・堤幸彦によって劇場版実写作品『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』が制作されました。実写テレビドラマ『金田一少年の事件簿』一期、二期の完結編となっており、金田一と深雪の関係性も注目された作品となりました。実際に上海ロケが行われており、上海の街並みが印象的に描かれています。

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』は1997年12月13日に公開された堤幸彦監督、堂本剛・ともさかりえ主演の映画作品です。興行収入は14億円を記録し、第16回ゴールデングロス賞優秀銀賞を受賞しました。『中国の警察が日本の探偵に負ける』というストーリーが問題視され、中国での上映が禁止されたという逸話も残っています。さらに、香港の人気俳優を起用するなどキャストも注目されました。

ここでは『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』の監督を務めた堤幸彦について紹介していきましょう。堤幸彦はドラマ『金田一少年の事件簿』の監督も担当しており、『金田一少年の事件簿』の大ヒットで監督としての知名度と評価を大幅に上げました。現在では日本を代表する監督として知られていますが、『金田一少年の事件簿』が堤幸彦の出世作と見なされています。

堤幸彦のその他の監督作品にテレビシリーズ『TRICK』シリーズ、、『ケイゾク』『SPEC』シリーズや映画『イニシエーション・ラブ』、『天空の蜂』、『人魚の眠る家』、『20世紀少年』3部作などがあります。

ここでは大ヒットを記録した映画『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』のネタバレあらすじを紹介していきます。『金田一少年の事件簿』は猟奇的な殺人鬼が登場し、様々なトリックや伝承が登場することで人気を博したミステリードラマです。『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』でもこうした面は踏襲されており、上海を舞台に金田一が様々なトリックを解き明かしていきます。それではネタバレあらすじを見ていきましょう。

美雪は文通相手であるレイリーに会うために、はじめを連れて上海を訪れました。レイリーの父親は雑技団の団長であり、はじめたちも雑技団を見学していました。しかし、そこで事件は起きてしまいます。レイリーの父がデリンジャー銃で撃たれて片耳を切り取られ仮面を被った死体となって発見されます。中国警察の捜査の結果、唯一アリバイがなかったレイリーの兄『シャオロン』が容疑者になってしまいます。

雑技団のメインの出し物は『魚人遊戯」という演目でした。この演目は舞台上の水槽で魚人に囚われた姫が春夏秋冬の4つの衣装と仮面を水中早変わりするという演目でした。団長に被せられていた仮面は演目で使用する『春の仮面』であることが判明します。シャオロンは団長殺害で疑われたものの、決定的な証拠はありませんでした。そして夜が明け、劇場に行くとそこには『春の次には夏が来る』と次の犯行予告が貼り出されていました。

はじめがと雑技団の中を散策していると曲芸用の熊を見つけエサを与えようとしました。しかし、レイリーに『エサを与えると芸をしなくる。それにその熊は私からしかエサを食べない』と言われ感心します。その夜の雑技団の公演が始まりました。『魚人遊戯』の演目中、レイリーが代役として水槽で演目をしていました。そして舞台が暗転して明かりがついた瞬間、銃で撃ち抜かれたマルチナの死体が水槽に現れました。

夏の仮面を被っていたマルチナは団長と同じ凶器・デリンジャー銃で殺害されていました。中国警察は再びアリバイのなかったシャオロンを容疑者として逮捕することに決めました。シャオロンが逮捕されることに、はじめは反対しますが聞く耳を持ってくれません。凶器の隠し場所も分からずにシャオロンを逮捕することに納得がいかないはじめは、シャオロンの逃走の手引きをしてはじめはシャオロンと共に上海の街を疾走しました。

シャオロンとはじめは中国政府から逃走しながら、事件の捜査を続けていきます。そこには雑技団が過去に日本で公演を行っていた事が関係していると考えたはじめは、シャオロンの父親の家で7年前に日本で起きた轢き逃げされた事件が関わっている事を突き止めます。はじめは日本にいる剣持警部に電話して轢き逃げ事件を調べてもらい、事件の真相に辿り着きます。ここからは結末のネタバレを見ていきましょう。

犯人が分かったはじめは雑技団の前に姿を現します。最大の謎であった凶器の場所をはじめは明らかにしました。凶器・デリンジャー銃の隠し場所は雑技団にいる『熊の腹の中』でした。犯人は犯行後にクマに銃を食べさせて、翌日排泄物の中から回収していました。そして、はじめはレイリーに聞いたある話を語りだします。それは熊に餌を与えられるのはレイリーだけだという事実でした。

犯人がレイリーだと明かしたはじめは、7年前の日本で起きたひき逃げ事件が発端となっていることを語りだします。レイリーは日本人であり、轢き逃げで死亡した男の娘でした。その犯人は当時日本に公演のために来日した雑技団の団長をはじめとした今回の犠牲者だったことが判明しました。追い詰められたレイリーはナイフで自殺しようとしますが、シャオロンに止められてしまいます。

レイリーの自殺を止めたシャオロンですが、その際にナイフで重傷を負ってしまいます。重傷を負いながらもシャオロンはレイリーに自分の想いを伝えます。『ずっと、好きだった』と告白し、レイリーは泣き崩れます。

ここまではネタバレあらすじやネタバレ結末を見てきました。『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』は堂本剛とともさかりえが主演キャストに起用され、他にも注目のキャストが出演しています。今でも語り継がれている『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』は若手俳優の競演が注目されており、登場人物やキャストを気にしている人も多くいます。ここでは『上海魚人伝説』の登場人物や実写キャスト情報を紹介します。

名探偵・金田一耕助の孫でIQ180の天才高校生である『金田一一』を演じるのは人気アイドルグループ『KinKi Kids』のメンバーである堂本剛です。彼にとっても代表作であり、はまり役だったために今でも『金田一=堂本剛』というファンも多くいます。『金田一一』を長年演じており、連続ドラマ、スペシャルドラマ、劇場版と金田一一を堂本剛が演じています。以後も彼の後輩が『金田一一』を演じ続けるなど後世に影響を与えました。

堂本剛の他の出演作に『ぼくらの勇気 未満都市』や『夢のカリフォルニア』、近年の出演作に『33分探偵シリーズ』や実写映画『銀魂』シリーズなどがあります。

金田一一の幼馴染であり、本作のヒロインである七瀬美雪を演じるのは当時若手女優として活躍していたともさかりえです。現在でも彼女の代表作として知られており、ともさかりえの名を一躍全国区にした作品でもあります。幼馴染であり、はじめとの恋愛模様も注目されたヒロインを好演しています。ともさかりえの出演作に『FiVE』や『タブロイド』、『君が教えてくれたこと』などがあります。

金田一一の理解者であり、警視庁の警部でもある剣持勇を演じるのは数多くの出演作品のある名優・古尾谷雅人です。ドラマは大ヒットを記録したために若い世代にも一躍有名な存在となりました。惜しまれつつも45歳にして亡くなってしまったため、晩年の代表作となってしまいました。古尾谷雅人の出演作に『六番目の小夜子』、『ヒポクラテスたち』、『丑三つの村』、『宇宙の法則』などがあります。

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』の最重要人物であり、本作のもう一人のヒロインである楊蕾麗(ヤン・レイリー)を演じるのは人気女優の水川あさみです。本作は水川あさみの映画デビュー作であり、新人女優にして重要なキャラクターを好演しました。本作での共演から数年後に女優として大ブレイクを果たしため、若き日の水川あさみを見ることができると水川あさみファンにも注目の映画として支持されています。

本作で主演を務めた堂本剛とは他の作品でも共演することが多く、『33分探偵』シリーズでは探偵と助手として共演を果たしています。出演作に『西遊記』、『医龍-Team Medical Dragon-』、『のだめカンタービレ』などがあります。

本作で金田一一と共に上海の街を逃走する重要人物・楊小龍(ヤン・シャオロン)を演じたのは、台湾屏東県出身の俳優である陳子強です。当時日本でブレイクしていたビビアン・スーに先駆けて日本で活躍した台湾出身俳優の一人として知られており、1985年に日本でも人気を博した作品『幽幻道士』シリーズのチビクロ役でデビューして、以後はアクション俳優として高い知名度を誇っています。

陳子強の出演作は『幽幻道士』シリーズや『CALL IN 紅唇劫』、『黑道』、『ヒート HEAT（黒色城市）』などがあります。

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』は数多くの実写化作品が制作された『金田一少年の事件簿』の中でも最高傑作との呼び声が高い作品です。今では日本屈指の映画監督となっている堤幸彦が制作していることもあり、『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』はその内容や演出、キャスト、雰囲気に至るまで多くの魅力が詰まった作品となっています。ここでは『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』の魅力について見ていきましょう。

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』は連続殺人事件が主軸となっており、巧妙な殺人トリックが高評価を受けています。作中に登場する雑技団の演目である『魚人遊戯』を見立て殺人の見立てに利用し、『春夏秋冬』の仮面を死体に被せる事や凶器であるデリンジャー銃の隠し場所など複雑な謎が絡み合っており、上海のどこか懐かしさを感じる街並みと雑技団の不気味さがその巧妙な謎をさらに複雑に見せています。

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』は豪華キャストが演じた個性的な登場人物が登場することも魅力の一つです。学力は落ちこぼれだが天才的な推理力を発揮する金田一や可憐な幼馴染である七瀬深雪、金田一に絶対的な信頼を寄せる剣持警部などお馴染みのメンバーに加えて、深雪の文通相手の少女・レイリーや肉体派の雑技団員でレイリーの兄であるシャオロンなど雑技団の面々も個性的なキャラクターばかりが登場します。

殺害される団員や事件のカギを握る『スーランの呪い歌』を教えてくれる老人など不気味さが満載の雑技団関係者は多くのキャストが登場する『上海魚人伝説』の雰囲気作りに一役買っています。こうしたキャストの面々も『上海魚人伝説』の魅力となっています。

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』のラストも魅力が表れています。実は日本人であったレイリーと義兄・シャオロンの関係性も注目です。はじめに真相を暴かれて、ナイフで自殺を図ったレイリーですがシャオロンが命懸けで阻止します。しかし、シャオロンはその際に重傷を負ってしまいます。レイリーは復讐心に燃えながらもこれまで生きてこられたのはシャオロンが傍に居たからでした。

レイリーが殺人鬼であったことを知ってもシャオロンの想いは全く変わりませんでした。シャオロンはレイリーに想いを告げて事件は幕を下ろします。日本に帰ってきたはじめは校庭でイヤホンで音楽を聴きながらシャオロンからの手紙を見ていました。そこへ深雪が近づきます。深雪は音楽を聴いていることを知りながらも、『親の転勤で転校すること』と『ずっと好きだったこと』を伝えてその場を去ります。

そんな深雪の背後から『俺もだ』というはじめの返事が返ってきます。このラストは実写版のドラマが多く制作されている『金田一』シリーズでも、はじめて二人の想いが通じたラストとして語り継がれています。

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』の撮影を担当した唐沢悟も魅力の一つです。唐沢悟はテレビ・シリーズ版『金田一少年の事件簿』も担当したために、テレビシリーズ同様の世界観を再現していました。撮影ではハイビジョンやCGを駆使するなど、映画ならではの映像を見ることができます。また上海での一大ロケも敢行され、壮大なスケールで撮影されています。撮影担当の唐沢悟の存在も『上海魚人伝説』の魅力になっています。

今でも名作として語られている『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』はネット上にも多くの感想が挙がる傑作ミステリーとして知られています。ここでは『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』に関する感想や評価を見ていきましょう。

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』ははじめとシャオロンの友情物語という側面もあります。はじめは日本人を信用しておらずはじめとも険悪な状態だったシャオロンですが、上海の街を中国警察から逃げるために手を組むことになります。この時の二人の友情物語はネット上でも『男二人の逃避行があり、オススメ』という意見があります。キャストもイケメンであり、今でも人気の関係性となっています。

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』はテレビドラマ『金田一少年の事件簿』の雰囲気をそのまま再現しているため、不気味で猟奇的な事件が展開しています。『金田一少年の事件簿』は漫画原作であるために子供にも人気があったので、『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』を見たこともも多くいます。『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』を子供の頃に見た人は『海魚人伝説見に行って後悔した怖かった』という意見が多くあります。

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』は日本を代表する映画監督・堤幸彦の最高傑作との呼び声も高くなっています。『金田一少年の事件簿』は堤幸彦の出世作とも言われ、彼のファンの中でも人気の高い作品です。ネット上でも『上海魚人伝説は堤幸彦の最高傑作』という声や『上海魚人伝説は個人的には堤監督の最高傑作と思ってる』という声も多くあり、ネット上でも高評価となっています。

『金田一少年の事件簿』は再放送が望まれている作品となっています。その中でも『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』は再放送を見たい人が多くおり、ネット上でも再放送を熱望する声が多く挙がっています。『金曜ロードショーで上海魚人伝説を』という声や『「金田一少年の事件簿」の再放送を求む』という声が挙がるなど、数多くの再放送を求める声が挙がっている人気作品です。

『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』は若き日のスターが出演していることでも知られています。今では大スターとなっている堂本剛はもちろんですが、この映画で重要な役どころとなっているレイリーを演じるのはこの作品で映画デビューした水川あさみです。今では人気女優の彼女の新人時代が見れるという事でも注目されています。こうした彼らの若き日の競演が今でも注目されている作品となっています。

今回は『金田一少年の事件簿』の最高傑作の呼び声が高い劇場版『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』にネタバレ紹介やキャスト情報、映画の魅力なども紹介してきました。数多くの作品が作られている『金田一少年の事件簿』シリーズですので、現在でも多くのファンがいることが分かりました。公開から20年以上経った今でも色褪せない人気の『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』をぜひ一度ご覧ください。