金田一少年の事件簿のドラマシリーズキャスト一覧！堂本剛など歴代出演者まとめ

『金田一少年の事件簿』は、原案及び原作を担当した天樹征丸先生、case2巻までの原作を担当した金成陽三郎先生、そして作画を担当したさとうふみや先生による合作の大人気推理漫画です。略称である「金田一」と呼ばれることが多い作品です。週刊少年マガジン（講談社）にて1992年から2001年まで連載されていました。2004年夏以降には不定期連載、2012年からは「20周年記念シリーズ」として1年間連載されました。

1年間の連載を経て、2013年には「金田一少年の事件簿R（りたーんず）」が連載されました。2018年4号からは、原作から20年後が舞台の「金田一37歳の事件簿」が、イブニングにて連載されています。Kinki1Kidsの堂本剛さんが主演を務め、はまり役だったことで注目された作品ですが、歴代ドラマのあらすじや、歴代キャスト一覧をまとめてみました。

金田一少年の事件簿は、名探偵の金田一耕助の孫で、主人公である金田一一（きんだいちはじめ）が、幼馴染の七瀬美雪（ななせみゆき）や親友の剣持勇（けんもちいさむ）警部達と共に、度々遭遇する難事件を祖父顔負けの推理力で解決していく推理物語です。内容は本格的なミステリー作品で、現在の推理漫画ブームの火付け役となりました。

原作でも有名な、「じっちゃんの名にかけて」、「謎は全て解けた」が歴代ドラマ『金田一少年の事件簿』でも金田一一の決め台詞として使われています。

大人気漫画『金田一少年の事件簿』は、これまでにテレビアニメ化やゲーム化に加えて、何度もテレビドラマ化されてきました。日本テレビ系にてキャストやスタッフを計4代にかけて変えながら放送されました。初代金田一一を担当した堂本剛をはじめとした、歴代主演を演じたのは、全てジャニーズ事務所の所属タレントたちです。

歴代ドラマの中でも特に、金田一一の初代キャストである堂本剛さんが出演したドラマ『金田一少年の事件簿』第1・2シリーズは、当時の最高視聴率を記録しました。そのあまりの人気に1997年に、『金田一少年の事件簿』は映画化にまで至りました。本記事では、歴代ドラマのあらすじやキャスト一覧を、歴代ドラマ毎に紹介していきます。

1995年から1997年にかけて、ドラマ『金田一少年の事件簿』第1・2シリーズが放送されました。そして単発ドラマの「学園七不思議殺人事件」の放送後、またしても単発ドラマの「雪夜叉伝説殺人事件」が放送されました。1997年には劇場版「上海人魚伝説」が上映されました。

歴代ドラマ『金田一少年の事件簿』の中で最も長い期間放送されました。連続ドラマを1作と考えると、合計5作が放送されており、歴代ドラマのどのキャストたちよりも初代ドラマのキャストのイメージが強いと言われています。

記念すべき初代ドラマ『金田一少年の事件簿』にて主演の金田一一を担当したのは、Kinki kidsの堂本剛さんです。今回のドラマの設定として、不動高校に転校してきた一は、12年ぶりに幼馴染の美雪と再会した設定になっています。転校後、ミステリー研究会に所属しました。勉強が苦手な所やスケベな性格、そして大食いである所は、原作の設定のままになっています。

初代ドラマ『金田一少年の事件簿』にて七瀬美雪を演じたのは、女優のともさかりえさんです。美雪は不動高校に通う2年生で、金田一一と同じくミステリー研究会に所属しています。美少女で性格は大人っぽく文武両道で、全校生徒の憧れのマドンナ的存在です。しかし、実はお祭り好きの姉御肌タイプで、本性を知っている一とは共にはめを外して遊ぶことが多いです。

初代ドラマ『金田一少年の事件簿』にて、剣持勇警視庁警部のを演じたのは、俳優の故・古尾谷雅人さんです。剣持は、一とは年の離れた親友です。古尾さんは、初代『金田一少年の事件簿』で、原作のキャラクター設定よりも落ち着いた印象を受ける演技を披露されました。

初代ドラマ『金田一少年の事件簿』にて、不動高校2年生で、同じくミステリー研究会に所属する真壁誠を演じたのは、ジャニーズJr.の佐野瑞樹さんです。原作『金田一少年の事件簿』では真壁はプライドが高く嫌味っぽい性格ですが、ドラマの設定には人懐っさは加わりました。ちなみに、眼鏡をかけている理由は、インテリっぽさを演出するためだそうです。

初代ドラマ『金田一少年の事件簿』に登場する、一達同様、不動高校に通う生徒でミステリー研究会に所属するメンバーを紹介していきます。クールな不動高校1年生・佐木竜太を演じたのは元ジャニーズJr.の原知宏さんです。そして少し根暗な不動高校2年生・鷹島友代を演じたのは女優の三浦理恵子さんです。

2代目ドラマ『金田一少年の事件簿』として、単発ドラマとして「魔術列車殺人事件」が放送された後、連続ドラマ『金田一少年の事件簿』第3シリーズが日本テレビ系で2001年7月14日から9月15日まで放送されました。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第3シリーズにて、2代目金田一一を担当したのは、嵐の松本潤さんです。松本潤さんは、初代金田一一を演じた堂本剛さんの事務所の後輩です。クールな性格で、幼馴染の美雪以外とはあまり関わろうとしない性格の一を演じられました。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第3シリーズにて七瀬美雪の2代目キャストを担当したのは、女優の鈴木杏さんです。今回のドラマでの美幸は、甘えん坊で少し幼い印象を受けます。原作や初代ドラマでは優等生という設定でしたが、今回はそのような描写もなく、一に甘えたりわがままを言って少し困らせてしまいます。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第3シリーズにて2代目剣持勇を演じたのは、俳優の内藤剛志さんです。今回のドラマでは、初めての事件で一と出会い、彼の推理力を見て、2人の間に信頼関係が生まれました。また外見が原作の剣持に似ていることで注目されました。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第3シリーズにて、2代目佐木竜太を演じたのはジャニーズJr.の長谷川純さんです。不動高校1年生でミステリー研究会に所属する、内向的な性格の佐木を演じました。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第3シリーズにて一と美雪の小学生の頃の同級生である速水玲香を演じたのは、元グラビアアイドルの酒井若菜さんです。速水は、陽気な性格のアイドルです。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第3シリーズに登場するその他のキャストを紹介します。まずは、同じ不動高校のミステリー研究会に所属する千堂恭子/百恵を山田優さんが、聖子を神崎詩織さんが演じました。その他にも、剣持警部の部下・ワラガイ刑事役を担当したのは、芸人のふかわりょうさんです。

2005年9月24日の21時から、2時間のドラマスペシャル「吸血鬼伝説殺人事件」が、日本テレビ系で放送されました。3代目としてのドラマ『金田一少年の事件簿』はこの作品のみとなります。キャラクターの設定が原作や初代ドラマ・2代目のとかなり違って、大きく注目されたドラマです。

ドラマスペシャル『金田一少年の事件簿』にて、3代目金田一一を演じたのは、KAT-TUNの亀梨和也さんです。亀梨さんは、初代金田一一を演じた堂本剛さんの事務所の後輩です。今回のドラマでの一は、原作と全く違う設定が多く目につきました。まずは、祖父をコンプレックスに思っていることです。事件に関わることを極端に嫌がっており、ミステリー研究会にも所属しておらず、陸上部の幽霊部員という設定でした。

ドラマスペシャル『金田一少年の事件簿』にて、3代目七瀬美雪を担当したのは、女優の上野樹里さんです。自他共に厳しい性格で、一に対する態度は、原作よりも辛辣です。そして一同様にミステリー研究会ではなく、陸上部に所属していますが、原作の設定通り凛とした大人な性格です。

ドラマスペシャル『金田一少年の事件簿』にて、3代目剣持勇として選ばれたのは、俳優の加藤雅也さんです。今回のドラマでの設定として、センスを愛用していたり、言葉遣いに厳しい所があります。

今回のドラマスペシャル『金田一少年の事件簿』で、主演を務めた亀梨和也さんですが、実はKAT-TUNからさらにお2人が出演されています。高橋役の元KAT－TUN田中聖さんと、仲根役のKAT-TUN中丸雄一さんです。高橋も仲根も、一と同じく陸上部に所属しています。

2013年に放送された単発ドラマ「香港九龍財宝殺人事件」、2014年に放送された単発ドラマ「獄門塾殺人事件」、そして同年7月から9月にかけ放送されたドラマ『金田一少年の事件簿N（Neo)』のタイトルで、4代目『金田一少年の事件簿』の第4シリーズがあります。最も新しいドラマで、キャストもスタッフも一新されました。

特徴としては、ドラマのBGMを初代・堂本剛版を手がけた見岳章さんが担当されました。初代ドラマで使われていた音楽を使ったり、主人公達が通う不動高校の制服が、初代・堂本剛版のものと同じデザインの制服だったりで、初代ドラマを思い出させるような作品となりました。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第4シリーズにて、4代目金田一一を演じたのはHey!Say!JUMPの山田涼介さんです。山田さんも、前作までの主演同様、初代金田一一を演じた堂本剛さんの事務所の後輩です。今回のドラマは原作通りの設定が、歴代キャストの中で一番共通部分が多くありました。不動高校２年生でミステリー研究会に所属しており、勉強が苦手です。

女好きでひょうきんな言動が多く、美雪へのセクハラ行為もひどく、だるま饅頭とおっぱいが大好きです。原作の設定と大きく違う部分としては、運動神経がいい所が挙げられます。高い所から飛び降りたり、スケボーが上手です。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第4シリーズにて、4代目の七瀬美雪を演じたのは、女優の川口春奈さんです。一と同じく不動高校に通う2年生で、ミステリー研究会所属しています。明るい性格や正義感の強さは原作通りですが、原作よりも気が強い印象を受けます。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第4シリーズにて、佐木竜二を演じたのは、Hey!Say!JUMPの有岡大貴さんです。有岡さんも初代ドラマで金田一一を担当した堂本剛さんと事務所が同じで後輩です。ミステリー研究会に所属する不動高校1年生で、原作ではお茶目な性格をしていますが、今回のドラマの設定では少し控えめな性格とされています。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第4シリーズにて、4代目剣持勇を担当しているのは山口智充さんです。今回のドラマでは、初期より一を信頼して支える関係性です。単発ドラマには登場しておらず、『金田一少年の事件簿Neo』からの登場キャラクターとなります。歴代の剣持の落ち着いた感じに、気さくな性格が加わりました。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第4シリーズにて、4代目真壁誠を演じたのは、俳優の浅利陽介さんです。オカルトが大好きでミステリー研究会に所属している不動高校3年生です。原作では少し嫌味な発言が目立ちますが、ドラマではそのような描写はなく、ほとんど別人のようです。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第4シリーズにて、剣持の部下である畠山高徳役に抜擢されたのは、宮下純一さんです。剣持が一を信用しているので、一が事件の捜査に参加することは認めていますが、一のことを完全には信用していません。

ドラマ『金田一少年の事件簿』第4シリーズに出演している、その他の不動高校の学生とキャストを紹介いていきます。

まずは、2年生の黒河美穂です。映画研究部に所属しており、美貌と演技力を鼻にかける嫌味な部分がありました。しかし廃部になった後は、ミステリー研究会に入部し、心も入れ替えました。そして、同じく元映画研究部所属の辻隼人を演じたのは荻原利久さんです。最後に星野かなえを演じたのは、小島あやめさんです。2人供黒河と同じ理由で、ミステリー研究会に入部します。

本記事では、『金田一少年の事件簿』の歴代ドラマのあらすじや、歴代キャスト一覧を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？初代金田一一を担当した堂本剛さんのイメージが強いですが、『金田一少年の事件簿』は4代目まで続いている大人気作品です。現在、原作から20年後の世界が舞台とされた続編がイブニングにて連載されているので、ドラマシリーズ『金田一少年の事件簿』の続編も、単発ドラマとしても放送が期待できます。

今回紹介しきれなかった、魅力的なキャラクター達や名シーンがたくさんあるので、気になる方はぜひ原作『金田一少年の事件簿』もチェックしてみてください。『金田一少年の事件簿』はドラマだけでも4代にも渡る人気作品で、どの代のドラマも味があります。キャラクターの設定も少しずつ違い、キャストのはまり具合などもあるので、歴代ドラマを見比べるとより一層楽しめて、きっとお気に入りの代が見つかる作品です。