2019年04月08日公開
2019年04月08日更新
映画THAT/ザットのあらすじ・内容をネタバレ解説!評価やキャストは?
「それが見えたら終わり」というキャッチコピーで話題になったホラー映画「IT/イット」と似ていると言われている、ホラー映画「THAT/ザット」をご存知でしょうか?今回は、ホラー映画「THAT/ザット」についてのあらすじや内容をネタバレし、ホラー映画「IT/イット」のパクリ疑惑についてもまとめています。映画を鑑賞した方の評価や感想、また、キャストについてもまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。
THATとは?
THATの映画情報
映画「THAT/ザット(原題:BEDEVILED)」は、2016年に制作されたアメリカのホラー映画です。監督・脚本はアベル・ヴァン、バーリー・ヴァンが務めました。音楽はデヴィッド・C・ウィリアムズが担当しました。映画「THAT/ザット」というタイトルは邦題になります。
映画「THAT/ザット」は、2017年に話題になったスティーヴン・キングの小説『IT-イット-』を原作とした映画「IT/イット」に邦題タイトルが似ていることから、映画「IT/イット」の続編だと思われている方もいるかもしれませんが、ホラー映画「THAT/ザット」はまったくの別作品になります。では、一体「THAT/ザット」はどんな映画なのでしょうか?「THAT/ザット」の予告映像をご覧ください。
THATの映画予告
こちらは映画「THAT/ザット」の予告映像になります。ホラー映画ならではの不気味な展開になっていますので、ホラーが苦手な方はご注意ください。次項からは「THAT/ザット」本編のあらすじをネタバレしていますので、こちらもご注意ください。まとめの後半では映画「THAT/ザット」に登場するキャストの紹介もしています。
THATのあらすじ・内容ネタバレ
あらすじ内容ネタバレ:ニッキの死
高校生のニッキは部屋に閉じこもり出て来ない日が多くなっていました。ある日の深夜、ニッキは階下で人気を感じキッチンを見に行きます。すると、キッチンには赤い蝶ネクタイをした知らない男がいたため、ニッキは悲鳴をあげながら部屋へ戻ろうとしますが、奥の廊下から現れた人物によりニッキは殺害されてしまいます。ニッキの葬儀が執り行われ、深い付合いだったアリスは、突然のニッキの死にショックと驚きを隠せません。
あらすじ内容ネタバレ:招待状
ニッキやアリスはあと半年で高校を卒業という時期でした。ニッキは生前、理由はわかりませんが友人や恋人のコーディと距離を取り始めたと言います。アリスは事情があり母とは離れて暮らしているため、現在は一人暮らしをしています。葬儀が終わり帰宅したアリスのスマホに、亡くなったはずのニッキからアプリの招待状が届きます。それは、ニッキの恋人コーディにも届いていました。
あらすじ内容ネタバレ:ビー・デビル
その招待状は自動一斉送信機能を使ったものだとコーディは考えます。アリスは取り敢えず招待されたアプリをインストールしてみることに…。そのアプリは、ユーザーそれぞれの好みや要望に対応する人工知能ナビゲーションのようなものでした。「ビー・デビル」というシルエットキャラクターと話ができます。アリスは、試しに電気を消すよう指示すると部屋のライトが消えました。便利なアプリに感じ、アリスはワクワクします。
次に、「電気をつけて」と話しかけましたが部屋の電気は一向につきません。するとドアをノックされます。警戒したアリスでしたが、その正体はアリスの母親でした。母が帰った後、アプリは勝手に起動し、アリスに話しかけるようになり恐怖を覚え始めます。その翌朝、目覚めたアリスは左胸に痣があることに気づきます。学校へ行き授業を受けていましたが、居眠りをしながら無意識に胸の痣のマークを書く夢を見てハッとします。
あらすじ内容ネタバレ:ピエロ
シーンは変わり、アリスの恋人ゲビンは、友人のダンとコーディとある動画を一緒に鑑賞していました。その動画は、アップのピエロが不意に映し出されるというドッキリ動画でした。一方、アリスはアプリと話しをしながら遊んでいました。「ビー・デビル」は突然「幽霊を信じるか?」とアリスに問い掛けてきたのです。アリスは一瞬にして恐怖を覚えます。
すると、スマホのカメラに赤い蝶ネクタイをした人物が窓の外に立っているのに気づき、驚いたアリスはすぐに振り向きましたがそこには誰もいませんでした。アリスの友人ヘイリーとコーディの友人ダンは付き合っていました。2人の友人であるゲビンは、自分の右腕に痣を発見します。ゲビンが一人でいると突然アプリが起動し、「昨日アリスと遊んだ。女の叫ぶ顔が好きだ。」などと話しはじめ、ゲビンは気味が悪くなります。
あらすじ内容ネタバレ:白人女性
更衣室にいたゲビンは、鏡にピエロの顔を見つけ驚きます。ですが、ピエロは一瞬で消えてしまいました。一方、バスに乗ったコーディは白人のおばあさんが黒人のコーディをジロジロと見ていることを不快に思っていました。気を紛らわすために口笛を吹いたコーディ。すると白人の女性が「ショパンね」とコーディに声をかけきたので、コーディは「ノクターン9番」と返答しました。
バスに乗っていると、アプリに「君の女は死んで残念だね」と言われ、気味が悪くなったコーディはバスを降りました。歩いていると、人影が階段の途中で止まったのです。コーディは気味が悪くなり地下道に逃げました。その人影は、赤い蝶ネクタイ姿の警備員でしたが、ノクターンの口笛を吹きながらコーディを追いかけてきます。コーディはその警備員に殴りかかりますが、人違いでした。
一方、アリスはニッキを思い出しながら感傷に浸っていました。すると、アプリがひとりでに笑い始め電気が消えました。警戒するアリスは、蝶ネクタイの男が迫ってくる感じがし恐怖に怯えます。ですが辺りには誰もいませんでした。シーンは変わり、ダンのもとにコーディから着信がありました。電話口のコーディはパニックになっています。様子がおかしいことに気付いたダンは友人を集め計5人で話しあうことにしました。
あらすじ内容ネタバレ:苦手なもの
コーディは怯えながら「昼なのに何かがおかしい」と話します。話し合いの途中、アリスは祖母が怖く、ゲビンはピエロが怖い、コーディは白人が苦手だ、とそれぞれが嫌いなものについて告白しました。異変はニッキが突然亡くなったことに起因しているのではないかと考え、また、それはアプリのせいではないかと指摘します。ですが疎外感を感じていたヘイリーは、アリスに対して不満を募らせその場を去りました。
アリスがニッキのスマホを受け取りに行くと、スマホから人の気配を感じました。ヘイリーと2人きりになったダンは、自分の苦手なものをもう一度話しました。ダンの叔母は生前子どもを妊娠していましたが、ある日失踪してしまいます。数日後、叔母は遺体として井戸で見つかったのです。ダンはそれ以来叔母に恐怖心を抱くようになりました。叔母のモノクロ写真は幽霊みたいだと言います。
すると、ヘイリーも苦手なものを話しだしました。ヘイリーはテディベアが嫌いだと言います。その後、ダンはシャワーを浴びていました。すると、ドアをノックする音が聞こえたので、ヘイリーはそれがダンだと思い開けますが誰もいません。ですが、クローゼットから声が聞こえてきます。次の瞬間クローゼットから蝶ネクタイの男が現れ、ヘイリーは頭を掴まれてしまいました。
あらすじ内容ネタバレ:悪質なアプリ
一方、コーディはアリスに頼まれニッキのスマホを調べることになりました。その後、ダンが隠れてヘイリーとの行為を撮影していた動画がアプリによって公開されてしまいます。消そうとしますがその動画は消えません。ダンは舞台にいるヘイリーに会いに行きますが、ヘイリーの姿は叔母の姿に変わります。
コーディはアプリについて調べていましたが、アプリの削除が不可能なこと、インストールと同時に個人情報が盗まれていることが分かったのです。また、コーディはニッキをアプリに招待した人物の居場所を突き止めました。一方、ゲビンはアリスに呼ばれアリスの家へ行きますがそこにいたのは3人のピエロでした。ゲビンはピエロによって殺害されました。その後帰宅したアリスはゲビンの遺体を発見します。
あらすじ内容ネタバレ:殺人鬼の正体
アリスは、ニッキをアプリに招待した人物のところへコーディと訪ねます。家には誰もいませんでしたが、サミュエル・プライスという男だということが分かりました。その男はニッキの家庭教師をしていた人です。2人がサミュエルの家を探索していると、カセットテープを見つけます。そのテープにはサミュエルの声が録音されていました。そこには、「アプリではなく、アプリを辿って邪悪なものが入ってくる。」という声が…。
続けて「アプリを入れると呪われる。それには死ぬまでつきまとわれる」と恐ろしい真実の告白でした。ダンは「すでに殺人が2件起きていて、その犯人はアプリなんだ」と警察に相談しますが、その警官は赤い蝶ネクタイに痣のマークを書いていたので恐ろしくなりその場を去りました。4人は励まし合いますが、その後ヘイリーはテディベアと爪の長い人影に襲われ、ダンは何者かの仕業によって亡くなりました。
アプリによって亡くなったのはニッキ、ゲビン、ヘイリー、ダンの4人です。アリスが1人怯えていると突然テレビがつきます。「人は恐怖に動かされるのに、技術に依存してしまった。21世紀に恐怖は存在しなくなった。私が恐怖を与えよう」そう笑い声とともに聞こえてきます。コーディは、サミュエルがアプリの逆探知技術を開発していたことを知り、アプリのアップデートをする時、アプリの発信元の探知ができる方法を考えました。
あらすじ内容ネタバレ:悲劇は続く
アリスとコーディは早速倉庫へ赴きその準備をします。倉庫内にはカメラを設置し、予備の基地を2つ置きました。コーディがパソコン、アリスは囮役になり作戦は実行されます。すると、早速アリスの背後に人影が現れました。その影は祖母の姿でした。コーディの指示に従うと、アプリのアイコンが消えたのです。アリスは喜びます。
ですが、その影はコーディの元へ…。パソコンはフリーズしてしまいます。予備の基地へ向かいますが、スマホのロックが解除できずにコーディはそのまま爪の長い男に殺害されてしまいました。コーディはだめでしたが、アリスは無事助かりました。ですが、その時アリスの母からテレビ通話がかかってきます。母親は「ビー・デビル」を使っていると話しました。
THATのキャストは?
キャスト:サクソン・シャービノ/アリス
ホラー映画「THAT」のアリスを演じたキャストはアメリカの女優サクソン・シャービノです。1999年6月11日生まれのアメリカ合衆国テキサス州 ルイスビル出身です。主な出演作は、映画「Stalker's Prey」、「Bedeviled」、「ポルターガイスト」、「Trust Me」、「Rouge」、テレビドラマ「フリーキッシュ絶望都市」、「TOUCH/タッチ」などがあります。
キャスト:ブランドン・スー・フー/ダン
ホラー映画「THAT」のダンを演じたキャストはアメリカ俳優ブランドン・スー・フーです。1995年11月2日生まれのアメリカ合衆国パサデナ出身です。教育番組「セサミ・ストリート」では、子役として出演していました。主な出演作は、映画「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」、「G.I.ジョー」、「エンダーのゲーム」、テレビドラマ「マイネーム・イズ・アール」などがあります。
キャスト:ボニー・モーガン/祖母
ホラー映画「THAT」の祖母を演じたキャストはボニー・モーガンです。彼女は、女優の他曲芸師として活動しています。身体が柔らかいのが特徴で、2005年に公開されたハリウッド版「ザ・リング2」では、貞子に当たるサマラ役を演じ話題になりました。主な出演作は、映画「ザ・リング/リバース」、「デビル・インサイド」があります。
THATはホラー映画ITのパクリ?
ITそっくりのホラー映画
映画「THAT/ザット」は、2017年に公開された映画「IT/イット」にそっくりだと言われています。ネットでは、「インスパイアされて制作したのでは?」とも囁かれています。そう言われる理由は、映画「IT/イット」と映画「THAT/ザット」のタイトルが似ていること、キャッチコピーが似ていることだと考えられるでしょう。映画「THAT/ザット」のキャッチコピーは、「その”招待状”が届いたら、”あれ”が来る」です。
パクリ元の映画ITとは?
映画「THAT/ザット」がインスパイアされたと思われる映画「IT/イット」は、1986年にアメリカのホラー小説家スティーヴン・キングが発表した『IT-イット-』です。2017年にリメイクされ、邦題「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」として日本でも公開されました。内容は、子どもを狙った連続殺人事件の幼少期、大人になってからも弱さにつけこみ襲ってくるピエロに付きまとわれるといったホラーストーリーになっています。
映画「THAT/ザット」のキャストは若手俳優を起用していますが、映画「IT/イット」のキャストは、ティム・カリー、リチャード・トーマス、ジョン・リッターといったベテラン俳優をキャストとして起用しています。
THATに関する感想や評価は?
ホラー映画「THAT」に関する感想や評価①
『THAT/ザット』
— izumi (@561Kuro561) November 18, 2018
ふざけた邦題が付いてますが、割とちゃんとした映画でした😁
スマホにアプリを入れるとやってくるハイテクな悪霊。相手の怖がる物に自在に姿を変えて来ますが、クマのぬいぐるみに化けたのには流石に笑った😅お婆さんが変な唄を歌いながら襲って来た時が私の恐怖のピークでした😱 pic.twitter.com/uZ0cMNgIS4
ホラー映画「THAT/ザット」は、当初「ふざけてる」など言われていましたが、評価は低いものよりも高めのものが多くあります。ストーリーには途中途中思わず笑ってしまうシーンや展開があるそうですが、全体的なストーリーはしっかり制作されていると言います。映画「IT/イット」に似た邦題もあり、ホラー映画の位置づけとしては低くありますが、鑑賞した方は高く評価しています。
ホラー映画「THAT」に関する感想や評価②
THAT ザット
— モルト@ ホラー映画 の春。 (@moltomiche) March 2, 2018
その招待状が届いたら“あれ”がくる…謎の死を遂げた友人から届いたアプリ、それは恐ろしい悪夢への招待状だった
面白かったですなかなか怖さもあり楽しい映画でした
ITは関係ないけど似てる点はあります…アプリホラーというところは現代的で私的には好きでしたしかしジャケットは若干詐欺 pic.twitter.com/TlpKBsYKx8
映画「THAT/ザット」の他の評価は、巷で言われている低い評価よりも高い評価をされています。スマホのアプリを使った現代的なホラーストーリーに恐怖を覚える方も多く見受けられました。ですが、宣伝用のチラシやDVDのパッケージに関しては「少々詐欺ではないか?」、「宣伝が大げさだ」などという意見もありました。
ホラー映画「THAT」に関する感想や評価③
久しぶりに観たホラー映画「THAT/ザット」スマホに入れたAIアシスタントアプリがユーザーの命を脅かし始める。1人また1人と友人が死んでいく。なかなかに怖かったな〜
— しのまめ (@shinomame1956) November 25, 2018
全体的な評価としては、低いものよりも高いものの方が多くありました。スマホアプリで遊ぶ方が多い現代に通じるものが恐怖を加速させているのでしょう。
THATのあらすじネタバレやキャスト・評価まとめ
以上、ホラー映画「THAT/ザット」のあらすじネタバレや、キャストの紹介について紹介してきました。サイト内には、映画「THAT/ザット」以外のホラー映画まとめがありますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。