イット それが見えたら終わり。のあらすじ・結末をネタバレ！ラストの内容は？

映画『イットそれが見えたら終わ。り』はホラー小説家として有名なスティーブンキングの作品を原作としたホラー映画です。実はこの映画、1990年に1度既に映画化されており、2017年に公開されたのは、1990年の映画のリメイク版となっています。今回はこの『イットそれが見えたら終わり。』についてあらすじや結末、そしてラストがどんなものだったのかをネタバレ紹介していきます。

1990年にホラー映画として公開された『イット』。当時公開と同時に大きな話題となり、映画を見た方々へ大きな恐怖を与えたと評判になりました。そして2017年版『イットそれが見えたら終わり。』は1990についても、1990年版のリメイクということもあり、大きな話題に。予告編が発表されるやいなや、予告編動画の再生回数はあっという間にかなりの数へと昇りました。

2017年9月に公開されてからまもなく、アメリカでは「R指定ホラー映画」、「R指定なしホラー映画」のランキングの両方で首位を記録。歴史的なヒット作品となりました。また、日本での公開は11月でしたが、こちらも公開わずか3週間で全国映画ランキング1位を獲得しています。ネタバレとなってしまいますが、1990年版2017年版の映画両方で、特に注目を集めたのが映画に登場するピエロの姿。

一見すると、通常のピエロとそう変わらない外見であると評価されていますが、その登場はかなり不気味だと話題となりました。ホラー映画であるため当然ではありますが、イットに登場するピエロは通常のピエロとは大きく異なる性質を持ってます。通常のピエロのような外見でありながら、ストーリーの中で語られたピエロのその中身が凶悪でとても恐ろしいと大きな話題となりました。

登場するピエロがとても不気味であると話題になったイット。では、『イットそれが見えたら終わり。』とは一体どんなストーリーなのでしょうか？ここからは『イットそれが見えたら終わり。』の結末やラストシーンまでのあらすじをネタバレを交えながら紹介していきます。映画をまだラストまで観ていない方や、ネタバレが苦手な方は充分お気を付けください。

まずは物語冒頭のネタバレあらすじになります。物語は1988年のアメリカ、メイン州のデリーという架空の町を舞台にしています。主人公はそのデリーに暮らす13歳の少年ビル。10月のある雨の日、ビルは風邪をひいて寝込んでしまっていました。ビルには7歳の弟ジョージーがいるのですが、風邪をひいていて一緒に遊ぶことができません。そこでビルは弟にワックスを塗った紙のヨットを折って「遊んでおいで」と優しく手渡します。

髪のヨットを手渡されたジョージーは大喜びし、黄色いレインコートを着て早速外へと飛び出しました。外へ出たジョージーは水たまりにヨットを浮かべますが、風を受けたヨットは思わぬ方向へ勢いよく進んで言ってしまいます。慌ててジョージーは後を追いかけましたが、ヨットはとうとう排水溝へと吸い込まれてしまいました。ジョージーはヨットを探そうと、排水溝の中を覗き込みます。

するとそこで見たのはピエロの姿。排水溝の隙間から、ピエロがジョージーを見ているのです。ピエロは「ペニーワイズ」と名乗り、ジョージーへ「ヨットを返してほしければ手をお出し」と話しかけます。最初はペニーワイズに驚いていたジョージーでしたが、ヨットを返してもらうためにその手を差し出しました。

すると、突然その手にペニーワイズが噛み付き、その腕を噛み千切ってしまうのです。悲鳴を上げるジョージーでしたが、最終的にはそのまま排水溝の中へと引きずり込まれてしまいました。

人知れず排水溝へと引きずり込まれてしまったジョージー。ジョージーが行方不明となってしまい、ビルは落ち込んでしまいます。そして翌年の6月、ビルは未だ立ち直れないまま夏休みを迎えることになりました。夏休みへと突入したビルは、同級生であるリッチー、スタンリー、エディ達と共に下水道探検に出ることにしました。排水溝へと姿を消したジョージーがひょっとすると下水道にいるのではと考えたのです。

しかしながら、下水道探検ではジョージーは見つかりませんでした。しかし、そこへ学校1の不良であるヘンリーに追われ、デリーへと引っ越してきたばかりの同級生、ベンが逃げ込んで来きます。それまでは学校に友達もおらず、本ばかり読んでいた弁でしたが、この時ビルのグループに加わることになります。しかし、ここで問題が起きました。

ベンを追って来たヘンリーの仲間の一人、パトリックがペニーワイズに襲われてしまったのです。ペニーワイズに襲われてしまったパトリックはそのまま行方不明となり、見つける事はできませんでした。その後、ビルの友達であるベンは、図書館でデリーの歴史を調べ、デリーでは子供の失踪事件が全て27年ごとに多発していることを知ります。

下水探索をきっかけに、ビルのグループにはベバリーが加わる事になりました。ひょうきん者のリッチーにユダヤ人のスタンリー、喘息持ちのエディ、そして転校生のベン。さらには黒人という事だけで学校の不良グループから暴力を振われたマイクと、父親から虐待を受けているベバリーが加わったことにより、ビルのチームの人数一気に増えました。

グループ人数の増加により、『ルーザーズ（負け犬）・クラブ』が成立。ビルはこのメンバーと共に行動することとなります。このルーザーズクラブのメンバーには学校ではヘンリーをはじめとする不良のメンバーに標的にされているという事を除き、共通点がありました。それはペニーワイズによって仕掛けられた幻覚に悩まされている、ということです。

ペニーワイズの幻覚に悩まされる『ルーザーズクラブ』のメンバー達。メンバーが目にする幻覚はそれぞれ異なるものでしたが、どれもこれも恐ろしい物でした。ベンとエディは不気味な男に追い駆け回され、スタンリーは絵画に描かれた女に襲われるという幻覚に教われます。また、ベバリーは家のバスルームから大量の血が噴き出すという幻覚を見ることになります。

そしてビルも、弟ジョージーの姿に化けたペニーワイズを目撃。マイクもペニーワイズをの姿を目にして怯えていました。幻影におびえるメンバーでしたが、その後27年ごとに子供が失踪するという事件が発生しているという事実を掴みます。27年ごとに子供が失踪するという事件を知ったビルたちルーザーズクラブのメンバーは、ビルの家に集まります。

メンバーはビルの家でプロジェクターを使いデリーの旧市街地の図面を調査。そうしたところ、ジョージーが消えた場所の下水道は、町はずれの古い井戸の家に繋がっているということがわかりました。しかし、それと同時に恐ろしいことが起きてしまいます。プロジェクターが映す壁のスクリーンに、ペニーワイズの姿が現れたのです。「“IT（それ）”が僕らを狙っている」。そう確信したビルは、ペニーワイズと闘うことを決心しました。

ペニーワイズが仕掛けた幻覚により、恐ろしい体験を経たビル達。物語では、更に様々な事がビル達の身にふりかかります。ここからは『イットそれが見えたら終わり』がどのような結末を迎えたのかあらすじを紹介。この映画のラストシーンがいったいどのようなものであったのかをあらすじをネタバレ解説してきます。

物語終盤からラストまで、あらすじのネタバレを多分に含みますので、映画をラストまでまだ観ていない方や、物語りの結末・核心に触れるネタバレが苦手な方は充分ご注意ください。

ペニーワイズと戦うと決意したビル達でしたが、ペニーワイズは8月に入ったある日、ベバリーの心へ取りつきます。取りつかれたベバリーは日頃から抱えていた父親への怒りを爆発させ、父親を便器の蓋で撲殺してしまいます。更に、父親を殺害してしまった直後、ベバリーはペニーワイズに攫われてしまいました。以前より井戸が怪しいと睨んでいたビルは、仲間たちと共に井戸へ向かうことに。

井戸の中でビル達はジョージーと出会いますが、そのジョージーが偽物であることを見抜き、ジョージーめがけて発砲します。すると撃たれたジョージーはたちまちペニーワイズへと姿を変えました。ここからペニーワイズと子供達との戦いが始まります。

その過程で、ペニーワイズの欲しがるものが「子供達の恐怖」であることが判明。ルーザースクラブのメンバーが怖がらす立ち向かってくると、ペニーワイズはたじろぎ、やがて体は砕け散って井戸の奥へと消えていきました。すると、空中に浮いていた行方不明の子供達の体が、静かに地面に降下。ジョージーのレインコートがぼろぼろになって落ちているのを見つけ、ビルはジョージーの死を察することとなりました。

ペニーワイズとの戦いが終わり、9月にはいったある日、ル－ザーズクラブのメンバーはは再び集合しました。そこで、果たしてペニーワイズは本当に死んだのかどうかを話し出します。もしIT(=ペニーワイズ)が死んだのではなく、27年後に再び悲劇が怒ってしまったなら、再びここに集まろうとルーザーズクラブのメンバーはお互いに約束しました。手のひらを傷つけ、血の誓いを交わすと、メンバーはそれぞれ家へと戻っていきます。

最後まで残ったのはビルとベバリー。ベバリーは引っ越し、ポートランドに住む叔母の家で暮らすとビルへ明かします。その後ビルとベバリーはキスをし、ベバリーも微笑んで去って行きました。これが物語の結末となりますが、映画の本当のラストではありません。その後画面には「IT 第1章」と表示。ペニーワイズの不気味な笑い声が響き、これが本当の結末となっています。物語が続くことを仄めかす不気味なラストシーンです。

ここまでで『イットそれが見えたら終わり。』の結末・ラストシーンを含むネタバレあらすじを紹介してきました。ここからはこの映画の主要キャストについて紹介していきます。まずは主人公であるビルを演じたジェイデン・リーバハーについて。

ジェイデン・リーバハーさんはアメリカの俳優で、2003年1月4日生まれとなっています。元々はフィアデルフィアの生まれだったようですが、8歳の時にロサンゼルスへと移住したようです。俳優として映画に出演したのは2013年の『Grief』が初めてでした。その後2014年には『ヴィンセントが教えてくれたこと』等に出演する等、様々な役柄をこなしているようです。

また、映画だけでなくドラマにも出演2015年には『アメリカン・ダッド』に出演しました。『イットそれが見えたら終わり。』に出演した時点では14歳。身長は165cmとまだまだ幼い印象がありますが、これからどんどん成長するのではと期待されています。これからの活躍が楽しみな俳優としてファンの間では話題となっているようです。

続いては主人公ビルの親友・リッチー役のフィン・ウルフハードさんの紹介になります。彼の誕生日は2002年の12月23日。彼はカナダの俳優兼歌手として活躍しています。フランス・ドイツの両方の血を引いていて、以前より活躍していることでかなり有名な人物でもありました。2013年に映画『Aftermarth』で子役としてデビュー。その後、テレビドラマシリーズの『100』や『SUPER NATURAL』でゲスト出演しました。

映画『イットそれが見えたら終わり。』ではピエロ恐怖症であるリッチーを演じましたが、フィン・ウルフハードさん自身もピエロ恐怖症であることがインタビューで明かされています。『イットそれが見えたら終わり。』の後は2018年にアメリカで公開される予定となっている『Dog days』にも出演。俳優としてこれからも活躍が期待できると話題になっています。

また、歌手としても活躍中らしく、趣味はギターとベースということですが、彼が籍を置くバンクーバーを拠点としたバンドではギターヴォーカルを担当。俳優としてだけではなく、幅広い活躍が期待できる人物として有名になっています。

つづいて紹介するのは『イットそれが見えたら終わり。』のヒロイン・ベバリーを演じたソフィア・リリスさん。彼女はイットの映画のラストシーンでも重要な役割を担っており、その演技力から大きな話題となりました。彼女は2002年の2月13日生まれの女優です。2018年現在、16歳で身長は152cm。これからまだまだ身長が伸びると噂されています。

彼女は7歳の頃から演劇の世界へと足を踏み入れたようですが、過去の出演は主に短編映画を中心としたものであったようです。まだ幼いながらもその美しさと演技力が高く評価されており、過去出演した短編映画ではどこか儚げな役を中心に演じています。また、彼女には双子の兄と、もう1人兄がいるらしく、彼女のインスタグラムやTwitterには兄弟の写真が乗せられることもあるようです。

また、過去には『イットそれが見えたら終わり。』の撮影の合間を収めた写真もインスタグラムやTwitterに投稿されました。その時の様子がとても和やかで楽しそうと話題になっています。芸能界では、独特の雰囲気を持つ女優であり、これから活躍が期待できる女優として注目を集めているようです。

続いて紹介するのは、転校生としてやってきたベンを演じたジェレミー・レイ・テイラーさんです。彼のついての情報は現在のところあまり公開されていません。というのも、彼が出演した作品は過去ほとんど存在しないのです。誕生日は2003年6月2日で、2018年現在は15歳。主役のビルを演じたジェイデン・リーバハーさんと同い年となっています。

身長は157cm前後と言われています。14歳とのことですので、ファンからはこれからまだまだ身長が伸びるのではと予想されています。彼の演技は映画の中でも「とても可愛い」「味がある」と話題になっていますが、演劇の世界に足を踏み入れたのは8歳と、まだ日が浅いようです。しかし、その分伸びしろがあると話題になっており、他のメンバー同様、これからの活躍が期待されているようです。

すこしぽっちゃりしているとも言われていますが、「彼の演技を見ていると心が和む」「不思議と顔がほころぶ」と、ファンからは体形を含めて愛されているようです。

『イットそれが見えたら終わり。』で忘れてはならないとされているのがペニーワイズ。映画のラスボスであり、物語が結末を迎えたあと、ラストシーンで流れた彼の不気味な笑い声が「トラウマになった」というファンもいらっしゃるようです。そんな恐怖のピエロ、ペニーワイズを演じたのは俳優のビル・スカルスカルドさん。スウェーデン出身の俳優さんとなっています。

一般的にサラブレッドと言われる家系の出身で、なんと父は名優ステラン・スカルスガルドさん。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」で「ビル・ターナー」を演じたことで有名な俳優さんです。兄のアレクサンダーさんとグスタフさん、弟のヴァルターさんも俳優。そして妹のエイヤさんはモデルであり、名門一家と言われています。

ビル・スカルスカルドさんの誕生日は1990年8月9日生まれ。192cmという長身で、更に整っていると評判の顔立ちから、イケメン俳優として徐々に名を馳せつつあります。長編映画にデビューしたのは2000年『White Water Fury』が初。その後兄との共演を経ながら、2016年に『ダイバーエージェントFINAL』でハリウッドデビュー。『イットそれが見えたら終わり。』ではペニーワイズとして見事な怪演を披露しました。

ここまでで『イットそれが見えたら終わり。』の結末・ラストシーンのネタバレを含むあらすじを紹介しました。1990年に1度公開された映画であるにも関わらず、2017年に公開された際にも大反響を呼び、大きな話題となった『イット』。映画を結末まで見た方々からは、いろんな感想が挙げられています。

一番多く挙げられているのはやはり「ピエロが怖かった！」という感想。映画序盤でのペニーワイズの初登場シーンが特に話題となっており、「怖かった」「トラウマになった」という感想をもらしている方が非常に多いようです。しかし反対に「思ったよりも怖くなかった」「1990年版を見ていたからか、懐かしく感じた」「結末を見て、勇気をもらった」という感想もあります。

『イットそれが見えたら終わり。』はあらすじを追うとかなりホラー色が強くなっていますが、実際は子供の視点から描かれているシーンが主となっている為、「怖いというよりは青春映画のように感じられた」または「クラスではいじめの標的になっている子供たちが恐怖に立ち向かっていく姿に感動した」という感じた方々も多くいらっしゃるようです。どちらにせよ、「つまらなかった」という意見は極少数意見のようです。

今回の記事では『イットそれが見えたら終わり。』の結末・ラストシーンまでのネタバレを含むあらすじを紹介してみました。あらすじを追うと、非常に恐ろしいホラー映画のようにも思えますが、イットの魅力はそれだけではありません。もちろんホラー映画として鑑賞するのも面白いのですが、感想の紹介でもお伝えした通り、イットには「青春映画」という側面もあるようです。

映画を鑑賞した方の中には「ルーザーズクラブの友情に泣いた」と感想を残している方もいらっしゃいますので、そこが気になった方は是非鑑賞してみてください。ラストシーンのネタバレを紹介した通り、『イットそれが見えたら終わり。』には続きがあります。1990年版では映像化されていませんでしたが、原作にも映画で描かれたシーンの続きがありました。

2018年には、原作だけに描かれていた「続き」が公開されると話題になっています。「続き」ではどうやら27年後に集まったルーザーズクラブが登場するようですが、どのような物語となっているのでしょうか？気になった方は是非『イットそれが見えたら終わり。』を鑑賞して、もうすぐ公開される予定の続編に期待しましょう。