リングをネタバレ解説!貞子の正体は?映画のあらすじや感想・結末まとめ

ジャパニーズホラーの代表作「リング」、そしてリングの登場する最恐キャラクターである貞子。映画で公開されたリングとはどのような作品なのか、そのあらすじや結末をネタバレでご紹介します。また、リングに欠かせない存在である貞子とは一体何者なのか?その正体についてもネタバレで解説してまいります。作品を視聴した方の感想もまとめますので、今まで怖くてリングを観ることができなかった方も、このネタバレでばっちり興味が湧くこと間違いなしです!

リングをネタバレ解説!貞子の正体は?映画のあらすじや感想・結末まとめのイメージ

目次

  1. リングとは?
  2. リングの貞子の正体を解説
  3. リングのあらすじネタバレ解説
  4. リングの結末ネタバレ解説
  5. リングの登場人物(キャスト)を解説
  6. リングについての豆知識を解説
  7. リングに関する感想や評価
  8. リングのあらすじ・結末ネタバレや感想まとめ

リングとは?

日本の怖い映画、という話題になった際に確実に代表作として上げられる「リング」。この作品をネタバレで解説します!リングを象徴するキャラクターである貞子、その正体についても同様にネタバレで迫ってまいります。そして、実際にどれくらい怖かったのか?リングの感想や評価についてもご紹介いたします。

リングの映画情報

リングは1998年に東宝の配給で公開された映画で、呪いのビデオを巡り展開されるジャパニーズホラーとなります。鈴木光司の小説「リング」を原作としており、続編小説である「らせん」も同じタイミングで製作され、リング、らせんが同時上映され話題となりました。

リングの監督情報

リングの監督は中田秀夫が担当しております。1992年に「本当にあった怖い話」で監督デビューを果たします。同じく鈴木光司の小説を原作とする2002年の映画「仄暗い水の底から」でもメガホンを取っており、黒沢清や清水崇とともに、ジャパニーズホラーを代表する監督の1人に数えられています。

リングの予告動画

映画のネタバレとなる描写も若干含んではおりますが、リングの予告動画をご紹介いたします。本編の恐怖をうかがい知ることができる予告となっております。

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リングの貞子の正体を解説

リングと言えば貞子、貞子と言えばリングと言っても過言ではないほどリングを象徴する存在である貞子というキャラクター。彼女の正体は一体どういう存在なのか?原作である小説、および映画それぞれの描写から貞子の正体を解説いたします。

貞子解説:超能力者・山村貞子

超能力の手

本名は山村貞子(やまむら さだこ)であり、かつて伊豆大島の噴火を予知したとされる山村志津子の娘になります。志津子に関しては、この後のあらすじネタバレでも触れてまいります。貞子は念じるだけで人を殺すことができるという、大変物騒な超能力を持っています。そのため人々から恐れられる存在となりますが、それが次第に呪いのビデオによる事件を起こすことに繋がっていきます。

貞子解説:コンピューターウィルス

映画版リングしか観たことのない方にとっては小説版の大きなネタバレとなってしまいますが、小説版におけるリングの世界は仮想現実世界での出来事になります。これは、リング・らせんの続編である「ループ」にて明かされる壮大なネタバレ要素になります。そして、その仮想現実世界における貞子の正体は、その世界で不具合を巻き起こすコンピューターウイルスだったのです。

コンピューターウイルスのイラスト

コンピューターウイルスである貞子は仮想現実世界で次第に増殖し始めて、最終的には世界中が貞子で埋め尽くされるというおぞましい結末を迎えてしまいいます。貞子の増殖方法に関しては、大きく2パターン存在しており、貞子の特徴とともにその増殖パターンも解説いたします。

貞子解説:両性具有者

女性、男性の記号

貞子は両性具有という特徴があり、睾丸性女性化症候群と呼称される疾患の持ち主でした。そのため、子宮を持ち合わせておらず、自らの体で妊娠・出産はできない体でした。しかしながら、らせんの劇中で復活した貞子は、両性の生殖能力を得ることに成功。自分1人のみで子供…もう1人の貞子を産み出せるようになり、増殖に歯止めがかからなくなってしまいます。

貞子解説:呪いのビデオで女性を妊娠させる

自分で自分を増やす以外の方法として、呪いのビデオが活用されることになりました。このビデオを見た人間はリングウイルスと呼ばれるウイルスに感染しますが、このウイルスには貞子の遺伝子情報が含まれています。そして、排卵日の女性がこのウイルスに感染すると、卵子に受精して妊娠…貞子と同一の存在が産まれてくることになります。

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リングのあらすじネタバレ解説

貞子の正体という、とてつもないネタバレから先にふれてしまいましたが、ここからはリング本編に関するあらすじをネタバレで解説してまいります。貞子や呪いのビデオがどのように関わってくるのか、ネタバレをお楽しみください。

あらすじネタバレ解説:奇妙なビデオの噂

1本のビデオテープ

「呪いのビデオを見ると1週間後に死ぬ」そのような噂が巷で話題になり始めます。そんな折、若者の男女数名が車内から変死体で発見される。どこにでもよくありそうな都市伝説、しかしこのビデオがリングにおける一連の事件を引き起こします。
 

あらすじネタバレ解説:智子の死

女子高生の大石智子は、友人である雅美と自宅で夜を過ごしていました。智子は雅美に奇妙なビデオを見たと告げます。冗談だと思い本気で心配しようとしない雅美。しかし智子が1人になっている間に、智子は原因不明の死を遂げてしまいます。その死に顔は、この世のものとは思えないほどの恐怖に歪んでいました。

あらすじネタバレ解説:浅川玲子

テレビ局のディレクターである浅川玲子は、姪である智子が突然亡くなったと聞き通夜に訪れます。車内で見つかった若者の変死体を調査していた玲子は、若者と玲子が同じ日の同時刻に亡くなっていることを知ります。智子を含めた若者たちは、伊豆のペンションで一緒に呪いのビデオを見ていたのです。

あらすじネタバレ解説:伊豆へ向かう玲子

智子たちが宿泊した伊豆のペンションへと向かう玲子。室内には特におかしな箇所は見当たりません。何か手がかりはないかと思案する玲子は、フロントで貸し出しているビデオの中に、何のラベルも貼られていない1本のビデオを見つけます。

あらすじネタバレ解説:不気味なビデオを再生

部屋に戻り見つけたビデオを再生する玲子。映像には、鏡の前で髪をとかしている女性、噴火に関する新聞記事、ぽつんと映る井戸…といった脈絡のない意味不明な場面の移り変わりでビデオは終わります。直後、部屋に突如電話の呼び出し音が鳴り響き、玲子が応答するも不気味な無言電話でした。一連の現象から、自分が見たのは呪いのビデオだと玲子は確信します。

あらすじネタバレ解説:高山竜司

何とか呪いを解こうと、玲子は別れた元夫である高山竜司の元を訪ねます。竜司は超能力者であり、ビデオの内容を解明する助力になると考えたからです。実際にビデオを見た竜司も呪いの存在を信じ、2人は協力してビデオの映像から手掛かりを探し出そうとします。

あらすじネタバレ解説:伊豆大島の方言

ビデオの中の男が発する言葉が伊豆大島の方言であることが分かり、噴火に関しては同じく伊豆大島にある三原山を指すものだと判明します。伊豆大島に何か手掛かりがある。竜司はそれを突き止めるために伊豆大島へと向かいます。

あらすじネタバレ解説:貞子の母・志津子

伊豆大島の調査で山村志津子という女性が浮かび上がります。彼女は伊豆大島における噴火を千里眼によって予知した超能力者であり、それが新聞記事となったのでした。彼女こそ貞子の母親となりますが、三原山の火口に身を投げてこの世を去っていました。

あらすじネタバレ解説:伊豆大島へ

そんな中、竜司と玲子の子供である陽一が、呪いのビデオを見てしまうという出来事が起きてしまいます。これで何か何でも呪いの謎を解明しなければならなくなった玲子は、陽一を父親に預け、自らも伊豆大島へと足を運びます。

あらすじネタバレ解説:伊熊平八郎

指を指す男性

先に調査をしていた竜司によると、志津子は超能力を研究していた伊熊平八郎によって、マスコミに注目されることになったとのことでした。しかし、伊熊平八郎が志津子の超能力を証明しようと開いた公開実験の折に、超能力に言いがかりをつけてきた記者がその場で突然死んでしまいます。

あらすじネタバレ解説:幼い頃の貞子

記者を殺したのは、その場にいた幼い頃の貞子で、彼女は志津子よりも強力な超能力を持っており、念じるだけで人の命を奪うことができるほどでした。志津子はそのことを憂い、後に自ら命を絶ってしまいます。貞子こそが呪いのビデオを作り上げた元凶である。玲子と竜司はそのような結論に至るのでした。以上があらすじのネタバレになります。

リングの結末ネタバレ解説

あらずじのネタバレに続き、いよいよリングの結末をネタバレで解説してまいります。果たして呪いを解くことはできるのか?気になる部分のネタバレです。

結末ネタバレ解説:井戸の場所へ

やはり伊豆のペンションに何か鍵がある。玲子と竜司はペンションに移動すると、用意してきた道具で床下に侵入します。部屋の真下、そこには呪いのビデオに映っていた井戸がありました。井戸に触れると、伊熊平八郎が貞子を井戸に突き落とす、残留思念のような映像が頭に飛び込んできます。井戸の中にいる貞子を見つけて成仏させれば…2人はその可能性に一縷の望みをかけます。

結末ネタバレ解説:貞子の遺体

玲子と竜司は協力して井戸の水をバケツで外に出し、遺体になっているであろう貞子を見つけだそうとします。玲子が呪いのビデオを見てしまってからちょうど1週間、刻一刻とタイムリミットが迫ってきます。竜司と交代して、自ら井戸の水を汲みだす玲子。もう終わりかと思ったその時、井戸の底から白骨化した貞子の遺体が見つかります。

貞子の遺体を抱きしめる玲子、タイムリミットが過ぎていることを告げる竜司の声が井戸の入り口から聞こえてきます。玲子は貞子の呪いから解放されたのでした。

結末ネタバレ解説:竜司の死

呪いのビデオの騒動が終わり、竜司は1人自宅に戻ります。ふと何かを感じてテレビの方に目を向けると、いつの間にか画面がついており、あの井戸が映し出されています。そして、井戸からゆっくりと、髪の長い女性が這い上がってきます。恐怖で逃げ出すこともできない竜司をしり目に、その女性は徐々にテレビ画面の方に近づいていき、終いには画面から出てきて竜司の家に出現します。

遂には竜司の目の前まで辿り着き、白目を剥きおぞましい形相で竜司を睨みつける貞子。竜司は貞子に呪い殺されてしまいます。

結末ネタバレ解説:貞子から逃れる方法

竜司が呪いから解放されていなかったことに愕然とする玲子。自分と彼とで何が違っていたのか。そして玲子は、呪いのビデオをダビングしていたことに気付きます。ダビングしたビデオを他の人に見せて呪いを移す、そう結論付けた玲子は、父親のいる実家へと車を走らせます。父親にビデオを見せ、陽一を呪いから救うために…。以上がリングの結末ネタバレとなります。

リングの登場人物(キャスト)を解説

複数体の木の人形

リングのあらすじネタバレ、そして恐怖満載の結末ネタバレは如何だったでしょうか。ここからは、リングの主要な登場人物(キャスト)を解説いたします。

浅川玲子(松嶋菜々子)

原作である小説版リングでは、浅川和行という男性になっており、映画化にあたり性別が入れ替わっています。テレビ局のディレクターという職業も映画オリジナルで、元は記者を勤めていました。呪いのビデオに翻弄される主人公を、松嶋奈々子が演じています。

高山竜司(真田広之)

もう1人の主役である高山竜司役は真田広之です。結果的に貞子の遺体の発見は呪いの解放には繋がりませんでしたが、彼がいたからこそ玲子は助かったのも事実です。超能力を駆使することにより、映画では小説よりも過去に何が起きたかの調査が大幅に短縮されることにも一役買っております。

大石智子(竹内結子)

まだ本格的に女優として活躍する前の竹内結子。彼女が演じるのは、劇中で最初の犠牲者となった玲子の姪、大石智子です。智子の恐怖に染まった死に顔は、リング序盤を語る上で欠かせないポイントです。

高野舞(中谷美紀)

中谷美紀が演じる高野舞は、竜司が勤めている大学の学生です。竜司とは教え子であり、恋人でもある関係になります。本作リングではあまり出番はありませんでした。しかし、続編である「らせん」や、「らせん」とは異なる展開をする別パターンの続編「リング2」では重要な役どころになります。

リングについての豆知識を解説

豆知識

ここまでリングのあらすじや結末のネタバレ、登場人物(キャスト)をご紹介してきました。それ以外の情報として、リングの豆知識をご用意いたしました。これで怖がりなアナタも大丈夫!?

リング解説:リメイク版「ザ・リング」

ジャパニーズホラーが海外でリメイクされることは多々ありますが、リングもまた「ザ・リング(原題:The Ring)」として2002年にアメリカで映画化されています。それだけでなく、「ザ・リング2」「ザ・リング/リバース」といった続編も製作されるなど海外でも人気を博しています。

超能力という描写は控えめになっておりますが、その分、原因の分からない呪いという現象も際立つことになります。日本版映画リングの浅川玲子に相当する主人公のレイチェルをナオミ・ワッツが、高山竜司の立場となる元夫のノアをマーティン・ヘンダーソンが演じております。このあたりの男女の関係性は、原作小説ではなく映画リングを踏襲した設定となっております。

リング解説:リングが怖い秘密とは?

リングの怖さの秘密には、やはり映画のテーマにもなっている呪いのビデオの不気味さがあります。意味の分からない映像がひたすら続く演出が怖さに拍車をかけています。そして、怖さを語るうえで外せないのが、結末ネタバレでも触れた、映画のクライマックスで貞子が竜司を呪い殺すシーン。貞子のおぞましいまでに睨みつける表情が、映画を観る者全てにとてつもない恐怖を与えました。

リング解説:主題歌「feels like HEAVEN」

映画リングの主題歌は「feels like HEAVEN」という曲で、H II Hが担当しておりました。「うーうー きっと来るー」という歌い出しが印象的で、映画リングを鑑賞した方々にも記憶されています。ご紹介する動画は、リングおよびらせんのネタバレも含んでいるので未視聴の方はご注意ください。

超怖いホラー映画であるリングの主題歌ではありますが、曲調は非常に明るいものです。そして、よく聞くフレーズ以外の歌詞もあまりホラーテイストではございません。かと言って、リングの主題歌としてはもうこれ以外あり得ない、と感じるほど全くミスマッチでなく不思議な曲となっております。

リングに関する感想や評価

あらすじネタバレや豆知識に続いて、リングに関する感想や評価をまとめてまいります。怖い!ということは明らかですが、実際に映画をご覧になった方は、その他にどのような感想を抱いたのでしょうか?

観た人なら「あるある!」と思わず同意してしまう感想。ホラー映画を観ている最中に鳴り響く電話ほど怖いものはありません。

主人公である玲子は、実の父親を犠牲にして息子の陽一を救い出そうとしました。無関係な赤の他人ではないあたり、良心があるからでしょうか。自分だったらどういった選択をするか、とても考えてします感想です。

リングと言えば、やっぱりテレビ画面から這い出る貞子。こちらの感想を見るに、当時映画を観た人たちもテレビが恐怖の対象になるなんて、という感想を抱いたのかもしれません。

リングのあらすじ・結末ネタバレや感想まとめ

本記事では、ジャパニーズホラーの代表作であるリングについて、あらすじネタバレ、結末ネタバレ、そして作品の感想についてまとめてまいりました。今でこそ、リングシリーズは多くの映画が作られ、貞子というキャラクターも広く認知されるようになりましたが、本作の頃は得体の知れない恐怖の対象でした。

ビデオ、ダビングという単語自体、もはや懐かしい言葉ですが、身近にあるがゆえに観終わった後も気になってしまうものがあります。今からリングシリーズにどっぷり浸かりたい、という怖いもの好きな方は是非このリングからじっくりチェックしてみてください!

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