シャークネード4の感想は？B級サメ映画のあらすじをネタバレ解説

「シャークネード4」は、2016年に放映されたアメリカのB級映画で、サメと竜巻が一緒になったシャークネードという自然災害と戦う家族の物語です。B級映画らしく、パロディが多く含まれているのも、人気のポイントです。

こちらが、B級映画「シャークネード4」の予告編動画です。「シャークネード4」は、いきなりスターウォーズのパロディのような演出で始まります。映画の劇中でも、パロディネタが豊富です。

「シャークネード4」のあらすじを紹介していきます。物語は、前作から5年の月日が経過していました。アストロX社は、シャークネードに対処する気候安定システムを開発しました。このことにより、しばらくシャークネードは起こっていませんでした。経営者のアストンは、ラスベガスに構えるシャークワールドというホテルのテレビCMに出演していました。フィンは、息子のギルたちとともにカンザスにある農場で暮らしています。

農場には、今は亡き妻・エイプリルの名前がつけられていました。ある日、フィンは姪のジェムとともに、軍にいた息子・マットに会うためラスベガスにあるホテル・シャークワールドへと赴きます。ホテルには、遊園地やカジノが設置されていました。フィンとジェムは屋上へ行きましたが、雷が鳴っており天候は良くありません。マットとは屋上のプールで待ち合わせをしていましたが、そこに彼の姿はありません。

フィンの携帯にマットから飛行機でそっちへ向かうという連絡が入ります。しかし、町に砂嵐のような現象が起こります。マットは、家族に紹介するために連れてきたガブリエルと飛行機の中で結婚式を挙げていました。誓いのキスを交わしたところで、竜巻に巻き込まれます。アストロX社は、気候安定システムで竜巻を破壊しようとしますが、上手くいきません。

マットとガブリエルは飛行機から飛び降り、パラシュートを開きます。竜巻は、シャークワールドホテルに突っ込みます。辺りがパニックになる中、悲鳴をあげる女性の顔にサメが食いつきました。その後も次々とサメが降ってきます。カジノのある階にも天井を突き破ってサメが客に襲い掛かりました。ジェムは遊園地のアトラクションに取り残された乗客を機械を止めて助け出します。

マットとガブリエルは地上へ着地しようとしますが、シャークネードによる強い風のせいで上手く軌道をコントロールできずにいました。そこへ、フィンが駆けつけます。フィンはまず、柱にぶら下がるガブリエルを助けようとします。ガブリエルはフィンの支持通り、彼によじ登って強風で飛ばされてきた車に乗り込み、フィンもそれに続きます。一方、ジェムは非常口から外へ逃げ出そうとします。

しかし、そこは大量のサメが道を塞いでおり、出ることができません。ジェムは柱の上の車にいるフィンに呼びかけます。フィンは、彼女に早く脱出するよう指示を出します。スカイダイビングのポスターを見たジェムは、その方法で脱出するために自身で装備を整えて飛び降ります。フィンとガブリエルの車は、滑って下へと落ちていきます。フィンは竜巻の流れに乗って、ビルの屋上から道路に車を着地させます。

フィンは、ホテルのそばに車をとめてジェムを乗せます。一同は、シャークワールドのアトラクションの一つだった船を操縦し、エンパイアステートビルの上に取り残されているマットを助けに向かいます。そして、屋上から落ちてきたマットを船に同乗させることに成功します。翌日、ニュースではラスベガスで発生したシャークネードが報じられていました。

そんな中、フィンの父・ギルバートに、アストンからメカスーツを取りに来るよう電話がかかってきます。アストロX社では、シャークネードを止めることができなかった原因の調査が行われていました。ウィルフォードのもとには、なぜか亡くなったはずのフィンの妻・エイプリルがいました。エイプリルは、透明の容器の中に入り、身体を充電していました。

フィン、ジェム、マット、ガブリエルたちは、カンザスにあるフィンの家に列車で向かっていました。ジェムは、マットとガブリエルに馴れ初めを聞いていました。2人は、同じ軍で出会ったといいます。列車の外で、再びシャークネードが発生していました。運転手は本部に連絡を入れていたところ、飛んできたサメによって頭部を食いちぎられてしまいます。フィンたちは、運転手のいない列車を止めることにします。

フィンは、ガブリエルとジェムには乗客を前に集めて安全の確保を、マットには後ろの車両を引き離すよう指示を出します。自身は列車の上に上がり、サメと格闘しながら運転室の車両へ行きます。マットが後ろの車両を外し、フィンがブレーキのレバーを引いたことで、乗客は助かりました。そこへ、ヘリでアストロX社がフィンたちを迎えにきます。一方、エイプリルはトレーニングで身体を鍛えていました。

彼女の身体は、サイボーグとしての機能が豊富に搭載されていました。フィンはアストロX社でアストンに会います。アストンは、シャークネードから市民を救い続けてきたフィンにマスコミの会見に出て、場を落ち着けてほしいと頼みます。しかし、フィンはこの申し出を断ります。

フィン、ジェム、マット、ガブリエルの4人は、車で移動していましたが、後ろにシャークネードが迫っていました。逃げ切るのは不可能だと判断し、チェーンソー店に入ります。フィンは店員がすすめるチェーンソーを購入し、外へ出てシャークネードを迎え撃ちます。シャークネードは油田にぶつかり、オイルを巻き込んで進行します。爆破により、シャークネードは火をまとい、飛んでくるサメは火矢のようにあたりに降り注ぎます。

先ほど購入したチェーンソーでは太刀打ちできないと判断したフィンは、店のそばに置いてあった巨大なチェーンソーがついた乗り物を使うことにします。ジェム、マット、ガブリエルは消火器をフィンが乗るチェーンソーがついた乗り物に運び入れ、物陰に隠れます。チェーンソー店の従業員3人も外に出て戦います。フィンは一通りサメを倒して下車します。消火器がつまれたその乗り物は、シャークネードに巻き込まれていきます。

フィンは乗り物を銃で撃って破壊します。消火器によって、シャークネード内の炎はおさまります。フィン、ジェム、マット、ガブリエルは再び車に乗ってカンザスへ向かいます。今までのシャークネードは水とともに発生していましたが、今回は砂とともに発生していました。アストロX社のシステムが働かなかったのは、水によるシャークネードのみに対応したものだったのです。

アストロX社の社員たちは、対応を考えます。シャークネードは、今度は発電所を巻き上げ、ライトニングネードへと姿を変えました。エイプリルは、ウィルフォードから家族は亡くなったという嘘を聞かされていましたが、ニュースの報道で実は生きているということを知ります。ウィルフォードは家族に会いに行こうとするエイプリルを扉に鍵をかけて止めます。しかし、エイプリルは扉を吹っ飛ばして出ていきます。

エイプリルは、水辺でシャークネードが発生しているのを目の当たりにします。ギルバートはフィンの娘・クラウディアを連れて車で逃げようとしますが、強風で車ごと吹き飛ばされてしまいます。ギルバートとクラウディアを乗せた車は、子どもにぶつかりそうになりますが、エイプリルが車を受け止めて阻止します。エイプリルは車のドアをあけ、娘と義父と再会します。

彼女はウィルフォードのもとにずっといましたが、2人は聞かされていませんでした。一方、フィン、ジェム、マット、ガブリエルは、タイヤがパンクしたためフィンの友人のコルトンに助けを求めます。コルトンは自身の愛車を快く貸してくれました。一方、エイプリル、クラウディア、ギルバートは、ウィルフォードに事情を聞きに行きます。

ウィルフォードは、瀕死の状態のエイプリルを引き取り、アンドロイドにして生き長らえさせたといいます。そして、完成した装置を見せます。ギルバートは、アストンに完成報告の電話をします。ユタ州では、コミコンのイベントが開催されていたところにシャークネードが突撃します。フィンたちも相変わらずシャークネードに追われていました。

そこへ、オブジェの巨大な毛糸にサメが絡まり、全速力で転がりフィンたちの車を襲います。フィンたちは車を乗り捨てて走ります。ジェム、ガブリエル、マットが建物の入り口に逃げ込んだところ、毛糸は柱に挟まって止まります。フィンは毛糸玉のはしを引っ張って、柱から取り出します。4人はエイプリル農場へ向かいます。ギルとフィンの母は、シャークネードに備えてシェルターに避難します。

農場の牛たちも次々と竜巻に飲まれていきます。エイプリル農場についたフィル、ジェム、マット、ガブリエルは、納屋の武器庫へ向かいます。それぞれ武器をとり、マットとガブリエルはともに外へ出て、降ってくるサメを次々と銃で撃ちます。マットは先にシェルターに入り、ギルと再会します。ガブリエルはシェルターの前に立ち、サメに向かって銃を撃ち続けていました。

しかし、腕に噛みつかれ、その後飛んできたもう一匹のサメに上半身を潰され命を落とします。シェルターにいたギルはマットが制止するのを聞かずフィルに会うため外へ飛び出します。フィンはギルを連れて家に入り、ジェムもそれに続こうとしますが、家ごとシャークネードに飲み込まれていきます。フィンは台所の机の下にギルを避難させ、屋根から入ってくるサメを武器で撃退します。

外にしがみついていたジェムは、ようやく家の中に入ることに成功しました。フィンとジェムもギルと同様机の下に避難します。家は地上に落下します。そこへ、エイプリルががれきをかき分けてやってきます。フィン、ジェム、マット、ギル、エイプリル、クラウディアは飛行機に乗り込みます。エイプリルは機内でフィンに、アンドロイドとして生かされていたことを告白します。

フィンはギルに母親のエイプリルを紹介しますが、まだ受け入れられないようです。ライトニングネード以外の竜巻は阻止に成功しました。進行を続けたライトニングネードは、オハイオにある発電所を巻き込んでしまいました。アストンは、フィルたちに協力を要請します。テレビ電話でウィルフォードから、消滅させるためには量子箱と水が必要であると助言を受けます。一同は、ナイアガラの滝に向かいます。

アストンは、飛行機からムササビのようなスーツを着て滝の近くに飛び降ります。量子箱を起動させますが、パワーが足りず、失敗に終わります。その後、がけ崩れによりアストンは落下してしまいます。一同は、メカスーツに取り付けられたエンジンの量子箱を使うことにします。しかし、メカスーツに入ろうとするギルバートを飛んできたサメが食べ、メカスーツは下に落ちていきます。

フィンはメカスーツを取りに行き、自身が着ることにします。フィンとエイプリルは、シャークネード目がけて飛びます。一方、クラウディアとマットも、サメに食べられてしまいます。フィンは量子箱を起動させ、ヌークリアネードをシャークネードに変換することに成功します。強風により、樽に避難していたギルは滝に落下します。エイプリルは、ギルを助けに向かいます。

ここから「シャークネード4」の結末をネタバレありで紹介していきます。フィンはサメに食われ、そのサメを他の大きなサメが食べと繰り返されます。最終的にクジラがそれらのサメを食べ、クジラは地上に落下します。ギルはチェーンソーを使ってクジラの中へ入り、次々とサメを割いていきます。初めにサメから出てきたのはクラウディアでした。

次にマット、ギルバート、フィンと続きます。クラウディア、マット、ギルバートは無事でしたが、フィンは心肺停止の状態でした。エイプリルとギルバートは、近くに落ちていたサメを除細動器の代わりに使い、フィンを救うことに成功します。それぞれが家族の無事を喜ぶ中、エッフェル塔のような建物が降ってきます。そしてそこには、ノヴァらしき人物がいました。

ここではB級映画「シャークネード4」の主要キャストを紹介していきます。主役のフィン・シェパードを演じたのは、 アイアン・ジーリングでした。サメをなぎ倒していく姿がかっこいいという視聴者の感想が多く見られます。「シャークネード4」の他に、「エンドレス・ラブ」「ドミノ」などといった出演作があります。

B級映画「シャークネード4」でフィンの妻・エイプリルを演じたのは、女優のタラ・リードでした。エイプリルはアンドロイドとなったことから活躍の場が広がり、彼女を称賛する感想が多くありました。タラ・リードは、「シャークネード4」の他に「ルール」「アメリカン・パイ」などといった出演作があります。

B級映画「シャークネード4」でフィンの姪・ジェムを演じたのは、マシエラ・ルーシャでした。ジェムは作中、フィンやエイプリルに次ぐ活躍を見せます。彼女に関しては、可愛い、かっこいいといった感想が多くありました。マシエラ・ルーシャは、「シャークネード4」の他に「ジョージ・ロペス」「ラスト・ブラッド」といった出演作があります。

B級映画「シャークネード4」に登場するフィンの娘、クラウディア・シェパードを演じたのは、ライアン・ニューマンでした。「シャークネード4」の他に、「モンスター・ハウス」「キャプテン・ズーム」といった出演作があります。出番はあまり多くありませんが、その華やかな魅力から、可愛いという感想が多くありました。

ここでは、「シャークネード4」の感想を紹介していきます。劇中では、常識では考えられない現象が多々起こります。シュールに感じてしまったという感想も多くありました。

「シャークネード4」の感想で多く見られたのが、笑ってしまったというものでした。シャークネードという現実では有り得ない現象や、登場人物の行動が面白いと評判です。

映画「シャークネード4」は、B級映画のためあまり期待していなかったが、見てみたら面白かったという感想があります。当たり外れの多いB級映画ですが、「シャークネード4」は鑑賞後、満足感を得たという声も少なくありません。

ここまで、B級映画「シャークネード4」の作品情報や鑑賞者の感想を紹介してきました。シャークネードの脅威から人類を救うかっこいい家族が描かれています。「シャークネード4」の作中、頻繁に登場するシュールな現象にもご注目ください。