アイアンマン2のあらすじと伏線をネタバレ解説!登場人物・キャストや評価は?

マーベルコミックで大人気連載のスタン・リーやジャック・カービーらが原作のヒーロー漫画「アイアンマン」の続編映画『アイアンマン2』のあらすじと伏線をネタバレ解説し、主要キャストや映画の評価についてご紹介します。複数のマーベル作品をクロスオーバーさせ、劇中に様々な伏線が張られ、マーベルファンを熱狂させています。今作品は、最強ヒーローチーム「アベンチャーズ計画」の描写も多く、激しいアクションとかっこいいアーマー装着シーンで高評価を得ています。気になる『アイアンマン2』の内容を見ていきましょう。

アイアンマン2のあらすじと伏線をネタバレ解説!登場人物・キャストや評価は?のイメージ

目次

  1. アイアンマン2とは?
  2. アイアンマン2のあらすじネタバレ解説
  3. アイアンマン2の伏線・小ネタ解説
  4. アイアンマン2の登場人物・キャスト
  5. アイアンマン2の名言・用語紹介
  6. アイアンマン2の吹替声優は?
  7. アイアンマン2に関する感想や評価
  8. アイアンマン2のあらすじネタバレやキャストまとめ

アイアンマン2とは?

映画『アイアンマン2』は、2010年に公開させたアメリカのマーベル・コミック「アイアンマン」の実写映画化で、本作品が第2弾となります。マーベル・コミックの同一の世界観をクロスオーバーさせた作品の中では3作目になります。

映像のスケールの大きさが評価されて、2011年の第83回アカデミー賞で視覚効果賞部門にノミネートされた映画で注目度や人気や評価が高い作品です。そんな『アイアンマン2』のあらすじと劇中に張られた複数の伏線をネタバレ解説し、出演キャストの紹介や日本語吹き替え版の声優キャストの紹介、映画の評価についてもまとめてご紹介していきます。

アイアンマン2の映画情報

≪映画『アイアンマン2』作品詳細≫

  • 監督:ジョン・ファヴロー
  • 脚本:ジャスティン・セロウ
  • 原作者:スタン・リー/ジャック・カービー/他
  • 出演者:ロバート・ダウニー・Jr/グウィネス・パルトロー/ドン・チードル/スカーレット・ヨハンソン/サム・ロックウェル/ミッキー・ローク/サミュエル・L・ジャクソン/他
  • 公開年:2010年
  • 上映時間:124分
  • 製作国:アメリカ合衆国

アイアンマン2のBlu-rayとDVD

『アイアンマン2』の評価には、ロボットの制作過程やダイナミックな迫力あるシーンで好きだという感想が多く、マーベルファンを虜にしています。『アイアンマン2』はBlu-rayとDVDがセットになった豪華版が発売されています。

その内容は、本編以外に『アイアンマン2』の解説も含まれ、解説を聞き本編を見返すと、『アイアンマン2』の世界をより深く楽しむことが出来そうです。ご家庭でいつでも楽しめるように、また、好きな映画を手元に置いておきたい方におすすめです。

アイアンマン2の予告動画

豪華なキャスト達が見せる激しくてかっこいいアクションが鑑賞者を惹きつけます。中でも予告編にもあるトニーがスーツケース型の「マーク5」を装着するシーンは断トツでかっこいいと人気があり、高評価を得ています。『アイアンマン2』の予告編だけでも、映画の魅力を感じることが出来るので、予告編を見た人は本編が見たくなるに違いありません。

アイアンマン2の監督情報

映画『アイアンマン2』の監督を務めるのは、アメリカ合衆国の俳優・映画監督・映画プロデューサーであるジョン・ファヴローです。ジョン・ファヴローは、1993年の「ルディ/涙のウイニング・ラン」で映画デビューし、その後は脚本や監督も手掛け、その作品には「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」「ジャングル・ブック」などがあります。

第1弾の『アイアンマン』が大ヒットを記録し、『アイアンマン2』でも続投して監督を務めています。そのまま、『アイアンマン3』でも監督をすると思われていましたが、降板しています。『アイアンマン』シリーズでは監督や脚本担当に加え、主人公スタークの運転手ハッピー・ホーガン役で出演しています。

アイアンマン2のあらすじネタバレ解説

あらすじネタバレ解説:トニー・スターク

主人公のトニー・スタークは、巨大軍事企業『スターク・インダストリーズ』の最高経営責任者です。スタークは頑固で片意地を張った人物で、女性の関係にもだらしがなく、自由奔放に振舞う人物です。

ある時、トニーは自社で開発した武器製品で心臓を損傷し、胸に膨大なエネルギーを生み出す熱プラズマ反応炉「超小型アーク・リアクター」をつけています。そして強靭な力を操ることが出来るボディースーツ「アーマー」を開発し、世界平和のために活躍します。

あらすじネタバレ解説:スターク・エキスポ

スタークがスーツを開発し、世界平和のために戦い始めて半年後、トニーは父の代から続く世界中の優秀な科学技術を集結させた、1年間続く「スターク・エキスポ」をアメリカのニューヨーク州フラッシングで開催します。

その頃、トニーが開発したアイアンマンが着用しているアーマーは武器ではないかと、アメリカ上院軍事委員会で話題が出されます。アメリカ政府はアーマーの使用を一歩間違えば、世界を破壊しかねないとして、トニーに召喚状を送り、アーマーの引き渡しを要求します。

あらすじネタバレ解説:ジャスティン・ハマー

アメリカ政府は何としてもアーマーが危険な武器であることを認めさせ、アーマーの開発を政府の監視下で進めたかったのです。そのために政府は、政府兵器請負会社の専門家のジャスティン・ハマーを招き、専門家の判断をさせ、トニーからアーマーを取り上げようと躍起になっていました。

政府は、トニーの親友のローディ中佐も召喚し、証言台に立たせるとある文面の一部分を意図的に読ませます。ローディは意見を言おうとしますが、遮られてしまいます。それを見たトニーはアーマーはあくまで防護するものであって、ただのハイテクなギブスだと訴えます。

あらすじネタバレ解説:他国の動き

アーマーのような「着衣型の武器」の開発は、アメリカ政府だけでなく、専門家のハマーをはじめ他国の北朝鮮やイランも開発に乗り出していました。委員会でアメリカ政府長官がトニーからアーマーを取り上げるように画策する発言をした映像が流れたため、委員会は曖昧な状態で終わります。

あらすじネタバレ解説:パラジウムの毒

そんな中、トニーは1人悩んでいました。それは、トニーが胸に装着している「超小型アーク・リアクター」に使用している成分のバナジウムが溶け出し、その毒が徐々に体を蝕んでいたからです。アーマーをさらに改良し続けるトニーの血中毒素の比率は上り続けます。抑止ドリンクを飲みますが、根本的な解決には至らず、バナジウムの替わりとなる物質も見つかっていません。

あらすじネタバレ解説:CEOのペッパー

トニーは軍事産業からエコ事業や自然環境の保護す推進する事業へと方向転換することを検討します。様々な悩み事を抱えていたトニーは、密かにトニーとお互いに思い合う秘書・ペッパーが出した事業内容変更案を聞き、最高責任者にペッパーを任命します。

突然の任命に嬉しさや戸惑いを隠せないペッパーでしたが、早速動き出し、自分の秘書にナタリー・ラッシュマンという女性を就けます。トニーは彼女を見た瞬間に彼女が只者ではないことを見抜き、興味を示します。トニーの数々の女性遍歴をみてきたペッパーは、トニーのその姿を見て嫉妬します。

あらすじネタバレ解説:憎悪するイワン

トニーの父・ハワードはかつてアーマーの共同研究でロシアの科学者アントン・ヴァンコと組んでいた時代がありました。アントンはアメリカへ亡命しますが、スパイ容疑を掛けられて監禁され、本国に強制送還されます。そして、貧困生活を強いられて一生を終えます。アントンには息子のイワンがおり、父親をそんな目に遭わせたハワードを憎悪し、トニーにも憎しみを向けます。

あらすじネタバレ解説:イワンとの邂逅

イワンはアントンが持っていた設計図を基に、独自で研究を続けてアーマーを作り出していました。イワンのアーマーは、手の先に電気が走るムチのようなものが付いており、電気攻撃が可能な「エレクトリカル・デス・ウィップ」という名のアーマーです。エレクトリカル・デス・ウィップを装着したイワンは、モナコでF1のレースに参加しているトニーを見つけると襲撃し、会場は騒然となります。

トニーは新任秘書・ハッピーに連絡し、新開発したスーツケース型の携帯可能のアーマー「マーク5」を持ってくるよう伝えます。長い鞭を扱うイワンの攻撃に苦戦しながらも、トニーがイワンの胸のリアクターを奪うと、イワンは連行されていきます。

陰でこの騒動を見ていたハマーは、イワンを取り込むことを企てます。何とか功績を上げてアメリカ国防総省との25年間の契約を取り付けたいハマーは、監獄の中のイワンに爆弾を差し入れて脱獄させた後、イワンに自社製品の開発をするように言います。

あらすじネタバレ解説:トニーと中佐の喧嘩

トニーは誕生日パーティーの席で泥酔し、アーマーを装着したままで狂ったように騒いでいました。目に余るトニーの悪ふざけに怒ったローディ中佐は、トニーに無断でトニーが作った銀色のアーマーを装着します。トニーはローディがアーマーを装着しているのを見て取っ組み合いの喧嘩を始めます。ローディ中佐はそのまま米軍基地に戻り、軍を歓喜させます。

あらすじネタバレ解説:自暴自棄なトニー

トニーはパラジウムに代わる元素が見つからないことに苛立ち、誕生会パーティーで自暴自棄になり、派手に酔っぱらっていました。そんな時にシールド(S.H.I.E.L.D.)のニックが接触してきます。彼の隣にはペッパーの秘書のナタリーの姿がありました。

ニックはトニーの抱えている問題を知っており、その問題を解決できるのはトニー自身だと語ります。しかし、トニーは父親に認めてもらえなかったというコンプレックスを抱えており、父親を超えることなどできないと苦悩しいました。

あらすじネタバレ解説:父からのヒント

ニックは、ナタリーに症状緩和剤をトニーに打たせると、ハワードの遺品をトニーに渡して去っていきます。トニーは父親が残したビデオメッセージにあった「エキスポは未来への鍵」という言葉をヒントに、エキスポの展示模型の中から「未来の鍵はここにある」と書かれた模型を持ち帰ります。研究室で模型を3Dで解析していくと新たな元素が浮かび上がってきました。

あらすじネタバレ解説:新しい元素

3Dで解析で見つけた元素は父・ハワードが発見したもので、当時の技術では再現できないものでした。トニーはその新しい元素を現代の技術で再現し、新元素を作り出すと新しい逆三角形型のアーク・リアクターを作製します。新アーク・リアクターを装着したトニーはバナジウムに体を犯される心配がなくなり、気持ちを入れ替え、新たな決意をするのです。

あらすじネタバレ解説:イワンの作戦

イワンはハマーの研究室で兵器の開発もしながら、自身のエレクトリカル・デス・ウィップの改良も進めていました。兵器の開発を急かすハマーに、ドローンとウォーマシンを開発して渡します。ハマーはイワンの悪態に不満を持ちますが、完成した兵器を見ると満足そうにし、後日改めて契約のし直しをすると告げると、護衛の2人を残して兵器を持ってエキスポに向かいます。それは、イワンが立てた作戦の幕開けでした。

あらすじネタバレ解説:危機を感じるトニー

エキスポでは、ハマーが自信満々に陸海空軍用に改良したそれぞれのアーマーを発表していました。その頃、トニーはイワンから挑発の電話を受けます。逆探知するとイワンの居場所はハマーの研究室であることが分かりました。ハマーとイワンが手を組んでいることを知ったトニーは、アーマーを装着してエキスポに乗り込み、イアンが改良したアーマーを着用したローディ中佐に人々を会場から非難させるようにいいます。

トニーの睨んだ通り、ドローンとウォーマシンは遠隔操作でコントロールできるようになっていました。会場内でドローンは観客を攻撃をし、戦う意思のないローディ中佐は、イワンの遠隔操作でトニーと交戦します。

あらすじネタバレ解説:ナタリーの正体

ペッパーの秘書のナタリーは、ハマーを捕らえると脅して企みを吐かせます。すると、イワンの企みであることが分かります。ナタリーは、トニーの秘書のハッピーと共にハマーの研究室に乗り込みます。ハッピーが1人の護衛をやっと倒した時には、ナタリーは他の護衛を全て倒していました。ナタリーは一流のスパイで殺し屋だったのです。

ナタリーが研究室に入ると、イワンの姿は既にありませんでした。すぐにパソコンでドローンとウォーマシンを再起動させます。これにより、ローディ中佐のアーマーとドローンの攻撃は止みます。ハマーは騒動を引き起こしたとして逮捕されました。事態が収拾し掛けたところで、改良したエッレクトリカル・デス・ウィップを装着したイワンが現れます。

あらすじネタバレ解説:イワンを撃退

破壊力のある鞭を振り回して攻撃するイワンに、トニーとローディ中佐は、手の平から出る光線砲で両サイドから攻め込み、イワンを倒します。ローディ中佐はトニーに、「アーマーはまだ借りておく」というと去っていきます。再びシールド(S.H.I.E.L.D.)のニックにで会ったトニーは、トニーがアベンチャーズに適格か、ナタリー(ブラック・ウィドウ)が審査をしていたと聞かされます。

トニーは不合格でしたが、ニックから相談役の打診をされるとそれを受けます。1週間、会社の最高責任者を務めたペッパーは、もう懲り懲りだと吐露します。後日、トニーを軍事委員会で避難した長官から、トニーはイワンを倒したことで勲章を授与されます。

アイアンマン2の伏線・小ネタ解説

『アイアンマン2』にはいくつかの他のマーベル作品を思わせる伏線が張られています。その『アイアンマン2』の伏線・小ネタ解説についてまとめていますので、ご覧ください。

伏線小ネタ解説:報道されるハルク

エンドロール後にS.H.I.E.L.D.の施設内と思われる場所で、「インクレディブル・ハルク」のハルクが大学で暴れるニュースが流れていました。ハルクとアイアンマンが出会うのは「アベンチャーズ」ですが、この時点でハルクとアイアンマンが同じ時を行くヒーローであるという世界観を感じることが出来ます。

伏線小ネタ解説:スーツがバージョンアップ中

前作のアイアンマンのスーツ「マーク1」から『アイアンマン2』では劇中で「マーク6」までバージョンアップしています。飛行の安定を目指した「マーク2」、飛行中の氷結状態を克服した「マーク3」、「マーク4」では鮮やかなボディと戦闘能力を向上させます。

「マーク5」は銀色のボディのスーツケース型で持ち運びの利便性を追求しています。最新型「マーク6」では人体に害のない金属素材を使用した逆三角形のアーク・リアクターが特徴的なスーツとなっています。

伏線小ネタ解説:キャプテン・アメリカの盾

かつてトニーの父・ハワードがキャプテンアメリカの盾を作っており、その試作品の残りがスタークの研究室に置かれていました。盾の他にも劇中にはキャプテンアメリカのコミックスも映り込み、マーベル作品の関連性が感じさせます。

伏線小ネタ解説:スパイダーマン(少年期)

ハマーのドローンたちが大暴れするエキスポ会場で、ある少年がアイアンマンのお面を被っていたために、ドローンに狙われます。実は、この少年は後にスパイダーマンとして活躍する幼い頃のピーター・パーカーです。機械工学好きのピーターは、この頃からスタークエキスポに訪れていたようです。会場で起こった出来事をきっかけにアイアンマンへの憧れをより一層強くさせます。リパルサーを撃つ仕草をするピーターが見られます。

伏線小ネタ解説:テン・リングスの影響

テン・リングスは前作でスタークを誘拐したテロ組織で、前作で登場は終わったかのように思われましたが、『アイアンマン2』でも至るところにその影響が見え隠れしています。ハマーの右手の小指にしている指輪は組織の印です。そして、イワンに偽造パスポートを渡したのもテン・リングスの工作員でした。テン・リングスは『アイアンマン3』でもアイアンマンの敵として裏で糸を引き続けます。

伏線小ネタ解説:起業家役のスタン・リー

原作者のスタン・リーがMCUのシリーズで、毎回カメオ出演しているは有名な話です。『アイアンマン2』でも脇役として出演していたスタン・リーは、トニーが出席したパーティーであいさつをした起業家の老人役を演じていました。

伏線小ネタ解説:目をつけられるワカンダ

東アフリカに位置する架空の国ワカンダは、ブラックパンサーが国を守っています。アベンチャーズ計画の話をトニーにしているニックの後ろの地図には、アフリカが矢印で印されていました。この時点で既にブラックパンサーの存在にS.H.I.E.L.D.が気づいていたことが伺えます。

アイアンマン2の登場人物・キャスト

『アイアンマン2』の豪華な登場人物・キャストをご紹介していきます。ほとんどのキャストが前作から続投しているようですが、一部変更されたキャストもいるようなので、是非チェックしてみて下さい。

トニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)

トニー・スタークは、軍事企業『スターク・インダストリーズ』の社長を務める天才科学者で、アイアンマンスーツの開発者兼パイロットです。人工知能のAI・ジャービスを執事代わりに使用し、コーヒーを煎れる以外の家事は全くしません。

そんなトニーの料理の腕前は、3時間もかけてオムレツもどきを作るというお粗末なものです。性格は我儘で極度の心配性です。女遊びが目に余ります。平和を守るという信念に揺るぎないものを持っていますが、ストレスに弱く、度々醜態を晒しては周囲を呆れさせています。

ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシン(ドン・チードル)

トニーの親友でアメリカ空軍中佐のローディは、トニーの女遊びには呆れながらも、トニーの平和への揺るぎない信念には感服し、信頼しています。軍事会議でアイアンマンスーツの危険性について上層部に強要され、トニーに不利な証言をしますが、独自の意見も主張しトニーの味方をします。

ローディ自身もアーマーを装着して操縦したいという願望があり、『アイアンマン2』でそれを果たします。ローディの操縦するウォーマシンは、従来のアイアンマンスーツに装備されたリパルサー以外に、ハマーが搭載した武器が装備され、さらに重装備になっています。

ヴァージニア・“ペッパー”・ポッツ(グウィネス・パルトロー)

平社員時代にトニーから実力が認めらたペッパーは、トニーの女性秘書でパートナーになります。トニーの女性問題には度々頭を抱えていますが、トニーのことが好きなのは変わりません。トニーがナタリーを気に入っていることに嫉妬し、ナタリーが来て以来トラブルが続いていたこともあり、彼女を責めるような場面が見られます。S.H.I.E.L.Dのエージェントのコールソンとは顔見知りで友達同士です。

ジャスティン・ハマー(サム・ロックウェル)

明晰な頭脳の科学者のジャスティン・ハマーは、トニーの会社と並ぶ、軍事兵器の開発に取り組む巨大会社「ハマーインダストリーズ」の社長です。トニーが経営する「スタークインダストリーズ」を超える利益を出すために、政府専属の兵器会社となることを狙っています。そして、アイアンマンスーツの構造の機密を知ろうと躍起になります。イワンの技術力に目をつけてイワンを取り込みますが、逆に利用されてしまいます。

ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)

『アイアンマン2』の劇中では、本名のナタリー(本名:ナターシャ・ロマノフ)で登場するブラック・ウィドウは、S.H.I.E.L.D.のエージェントです。トニーがアベンジャーズに相応しい人物かの極秘調査するために、スタークインダストリーズの社員に化けて侵入し、ペッパーの秘書を務めます。そんなブラックはもともとKGBのスパイ英才教育を施されていましたが、フューリーに能力を買われてエージェントに転身します。

ハワード・スターク(ジョン・スラッテリー)

ハワード・スタークは、スタークインダストリーズ前社長であり、S.H.I.E.L.D.の創設にも関わったトニーの実の父親です。トニーはハワードから認められていないといい、コンプレックスを抱えていました。しかし、『アイアンマン2』の劇中でハワードの遺品がトニーに手渡され、そのメッセージからハワードのトニーへの思いが語られており、親子の確執が緩和するシーンが印象的です。ハワードは自分の研究をトニーに託します。

ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)

ニック・フューリーは、能力の弱点を補い合い効率よく世界平和を守ろうとする「アベンジャーズ計画」を考案した人物で、S.H.I.E.L.D.の長官と国家安全保障委員会感の交渉役を兼任しています。

『アイアンマン2』では、ニックの持ってきたS.H.I.E.L.D.に眠っていたハワードの研究結果のおかげで、トニーは命拾いします。因みに、原作は元々白人男性の設定でしたが、サミュエル・L・ジャクソンの演技が評価され、原作も黒人男性に変更された経緯があります。

イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ(ミッキー・ローク)

父親から共同研究していたトニーの父親・ハワードの恨み辛みを聞かされて育ったイワンは、スターク社に対して強い憎悪を抱いていました。イワンは、父親から機械工学の全てを伝授され、ロボット作りからハッキングまで、コンピュータのありとあらゆる知識を持っています。イワンが独自に開発したウィップラッシュは、イワンの父親が残した設計図を基に作り上げ、両腕の電流が流れる長い鞭を操ってトニーを襲います。

ハロルド・“ハッピー”・ホーガン(ジョン・ファヴロー)

ハッピーは、トニー専属の運転手兼SPで、トニーとは友人のような関係であり、トニーに自分の意見をはっきりという場面が見られます。ハッピーは、『アイアンマン2』の劇中で、得意のボクシングで襲撃からトニーを守り、ナタリー(ブラック・ウィドウ)と共闘して騒動の終息に臨みます。

スターン議員(ギャリー・シャンドリング)

アイアンマンを危険な兵器と見做し、国の管理下に置きたいと考えている議員の1人です。『アイアンマン2』の最後では騒動を終息させたスタークに功績が称えた勲章を渡す役割を担います。今後、スターン議員はマーベル作品「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」で適役として登場します。

フィル・コールソン(クラーク・グレッグ)

S.H.I.E.L.D.の上級エージェントのフィル・コールソンは、一見穏やかな雰囲気を漂わせますが、戦闘ではかなり腕が立つ人物です。フィルの主な仕事は、各地からアベンジャーズ計画に必要なヒーローのスカウトや怪現象の調査です。キャプテンアメリカの大ファンで、熱心にレアなヒーローカードを収集するほどです。『アイアンマン2』で、トニーの研究室でキャプテンの盾の試作品を見つけると、まじまじと凝視する姿が見られます。

アントン・ヴァンコ(エフゲニー・ラザレフ)

アントン・ヴァンコは、ロシア出身でリアクターに近い構造のエネルギー発生装置を開発できるほどの優秀な頭脳を持った科学者です。S.H.I.E.L.D.の先駆けのSSRでハワードと共に研究をしていました。アントンは、利益優先の考え方で、SSR組織の幹部にスパイ容疑をかけられます。それが原因でロシアに強制送還されたアントンは、スターク家を恨み、息子のイワンに語り続けます。その結果、その因縁は息子の代にも引き継がれます。

アイアンマン2の名言・用語紹介

名言:「後にも先にも・・・」

What is and always will be my greatest creation is YOU.(後にも先にも、私の最高傑作はお前だよ。)

トニーに残した遺言の中で、ハワードが息子・トニーに向けて語ったメッセージです。トニーは父親に認められていないとコンプレックスを抱え、長いこと苦悩していました。しかし、このメッセージのお陰でトニーは自信を持つようになり、新元素開発に成功します。確執があった親子関係が解消された、心温まる名場面です。

名言:「細かいことを・・・」

Don’t get too attached to things. Learn to let go.(細かいことを気にするなよ。忘れることも大事だぜ。)

ハマーにロボットスーツの依頼をされていたイワンでしたが、勝手にドローンを開発し、ハマーの注文と違うと咎められたシーンでのイワンのセリフです。イワンはハマーに自分の飼っていたオウムをリクエストしましたが、違うオウムを渡され、ハマーに文句を言った時に言われたセリフをそのままオウム返ししたのでした。一筋縄ではいかないイワンの様が感じられます。

名言:「うまくいってる・・・」

It's working. We're safe,America secure.(うまくいってる。私たちアメリカの安全は確実だ。)

トニーは自分自身がアイアンマンであることとアイアンマンスーツについて世間に公表し、後ろめたいことは何もないとしています。自分自身がアイアンマンとして活動することで、悪者が悪行を働かない抑止力となると強く信じていることが伺える台詞となっています。

用語:アーマー(パワードスーツ)

主人公のトニー・スタークがアイアンマンになるときに装着する甲冑で、バージョンアップされる毎にその性能は変遷を遂げています。当初の銀色で、改良後は赤と金色に塗装されています。ボディーにはチタニウムのような金属が使用され、柔軟性がありますが、防護力が高い甲冑です。怪力や飛行力が備えられています。真空や深海でも活動することが出来、放射線も完全に遮断することが出来ます。

用語:アークリアクター

アークリアクターは、爆弾の破片が血流に乗らないために開発した電磁石で、プラズマ技術を用いた半永久発電機械です。アーマーを動かす動力源になります。パワードスーツを15分稼働させる事が可能です。コアにはバナジウムが使用されていますが、人体に影響が出てきたため、『アイアンマン2』で6号からは新しい元素のバッドアシウムを用いて改良されています。

用語:ハマー・ドローン

『アイアンマン2』でイアンが開発した無人機兵器です。スターク・エキスポの会場でハマーがプレゼンした兵器で、製作者はロシアの天才科学者のイワンです。ドローンには遠隔操作ができるように仕掛けられており、イワンにコントロールされたドローンは、突然プレゼン会場を襲撃し、会場を騒然とさせました。

用語:J.A.R.V.I.S.

トニーがパワードスーツと同時期に開発した最新鋭の人工知能(AI)です。「ただの超すごいインテリジェントシステム」という意味のJust A Rather Very Intelligent Systemの頭文字をとって名付けられています。 戦闘中のアイアンマンに情報を与えてアシストし、それ以外では執事として自宅のセキュリティや家事を担い、トニーの話し相手にもなります。

用語:リパルサー

リパルサーは、アイアンマンが標準装備する掌から発射して攻撃する際や、飛行する時に使用する光学武器です。攻撃の際はアイアンマンの胸のアークリアクターからエネルギーを供給し、アーマーが取りこんだ空気と混ぜて爆発させ、その反発力をエネルギーにして掌部分で電流を流し、プラズマにして放出します。本編中で光線と言っていますが、プラズマなので光線ではなく雷や炎に近いです。

用語:ヴィブラニウム

ヴィブラニウムは、マーベル作品に登場する架空の金属です。その性質は、ダイヤモンド以上の硬度で、ウラン以上のエネルギーを放出します。限界まで振動と運動エネルギーを吸収することで硬度を増していきます。「キャプテン・アメリカ」の盾の素材として有名です。『アイアンマン2』でトニーが開発した新元素とは別物です。トニーの開発された新元素は、後にバッドアシウムと呼ばれます。

用語:パラジウム

パラジウムは、原子番号46の元素で元素記号はPdの、貴金属にも分類される白金族元素の1つです。用途はジュエリーのネックレスや、歯科治療の銀歯にも使用されています。加工がしやすく、電子部品の材料として使用されていますが、供給をロシアに依存し、価格が不安定なことがあり、ニッケルへの代替えが進められています。

アイアンマン2の吹替声優は?

『アイアンマン2』の出演キャストの日本語吹き替え版を担当する声優キャストのプロフィールをご紹介していきます。どのような声優キャストが顔を揃えているのでしょうか。早速見ていきましょう!

トニー・スターク/藤原啓治

≪藤原啓治のプロフィール≫

  • 出身地:岩手県
  • 生年月日:1964年10月5日
  • 年齢:54歳
  • 血液型:A型
  • 身長:175 cm
  • 職業:声優/俳優/ナレーター/音響監督
  • 事務所:AIR AGENCY
  • 主な出演品:「クレヨンしんちゃん」野原ひろし/「ぼのぼの」アライグマくん/「ヒカルの碁」緒方精次/「鋼の錬金術師」マース・ヒューズ/「BLOOD+」ネイサン・マーラー/「荒野のコトブキ飛行隊」サネアツ/「Back Street Girls -ゴクドルズ-」犬金組長/他多数
  • 担当俳優:エリック・バナ/クリスチャン・スレーター/トニー・レオン/マシュー・マコノヒー/ロバート・ダウニー・Jr

ジェームズ・“ローディ”・ローズ/目黒光祐

≪目黒光祐のプロフィール≫

  • 本名:目黒清一(めぐろせいいち)
  • 出生地:東京都
  • 生年月日:1954年1月31日
  • 年齢:65歳
  • 職業:声優/俳優
  • 所属:シグマ・セブン
  • 主な出演作品:「マクロストライアングルフロンティア」カムジン・クラヴシェラ/「SDガンダム」ランス・ギーレン/「横山光輝-三国志」夏侯惇/「南国少年パプワくん」サービス/他多数
  • 担当俳優:ドン・チードル

ヴァージニア・“ペッパー”・ポッツ/岡寛恵

≪岡寛恵のプロフィール≫

  • 生年月日:1971年6月8日
  • 年齢:47歳
  • 出生地:東京都江戸川区
  • 身長:164cm
  • 血液型:O型
  • 職業:女優/声優
  • 所属:文学座
  • 活躍ジャンル:映画/テレビドラマ/舞台/アテレコ/吹き替え
  • 担当女優:アリ・ラーター/キルスティン・ダンスト/キャサリン・ハイグル/グウィネス・パルトロー/ナオミ・ワッツ/他

ジャスティン・ハマー/森川智之

≪森川智之のプロフィール≫

  • 愛称:モリモリ/帝王
  • 出生地:東京都品川区
  • 生年月日:1967年1月26日
  • 年齢:52歳
  • 血液型:O型
  • 身長:172cm
  • 職業:声優/ナレーター/歌手/タレント
  • 事務所:アクセルワン
  • 主な出演作品:「戦刻ナイトブラッド」織田信長/ボールルームへようこそ」仙石要/「地獄先生ぬ〜べ〜」玉藻京介/「金田一少年の事件簿」明智健悟/「遊☆戯☆王」城之内克也/「闇の末裔」巽征一郎/他数
  • 担当俳優:アダム・サンドラー/ウィル・スミス/キアヌ・リーブス/ジュード・ロウ/ジョニー・デップ/トム・クルーズ/他多数

ブラック・ウィドウ/佐古真弓

≪佐古真弓のプロフィール≫

  • 生年月日:1978年1月13日
  • 年齢:41歳
  • 出生地:東京都
  • 身長:158cm
  • 職業:女優/声優
  • 所属:文学座
  • 主な出演作品:「Detroit:Become Human」カーラ/「レイトン ミステリー探偵社〜カトリーのナゾトキファイル〜」メリー/他
  • 担当女優:アンバー・ハード/エマ・ストーン/ジェシカ・アルバ/レイチェル・マクアダムス/他

ハワード・スターク/仲野裕

≪仲野裕のプロフィール≫

  • 出生地:神奈川県
  • 生年月日:1951年1月10日
  • 年齢:68歳
  • 血液型:AB型
  • 身長:175cm
  • 職業:俳優/声優
  • 事務所:懸樋プロダクション
  • 主な出演作品:「つくもがみ貸します」月夜見/「ルパン三世 PART5」アギヨン/「NARUTO-ナルト-疾風伝」まるほしコスケ/「黒執事」バリモア/「ゴルゴ13」エディ・モーガン/「攻殻機動隊-STAND ALONE COMPLEX-」イシカワ/他多数
  • 担当俳優:ケヴィン・コスナー/ケヴィン・スペイシー/他

ニック・フューリー/手塚秀彰

≪手塚秀彰のプロフィール≫

  • 本名:手塚 英明
  • 生年月日:1954年12月5日
  • 年齢:64歳
  • 出生地:栃木県
  • 身長:185cm
  • 血液型:A型
  • 職業:俳優/声優
  • 所属:劇団青年座
  • 主な出演作品:ドラマ「相棒-Season8-第11話」/ドラマ「華麗なる一族」(2007)/アニメ「機動戦士ガンダムUC RE:0096」スベロア・ジンネマン/他多数
  • 担当俳優:アーニー・ハドソン/ヴィング・レイムス/キース・デイヴィッド/サミュエル・L・ジャクソン

イワン・ヴァンコ/菅生隆之

≪菅生隆之のプロフィール≫

  • 生年月日1952年8月1日
  • 年齢:66歳
  • 出生地:千葉県飯岡町(現・旭市)
  • 身長:172cm
  • 職業:俳優/声優/ナレーター
  • ジャンルテレビドラマ、舞台、テレビアニメ、吹き替え
  • 事務所フクダ&Co.
  • 主な出演作品:「銀魂」泥水次郎長/「NARUTO-ナルト-疾風伝」初代火影・千手柱間/「東京喰種」芳村/「バキ」愚地独歩/他多数
  • 担当俳優:アル・パチーノ/キーファー・サザーランド/ジャン・レノ/他多数

クリスティン・エヴァーハート/北西純子

≪北西純子のプロフィール≫

  • 出生地:兵庫県
  • 生年月日:1975年9月18日
  • 年齢:43歳
  • 血液型:B型
  • 身長:167cm
  • 職業:声優
  • 事務所:賢プロダクション
  • 主な出演作品:「イナズマイレブン」吉良瞳子/「鋼の錬金術師」ノックス妻/「からくりサーカス」メリッサ・アンダーソン/「ちはやふる2」夕部慶子/他多数
  • 担当女優:スカーレット・ヨハンソン

ハロルド・“ハッピー”・ホーガン/大西健晴

≪大西健晴のプロフィール≫

  • 出生地:奈良県
  • 誕生日:7月8日
  • 血液型:O型
  • 身長:174cm
  • 職業:声優/舞台俳優/ナレーター
  • 事務所:アーツビジョン
  • 主の出演作品:「ぷるるんっ!しずくちゃん」はなたれ君/「HUNTER×HUNTER」シャッチモーノ=トチーノ、蚯蚓/「ゴルゴ13」ファレ/「銀魂」村田 鉄矢/他多数

スターン議員/石住昭彦

≪石住昭彦のプロフィール≫

  • 生年月日:1961年10月25日
  • 年齢:57歳
  • 出生地:愛媛県
  • 身長:178cm
  • 職業:俳優/声優
  • 所属:円企画
  • 主な出演作品:「NARUTO-ナルト-」水虎/「ルパン三世PART5」Mr.ゴールド/「蒼天の拳」霞鉄心/他多数
  • 担当俳優:アルフレッド・モリーナ/オリヴァー・プラット/ジョン・グッドマン/フィリップ・シーモア・ホフマン/ルイス・ガスマン

フィル・コールソン/村治学

≪村治学のプロフィール≫

  • 生年月日:1963年10月24日
  • 年齢:55歳
  • 出生地:兵庫県
  • 身長:172cm
  • 職業:俳優/声優/ナレーター
  • 活躍ジャンル:映画/テレビドラマ/舞台/アテレコ/吹き替え
  • 担当俳優:アンドリュー・スコット/フランソワ・チャウ/マイケル・シーン/マシュー・ブロデリック

アイアンマン2に関する感想や評価

『アイアンマン2』の感想や評価には、主要キャストのアクションシーンやアーマーを装着するシーンがかっこいいとの声が多いです。『アイアンマン2』の内容で、ウォーマシンや父親の代の因縁、親子の確執などヒューマンドラマの要素も多く見られ、良かったと感想や評価に上がっています。劇中では複数の伏線も張られ、他のマーベル作品との関連性が見えて、本筋だけでなく楽しめる部分が多かったと高評価の映画のようです。

アイアンマン2のあらすじネタバレやキャストまとめ

2010年に公開された『アイアンマン2』のあらすじや伏線をネタバレ解説し、登場人物・キャストや映画の評価についてご紹介してきました。2008年に公開された「アイアンマン」の続編となった今作品は、前作同様、監督はジョン・ファヴローが務め、その映画の評価では、興行収入は12億円を記録し、「トランスフォーマー/リベンジ」の記録を塗り替えています。

今作からトニーの親友のローディ役がテレンス・ハワードからドン・チードルにキャスト変更となっていますが、前作同様、『アイアンマン2』の世界観を楽しむことが出来ると評価が高いようです。SNS上の感想では、映画を何回も見直す人が多く、観るたびに新たな発見があり、何度でも楽しめる映画でおすすめのようです。まだ、未見の方は是非、ご覧になってみるといいかもしれません。

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