映画レッドプラネットのあらすじと結末をネタバレ!火星でのロボットと昆虫の話?

レッドプラネットは2000年に公開されたアメリカのSF映画です。未来の話を描いており、地球が環境汚染で火星への移住計画を進めているところから始まります。優秀な科学者達は移住計画のために、火星へ調査をしに行きます。しかし、そこであらゆるトラブルに巻き込まれてしまうのでした。この記事では映画レッドプラネットのあらすじのネタバレや感想、出演しているキャストについてまとめています。

映画レッドプラネットのあらすじと結末をネタバレ!火星でのロボットと昆虫の話?のイメージ

目次

  1. 映画『レッドプラネット』とは?
  2. 映画『レッドプラネット』のあらすじネタバレ
  3. 映画『レッドプラネット』のキャスト
  4. 映画『レッドプラネット』は中途半端との声も
  5. 映画『レッドプラネット』に関する感想や評価
  6. 映画『レッドプラネット』についてまとめ

映画『レッドプラネット』とは?

映画『レッドプラネット』の基本情報

レッドプラネットは2000年に公開されたアメリカのSF映画です。環境汚染などを題材にしており、実際に科学的な考証を元に製作されました。環境汚染によって地球を離れる事になった人類をリアルに描いており、サバイバル要素が高い作品です。レッドプラネットは日本では2001年に公開されました。

映画『レッドプラネット』の予告編

レッドプラネットの予告動画では、人類が2000年から問題視されていた環境汚染に対応することができず、その25年後に火星への移住を視野に入れるようになったという語りから始まります。人類は20年間で火星に藻類を送り続け、酸素を生成するために育成を試みました。順調に進んでいた火星の人類移住計画ですが、突如火星の酸素レベルが減り始めてしまったのです。

そこで人類は最大の事業に乗り出します。宇宙ステーションから小さいシャトルを飛ばし、火星の実態を調査するために半年間の旅をさせるのです。優秀な科学者がシャトルに乗るところで映画レッドプラネットの予告動画は終了しています。

監督はアントニー・ホフマン

レッドプラネットの監督を務めたのは監督やディレクター、脚本家として活躍するアントニー・ホフマンです。レッドプラネットの他に2014年には「ウラカンプロジェクト」という短編映画の監督・脚本を務めています。

映画『レッドプラネット』のあらすじネタバレ

あらすじ①火星に空気を

レッドプラネットは科学者達が人類の存亡をかけて火星へと旅立つ物語です。なぜ火星に行くことになったのか、レッドプラネットのあらすじのネタバレを紹介します。予告動画でもあったように、環境汚染の問題を先延ばしにしてきた結果、人類は他の惑星への移住を視野に入れるようになりました。人類は火星に酸素を生成するために、無人探査機を火星に飛ばして藻の育成を試みていました。

順調に酸素が作られていたはずでしたが、突如火星内の酸素量が少なくなってしまいます。その原因を究明するために、科学者達はシャトルに乗って火星を目指しました。その科学者達の中でも紅一点のケイト・ボーマンが科学者達のリーダーで船長でした。シャトルに乗っていたのはケイトを含めた6人の科学者達と、探査ロボットのエイミーです。

出発から182日が経過し、いよいよ火星への着陸が近づいた頃、突然シャトルに問題が発生してしまいました。シャトルが太陽フレアに巻き込まれてしまったのです。シャトルは一気に火の海になりましたが、なんとか火の手から逃げ、ケイトの判断で不時着することになりました。ケイトは船をメンテナンスするために一人だけで危険なシャトルに残ります。

あらすじ②破壊された火星の基地

ここまでは、優秀な科学者達が火星への着陸寸前に太陽フレアに巻き込まれてしまうというあらすじでした。しかしまだトラブルは続きます。不時着した科学者達はどうなってしまうのか、レッドプラネットのあらすじのネタバレを紹介します。

不時着した5人の科学者のうち一人は重症を負ってしまいます。自分がここから動けないことを悟り、4人の科学者に自分を置いて行くように言います。自分たちが使える酸素量もあと8時間と少ないため、4人はハブと呼ばれる基地を目指して歩くことにしました。ハブには酸素や食料が揃っており、そこにたどり着けばある程度の期間は安全に過ごすことができます。

一方でケイトは無事に船のメンテナンスを終え、探査ロボットのエイミーを遠隔操作して火星の様子を確かめます。探査ロボットのカメラの映像には一人の科学者が座り込んでいる様子があり、さらにハブの方にまでカメラを飛ばすと、ハブが破壊されている映像が映し出されました。

丁度その頃、4人の科学者達もハブのあった場所にたどり着きます。破壊されたハブを見た4人は呆然と立ち尽くしてしまいます。酸素量も少なくなっており、危ない状況に陥りました。その内の2人が、別の場所で話しているうちに喧嘩をしてしまいます。もみ合いの中崖に突き飛ばしてしまい、1人が死亡してしまいました。もう片方は突き飛ばしたことを隠し、他のメンバーに「自殺してしまった」とごまかしました。

あらすじ③火星の空気の調査

ここまでは5人の科学者は無事に不時着できたのですが、なんとハブが壊されているという事態となりました。そのことがきっかけで、探索していた4人のうち1人が崖から突き落とされて死亡してしまったという状況です。今後火星に残された科学者はどうなってしまうのか、レッドプラネットのあらすじのネタバレを紹介します。

何もない火星ではどうすることもできず、3人は少なくなってしまった酸素に苦しみはじめます。酸素量のカウントもあと20数秒となった状況です。そのうちの1人があまりの苦しさからヘルメットを外しました。すると、なんと息をすることができたのです。微量ながらも火星には人間が息ができるほどの酸素が存在していました。

あらすじ④突然のロボット出現

火星では無事に呼吸ができるほどの酸素が存在していることが分かりましたが、それでもこのままでは火星で暮らすことはできません。3人が壊れたハブで固まって座っているところにやってきたのが、探査ロボットのエイミーです。このエイミーが3人にどのような行動をするのか、レッドプラネットのあらすじのネタバレを紹介します。

探査ロボットのエイミーは突然暴走をし始めます。なんと科学者3人に襲いかかって来たのです。エイミーは科学者達の会話を聞き取り「攻撃」と判断して彼らを襲い始めました。エイミーは1人の科学者の骨を折って重症を負わせ、どこかへ去っていきました。

あらすじ⑤基地を破壊した犯人

ここまでは、自分たちのサポートにつくはずだった探査ロボットのエイミーが暴走してしまい、思わぬ敵の襲撃を受けてしまいました。より一層危険な場所となってしまった火星から抜け出すことができるのか、あらすじのネタバレを紹介します。朝になり、3人は残された機材を使って通信機を作ります。無事に船にいるケイトと通信することができ、ケイトは3人をロシア調査船が残された場所に向かうように指示します。

ケイトはロシア調査船を使って、みんなを船に帰還させる算段でした。ケイトに恋心を寄せていたロビー・ギャラガーはロシア調査船が2人しか乗れないことを知り、自分は火星に残ってあとの二人を脱出させようと考えていました。3人はロシア調査船を目指す途中で砂嵐に遭います。しかし、自殺に見せかけて1人殺した科学者が抜け駆けしようと砂嵐の中、飛び出していきます。

そこを狙ったかのように、エイミーが科学者を殺害してしまいました。実は3人の後ろをエイミーが密かに追ってきていたのです。砂嵐がおさまり、ロビー達は科学者が襲われた場所に行きます。そこには大量の藻が食われたような跡と、その近くには科学者の死体がありました。1人がその死体を調査している間、ロビーは再度ケイトと通信をしようと試みます。死体を調査していると、その死体から大量の昆虫が湧き出てきました。

昆虫は、ただでは破けないはずの宇宙服の中にも這っていたのです。その大量の昆虫は火をつけられると、突然爆竹のように死体から飛び出してきます。実はこの昆虫達がハブを破壊した原因でした。火星に藻を送ったことで大量発生した昆虫は、藻だけでなく鉄や衣類、人体などあらゆるものを食べることができる昆虫だったのです。

あらすじ⑥昆虫のサンプルを持って帰還

1人の科学者が死んでしまい、ハブを破壊した原因がようやく分かりました。この後、ロビーともう1人の科学者が昆虫採取に成功します。ここから無事に二人は船に帰還することができるのか、結末までのネタバレを紹介します。死体に這い寄っていた昆虫を採取したのは、エイミーに肋骨を折られた科学者でした。

二人はそのままロシア調査船に向かっていましたが、突如その科学者が昆虫に襲われてしまいます。咄嗟にロビーに採取した昆虫を投げ、任務を果たすように言います。そして科学者は群がる昆虫を死滅させるために自分ごと爆発させて死亡してしまいました。ロビーはロシア調査船に戻る事ができましたが、バッテリーが使い物になりません。

そこでロビーは自分を狙うエイミーと戦い、エイミーからバッテリーを奪いました。ロビーはバッテリーをセットし、そのまま火星を離れることに成功しました。無事にケイトとも再会することができたのです。

映画『レッドプラネット』のキャスト

キャスト①ロビー・ギャラガー/ヴァル・キルマー

ケイトと惹かれ合っており、最後まで生存して帰還したロビー・ギャラガーのキャストはヴァル・キルマーです。ヴァル・キルマーはアメリカの俳優で、息子のジャック・キルマーも俳優として活躍しています。レッドプラネットの他にも「トップガン」「バットマンフォーエヴァー」などに出演されています。

キャスト②ケイト・ボーマン/キャリー=アン・モス

女船長として船に残り、火星に不時着した科学者達をサポートしていたケイト・ボーマンのキャストは、キャリー=アン・モスです。カナダの女優で、「マトリックス」のトリニティ役のキャストに選ばれたことで有名になりました。インディペンデント・スピリット賞助演女優賞や、ジェミニ賞助演女優賞を受賞している実力派女優です。

キャスト③クイン・バーチナル/トム・サイズモア

科学者の1人、クイン・バーチナルのキャストに選ばれたのは、トム・サイズモアです。トム・サイズモアはアメリカの俳優で軍人などの役柄への定評があり、特に「プライベート・ライアン」や「ブラックホーク・ダウン」ではその演技力を称賛されています。

キャスト④バド・シャンティラス/テレンス・スタンプ

火星に不時着したあと、負傷して動けなくなった科学者のバド・シャンティラスのキャストに選ばれたのはテレンス・スタンプでした。テレンス・スタンプはイギリスの俳優で、1965年には「コレクター」でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞されています。その他にも「スーパーマン」「イギリスから来た男」「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」など様々な作品に出演しています。

キャスト⑤チップ・ペテンギル/サイモン・ベイカー

科学者の1人、チップ・ペテンギルのキャストに選ばれたのはサイモン・ベイカーです。サイモン・ベイカーはオーストラリアの俳優でアメリカでも活躍する俳優です。人気ドラマシリーズ「メンタリスト」の主人公・パトリック・ジェーン役でも知られています。日本では2007年に日産自動車のテレビCMに出演していました。

キャスト⑥テッド・サンテン/ベンジャミン・ブラット

科学者の1人、テッド・サンテン役のキャストに選ばれたのは、アメリカの俳優として活躍するベンジャミン・ブラットです。映画やアニメーションの吹き替え、テレビシリーズなど幅広く活動しており、レッドプラネットの他にも「LAW&ORDER」や「リメンバー・ミー」「くもりときどきミートボール」などの作品に出演されています。

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映画『レッドプラネット』は中途半端との声も

登場人物の存在感が薄い

レッドプラネットは人物達の存在感が薄いという感想を持っている方が多いようです。物語の半分は科学者達のほとんどが宇宙服を着た状態のため、誰が誰なのか見分けるのが難しいのです。

あらすじのネタバレでも分かる通り、後半からやっとロビーの存在感が出てきます。「ヘルメットを外す前に殺害されたのが一体誰だったのか分からなかった」、「ヘルメットを外した三人の見分けがつかない」という感想が多くみられました。

昆虫の誕生が謎

レッドプラネットのあらすじのネタバレにもあったように、昆虫が藻を食べたことで大量発生したことは明らかとなっていましたが、誕生した理由までは明かされていません。突如として火星の酸素が減少したと冒頭で語られているため、元々いた生物ではなく藻を植えたあとに誕生したのではないかと考えられます。実際に、昆虫がなぜ火星に生息していたのかが気になるという感想を持っている方もいました。

話の主軸が何かわからない

レッドプラネットのあらすじのネタバレでも解説しましたが、科学者達は元々調査をするために火星に向かっていました。多大な損害と決死の覚悟で主人公は昆虫採取に成功しましたが、物語は火星から脱出するところで終わっています。その後人類がどうなったのかは不明です。結局火星から脱出が目的の話だったのか、移住をするという冒頭の語りは何だったのかと、話の主軸がわからず混乱するという感想もありました。

映画『レッドプラネット』に関する感想や評価

映画レッドプラネットの感想の中に話の主軸が分からないという感想がありましたが、話自体はまとまっているためそこまでの酷評はありませんでした。ほどよくアクションもあり、観やすいという感想を持っている方もいます。

映画レッドプラネットはとにかくトラブル続きのストーリーのため、もう少し落ち着いてもよかったのではないかという感想を持っている方もいました。しかし映像のクオリティは高く、2000年の映画とは思えないという感想もありました。

映画レッドプラネットは舞台が火星と一風変わっているものの、ストーリーがお約束通りでつまらなかったという感想を持っている方もいました。中には舞台設定と登場人物のスケールが合っていなかったという感想もありました。実際に、存在感が薄い登場人物がたくさんいるのは確かです。

映画『レッドプラネット』についてまとめ

映画レッドプラネットのあらすじのネタバレをまとめると、火星を調査するために訪れた科学者達がトラブルに遭い、なんとか脱出を試みるというストーリーでした。そこまでひどい映画ではないですが、登場人物の個性が薄かったり話の主軸がずれていたりと、少し中途半端だという感想がありました。ただ、出演している俳優はとても豪華なので、気になる方は一度観てみてください。

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