マネートレインのあらすじまとめ！映画の出演キャストや結末をネタバレ解説

マネートレインは、血のつながりのない二人の乳兄弟が主役のアクション映画です。大掛かりなセットを使ったアクションは、とても迫力のあるものとなっています。また、マネートレインに出演されているキャストには大物俳優が揃っています。どんな俳優がキャストに選ばれているのか、ストーリーや結末のあらすじのネタバレとあわせて紹介します。

マネートレインとは、1995年にアメリカで公開されたアクション映画です。日本では1996年に公開されました。この映画では、撮影のためにニューヨークの地下鉄を再現したセットが作られ、実際に車両を走らせてアクションが撮影された大迫力の映画です。

この映画のタイトルにもなっているマネートレインというのは、各駅から売上金を集金するために走行させている列車のことをいいます。売上金を積んでいるため、アメリカではこのマネートレインが狙われやすいのです。映画マネートレインは、そんな地下鉄で公安として警備している二人の兄弟の物語です。

マネートレインの監督は、アメリカで映画監督やプロデューサー、脚本家として活躍しているジョセフ・ルーベンです。1991年に公開されたサスペンス映画「愛がこわれるとき」で成功を収め、一躍有名になりました。そのほかにも、「W/ダブル」や「フォーガットン」などの監督を務めています。

映画マネートレインは公安に所属する二人の兄弟が主人公です。公安であるのに、あることがきっかけで現金が積まれたマネートレインを狙うことになります。なぜマネートレインを狙うのか、ここでは映画マネートレインのあらすじのネタバレを紹介します。

まず、映画に登場する二人の主人公、ジョンとチャーリーの関係性についてあらすじをネタバレします。その昔、両親がおらず施設で暮らしていたチャーリーは、施設を抜け出します。そこでジョンと出会い、チャーリーはそのままジョンの親に引き取られます。ジョンは黒人でチャーリーは白人でしたが、人種の違いなど関係なく二人は兄弟として過ごしていました。

兄のジョンは面倒見が良く、しっかりとした性格をしていました。対してチャーリーは血の気が多く、お金に関してはルーズな問題児でした。二人の性格は真反対ですが、お互いに認めあっている乳兄弟です。実際に、公安として仕事をする時は、ふたりとも息の合った捜査をしていました。

ジョンとチャーリーは公安として地下鉄でおとり捜査をしていましたが、あるとき重要な任務につきます。二人はどんな任務についているのか、映画マネートレインのあらすじのネタバレを紹介します。ジョンとチャーリーの上司である市交通局局長のパターソンは、二人のことを良く思っていませんでした。

そのきっかけとなったのが、二人が犯人を追いかけている時のことです。犯人は線路に逃走してしまいますが、その線路はマネートレインが走る線路でした。パターソンは売上金をのせたマネートレイン停めることは許さないと言い、予定通りに動かすように指示します。しかし、パターソンの指示を裏切り、マネートレインは46分も到着が遅れてしまいました。

パターソンは指示を無視した二人を許さず、次はないと叱りつけました。パターソンの怒りに腑に落ちないチャーリーは、マネートレインの模型を盗み出します。このようにパターソンとはあまり良い関係ではありませんでした。ある時、二人の職場にグレースという美人捜査官が赴任してきました。チャーリーはグレースに惹かれ、グレースはジョンに惹かれていきました。

いつものようにおとり捜査をしていたジョンとチャーリーの前に放火犯が現れます。この放火犯によって、二人はパターソンの機嫌を損ねてしまいます。一体なにがあったのか、あらすじのネタバレを紹介します。ジョンとチャーリーは、その日もおとり捜査員として地下鉄を警備していました。その日は切符売り場が放火されてしまうという事件があり、二人は放火犯を追いましたが取り逃がしてしまいます。

さらに、集金袋からは2万5千ドルの売上がなくなっていることが判明します。パターソンは借金のあるチャーリーを一番に疑います。その後無事にチャーリーの疑いは晴れたもののパターソンからは謝罪もなく、その態度に苛ついていたチャーリーは、ジョンにマネートレインを強奪しようと持ちかけます。しかしジョンはチャーリーに、自分たちが公安という立場を忘れないようにと叱りつけました。

チャーリーはギャンブルで失敗し、1万5千ドルの借金を作ってしまいました。ジョンはそんなチャーリーに仕方なく大金を貸します。しかし、チャーリーは地下鉄でそのお金を盗まれてしまいました。そのせいでチャーリーはお金を返す事ができず、ギャングにボコボコにされてしまいます。

チャーリーが大金を盗まれたことをジョンに謝りに自宅を訪れると、そこにはジョンがグレースと寝ている姿がありました。チャーリーは、ジョンから借りたお金を盗まれたことや、ギャングに殴られたこと、心を惹かれていた女性がジョンと恋仲にあったことなど悪いことが重なり、ショックを受けました。そのままやけ酒を飲んだチャーリーは次の日、二日酔いの状態で出勤します。

ジョンにお金を盗まれたことを謝りますが、ジョンはチャーリーの日頃の行いから信じませんでした。このことで、ジョンとチャーリーの関係はギクシャクしてしまいます。そんなある日、取り逃がした放火犯が再び地下鉄にやってきました。

その時おとり捜査をしていたのはグレースでしたが、二人の兄弟が放火犯に気づき猛追します。しかし、犯人は二人に追い詰められたのちに列車に轢かれてしまい、死亡してしまいました。パターソンは犯人を死なせてしまったことに怒り、ジョンとチャーリーを解雇します。うまくいかない二人は喧嘩してそのまま別れてしまいました。

マネートレインのあらすじのネタバレでは、地下鉄の公安職を解雇されてしまったジョンとチャーリーですが、この後二人はさらにマネートレインと関わっていきます。ここからは映画マネートレインの結末をネタバレしていきます。

あらすじのネタバレでは、一度チャーリーがマネートレイン強奪の算段を立てている場面がありました。チャーリーは解雇になったことで、再びマネートレインを狙うことを決意します。なぜそんなことになってしまったのか、結末をネタバレします。仕事を解雇されたチャーリーは、ギャングから金を返さなければジョンにも危害を加えると脅されてしまいました。

職を失ったチャーリーは大金を用意することもできません。そこで、以前企てていたマネートレインの強奪を図ることにしたのです。ジョンは、誕生日にチャーリーから送られてきたマネートレインの模型を見てその事を悟ります。ジョンはチャーリーを止めるために地下鉄に向かい、マネートレインに乗り込みます。しかしチャーリーはジョンの説得を聞かず、マネートレインを動かし始めました。

パターソンはどうにかしてマネートレインの暴走を止めようと、マネートレインと一緒に走行させた列車を衝突させます。その列車には一般乗客も乗っており、とても危険な状態でした。しかし、パターソンにとっては乗客の命よりもマネートレインが大切だったのです。

喧嘩をしながらも説得に応じたチャーリーは、ジョンと一緒にマネートレインから走行していた列車へと乗り移ります。その時に、走行していた列車が脱線しないように細工をしたことで、マネートレインが脱線してしまいました。パターソンは乗客の命よりも大切なマネートレインが脱線してしまい、呆然とします。

先程の結末のネタバレでは、マネートレインは脱線してしまうという結末を迎えましたが、このあとジョンとチャーリーは上手く逃亡していきます。一方でマネートレインを失ったパターソンはどうなってしまうのか、結末までのネタバレを一気に紹介します。

パターソンは脱線したマネートレインに犯人がいるはずだと捜査をさせます。しかし、ジョンとチャーリーは既に走行していた列車に乗り移っているため、犯人を見つける事ができませんでした。二人は混乱に乗じて逃げ出そうとしましたが、パターソンとばったり会ってしまいます。そこで騒ぎを聞きつけて駆けつけたフリをして二人はその場をやり過ごし、逃亡に成功しました。

その後、パターソンは乗客を危険な目に合わせたとして逮捕されてしまいます。ジョンはチャーリーの上着が膨れていることに気づきます。チャーリーは、マネートレインに積まれていた売上金を盗んでいたのです。それを知ったジョンはチャーリーを叱りますが、ギクシャクとした空気はもう二人の間には流れていませんでした。

映画マネートレインのあらすじや結末のネタバレを読んで分かる通り、この映画は列車を使った派手なアクションを楽しむことができます。そんなアクションに挑戦したキャストをまとめました。キャストには今でも活躍されているとても豪華な俳優が選ばれているため、キャストの出演情報などもあわせて紹介します。

しっかり者の兄・ジョンのキャストはウェズリー・・スナイプスです。ウェズリー・スナイプスはアメリカの俳優で、ヴェネツィア国際映画祭では主演男優賞を獲得しており、あらゆるヒット映画に出演しています。マイケル・ジャクソンの「Bad」という楽曲のミュージックビデオにも出演していました。マネートレイン以外では、「メジャーリーグ」「ワン・ナイト・スタンド」「ブレイド」などに出演されています。

問題児の弟・チャーリーのキャストに選ばれたのは、ウディ・ハレルソンです。ウディ・ハレルソンはアメリカの俳優で、悪役を演じることが多いことでも知られています。テレビドラマシリーズ「チアーズ」で一躍人気になりました。その後映画にも出演するようになり、「ラリー・フリント」「ハンガー・ゲーム」「猿の惑星：聖戦記」「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」などに出演されています。

兄弟と同じく捜査官として赴任してきたグレース・サンチャゴ役のキャストに抜擢されたのは、ジェニファー・ロペスです。ジェニファー・ロペスはプエルトリコ系アメリカ人で、女優や歌手、プロデューサーとして活躍されています。マネートレインの他に、「アウト・オブ・サイト」「セレナ」「アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険」などに出演されています。

また、ジェニファー・ロペスは香水もプロデュースしており、「Glow by J.Lo」や「Glowing Goddess」などの香水は日本でも販売されています。また、歌手としては1999年にファーストアルバム「On the 6」をリリースしており、2019年3月時点で8枚のアルバムを発売しています。女優だけでなく、歌手通しても邁進されています。

弟役としてキャストに選ばれたウディ・ハレルソンと、兄役のウェズリー・スナイプスの兄弟関係が面白く愛くるしいと感じた方もいるようです。鑑賞していると、問題児チャーリーに振り回されるジョンを、つい応援したくなる映画です。監督であるジョセフ・ルーベンはスリラーやサスペンスを手がける事が多いのですが、マネートレインは気軽に観やすい映画となっています。

大物俳優がキャストに揃っているため、好きな俳優が出ているのをきっかけにマネートレインを鑑賞したという方も多いようです。演技派俳優といわれるだけあり、ウェズリー・スナイプスの評価はとても高いのが分かります。

マネートレインでの兄弟関係が、鋼の錬金術師に登場するエルリック兄弟を見ているようだったと感じた方もいらっしゃいました。乳兄弟で人種も違いますが、お互い支え合っているところが感動するという感想もありました。

ジョンもチャーリーも公安についていたため、地下鉄に現れる犯罪者を取り締まる映画なのかと思いきや、チャーリーが犯罪者側にまわる展開に驚かされたという方もいました。普通の展開ではないところもマネートレインの特徴です。また、リアルに製作された列車のセットを使ったアクションシーンには迫力が伝わってきます。

マネートレインは、公安に務める乳兄弟が問題を起こし喧嘩しながらも、互いに支え合いながら困難を乗り越えていくというストーリーでした。最後には兄弟はうまく逃亡し、パターソンが逮捕されてしまうという驚きの結末となっています。マネートレインのキャストは有名な俳優が揃っているのも魅力の一つです。ぜひ一度観てみてください。