フォーガットンのネタバレあらすじ！ジュリアン・ムーア主演サスペンス映画の感想は？

映画フォーガットンは、2004年に公開されたアメリカのスリラー映画です。主演は人気女優のジュリアン・ムーアが務めており、彼女の鬼気迫る演技でも話題を集めました。映画フォーガットンは航空機事故で息子を亡くした母親が、自分がおかしくなったのか、現実がおかしいのか分からなくなっていく様子を描いています。衝撃的な展開と驚きのどんでん返しの結末で、公開当時注目された映画です。

ここでは、衝撃の結末で「シックスセンス以来、最も衝撃的なスリラー」とも評された映画フォーガットンの、気になるストーリーのあらすじをネタバレ紹介していきます。映画フォーガットンの結末までのあらすじの紹介と共に、映画フォーガットンの出演キャスト情報や、見た人の感想等もまとめていきます。

映画フォーガットンの監督を務めたのは、ジョセフ・ルーベンです。ジョセフ・ルーベンはアメリカ合衆国の映画監督で、脚本家や映画プロデューサーとしても活躍しています。1974年に映画監督デビューを果たしたジョセフ・ルーベン。そんな彼はジュリア・ロバーツ主演の映画「愛がこわれれるとき」で成功を収めています。

衝撃的なスリラー映画として注目されたフォーガットンのあらすじをネタバレ紹介していきます。フォーガットンの主人公テリーは、一年ほど前に航空機事故で息子を亡くしてしまいます。テリーは息子を失った航空機事故以来、深い喪失感からふさぎ込んでいました。息子との思い出を頭に思い浮かべては、落ち込むという日々を送っていたテリー。彼女は精神的に病んでおり、精神科に通っていました。

そんなある日、テリーの家にあった家族3人で撮ったはずの写真に、夫婦しか映っていなくなります。サムのアルバムやビデオテープもすっかりなくなり、息子サムがいたという記録は忽然と消えてしまいました。驚いたテリーは夫ジムに詰め寄りましたが、最初から息子はいなかったと言われてしまいます。ジムはテリーを連れてかかりつけの精神科を訪れます。精神科医ジャック・マンスも、サムは最初からいなかったと言いました。

マンスは、息子サムの存在は、テリーが作り出した架空の存在だと説明します。息子の存在そのものがテリーの妄想だと言うのです。サムの存在を示すものが消えてなくなったのは、テリーの対しての治療が効いてきた証拠なのだと主張します。しかし、テリーにはそんな話を信じることなどできません。テリーは図書館へ向かい、航空機事故の記事を探します。しかし、航空機事故を扱った新聞記事も見つけることが出来ませんでした。

テリーは次にかつてサムを預けたことがあるベビーシッターの元へ訪ねます。しかし、ベビーシッターもサムの事は覚えていない話します。テリーは逃げるようにベビーシッターの元を去り、同じように娘を航空機事故で亡くしたアッシュを訪ねます。アッシュは離婚後一人で娘を育てていましたが、航空機事故が原因で娘を亡くしていました。アッシュの家を訪れたテリーでしたが、アッシュもまたサムの事を覚えていないと言います。

サムの事どころか、航空機事故で亡くした自分の娘ローレンの事も覚えていないアッシュ。アッシュは酒浸りの生活を送っており、原因はローレンを航空機事故で失ったことがきっかけのはずでした。しかし、アッシュはテリーに取り合わず、酒を飲んで休んでしまいます。テリーはアッシュの家の中を見まわし、壁に傷を発見。壁紙を剥がすとそこにはローレンの描いた落書きがあるのでした。

壁の落書きを見せてアッシュを説得するテリー。しかし、アッシュは聞く耳を持たず、警察を呼ばれてしまいます。警察に逮捕されてしまったテリー。アパートから出されたテリーの元に、国家安全保安局を名乗る謎の男たちがやってきます。テリーが去った後、ローレンの落書きがある部屋へと向かったアッシュは、そこで娘の記憶をフラッシュバックさせます。ローレンの事を思い出したアッシュ。急いでテリーを追います。

「思い出した！」と叫びながらテリーの元へ駆けつけたアッシュは、国家安全保安局からテリーを逃がしてくれました。その日の深夜、逃げ延びたテリーは以前にアッシュと会ったことのある公園へと向かいます。そこでアッシュと落ち合ったテリー。二人は子供達の記憶を消し去り、全てをなかったことにするなんて、国家や人間に出来るものなのかと話し合いました。それも一晩にしてすべてが変わってしまっているのです。

人の記憶を捜査したり、大規模の事実を変えてしまうことは、到底人間には出来ません。だとすれば、この一連の出来事は全て、人間以外の仕業という事になります。二人は追っ手から逃れるため、車に乗って移動し始めます。しかし、国家安全保安局の車が突っ込んできて、二人を確保しようとしてきます。二人は国家安全保安から逃亡し、草むらに身を潜めて何とかやり過ごすことが出来ました。

二人は歩いて移動し、モーテルへとたどり着きます。モーテルで夜を明かすテリーとアッシュ。翌朝、思考をめぐらせていたテリーはあることに気づきます。それは、子供たちは航空機事故で死んでしまったのに、何故親の記憶を消す必要があるのかという事です。もしかすると、子供たちはまだ生きているのかもしれないと、テリーはアッシュに話しました。

新しく車を入手した二人は移動しようとしますが、また男たちが立ちふさがります。退路をふさがれたアッシュは、仕方がなく男を轢いて脱出しました。先ほどの男に見覚えがあると感じるテリー。すると、彼女の携帯電話に刑事のアンから電話がかかってきます。夫のジムがテリーの捜索をアンに依頼したのでした。アンはジムから話を聞き、何故気を病んだだけの女性テリーに、国家安全保安局が関わるのかと不審に感じるのでした。

アッシュから夫ジムにサムの事を思い出すように話してはどうかと言われたテリー。家に向かってジムに会いますが、夫ジムはテリーと結婚した事さえも覚えていませんでした。ショックを受けるアン。そこにまた追っ手が迫ってきます。アッシュとテリーは急いで逃げ出しました。一方テリーから聞き込みを行ったアン刑事は、アッシュが男を轢いた現場を訪れます。

そこで店員に話を聞くと、車に轢かれた男は出血も怪我もなく、何事もなかったように立ち上がったというのです。そこへ国家安全保安局の男たちが現れ、アン刑事に捜査を止めるように忠告します。しかし、アン刑事は引き下がらず、捜査を続けると宣言しました。

テリーとアッシュは山奥に身を潜めていました。アッシュは航空機事故で亡くした愛娘ローレンの事を忘れていたことがショックで、酒を止める事が出来ません。テリーに説得され酒を止める決意をするアッシュ。その頃、仕事を終えて帰宅するアン刑事の前に、マンスが現れます。精神を病んだテリーに対処するためには、精神科医の自分が必要だろうと、マンスは捜査に参加させてほしいとアン刑事を説得しました。

夜遅く、物音を聞きつけたアッシュは、捜査官を捕縛することに成功します。テリーとアッシュは捜査官に詰め寄り、真相を聞きだします。捜査官の話では現在、地球上ではある大規模な実験が行われています。子供を奪って記憶を操作するのも、その実験の一環だと言うのです。突然コテージの天井を何かが突き破り、捜査官を連れ去っていきました。この事で、これまでの出来事が人間の仕業ではないことが判明しました。

翌朝、アン刑事はテリーとアッシュがいたコテージを訪れます。窓ガラスのメッセージ、国家安全保安局のIDだけが残された状況など、どこかおかしいと感じるアン刑事。一方、テリーはサムが乗った、航空機事故を起こした飛行機の航空会社を思い出します。航空会社は倒産しており、社長の家を訪ねる事にした二人。しかし、社長の家はずいぶん前から空き家だったようです。空き家へ一泊することにした二人。

テリーは記憶を呼び覚まし、車で轢いた男があの場所にいた事を思い出します。また、家の写真から男の姿も発見します。追っ手の気配を感じた二人は急いで逃げますが、そこにアン刑事とマンスが現れます。アッシュは一人残ってテリーを逃がしました。そこに例の男が登場します。アン刑事は銃を撃ちますが、何故か全く攻撃が効きません。アッシュはマンスと一緒にテリーを迎えに行きます。

一方テリーは車で逃げようとしていましたが、タイヤが泥にハマってしまいます。そこへアン刑事が現れてテリーの事を信じると言いますが、突然何者かの力によって、空の彼方へ連れ去られてしまいます。テリーは待ち合わせ場所に指定してあったアッシュのアパートへと向かいます。アッシュと合流できたテリーでしたが、また男が現れます。テリーを逃がすためにアッシュは男と窓から飛び降り、連れ去られてしまいます。

呆然とするテリーをマンスは車に乗せ、航空機事故が起きた発端となった飛行場へ連れて行きます。そこでマンスは男に実験の中止を願います。実はマンスは実験の存在を知る数少ない人間だったのです。しかし、男は実験は続行すると言います。男は母と子の絆について実験していました。親の記憶を消し子供を連れ去って、親子の絆を断ち切る事に成功した男でしたが、テリーと息子サムの絆だけは断ち切ることが出来ませんでした。

男は実験が失敗した責任を取らされると言います。男は何としてもテリーの絆を消し去ろうとします。男は逃げるテリーを捕まえて、息子が生まれる瞬間まで記憶を遡って消去してしまいます。しかし、テリーは妊娠していた時期の記憶を思い出し、愛おしそうにお腹をさすります。結局テリーはサムの事を思い出してしまいます。どうしてもテリーの記憶を消去できなかった男は責任を取らされ、何者かに連れ去られてしまいました。

その後、急いで自宅へと戻ったテリー。近くの公園に行くと航空機事故で失ったはずのサムが遊んでいる所を見つけます。テリーは息子サムと再会を果たし、抱きしめるのでした。近くにはアッシュの娘ローレンも遊んでいました。テリーはブランコの所にいたアッシュに話しかけますがアッシュは何も覚えていません。テリーは「初めて会った気がしないな」と話すアッシュとの関係を一から始めるのでした。

映画フォーガットンで主人公テリーを演じたのが、ジュリアン・ムーアです。実力派女優として人気を集めるジュリアン・ムーアは、数多くの映画賞を受賞しています。高い演技力を持つ女優、ジュリアン・ムーアは、映画フォーガットンで失った息子のために戦う母親を熱演しています。

映画フォーガットンでアッシュを演じているのが、ドミニク・ウェストです。ドミニク・ウェストはイギリスの俳優で、幅広い役を演じている人気俳優です。様々な映画作品に出演しているドミニク・ウェストは、映画フォーガットンで主人公テリーと共に陰謀に立ち向かう父親を演じています。

映画フォーガットンで陰謀を知る精神科医、マンスを演じたのはゲイリー・シニーズです。ゲイリー・シニーズはアメリカ合衆国の俳優で、演技派のバイプレーヤーとして人気を集めています。エミー賞やゴールデングローブ賞などの映画賞を受賞しています。

映画フォーガットンの感想では、その謎が謎を呼ぶ展開が面白かったという感想が多いです。フォーガットンの物語冒頭では、精神的におかしくなっていると指摘される主人公テリーが、息子は初めから存在していないと伝えられます。フォーガットンの感想では、次々に訪れる驚きの展開の数々に、どんどん映画に引き込まれていくという感想が見られます。

映画フォーガットンの感想では、どんでん返しの結末が衝撃的だったという感想も多いです。フォーガットンは、迫りくる追っ手から逃げながら、主人公テリーが息子がいなくなった真相に迫っていくという緊迫のストーリーです。最後に待ち受ける結末は、見る人に強烈なインパクトを与えています。

ここでは、映画フォーガットンのストーリーのあらすじを結末まで詳しくネタバレしました。また、映画フォーガットンを見た人の感想や、出演キャストの情報などもご紹介しています。フォーガットンはある日自身の記憶がおかしいと疑いをかけられた母親が奔走する、緊迫のSFスリラー映画でした。フォーガットンのあらすじネタバレや、映画の感想などを見て興味がわいたという人は、是非フォーガットンをチェックしてみてください。