2019年03月21日公開
2019年03月21日更新
映画デリカテッセンのネタバレあらすじ!核戦争後の肉屋の正体と結末は?
今回ご紹介していく映画『デリカテッセン』は1991年にフランスで制作されました。映画『デリカテッセン』の舞台となるのは核戦争後に残ったたった一軒の「精肉店」です。が、取り扱って居るお肉の種類が普通ではなかったのです。ブラックユーモアを織り交ぜた作品『デリカテッセン』のあらすじネタバレ結末の紹介をすると共にフランス映画の持つ独特な世界観面白い!と高評判の『デリカテッセン』を鑑賞された方の感想も紹介していきます。
目次
映画デリカテッセンとは?
映画『デリカテッセン』とは1991年、フランスで制作された映画です。スパイスの効いたブラック・ユーモアが作品の到るところに現われる、ホラーとSFとが融合された映画です。映画『デリカテッセン』の監督は”ジャン=ピエール・ジュネ”とフランス語版では”マルク・キャロ”が務めています。
また映画『デリカテッセン』で独特な映像・空間を作り上げたとしてフランスのセザール賞新人監督作品賞及び脚本賞を4賞受賞しました。(セザール賞とはアメリカのアカデミー賞にあたる賞です)映画『デリカテッセン』はフランス本国では1991年4月17日公開。日本では1991年12月21日に公開しました。
デリカテッセンの映画作品情報
映画『デリカテッセン』の舞台となったのは、核戦争終結後の荒れ果てたパリの郊外に在る精肉店『デリカテッセン』とその階上のアパートに暮らす住人たちが繰り広げるブラック・ユーモアを描いています。ここに住み込みで働いている従業員が、実はこの精肉屋『デリカテッセン』で販売されている「肉」の秘密を知る鍵だったのです。
そこは核戦争終結から15年経ち、生き残った人々が、食べ物を求めて彷徨う、荒廃した街パリの郊外でした。ある日、職を求めてこの精肉店に”ルイゾン”(ドミニク・ピノン)が現われました。ところがこの店の”店主”(ジャン・クロード・ドレフュス)は職を求めて来た人間を肉にしてしまう恐ろしい男だったのです。
しかし、その恐ろしい店主の娘”ジュリー”(マリー・ロール・ドゥーニャ)はルイゾンの気の良さに惹かれ好意を抱きます。ジュリーは父親である肉屋の店主に、ルイゾンを逃がすように頼んだのですが、聞き入れてもらえませんでした。ジュリーはこのまま犠牲者が増えるのが堪らなく、地下に暮らす菜食主義者”地底人”たちと手を組んでルイゾンを救出することにしました。
しかし、この肉屋の階上で暮らす住人たちはルイゾンの「肉」を今か、今かと待っているのですが、そこに突然侵入してきた地底人に驚き、上へ下への大騒ぎになります。ルイゾンの作戦で「風呂場に貯めた水を一気に流し、アパートを大洪水にする」しかし、その作戦も失敗に終わり、肉屋の魔の手が迫ります。
ジュリーとルイゾンの運命はどうなるのか?ホラー要素とSF要素にユーモアを絶妙に絡め合わせ、美しい映像タッチ。ブラック・コメディの傑作と言われた映画『デリカテッセン』続きのあらすじネタバレもお楽しみ下さい。
デリカテッセンの予告編動画
デリカテッセンの監督
映画『デリカテッセン』を世に送り出したのは、世界的に大ヒットとなった2001年公開の作品映画「アメリ」を制作した鬼才『ジャン=ピエール・ジュネ』監督です。ジュネ監督は友人のマルク・キャロ監督と組み、短編映画作品を制作、10分ほどの短編アニメ「回転木馬」では第6回セザール賞短編アニメーション賞を受賞しています。
そんなフランスを代表する映画監督のジュネ監督ですが、1953年9月3日・フランスはル・コトー生まれ。驚いたことにジュネ監督は独学で映像製作を学びました。そして1989年には単独で監督し、演技派俳優ドミニク・ピノンを起用した短編映画で第16回セザール賞短編劇映画賞を受賞しています。
1995年5月17日フランスで公開された映画「ロスト・チルドレン」では第21回セザール賞美術賞を受賞しています。その功績をアメリカの映画界が認め1997年渡米、映画「エイリアン4」の監督となります。その後再びフランスに戻り、2001年に、あの空前の大ヒット映画となった「アメリ」を発表します。
映画「アメリ」は映画界に影響を与えただけではなく、デザート”クレームブリュレ”をも世界的にヒットし、食するシーンなどは社会現象とまでなりました。この映画でジュネ監督はセザール賞で作品賞・監督賞を受賞し、第74回アカデミー賞では惜しくも受賞は出来なかったものの、5部門ノミネートされました。
ジャン=ピエール・ジュネ監督の映画作品の特徴は、ブラック・ユーモアと独特な世界観があります。その世界観に観客は惹きつけられて目が離せなくなります。ハリウッド映画の「エイリアン4」ではその世界観が感じられないかもしれません。ジュネ監督の世界観にどっぷりと嵌りたい人はフランス映画をお薦めします。
また2004年に公開された映画「ロング・エンゲージメント」ではセザール賞撮影賞・美術賞受賞したほどの美しく印象的な映像の映画です。ジャン=ピエール・ジュネ監督のセンス溢れる映像映画をこれからも楽しみにしたいです。
映画デリカテッセンのあらすじネタバレ
ここから映画『デリカテッセン』の作品あらすじネタバレをしていきます。この肉屋『デリカテッセン』ではどんな肉を扱って居るのか。その肉はどの様に仕入れられているのか。最後にはどんな結末を迎えるのか。この映画『デリカテッセン』を最後まで観た感想は如何なるものか。では、あらすじネタバレを紹介していきます。
あらすじネタバレ:肉屋
映画『デリカテッセン』の舞台設定はフランス近未来。核戦争終了15年後。荒れ果てたパリの裏路地に建つ一軒の精肉店『デリカテッセン』。食糧危機に瀕している街で貴重なお肉を販売している。そしてこの『デリカテッセン』のお肉が美味しいと評判で足を運ぶ客が後を絶ちません。しかし、この『デリカテッセン』の肉にはある秘密があったのです。
この精肉店『デリカテッセン』の階上には『デリカテッセン』で働く人たちのアパートがあります。そこで暮らす住人たちが度々行方不明になってしまいます。ある時、夜中にこっそりと秘密の部屋を覗いた男が居ました。
男は慌ててゴミに潜り込み、ゴミに紛れて逃げるつもりで待機していました。そしてゴミの蓋が開けられ、男が「助かった」と思ったのも束の間。蓋の上から見下ろしていたのは精肉店『デリカテッセン』の店主だったのです。
精肉店『デリカテッセン』の店主は不気味な笑いを残しながら研いだばかりの肉切り包丁を振り下ろしました。そして、秘密の部屋を覗いた男は片足を失っていましたが、恐怖に怯えているのか、何も語ろうとはしませんでした。ある日のこと、精肉店『デリカテッセン』の店主が店の掃除をしていた時のことです。求人広告をみてやって来た男が居ました。
彼の名前は”ルイゾン”。元サーカス団のピエロだったのですが、失業中で働き口を探していました。そんな折、精肉店『デリカテッセン』の求人を知り、精肉店『デリカテッセン』に向かいます。広告を手に精肉店『デリカテッセン』に行きましたが「そんな広告を出した覚えがない」と店主が言うので、ルイゾンは広告に記載されている住所を告げながら「間違いだったのかも知れない」と肩を落としながら帰ろうとします。
精肉店『デリカテッセン』の店主はふと何かを思い、ルイゾンを引き止め、話しながらルイゾンの体に触り、体格を確認しました。体格を確認した後に、精肉店『デリカテッセン』の店主はルイゾンを階上のアパートの管理人として雇うことにします。
何も知らないルイゾンは働き口と居住するところが出来たと喜び、アパートの管理人として掃除に天井のペンキ塗り、精肉店の看板の修理にと仕事に勤しむ日々が続きました。
あらすじネタバレ:郵便屋
ある日、ルイゾンがアパートの電球が切れたので、電球交換をしていると、郵便屋がやって来ました。郵便屋はルイゾンの部屋より上で暮らす”ジュリー”と言う女性に荷物を配達しに来たのです。が、ジュリーの部屋に配達される前に、アパートの住人達にその荷物が「食糧」だと気づかれ、郵便屋から奪おうと騒動になりました。
騒動の場に居合わせたルイゾンは、アパートの住人たちから荷物を守り、ジュリー手渡しました。そして荷物が配達先に渡ったことを確認した郵便屋は、精肉店『デリカテッセン』の店主に、2日程前に近所で銃殺された者が居たことを話しました。精肉店『デリカテッセン』の店主はその死体の行き場がどこか?と尋ねました。
精肉店『デリカテッセン』の店主と郵便屋は、壁に貼られている”トログロ団”のポスターを睨みつけながら「奴らに食われた」と言い放ちました。ジュリーは荷物を届けてくれたお礼にと、届けられた食糧を「一緒に食べましょう」とルイゾンを部屋に招待します。招待されたルイゾンは嬉しそうに花束を抱えてジュリーの部屋に向かいます。
ジュリーは部屋に招いたルイゾンに「人間は自分のことばかりしか考えていない」と、世間に対する不満を嘆きました。ルイゾンは「悪いのは人間じゃない環境だ」と話します。この頃は超食糧難で、靴まで食べてしまう人もいたのです。ジュリーはそんな住人にも嫌気がさしていて、ルイゾンに「一緒に引っ越しをしましょう」と持ち掛けます。
その話を持ち掛けられたルイゾンは引越しして来たばかりだし、雇い入れてくれた精肉店『デリカテッセン』の店主のことも考えて断りました。ですが、そそっかしくて、かわいいジュリーのことも放っておけない気持ちもありました。
あらすじネタバレ:無法者集団
いつも防水服に身を包み、頭にはヘッドランプを装着して地下の下水道管で暮らしている謎の集団「トログロ団」。下水道を伝い神出鬼没の無法者集団。実は地上で暮らす住人たちは肉屋の奥さんを見たことがないので「無法者集団」に居るのだと語られていました。そして、この集団の神出鬼没を利用して、町の犯罪も不況もすべて「トログロ団」に罪を擦り付けているのでした。
精肉店『デリカテッセン』の店主の娘ジュリーは、父親がルイゾンを食肉にするつもりで雇い入れたことを見抜いていました。ジュリーはルイゾンに好意を抱いているので精肉店『デリカテッセン』の店主である父親に「ルイゾンを逃して」と懇願するも聞き入れることはありませんでした。
ある夜遅く、ジュリーは精肉店『デリカテッセン』の店主である父親の目を盗み、無法者集団「トログロ団」に会うため下水道に行きました。そして、ルイゾンの救出を懇願するのです。ですが、トログロ団は中々いい返事をしません。ジュリーは何か良い案がないかと考えました。
そして、精肉店『デリカテッセン』の倉庫には”トウモロコシ”がたくさん貯蔵されていることを思いだし、その事をトログロ団に伝えました。野菜に目がない無法者集団トログロ団は”トウモロコシ”と引き換えにジュリーの願いを聞き入れてルイゾンを救出することにしました。
映画デリカテッセンの結末ネタバレ
ここまでの映画『デリカテッセン』のあらすじネタバレ如何でしたか?映画『デリカテッセン』の精肉はなんと「人間」だったとは驚きでした。そして次に『デリカテッセン』の犠牲になろうとしていたのがジュリーが好意を寄せるルイゾンだったのです。
『デリカテッセン』の店主がルイゾンを食肉にしようと考える中、娘ジュリーが無法者集団のトログロ団にルイゾンの救出を懇願。トログロ団はルイゾンの救出を試みるのですが、結末は如何に。ここからは映画『デリカテッセン』ネタバレあらすじ結末について確かめていきます。
結末ネタバレ:改心
ある日、「悪いのは人間じゃない環境だ、人は人を赦すべきだ」とルイゾンがジュリーに諭しているのを聞いてしまった『デリカテッセン』の店主は、自分の行ってきたことを反省し、「改心」しようと決めたのでした。が、女に「あなたの様なゲスな男が何を・・・。」と言われ『デリカテッセン』の店主は「改心」することをあっさりと辞めます。
そしてその夜、ルイゾンの前に現われ、ルイゾンに包丁を振りかざし襲い掛かります。『デリカテッセン』の店主はとうとうルイゾンに本性を見せるのでした。そのころ、ジュリーに依頼を受けていたトログロ団はアパートに潜入して”男”を連れ去り下水管に戻って行っていたのですが、連れ去った”男”は人違いだったのです。
結末ネタバレ:龍城
いよいよ映画『デリカテッセン』のネタバレあらすじ結末の最終章になります。『デリカテッセン』の店主に襲われたルイゾンの運命はどうなったのでしょうか。ルイゾンは『デリカテッセン』の店主の攻撃を必死でかわし、ジュリーとともに部屋に籠城しました。部屋の扉は家具で塞ぐも、外には店主と住人たちが待ち受けています。
ルイゾンはいい方法を思いつき、ジュリーを連れてバスルームに行きました。水道管を壊し、バスタブに水を目一杯溜めて待機しています。そんな作戦を練って決行されようとは思いも知らぬ『デリカテッセン』の店主たちは、部屋の扉を必死で壊しています。
そして壊したバスルームの扉を開けると、勢いよく水が流れ、『デリカテッセン』の店主と住人たちを浚えていきました。そのころ人違いに気が付いたトログロ団は、慌ててルイゾンとジュリーを救助するために2人のところに行きます。そして無事にルイゾンとジュリーを助け出しました。
映画デリカテッセンの登場人物・キャスト
映画『デリカテッセン』の個性あふれる登場人物にキャストされたのは、フランスが誇る素晴らしい表現者・演技力を持ち合わせている俳優・女優です。そんな方たちを紹介していきます。
ルイゾン/ドミニク・ピノン
映画『デリカテッセン』の”ルイゾン”役にキャスティングされていたのはフランスを代表する演技派俳優の『ドミニク・ピノン』です。ドミニク・ピノンは1955年3月4日、フランスはロワールの出身です。ドミニク・ピノンはジャン=ピエール・ジュネ監督のお気に入りの俳優の一人となっています。
映画『デリカテッセン』以降のジュネの作品には必ず登場しています。ジュネ監督がハリウッド映画「エイリアン4」に携わった時もドミニク・ピノンは下半身不随の車いすに生活の男性の役で出演しています。
ジェリー/マリー・ロール・ドゥーニャ
映画『デリカテッセン』で舞台となる精肉店『デリカテッセン』の娘”ジュリー”役にキャスティングされていたのは『マリー・ロール・ドゥーニャ』です。マリー・ロール・ドゥーニャは1962年2月1日、フランスはリヨンの出身です。
マリー・ロール・ドゥーニャはフランスの女優ですが、主に英語劇の吹き替えを専門に活躍されています。映画『デリカテッセン』では、ルイゾンとのこぎりの歯で楽器を弾いたりと、癒しの場面も多いですが、ルイゾンと楽しそうに話す場面も印象的に演じられています。
肉屋/ジャン・クロード・ドレフュス
映画『デリカテッセン』の舞台となる精肉店の経営者である”店主”としてキャスティングされていたのは『ジャン・クロード・ドレフュス』です。ジャン・クロード・ドレフュスは1946年2月18日、フランスはパリの出身です。ジャン・クロード・ドレフュスはフランスの俳優・コメディアン・作家として活躍されています。
映画『デリカテッセン』では人間を食肉にしてしまう!と言う悪役をコミカルに演じられています。そして映画『デリカテッセン』では惜しくも受賞は逃したものの、フランスの名誉あるセザール賞助演男優賞に候補として挙げられていました。
映画デリカテッセンの音楽
映画『デリカテッセン』のサウンドトラック(Amazon)は全16曲あります。曲のタイトルを紹介していきます。映画『デリカテッセン』を鑑賞した後も、サウンドトラックでカオスな世界感を楽しめること間違いなしです。リンク先では視聴することも出来ます。
映画デリカテッセンの挿入歌
1.デリカテッセン(OPテーマ) | 9.あなたの涙 |
2.ティカ・ティカ・ウォーク | 10.ボンゴレ・ボレロ |
3.泡のような回想 | 11.オールド・ハワイの夢 |
4.水中のキッス | 12.パイ焼き職人 |
5.一つの鞄 | 13.パリの舗道 |
6.デュオ(屋根の上の2人) | 14.名誉の勲章 |
7.精神錯乱のサーカス | 15.闘技士の入場 |
8.アコーデオンのワルツ | 16.デリカテッセン(ED・テーマ) |
映画デリカテッセンに関する感想や評価は?
『デリカテッセン』ジャン=ピエール・ジュネ節炸裂。精肉店の店主が家主の人が消えるアパート、という設定から怖いのを想像してたら全然違う!これアナログなの?!と驚愕すること請け合いの撮影技術、美麗映像と楽しげな音作りが滅茶苦茶可愛くてお洒落。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/LZt7TjiKHI
— Aixia🌷 (@AixiaTumbleweed) May 30, 2018
映画『デリカテッセン』の感想や評価がどの様に持たれているかTwitterで調べてみました。映画『デリカテッセン』の感想ではジャン=ピエール・ジュネ監督の得意とする撮影技術や美しい映像への高評価が多くありました。Aixiaさんの感想でもその事が書き込まれています。またバックミュージックへの感想も高評価してくださっています。
『デリカテッセン(1991)』。ジャン=ピエール・ジュネ&マルク・キャロの長編デビューは核戦争後のパリにある人肉デリカテッセンが舞台のブラックコメディ。グロ寸止めなエスプリとキモカワなビジュアルが彼らの真骨頂。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/Wb3htjDU3Y
— さざんかQ (@sazankaQ) April 11, 2016
さざんかQさんが映画『デリカテッセン』を鑑賞された感想は「グロ寸止めなエスプリとキモカワなビジュアルが真骨頂」と書き込まれています。カオスな状態ながらも、笑いにこだわっているところはさすが、ジャン=ピエール・ジュネ監督の手法です。やはり、監督への高評価な感想を持たれています。
デリカテッセン
— ᴀʀᴜᴘᴀᴋᴀ🦙 (@CyaUtsuLshiTro) November 4, 2018
ディスク
83点
クセの強い登場人物達のピタゴラスイッチ。おもちゃのような世界観で楽しかった。
住人を殺して店で出す肉屋と新入り住人。リズミカルな展開と鮮やかな画面が印象的な映画でした。
1991年 フランス
ジャン=ピエール・ジュネ、マルク・キャロ#コメディ #SF #カルト pic.twitter.com/tKbnyltkxx
ARUPAKAさんは映画『デリカテッセン』の感想を「ピタゴラスイッチ」と仰っています。「住人を殺す」と言った恐怖のサスペンス的要素があるにも拘らず、「おもちゃのような世界観」「リズミカルな展開と鮮やかな画面」とジャン=ピエール・ジュネ監督のブラアック・ユーモアにすっかり嵌まり込んでします。
映画デリカテッセンネタバレまとめ
今回紹介しました、映画『デリカテッセン』は如何でしたでしょうか。戦争が終結し危機的食糧難になった結末に、人間が取る究極の行動をジャン=ピエール・ジュネ監督が、最高の手法で皮肉たっぷりにブラック・ユーモアを織り交ぜ、最後の結末に至るには観る者を不快なく楽しませてくれました。
映画『デリカテッセン』を鑑賞された方々も感想には美しく撮られた映像や、テンポよくリズミカルに進む物語を高評価される方が多く見受けられました。「人肉販売」から想像する残虐な結末ではないため、一層評判が高い感想になった映画です。映画『デリカテッセン』、ぜひ一度ご鑑賞ください。