とらわれて夏のケイト・ウィンスレットが美しい!映画のあらすじ感想も紹介

「とらわれて夏」は、脱獄犯を匿った母と息子の温かくも切ない交流を描いた映画です。禁断の恋に落ちた2人は、どんな結末を迎えるのでしょうか。2人を見守る息子は何を思うのでしょうか。本作は、主演のケイト・ウィンスレットが美しく魅力的であったことでも話題となりました。この記事では、そんな映画「とらわれて夏」のあらすじ、感想、原作の情報を取り上げていきます。作中のネタバレを多く含むので、閲覧はご注意ください。

とらわれて夏のケイト・ウィンスレットが美しい!映画のあらすじ感想も紹介のイメージ

目次

  1. とらわれて夏とは?
  2. とらわれて夏のキャスト
  3. とらわれて夏のあらすじ・結末ネタバレ
  4. とらわれて夏の原作は?
  5. とらわれて夏の音楽
  6. とらわれて夏に関する感想や評価
  7. とらわれて夏のあらすじ・結末や原作まとめ

とらわれて夏とは?

とらわれて夏の映画情報

映画「とらわれて夏」は、脱獄してきた男と、母と息子の交流を描いた物語です。ひとときの間だけ家に匿う予定でしたが、ケイト・ウィンスレット演じるアデルと男は、いつしか恋仲となってしまいます。2人に幸福な日々は訪れるのか、多感な時期の息子は何を思うのか、人の心理を繊細かつ巧みに表現した作品です。

とらわれて夏の予告動画

こちらが映画「とらわれて夏」の予告動画です。脱獄犯・フランクと恋に落ちるケイト・ウィンスレット演じる母親アデルと、2人を見守る息子の複雑な心境が描かれています。BGMが、その切ない心情を表しているようです。

とらわれて夏の映画監督

映画「とらわれて夏」の監督は、ジェイソン・ライトマンです。ジェイソン・ライトマンの代表的な監督作品に、「サンキュー・スモーキング」「マイレージ、マイライフ」「ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界」などがあります。

とらわれて夏のキャスト

アデル/ケイト・ウィンスレット

脱獄犯と恋に落ちる母親アデルを演じた女優は、映画「タイタニック」でおなじみのケイト・ウィンスレットです。作中の彼女の演技を評価する感想が多くあります。ケイト・ウィンスレットは、映画「とらわれて夏」のほかに「ダイバージェントNEO」「スティーブ・ジョブズ」「素晴らしきかな、人生」などの出演作があります。

フランク/ジョシュ・ブローリン

脱獄犯フランクを演じたキャストは、ジョシュ・ブローリンです。映画「とらわれて夏」のほかに、「完全犯罪」「インビジブル」「メリンダとメリンダ」などといった出演作があります。

ヘンリー(大人)/トビー・マグワイア

映画「とらわれて夏」で、大人になったヘンリーを演じたのは、トビー・マグワイアでした。「ラスベガスをやっつけろ」「スパイダーマン」「完全なるチェックメイト」などの代表的な出演作があります。トビー・マグワイアは「とらわれて夏」の終盤に登場します。意外な配役だったとの感想もあります。

ヘンリー(子供)/ガトリン・グリフィス

映画「とらわれて夏」でケイト・ウィンスレットが演じるアデルの息子ヘンリー(子供)を演じたのは、ガトリン・グリフィスでした。思春期の複雑な心境を見事に演じていたとの視聴者の感想が多くある役者です。「ネスト」「チェンジリング」などにも出演しています。

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とらわれて夏のあらすじ・結末ネタバレ

あらすじネタバレ:傷を抱える母

ケイト・ウィンスレット演じる母のアデルは離婚しており、元夫はすでに別の家庭を築いいます。アデルは息子のヘンリーと2人で暮らしていましたが、孤独を感じていました。しかし、アデルはヘンリーを大切に育てており、ヘンリーもアデルを常日頃から何かと気遣っていました。ヘンリーは、子どもながらに自分だけではアデルの心を満たしてあげるには役不足だと感じていたようです。

あらすじネタバレ:突然の要望

ある日、アデルとヘンリーは車でショッピングに出かけます。それぞれ別々に商品を見て周る中、ヘンリーの前に怪我をしたひげ面の男・フランクが現れます。フランクは、ヘンリーに助けを求めます。フランクは窓から転落してケガをしたといいます。ヘンリーは、人を呼ぼうと言いますが、フランクはことを大ごとにしたくないようです。ヘンリーは、フランクを連れてアデルの元にやってきて、事情を説明します。

不審に思ったアデルは、警戒してフランクの要望を断りますが、彼はヘンリーの首に手をかけ、人質にするような動作を見せます。アデルはフランクとヘンリーを車に乗せることにしました。フランクに行先を聞いたところ、アデルたちの家で休息をとりたいとの要望を出します。家に着くと、ヘンリーはフランクに足のけがについて尋ねます。フランクは盲腸の手術の後、病院から逃げ出す際にケガをしたと言います。

あらすじネタバレ:脱走犯・フランク

そして、自身が脱獄犯であることを告白しました。フランクは、日が暮れるまで家にかくまってほしいとアデルたちに頼みます。アデルは何とか断ろうとしますが、彼は2人を傷つけるようなことはしないし日が暮れるまでの間だけでいいと言います。テレビでは、フランクが刑務所から脱走したニュースが顔写真つきで放送されていました。そして、彼の罪状は殺人罪だったのです。

フランクは、誰かが来たら2人を人質として捕える極悪犯を装うと約束します。彼はアデルを縛ると、台所に立ち、料理をはじめます。ヘンリーは、彼から缶詰を開けるよう指示を出されます。料理を作り終えたフランクは、縛られたままのアデルのもとへ行き、食べさせてあげます。夜になりましたが、家の周辺にはパトカーが徘徊しており、出られない状況でした。

あらすじネタバレ:フランクとの生活

フランクは、結局その日は2人の家に泊まることにします。アデルは縄をといてもらい、ベッドで熟睡しました。ヘンリーは、夜中不安になったためかフランクの様子をこっそりと見に行きますが、フランクは寝ていて問題なさそうでした。ヘンリーはすぐに自室へ戻ります。朝食をとる中、フランクとヘンリーは会話をします。

ヘンリーは、週末は父親とその家族たちと食事をするといいます。そこへ、アデルがやってきます。手には縄を持っていました。しかし、フランクは一度縛ったからもう縛る必要はないといいます。これで、脱獄犯を匿ったわけではなく、人質として捕えられていたという事実ができあがったからです。その日は金曜日でしたが、アデルは休日だから電車はないと言います。

アデルは、しばらくフランクを匿ってあげることに決めたようです。ここから、フランクとの共同生活がはじまります。フランクは、匿ってもらっているお礼のためか、家の修繕や、車の修理、料理などを積極的に行います。そして、ヘンリーにボールの投げ方を教え、共にキャッチボールもしました。アデルがフランクのズボンを繕っている時、近所の人が桃のおすそ分けにやってきます。

フランクはアデルを人質にとって隠れ、ヘンリーに出るように指示を出します。そして、脱獄犯の話しをして警戒するよう呼びかけて去っていきました。アデルはフランクと2人きりになった後、ヘンリーを使うのはやめてほしいと言います。フランクは承諾します。

あらすじネタバレ:ピーチパイ作り

フランクはもらった桃をかじって、非常に熟れていると評します。腐る前にすべて食べきることは無理そうだったため、フランクはその桃でピーチパイを作ることを提案します。彼は、アデルとヘンリーに指示を出しながらパイ作りを進めていきます。

フランクはアデルとまるで恋人のように近い距離で手順を教えていきます。フランクは焼く前のパイ生地にフォークでAの文字を刻みます。出来上がったピーチパイを食べながら、2人の距離はさらに縮まったようです。ヘンリーも、そんな2人の様子に気がつきます。

あらすじネタバレ:引き留めるアデル

その後、フランクはもう家から出て行くと宣言します。しかし、ケガが完全に治っていないから後日にするよう、アデルが引き止め、ヘンリーもアデルに同乗します。就寝すると、アデルとフランクの会話が中断し呼吸音が聞こえてくるのを確認します。それからフランクは今までのように家事を手伝い、家や車の修繕を行うようになります。アデルはそんな彼にダンスを教えるようになり、日常的に一緒に踊るようになりました。

ある日、フランクはヘンリーにスーパーへのお遣いを頼みます。ヘンリーはそこで、同い年くらいの少女に出会います。彼女は、このあたりに楽しいことはないかヘンリーに尋ねます。ヘンリーはボーリングがあると答えますが、少女はがっかりした様子で去っていきます。

あらすじネタバレ:加熱する報道

スーパーの店員とは知り合いのようで、買い物かごの中に男性用のかみそりが入っていることを指摘されます。ヘンリーは、自分が使うものだとごまかすのでした。家に帰り、気を抜いていたヘンリーは、鍵を閉め忘れてしまいます。そんな時、近所に住むイヴリンが慣れた様子で家の中に入ってきます。彼女は、障碍を持つ息子・バーリーを少しの間預かってほしいと頼みに来ました。

アデルは断りますが、イヴリンの押しの強さに負け、引き受けます。フランクは、バーリーも仲間に入れて野球をして遊びます。夜、フランクが脱獄したというニュースが放送されます。アデルの家にバーリーを迎えに来たイヴリン。その時、脱獄囚の顔写真がアップで画面に表示されます。バーリーは、そのことを母親に伝えようとしますが伝わらず、アデルとヘンリーの目の前で叩かれてしまいました。

結末ネタバレ:図書館

ある日、フランクとアデルは、ヘンリーにカナダ関連の書籍を借りてくるよう指示を出します。ヘンリーはそこで、先日スーパーで会話した少女に出会います。彼女はシカゴからやってきたといいます。母親は恋人と過ごす時間を得るために彼女を父親のもとへ送ったのです。そして、自分は両親が離婚するために利用されたといいます。ヘンリーも、自分の母親に男ができたといいます。

少女は、母親と男が2人で過ごす時間を確保するため、いつかヘンリーを捨てるだろうと予告します。また、捨てられる前にその男を家からたたき出すようアドバイスをするのでした。週末、ヘンリーは父親とその家族とともに食事に出かけます。そこで、ヘンリーは母親に恋人ができたことをにおわせる発言をします。食事が終わり、家に帰るとアデルとフランクがダンスをしていました。

結末ネタバレ:カナダへの移住計画

アデルは部屋に戻ろうとするヘンリーを引きとめ、カナダへ逃亡する計画を聞かせます。自分は捨てられるのかと聞いたヘンリーに対し、アデルはヘンリーも連れて3人で逃亡すると答えます。翌日、3人は荷物をまとめはじめます。ヘンリーの荷物の多さを見たフランクは、その半分に抑えるよう指示します。

結末ネタバレ:少女との別れ

ヘンリーは出かけ、先日の少女に別れを言いに行きます。彼女はヘンリーの話しを聞き、相手が逃亡中の殺人犯であると勘付きます。そして、3人のことをとある銀行強盗を主役にした映画にたとえます。2人は川辺でキスを交わし別れました。一方、アデルはフランクのケガの治療薬を買いにいこうとしていました。

結末ネタバレ:アデルの過去

車を出そうとするアデルの手は震えています。そこへ、フランクがやってきます。アデルはフランクに、ヘンリー出産後、何度も流産してきたことを話します。彼女はそのことで深く傷ついてきたようです。アデルはフランクに、子供は難しいだろうと話しますが、フランクはそれを受け入れます。

結末ネタバレ:フランクの過去

作中、所々入っていたフランクの過去ですが、ここでその全貌が明らかになります。以前の妻・マンディの間にできた赤ん坊は自分の子供ではなく浮気相手の子供だろうと疑ったフランクは、彼女を問いただします。しかし、マンディはそ知らぬふりをします。

カッとなったフランクは、マンディを突き飛ばします。その拍子に彼女は頭を強く打ち、亡くなってしまいます。お風呂に入れっぱなしで放置していた赤ん坊も、水死させてしまいます。

結末ネタバレ:警察の拘束

逃亡当日の朝、ヘンリーは父親に手紙を書きます。パトロールをしていた警官は、学校があるはずの朝方に町を歩いているヘンリーを不審に思い、家まで送ることにします。警官は、荷物を車に運ぶのを手伝ってから去っていきました。アデルはその後、銀行へ行き、預金のすべてを引き出します。フランクが家で一人留守番をしていた時、イヴリンが差し入れを持って入ってきます。

イヴリンは、フランクを見て警戒します。フランクは、自分は修理屋であると嘘をつきます。イヴリンは帰り、その後アデルとヘンリーが戻ってきます。しかし、ヘンリーが手紙を書いたことで、父親が留守番電話が入ってきたのです。すぐさま発とうとする中、あたりにサイレンの音が鳴り響きます。逃亡を諦めたフランクは、アデルとヘンリーを縛り、人質として扱っていたという体を装います。

結末ネタバレ:固い絆

フランクは、アデルとヘンリーに優しい別れの言葉をかけて出頭します。アデルはその後、フランクの刑を軽くするために検事のもとへ事情を説明しに行きます。事情を聞いた検事は、そのことを公にすればヘンリーの養育権を失うことになると説明します。アデルはフランクの面会の申し込みを断られ、手紙も送り返されてしまいました。アデルはヘンリーの養育権を自ら元夫に渡します。ヘンリーは父親の家族と暮らすようになります。

ある夜、レストランでヘンリーは父親と話します。父親は、母親を支えきれず逃げ出してしまったことを後悔していたようです。その話の後、ヘンリーはアデルの家へ戻り、彼女にパイを作ります。大人になったヘンリーはベーカリーで働くことになります。彼が作るパイは評判がよく、雑誌に掲載され刑務所内にいるフランクはそれを目にしました。

結末ネタバレ:再会

パイには、フォークで作ったAの文字が刻まれていました。フランクは釈放前にヘンリーに、パイのことや、アデルのことを手紙に書いて送りました。アデルは釈放されるまでの長い間フランクのことを待っており、2人は再会します。抱擁した後、手をつないで道を歩いていくところで「とらわれて夏」の物語は終了します。

とらわれて夏の原作は?

原作小説『レイバーデイ』

映画「とらわれて夏」には原作の小説があります。ジョイス・メイナード が手がけた『レイバーデイ』です。映画の内容は、原作のあらすじに非常に忠実なものだったとの感想が目立ちます。また、の原作の評価は、非常に高いものが多くありました。

とらわれて夏の音楽

劇中の良曲サントラCD

「とらわれて夏」のサウンドトラックは、輸入版ですが販売されています。曲目は全部で13曲あり、映画「とらわれて夏」の魅力を彷彿させるメロディがたくさん詰まっています。

とらわれて夏に関する感想や評価

ここから「とらわれて夏」の鑑賞者の感想をまとめていきます。アデル役のケイト・ウィンスレットの演技を高く評価する感想が多くあります。流産を繰り返し、夫と別れ、心に深い傷を負ったアデル。ケイト・ウィンスレットは、「とらわれて夏」の作中において見事にアデル役を演じきっていました。

映画「とらわれて夏」は、息子のヘンリー目線で物語が進行するため、彼の心情も描かれています。また、ケイト・ウィンスレットの色気のある演技を評価する感想もあります。

「とらわれて夏」の原作の題名を評価する感想もあります。原作のタイトルは、「Labor Day」です。原作未読の人は、原作を読むことで作品の魅力をさらに深く実感することができるでしょう。

とらわれて夏のあらすじ・結末や原作まとめ

映画「とらわれて夏」のあらすじや、結末、鑑賞者の感想、原作やキャストの情報を紹介してきました。禁断の恋、傷ついた登場人物たちの心情、思春期の多感な時期など、繊細に描かれた名作です。

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