映画チャイナタウンのあらすじや衝撃的な結末をネタバレ!キャストや感想まとめ

映画「チャイナタウン」は、1974年公開のアメリか映画です。監督はロマン・ポランスキーで、主人公の私立探偵ジェイクは、軽く引き受けた浮気調査から殺人事件に巻き込まれ、事件の渦中にいる女性と深く関わることになります。事件の裏にいる巨大な悪と壮絶な闘いに身を投じていくジェイク。今回は、映画「チャイナタウン」のあらすじを結末までネタバレで紹介し、さらにキャスト紹介と、この作品を観た感想なども紹介します。

映画チャイナタウンのあらすじや衝撃的な結末をネタバレ!キャストや感想まとめのイメージ

目次

  1. チャイナタウンとは?
  2. チャイナタウンのあらすじネタバレ
  3. チャイナタウンの結末ネタバレ
  4. チャイナタウンのキャスト
  5. チャイナタウンの監督は?
  6. チャイナタウンの音楽
  7. チャイナタウンの考察
  8. チャイナタウンに関する感想や評価
  9. チャイナタウンのあらすじ・結末や感想まとめ

チャイナタウンとは?

映画「チャイナタウン」は、1930年代のロサンゼルスで、ダム建設を巡る争いに巻き込まれた主人公ジェイクが、事件の背後にある巨悪と闘う物語です。私立探偵のジェイクは、浮気調査の依頼から、殺人事件に巻き込まれます。事件の奥にある真実を追うなかで、ある女性と出会ったジェイクは、危険と知りつつも深く関わっていきます。映画「チャイナタウン」は、監督ロマン・ポランスキーで、主演がジャック・ニコルソンです。

ここでは映画「チャイナタウン」のネタバレあらすじを、結末まで紹介していきます。また「チャイナタウン」のストーリーにまつわるいくつかのエピソードについても考察します。さらに映画「チャイナタウン」のロマン・ポランスキー監督のプロフィールを始め、主演のジャック・ニコルソン、共演のキャストについてもプロフィール、主な出演作を紹介します。

チャイナタウンの映画情報

映画「チャイナタウン」は、1974年公開のアメリか映画です。1930年代のロサンゼルスで、水の利権争いに絡んだ事件に関わった私立探偵が、真相を追い求める姿を描いています。日本公開は1975年でした。監督はロマン・ポランスキーで、脚本はロバート・タウンで、この作品でアカデミー賞の脚本賞を受賞しました。

チャイナタウンの予告動画

上の動画は、映画「チャイナタウン」の予告編動画です。浮気調査から殺人事件に関わることになった主人公の私立探偵が、事件の渦中の女性に翻弄されながらも真実を求めるというサスペンスです。

チャイナタウンのあらすじネタバレ

ここからはロマン・ポランスキー監督の映画「チャイナタウン」のあらすじを、結末までネタバレを含みつつ見ていきます。映画「チャイナタウン」の舞台は1937年のアメリカ・ロサンゼルスです。主人公はジェイク・ギテスで、職業は私立探偵です。それではここから映画「チャイナタウン」の、あらすじを結末までネタバレで紹介していきます。

あらすじネタバレ:私立探偵のジェイク

ジェイク・ギテスは元警察官、チャイナタウンで勤務していましたが、そこでは事件が起きてもただ傍観するしかなく、警察は無力な存在でした。ジェイクは次第に警察官であることの虚しさを感じました。ジェイクは警察官を辞職し、私立探偵になったのでした。そんなジェイクのもとに夫の浮気調査の依頼が入りました。依頼主はモーレイ夫人と名乗り、夫のホリス・モーレイの浮気の証拠が欲しいと言いました。

あらすじネタバレ:ジェイクの写真

ジェイクは早速調査に乗り出しました。ジェイクは注意深くホリス・モーレイを尾行し、ついにホリスが少女のように若く見える愛人と密会している写真を撮ることに成功しました。ジェイクは、モーレイ夫人に渡しました。ところがその密会写真が新聞に掲載され、騒ぎになりました。新聞社に渡した覚えのないジェイクは驚きます。ホリス・モーレイのスキャンダルに世間は大いに沸きました。

あらすじネタバレ:モーレイ夫人

そこへモーレイ夫人を名乗る女性が訪ねてきましたが、依頼主のモーレイ夫人とは別人です。この女性は、自分こそ本物のモーレイ夫人のエヴリンだと言い、なぜ新聞社に渡したのかと抗議しました。そしてジェイクを名誉棄損で訴えると言いました。ジェイクは自身の潔白を証明するため、調査を始めます。調査対象のホリス・モーレイとは、ロサンゼルスの水源電力局に勤めていて、彼はチーフ・エンジニアです。

あらすじネタバレ:ホリスの溺死体

ロサンゼルスは元々砂漠だったので、水は非常に貴重です。ホリス・モーレイは、その水の利権を巡って妻エヴリンの父・ノア・クロスと対立しています。若い女性とのスキャンダルで世間を騒がせた直後、ホリス・モーレイが貯水池で溺死体で発見されました。モーレイ夫人エヴリンは、モーレイ夫人の名を騙る女のことは警察に言わず、私立探偵のジェイクに事件の調査を正式に依頼しました。

依頼を受けたジェイクは貯水池を捜査します。そこに怪しげな男たちがジェイクを襲い、ジェイクにこの件から手を引けと脅し、男たちはナイフでジェイクの鼻を切りつけました。

あらすじネタバレ:新聞の死亡欄

偽物のモーレイ夫人からジェイクに電話がかかってきました。この女はアイダと名乗り、「自分は頼まれただけ」と言い、自分を雇った人物の死亡が、今朝の新聞に載っていると言いました。ジェイクはモーレイ夫人エブリンの父ノア・クロスに会いました。クロスは、娘エヴリンの嫉妬深さを指摘し、ホリス・モーレイが密会していた愛人を見つけてエヴリンから隠さなければ、大変なことになると、ジェイクに忠告しました。

ジェイクは北西部の土地が次々に売られていることを突き止めます。そこでは多くの農民たちが、ひどい方法で立ち退きを迫られていました。ジェイクもその仲間と見られて、農民たちに痛めつけられます。そんなジェイクを助けたのはエヴリンでした。ジェイクが土地の購入者を調べていくと、すべてある老人ホームに入居している老人たちだと判明しました。しかもその老人たちは、自身が土地を購入したことを知らないのでした。

さらに調べていくと、老人たちには共通点がありました。それは老人の身内が、クロスが所有する釣りクラブに所属していました。ジェイクは再び男たちから襲撃されました。エブリンがジェイクを助け、自分の自宅に連れて行きました。

あらすじネタバレ:一線を越えた2人

ジェイクを介抱するエブリン。いつしか二人は、一線を越えていました。深夜、エブリンに電話がかかってきました。出かけたエブリンを尾行するジェイク。エブリンは、ある屋敷に入っていきました。そこにはモーレイの愛人がいるのを確認したジェイクは、クロスの言う通りだったと確信しました。翌日警察から、ジェイクに連絡がありました。偽物のモーレイ夫人(アイダ)が遺体で発見され、警察はエヴリンが容疑者だと言いました。

エヴリンと行動を共にしているなら、エヴリンを警察に連れてこい、でなければジェイクも逮捕することになると告げました。ジェイクがエヴリンの自宅に戻ると、すでにエヴリンの姿はありませんでした。ジェイクが注意深くエヴリンの自宅を見てみると、庭の池にモーレイの物らしきメガネを発見しました。ジェイクはモーレイを殺害したのはエヴリンだと確信しました。

チャイナタウンの結末ネタバレ

ここまでロマン・ポランスキー監督の映画「チャイナタウン」のネタバレあらすじを見てきました。浮気調査から始まった事件は、当時のアメリカ・ロサンゼルスが抱える「水」の問題に絡み殺人事件にまで発展しました。モーレイ夫人エヴリンに、夫殺害の疑いをかけるジェイク。ここから映画「チャイナタウン」の結末へ向かっていきます。それでは結末のあらすじを、ネタバレで紹介します。

結末ネタバレ:モーレイ夫人の告白

ジェイクは、エヴリンを問い質しました。エヴリンは真実を語り始めました。エヴリンの告白によると、夫のホリス・モーレイの愛人とされた女性は、実はエヴリン自身が産んだ娘で、キャサリンという名前です。そしてエヴリンは、驚愕の事実を告白しました。それは、キャサリンの父親は、エヴリンの父・クロスだというのです。エヴリンが15歳の時のことでした。

エヴリンは父親の手から逃れるため、メキシコに行きました。メキシコで出会ったのが、ホリス・モーレイでした。モーレイはエヴリンを守ってくれ、二人は結婚したのでした。

結末ネタバレ:チャイナタウンへ

エヴリンは嫉妬心でキャサリンを監禁したのではなく、キャサリンがクロスの手に掛からないように、守っていたのでした。ジェイクは、エヴリンとキャサリンをチャイナタウンへ連れて行きました。事件の真相は、クロスはダムを作り、そこから得られる巨額の金を手に入れるため、ダム建設に反対のモーレイを殺したのでした。また、クロスはキャサリンも手に入れようとしていたので、キャサリンを守るモーレイが邪魔だったのでした。

結末ネタバレ:防げなかった不幸

クロスは執拗にエヴリンとキャサリンを追います。ジェイクがクロスの手下に捕まり、脅されてエヴリンたちを隠したチャイナタウンへ行くはめになってしまいました。チャイナタウンには警察が来ていたので、ジェイクは事件の真相を警察に話ます。しかし警察は、有力者であるクロスの言いなりです。ジェイクの注意が警察に向いている間に、エヴリンとキャサリンが乗っている車に近づくクロス。

エヴリンはクロスに向かって発砲し、車を走らせます。その車に警察が銃を撃ち込むと、車は停車しました。エヴリンは顔面を撃たれて即死。クロスが悠々とキャサリンを連れ去って行きました。警察はクロスに逆らうことはしません。誰にも言うなと言われたジェイクは、「チャイナタウン、怠け者の町だ」という一言を残して、映画は終わります。

チャイナタウンのキャスト

映画「チャイナタウン」のあらすじをネタバレで結末まで紹介してきました。主人公ジェイクを演じるジャック・ニコルソン、ジェイク深く関わるヒロイン・エブリンを演じるフェイ・ダナウェイなど、名優共演となった映画「チャイナタウン」に出演する主なキャストを紹介します。

ジャック・ニコルソン

映画「チャイナタウン」で主人公ジェイクを演じるジャック・ニコルソンは、1937年4月生まれ、アメリカ・ニュージャージー州出身です。長い下積み時代を経て、1969年の映画「イージーライダー」出演し、アカデミー賞にノミネートされました。この作品以降、アカデミー賞の常連となり、1994年には「アメリカ映画協会」の生涯功労賞を史上最年少の57歳で、受賞しました。

ジャック・ニコルソンが主演した近年の主な映画作品を紹介します。

  • 映画「女と男の名誉」(1985年)
  • 映画「黄昏に燃えて」(1987年)
  • 映画「バットマン」(1989年)
  • 映画「ア・フュー・グッドメン」(1992年)
  • 映画「ブラッド&ワイン」(1996年)
  • 映画「恋愛小説家」(1997年)
  • 映画「アバウト・シュミット」(2002年)
  • 映画「恋愛適齢期」
  • 映画「ディパーテッド」(2006年)

ジョン・ヒューストン

映画「チャイナタウン」で、クロス役を演じるジョン・ヒューストンは、1906年生まれで、1987年に亡くなりました。アメリカ・ミズーリ州出身でした。俳優一家で育ったジョンは、映画「モルグ街の殺人」で脚本を手掛け、順調に経験を積み、1941年に映画「マルタの鷹」で監督デビューしました。この映画の主演ハンフリー・ボガートとの親交は生涯続き、ボガート主演で多くの映画を作りました。

ジョン・ヒューストンは、俳優としても活動しました。主な出演作と監督作品を紹介します。

  • 監督作品「アフリカの女王」(1951年)
  • 監督作品「許されざる者」(1960年)
  • 監督作品「勝利への脱出」(1980年)
  • 監督作品「女と男の名誉」(1985年)
  • 出演作品「枢機卿」(1963年)
  • 出演作品「キャンディ」(1968年)
  • 出演作品「テンタクルズ」(1977年)
  • 出演作品「モモ」(1986年)

フェイ・ダナウェイ

映画「チャイナタウン」で、エヴリンを演じるフェイ・ダナウェイは、1941年生まれで、アメリカ・フロリダ州出身です。ボストン大学とフロリダ大学で演劇を学び、1962年にブロードウェイの舞台「わが命つきるとも」でデビュー。映画デビューをした1967年の映画「俺たちに明日はない」に主演し、アカデミー賞にノミネートされました。その後順調にキャリアを重ねていきました。

フェイ・ダナウェイが出演した主な作品を紹介します。

  • 映画「タワーリング・インフェルノ」(1974年)
  • 映画「ネットワーク」(1976年)主演
  • テレビ映画「エビータ」(1981年)主演
  • テレビ映画「ビバリーヒルズ・マダム」(1986年)
  • 映画「アリゾナ・ドリーム」(1992年)
  • テレビ映画「新・刑事コロンボ」(1993年)
  • 映画「裏切者」(1999年)
  • テレビシリーズ「グレイズ・アナトミー」(2009年)

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チャイナタウンの監督は?

映画「チャイナタウン」のネタバレあらすじを、結末まで紹介しました。この作品は、サスペンス映画の名作と言われている作品です。ここで映画「チャイナタウン」の監督ロマン・ポランスキーについて、プロフィールや主な監督作品を紹介します。

ロマン・ポランスキー

映画「チャイナタウン」の監督は、ロマン・ポランスキーです。出身はフランス・パリで、1933年の8月18日生まれです。第二次世界大戦中はポーランドで過ごし、終戦後、ポーランドにある映画学校で学び、短編映画などを製作しました。その後長編映画「水の中のナイフ」で監督デビュー。イギリスで何作かの映画を製作しハリウッドに進出しました。その作品が「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)で、大ヒットしました。

しかし翌年、妊娠8ヶ月だった妻(女優のシャロン・テート)が、カルト集団に惨殺されるという悲劇に見舞われました。このような悲惨な体験の後、発表した映画「チャイナタウン」は、アメリカのアカデミー賞で、11部門のノミネートを受け高く評価されました。ところがロマン・ポランスキーは、1978年に未成年の少女に対して暴行事件を起こし有罪となりました。そのためフランスに逃げ、映画製作を続けました。

ロマン・ポランスキーの映画作品

映画「チャイナタウン」のロマン・ポランスキー監督の、主な監督作品を紹介します。

  • 映画「反撥」(1965年)
  • 映画「袋小路」(1966年)
  • 映画「テス」(1979年)
  • 映画「ナインスゲート」(1999年)
  • 映画「戦場のピアニスト」(2002年)
  • 映画「ゴーストライター」(2010年)
  • 映画「おとなのけんか」(2011年)
  • 映画「毛皮のヴィーナス」(2013年)
  • 映画「告白小説、その結末」(2017年)

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チャイナタウンの音楽

上の動画は、映画「チャイナタウン」で流れる音楽の動画です。映画「チャイナタウン」は、ロマン・ポランスキー監督と、主演のジャック・ニコルソン、共演のフェイ・ダナウェイの見事な演技で名作と呼ばれています。さらにこの作品は、音楽も素晴らしいと言われています。ここでは映画「チャイナタウン」の音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスについて紹介します。

ジェリー・ゴールドスミスが音楽を担当

映画「チャイナタウン」の音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスは、小さい頃からピアノの才能に恵まれ、ピアニストを目指していました。大学生のとき映画「白い恐怖」の音楽に感銘を受け、この映画の音楽を担当したミクロス・ローザから作曲を学びました。CBS放送の音楽部門に配属され、作曲活動が始まりました。

ジェリー・ゴールドスミスは、サスペンス映画の各シーンに最もふさわしい音楽をつける作曲家と言われ、高い評価を得ています。ジェリー・ゴールドスミスが音楽を担当した、主な映画を紹介します。

  • 映画「パピヨン」(1973年)
  • 映画「オーメン」(1976年)
  • 映画「ランボー」(1982年)
  • 映画「スタートレックV 新たなる未知へ」(1989年)
  • 映画「追跡者」(1998年)
  • 映画「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」(1999年)
  • 映画「インビジブル」(2000年)

チャイナタウンの考察

ここではロマン・ポランスキー監督の映画「チャイナタウン」の、いくつかのエピソードを考察していきます。タイトルの「チャイナタウン」の意味や、主人公ジェイクを演じるジャック・ニコルソンとジョン・ヒューストンの関係、共演のフェイ・ダナウェイの演技についてや、さらに1930年代のロサンゼルスで問題となっていた水問題などの、エピソードについて見ていきます。

チャイナタウンが舞台ではない

この映画は「チャイナタウン」というタイトルですが、物語の中でチャイナタウンという場所、または名称が出てくるのは、わずか数シーンです。チャイナタウンは、ジェイクが刑事だった頃勤務していた場所ですが、そのシーンは描かれていません。ジェイクがチャイナタウンのことに触れたのは、エヴリンと共に夜を過ごした時です。ジェイクが昔話としてチャイナタウンのことを話しました。そして、物語の結末に出てきただけです。

ジェイクの不運の源「チャイナタウン」

チャイナタウンは日本の横浜や神戸にある中華街とはイメージが違います。アメリカではチャイナタウンは治外法権で、そこに勤務する刑事に大事なことは「怠慢」です。職務に忠実に仕事をすれば、逆に犯罪を手助けしてしまうことになるのが、チャイナタウンなのです。ジェイクは、そんなチャイナタウンの体質が嫌になり、警察を辞職したのでした。

ところがジェイクは、ネタバレあらすじで紹介したように、エヴリンと関わったことで彼女を愛し、救いたいと奔走したことで、結局彼女が殺され、娘はクロスに奪われるという最悪の結末を招いてしまったのでした。

ジャック・ニコルソンのために書かれた脚本

映画「チャイナタウン」の脚本はロバート・タウンです。彼は主人公ジェイク役を、ジャック・ニコルソンをイメージして書きました。ロバート・タウンが描いたジェイク役は、クールに振舞っていても元気のない人を見ると励ましますが、イライラすると人に八つ当たり、能力の無い部下には厳しい、しかし楽しい会話になると饒舌になります。このような性格は、ジェイクを演じるジャック・ニコルソンそのものだと言われています。

ロサンゼルスの1930年代の水事情

映画「チャイナタウン」の舞台、カリフォルニア州ロサンゼルスは元は砂漠地帯でした。そのため雨が少なく、水道はネバダ州という遠い場所から引いています。そのため上水道は常に不足しがちで、深刻な事態だったそうです。水の利権を求めて争いが頻発し、このような当時の様子を「カリフォルニア水戦争」と呼んでいるということです。

狂気を纏うフェイ・ダナウェイ

映画「チャイナタウン」は、主人公ジェイクを演じるジャック・ニコルソンと、ジェイクと深く関わることになるエヴリン役を演じるフェイ・ダナウェイ、この二人の名演技によって名作になったと言われています。特にフェイ・ダナウェイの演技は、ジャック・ニコルソンを上回るほどの演技を見せているというのです。

ジェイクに夫を殺害したのかと追及されるシーンでは、激しく追及されたエヴリンが、父との関係を告白する演技が素晴らしいと言われています。エヴリンが、父親を非難する言葉を叫ぶこともなく、ただジェイクに自分の心情を想像させるシーンは、静かな中にもこの上ない説得力を見せています。そして、すぐに「信じられない?」と少し不安な表情で、女性らしさを見せるという自由自在な演技力に魅了されると言われています。

カメオ出演するロマン・ポランスキー

映画「チャイナタウン」では、監督のロマン・ポランスキーがカメオ出演しているシーンがあります。そのシーンは、クロスの手下が貯水池を捜査しているジェイクを襲い、ナイフでジェイクの鼻を切るシーンです。ロマン・ポランスキー監督は、その手下の一人として出演しました。

ヒューストン親子

映画「チャイナタウン」で、事件の黒幕ノア・クロス役を演じているのが、ジョン・ヒューストンです。ジョンには娘がいて、アンジェリカ・ヒューストンという女優です。アンジェリカと、映画「チャイナタウン」で主人公ジェイクを演じているジャック・ニコルソンは、アンジェリカが22歳だった1973年から1989年の約16年間、パートナー関係でした。

映画「チャイナタウン」が1974年の作品なので、ジャックはパートナー関係にある女性の父親と共演している、ということだったのです。アンジェリカはジャックと別れた後、有名な彫刻家のロバート・グレアムと結婚しました。アンジェリカは、父ジョンの監督作品「女と男の名誉」でアカデミー賞の助演女優賞に輝いています。アンジェリカは、映画「アダムスファミリー」でのモーティシア役でも活躍しました。

チャイナタウンに関する感想や評価

映画「チャイナタウン」の感想です。浮気調査から殺人事件に巻き込まれた主人公が、水を巡る陰謀に関わっていく物語で、ハードボイルドの中にも男女の愛憎が描かれ、それを演じるジャック・ニコルソンの演技が良いという感想です。

映画「チャイナタウン」の感想です。この方は、ロマン・ポランスキー監督の作品の中で、一番好きだということです。サスペンスだけでなく、当時のロサンゼルスの現実と共に、暴力、欲望、愛憎が濃密に描かれているという感想です。また、フェイ・ダナウェイの雰囲気と、ジェリー・ゴールドスミスの音楽などが、映画にとても良く合っていたという感想です。

映画「チャイナタウン」の感想です。ロマン・ポランスキー監督が描く、当時のロサンゼルスの社会を盛り込んだことで、単なるサスペンスではない重量感のある内容となったという感想です。

映画「チャイナタウン」の感想です。傑作と言われる作品は、時代が経っても変わらない見事な作品だという感想です。私立探偵が、事件の当事者である女性と関わったことで陰謀に巻き込まれてしまうというこの作品は、衝撃的な結末と共に、強い印象を残すという感想です。

チャイナタウンのあらすじ・結末や感想まとめ

いかがでしたか?映画「チャイナタウン」のあらすじを結末までネタバレで紹介し、監督のロマン・ポランスキーについても見てきました。さらにキャストとエピソードも紹介しました。主人公のジェイクがエヴリンという未亡人と関わったことで陰謀に巻き込まれ、その結末は強烈な印象を残すという感想が寄せられた作品でした。サスペンス映画として傑作だという感想が寄せられた映画「チャイナタウン」をどうぞご鑑賞ください。

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