2019年03月14日公開
2019年03月14日更新
映画オーストラリアのネタバレあらすじ!結末と感想は?【ニコール・キッドマン】
オーストラリアの映画は、オーストラリアのキャスト・スタッフの元に、ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンを主演に、身分違いの恋、人種差別を中心のあらすじの中、使用人の裏切り、陰謀を描いた映画です。そして人間として一番愚かな戦争と言われている戦争という行為も盛り込んでいます。このまとめでは、あらすじ・ネタバレ・結末・見た人の感想を中心にニコール・キッドマン、ヒュージャックマンの魅力もまとめます。
目次
オーストラリアとは?
オーストラリアの映画情報
映画オーストラリアは、バズ・ラーマン監督・脚本はスチュアート・ビーティーとロナルド・ハーウッドが手がけました。主演はオーストラリアのスターのニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマン。撮影はシドニー、ダーウィン、カナナラとボーウェンで、ほぼオーストラリア人キャストで行われました。
完成後の映画公開日は2008年11月13日にオーストラリア、11月16日にUSA、12月から他の国で公開され、日本では少し遅れて、2009年2月28日に公開となりました。興行収入は、オーストラリアでは、公開時、歴代興行収入第2位になったそうです。
オーストラリアの映画監督
出典: https://eiga.com
オーストラリアの映画は、出演者のほとんどがオーストラリア人で構成されているので、監督もオーストラリア人のバズ・ラーマン監督です。ラーマン監督は映画監督・映画プロデューサー・脚本家・俳優の顔も持っています。英国アカデミー賞を1997年「ロミオとジュリエット」で受賞し、カンヌ映画祭では、1992年度 ユース賞を『ダンシング・ヒーロー』で受賞しています。
オーストラリアの予告動画
オーストラリアへようこそ。その言葉に始まる映画の予告編は、明るく楽しい観光で出向くオーストラリアとは違う、悲しいオーストラリアの歴史を感じることが出来ます。特に人種差別が生み出す映画のあらすじは、それぞれの人生を左右する結末を生み出します。壮大な大地で繰り広げられる身分違いの男と女、それを乗り越える愛と絆の存在を現わしています。
オーストラリアのあらすじネタバレ
映画のあらすじネタバレ:貴族の女性・サラ
映画オーストラリアは、1939年から始まった第2次世界大戦の少し前、イングランドの貴族の女性サラ(ニコール・キッドマン)はオーストラリア北部の牧場「ファラウェイ・タウンズ」にいる夫の元にやってきました。サラが来るというので夫は、信頼出来る部下であるドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)に迎えにいってもらうのですが。少しけんかっ早いドローヴァーは、サラがやってくるダーウィンの町で喧嘩をしてしまいます。
水上船を降りたら喧嘩している男がいて、それが自分を迎えに来た男だったという最悪の出会いになりました。
映画のあらすじネタバレ:仲が悪い2人
出迎えたのが、喧嘩をするような粗野な男で、サラとドローヴァーは、馬車の中で口げんかしながら、夫のいる「ファラウェイ・タウンズ」に着きます。しかし、そこでサラが目にした物は、荒らされた牧場、そしてそれを守るために命を落としたのか、夫の亡骸でした。事情を管理人のフレッチャーから「アボリジニのキング・ジョージによって殺された」と聞かされます。
映画のあらすじネタバレ:夫殺害の犯人
サラは、ナラという白人とオーストラリアの先住民であるアボリジニのハーフであるナラと言う少年と出会っていて、その少年から、本当は管理人のフレッチャーが、キング・カーニーと手を結んで、牛を奪いったことがわかり、管理人のフレッチャーを牧場から追い出しました。その後、夫を殺したのもフレッチャーだった事がわかります。
けれど牧場は荒らされ、牛も奪われています。サラは夫に代わり、この牧場を守るために、残った1500頭の牛を軍の食肉買い付部に売ることにしました。けれど1500頭もの牛を連れて、ダーウィンの町までいかなければなりません。けんかっ早いけれど、カーボーイとしての腕は一流のドローヴァーと共に、サラは牛を連れてダーウィンに向かう決心をします。
映画のあらすじネタバレ:サラの母性
そんな時、不慮の事故で、ナラの母親が死んでしまいます。この牧場に来た時から、サラになついてくれていたナラに、サラは、いつしか母の様な感情が芽生えていました。ナラの母親代わりになることを決めたサラは、ナラとも行動を共にします。
映画のあらすじネタバレ:ドローヴァーとの恋
支度を整えて牛を売りに行くために出かけるサラ達一行に、フレッチャーと手を組んでサラの夫を殺し、牧場を荒らしたキング・カーニーがいろいろ仕掛けてきますが、無事に、軍に牛1500頭を引き渡すことに成功したサラ達です。この旅の中で、お互いの良さを感じたサラとドローヴァーは、惹かれあい、恋に落ちます。二人は、ナラを引き取って3人で家族になることにしました。
始めは、牛を売ったお金で、イギリスに帰るつもりだったサラですが、ドローヴァーやナラたち、そして牧場の仲間たちと再びファラウェイ・ダウンズを再興することを決めて、元のような牧場にもどすことができました。
映画のあらすじネタバレ:亀裂が入る2人
全く血のつながらない3人の家族でしたが、牧場も順調で、家族仲もいいという、幸せな時間をサラ達は過ごしていました。けれどアボリジニーの一族でもあるナラは、アボリジニーの掟でである成人儀式であるウォークアバウトに旅立つことになってしまいました。ナラの将来の事で言い争い、サラとドローヴァーは別れることになってしまいます。
映画のあらすじネタバレ:疎開させられたナラ
その頃、ナラは祖父でもあるアボリジニーのキング・ジョージと成人儀式の地に向かう途中、ナラが白人とアボリジニーのハーフであることが問題になり、警察に捕らえられてしまいます。それを知ったサラは、ナラを助けるために出かけようとします。そんな時、歴史は第二次世界大戦の幕を開けるのです。
警察に捕らえられていたナラは、戦火を避けるために、ミッション・アイランドへと、他の子供達と一緒に疎開させられてしまいます。
オーストラリアの結末ネタバレ
映画の結末ネタバレ:日本軍の侵攻
しかし、そのナラのいるミッション・アイランドに、日本軍がそこを攻略しようと向かっていると聞いて、サラは、ナラを助けるためにその場に向かいます。しかしサラがつく前に日本軍が侵略し、辺りは火の海です。ドローヴァーもナラを心配して、ダーウィンに向かいます。火の海になったダーウィンの様子を見てサラが無事とは思えず、サラの無事を諦めたドローヴァーですが、他の子供達と一緒のナラを発見します。
映画の結末ネタバレ:再会
ナラを見つけたドローヴァーは、ナラと一緒にいた子供達を連れて避難します。ダーウィンに戻るドローヴァーの前には諦めていたサラの姿がありました。それぞれに無事を喜び合う3人、安全な所に子供達を連れて行った後に、ドローヴァーは、また3人で暮らすことを、今度こそきちんと話し合って決めます。そんな3人を見ていたのは、カーニーの牧場を奪い、カーニーを殺したフレッチャーでした。
フレッチャーは、カーニーの娘を妻にして、彼なりの幸せを手に入れていました。しかしこの日本軍の侵略でカーニーの娘である妻を失っていました。理性を失ったフレッチャーは、銃口をナラに向けていました。しかしそれに気が付いたキング・ジョージによってフレッチャーは命を落とします。
映画の結末ネタバレ:帰ってきた幸せ
フレッチャーから、ナラを救ってくれたジョージの元に駆けよるサラとドローヴァーは、ジョージから、実はジョージが撃ったフレッチャーこそが、ナラの実の父親だったという事実を二人に告げます。誰が父親であろうと、ナラは自分たちの家族であり、大切な存在であることを確かめ合います。
戦争の状況も落ち着きを取り戻してきたオーストラリアの地で、3人は幸せに暮らしていましたが、ナラの成人の儀式は、アボリジニーとして受けなければなりません。サラとドローヴァーは、ナラの旅立ちを見送り、また3人で暮らせることを信じて見送り、映画「オーストラリア」は結末となります。
オーストラリアのキャスト
サラ/ニコール・キッドマン
映画オーストラリアの主演サラは、英国人貴族であり、オーストラリアで、牧場を営んでいる夫に会いに来ました。しかし管理人であるフレッチャーにより夫を殺され、牧場も滅茶苦茶にされました。牧場の再生を目指してドローヴァーと協力するうちに恋が芽生え、母親を亡くしたナラと3人で家族になります。
サラを演じるニコール・キッドマンは、オーストラリア人の両親がハワイで産んだことで、ハワイ生まれと書かれることもあります。その後オーストラリアに戻り、シドニーで育ち、ニコールは、幼い頃からバレエや演技を習い、舞台に立つようになってからは、高校よりも女優業を選び高校は中退します。1983年にニコールは映画、『BMXアドベンチャー』でデビューします。
1988年「デッド・カーム 戦慄の航海」にニコールが出演したのをトム・クルーズが見て、ハリウッドにニコールを招待しました。「デイズ・オブ・サンダー」でハリウッドデビューしたニコール。ハリウッドに招いてくれ、この作品で共演したトム・クルーズとニコール・キッドマンはこれが縁で結婚します。このハリウッドドリームは話題になりましたが、わずか数年で離婚してしまいます。
ニコールは、離婚後もヒット作に多数出演し続け、アカデミー賞では何度もノミネートされ、「めぐりあう時間たち」ではゴールデングローブ賞を受賞するなどハリウッドを代表する女優となりました。2006年、歌手のキース・アーバンと再婚しました。Metoo運動がハリウッドで巻き起こっていますが、ニコールは「トム・クルーズという力のある男性との結婚が、若い頃の私をセクハラからまもってくれた」と振り返っています。
ドローヴァー/ヒュー・ジャックマン
英国貴族のサラを迎えに来た粗野なカウボーイとして出会ったドローヴァーは、サラとサラの夫が残した牧場の為に力を合わせていくうちに、恋に落ち、一緒に牧場を守ろうとしますが、いろいろな問題が起こります。
ドローヴァーを演じたヒュージャックマンは、イギリス人の両親の元、オーストラリア・シドニーの出身で、この映画はオーストラリアで育ったニコールとの共演でも話題になりました。ヒューが8歳の頃に両親が離婚し、母はイギリスに戻り、ヒューは父の元でオーストラリアで育ちました。
オーストラリアで映画出演をこなし、1998年英国のの王立劇場での舞台『オクラホマ!』の主役カールを演じた事で、国際派として知られるようになり、『X-メン』の主役ウルヴァリン役に決まっていた別の俳優が、降りたため、ヒューに白羽の矢が立ち、、この役はヒュージャックマンの代表作としてヒューを一躍有名にしました。
ヒューの活躍は、ハリウッドだけではなく、舞台俳優としてもブロードウェイでもいくつもの賞を受賞しています。舞台を映画化した作品「レ・ミゼラブル」では主人公ジャンバルジャンを演じこちらも高い評価を受けています。
フレッチャー/デヴィッド・ウェンハム
映画オーストラリアの中で、フレッチャーは、サラの夫を他の牧場主カーニーと手を組んで殺したうえ、牛を奪い、ニコール演じるサラに追い出されます。その後カーニーの牧場も奪い取り、カーニーも殺すというわかりやすい悪役でした。
フレッチャーを演じたデヴィッド・ウェンハムもニコール・ヒューと同様にオーストラリア人俳優です。いくつかの作品に出演した後、「ロード・オブ・ザ・リング」の3部作の内の2・3作の人間役ファラミアを演じて話題になりました。その後、ヒューとは「ヴァン・ヘルシング」などで共演し、「オーストラリア」のあと米・英・豪での共作映画『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』でニコール・キッドマンと共演します。
『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』は低予算作品でしたが、大きな反響を呼び、ニコオール・キッドマンの助演女優賞をはじめとして、アカデミー賞6部門にノミネートされました。
フリン/ジャック・トンプソン
フリンはサラに協力してくれる年おいた会計士ですが、アルコール依存症です。フリンを演じるのは、ジャック・トンプソンです。オーストラリアの映画俳優で、 日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドの合作映画である「戦場のメリークリスマス」にも出演しています。
カーニー/ブライアン・ブラウン
カーニーは、フレッチャーと計画してサラの夫の牧場を乗っ取ろうとします。映画オーストラリアの始めの食肉用に牛を軍に売る場面で邪魔をしてきたりします。のちにカーニーの娘と結婚したフレッチャーに牧場を乗っ取られ、殺されてしまいます。
カーニーを演じたのはオーストラリアのシドニー出身の俳優で映画プロデューサーもしています。アマチュア時代は舞台を中心とした活動で、英国での経験もありますが、現在はオーストラリアを拠点にしています。
キング・ジョージ/デビッド・ガルピリル
サラが養子にするナラの祖父で、アボリジニの「ガラパ」と呼ばれるの呪術師です。映画の結末近くで、ナラの生い立ちの真相を話します。キング・ジョージを演じたのは、デビッド・ガルピリルです。1953年7月1日 オーストラリア マニングリーダ生まれで、オーストラリアを中心に活躍しています。
オーストラリアの内容解説
映画の舞台と時代
第二次世界大戦がはじまる頃の時代1939年頃が舞台になっています。ナチスドイツによるポーランド侵攻が始まった1939年9月1日と言う戦争の足音が近づくころです。サラ・アシュレイという英国貴族が、1人でオーストラリアへの旅立ちを決断したのは夫のアシュレイを訪ねるためでした。
夫がオーストラリアに所有している「“ファラウェイ・ダウンズ」にある牧場を売り払うために行っていたのに1年経ってもそれが上手くいかないのか、戻ってこないという理由もありました。そして横に広いオーストラリア大陸を横断するような背景も見ることが出来る映画です。サラの夫の牧場とサラの付いた船着き場の距離は、映画の中では公開されていませんが、何千キロもあったと推察されています。
アボリジニの呪術家が出てくることから、アボリジニの聖地エアーズロックのある場所が近いのではと予想されています。地図を確認すると、シドニーやケアンズからでも数千キロを要するところが物語の舞台ではないかと言う推測もあります。
魅力的なニコール・キッドマンを満喫
映画俳優は、演じるためにあらゆる顔を見せる俳優もいれば、おなじみの役柄で楽しませてくれる俳優がいます。それは、視聴者ひとりひとりが持つ感想なのですが、ニコール・キッドマンは、演じる役ごとにいろいろな魅力を見せてくれるといわれています。映画オーストラリアの結末に至るまでのあらすじ・ネタバレの中で、魅力的なニコール・キッドマンを満喫できます。
冒頭のイギリスからオーストラリアの桟橋に着いた時のニコール・キッドマンは、まさに英国貴族と言った立ち居振る舞いを見せます。馬車の中での喧嘩シーンを経て、夫の死を目の前にしたサラの嘆きのシーン、同じように母を失ったナラへの母性あるシーン。映画の序盤でニコール・キッドマンの演技に、いろいろな感想を持つことが出来ます。
牧場で雇い入れているみんなの生活のために、カーニーたちに邪魔されながらも軍に食肉用の牛を売りに行くシーンでの、ドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)も驚くかっこいい乗馬姿や行動力なども満喫したという感想もたくさんありました。貴族からカーボーイにも負けない馬裁きで、ただ守られるだけではない女性であることを印象付けました。
ドローヴァーとの恋のシーンでみせる一人の女としての顔と、ナラの前でみせる全く血がつながらないのに、見せる母親としての母性の顔の違いには、「女性の強さを見た」という感想もありました。ドローヴァーとの諍いでの別れ、ナラの成人の儀式に送りだすための別れもまた、別れであっても。希望と言う違う感情が。押し寄せている顔を見せてくれているという感想もありました。
アボリジニの民族
産業革命・大航海時代とヨーロッパが、その先進的な技術力をもって、世界中を巡り、未開と言われる世界の国々を開拓していき、そこで新しい生活をしていきました。新しい土地に進出する人たちにとっては、開拓であり、その土地を良くして、良い生活をする基盤を作ろうとしたと自己主張します。けれど、もともと住んでいる人たちには、それは侵略でしかありません。
アメリカには、インディアンが、日本にはアイヌ民族が、オーストラリアもアボリジニのほかにもいくつかの民族がありました。穏やかに住んでいたところにやって来て、自分たちの好き勝手に自然を、彼らの信じてきた宗教を破壊するため、そこには軋轢も生まれます。
オーストラリアの中では、ナラと言う少年が、白人がアボリジニを軽んじた象徴のような形の、混血児として登場しています。彼の存在に対する結末にいろいろな感想があります。オーストラリアの中で人種問題を考える時、ナラとその祖父であるキング・ジョージについて注目する見方もあります。
混血児のナラが目にしたもの
オーストラリアの中での一番の悪役フレッチャーがアボリジニの女性に産ませた事は映画の最後のネタバレですが、ナラはその事を知りません。そのナラが、自分たちに良くしてくれていたサラの夫が、フレッチャーによって殺されるのを川で見てしまいます。サラの夫の馬に乗ってそれを知らせようとしますが、「誰が混血児の自分の言うことを信じてくれるだろう」と思うところにやって来たサラ。
ナラは、会計士のフリンが、フレッチャーに脅されて不正をさせられ、それが理由でアルコール依存症になったことも見ています。それを聞いてくれたサラによってフレッチャーは、追放されます。そして混血児は、警察が保護するという決まりもありました。成人の儀式のために出かけたナラが警察に保護されたのは、そう言う理由です。
妨害工作を行うフレッチャー
ナラは、フレッチャーの不正の事なら、フリン会計士も証人になるとその事をまずサラに伝え、怒ったサラは、フレッチャーを首にしますが、近くに住む牧場のカーニーの所に逃げて、牧場を守るために、サラが牛を売りに行くことを妨害します。軍が食肉用の牛を買い付けると事まで距離などは描かれていませんが、かなり遠いことは、その妨害工作を乗り越えていくシーンでわかります。
1500頭の牛達と再びダーウィンへ向かう
戦争が始まることに備えて、食肉用の牛を供える事は軍にとって重要なことです。サラは窮地をしのぐために1500頭の牛をカウボーイのドローヴァーを先頭に、牧場の仲間たちと、ダーウィンに向かいます。カーニーも軍に牛を売ることを目標としていましたので、そこでの妨害工作がありました。
情勢不穏な中で舞台はダーウィンへ移る
真珠湾攻撃に大成功した日本軍は、南方作戦の展開します。シンガポール陥落後、次に狙うのは、1942年2月15日オーストラリアです。日本軍によるダーウィンへ攻撃が予想されるので、オーストラリア政府が、、軍関係者以外はダーウィンから奥地への避難命令を出したのですが、サラは、混血児であるという理由で警察に捕まっていたナラの事が、気になりダーウィンに移りました。
サラとドローヴァーの決断
この映画でサラの死んだ夫もサラも始めは、この牧場を売り、イギリスの邸宅を守ることが目的でした。カーニーやフレッチャーの悪だくみがなければ、カーニーの牧場に、売り渡して、イギリスに帰っていたと推測されていますが、結末は、イギリスには戻らず、オーストラリアの大地で、牧場を守ることになります。ドローヴァーも最初は、雨季の間だけと手伝うと言っていたのですが、サラとの関係性によって結末が変わってきました。
放浪旅ウォークアバウト
オーストラリアの映画の中でサラとドローヴァーは1度、離別します。その理由が引き取ったナラの成人の儀式でもある「放浪旅ウォークアバウト」なのです。アボリジニとして、キング・ジョージと共に出かける徒歩の旅に送りだす方がいいというドローヴァーと、学校に行かせたいというサラの間の言い争いが原因でした。
結末では、ナラは成人の儀式放浪旅ウォークアバウトをすることを選び、祖父であるキング・ジョージと旅を始めます。
フレッチャーとカーニーはどうなる?
サラに牧場を追い出されて、もともとカーニーと一緒に悪だくみをしていたフレッチャーです。そのままカーニーの元に居つき、カーニーの娘と結婚し、邪魔なカーニーを殺して、ちゃっかりカーニーの牧場主に収まりますが、戦争がはじまります。舞台がダーウィンに移った時にフレッチャーが、ナラを殺そうとしていたところをキング・ジョージによって殺されます。
オーストラリアに関する感想や評価
「#オーストラリア」
— まさし(小僧) (@iiduka_masasi) October 29, 2018
ニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマンという豪華さ!そして前半と後半でガラリと話の内容も印象も変わる映画。オーストラリアを舞台に第二次世界大戦を描くのは珍しいな。そしてやはりここにもある人種差別。おじいちゃん途中まで幽霊かと思ってたよ。#サタシネ pic.twitter.com/TWirTs4vda
オーストラリアの人種差別は、白人ではない者への白豪主義(1901年の移住制限法制定から1973年移民法)と言うのがあって、先住民族のアボリジニなどへの迫害などが、問題になりました。この映画オーストラリアでは、アボリジニとの混血児が出てきます。あらすじをネタバレすると、人種差別を乗り越えた結末でハッピーな結末を迎えます。
テルライド映画祭でニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマンで写真撮ってる〜〜〜!!!!バズ・ラーマンの『オーストラリア』の2人だ………… #TellurideFilmFestival pic.twitter.com/7lRFxvs5CJ
— マホコ (@m0425_0424) September 2, 2018
ニコールキッドマンとヒュージャックマンが映画祭で並んでいた時の映像を見た人の感想です。あらすじでも結末、幸せに暮らしている二人、現実でもこんな風に楽しそうにしているのを見るのが嬉しいという感想は、日本の映画やドラマでもよく見られます。
ヒュージャックマンの「オーストラリア」を見た。ラブストーリーだけどラブ少な目で、牛多目。アボリジニーの問題とか戦争とかもあって盛りだくさん。悪役でデビットウェナムさんが出てた。ヒュージャックマンが格好良い。髭ぼーぼーも、馬に乗っても、タキシード着ても格好良い。そんな映画だった。
— もも (@sumomonomama) January 17, 2019
映画オーストラリアの感想で多かったのが、第二次世界大戦にオーストラリアが巻き込まれていたことと、日本軍は、オーストラリアにも侵攻していたということに驚いていた感想も多かったです。戦争は悲惨な結末しか生まない、どんな人の人生のあらすじもぶち壊す愚かで悲しいものということを伝えている側面もあると言われています。
大好きな映画のThe greatest showman のヒュージャックマンのアメリカ英語が聞き取りづら過ぎて、アメリカ人に話したら「アイツのアメリカ英語完璧だよねーオーストラリア人なのに!」って言われて戦慄しました
— Tatsumi (@Tatsumi38226157) November 17, 2018
英語圏の方々使い分けれるならどうかイギリス寄りにして下さい!と思いました(笑)
英語が得意な人には、演じた俳優の英語で映画のイメージが変わってくるというツイートです。コテコテの大阪映画なのに、みんなが東北弁で話しているようなイメージと考えるとわかりやすいという感想もありました。
【映画感想記】オーストラリア
— 映画マン (@eigamanstar) October 18, 2018
ヒュージャックマンとニコールキッドマン主演の超大作。165分と長時間の映画。2時間の時に「もうクライマックスかな」と思ったら、そこからまた波乱が起こって話が急展開していきます。とにかく名映画と言わざるをえません。
映画オーストラリアは、165分と3時間近い超大作です。あっという間で長さを感じなかったという感想や、途中休憩が欲しかったなどという感想もありました。過去に227分のアラビアのロレンスは、途中に休憩時間が入り、トイレや軽食などを取る人もいました。結末に繋がりそうな、クライマックスシーンがあっても話は長く続く映画です。
「Australia」鑑賞。ヒュージャックマン、ニコールキッドマンどちらも好きな俳優・女優なので楽しく鑑賞出来ました。久々に感動する恋愛映画。白豪主義が残るオーストラリアは残酷でしたね。 pic.twitter.com/1rpxUQ6bg6
— Gyllenhaal (@Gyllenhaal_com) December 14, 2014
この時代の、白人の先住民族に対する対応も事実よりもこの映画は、ソフトに描かれているという感想もありました。他にも映画の中で、悪役的に存在している日本軍ですが、一説には日本軍は、空爆はしていますが、実際は上陸はしていないと言われています。
オーストラリアのあらすじ・結末や感想
ニコール・キッドマン主演の映画「オーストラリア」についてまとめました。歴史を含む映画は、細かいところや歴史認識をフィクション化してソフトに描く部分があります。その為、この映画の紹介では、あくまで創作ということを強調しています。日本人視聴者からも「日本軍は、オーストラリアに上陸していない」などの歴史的な部分での指摘もありました。
人種差別問題も、白豪主義などという言葉が生まれるくらいの他の国よりも激しい人種差別があったことを感想にあげる映画マニアなどもいます。実際に映画で描かれる人種差別は、文献などに描かれるものよりもソフトに描かれています。オーストラリアという映画には、人種を超えて愛し合える人を描きファンタジー要素があるという人もいます。史実と違う部分はファンタジーとして楽しめる映画です。