2019年03月18日公開
2019年03月18日更新
この子の七つのお祝いには本当に怖い!あらすじ・結末や感想ネタバレ【岸田今日子】
映画「この子の七つのお祝いに」は1982年に公開された映画です。「この子の七つのお祝いに」はあるアパートの一室で父への憎しみを毎日娘に教え込み虐待していた母・真弓が、娘・麻矢の7歳の正月に晴れ着を着せ通りゃんせを歌うところから始まります。35年後ある女性の死体が発見され物語は再び動き始めるのでした。映画「この子の七つのお祝いに」は出演している岸田今日子さんの怪演も話題になった映画です。「この子の七つのお祝いに」のあらすじ結末ネタバレや「この子の七つのお祝いに」を観た人の感想をご紹介していきます。
目次
この子の七つのお祝いにとは?
この子の七つのお祝いにの映画情報
映画「この子の七つのお祝いに」は1982年10月に公開された日本のミステリー映画です。「この子の七つのお祝いに」の原作は斎藤澪さんの同名小説で、1981年に第一回横溝正史ミステリ大賞を受賞しています。「この子の七つのお祝いに」は数々の作品を世に送り出している増村保造監督がメガホンを取り、当時テレビで活躍していた松木ひろしさんが共同で脚本を担当しています。岸田今日子さんの怪演も話題になりました。
この子の七つのお祝いにの映画の監督情報
映画「この子の七つのお祝いに」の監督を努めた増村保造さんについてご紹介します。日本の映画監督であり脚本家でもある増村保造さんは、23歳で大映に助監督として入社し28歳でさらに映画を学ぶためイタリアに留学しています。帰国後33歳で映画「くちづけ」で監督デビューを果たし、数々の映画作品を作り上げます。勝新太郎さんや市川雷蔵さんの大ヒット映画シリーズの第1作を監督し、大映の絶頂期を支えた監督の1人です。
この子の七つのお祝いにの映画の予告動画
こちらがこの子の七つのお祝いにの予告動画です。不気味な日本人形と鮮やかな赤い血のコントラストや童謡の通りゃんせが強調された予告動画は注目を浴びました。現在は松竹の「あの頃映画」というシリーズでDVDとBlue-rayが販売されています。
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ:麻矢と母・真弓
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレをご紹介していきます。ある古びた木造のアパートで、7歳になったばかりの少女・麻矢と母親・真弓は2人暮らしをしていました。7歳のお祝いに晴れ着を着せてもらった麻矢は、母に古いアルバムを見せてもらいます。真弓と麻矢の父・道夫の結婚式の写真や家族3人の手形を見せながら、真弓は古く隙間風の寒いアパートでこんなに貧しい生活をしているのは全て道夫のせいだと言います。
真弓と道夫は北京で結婚し、戦争に負け日本に引き上げたあとに麻矢が生まれました。しかし道夫は病気になった真弓の金や宝石を持ち出し、真弓と麻矢を残し他の女性のところへ出ていってしまいました。病気の自分と幼い麻矢を捨てた道夫は身勝手で自分の事しか考えていないと憎しみの言葉を並べる真弓は、自分が死んだら必ずお父さんに復讐するよう麻矢に強く言い聞かせます。そして真弓はわらべ唄のとおりゃんせを歌うのでした。
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ:新聞記者・須藤
約35年後、都内のアパートで池畑良子という女性が自宅で惨殺体となり発見されます。次期総裁候補・磯崎大蔵大臣を裏で操る秘書・秦一毅の屋敷で家政婦をしていた池畑良子は鋭い刃物で何箇所も刺されていました。部屋には男の出入りが激しかったらしいことから警察は怨恨ではないかと考えていました。池畑良子の部屋のテーブル上には手土産のようなケーキ、壁には死ぬ直前に付いたであろう池畑良子の血の手形が残されていました。
新聞記者の須藤は、警察署に赴き刑事から池畑良子の事件について情報を聞き出そうとします。刑事はまだ犯人は見つかっていないといいますが、須藤の元上司・母田がどんな男なのかと逆に質問をしてきます。母田は須藤が新聞社に入社した頃のデスクで、現在は新聞社を辞め月間公論でルポライターをしていました。その頃、母田は警察署の別室で刑事から聴取を受けていました。母田は池畑良子と翌日の夜に会う約束をしていたのです。
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ:ルポライター・母田
部屋の外で待っていた須藤は、聴取から開放された母田と久しぶりに再会します。池畑良子の死を追っていた須藤は、母田から池畑良子が働いていた屋敷の主・秦一毅を追っているから一緒に仕事をしないかと持ちかけられます。母田が池畑良子から何を聞き出そうとしていたのか興味を持った須藤は快諾し、夜に再び待ち合わせて須藤の行きつけのバー・往来(ゆき)で久々に酒を酌み交わします。ママは初見の母田には無愛想でした。
往来のママ・ゆき子に奥の個室を借りた須藤は、母田に何を追っているのか聞き出します。母田は政財界を裏から操る秘書官・秦一毅の生活を探ろうとして池田良子と接触していました。秦一毅は内縁の妻で日本一とも言われる占い師・青蛾と数名の家政婦、運転手とともに高輪の豪華な屋敷で暮らしていました。青蛾は相手の手形をみて未来を占い、その的中率の高さや磯崎が時期総裁候補になったことから政財界では有名な存在でした。
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ:占い師・青蛾
青蛾の元を訪れ占ってもらうことは「高輪詣」と呼ばれ、大物政治家が大事な局面で青蛾の占いを受けに屋敷に出入りしていました。青蛾は気に入った手形しか占わず、また、占ってもらった政治家は軒並み青蛾の占い通りに行動することから日本の政治は青蛾が握っていると言っても過言ではない状態でした。屋敷から出ず謎に包まれた存在の青蛾に面会するべく母田は秦一毅の屋敷を幾度となく訪れていましたが門前払いを受けていました。
母田は屋敷の家政婦を辞めさせられた池田良子に接触し、青蛾についての話を聞き出します。青蛾が手形を占いに使うのは、ある手形の男を探しているからだと池田良子は話します。その手形のコピーを盗み出していた池田良子に母田は手形の主を訪ねますが、それを話すには500万円用意しろと要求します。母田が編集部の工面した500万円と引き換えに手形の主を池田良子から教えてもらう約束をしていた日、彼女は殺害されたのでした。
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ:ゆき子と母田
母田は泥酔した須藤をタクシーに乗せ先に帰らせ、自身も帰ろうとしたところに激しく雨が降り出します。店じまいをしたゆき子が傘を差し出してくれますが、母田は昔から患っている突然全身の関節が痛む謎の病気の発作が出てしまい動けなくなってしまいます。心配したゆき子がタクシーで母田の自宅まで送ってくれますが、自宅のベッドに倒れ込んだ母田はそのまま気絶してしまい、ゆき子は一晩中付き添ってくれたのでした。
目を覚ました母田は、7~8年前から雨の日や寒い日は突然関節が痛みだし動けなくなってしまうこと、性格の不一致で妻とは離婚をしたこと、ヘビースモーカーであるためもしかしたら肺がんで先は長くないのかもしれないことをゆき子に話します。精一杯仕事をして残された人生を生きたいという母田に、ゆき子は自分も心の病を患っており先は長くない、早く死にたいのだと漏らします。それを聞いた母田はゆき子と体を重ねるのでした。
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ:捜査を続ける母田
池田良子殺しの犯人を警察は怨恨のもつれから男性だと考えていましたが、池田良子の部屋のクローゼットには荒らされた形跡があり、犯人の女性が返り血を浴びたため池田良子の洋服を持ち去ったのではないかという意見が出ます。そこへ池田良子の部屋のテーブルに残されていた手土産のケーキを販売する店が判明し、サングラスの女がケーキを購入していたことがわかります。警察の掴んだ情報を得た須藤はすぐ母田に報告します。
母田は池畑良子から青蛾の秘密を聞き出そうとした前の晩に池田良子が殺されたため、秘密を守ろうとした青蛾が彼女を殺したのではないかと考えていました。殺人現場から池田良子以外の女性の指紋も検出され、母田はますます青蛾への疑いを強めていました。婦人公論の上司から取材を進めるよう後押しをもらった母田でしたが、肝心の青蛾の秘密がわからないため秦一毅の過去を洗い青蛾と秦一毅の出会いを調べ始めました。
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ:会津へ
大物政治家の娘と結婚し政界でのしあがろうとしていた秦一毅は、ライバルに相手の女性を奪われ結婚に失敗し官僚の道を諦めて赤木フーズという会社の重役についていました。赤木フーズを訪ねた母田は、社長から秦一毅が重役に就任して1年後、易者の女性に進められ政治家を目指すと突然退任していたことを聞きます。女性の本業は麻布のバー・ヌーヴォーのママ・麗子だと聞いた母田はヌーヴォーも調べますが既に閉店していました。
再び往来で須藤と飲んでいた母田は、麗子が手相占いが得意らしかったこと、麗子がヌーヴォーを閉めた時期が秦一毅が秘書官を務め始めた時期と重なっていたことから、麗子が青蛾なのではないかと持論を展開します。その秘密が会津にあるらしいと調べていた母田は、会津に真相を探りに行くと須藤に話します。話を聞いていたゆき子と須藤は池畑良子のように秘密に近づくと殺されるかもしれないと止めますが母田は聞き入れません。
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ:母田の怪死
翌日会津に向かった母田は、無理がたたりまた発作を起こしてしまいなんとか自宅に戻ったもののベッドで再び気絶をしてしまいます。目を覚ますと隣にはゆき子がいました。大きな仕事を終えゆき子と酒を飲み愛の言葉を伝えた母田でしたが、その翌日に須藤が母田の部屋を訪ねると母田は布団の中でひとり血だらけで死んでいました。須藤が母田の取材ノートを調べると、会津での調査のメモだけがなぜか忽然と姿を消していました。
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ:謎の女性・麻矢
母田の意志を引き継ぎ月刊公論でルポを続けることに決めた須藤は、編集長から聞いたバー・ヌーヴォーの持ち主・古屋源七へ会いに行きます。そこで須藤は麗子が古屋源七の妾の娘であり、手相を読むのが上手かったのは麗子ではなくヌーヴォーで働いていたホステス・麻矢だったと知ります。ヌーヴォーの閉店後に故郷の会津にある生家の結城漆工場に戻ったという麻矢の情報を追い、須藤は会津へ向かいます。
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ:父親への憎しみ
須藤は結城漆工場を訪ね、麻矢を育てた結城昌代という女性から麻矢の少女時代の話を聞きます。昌代は病気がちの真弓と麻矢を気にかけ度々手伝いをしており、真弓が麻矢に夫への復讐を必ず遂げるよう毎日教え込んでいることも知っていました。真弓が死んだ時に麻矢の元へ駆けつけると、麻矢を頼むという手紙と当時の金額で200万円が残されていました。昌代は学校を卒業後会津に戻り結婚し、麻矢を娘として育ててきました。
高校を卒業した麻矢は、昌代の制止も聞かず父に復讐しに行くと行方をくらましていました。昌代から麻矢の父の名前・高橋道夫という名前を聞いた須藤は、昌代が出してきた高校卒業前の麻矢の写真を見て愕然とします。写真の中でセーラー服姿で佇んでいたのは、若い頃のゆき子でした。結城漆工場を出て調査の内容をひとりまとめていた須藤は、麻矢がゆき子だということ、全ての真相を知りどうするべきか苦悩します。
この子の七つのお祝いにのあらすじネタバレ:ゆき子と青蛾
ある日、青蛾の元にホテル王・高橋佳哉の手形を見てほしいという依頼が舞い込みます。その手形がずっと探していた男の手形だと気づいた青蛾は急いでゆき子の元を訪れます。ヌーヴォーで働いていた青蛾(麗子)とゆき子(麻矢)はずっと仲の良い友人で、ゆき子は父親を探し出すため青蛾に手相占いを教え、青蛾はそれに協力していました。しかしこれ以上人を殺めないで欲しいと訴える青蛾を、ゆき子は殺してしまいます。
この子の七つのお祝いにの結末ネタバレ
この子の七つのお祝いにの結末ネタバレ:父・高橋との再会
この子の七つのお祝いにのあらすじをご紹介しました。ここからはこの子の七つのお祝いにの結末ネタバレをご紹介していきますので、結末を知りたくない方はご注意下さい。須藤は調査の中で高橋道夫がホテル王・高橋佳哉の偽名だと知り、高橋佳哉に会いに行きます。ちょうど数日前に麻矢から連絡があり会うことになっていた高橋は須藤を連れ麻矢(ゆき子)に会います。場所は麻矢が幼い頃に真弓と住んでいたアパートでした。
この子の七つのお祝いにの結末ネタバレ:麻矢の正体
そこで麻矢(ゆき子)と会った高橋は、中国から引き上げるため日本人街で出会った真弓と偽装結婚をするのに高橋道夫という偽名を使用していたと話します。帰国後に麻矢が生まれ幸せな日々を過ごしていましたが、戦争に負けた当時の日本はひどい生活の中で暮らしており、生後2ヶ月の麻矢は鼠に顔と首を齧られ死亡していました。それを機に真弓は精神を病み、時を同じくして道夫は生き別れていた妻みやこに再会しました。
真弓は徐々に精神的に崩壊し、命の危険を感じた高橋は当時で約500万の金を真弓に渡し、みやこの元へ去ります。高橋の幸せを思い笑顔で別れた真弓でしたが、ある日みやこの生まれたばかりの赤ん坊・きえを誘拐し麻矢として育て上げます。そして麻矢(きえ)に毎日夫への復讐を教え込み、七つの正月のお祝いに晴れ着を着せ隣で自殺をしたのでした。
この子の七つのお祝いにの結末ネタバレ:絶望するゆき子
ゆき子は麻矢として育ち、真弓の復讐を遂げることが自分の使命だと信じ父を探す過程で3人もの人間を殺してしまっていました。しかし自分が麻矢ではなくきえで、真弓の復讐の道具として利用されただけだと知ったゆき子は自分の今までの人生はなんだったのかと深く絶望したところで物語はエンドロールを迎えます。以上がこの子の七つのお祝いにの結末ネタバレです。
麻矢という正体を隠し生きてきたゆき子が実は麻矢ではなく、真弓の復讐のために麻矢として育てられ利用されていただけだったとうい衝撃の結末を迎え、驚かれた方もいるのではないでしょうか?ここからはこの子の七つのお祝いにのキャストや当時話題になった岸田今日子さんの怪演、映画の結末を観た人の感想や評価を順にご紹介していきます。
この子の七つのお祝いにのキャスト
根津甚八
新聞記者の須藤を演じたのは根津甚八さんです。1969年に状況劇場に入団した根津甚八さんは、1978年に大河ドラマ「黄金の日日」に出演したことで注目を浴び、黒澤明監督作品にも出演したことで知名度を上げました。2002年頃から顔面の病気を患い活動を縮小していたのちに交通事故を起こし、活動を休止していました。その後活動を再開するもうつ病を患い、持病の椎間板ヘルニアの悪化も重なり2010年に引退をしました。
岩下志麻
麻矢として育てられたきえ(ゆき子)を演じたのは岩下志麻さんです。1958年にNHKの「バス通り裏」で女優デビューし、1960年には「乾いた湖」で映画初出演を果たします。その後、数々の映画作品に出演し、中でも「極道の妻たち」は岩下志麻さんの代表作品と言える映画です。2004年には紫綬褒章を受賞したことも話題になりました。
畑中葉子
1978年に平尾昌晃さんとのデュエット曲「カナダからの手紙」でデビューした畑中葉子さんは、曲の大ヒットと紅白歌合戦の出場により一躍トップアイドルとなります。当時カナダへの旅行客が増えたことから、カナダ政府から表彰も受けています。1979年にソロデビューを果たし、グラビアやロマンポルノ出演と注目を集めます。2015年から現在に至るまでフリーで歌手・俳優として活動を行っています。
辺見マリ
青蛾を演じたのは辺見マリさんです。1969年に「ダニエル・モナムール」で歌手デビューを果たした辺見マリさんは、1970年の紅白歌合戦に出場します。人気絶頂期に西郷輝彦さんと結婚し芸能界を引退しますが、離婚後に再び芸能界に復帰しています。40歳前から「拝み屋」と呼ばれるいわゆる祈祷師に入れ込んだことが原因で金銭トラブルに見舞われ、一時は娘の辺見えみりさんと絶縁状態でしたが、現在は和解し仲も良いそうです。
杉浦直樹
須藤の元上司のルポライター・母田を演じたのは杉浦直樹さんです。1957年に「俺は待ってるぜ」で映画デビューした杉浦直樹さんは松竹入社後、映画製作プロダクションにんじんくらぶに所属していましたが1962年に松竹を退社、1965年のにんじんくらぶ分裂後はフリーとして活動していました。それ以降はテレビドラマでの出演が増え、2006年には旭日小綬章を受賞しています。
岸田今日子
ゆき子の母・真弓役を演じたのは岸田今日子さんです。自由学園卒業後、文学座付属演技研究所に入り研修生となった岸田今日子さんは、その後女優に転向し1950年に初舞台を経験し1953年には「にごりえ」で映画デビューを果たします。岸田今日子さんは1962年に「破戒」などで毎日映画コンクール助演女優賞を受賞、1964年には「砂の女」でブルーリボン助演女優賞を受賞し、その存在感から怪演と評され話題になりました。
この子の七つのお祝いにの岸田今日子が怖い?
岸田今日子が演じたサイコパスな人間
この子の七つのお祝いにのあらすじ結末やキャストをご紹介しました。ここからは映画を観た人から怖いという感想が多く挙がった岸田今日子さんの演技についてご紹介していきます。ゆき子の母・真弓を演じた岸田今日子さんは、夫に捨てられた憎しみを毎日娘に教え込み自身の復讐を遂げさせるという役でした。瞬きをせず目を見開き夫への憎しみを並べ、家族写真へ無表情で何度も縫い針を刺す姿が怖いと話題になりました。
また、高橋佳哉(道夫)が語った麻矢を亡くしたあとの真弓の演技でも、並べた大根や豆腐に無数の針を刺したり、佳哉が本当の妻のところへ通っていることを知っていると不気味な笑顔で告げるところが怖いと注目されました。岸田今日子さんの演じるサイコパスな母親・真弓が怖いと言われる理由がおわかり頂けたでしょうか?次ではこの子の七つのお祝いにを結末まで観た人の映画の感想や評価をご紹介していきます。
この子の七つのお祝いにの感想や評価
感想①:岸田今日子さんの怪演がすごい
そういえば昨日「この子の七つのお祝いに」をアマプラで観ました。えぇジャケに一目惚れです。岸田今日子さんの怪演っぷりが半端ないので画像見て興味湧いた人にオススメです。恐らく想定以上のサイコっぷりが貴方を待ち受けてます。待ち針でお父さんの写真の顔プスプスプス pic.twitter.com/O16gysPOZJ
— めるさんびんず (@STRIV_JPN) March 4, 2019
ここからはこの子の七つのお祝いにの結末を観た人の感想や評価をご紹介していきます。多く挙がった感想は、やはり岸田今日子さんの演技がサイコパスすぎてすごいという感想です。何かに取り憑かれたように娘に夫への憎しみを呪詛のように延々と教え込む姿は、必見だという感想があがりました。
感想②:怖さの重さがすごすぎる
この子の七つのお祝いに
— 久野敦海 (@atsumikuno777) September 24, 2017
観賞。凄まじかった!!!ルポライターが殺人事件を追いかける話。怖さの重さが凄い。立ち上がれない。戦後の無法地帯だからこそ生まれた話だなーとか手形の説得力とかいろいろ思った。岸田今日子の狂気の演技と戦後の歪から生まれた哀愁漂う怖さが素晴らしい。おすすめ pic.twitter.com/AoAP2xnFLk
2つ目の感想は、怖さの重さがすごすぎて立ち上がれないという評価です。映画の冒頭では一見単なるホラー作品のように見えますが、徐々に人間の恐ろしさが幾重にも描かれていくことになります。また、この子の七つのお祝いにでは現代では起こりえないような設定もあり、戦後の混乱期独特の歪みが恐怖を生んだ一面もあるという考え方もあるようです。
感想③岩下志麻さんのセーラー服姿に注目
チャンネルNECOで録画していた「この子の七つのお祝いに」を見た。岸田今日子の狂気の演技も凄かったが、岩下志麻のセーラー服姿の破壊力に勝るものはない。 pic.twitter.com/wvZJ99jydf
— 丁字屋残党のひと (@tyoujiya01) April 9, 2017
この子の七つのお祝いにを観た人の一部で挙がっていた感想が、岩下志麻さんのセーラー服姿に驚いたという評価です。ゆき子を演じた岩下志麻さんが、ゆき子の若い頃の写真の中でセーラー服姿で佇む場面が登場します。しかし当時40歳であったため、どことなく違和感がありシリアスな映画の展開の中でセーラー服姿に驚いた方が多かったようです。
この子の七つのお祝いにのあらすじ・結末や感想まとめ
「この子の七つのお祝いに」のあらすじ・結末ネタバレや岸田今日子さんの演技、映画を観た人の感想をご紹介しました。真弓に復讐の人形として利用されていただけだったゆき子の絶望的な結末や、岸田今日子さんの怪演がなぜ話題になったのかおわかり頂けたでしょうか?ホラーよりも怖い人間の闇を描いた「この子の七つのお祝いに」を是非一度ご覧になってはいかがでしょうか。