2019年03月11日公開
2019年03月11日更新
映画デアデビルのあらすじまとめ!結末や評価もネタバレ【ベン・アフレック】
有料動画配信サービスのNetflixのドラマシリーズとして注目を集めたマーベルヒーローデアデビル。しかし実はドラマシリーズとなる前にアメリカ人俳優で現在は監督としても活躍するベン・アフレック主演で映画化された過去があることをご存知の方は少ないのではないでしょうか?今回は映画版デアデビルのあらすじをネタバレありで結末まで紹介しながらキャストや映画版の評価を紹介していきます。
映画デアデビルとは?
映画デアデビルの作品情報
映画デアデビルは2003年に公開されたマーベルのヒーローデアデビルを主人公とした作品です。当時はまだ現在展開されているマーベルヒーローの映画シリーズ群「マーベル・シネマティック・ユニバース」構想が起こる前だったのであくまでも単独映画として20世紀フォックスの制作で公開されました。主演はベン・アフレックさんが務めており今から見れば非常に豪華なキャストが出演している作品でもあります。
映画デアデビルの監督
映画デアデビルの監督を務めたのは1990年代から脚本家、映画監督として活躍するマーク・スティーヴン・ジョンソンさんです。1993年に「ラブリー・オールドメン」の脚本を担当して注目を集めると、1998年には「サイモン・バーチ」で監督を務めました。近年では2018年公開の映画「プーと大人になった僕」の原案も担当しています。余談ですが映画デアデビルでは監督の他脚本家も担当する形で制作が行われています。
映画デアデビルの予告編動画
デアデビルは幼少期に盲目になってしまった事で他の感覚が超人的に研ぎ澄まされた主人公マット・マードックが昼は弁護士、夜は法で裁けない悪を裁くヒーロー、デアデビルとして活躍する物語です。予告編ではデアデビルのそれらの経緯などが語られる形の内容になっています。残念ながら日本語版はありませんがその雰囲気を掴む事は出来る内容になっています。
映画デアデビルのあらすじネタバレ
あらすじネタバレ:盲目の男
映画デアデビルのあらすじはデアデビルとなる主人公ベン・アフレック演じるマット・マードックが何故盲目になったのかがネタバレされる流れで始まります。マット・マードックは生まれつき盲目だったわけではありません。幼少期、彼は気弱な少年でデビルの異名で知られた元ボクサーの父を持っていました。父はマットに真っ当な仕事をしていると話していましたがその実、暴力で借金取りをする仕事をしていました。
マットは偶然父が借金取りをする現場に出くわしてしまいます。ショックで逃げ出した先には偶然事故で劇薬が撒き散らされていました。マットが次に目を覚ました時そこは病院でしたが、劇薬の影響でマットは盲目になっていたのです。引き換えにマットは視力以外の感覚、特に聴覚が敏感になって物の形がはっきりと分かる程でした。後にレーダーセンスと呼ばれる能力に目覚めたのです。
マットの父は息子の視力を奪ってしまった事を酷く後悔し、今度こそ真っ当な仕事をするべくボクサーとして復活します。連戦連勝を重ねるマットの父でしたがある試合でギャングから八百長を持ちかけられてしまいます。当初こそそれを受け入れたマットの父でしたがマットの声援を受けて勝ってしまいギャングの反感を買います。試合後マットの父は報復として殺されてしまうのでした。殺された父の胸には一輪のバラが残されていました。
あらすじネタバレ:敏腕弁護士に
マットは弱者を守る正義の味方になる事を誓い、成長します。昼は故郷であるヘルズキッチンにて敏腕の弁護士として法で悪を裁き、夜には法で裁く事のできない悪を謎の男デアデビルとして倒しまわっていました。身近な相手にすら正体を明かさずに1人戦っていたのです。警察はこの行為を隠蔽しており、唯一デアデビルに興味を示していたのが記者のベンだけでした。
ある日、昼の顔として同僚のフォギーとカフェでコーヒーを飲んでいる所で1人の女性をナンパします。女性はマットを袖にしてしまいますがマットは彼女を諦める事が出来ずに後を追いかけます。そんなマットに対して腕に覚えのある女性は公園の遊具を使って格闘戦に突入、マットは初手を軽くいなしますが勝利は女性に譲ります。マットに興味を持った女性はエレクトラという名だけ名乗って去っていきました。
エレクトラの父はニコラス・ナスチオという大富豪でしたが、ニコラスは1つ恐れている事がありました。彼が大富豪になった裏には街を牛耳る犯罪王キングピンの存在があったのです。ニコラスは事態が露見するのを恐れてキングピンとの関係を断ち切ろうとしますが、キングピンことフィクスはそれを許さず、逆にニコラスをキングピンに仕立て上げて殺す為に殺し屋ブルズアイを雇入れました。
あらすじネタバレ:招待状
街に溢れるキングピンの手下の1人を成敗していたデアデビルでしたがその姿を子供に見られてしまい怯えられてしまいます。正義を成しているはずなのに怯えられる事実にデアデビルは自身の行いが正しいのかを考えるようになります。一方その頃、昼の顔敏腕弁護士としてニコラスからパーティーの招待状を受けました。フォギーは乗り気でしたがマットは興味を示さずに帰宅しようとします。
帰路につくマットはエレクトラと再会します。マットはエレクトラを自身のとっておきの場所に連れて行くと誘い弁護士としての自分の話をしてエレクトラとの距離を縮めていきます。エレクトラが帰ろうとした時マットはこれから雨が降るからとエレクトラを止めます。そして実際に雨が降ってきました。マットとエレクトラは一夜を共にし、エレクトラが先に去るとそこにはパーティーの招待状が残されていました。
エレクトラの誘いならばとパーティーに参加するマット。マットはそこでフィクスと会い弁護を求められますが、罪のない人しか弁護しないと拒絶します。その裏でニコラスはフィクスが姿を見せた事で慌てて帰宅、エレクトラも父の護衛の為にパーティ会場を後にします。そこを襲撃したのがブルズアイでした。マットはエレクトラの危機を察知してデアデビルとして後を追いました。
しかしブルズアイの方が1枚上手でした。ブルズアイはデアデビルの武器を奪うとその武器でニコラスを殺害してしまうのです。胸に一輪のバラを残して去ったブルズアイ。現場を部分的に目撃したエレクトラはその武器からデアデビルがニコラスを殺したと勘違いしデアデビルへの復讐を決意します。さらに警察もデアデビルがニコラスを殺したとしてデアデビルの後を追うようになります。
この時点でデアデビルの正体に気づいたのは記者のベンだけでした。ベンはパーティ会場で昼の顔のマットと会いその杖の特徴を覚えていました。杖は変形するとデアデビルの武器となる仕組みでニコラスが殺害された際に警察に押収されています。ツテでそれを確認したベンはそれによりデアデビルの正体がマットである事に気づいたのです。ベンは悩んだ末にマットの元を訪ねてキングピンの事を伝えました。
あらすじネタバレ:戦い
復讐を誓ったエレクトラがデアデビルの元に現れます。デアデビルは誤解を解こうとしますがエレクトラに倒されてしまい正体がマットである事がバレてしまいます。エレクトラが勘違いに気づいて離れるとエレクトラの後を追って襲撃したのがブルズアイでした。エレクトラは応戦しますが最後には自身の武器で殺されてしまいます。ブルズアイは再び一輪のバラを落としていきます。
遅れてその場にやってきたデアデビルにもブルズアイは襲いかかります。元々エレクトラとの戦いで負傷していたデアデビルは防戦一方で教会に逃げ込みます。騒ぎを聞きつけた警察に包囲される中、デアデビルとブルズアイの決闘が行われます。デアデビルの気迫に一時は優位に立つデアデビルでしたが轟音が弱点である事がバレると一転して追い込まれていきます。
優位にたったブルズアイはバラを手向けていくのがキングピンの趣味であり、フィクスこそがキングピンである事をデアデビルに語ります。そんな中デアデビルの耳には警察の狙撃隊が準備をしている音を捉えていました。狙撃のタイミングに合わせてブルズアイの腕を振るわせ、両手を撃ち抜かせます。唖然としたブルズアイを突き落として戦いに勝利を収めました。
映画デアデビルの結末ネタバレ
結末ネタバレ:キングピン
自身の復讐の相手を理解したデアデビルは傷ついたままキングピンの元を訪れます。キングピンは自身の流儀に習い部下達を全て帰らせて待ち構えていました。キングピンは強くデアデビルはマスクを剥がされ盲目である事を知られてしまいさらに不利に陥りますが、スプリンクラーを起動させる事で戦いを五分に持ち込みます。両膝を砕くと形成は逆転しました。
自身を殺すようにいうキングピン。刑務所に行けばデアデビルの正体をバラすとも脅します。しかしデアデビルは自分は悪人ではないと後を警察に任せる事にしてその場を去るのでした。映画デアデビルの戦いにおける結末を迎えます。
結末ネタバレ:新聞
戦いは結末を迎えましたが映画デアデビルはエピローグ的にもう少しだけ続きます。マットは父が死んだ場所にバラを手向けにいきました。これまでデアデビルの存在を隠蔽していた警察でしたがキングピン逮捕の功労者として発表し、新聞もそれを1面で取り上げます。エレクトラと出会ったカフェでフォギーがマットに新聞を読んで聞かせる中、マットはエレクトラがいなくなってしまった事を悲しんでいました。
一方でデアデビルの正体を知るベンはその正体を記した原稿を書き上げていました。1面にもなったヒーローの正体といえば間違いないスクープと言えます。しかしベンは悩んだ末その記事を削除して会社を出ました。その上にはデアデビルがその様子を眺めていました。そしてデアデビルは再びヘルズキッチンの悪を闇の中から裁く存在として活動を開始するのです。これが映画デアデビルのあらすじ、最終的な結末です。
映画デアデビルの登場人物・キャスト
映画デアデビルのあらすじをネタバレありで結末まで紹介した所で映画内で活躍する登場人物をベン・アフレックさんを始めとして演じたキャストと共に紹介していきます。
マット・マードック(デアデビル)/ベン・アフレック
出典: https://eiga.com
映画デアデビルの主人公マット・マードックは昼は弁護士として、夜はデアデビルとして悪を裁く二重生活を続けるヒーローです。上記のあらすじでも紹介した父との間の出来事をきっかけにデアデビルとなる事を決意し戦いに明け暮れています。
そんなマット・マードックのキャストがアメリカ人俳優で現在は監督としても活躍するベン・アフレックさんです。ベン・アフレックさんは俳優としても監督としても高い評価を受けており、これまでに多数の賞を受賞しています。ドラマ版デアデビルではキャストが一新されましたが、ヒーロー役としては近年ではDCエクステンデッド・ユニバースシリーズにおいてバットマン役を演じています。
エレクトラ・ナチオス/ジェニファー・ガーナー
出典: https://asajo.jp
映画デアデビルのヒロインがエレクトラ・ナチオスです。マットがその歩き方で美人であると見初めて最初こそ無碍に扱いますが最終的には恋人のような関係になっています。ただ美人というだけでなくデアデビルとやり合えるだけの武術の達人でもあり、その結末はブルズアイに殺されるという悲劇的なヒロインでした。
そんなエレクトラのキャストがアメリカ人女優のジェニファー・ガーナーさんです。ゲスト出演した「フェリシティの青春」で注目を集めると「エイリアス」で主役に抜擢されて注目を集めました。デアデビルでの人気を博した事でスピンオフ「エレクトラ」では主役も務めています。またデアデビルでの共演をきっかけにしてベン・アフレックさんと結婚しました。
ウィルソン・フィスク(キングピン)/マイケル・クラーク・ダンカン
マットにとって父親の仇でもある事が分かるのが街を牛耳るキングピンことウィルソン・フィスクです。映画デアデビルの最終的なヴィランであり、メインヴィランという事もできます。ブルズアイをニコラスの殺害に向かわせブルズアイがデアデビルに興味を持つきっかけを作りました。
そんなキングピンのキャストがマイケル・クラーク・ダンカンさんです。1995年にスクリーンデビューを果たすと、「アルマゲドン」で共演したブルース・ウィリスから高く評価を受け、共演する機会が多くなります。2000年には「グリーンマイル」のプロモーションで日本にも来日しています。しかし2012年に心筋梗塞で亡くなってしまいました。
映画デアデビルに関する感想や評価は?
あらすじやキャストをネタバレありで紹介した所でここからは既に映画デアデビルを視聴した人の感想や評価を紹介していきます。映画デアデビルはまだマーベル・シネマティック・ユニバースが始まる前の単発映画という事もありますが、ドラマのヒットに合わせて視聴したという感想も多くなっています。
デアデビルは完成してない感じのする映画だったな。映像効果とかは時代的なこともあるだろうけど設定とかが今のマーベルより入りにくかった。今のはあり得ない力とか能力も設定で補強できてると思うけどデアデビルは少々無理があるように感じてしまう節が
— ツキ (@MoonandTsuki) January 22, 2019
映画デアデビルは元々の評価自体もあまり高くはなく、どうしても現状大ヒットしているマーベル・シネマティック・ユニバース作品、そしてドラマ版デアデビルと比較される事もあり、全体的な評価が特別に高い作品とは言えません。設定の説明等々現在のマーベル・シネマティック・ユニバース作品と比較するとまだ足りないという評価をする人もいます。
定期的に観たくなるアメコミ映画があるんですよ。
— 白梅🌹333🌹らなほりっく (@shiroume) February 20, 2019
デアデビルって言うんですけど。
最初の印象が、ヒッ努力して身体鍛えた普通の人(特殊な血筋とかではない)じゃない?ってのから始まって、ヒロインと敵役が強すぎて全部持ってかれてる感とか、色々味わい深い。
あと耳がかわいくて好きです。
ただ映画版の映像表現は流石はマーベルのヒーローという形になっているのでそこを評価しているという声もあります。これもドラマがだいぶ普通の人っぽいイメージに近いヒーローだったからこそではありますが、よりヒーローっぽい超人的なイメージという意味では映画版の方が評価は高いです。
いったん止めて、デアデビル見始めましたが、映画版のレーダーセンスの描写から比べるとローコスト感は否めませんね。
— 新宿のディレクター(真名未解放) (@sniktsnikt111) December 5, 2018
ただ、映画版はスパイダーマンの影響を受けたと思しき、超人的アクションてんこ盛りだったので、TV版のが地に足ついたデアデビル感あって良いですね。
また映画版は後にベン・アフレックさんのように他のヒーローを演じていたり悪役で登場していたりとキャストに関しての評価は非常に高いです。映画デアデビルへの出演をきっかけに知名度を高めたキャストも多く、後につながる作品としても知られています。
映画デアデビルのネタバレまとめ
映画デアデビルはドラマ化されたデアデビルが人気を集めた事で再注目を受けている映画です。比較対象がある為に評価は高いとは言いにくい状態ですが、おすすめという人も多い作品です。ベン・アフレックさんを初め主要なキャストは非常に豪華でドラマ版とはまた違ったデアデビルの世界観を味わう事が出来ます。1つの作品としてしっかり結末を迎えているので今からでも視聴しやすいです。
スピンオフ「エレクトラ」が制作されるなどもしており、人気が全くなかったわけではありませんししっかりと結末を迎えた作品なのでドラマ版とはまた違ったベン・アフレックさん演じるデアデビルの世界を楽しむ事ができます。アメコミが好き、デアデビルが好きならぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか?