2019年03月10日公開
2019年03月10日更新
プロヴァンスの休日のあらすじをネタバレ!映画の結末・感想は?【ジャン・レノ】
映画「プロヴァンスの休日」は、日本でも人気の名優ジャン・レノが、初めて会った孫と暮らす気難しい祖父役を演じ、その繊細な演技で静かな感動を呼んだ映画です。美しい南フランス・プロヴァンスの風景と共に心が温かくなる映画「プロヴァンスの休日」のあらすじを、結末までネタバレで紹介します。また、主演のジャン・レノのプロフィールも紹介し、さらに映画「プロヴァンスの休日」の感想・評価も見ていきます。
目次
プロヴァンスの休日とは?
映画「プロヴァンスの休日」の舞台は、南フランスにあるプロヴァンス。大都会パリ育ちの孫たちが、田舎で暮らす祖父と初めて会いました。口うるさく気難しい祖父と都会っ子の孫たち。初めはケンカばかりの毎日です。プロヴァンスの美しい風景の中で、祖父と孫の触れ合いを描いた映画「プロヴァンスの休日」。この映画「プロヴァンスの休日」で主人公・祖父役を演じるのが、日本でも人気の名優ジャン・レノです。
ジャン・レノは、映画「レオン」で世界的なスターとなり、ハリウッド映画だけでなく日本でも「トヨタ」や「ホンダ」のコマーシャルに出演するなど、人気を集めました。ジャン・レノの詳細については後のコーナーで紹介します。ここからは映画「プロヴァンスの休日」のあらすじを結末までネタバレで紹介していきます。さらに映画「プロヴァンスの休日」を観た感想・評価も見ていきます。
プロヴァンスの休日の映画作品情報
映画「プロヴァンスの休日」は、2014年公開のフランス映画です。監督はローズ・ボッシュで、脚本も担当しています。主演は、数々の話題作に主演している日本でも人気の名優ジャン・レノです。
プロヴァンスの休日の監督
映画「プロヴァンスの休日」の監督はローズ・ボッシュです。フランス・プロヴァンスの出身で、ジャーナリストとして各地の難民キャンプや、災害に苦しむ国などを取材。その後、映画「1492・コロンブス」の脚本を手掛け、監督デビューはスリラー映画「Animal」(2005年)です。その他の監督作品は、ナチスに占領されていたフランスが行ったユダヤ人一斉検挙を描いた、2010年公開の映画「黄色い星の子供たち」です。
プロヴァンスの休日の予告編動画
映画「プロヴァンスの休日」の予告編動画です。長い間音信不通だった娘から、突然子どもたち(孫)を預かって欲しいと言われたポール。祖父と孫の長い夏休みが始まりました。それでは、ここから映画「プロヴァンスの休日」のあらすじを、結末までネタバレで紹介していきます。
プロヴァンスの休日の映画あらすじをネタバレ
ここからは、名優ジャン・レノが祖父役を演じた、映画「プロヴァンスの休日」のあらすじを、結末までネタバレで紹介していきます。南フランス・プロヴァンスの美しい風景の中で、祖父と孫の交流を描いた映画「プロヴァンスの休日」の、ネタバレあらすじをお楽しみください。
あらすじネタバレ:長い夏休み
プロヴァンスに住むポールには3人の孫がいます。長年行き来のないポールの娘エミリーの子どもたちです。パリに住んでいる娘エミリーは、夫と離婚することになり自分自身もカナダへ行く用事があることから、ちょうど夏休みということもあり、プロヴァンスに住む両親に子どもたちを預けることになりました。兄・アドリアン、姉・レア、弟・テオの3人は、渋々プロヴァンスにやって来ました。弟のテオは聴覚に障害があります。
母エミリーは、祖父・ポールの言うことを聞かず、17歳で妊娠し家を出ていったのでした。それ以来、エミリーとポールは絶縁状態でした。そのため、エミリーの子どもたちは、祖父ポールと初めての対面となります。アビニョンの駅で待っていたポールは、孫たちを見ても笑うことなく、終始仏頂面をしています。元々パリを離れることを嫌がっていたアドリアンとレアは、祖父の態度にすっかり気分を害してしまいました。
あらすじネタバレ:一目惚れ
祖父母宅に着いた孫たち、パソコンが繋がらないなど文句ばかり言うので、祖母のイレーネは、ポールと孫たちの間に入って気を遣います。翌朝になってもアドリアンとレアは、ちょっとしたことでポールとケンカになってしまうので、イレーネは孫たちを村の市場へ連れていきました。そこでアドリアンは、村一番と言われる美女マガリに一目ぼれします。レアはビザ店で働いているチアーゴという青年と出会いました。
アドリアンとレアはそれぞれ楽しく過ごし帰宅しました。レアはイレーネに、祖父母の昔話を聞きました。二人はバイクであちこちを旅していたのでした。当時のポールの写真を見ると、ポールはまるでジョン・レノンのようで、家で酒ばかり飲んでいるポールからは想像できない姿でした。レアはちょっとしたいたずら心で、SNSでポールの情報を発信しました。ポールの昔のバイク仲間が気づくことを期待しました。
あらすじネタバレ:レアの初恋
アドリアンとレアは、相変わらずポールとケンカばかりですが、テオは次第にポールに馴染んでいきました。ポールは、テオにうさぎを見せてあげたり、畑で一緒に働いたりとテオを可愛がるようになりました。村の牛追い祭りの日、祭りに行ったレアはチアーゴとキスをしました。二人を見かけたポールは怒り、二人の間に割って入りました。ポールの行動に腹を立てるレアに、イレーネは「初恋の相手がチアーゴでいいの?」と聞きました。
あらすじネタバレ:昔の旅仲間
SNSでポールを見たという年配の男女が訪ねて来ました。バイクに乗った彼らは、ポールの昔の仲間でした。レアたちのお節介に怒るポールでしたが、エリーやローレットという昔の親友たちとの再会を喜び、その夜は陽気に歌い、飲んで騒ぎました。すっかり酔っぱらったポールは、昔亡くなった弟を思い出しました。涙を流しながら弟を偲ぶポール。普段強気なポールが見せた繊細な一面を、アドリアンとレアは知ることになりました。
ポールの仲間たちは、マガリの簡易宿泊所に泊まることになり、アドリアンが送っていきました。その帰りアドリアンは、一目惚れした相手マガリとレアの初恋相手チアーゴが抱き合っているのを目撃しました。アドリアンはレアにその話をしました。激怒するレア。アドリアンは父親とパソコンで話しましたが、父親からは親子の愛情を感じられず落ち込みます。ポールの前で思わず泣きだしたアドリアンを、ポールは優しく抱き寄せました。
ポールが作ったオリーブ油が、品評会で優勝という知らせが届きました。村で優勝の祝賀会が開かれ、チアーゴがレアの前に現れました。マガリとのことをアドリアンに聞いたレアは、チアーゴに冷たい態度を取っていましたが、マガリがチアーゴの姉だと知ったレアは、チアーゴとキスをしました。それを見ていたポールはレアを叩きました。怒ったレアはイレーネに、旅に出るとだけ告げて、チアーゴとどこかへ行ってしまいました。
プロヴァンスの休日の映画結末をネタバレ
ここまで映画「プロヴァンスの休日」のあらすじをネタバレで紹介してきました。ケンカばかりしていた祖父と孫たちが、次第に心を通わせるようになりました。ここからはレアの恋愛問題が描かれています。そして長い間疎遠だった娘エミリーとは、どのような結末を迎えるのでしょうか?それではここから映画「プロヴァンスの休日」の結末をネタバレで紹介していきます。
結末ネタバレ:レアの行方は?
ポールは孫たちと暮らすうちに、これまでの生活を見直し、酒を止めようと決意しました。そして体力作りをするために、アドリアンとトレーニングを始めました。ある日、チアーゴがコカインの売人をしているということが分かりました。行動を共にしているはずのレアが心配になり、アドリアンがGPS機能でレアがいる場所を見つけました。ポールが、エリーたち仲間とバイクでレア救出に向かいました。
結末ネタバレ:救出
レアが居たのは、村から遠い浜辺、テントの中に居たレアは、LSDを飲まされて倒れていました。ポールが猟銃でチアーゴに立ち向かいます。諦めたチアーゴはレアを置いて立ち去りました。病院に入院したレア。LSDは、2~3日で抜けるということで、医者は警察には黙っていると言ってくれました。この事がきっかけでポールとレアは、心を通わせることになりました。回復したレアはポールに「もう恋はたくさんよ」と、言いました。
レアと打ち解けて話すようになったポールは、イレーネと自身の過去を話し始めました。イレーネは実は弟の恋人で、弟が亡くなった後にポールはイレーネを愛するようになったのだと言いました。ポールは人生、何が起きるか分からないと言いました。レアは何も言わずポールの手を握りました。
結末ネタバレ:再会
長かった夏休みが終わり、孫たちが帰る日。ポールは、子どもたちを迎えに来たエミリーと数年振りの再会となりました。ただ立ち尽くすのみのポール。テオがエミリーを、ポールの前に連れていきました。ポールは「カナダへ行くのか?」とエミリーに問いかけました。エミリーは決めていないと答えました。するとポールは「うちへ来い」と言いました。エミリーは少し戸惑いますが、長年の確執が消えていくのを感じるエミリーでした。
プロヴァンスの休日の登場人物・キャスト
ここまでジャン・レノ主演の映画「プロヴァンスの休日」のあらすじを結末まで、ネタバレで紹介してきました。ジャン・レノ演じる気難しい祖父と孫の物語は、心温まる結末を迎えました。ここからは主人公を演じたジャン・レノについて紹介します。
ポール/ジャン・レノ
映画「プロヴァンスの休日」で主演のジャン・レノは、1948年生まれです。両親はスペイン人ですが、本人はモロッコで生まれました。17歳でフランスに移住し、兵役に就くことでフランス国籍を取得しました。フランスの名門の演劇学校(クルール・ルネ・シモン)で学び、当時助監督だったリュック・ベッソンと出会い、1983年の映画「最後の戦い」に出演。その後リュック・ベッソン監督の映画に数多く出演しました。
ジャン・レノは、リュック・ベッソン監督の映画「グラン・ブルー」(1988年)でブレイクを果たし、1994年の映画「レオン」で世界的に知名度が上がり、ハリウッド映画への出演が大幅に増えました。日本でも人気を集め、ホンダの「オルティア」のCMやトヨタの「アルファード」のCMに出演しました。また、トヨタのCMでは「ドラえもん」の20年後のドラえもんを演じました。
映画「プロヴァンスの休日」の主演ジャン・レノの、他の主な出演作を紹介します。
- 映画「サブウェイ」(1985年)
- 映画「グラン・ブルー」(1988年)
- 映画「ニキータ」(1990年)
- 映画「グラン・マスクの男」(1991年)
- 映画「フレンチ・キス」(1995年)
- 映画「ミッション:インポッシブル」(1996年)
- 映画「GODZILLA」(1998年)
- 映画「RONIN」(1998年)
- 映画「紅の豚」フランス語の吹き替えを担当
ジャン・レノの2000年以降の、主な出演作を紹介します。
- 映画「クリムゾン・リバー」(2000年)
- 映画「WASABI」(2001年)広末涼子と共演
- 映画「ホテル・ルワンダ」(2004年)
- 映画「人生は、奇跡の詩」(2005年)
- 映画「ダ・ヴィンチ・コード」(2006年)
- 映画「アーマード 武装地帯」(2009年)
- 映画「黄色い星の子供たち」(2010年)
- 映画「THE PROMISE/君への誓い」(2016年)
- 映画「グレート・アドベンチャー」(2017年)
イレーネ/アンナ・ガリエナ
映画「プロヴァンスの休日」で祖母イレーネ役を演じたアンナ・ガリエナは、1954年生まれでイタリア人です。アメリカで舞台を中心に活躍後、イタリアに戻ったアンナ・ガリエナは、ヨーロッパ各国で映画出演しています。主な出演作を紹介します。
- 映画「髪結いの亭主」(1990年)
- 映画「ハモンハモン」(1992年)
- 映画「妻の恋人、夫の愛人」(1996年)
- 映画「ファルコーネ マフィア大捜査線」(1999年)
- 映画「ティント・プラス 秘密」(2002年)
プロヴァンスの休日に関する感想や評価は?
#プロヴァンスの休日 #鑑賞
— るこ (@EverydayRuko) January 22, 2018
フランス映画。
親の事情で疎遠になっている祖父母と2ヶ月間一緒に過ごす孫達のプロヴァンスでの休日。
偏屈で笑顔のないジャン・レノが終盤に近づくにつれて、孫達に見せる笑顔は極上だった。風景も素敵ですが、子役のルーカスくんにキュンキュンしちゃいました。 pic.twitter.com/FTGfuigDCc
映画「プロヴァンスの休日」の感想です。ジャン・レノが演じた祖父ポールが、孫たちに徐々に心を開いていく様が、極上の笑顔とともに良かったという感想です。また、テオ役を演じた子役のルーカス・ぺリシエにキュンとしたということで、彼の愛らしい演技も良かったという感想です。
#プロヴァンスの休日 鑑賞🎞
— あぷ🍀@CINEMA LIFE 🎞 (@GB_lovecinemas) September 27, 2018
疎遠だった祖父と過ごす夏の二ヶ月。
違いすぎる価値観の隔たりを、プロヴァンスの太陽と風と空気が溶かしていく。
目新しい題材ではない。
色々と詰め込み過ぎな感も否めない。
それでもやっぱり温かい。
心を癒す陽だまりのような一本。#映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/pzTwOTb43r
映画「プロヴァンスの休日」の感想です。気難しい祖父と暮らす孫たちが、様々な出来事を通し心を通わせる物語で、南フランス・プロヴァンスの美しい風景と共に、心温まる映画だったという感想です。
「プロヴァンスの休日」フランスいいなぁプロヴァンス地方いいなぁと言う憧れがいっぱい詰まった映画。親子の軋轢、世代間の相違、過ぎ去った過去の思い出、恋と思惑、いろいろな感情が2ヶ月の休日にぎゅっと詰められてでもそれらが上手く収まっている。人生は楽しむ為にあると教えてくれる。 pic.twitter.com/Z8EWJoMNaV
— reiko・ラビット1012 (@ReikoRoki) December 3, 2017
映画「プロヴァンスの休日」の感想です。南フランス・プロヴァンスという田舎町の風景に心を動かされるという感想と、そこで暮らす祖父と孫が、様々な出来事を共に過ごすうちに次第に歩み寄っていくという物語。人生を楽しもうというメッセージを感じたという感想です。
プロヴァンスの休日の映画ネタバレまとめ
出典: http://dfr.tokyo
いかがでしたか?映画「プロヴァンスの休日」のあらすじを結末までネタバレで紹介しました。南フランスのプロヴァンスの美しい風景を舞台にした映画「プロヴァンスの休日」は、気難しい祖父と孫が反発しあいながらも、次第に心を通わせる物語でした。また、主演のジャン・レノの活躍についても紹介しました。観終わったとき、心が温かくなるという感想が寄せられている映画「プロヴァンスの休日」を、どうぞお楽しみください。