クリムゾン・リバーのあらすじと感想をネタバレ!ラストの結末は?【ジャン・レノ】

クリムゾン・リバーは2000年にフランスで制作された映画であり、ジャン・レノが主役を務めたことで一躍注目を集めた作品です。ジャン・レノが主役を演じる映画クリムゾン・リバーはゲルノンという町で発見された変死体の調査をするニーマンス警視が様々な奇妙な事件に巻き込まれていくサスペンス・スリラー作品となっています。本記事ではそんな映画クリムゾン・リバーについて物語の結末までのあらすじやクリムゾン・リバーに関する感想などをまとめてネタバレ紹介していきます。

クリムゾン・リバーのあらすじと感想をネタバレ!ラストの結末は?【ジャン・レノ】のイメージ

目次

  1. クリムゾン・リバーとは?
  2. クリムゾン・リバーのあらすじネタバレ
  3. クリムゾン・リバーの結末ネタバレ
  4. クリムゾン・リバーの見所
  5. クリムゾン・リバーに関する感想や評価は?
  6. クリムゾン・リバーのネタバレまとめ

クリムゾン・リバーとは?

クリムゾン・リバーの映画作品情報

クリムゾン・リバーは2000年にフランスで制作・公開されたサスペンス・スリラー映画です。フランス映画であるクリムゾン・リバーはフランスで大ブレイクを果たしたジャン・クリストフ・グランジェが描いた小説「Les Rivieres pourpres」を原作にした物語となっておりフランスで公開前から注目を浴びました。またその人気から2004年には続編であるクリムゾン・リバー2黙示録の天使たちが制作公開されることになりました。

そんな映画クリムゾン・リバーはアルプスの麓にあるゲルノンという町を舞台にしており、このゲルノンという町で奇妙な変死体が見つかったことから物語が始まります。変死体の調査を任されることになった警視は調査の中で関係者が次々と殺害されていき、それはゲルノンの恐るべき習慣が関係していました。そして警視はゲルノンで事件を暴いていくというあらすじとなっており、驚愕の結末を迎える物語となっています。

クリムゾン・リバーのキャスト

映画クリムゾン・リバーの監督を務めたのは映画「憎しみ」でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞したマチュー・カソヴィッツです。そして主人公であるニーマンス警視を演じたのは「ミッションインポッシブル」でおなじみのジャン・レノが起用されました。警部補であるマックスを東京国際映画祭で最優秀男優賞を受賞したヴァンサン・カッセルが務めることになり、日本でも有名な役者が多数出演しています。

また他にもシスター・アンドレ役に日本でゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員を務めている大御所女優ドミニク・サンダや、ベルナール・シェルヌゼ役に石原裕次郎と共演したことがあるジャン・ピエール・カッセルが起用されるなど世界でも有名なキャストが多数出演しており、まさにフランスを代表する映画作品の一つといっても過言ではない映画となっています。

クリムゾン・リバーの意味

次は映画のタイトルでもあるクリムゾン・リバーの意味についてネタバレ紹介します。まずクリムゾンは深い赤色である深紅という意味を持つ単語であり、リバーは川という意味です。この二つを合わせると深紅の川という意味が浮かび上がります。まさに物語の結末まで次々と奇妙な事件で殺害されていく映画のあらすじにピッタリのタイトルとなっています。

クリムゾン・リバーのあらすじネタバレ

映画クリムゾン・リバーについてどのような作品なのかという基本情報や簡単な物語のあらすじ、出演するキャストなどについてまとめてご紹介しました。次は本記事の本題である映画クリムゾン・リバーについて、結末に至るまでのあらすじをまとめてネタバレ紹介していきます。

あらすじネタバレ:変死体

ある日フランスにある名峰アルプスの山中で奇妙な変死体が発見される事件が発生します。この変死体はアルプスの麓にあるゲルノンという町にある大学図書館司書のケロアという人物でした。フランスの警察組織である憲兵隊は変死体が出る事件をあまり担当しておらず、急遽殺人捜査の専門家で有名なニーマンスという刑事を召喚することにします。呼び出されたニーマンスはその変死体を見た後、大学へ足を運ぶことにします。

ニーマンスが訪れた大学は非常に歴史の古い大学であり、自家発電施設が付属しているエリート進学校でした。またこの大学には無料で診療を受けることができ、町の住人は頻繁にこの大学を利用していました。ニーマンスは殺された死体が目がえぐられるなど執拗な拷問後が見られ、胎児のようなポーズをとっていたことから解析を行うことにします。そしてニーマンスは水が溜まった目に手がかりがあるのではと疑います。

そこでニーマンスは地元で眼科医をしているシェルヌゼの元を訪ねます。するとシュルヌゼは死体の写真を見ると驚き、ゲルノンという町の裏情報を話し始めます。実は大学があるゲルノンという町は純血を保つために近親結婚が行われており、遺伝的な目の病気が蔓延していました。しかしなぜかこの蔓延している目の病気が他の町の村人に増えているとシュルヌゼは語ります。

一方ザルザックという町で小学校が不法侵入され、墓地が荒らされる事件が発生したことによりマックスという刑事が調査を始めます。マックスは事件を調査すると10歳で死亡したジュディットという少女の墓に鍵十字が刻まれており、マックスはネオナチの犯行とし、調査を行います。しかしマックスは当初被害が無いものだと考えていたのですが、調査の途中で墓の記録が抜き取られていたことが判明します。

そこでマックスは再度ジュディットの死因を調べると、トラックに轢かれて顔が分からないほど潰れて死亡していたことが判明します。この交通事故はジュリエットと一緒にいた母親と母親が握りしめていた指が証拠となったことで明らかになっており、この母親はジュリエットの突然の死で悪魔の仕業だと訴えていました。

あらすじネタバレ:ニーマンスの捜査

一方変死体の調査を行うニーマンスは学長から変死体の身元であるケロアは父の後を継いで図書館司書になったことを聞きます。そこでニーマンスはケロアの部屋を調べると「我々は支配者であり奴隷至る所にいてどこにもいない。深紅なる川の支配者」という謎の論文や胎児のポーズなどの残酷な写真を発見します。次にニーマンスは第1発見者であるファニーの元に情報収集を行うために尋ねることにします。

ファニーは雪氷学者であり、散歩をしている時に変死体を発見したと供述します。ファニーが雪氷学者として行っている研究は主に氷河の水の流れや雪崩対策に活かされてしました。そこでニーマンスは大学で働いているエリート同士という関係が一致していると話し、ファニーは気分を害してしまいます。その時ニーマンスの元に調査を依頼していたケロアの眼球の結果について電話で報告が入ります。

ケロアの目に溜まっていた水は酸性雨であり、70年代からは降ったことがない成分でした。そこでニーマンスはケロアが死亡していたアルプス山脈に目を付けます。一方別の事件を追うマックスは修道院にいるジュディットの母親の元を訪ねていました。悪魔の仕業と訴えていたジュディットの母親は暗闇で過ごす闇の誓いという修行を行っており、精神が崩壊してしまっていました。

そのためマックスは彼女の母親から悪魔に殺害されたという話しか聞くことが出来ず、情報を得ることが出来ませんでした。ジュディットの母親の目は完全に光を失っており、感情を失っていました。その頃ニーマンスはファニーと共にヘリでアルプスの氷河に向かっていました。ニーマンスはアルプスの氷河でケロアの目に溜まっていた水の成分が含まれているクレパスに足を運んでいたのです。

真実を掴むためにニーマンスは断崖絶壁のクレパスを下まで降りると、そこには空洞が広がっていました。するとニーマンスはその空洞で新たな死体を発見します。その死体はゲルノンで産婦人科をしているセルティス医師のものでした。一方マックスは墓荒らしの犯人をネオナチだと睨み、ネオナチのたまり場でメンバーを痛めつけて情報を聞き出します。

するとネオナチのメンバーは墓荒らしを否定し、墓から白い車が去っていくところを見たと供述します。マックスはすぐに墓から去った車を調査すると、その車と同じ車種がゲルノンの町にあることが判明します。ここでついにニーマンスとマックスの物語は交差することになります。

あらすじネタバレ:実験

マックスは同じ車種があるゲルノンに訪れると、産婦人科医であるセルティスの家を尋ねます。しかし返答がなく、マックスはセルティスの家に忍び込むことにします。すると時を同じくしてニーマンスが訪れ、二人は対面します。お互いの事情を知った二人はセルティスの家に侵入すると、家の中には大量の犬用の檻が置いてあり、犬を解剖して実験していた痕跡を発見します。

セルティスの死体はケロアと同じく胎児のポーズをしているものの、拷問の後がなく不思議に思います。しかし実はセルティスの目は義眼にすり替えられており、ニーマンスは再度眼科医であるシェルヌゼの元を尋ねることにします。するとシェルヌゼ医師は無残にも殺害されており、窓には拷問をした後の写真が張り巡らされていました。するとそこでニーマンスとマックスは逃げる人影を発見して追いかけます。

しかしその謎の人物にニーマンスは銃を奪われてしまい、その人物は警告を促すような発砲を行います。そして謎の人物は逃走し、ニーマンスとマックスは犯人だと思われる人物に逃げられてしまいます。マックスはその後銃の指紋から調査を行うと、該当する犯罪者がいないもののジュディットの指かた出た指紋情報が一致しました。そこで二人は大学関係者が全て関係していることから大学を疑います。

その後ニーマンスは警察署前で事情聴取を受けていたファニーと出会い、彼女の家でお茶をすることになります。そこでファニーは学長の息子と婚約をしていたことや、尊敬の念がないエリートがいる大学を恨んでいたことが分かります。ファニーはそこでニーマンスに自分が犯人ではないかと問うのですが、そうとは思えないニーマンスは彼女の意見を否定します。そして物語は結末へと展開していくことになるのでした。

クリムゾン・リバーの結末ネタバレ

結末ネタバレ:遺影

次は映画クリムゾン・リバーについて結末のあらすじをネタバレ紹介していきます。ニーマンスは大学でケロアのいた図書館で司書席に立ちます。するとニーマンスはまるで司書席が羊飼いが座る場所と感じ、大学が隠していることが少し分かったような気がします。するとそこに学長が訪れることになり、ニーマンスは大学が行っている悪事を暴いてやると強く非難します。

学長は自分を非難するニーマンスに腹を立て、ニーマンスが警察本庁で問題視されていることを指摘して脅しました。一方マックスは再度ジュディットの墓を訪ね、供えられている遺影をニーマンスに見せることにします。するとその遺影はファニーの顔であり、慌てたニーマンスはマックスと共にファニーの家を訪れます。そこで二人は大学が行っている悪事についてある推理を行います。

大学はエリートを生み出すためにエリート同士の近親結婚をしたことによって遺伝的な目の病気が蔓延していました。それを治すためには新たなる血液が必要でした。実は大学は裏で赤ん坊をすり替えることで純血を保っており、そのことから近隣の住民にも目の病気が蔓延していたのです。この事実を突き止めたニーマンスは恐るべき習慣を生み出した大学を養殖所とたとえて強く非難します。

その時調査を行っていた二人に車が襲撃し、二人は撃退します。するとその車の運転手は学長の息子であり、二人は命からがらファニーの家にたどり着きます。しかしファニーの家にはだれもおらず、ファニーの部屋には拷問を行っていた隠し部屋が存在したことが判明します。ニーマンスはファニーがジュリエットと入れ替えれた被害者だと考え、セルティスの死体などから彼女を捕まえてくれというメッセージなどではと疑います。

さらにニーマンスはファニーの家に飾ってあった手榴弾が無くなっていることに気付き、雪崩の研究をしていることからファニーは恨みを晴らすために養殖所である大学を雪崩で埋めようとしているのではないかと推理します。

結末ネタバレ:山頂

ニーマンスとマックスはアルプスの山頂に向かうと、そこにはファニーの姿がありました。ニーマンスはそこでファニーを説得します。するとファニーと同じ姿をした人物が現れます。そう実はジュリエットは双子であり、もう一人のジュリエットは生きていたのです。母親は娘が二人いることを知っており、復讐のために計画していたことでした。また指は死亡した少女を判明させるためにジュリエットから切り落としたものだったのです。

生きていたジュリエットはマックスを昏倒させ、ニーマンスから銃を奪ってファニーに撃てと命令します。決断を迫れたファニーはそこでニーマンスではなくジュリエットを撃ち抜きます。そして目を覚ましたマックスはファニーを銃で撃ち抜きます。この二つの射撃によって雪崩が発生してしまい、マックスはニーマンスとファニーを車の影に連れ込んで防ごうとします。

しかし取り残されることになったジュリエットは雪崩に巻き込まれてしまいます。その後救助隊が駆けつけることになり、ニーマンス・マックス・ファニーは助け出されます。そして謎に満ちた猟奇的な事件は結末を迎えることになり、映画クリムゾン・リバーの物語は幕を閉じていくのでした。

クリムゾン・リバーの見所

クリムゾン・リバーの見所①ヴァンサン・カッセル

映画クリムゾン・リバーでニーマンスと共に調査を行うマックスを演じたヴァンサン・カッセルは映画クリムゾン・リバーでの演技で注目を集めることになり、一躍大人気俳優としての頭角を現すことになりました。そのヴァンサン・カッセルの演技は主人公を演じるジャン・レノを超えるほどであり、まさにこの映画の見どころの一つとして挙げられます。

クリムゾン・リバーの見所②複雑な事件

映画クリムゾン・リバーのもう一つの見どころは物語の結末までのあらすじで絡み合う複雑な事件の数々です。ゲルノンという町の人間が不振な死を遂げていき、ニーマンス達の捜査は苦戦します。実はこの事件は全てゲルノンで行われていた悪しき習慣が原因でした。また物語で最初から数々の伏線が隠されてあり、観ている人もニーマンスたちと共に事件を追ってしまうような内容となっています。

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クリムゾン・リバーに関する感想や評価は?

映画クリムゾン・リバーに関する感想では数多くあるフランス映画で一番好きといった感想が多く寄せられていました。感想にもある通りクリムゾン・リバーは序盤から手に汗握る緊張感溢れる物語となっており、結末まで目を離すことができません。フランスを代表する小説を原作にした作品ということもあり、フランスで一躍大注目を浴びた作品となっています。

映画クリムゾン・リバーに関する感想でほかには出演するジャン・レノやヴァンサン・カッセルがかっこいいという感想も寄せられました。特にヴァンサン・カッセルは映画クリムゾン・リバーに出演したことで感想と同じように多くの人の記憶に残ることになり、世界的俳優となったきっかけとなりました。

映画クリムゾン・リバーは原作小説に関する感想も多く寄せられています。原作小説はフランスを代表する推理小説となっており、日本の読者からも面白いと感想を集めました。原作小説は映画以上に細かい描写やストーリー構成をしており、読者を飽きさせない工夫がたくさん盛り込まれた作品です。もしサスペンス小説が好きな方は一度ご覧になってはいかがでしょうか。

クリムゾン・リバーのネタバレまとめ

本記事では映画クリムゾン・リバーについて結末までの物語のあらすじや映画に関する感想などをまとめてご紹介しました。映画クリムゾン・リバーは奇妙な事件の真相を知るために調査を行うサスペンス映画となっており、複雑な事件を解決していく描写に日本でも一躍注目を浴びました。サスペンス映画好きならハマる映画となっていますので、本記事を読んでご興味頂けましたら是非一度映画クリムゾン・リバーをご覧ください。

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