映画サイレント・ワールド2012のあらすじと結末をネタバレ！感想や評価は？

映画サイレント・ワールド2012は2011年にアメリカで制作されたＳＦパニック作品です。アメリカには2004年に制作されたサイレント・ワールドという作品があるのですが、本作とは全く関係がありません。また映画サイレント・ワールド2012を制作したアサライム社は様々な映画を盗作している会社であり、日本では公開されることなく、基本レンタルでしか見ることができない作品です。

また低予算で制作されたことからツッコミどころ満載な映画となってしまい、あまり良い評価を得ることが出来ませんでした。そんなサイレント・ワールド2012の物語は迫りくる氷河の侵攻を阻止する人間が自然に立ち向かうといったあらすじとなっています。本記事ではそんな映画サイレント・ワールド2012について、結末までのあらすじのネタバレや出演しているキャストのネタバレなどを一挙ご紹介します。

映画サイレント・ワールド2012はタイトルの通り2012年の世界が舞台となっており、アイスランドにあるヘクラ山が突然噴火し、氷河が崩壊してしまう事態に陥ってしまいます。さらに崩壊した氷河は異常気象によってアメリカに接近し、アメリカは存亡の危機を迎えます。この事態にアメリカの住民や軍隊は迫りくる巨大な氷河を阻止するために全身全霊を持って立ち向かっていくといったあらすじとなっています。

しかしあらすじだけ見ると壮大な作品に見えるのですが、CGなどの出来が悪く、パニック映画というよりはコント作品のような映画になっています。しかし90分という限られた時間の中にアサライム社の努力が滲みでている作品となっており、観ている人を結末まで飽きさせることがない映画となっています。このことを踏まえて是非本記事でご紹介するサイレント・ワールド2012のあらすじネタバレをご覧ください。

時は2012年。アメリカにある州の一つであるメイン州において気象学者をしているビル・ハートは自らの息子である高校生のネルソンと娘のジュリアを連れて空港を訪れていました。実はジュリアは新しくニューヨークの大学に通うことが決まっており、ビルは娘を空港まで送り届けていたのです。しかし娘ジュリアがニューヨークの大学に旅立ってしまうことが、後々ビルに大きな災いとなってしまうことになります。

無事娘ジュリアを送り届けたビルにアイスランドにあるヘクラ山で調査を行っていた同僚から一本の電話が入ります。電話に出たビルはそこでアイスランドのヘクラ山が大噴火を起こし、巨大な氷河が崩壊してしまったことを告げられます。そして電話をしてきた同僚の通信は突如として途切れてしまいます。この同僚からの報告に驚いたビルは急遽、気象学者として働いている職場に駆け付けます。

職場に駆け付けたビルはそこで同僚から全長約1600kmに及ぶ巨大な氷河がカナダに迫り、異常気象を巻き起こしているという報告を受けます。さらにビルは同僚からカナダを襲来した巨大氷河が19時間後にアメリカがある北米大陸に到達するという驚くべき事実を告げられてしまいます。ビルの娘であるジュリアがまさに北米大陸にあるニューヨークに飛び立ってすぐの出来事でした。

同僚からアメリカに巨大氷河が迫ってくるという報国を受けたビルは急いで娘ジュリアを救出するために行動を開始します。まず初めにビルはアメリカの上院議員の事務所で勤務している妻テリを説得します。そしてテリの説得したビルはテリを車に乗せ、高校生の息子ネルソン含む合計三人でジュリアがいるニューヨークに車を走らせます。しかしビルは何度もジュリアに電話をかけるものの、一度も繋がることはありませんでした。

電話が繋がらないジュリアは恋人であるローガンと一緒に過ごしている途中であり、父親がまさか自分を心配しているなど微塵も思っていませんでした。そうするうちに巨大な氷河がカナダに襲来して巻き起こした異常気象がついにニューヨークを襲うことになります。ニューヨークの市民たちは襲来した異常気象に恐怖し、パニックに陥ってしまうことになります。ジュリアンもまたこの異常気象に震えあがってしまうことになりました。

異常気象に恐怖したジュリアンは、恋人であるローガンと協力して異常気象で混乱するニューヨークの街から逃げ出すことを決意し、行動を開始します。そのころアメリカを襲う異常気象にアメリカ政府も動き出します。そしてアメリカ本土を救うために、アメリカ政府はアメリカ軍に迫りくる巨大氷河を破壊させようとします。しかしアメリカ軍が巨大氷河の接近を阻止するために爆撃を行うのですが、氷河を破壊することに失敗します。

さらにアメリカ軍が迫りくる巨大氷河に爆撃を加えたことで、巨大氷河の破片が離飛び散る事態に陥ってしまうことになり、巨大氷河が襲来していたカナダの街はその飛び散った氷河の破片が降り注いだことで壊滅状態になってしまいます。巨大氷河を攻撃したことが逆に大きな被害をもたらすことになってしまい、アメリカ軍は困惑してしまいます。

一方ジュリアを救出するためにニューヨークに向かっていたビル達一行は、途中で乗っていた車が故障してしまいます。しかしジュリアをなんとしてでも救出したいビル達は急ぎ乗り捨ててあうトラックに乗り換えることにし、再度異常気象で混乱しているニューヨークの街を目指します。すると今度はニューヨークに向かう途中で玉突き事故で発生した大渋滞に巻き込まれることになり、中々ニューヨークへ辿りつくことができません。

さらにビル達は大渋滞をすり抜けた後、強盗に襲われることになってしまい、乗っていたトラックを強奪されてしまいます。度重なる不幸に見舞われたビル達は仕方無く徒歩でニューヨークを目指すことにし、その途中である一見の家に立ち寄ります。そしてビル一家は立ち寄った家の主人が所有していた小型飛行機を借りることに成功し、竜巻が発生している状況の中でニューヨークを目指すためにフライトを行います。

一方巨大氷河破壊に失敗したアメリカ軍はついに巨大氷河を破壊するために核兵器の使用に踏み込みます。しかしアメリカ軍が核兵器を使用して巨大氷河を攻撃するも破壊することが出来ず、逆にアメリカのボストンが氷漬けになってしまいます。そして巨大氷河の影響でボストンの街は完全に壊滅状態に陥ってしまうことになるのでした。

ニューヨークの異常気象から脱出しようとしていたジュリアと恋人のローガンは地下鉄のトンネルにいました。そして二人は地下鉄のトンネルを抜け出し、ついにニューヨークからニュージャージー州まで逃げることに成功します。するとニュージャージー州に到着したジュリアと恋人のローガンは州の防備についていつ兵隊に保護されることになり、避難所まで案内されることになるのでした。

一方ニューヨークに飛行機で向かっていたビル達は、搭乗していた小型飛行機が異常な寒さに凍り付いてしまうことになり、飛び続けることが困難なことから近くにあった飛行場に不時着します。近くにあった飛行場に不時着したビル一家はそこで車を奪って再度ニューヨークを目指します。一方巨大氷河を破壊しようとしていたアメリカ軍は氷河に大量の爆弾を用いて攻撃し、広範囲の面積で巨大氷河を爆破しようと画策します。

しかしアメリカ軍が大量の爆弾で巨大氷河を破壊したことによって氷の破片が飛散してしまうことになり、その氷河の破片が降り注いだニューヨークは甚大な被害を被ることになってしまいます。一方車を奪ってニューヨークへ向かっていたビル達はスマホを利用してジュリアの捜索を試みます。そしてついに渋滞を乗り越えた先でビル一家は娘ジュリアと恋人のローガン二人と再会を果たすことが出来ました。

ジュリアとローガンの二人と再会したビル一家はそのまま車でハドソン川を乗り越え、自由の女神像の中へ逃げ込みます。一方アメリカ軍は巨大氷河を食い止めるためにヘリや戦闘機を導入して事態に当たります。そしてついにアメリカ軍は巨大氷河に幾度となく爆撃などで攻撃を行ったことで巨大氷河は歩みを止め、アメリカ北米大陸進行を阻止することに成功するのでした。

動きを止めた巨大氷河は自由の女神の半分を埋め尽くすほどの被害をもたらし、アメリカは自然の驚異を知る事になりました。一方自由の女神像の中に避難していたビル一家は生き残ることに成功し、彼らを救うために救助隊のヘリが向かうのでした。そして映画サイレント・ワールド2012の物語は結末を迎え、ビル一家は誰一人かけることなく生還を果たしました。

パトリック・ラビオートゥーがキャストを務めたビルは映画サイレント・ワールド2012の主人公にあたる人物です。ビルは気象学者として働いている男性で、娘ジュリアをニューヨークに送るために飛行場を訪れます。そこでビルはアイスランドのヘクラ山が噴火したことで巨大氷河が接近していることを知ります。そしてビルはニューヨークにいる娘ジュリアを救出するために自ら自然の猛威に身を投じていきます。

映画サイレント・ワールド2012で主人公ビルを演じたキャストはアメリカの俳優であるパトリック・ラビオートゥーです。キャストのパトリック・ラビオートゥーはあまり知名度が高くない俳優であり、B級映画専門の俳優といえるでしょう。パトリック・ラビオートゥーがキャストとして出演している作品は「犯罪捜査班ネイビーファイル」シリーズなどのテレビドラマがほとんどです。

ジュリー・マッカローがキャストを務めたテリーは映画サイレント・ワールド2012において主人公ビルの妻にあたる人物です。テリーは上院議員の事務所で働いている女性であり、ある日夫ビルから娘ジュリアがいるニューヨークに危険が迫っていることを知らされます。そしてテリーはビルやネルソンの家族と共に娘ジュリアを救出するためにニューヨークを目指して車に乗り込みます。

映画サイレント・ワールド2012でビルの妻であるテリーを演じたキャストはアメリカの女優であるジュリー・マッカローです。キャストのジュリー・マッカローはビルのキャストであるパトリック・ラビオートゥーと同じで「サメ台風」などのB級映画専門の女優となっており、知名度は高くありません。またキャストとして出演した映画はどれも劇場未公開であり、レンタルでしかジュリー・マッカローの姿を見ることができません。

映画サイレント・ワールド2012に関する感想では映画内で使用されているCGがひどいといった意見が寄せられることになりました。映画サイレント・ワールド2012は巨大氷河や異常気象などを完全CGで表現しているのですが、低予算で制作したことからあまりにもひどいです。しかしこのことが逆に面白いと評価を受けることになり、ある意味コント映画としてB級映画の歴史に語り継がれることになりました。

映画サイレント・ワールド2012の感想では続編が気になるといった感想も見受けられました。映画サイレント・ワールド2012は物語やCG全てがひどい作品となっているのですが、なぜか続編が制作されています。タイトルも「サイレント・ワールド2013」という安直な名前となっており、ひどい作品と予想されます。しかし逆にどんなにひどい作品なのか好奇心で見たいと思う方も多く、レンタル方が多い作品となっています。

映画サイレント・ワールド2012は低評価な感想がかなり多い作品となっているものの、中には高評価な感想も寄せられていました。サイレント・ワールド2012は90分では収まりきれないストーリーとなっており、内容自体は非常にボリューミーな作品となっています。なので観ている人を飽きさせない内容となっていることから楽しんで観れたという感想が寄せられました。

本記事では映画サイレント・ワールド2012について物語の結末までのあらすじや出演しているキャスト、映画に関する感想などをまとめてネタバレ紹介させて頂きました。映画サイレント・ワールド2012はB級映画であり、低予算で制作したことから非常に評価が低い作品となっていました。

しかし低予算で制作した映画と考えると非常にボリュームがある内容となっており、飽きさせない工夫が盛り込まれている作品となっています。CGや演技に注目するとひどいと感じる作品になっているのですが、物語の内容や展開に注目すると飽きることなく楽しめる名作となっています。本記事を読んで映画サイレント・ワールド2012に少しでもご興味頂けましたら、是非一度映画サイレント・ワールド2012をご覧ください。