映画テラスハウスクロージング・ドアのあらすじネタバレ！キャストや感想・評価は？

リアリティ番組、テラスハウスの最終章として公開された映画、それがテラスハウスクロージング・ドアです。長く続くいた番組の完結編と言える映画だけに高い人気を集める事となりました。映画公開後もその人気の高さから、有料動画配信サービス「NetFlix」にて新シリーズが製作され海外でも人気を集めるなど今尚テラスハウス人気は留まる所を知りません。

シリーズの一区切りとなる映画テラスハウスクロージング・ドア、そのあらすじやキャストはどのような物になっているのでしょうか？今回は映画テラスハウスクロージング・ドアのあらすじや出演したキャストをネタバレありで紹介しつつ、既に視聴した人の感想をネタバレありで紹介していきます。

具体的にあらすじやキャストについて紹介する前にまずは映画テラスハウスクロージング・ドアとはどのような立ち位置の作品なのか、テレビ版との違いや流れなどその概要について紹介していきます。

映画テラスハウスクロージング・ドアは、2012年から放送されていたフジテレビ系列の人気リアリティ番組、テラスハウスの締め括りとして公開された映画です。元となったテラスハウスは「台本がない」という台本を元にした1つ屋根の下に複数の男女がシェアハウスをする様子を記したリアリティ番組として人気を集めた番組で、深夜帯にも関わらず瞬間最高視聴率が13.8%を記録した事もある人気番組でした。

2014年8月末の放送回にて9月末での放送終了が告知されたテレビ版テラスハウスは、その後ファンからの再スタートの要望などの反響の大きさを受けて映画化される事が発表、そうして映画となったのがテラスハウスクロージング・ドアです。

映画はテレビ版のラスト、番組開始当初からテラスハウスの住人だった菅谷哲也がドアを開けて家を出て行こうとする場面からスタートする形で描かれ、それまで番組を視聴し、応援してくれた人を喜ばせる形のスタートしています。公開時には大きく動員を集め、当時6週連続で動員数1位を記録していたディズニー映画「ベイマックス」を抜き去り1位になるという結果を収めています。

この記録の凄い所はその公開数にもあります。ベイマックスが日本全国で540スクリーンで公開されていたのに対して、テラスハウスが全国160スクリーンと圧倒的な差があるにも関わらず追い越してしまったからです。その勢いは留まる事を知らず、公開2日だけでもおよそ19万人を動員する好スタートを切った映画でもあります。その好スタートの勢いそのままに興行収入は13億円に登るまでになりました。

映画テラスハウスクロージング・ドアはそれまでのテレビ版とは違い、基本的にはメンバーの入れ替えはありません。その代わり、ほぼ新しいメンバーで始まったテラスハウスに過去にテラスハウスに住んでいた住人が遊びにくる、それぞれのメンバーが呼びだして相談に乗ってもらう、お酒を酌み交わすなどしてテラスハウス入居者を中心にしつつも過去のメンバーもあらすじに絡める形で展開されていく事になります。

テレビ版ではスタジオキャストが随時挟むコメントが面白かったとする感想も受けてか、映画テラスハウスクロージング・ドアでは本編公開3カ月後にあたる2015年5月16日～29日にかけて期間限定で、スタジオキャストによる副音声が入った「禁断の副音声版」が公開されました。この禁断の副音声版は後にDVDボックスの特典などにも収録される事になっています。

あくまでも副音声なので声だけの出演に近い状態ですが、テレビ版と変わらず、YOUさん、トリンドル玲奈さん、三代目 J Soul Brothersの登坂広臣さん、南海キャンディーズの山里亮太さん、アジアンの馬場園梓さん、チュートリアルの徳井義実さんと、当時テレビ版でスタジオキャストだったキャスト総出で出演しています。

ここからは映画テラスハウスクロージング・ドアのあらすじをネタバレありで紹介していきます。上記でも触れているように映画テラスハウスクロージング・ドアはテレビ版最終回から直接繋がる形で展開されています。

映画テラスハウスクロージング・ドアはそれまで展開されてきたテレビシリーズの直後から物語が始まります。テレビシリーズ最終回では、それぞれのメンバーがそれぞれの想いを胸にテラスハウスから卒業していきました。そんな中で最後まで残ったのがてっちゃんです。しかしそのてっちゃんもテラスハウスを出ようと荷物をまとめ、ドアを開ける。テレビシリーズはここで終わっていました。

映画テラスハウスクロージング・ドアはこのてっちゃんがドアを開ける所から描かれる事になります。てっちゃんがドアを開けると、そこには1人の女性、松川佑依子さんが立っていました。動揺するてっちゃん相手に松川佑依子さんは「今日からテラスハウスに住む事になりました松川佑依子です。よろしくお願いします」と挨拶するのでした。全く状況が呑み込めないてっちゃんは「え？」と連発しながらも取り合えず2人で中に入ります。

てっちゃんはゆいちゃんから映画になるからまだテラスハウスが続く事を知らされます。そしてもう少しだけ一緒に暮らしてほしいというゆいちゃんに動揺しながらも了承します。翌日からマヤ、仁くん、圭祐、そして大輝と共にテラスハウスを旅立ったはずの聖南が戻ってくるのでした。大輝は聖南の想いに了承はした物の、嫉妬するような様子も見られるのでした。そんな中で6人による共同生活が開始されます。

同時にまーくん、ようさん、今井華、宮城大樹、けんけん、みちこなどこれまでのテレビ版テラスハウスの歴代メンバーのそれぞれのその後が語られる形で登場していきます。そんな生活の中でてっちゃんは初日の夜から距離を近づけ仲良くなったゆいちゃんに恋をします。てっちゃんはゆいちゃんをデートに誘い好評を得ますが、実はそうでもなかった事を吐露するなどゆいちゃんの想いが現れる事になります。

ある時、てっちゃんが2週間テラスハウスを空ける事になります。仕事で海外に行く事になったのです。その間にゆいちゃんは芸能関係者からてっちゃんの悪い噂を聞く事になるのでした。内容としてはキャバクラ通いなどの夜遊びについてで、ゆいちゃんはてっちゃんに対して距離を置くようになります。一方でその間に距離を詰めたのが仁くんでした。仁くんもまたゆいちゃんの事を狙っていたのです。

また同時に新メンバーの1人である真弥は、てっちゃんがいない2週間の間だけテラスハウスに住む事になった元テラスハウスメンバーようさんとの仲を深めていきます。しかしてっちゃんが戻ってくると同時にテラスハウスを出るようさんと真弥は最終的には恋人になる事はありませんでした。真弥はようさんがバツイチで子持ちである事を気にしてしまったのでした。

一方で仁くんとてっちゃんによるゆいちゃんへのアピールは続いていきます。それぞれがデートに誘ったり、約束を取り付けたりとする中でゆいちゃんが先に呼び出したのは仁くんでした。ゆいちゃんは仁くんとは友達感覚であり、恋愛感情にはなれない事を伝えるのでした。そして次にてっちゃんと話す事になったゆいちゃんは、以前のデートで不満に感じた点を伝えた上で改めてデートの約束をするのでした。

てっちゃんは周囲からのアドバイスも受けてデートプランを考えます。そんなてっちゃんがゆいちゃんを連れて向かったのは横浜でした。お昼はクルージングを楽しみ、夜には落ち着いた雰囲気のおしゃれなレストランへ行きます。レストランでは夜景が綺麗に見える席に座り、てっちゃんは花束とクリスマスプレゼントをゆいちゃんに渡します。食事が終わると2人で観覧車の見える公演を歩きます。

2人は手を繋いで歩き、その雰囲気はかなり良い感じ。そこでてっちゃんはゆいに告白します。しかしゆいちゃんの答えは「NO」でした。「21歳の男性っていうより、少年というか男子と思っちゃってて」という理由でした。こうして仁くんもてっちゃんもゆいちゃんにフラれてしまうのでした。

そしてテラスハウスの本当の終わりが近づいてきます。てっちゃんはゆいちゃんにフラれた事を慰めてもらおうと元テラスハウスの住人であるようさんと大樹と飲みに出かけ、失恋の悲しみを笑いに変えるのでした。そして最終日、全員がリビングに揃う中、全員揃ってテラスハウスを卒業する事になるのでした。最後はやはりてっちゃんがテラスハウスのドアを閉める形でエンディングを迎えています。

ここからは映画テラスハウスクロージング・ドアに出演したキャストについても紹介していきます。映像作品としてのテラスハウスクロージング・ドアのあらすじは映画でしっかりと完結を迎えていますが以降もキャストの人生は進んでいるので映画以後の活躍についても合わせて紹介していきます。

テレビ版から引き続いて登場するのが、てっちゃんの愛称で呼ばれる菅谷哲也さんです。2012年のテレビ版テラスハウス放送開始時からのテラスハウスの住人でテレビ版では最後、他のメンバーと共に卒業し家を出ようとした所で終わっていました。映画版でもそのまま登場する事になります。テラスハウススタート当時は消防士を目指していましたが、消防士試験に落ちた後、俳優を目指すようになります。

テラスハウス出演中から俳優を目指ようになって活動していたてっちゃんですが、テラスハウス放送中、テラスハウスが終わった後もドラマや映画に出演しており、芸能活動を続けています。近年では、2017年放送のドラマ「陸王」の第6話への出演や、2018年放送のドラマ「ラブララブエイリアン2」にて2話程出演を果たしています。映画でも2018年公開の映画「不能犯」に出演するなどしています。

映画版からの新メンバーで太田出版の雑誌「Quick Japan」の編集者を務めているのが仁くんの愛称で呼ばれた小田部仁さんです。テラスハウス関連の本を出すべく、過去の出演者に取材した上で、自身もテラスハウスに参加するという形で登場します。映画の中ではてっちゃんと松川佑依子を取り合う関係となります。しかしゆいちゃんには友達としての関係以上にはならないとフラれてしまうのでした。

元々編集者として決して表に出る事のない小田部仁さんですが、テラスハウスへの出演から露出が増えたのか太田出版から独立し、現在はフリーライター・編集者として活躍しているようです。対談の構成や海外への取材など精力的に活動をしている様子を自身のTwitterにて公開しています。

バスケのコーチをしながらプロバスケ選手を目指しているのがけーすけの愛称で呼ばれた吉野圭佑さんです。物静かな青年の印象でしたが、映画での活躍という意味ではあまりなかったと言えます。過去にはモデルをしていた事もあるようですが、現在の姿は追えない状態です。一応所属事務所には写真が一覧の中に表示があり個別のページはありますが、特に何か新しく仕事をしているというような情報も記載されていません。

またバスケに関しても、プロになったという情報はなく、映画公開当時所属しているチームであったRBC東京の選手リストからも2018年12月現在は名前が無くなっています。SNSなどでも名前を追えないので完全に一般人として生活している物と思われます。

テラスハウスに入居しては出て行ってを繰り返しているメンバーで映画版で再び入居を果たす事になるのがせいなさんの愛称で呼ばれる島袋聖南です。映画テラスハウスのキャストの中で唯一の彼氏持ちであり、テラスハウスで知り合い付き合う事になった大輝との恋人関係は継続しつつも、「テラスハウスがあるなら住みたい」という理由で舞い戻ってきます。

テラスハウスクロージング・ドアへの出演後もモデルとして活動をしており、現在もTwitterやYoutube個人チャンネルを持っているなど活動も比較的精力的に続けているようです。ただテラスハウスで付き合う事になった伊東大輝さんとは大輝さんの浮気が原因で2017年に破局しています。またネット配信になった後もテラスハウスにゲスト出演する機会が多くなっているなど、現在もテラスハウスに深く関わっていると言えます。

映画で初登場した新メンバーの1人がOL兼グラビアアイドルの2足のわらじをはく、ゆいちゃんの愛称で呼ばれる事になる松川佑依子さんです。平日はOLとして働きながら休日に芸能活動を行うという二重生活を送っていました。映画テラスハウスではてっちゃんと仁くんに迫られる事になりますが、最終的には2人ともフってしまうのでした。

映画テラスハウスクロージング・ドアへの出演後からは徐々に芸能活動を減らしていき、2015年11月にグラビア引退、そして2016年3月には芸能活動を終える事を発表しています。引退の際の発言などが物議を醸していますが、現在は一般人として生活するようにしているようです。引退後の様子などは追いかける事が出来ませんが元々OLの顔も持っているので現在もどこかでOLを続けているのではないかと思われます。

ファッション関係の専門学生として登場するのがマヤの愛称で呼ばれた泉真弥です。過去にテラスハウスに出演しており、てっちゃんが仕事で不在の間テラスハウスで過ごしていた今井洋介と仲を深める事になっていきます。出演時もデザイナー志望の学生で年齢的には既に卒業はしていると思われますが、その後デザイナーになったというような情報もなく、SNSなどを含めて現在の様子は一切不明となっています。

映画テラスハウスクロージング・ドアにてテラスハウスに入居するのは上記の6名ですが、限定的に入居するなど他の卒業生よりも積極的にあらすじに関わっていたのがようさんの愛称で知られる今井洋介さんです。映画テラスハウスクロージング・ドアでは真弥と良い感じの雰囲気になったり、てっちゃんとお酒を飲むシーンがあるなどかなり登場が目立っています。

元々写真家、ミュージシャンとして活躍していた今井洋介さんは、テラスハウス卒業後も同様に活動していましたが、2015年11月23日、31歳の若さで急性心筋梗塞により急死してしまいました。現在分かる範囲でテラスハウス出演者の中で唯一お亡くなりになってしまっています。

テラスハウスではてっちゃんと共に代表的なキャストと言っても過言ではないのが映画テラスハウスクロージング・ドアにも出演している島袋聖南さんです。シリーズを追い掛けているファンからはイメージとしてすっかり島袋聖南＝お酒というイメージがありますが、そんな中でも映画の際に噂が飛び交うようになりました。

映画テラスハウスクロージング・ドアでは公開前にイベントとして舞台挨拶が行われていましたが、度々公式ツイートで打ち出されてきたのが島袋聖南さんのワインを飲む姿です。上記のツイートはその一例ですが、舞台挨拶に上がる30分前にお酒を飲む島袋聖南さんの様子をツイートしています。これらのツイートはこの日に限った話ではなく、別日、他の場所での舞台挨拶の際にも似たようなツイートがされています。

ただテレビシリーズへの出演時ですっかりお酒好きのイメージが強い島袋聖南さんなので公式ツイートがファンサービスとして盛り上げの一環、或いはネタとして別撮りしたものを公開したのではないかという噂もある反面で、テレビ版のイメージのままの島袋聖南さんなら事実だとしてもあり得る話だとして、ファンから賛否両論を呼ぶ結果となっています。

これらのツイートに対してのコメントとしては島袋聖南さんの飲み過ぎによる体調を心配するような比較的寛大なコメントから、一般の視聴者を馬鹿にしているのかと憤慨するようなコメントまで見られる結果となっています。ただこのようなツイートの結果が読めないはずはなく頻繁に行っている事から現在はやはりネタに近いものだったのかもという声も見られます。

テラスハウスの公式ツイートではこのような舞台挨拶以外のシーンでも聖南さんに関してのツイートを度々行っており、大抵お酒に関してのエピソードが絡められています。それだけ島袋聖南さん＝お酒というイメージがファンに定着している結果と言えますが、それ故に受け入れるファンと拒絶するファンが入り混じるような事態に陥っています。

またこのようなイメージ戦略だけではなく、島袋聖南さん自身が極度のアガリ症であり、シラフでは口下手になってしまい舞台挨拶にならない為に行ったとする意見も見られます。しかしこれらの擁護するようなコメントにはセットで「社会常識としてどうなのか」「映画で初めて見る人の印象は？」とする辛辣な返しがつくような結果になっているのも事実です。

上記のお酒の噂以外にも数々の噂が飛び交っているのが島袋聖南さんです。テレビ版出演時から特に出戻りした時などはその行為自体がカッコ悪いとして実に多くの噂が飛ぶ事になっています。その噂の中でも特に多いのが整形疑惑と年齢詐称疑惑です。上記のお酒の批判コメントでも取り上げられる程になっています。またそれらの疑惑の影響なのか所属していた事務所をクビになったのではという疑惑も呼んでいます。

このように元々事実が明らかになっていない黒い噂が多かった島袋聖南さんだけに、上記のお酒のツイートに関しても演出ではなく事実だったのではないかと見る人が多くなっているのも事実です。それぞれの噂のどこまでが本当でどこまでがデマなのかは分かりませんが、歴代テラハメンバーの中でもダントツに個性的なキャラクターである裏返しなのかもしれません。

あらすじやキャストを見るだけではなかなか雰囲気が伝わりにくいのがリアリティをウリにするテラスハウスでもあります。ここからはテラスハウスクロージング・ドアの公開前に順次公開された予告編動画を紹介していきます。

初めに公開された予告動画の時点では新メンバーに関してはそこまで触れられる事がなく、テレビ版最終回のてっちゃんが家を出ようとするシーンから始まり、ようさん、そして島袋聖南さんが戻ってくる事が分かるような内容となっています。この時点でも一応新メンバーである真弥さんなど一部のメンバーは映っていますが、とりわけ触れられる事のない内容であくまでもこれまでのメンバーに焦点を当てたものととなっています。

2つ目に公開された予告動画では新メンバーの中でもヒロイン的なポジションであるキャスト、ゆいちゃんこと松川佑依子さんに焦点を当てた予告動画になっています。先に公開された1つ目の予告動画でも分かるてっちゃんとの進展を匂わせる内容になっている反面、その他のキャストに関しては一切触れない内容となっています。

また上記2つの予告動画に加えて映画公開に合わせて映画公開日当日に公開されたのが、テラスハウスにこれまで出演した出演者が一堂に介しての完成した映画テラスハウスクロージング・ドアの試写会の様子です。

この動画が公開されたのは映画公開当日という事もあり、今までのメンバーはもちろんですが、映画で新しく新メンバーとして加わるメンバーも出演しています。あくまでも試写会の様子を撮影したもので映画の内容は声が少し入っている程度で映画の内容に直接関わる部分は少ないものの、懐かしい顔も見られるテラスハウスファンには堪らない映像です。

ここからは映画テラスハウスクロージング・ドアを既に視聴した人の感想の中でも特に多い感想をピックアップしてまとめて紹介していきます。

映画の感想として多いのはテレビ版テラスハウスが好きだったなら絶対に面白いから見に行くべきだとする感想です。基本的には映画テラスハウスクロージング・ドアだけで独立している話になっているとはいえ、キャストにはテレビ版から継続するキャストも多く、歴代メンバーも多く登場するのでその関係性などやはりこれまでの流れを知っている方がより楽しめるという感想は多くなっています。

テレビシリーズとは違い2時間の映画に収めるという関係上、どうしてもピックアップする構成が強くはなりますが、それが却ってテラスハウスのウリであるリアリティさを押し出す結果となったという感想も見られます。特に映画ではキャスト6人と言いながらも、吉野圭祐さんが全く目立たないなどテレビ版から合った恋愛に絡まないと描かれないといった雰囲気がより克明になっていたとする声も多いです。

また下記のように2時間というテレビシリーズに比べれば凝縮した時間の中でも複数の恋愛模様が見られたあらすじ構成に関しても好感を示す感想が多いです。同時にそれぞれのてっちゃんとゆいちゃん、またゆいちゃんと仁くん、真弥とようさん、聖南と大輝の恋愛に対しての感想も多く、それがそのままそれぞれのキャストの評価にも繋がっています。

その中でも多いのが上記のあらすじでも紹介したように2人の男と良い感じになりながらも最終的にはどちらもフって終わった松川佑依子さんに対して「悪女」であるという感想です。しかし肯定的な意味として使われている場合もあり、それでこそテラスハウスだとする感想も多いです。あくまでもリアリティを追求していると言う意味では十分にあり得る選択であるという感想も多いです。

結果として松川佑依子さんは個人でも注目されるようになり、それまでやっていたグラビアなどの活動が再注目されるなどの結果にも繋がっている事から、上手く立ち回ったとする感想も見られます。一方で、続く感想として多いのはやはりてっちゃんですが、その恋敵である仁さんに関しての感想も意外と多くなっています。

その終わり方に関してもリアルであるテラスハウスだからこそハッピーエンドになる形ではなかったのが返ってファンの好感を集める結果となりました。映画だからなんだかんだハッピーエンドにするのではないかと不安だったけど安心したというような感想も見まれますし、中にはここでハッピーエンドになったらテラスハウスじゃないとするような感想さえも見られた程で、終わり方に関しては賞賛する感想が非常に多くなっています。

もちろんテラスハウス全体にあるような作られている感を示す感想や、恋愛が美化して描かれ過ぎているとするような批判的な感想も全くないではありません。ただこれらは映画だからというわけではなくテラスハウスシリーズ全体に対しての批判的な部分もあるのであまり参考にならない感想だとも言う事ができます。あくまでも映画の感想としては基本的に賞賛する感想が多くなっています。

映画テラスハウスクロージング・ドアは2012年から続いたリアリティ番組の完結編としてそれまでの物語が締め括られる完結編として公開された映画で、これまでのメンバーに新しいメンバーも加え、さらには既に卒業したメンバーも交えながらあらすじが展開される事になりました。まさに長く続くテレビ版テラスハウスを凝縮した内容になっています。

テラスハウス自体は媒体をテレビからネットに移して現在も新シリーズが製作されていますが、それでもテラスハウスクロージング・ドアが1つの区切りになっているのは間違いありません。特にテレビ版テラスハウスに一環して出演していたてっちゃんの卒業としてもしっかりと追いかける事が出来るあらすじになっており、てっちゃんの物語としても見る事が出来るようになっています。

テラスハウスが好きなら間違いなく見るべきだとする感想も多く、映画からの新メンバーである松川佑依子さんが注目を集めるなどテラスハウスらしい最後を見せつけてくれた映画でもあります。裏を返せば映画テラスハウスクロージング・ドアが楽しめるならテレビ版テラスハウスを見ても楽しめるという事もできます。まだ視聴していないという人はぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか？