2018年10月31日公開
2018年10月31日更新
羊の木の意味とは?タイトルの由来と物語の原作・あらすじをネタバレ考察
映画「羊の木」とは2018年に公開された日本映画です。「羊の木」とは一体どんな映画でどんな意味であるのか、タイトルや、由来、また原作などを考察してみます。元々の原作が漫画である本作品のタイトルの意味などへの疑問も多いようで、その由来などを知りたいなどの声も多いとのことです。原作もさることながら、「羊の木」である由来や考えさせられる内容とのこともあり、幅広く、映画の意味や、由来、そしてタイトルがなぜ「羊の木」であるのか紐解いてみることにしましょう。
羊の木の意味について徹底調査!
映画「羊の木」は2018年に公開された映画になります。原作は2011年から2014年まで連載されていた漫画であり、「羊の木」とは伝説の植物の名前らしく、それが由来で原作でも映画でも「羊の木」というタイトルになっているようです。タイトルと原作の内容では羊の木という「物語」ではなく、六人の元受刑者達の新たな社会更生プランのストーリーになっており、その人々と町の人々との交錯がメインの内容となっているのです。
それではここで映画「羊の木」の内容やネタバレ的なあらすじなど紐解いてみることにしましょう。なぜ「羊の木」というタイトルでその意味とはどういう意味なのか、また原作との違いやタイトルの由来など、幅広く羊の木の意味などを考察することにします。
羊の木とは?
出典: https://eiga.com
映画「羊の木」とは2018年2月に公開された日本映画であり、ミステリー要素が含まれている映画、サスペンス要素が含まれている映画であると言われております。監督は吉田大八さんで主演は関ジャニ∞の錦戸亮さんです。この映画で特に錦戸亮さんの地味めな演技の力強さなどが絶賛されているようです。
羊の木のあらすじをネタバレ考察!
映画「羊の木」はある海辺の町で起こる出来事であります。タイトルの「羊の木」というのがこの海辺の町と関係してる訳ではないのですが、ストーリーの中で現れて来る内容で、それがタイトルになっているようです。舞台は魚深市という町での物語で、市役所に務める月末(錦戸亮)が上司から呼ばれ、「地方都市移住による更生および社会復帰促進計画」という国の極秘プロジェクトで六人の新たな住人の担当をするとなります。
6人の男女!
受け入れ先や雇用先、住む場所も決まっていると上司に言われ、月末はまず一人目の新たな住人を迎え入れる為に駅へと向かうのでした。すると一人目の住人は福元(水澤紳吾)であるのですが、月末は不思議そうな様子で福元を見ています。そこには福元が普通に駅から降りて現れるのではなく、スーツを来た男性が両側に付きながら、駅の出口へと向かって来るからでした。さらに福元はなぜか怯えているような様子でもあるのです。
そして福元は改札を出て、月末の運転する車で走ります。月末が福元に見送りの方が友達かと尋ねると何も言わず首を横に振るだけで、さらに月末がどこから来たのかと尋ねると新幹線で来たとしか言わず、どちらからと聞くと、結構遠かったと曖昧な返事しかしないのでした。月末は戸惑うが、魚深市は人もいいですと言い、魚も美味しいと話を切り返すのですが、福元は魚が苦手だと言い謝ります。
その後月末と福元は定食屋で食事をします。月末は福元の食いっぷりが、食事をあまりしてこなかったのかと、飢えたような様子に圧倒されるのでした。そしてシーンは変わり、今度は飛行機で降り立つ二人目の住人になります。その女性は太田(優香)で飛行場で月末と合流し、そしてそのままカフェにいる様子が窺えます。太田はパフェを食べており、月末は福元と同じように魚深が良いところで魚が美味しいと太田に話します。
すると太田は自分の服がカビ臭いのだと月末に伝えるのです。それは長い間「保管してくれていた」ものだからと意味深な発言をす流のですが、月末はその話にやや怪訝な様子でありますが、お土産ショップに何かあるのではと話を切り返します。すると太田はお土産ショップでやたらと体のラインがわかるTシャツを選び購入。タイトすぎる様相に一瞬間ができてしまう月末の様子が窺えるのでした。
続いてのはおシーンは三人目の登場になります。「羊の木」で登場する6人の新たな住民は皆一同に魚深市へとやって来るのでした。三人目の女性は栗本(市川実日子)であり、町のローカル電車の駅で月末は迎え入れます。こちらも福元と同じようにスーツを着た女性に促されて電車から降り月末の方へと向かって来ます。その様子に再び怪訝な様子を垣間見せる月末の表情があるのでした。
月末と栗本は車で栗本の家まで向かいます。そして栗本の為に生活雑貨を買い入れ家に運び入れるのでした。栗本は他の二人と同様に無口であり、何も語らずにこのシーンは終わり、また新たな住人を迎え入れる為に月末は車を走らせるのであります。月末はナビを見ながら四人目の住人との待ち合わせ場所に向かいます。とある角を曲がるのですが、そこには大きな壁が長く続いているのですが、それを見て怪訝な様子の月末が窺えます。
そこは刑務所の塀であって、待ち合わせ場所は刑務所の入り口でした。そこから出て来た男は大野(田中泯)であり、顔に傷がある男でした。月末はやや怯えている感がありますが、そのまま車を走らせます。そしてまた月末は最初の三人と同じように魚深が良い場所であると、そして魚が美味いと話します。すると、大野は車の後方を気にするのですが、そこには黒いバンが月末の車を追い越し、止めるのでした。
戸惑う月末は先に車を降りた大野に続き車から出るのですが、怪しい男たちはやくざ者のようで、その人間にお前は誰だと尋ねられると月末は怯えながら名刺を取り出すのですが、それを叩かれてしまいます。すると怪しい男が大野にご無沙汰していると礼をするのです。オヤジが待っていると話すのですが大野はもう関係ないと話踵を返し月末の車に乗ろうとします。するとその男は大野を捕まえて、カタギなんてできないと話すのです。
しかし大野はその掴まれた腕をひねり、逆にその男に痛手を負わせるのでした。男は義理を果たしたのであとで泣きついて来ても知らないと話、車に乗って月末たちの前から走り去っていくのでした。怯えている月末がいて、そして大野は深々と礼を月末にし、車に乗り込みます。シーンは変わり市役所にいる月末は上司に詰め寄るシーンになるのです。それはあの人たちが刑務所帰りであることをなんで言わなかったのかというシーンです。
六人を迎え入れた意味とは?
上司は先入観なしに会って欲しかったので言わなかったと月末に伝え、また日本の未来が掛かっていると話すのでした。その意味や由来とは、受刑者は税金で養われていて、問題のない受刑者はどんどん仮釈放をして経費を抑えるというシステムであると言うのでした。しかし、一つ問題があり、仮釈放には身元引き受け人が居ないと成立しないとのことで、そこを魚深が受け入れることになったと上司は話し、意味を説明するのでした。
画期的な仮釈放プロジェクトの意味とは?
今までの仮釈放には保護プログラムが終わったらそれで終了であると話すのですが、今回のプロジェクトには10年の定住が約束されていると話すのでした。つまり彼らは10年ここで暮らすことになり、地方自治体からすると過疎対策の意味もあると話すのでした。一石二鳥の画期的プロジェクトであると話すのでした。しかし受け入れ先や住居には元受刑者とは伝えておらず、それは守秘義務であり、市長直轄案件であると話します。
すると月末はどんな罪を犯した人たちなのかと尋ね、殺人犯もいるのかと話します。そこで上司は過去よりも未来へ目を向けることの方が大事であると月末に伝えるのでした。シーンは変わり五人目の受け入れたシーンになります。五人目の男は杉山(北村一輝)と言いいかにもヤクザ風な様相であります。すると月末は同じようにいい所で魚が美味いと話しますが、杉山はため息と共に、ここで10年我慢できるかどうかと話すのでした。
すると杉山は月末にタバコを買ってこいと話すのですが、月末は怯まずにもう売店に行ったから自分で買って来てくださいと話します。するとやや凄んでくる杉山はヘラヘラした笑いでそれは悪かったと月末に話します。月末はやや不安そうな様子を出すのでした。そしてシーンは変わり6人目を乗せて走る車の実景となります。そこには宮腰(松田龍平)と言う男でした。すると宮腰は自らいい所ですねと月末に話を振るのでした。
そしてさらに宮腰は魚とか美味いんでしょと月末に話すのですが、今までの五人と違う雰囲気の宮腰にようやく笑顔で出て会話をするのでした。そして二人で定食屋へと行き刺身定食を食べる宮腰は魚が美味いのは月末さんの言う通りだったとはなし、また人が親切であると話します。その意味は刑務所から出て来た自分に親切にしてくれる月末さんが普通に喋ってくれるからだと話すのです。さらに月末に宮腰は話し続けます。
宮腰は自分がどんな罪を犯したのか知っているのかと月末に話しかけます。すると宮腰は、街で因縁をつけられて逃げようとしてしたのだがしつこい相手でその後取っ組み合いになり気がついたら相手が死んでしまったと言います。裁判で過剰防衛となったと話すのです。すると月末はなぜそんな事話すのかと宮腰に話すのですが、特に回答がない様子の宮腰でした。その後市役所に戻り後輩の田代(細田善彦)に「祭り」の助言をします。
国の極秘プロジェクト!
その後シーンは上司と月末が二人で話すシーンになります。すると上司はそれぞれの人たちが刑務所から出て来て魚深市へとやって来たのは自分ひとりだけであると話すのでした。だからお互いがなるべく接触しないように注意して欲しいと。それは矛盾していると月末は問うのですが、上司は接触する事で更生が妨げられると全てにおいてマイナスになるのだからと諭すのでした。また警察も把握してないのでと伝えます。
シーンは変わり話を終えて市役所の一階に戻ると、そこには文(木村文乃)が居ることを発見します。すると月末は文に旦那さんとこっちに住むのかと尋ねます。が、文はそんな話はないと話し、一体誰がそんな話を広めているのかと話すのでした。結婚なんかしてないと文は話し、仕事の病院も辞めたと話すのでした。すると文は空港で月末を見たと話す。それは太田といるところを目撃され、付き合っているのかと聞かれるのでした。
意味深な文の発言に月末はそんなことはないと話すのです。おそらくあれば太田を空港に迎えに行った時のことではないかと言われているようです。そして月末は文にまだギターやってるかと尋ねるのでした。そしてシーンは変わり、友人の須藤(松尾諭)と月末と文の三人でバンドの練習をするシーンへと移ります。すると須藤は子どももいるのにまたバンドごっこできるんだと嫁から皮肉を言われたと話し、演奏をするシーンになります。
そして演奏のシーンは続き、須藤がドラム、月末がベース、文は激しいギターの音色を奏でます。シーンが変わり、練習後の三人。須藤がなんで戻って来たのかと文に尋ね、せっかくだったら若い医者捕まえてこいと話すのですが、どうやら話の流れで文は不倫をして居たのではと意味深な様子になったのでした。そしてさらにはシーンは変わり栗本が働いている様子が窺え、栗本はその時に街中の不思議な大きな像を見つけるのでした。
その後シーンは変わり、月末が市の施設で張り紙を変えているシーンになります。するとそこにパトカーがサイレンを鳴らして走る姿を目撃し、通行人に何があったかと尋ねます。すると「人殺し」だと話し、集まる野次馬の所まで向かいます。すると周りを見渡す月末の視界に杉山も同じように野次馬の中にいる事を発見します。月末と目があう杉山はニヤニヤして月末を見ているだけでした。それを受けて不安な月末の様子が見えます。
シーンは変わり市役所内。すると田代が月末に昨日の殺人事件が六人と関連しているのではと聞くのですが、その言葉に驚いて月末が大きな声を出すのです。その意味にはこの話は上司と月末しか知らない話であるからのようです。なんで知っているのかと聞くと田代は、わざわざ六人を迎えにくことが不自然である事と、上司のパソコンを覗いたと告白するのでした。すると田代は六人の犯行内容も知っているような素振りを見せるのです。
すると、それは事実であり、六人全てが人殺しであると話します。福元は自分を苛めていた上司を酒に酔った席でナイフで殺したと話します。福元は理髪店で働いており、田代の話にナイフを研いでいるシーンが重なります。大野は元ヤクザであって抗争相手の組長を絞め殺したと話し、クリーニング店で働いているようで、田代の話に看板をワイヤーで止めているシーンが重なります。店主の内藤(安藤玉恵)が締めすぎだと話します。
そしてさらに田代は話を続け、杉山の話を聞きたいのではと月末に問います。そして田代は港の死体に暴行の跡があったと意味深な発言をし、それはもしかしたら杉山ではないのかと意味するシーンになるのです。そしてシーンは変わって自転車で走る月末は港の現場に行きます。するとそこには杉山の姿があり、仕事終わりの様子でした。杉山は自分が何をしたのか知っているのかと月末に尋ね、暴行を行ったのだと話すのでした。
傷害致死で懲役八年だと告白します。するとカメラをぶら下げている杉山に月末がカメラをするのか尋ねると刑務所で写真部だったと話すのでした。そしてカメラを月末に向ける杉山と困ってその場を去る月末ですが、去り際に杉山は俺はやってないからと話しかけます。そしてシーンは変わって宮腰が配送の仕事をしているシーンになります。すると近くで子どもたちが「のろろ」と連呼しながら遊んでいる姿が窺えるのでした。
のろろの意味とは?
すると宮腰は仕事の手を止め、子ども達がのろろと言いながら目をつぶって遊んでいる所に行き、のろろとは何かと子ども達に聞くのです。するとのろろは化け物であり、神様であって、絶対に見てはいけない存在であると話すのです。そしてシーンは変わり、太田が介護センターらしきところで働いている様子が窺えます。すると太田は車椅子の男性へと近づき、歯磨きをしているその男性の歯磨きを手伝います。
シーンはさらに変わり、大野がクリーニング店の窓を拭いているシーンになります。すると一人のお客さんが店を訪れるのですが、大野は何も言わずにただその客を見ているだけであるのです。すると店主の内藤が客の呼び声から出てきて対応をするのでした。するとそこにいるなら受付しろと大野に言うのですが、その言葉通りに店に入ってきた大野ですが、何しに今更店に入ってくるんだと説教されるのでした。
そしてシーンは月末が自宅に帰ってくる様子になります。自宅には車椅子があり、それは先ほどの介護施設で太田が世話していた男性が月末の父親と言うことがわかる様子でした。そして月末は父親に自分が斡旋した太田を何かあったらフォローしてくれと言うのですが、その言葉が父親にはどんなことがあったらなのか意味深に尋ねるのですが、特に波風が立つシーンでもなさそうでした。
その後シーンはバンド練習をしている様子に変わります。するとその音を聞きつけ、外に宮腰が現れます。車で走ってたら聞こえたと話し、見学させて欲しいと話すのです。そして見学をする宮腰の姿。さらにシーンは変わり福元が理髪店で学生の頭を坊主にしている様子が窺えます。すると店主(中村有志)は福元にどこで坊主刈りを練習したのかと尋ねるのですが、答えずに、その後すぐに別の客が入ってくるのでした。
場面は栗本が浜辺を清掃しているシーンへと変わり、すると一人の同僚が栗本に対し、丁寧にやるのはいいがそれだと終わらないと話すのでした。そして栗本はその言葉よりも再び視線に入った謎の像へと気が行くのでした。そして栗本はここであるものを拾います。ネタバレになりますが、これこそがこの作品が「羊の木」である由来になるシーンでもあるようです。作品の由来は物語の中ではなく、拾った円形のプレートに由来します。
その後、シーンは月末がベースを抱え自転車で帰宅途中の所に、福元の勤め先があり、そこで止まるところから始まります。月末は中の様子を見ると、福元が中へと呼ぶのでした。すると福元は店主に自分が刑務所にいたことがバレたかもしれないと不安になるのでした。すると店主が帰ってきて、月末さんと話したいことがあったのでちょうどよかったと話すのでした。すると淡々と福元が刑務所にいたことを見抜くのでした。
その言葉に焦る福元ですが、すると泣き始めて、福元をフォローする月末は最初に話ておくべきだったと店主に話します。すると、店主も自分も刑務所帰りだと話すのでした。そして前科者の苦労は一番知っていると話、大事なのは場所があると言うことだと話し、来てくれてよかったと言い、福元は泣きじゃくるのでした。その後にシーンは太田の介護センターになり、父親が食事をしているところにサポートにいる太田がいるのです。
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太田は父親が口元につけたご飯粒を取ってあげて、それを自分で食べてしまいます。唖然としてる他の老人たちと父親の表情が窺えるシーンです。するとシーンは太田は父親と隠れてキスをする場面に移り、太田はそこで父親に私はダメなんですと言うのですが、それを無視して父親はキスし続けるのでした。その後さらにシーンは変わり、とあるラーメン店の前で文が歩いているのを月末が偶然見つけるのでした。
月末と文の会話にはこの潰れたラーメン屋が好きだったよねと文に話し、新しいラーメン屋が出来たとさらに文に言うのですが、月末との距離感を近くしないような様子でもあります。そして文の去り際に月末は祭りにくるのかと聞くのですが、昔から気持ち悪い祭りだと思ってたから行くわけないと答えるのでした。月末はなんだか切なそうな様子で自転車でその場を後にするのでした。
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シーンは栗本の自宅に変わり、一人で食事をしている様子が窺えます。栗本は魚を食べているのですが、残った魚を自宅の外に埋める奇妙な行動をしているのです。栗本は死んだ動物などに対しての興味があるようで、その後、埋めた動物から芽が生えるのでした。その後シーンは変わり、田代と祭りの用意をする様子ですが、田代が先日の殺人は殺人ではなく、脳梗塞で海に落ちたとの話を月末にするのでした。
さらにその祭りの用意の時に宮腰に再び会います。そして岬で話している二人の内容はのろろの像は見てはいけないとの事で、のろろは元々邪悪な生き物で今は守り神であると話すのでした。そして岬から二人が飛び込み一人は助かり、一人は海から出てこれないと言う昔の生贄の話もするのでした。この話がネタバレになりますが、映画のエンディングに関わってくる内容にもなるのでした。
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祭り当日、のろろを迎える参加者として6人が一同に集まってしまいます。福元は飲みすぎて暴れてしまい、大野は風貌から周りの人たちに怖がられ、杉山、太田、宮腰、栗本も集まります。福元が暴れたのを宮腰が止めようとしたり、それを写真に撮っている杉山がいるのですが、栗本は自分が怖いと月末に話し、その場から自宅へと帰るのでした。
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その後祭りは始まり、宮腰と杉山はのろろを迎える参加者として巡業に参加します。その時に杉山は宮腰が同類である事を察知します。そしてその後に宮腰が以前に起こした殺人事件の被害者の父親が尋ねてきます。それを杉山は宮腰がどこにいるかと話し、宮腰はその父親を殺してしまうのでした。それを見たのか感じた杉山は宮腰を脅す事になります。宮腰はすると車で杉山を轢き殺してしまうのでした。
そしてその後に宮腰は月末の自宅を訪れます。宮腰は月末に疲れたと話すのでした。そしてそのまま眠りについてしまいます。ちなみに杉山は宮腰にここに10年いることが苦痛で仕方がないと話します。杉山は何か別の仕事を企もうとしている様子がわかるのでした。しかし宮腰はここは全然退屈な場所ではないと話します。いい場所であると言います。そしてその後に宮腰は衝動的に殺害をする事になるのでした。
その後目が覚めた宮腰は月明かりの下で外にいる月末とドライブに出かけます。その時に杉山のカメラが宮腰の車にある事を発見します。月末はまさかと思うのですが、宮腰がそのまま車を走らせて、岬へと向かうのでした。そしてそこで以前月末が話していたのろろの生贄の話を持ち出します。宮腰はここから飛び込もうと話をし、そして二人はそこから飛び込んでしまうのでした。そしてその後生き延びたのは月末の方でした。
羊の木の意味とは?
映画のタイトルでもある「羊の木」の由来や意味とは、バロメッツと言う中国、モンゴル、ヨーロッパに分布する伝説の植物であると言われています。時期がくれば実を付けそれを割れば子羊が収穫できると言う植物でこれが羊の木と言われ、映画のタイトルや由来の原点であると考えられるそうです。そしてその由来が映画の内容と酷似しているとはあまり思われていないと多く語られているようです。
羊の木のタイトルの由来を紹介!
映画「羊の木」のタイトルの由来は原作も同様でもあるとのことで、清掃員として働いている栗本が清掃中に拾った羊の木、既出ではありますが、バロメッツの木のプレートを拾い、それを自宅の玄関に飾ってあるところが由来ではないか、タイトルへのオマージュではないかと言われているようです。実際にはストーリーの本筋に羊の木がでる事もなく、なぜか考えさせられるタイトルや由来であると原作も含め言われているようです。
羊の木の物語の原作は?
それでは映画「羊の木」の原作の由来を紐解いてみることにしましょう。原作は漫画であることがわかっております。全41話で構成されており、講談社の「イブニング」に連載をされていた漫画であり、その原作の漫画は文化庁メディア芸術祭の優秀賞を飾ったと言われています。
原作は山上たつひこ!
映画「羊の木」の原作は漫画であり、山上たつひこさんが原作者であるようです。山上たつひこさんは1974年に週刊少年チャンピオンに掲載された「がきデカ」が爆発的なヒットを記録したそうです。また小説家としても知られており、さらにはテレビドラマの原作も書いた経歴があるようです。タイトルである「羊の木」は作画はまた別の方が描いており、山上たつひこさんは原作のみであるとのことです。
作画はいがらしみきお!
映画「羊の木」は原作が山上たつひこさんである事がわかりましたが、作画に関してはいがらしみきおさんであるという事だそうです。いがらしみきおさんは、元々四コマ漫画が主流の作家さんであり、その四コマ漫画の中でもギャグ漫画が主流である作家さんであるとの事でした。また「ぼのぼの」という作品で映画まで製作された作品でも有名な作家さんで、2007年までで900万部を刊行した漫画である事も知られているようです。
羊の木の感想を紹介!
それではここで「羊の木」の評価や感想を考察してましょう。原作からのファンや、映画から原作を観た方など、あらゆる評価がネット上では語られているようです。タイトルの由来や作風までもたくさんの評価があるようなので幅広くチェックしてみましょう。
羊の木の意味やもう1度みたいという理由!
【羊の木】を観た。映画館で公開中から気になってた作品。ある小さな町で受け入れた六人の男女。実は、殺人を犯した元受刑者達。その人らを担当する事になった、役所勤めの主人公。もう、この設定だけでワクワクする!常に何かが起こりそうな雰囲気の中で進むストーリー。
— コウ【帯5】 (@koujichuankou8) August 13, 2018
面白かった。
こちらの感想もストーリー設定が秀逸であると述べられているようです。6人の元受刑者、そしてそれを取り巻く一般人。何かが起きてもおかしくないとと言う映画の展開にハラハラドキドキすると言う感想が他にも多く語られているようです。
羊の木
— くま既知 (@phantomofthe) October 21, 2018
映画の方です。
吉田大八監督の最高傑作ではないか。
不穏感と地方の閉塞感。
ここまでキャストを地方色に染めたのも凄いし原作とはラストを変えていてもなんとも言えない感じがいい。
錦戸亮君はちょんまげぷりんもそうだったが所作がその人なんだよね。
優香の色気もたまらなかった!
映画「羊の木」が好評な理由にやはり役者の演技力が良いと言う感想を言われいる方々も多いようです。特に錦戸亮さんの朴訥な感じの役柄と、観ている方々が投影しやすい役柄であるらしく、等身大のリアリティあるキャラクターを観たと言われているようです。もちろんタイトルからテーマ性を持った作品でもあるとの言葉も多いようで、考えさせる映画としても評価が高いと言われているようです。
作品の意味や色々と考えさせられる作品である!
羊の木:吉田大八監督作品、どれもヤベーんですけど、これもすごかった。見かけの起承転結を楽しんだけど、そもそもこれがなんの映画なのかをじっくり考えている今が最高に楽しい。キャスティングが完璧で、みんながみんな自分の魅力の天元突破。宝物映画認定!
— 古井戸 (@kareido7365) October 24, 2018
映画「羊の木」は漫画原作ではありながら、たくさんの評価の中で、とても考えさせられるという声が多いようです。キャスティングはもちろんのこと、それであるゆえに作品としてのクオリティも高いとも言われているようです。映画としての娯楽の部分は必要不可欠な事でありますが、娯楽から問題提起出来る作品と言われ、たくさんの人に観られている作品である事がネット上から紐解く事ができているとの事です。
本日、ついに韓国で「羊の木」が公開されました。スペシャルパッケージのグッズでポスターとバッジをもらいました。 映画も面白かったし、亮くんの顔も演技も良かったです💛 上映館は少ないけど多くの人々が見て欲しい!私も何度か見に行くつもりです。#錦戸亮 #羊の木 pic.twitter.com/bCFgFcvaCf
— TO (@poweramp_) October 18, 2018
またこちらの感想には同じように錦戸亮さんの演技が突出しているような意見も書かれており、キャスティングでの評価も高いようです。それも踏まえて吉田大八監督の作品を生み出す監督しての評価も多く述べられているようです。その影響も大きいのか、ロシアや韓国、そしてベトナムへとこの作品は海を渡り公開されてたり、されるようで、2018年公開の日本映画として多くの支持を得られていると評価が高いようです。
吉田大八 監督 舞台挨拶密着&スペシャルインタビュー
— カナダ+ジャパン トロント「TORJA」・バンクーバー「VANJA」編集長🇨🇦 (@TORJA_Toronto) September 2, 2018
トロント日本映画祭GRAND JURY PRIZE BEST FILM受賞『羊の木』のほか、三島由紀夫小説を現代設定に脚色した『美しい星』の2作品で5年ぶりにカナダを訪問🇨🇦https://t.co/T93fE9EQ8p https://t.co/T93fE9EQ8p
こちらは監督のインタビューとそしてトロント日本映画祭で受賞した様子が書かれてるようです。この「羊の木」は海外での人気が高く評価が良いと言われているようです。アジアでは釜山国際映画祭でもワールドプレミアにも参加されたようです。そして監督は錦戸亮さんの演技を絶賛しており、普通である様相がこの映画の主役にピタリとハマったと言われ、観た方々からも良いとの評価も多かったとの事です。
羊の木の意味まとめ!
映画「羊の木」のまとめはいかがだったでしょうか。タイトルのテーマ性や考えさせられる映画としても好評のこの作品、役者の演技力とキャスティング、そして監督の作品を構築するクオリティなど、たくさんの好評価を得ている作品と見受けられるようです。映画ファンからも必見と言う言葉が多い「羊の木」をこのまとめを振り返って、新たな目線で楽しむのはいかがでしょうか?