2018年10月18日公開
2018年10月18日更新
君の名前で僕を呼んでのネタバレあらすじ!ラストの結末や感想も紹介
このまとめでは、2018年に日本でも公開となった話題の映画「君の名前で僕を呼んで」ラスト・結末のネタバレあらすじ・感想・レビューについてまとめていきます。「君の名前で僕を呼んで」は、注目の若手俳優ティモシー・シャラメが出演し、美しいイタリアの情景と若い青年たちの青春のようすが人気を博した映画「君の名前で僕を読んで」。感想・レビューでもその結末のネタバレあらすじが話題となった本作を、ぜひこのまとめでチェックしてください。
目次
君の名前で僕を呼んでのあらすじをネタバレ!ラストや感想も紹介
このまとめでは、2018年に日本でも公開となった話題の映画「君の名前で僕を呼んで」ラスト・結末のネタバレあらすじ・感想・レビューについてまとめていきます。「君の名前で僕を呼んで」は、注目の若手俳優ティモシー・シャラメが出演し、美しいイタリアの情景と若い青年たちの青春のようすが人気を博した映画「君の名前で僕を読んで」。
なにより「同性愛」がテーマの映画であるだけに、感想・レビューでも「君の名前で僕を呼んで」の結末のネタバレあらすじは話題となりました。またそれだけでなく、「君の名前で僕を呼んで」は同性愛に関わるネタバレあらすじのストーリーながら、「君の名前で僕を呼んで」のラストでは誰でも共感できる青春映画だというレビューも見られました。
「君の名前で僕を読んで」の主役であるふたりの青年の関係の行方はどうなるのか、気になるそのラスト・結末のネタバレあらすじを、感想・レビューなどとともに解説していきます。「君の名前で僕を読んで」結末までをまだ見たことがないという人も、これから見るという人も、ぜひこのラスト・結末のネタバレあらすじまとめを参考にしてみてください。
君の名前で僕を呼んでのあらすじをネタバレ!
ではさっそく、「君の名前で僕を呼んで」ラスト・結末のネタバレあらすじを見て行くことにしましょう。タバレあらすじの舞台は、1983年の北イタリア。主人公のエリオ(ティモシー・シャラメ)は父と母とともに、毎年夏になると北イタリアを訪れています。彼らがいつも宿泊するヴィラ(別荘)は、母が相続した物で、17世紀に建てられました。
エリオの父であるパールマンは、アメリカの名門大学でギリシャ・ローマ考古学を教える教授。そして母はマルチリンガルというインテリ一家です。アカデミズムの世界に慣れ親しんで育ったエリオは、文学や古典、翻訳書などのさまざまな文献に触れ、おまけにピアノやギターも堪能と、すっかりと知性的で感性豊かな若者へと育っていました。
エリオとオリヴァーとの出逢い
パールマン教授は、ヴィラで過ごす毎年夏の時間には、いつも誰か学生を呼び、インターンとして自分の研究を手伝わせていました。映画は、エリオがこの夏やってくるインターンの学生を待っているところからスタートします。ヴィラへとやって来たインターンの学生は、博士課程で学んでいるオリヴァー(アーミー・ハマー)でした。オリヴァーは博士課程の論文を執筆中の24歳で、自信にあふれて見える若々しい学生。
やって来たオリヴァーの姿を見て、エリオは彼を出迎えに出ます。エリオが彼を案内すると、あてがわれた部屋で、オリヴァーはぐっすりと寝入ってしまいます。夕飯に呼ばれても起きずに、オリヴァーは朝まで寝続けていました。朝になってようやく起きてきたオリヴァーは、パールマン一家に親しげに歓迎されます。一方で、パールマン教授はオリヴァーの教養を試すような問いかけを彼に投げますが、オリヴァーは見事に答えてみせます。
口ぐせのように「あとで」と物事を後回しにしたりと、一見いい加減な素行が目立つオリヴァーでしたが、その知性はほんものでした。しかし、自信家のオリヴァーのふるまいに、エリオはつかず離れず、微妙な距離感を保ちます。けれども、オリヴァーのほうはさして気にしたようすがなく、ある時若い女性のマルシアやキアラといったメンバーでバレーボールをした時、オリヴァーはやけに親しげにエリオの体に触れてきたのでした。
そのことに戸惑い、また、オリヴァーのそっけないような態度に、複雑な表情を見せるエリオ。母にオリヴァーのことが「嫌い」かもしれないとこぼすと、母はこの夏ずっとともに過ごすのだからと、エリオの発言をたしなめるのでした。
徐々に惹かれあっていく若き二人
ぎこちない関係から始まったエリオとオリバーですが、ヴィラの庭のプールでともに泳いだり、エリオの弾くピアノをオリヴァーが熱心に耳を傾けたり、同じヴィラで毎日顔を合わせるうちに、その距離感は次第に変化してきます。そしてオリヴァーのことを無視できなくなり、オリヴァーが自分のことをどう見ているのかということが、エリオの胸を大きく占めるようになっていきます。
ある夜、町では若者たちによるパーティが開かれました。バレーボールの時と同じく、オリヴァーの元にはキアラをはじめとした女性や、男性からも視線が集まります。どこにいても、オリヴァーは皆の中心にいるのです。エリオの視線もまた、自然とオリヴァーの方を追いかけてしまいます。エリオはオリヴァーの姿から逃げるように女の子のマルシアと近くの泉まで行き、服を脱ぎ捨てて一緒に泳ぎました。
ふたりは、ここでまた会おう、と約束を交わします。後日、遺跡発見の知らせを受けて、パールマン教授とオリヴァーとは急ぎ現場に向かうことになりました。エリオもまた頼み込んで、調査に同行させてもらいます。知らせがあったのは、ガルダンという湖。湖の底から引き揚げられたのは、はるか昔に水の中へと沈んだ歴史的な彫像でした。引き上げられた彫像の姿に、息をのみ、驚きをあらわにする一行。
それは、太古の昔から時を経て姿をあらわした「美」の象徴でした。調査から戻り、マルシアとの約束に急いで駆けつけるエリオ。エリオとマルシアとの関係は進展を見せていましたが、一方でエリオには胸につかえた思いがありました。母が話してくれる16世紀フランスの小説に出てくる、姫に思いを告げるか否か悩み苦しむ騎士の姿。それは、あたかもエリオ自身の姿のようでした。
否定し難いオリヴァーへの思い
後日、オリヴァーとともに自転車に乗り、遠出をしたエリオ。自転車でやって来た町の一角で、エリオはオリヴァーに、彼が「大事なこと」を知らないのだと打ち明けます。エリオは、暗にオリヴァーに寄せる思いを自覚しつつあることを仄めかしていました。しかしオリヴァーは、そうした話は口にすべきではないとたしなめます。たしなめられたエリオは、街中を離れた人気のない草原の泉のほとりへとオリヴァーをいざないます。
そこは、エリオだけしか知らない秘密の場所でした。ふたりが草むらに寝そべると、オリヴァーがふいにエリオにキスをします。エリオは拒まず、逆に、今度は自らオリヴァーにキスをしかえすのでした。そうして、ふたりはひそかに関係をもつようになります。ヴィラに客人がやって来た時、口やかましく自分の話をし続ける客人をもてなす食事の席で、エリオは鼻血を出してしまいます。
席を外したエリオを追って、オリヴァーがやって来ます。そして、そばにいてほしいというエリオの願いを聞き届けると、戯れのようにエリオの足を揉んでくるのでした。オリヴァーとの距離を縮めながら、エリオはマルシアとの関係も続けていました。マルシアと密会をするエリオは、彼女に本をプレゼントします。そして、ヴィラの一室である物置のような、人気のない部屋で彼女と体を重ねます。
一方で、オリヴァーへの想いもまた、エリオの中でだんだんと膨らんでいきます。オリヴァーの帰りが遅ければやきもきとし、悪態をつかずにいられません。オリヴァーへの想いを否定するようにマルシアとの関係を進展させるエリオですが、やはり押し殺すことはできず、オリヴァーの部屋のドアの隙間に「僕を避けないで」というメッセージの手紙を挟み込みました。やがて、オリヴァーからの返事が返ってきます。
自室の机の上に置かれた紙きれには、「真夜中に会おう」と密会の誘いが書いてありました。エリオはマルシアと再び体を重ねて、待ち遠しい夜までの時間をつぶします。そしてとうとう約束の時間がやってくると、エリオはオリヴァーの部屋を訪ねました。互いの気持ちが本当であるのかを確かめながら、ふたりは口づけを交わします。
ついに結ばれる二人、しかし別れの時も近づき……
それ以上を望んでいるのかと尋ねるオリヴァーに、エリオは「もちろんだ」と返し、そしてふたりは体を繋げるのでした。「君の名前で僕を呼んで。僕の名前で君を呼ぶから」と、オリヴァーが言います。彼の言う通り、エリオはオリヴァーのことを、エリオの名前で呼びかけました。愛を交わした翌朝は、幸せなものでした。自分のことを恨むかと尋ねるオリヴァーに、エリオはそんなことはないと否定します。
そして、オリヴァーに「帰らないでほしい」と本音をこぼします。夏の滞在の時間は残り少なくなりつつありました。同時に、オリヴァーと関係をもつようになったエリオは、反面マルシアとの関係をおろそかにしがちになっていました。マルシアは、本当に自分は恋人なのかと問い、答えないエリオを見かねて彼の元を去ります。やがて、いよいよオリヴァーがヴィラを発つ日がやって来ます。
彼はミラノまで研究調査に赴き、調査が終わればヴィラには戻らず、そのままアメリカへ戻るということでした。両親に進められ、エリオはその行程に同行することになります。山道を走り、泥酔してミラノの街中をさまよい、つかの間の「ふたりだけの時間」をふたりは満喫します。そして、ついにやって来た別れの時、言葉少なにエリオとの別れを惜しんだオリヴァーは、列車に乗り込み、そしてエリオの元を後にしました。
エリオは思わず母親に「迎えに来て」と頼み、母の運転する車の中で号泣します。元いたヴィラに戻って来たエリオを迎えたのは、マルシアでした。マルシアとは元の関係に戻ることはありません。しかし、マルシアはエリオに、ずっと友人でいようと言ってくれました。それは、エリオにとっても救いとなることばでした。ひとつの恋が終わり、途方に暮れるエリオに声をかけたのは父でした。
オリヴァーとの別れ、そしてエリオは……ラストのネタバレを紹介!
父は、エリオとオリヴァーとの関係を知っていました。けれども黙って、ふたりのことを見守っていてくれたのでした。父はエリオに、自分もまた同様の経験があること、そしてエリオたちのことを羨ましく思うことを打ち明け、そして「痛みを葬ってはいけない」と自分の息子をやさしくさとしました。時は流れ、クリスマスの日、エリオの元にオリヴァーから電話がかかってきます。
エリオの声は思わず弾みますが、オリヴァーの話ぶりはどこか深刻でした。オリヴァーが電話をかけてきたのは、彼が間もなく結婚するだろうことを知らせるためでした。オリヴァーは、相手が以前から交際をしていた女性であることを告げます。そして、エリオの両親がすべてを知っていたとさとると、エリオに「君は恵まれている」と話すのでした。オリヴァーの両親は、エリオの親とは違う。
おそらくエリオとのことが知れたら、矯正施設送りになるだろうとオリヴァーは話しました。オリヴァーとの通話を終えたエリオは、言葉もなく暖炉の火を見つめます。映画の結末で、家の中ではクリスマスの食卓の支度が進みますが、エリオは目に涙を浮かべ、赤い炎を見つめ続けるのでした。
君の名前で僕を呼んでの結末をネタバレ解説!
話題作「君の名前で僕を呼んで」ですが、最終的な結末のネタバレあらすじでは、エリオとオリヴァーの恋の行方はどうなるのでしょうか。改めて、その結末のネタバレあらすじをまとめてみましょう。当初、オリヴァーに対して反発的な態度をとっていたエリオ。一方オリヴァーは、エリオに対して慣れ慣れしい態度をとったり、逆にエリオが接近しようとすると、彼を遠ざけるようなふるまいをします。
後に明かされるように、序盤でバレーボールをした時、エリオの体にオリヴァーが触れてみせたのは、オリヴァーがエリオの反応を確認するためでした。エリオは驚き、オリヴァーに対して警戒心を抱きます。そして、オリヴァーへの想いが隠し切れないようになると、エリオは若者らしく率直な想いをオリヴァーにぶつけるようになるのでした。
同性愛を取りまく事情が厳しかった時代ゆえの結末
一方、オリヴァーのエリオに対する態度はやや屈折しています。というのも、結末のシーンで明かされるように、オリヴァーの生まれ育った環境は、エリオの家庭環境とは全く異なるものでした。結末のシーンでエリオに電話をする場面で、オリヴァーはエリオの両親が彼を実の息子のように接してくれたことに感謝の言葉を口にします。舞台設定である1980年代は、まだまだ同性愛者への偏見が厳しかった時代。
オリヴァーの両親もまた例外ではなく、もしオリヴァーが真実を話せば、施設送りになるだろうと語ります。結末で、エリオはオリヴァーとの別れを泣いて惜しみますが、オリヴァーにとって、エリオとの関係を続けることは環境がゆるさないことでした。
君の名前で僕を呼んでの父親のセリフを紹介!心温まる助言とは?
「君の名前で僕を呼んで」を見た人の感想には、結末の父の言葉に感銘を受けたというレビューが多く見受けられます。たくさんの人から「すばらしい」と称賛される、結末のエリオの父の言葉とはどんなものだったのでしょうか。詳しく見てみましょう。オリヴァーとの関係をひそかにはぐくみ、ひっそりと関係を続けていると自分では考えていたエリオ。
しかしオリヴァーと別れた後、父がほんとうは真実を知っていたことに結末で気付かされます。多くの人が「感動した」と称賛する父のことばは、「今はひたすら悲しくつらいだろうが、痛みを葬るな!感じた喜びも忘れるな!」というものでした。
父の息子に対する思いとは…
父はエリオとオリヴァーとの関係を知っていながら、彼らの抱いた特別な感情についてあくまで肯定します。エリオがオリヴァーとの間に抱いた感情は特別なものであり、美しいものだったと話す父。そして父は、彼自身が息子とその特別な人との関係をどう思っているかも語ります。息子が冷静になることを望む親も多いだろうが、自分はそうではないと父は話します。
というのも、父の言葉の中にあった通り、父親もまたかつてはエリオと同じような経験をした過去があったからです。父のセリフからは、父がその感情に正面から向きあうことができなかったという事情です。その反面、父はエリオのその感情を忘れるなと結末でさとすのです。また、母はこのことを知っているのかとエリオが父に尋ねると、父は知らないだろうと答えます。
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しかし、SNSなどのレビューでは、おそらく母も知っていたのだろうと考察をする感想も。「オリヴァーはあなたに好意を抱いている」とエリオに話したのは、母でした。また、オリヴァーへの想いに揺れるエリオに対して小説を読み聞かせたのも母でした。そのため、両親はともにエリオの気もちに気づいていたというレビューもあります。
君の名前で僕を呼んでのキャストをネタバレ!
話題の映画「君の名前で僕を呼んで」には、どんなキャストが出演しているのでしょうか。まず、主人公のエリオを演じるのは売れっ子俳優であるティモシー・シャラメ。映画「君の名前で僕を呼んで」では大人になる過渡期の若者の中性的な魅力を演じ、レビューなどでもたいへんな好評を博しています。2000年代後半はテレビドラマなどに出演していたティモシー・シャラメは、2014年ころを境に映画に出始めます。
代表的なところでは、2014年の「インターステラー」にてマシュー・マコノヒー演じる主人公の息子役として登場。また2015年「クーパー家の晩餐会」ではチャーリー・クーパー役を演じたりしています。ですが中には、やはり今回の「君の名前で僕を呼んで」は、ティモシー・シャラメの代表作になったとのレビューも。
「君の名前で僕を呼んで」で一躍売れっ子に
ティモシー・シャラメは、この「君の名前で僕を読んで」にて、ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞・ロサンゼルス映画批評家協会賞主演男優賞を受賞しています。「君の名前で僕を読んで」では、インテリ一家で育った知的で、芸術への造詣が深い若者を演じているティモシー・シャラメですが、実の所彼のプライベートも注目を集めています。
というのも、ティモシー・シャラメは父親がフランス人ジャーナリスト、母親がブロードウェイで活躍していた元ダンサーのアメリカ人とのこと。フランス人とアメリカ人との間に生まれたティモシーは、幼少期は夏休みをフランスで過ごしていて自身もバイリンガルであるなど、どことなく映画「君の名前で僕を読んで」のエリオを彷彿とさせるプロフィールとなっています。
「君の名前で僕を読んで」を演じるにあたって、ピアノやギターを精力的に勉強するなど、演技に対して努力家でストイックな面も見せています。「君の名前で僕を読んで」で、若者の複雑な心の機微を見事に演じてみせたティモシー・シャラメですが、エリオという役はオーディションで勝ち取ったものではなく、17歳の時に映画のプロデューサーからオファーを受けたのだそう。
その頃まだ「君の名前で僕を呼んで」の脚本も出来あがっていなかったけれど、原作小説を読んでたいへん感銘を受けた、とティモシー・シャラメはインタビューなどで語っています。「君の名前で僕を呼んで」のエリオという複雑な役どころを演じるにあたって、ティモシー・シャラメはやはり不安を感じたと語っています。
しかしそれはセクシャリティやラブシーンについての不安ではなく、エリオという若者の心情を正確に演じることができるかどうかという不安だったと、ティモシー・シャラメは話します。なお、映画「君の名前で僕を読んで」で共演したアーミー・ハマーについては、非常に良い関係を築く事が出来たと語っています。
プライベートではキュートな一面も
ミステリアスな外見だと感想が掲載されることの多いティモシーですが、プライベートでの人柄は人懐っこく、人好きのする性格だという記事も。アーミー・ハマーについても、兄弟のような関係性を持ててよかったと話している記事もあります。「君の名前で僕を読んで」でブレイクしたとはいえ、それまではまだ新人というレビューの多かったティモシー・シャラメ。
インスタグラムなども当初は投稿が多くなかったとのことですが、サンダンス映画祭で「君の名前で僕を読んで」が評価されて以降は、活発に投稿もしている様子。今だからこそ、SNSなどで同行をチェックしてみると素顔のティモシーが見られるかもしれません。
あまりにできすぎたイケメン、アーミー・ハマーの素性をネタバレ!
「君の名前で僕を読んで」でティモシー・シャラメの相手役、オリヴァーを演じたのはアーミー・ハマーです。ティモシー・シャラメよりも年長で芸歴も長いアーミー・ハマーは、映画では「ソーシャル・ネットワーク」でトロント映画批評家協会賞で助演男優賞を受賞するなど、精力的に活動を行ってきました。
一部のレビューでは「イケメンすぎるあまり、ストレート(異性愛者)に見えない」と言われるほど、完璧なルックスのアーミー・ハマー。背丈は2メートル近い高身長で、父は石油王、母は実業家という、あまちに恵まれ過ぎた星の元に生まれたという声も多数。しかし、ハイスクールを中退して俳優の道を志したアーミー・ハマーを待ち受けていたのは、厳しい道のりでした。
過去には、知られざる下積み時代も
若かりし頃は、オーディションを受けては落ちることを繰り返す日々だったと、アーミー・ハマーは語ります。辛い下積み時代を経て演じた今作「君の名前で僕を読んで」では、大人のセクシーさあふれる青年の役を見事演じています。そんなアーミー・ハマーですが、オフでは憎めないような一面も。「君の名前で僕を読んで」でアーミー・ハマーが演じたダンスシーンに、ファンから「ぎこちなさすぎる」と指摘されたのだそう。
アーミー・ハマーは、「君の名前で僕を呼んで」でセクシーに踊ろうとしたけどできなかったのだとすんなり認めた上で、現場では音楽が一切流れておらず、スタッフが指を鳴らす音に合わせて踊り続けなければいけないのがとても難しかったのだと弁解しています。「君の名前で僕を呼んで」についてテレビ番組でインタビューに答えた際は、そのようすをスタジオで実演し、「やっぱり難しい」とお手上げして見せるおちゃめな一面も。
君の名前で僕を呼んでの感想をネタバレ!
Call me by your name (邦題:君の名前で僕を呼んで)
— りんちょす(👨🏻🎨) (@008TRE) August 7, 2018
-今までで1番好きな映画。
恋愛に性別は関係ない一方 同性愛が他人にはなかなか受け入れられないという、昔から社会の抱えるジレンマを2人の男の距離感で絶妙に描写してる。最高傑作。原作の小説も読んでほしい。https://t.co/JliQocvBTf
では、映画「君の名前で僕を読んで」にはどのような感想・レビューが寄せられているのでしょうか。SNS上の「君の名前で僕を読んで」の感想・レビューを参照しながら、ご紹介していきましょう。まずこちらは、同性愛者がなかなか受け入れられない社会を描いたという点を評価するレビュー。
「君の名前で僕を読んで」は北イタリアの田舎町、主人公家族が所有する別荘が舞台で、エリオとオリヴァーの恋も彼らだけの秘密のこととして進むために、同性愛者が世間的にどのような扱いを受けているかについてはラストまであまり触れられません。
しかし、映画「君の名前で僕を読んで」のラストでは、実はオリヴァーの家庭環境は同性愛者に対してきわめて厳しいものであり、ふたりの恋が、あの夏の別荘という限られた時間・空間でのみ許されるはかないものだったということが明らかになります。こうした題材は普遍的なものながら、エリオとオリヴァーというふたりの関係性の描き方の絶妙さ、演出のうまさをほめる感想・レビューも数多く見られます。
ラストまで突き詰めて考えるとシビアなテーマだけに、「君の名前で僕を読んで」はその描きかたが極めてうまいと評価するネタバレあらすじの感想・レビューも目立ちます。また別のレビューでは、「君の名前で僕を読んで」のラスト・結末などについてネタバレあらすじの評価がされています。
出典: https://8list.ph
「君の名前で僕を読んで」では、ラスト・結末まで分かりやすく男性の人物同士が結ばれたり、あるいはその憤りが激しく表現されたりはしません。
昨日『君の名前で僕を呼んで』を観て来ました
— BONO (@alternative_Q) May 4, 2018
あらすじ読んで、確実に私の好きなタイプの結末を迎える映画やんと期待して鑑賞
予想通りだった上、最後の二人に分かりやすいカタルシスを与えないあたり、むしろ温かな愛を感じるラストかと
川のように染み渡っていく痛みに耐えるエリオ、素晴らしかった
ラスト・結末でオリヴァーに真実を聞かされた後のエリオは、怒りを爆発させるでもなく、じっと言葉もなく暖炉の火を見つめ続けます。とあるレビューでは、このラスト・結末のシーンがすばらしいとする感想も。
全編にわたって芸術や詩的表現へのこだわりが見られる映画にふさわしいラスト・結末のシーンだ、と評価するレビューも見られました。
不評なネタバレ感想・レビューも
君の名前で僕を呼んでを見てきた。
— ぷにまる (@2525meron_toufu) July 3, 2018
ティモシー・シャラメが儚げで瑞々しく美しかった。年齢制限がなかったからと油断していたら、なかなか・・・
?と感じた所が多かったので原作を読んでから見た方が楽しめたのかな、と思う。音楽、風景、描写がとても綺麗。最後のエリオの涙、あのシーンが一番好き。
一方こちらは、ところどころにわかりにくいシーンがあったというネタバレあらすじのレビュー。映画「君の名前で僕を読んで」は言葉ではっきりと説明しない「比喩的な」描写が多く、そこを評価する感想・レビューも多くある半面、分かりづらかったとする感想・レビューもあります。「比喩的」な描写とは、例えば、エリオがオリヴァーとの行為を桃で疑似的に行うようなシーンです。
また、母がエリオに読み聞かせる「話すべきか、死ぬべきか」といった寓話で表現されるメッセージは、間接的なだけに、レビューでは評価できるという感想、評価できないという感想が分かれています。
君の名前で僕を呼んでの原作小説のラストは?映画と比較
映画「君の名前で僕を読んで」は、実はアンドレ・アシマンが2007年に発表した小説『Call Me by Your Name』が原作となっています。映画版と原作版の違いはいくつかありますが、まず大きな点は、映画版のラストでは原作の途中までのエピソードしか扱っていない点。原作のネタバレあらすじでは、主人公のエリオとオリヴァーとの関係が長い年月をかけてゆっくりと変化していく様子を描いています。
それに対し、尺が限られている映画版では、「ひと夏の恋」といったテーマとして上手く物語を昇華させています。小説と映画という表現方法の違いにより、映画化に当たってネタバレあらすじなどが変更されている点はいくつかあります。たとえば、原作はエリオの一人称で進むため、映画版よりもより深く人物の心情を知ることができます。
また原作は、物語を彩る重要な要素として「詩」を鍵になるアイテムとして扱っていますが、映画版では詩ではなく彫像がたびたび登場します。エリオの父であるパールマンの専門がギリシャ・ローマ考古学であることからも、「君の名前で僕を読んで」では古代ギリシャ・ローマ文明における「美」というものがひとつのテーマになっていることが分かります。
ギリシャ神話との関連性?
レビューの中には、ギリシャ神話に登場するナルキッソスのストーリーを取り上げているものもありました。ナルキッソスの物語とは、うつくしい少年の姿をした神ナルキッソスが、泉に映る自分の美しい姿に見惚れ、恋をするというお話です。「君の名前で僕を読んで」というタイトルは、こうした「美」と「自己愛」からきているのだと解説している感想も中にはあります。
「君の名前で僕を読んで」の脚本を担当したジェームズ・アイボリーは、第90回のアカデミー賞で脚色賞を受賞。脚本、演出などはもちろんのこと、キャスティングを含めた映画化に当たっての作品のさまざまな角度からの再構成が、ネタバレあらすじへのたいへんな評価につながりました。
映画の続編製作はあるのか?
なお、映画「君の名前で僕を読んで」は、原作小説の途中までしか取り扱っていません。ファンにとって何より気になるのは、エリオとオリヴァーのその後やラストが描かれることはあるのかどうか、ということです。原作のネタバレあらすじでは、15年後にエリオとオリヴァーが再会するようすが描かれていますが、映画のラストでは省かれることになりました。
ネタバレあらすじの感想やレビューでも、ふたりの再会が映画化されてほしいという声は多く見られます。監督のグァダニーノは、サンダンス映画祭のプレミア上映の段階で、ふたりに「この作品の更に先」があると思わせぶりなコメントを残していました。更に監督は、2020年には続編を作りたいと思っていると、明確に製作の意志があることを明かしています。
監督のコメントによれば、主役を演じるティモシー・シャラメとアーミー・ハマーの年齢に重ね合わせて、3年後には2作目の物語を準備したい、とのこと。またエリオのセクシャリティについては、「同性愛者にならなくても構わない」と気になるコメントを残しています。果たして本当に続編の製作に至るのか、ラストまでのネタバレあらすじが気になるところです。
君の名前で僕を呼んでのネタバレ情報まとめ
さて、ここまで話題の映画「君の名前で僕を読んで」ラストまでのネタバレあらすじ・感想・レビューについてなどまとめてきました。若者たちの儚いひと夏の恋を描いた映画「君の名前で僕を読んで」。同性愛というテーマながら、ラストまでのネタバレあらすじをみると、誰もが共感できるとの感想も多い本作。原作小説とあわせて鑑賞してみると、映画ならではの表現を改めて発見・堪能できます。
2020年には続編も製作されるか、と期待される映画「君の名前で僕を読んで」ですので、このラストまでのネタバレあらすじまとめを参考に、ぜひ今のうちに「君の名前で僕を呼んで」を鑑賞してみるのはいかがでしょうか。