恋は雨上がりのようにの実写版映画と原作との違いは?漫画の最終回と結末を比較

実写「恋は雨上がりのように」は2018年に公開された映画です。この映画の原作は、人気漫画である「恋は雨上がりのように」です。そこで、実写映画と原作の結末の違いを比較します!実写でしかできないような、疾走感のある演出や音楽などの映画だけでいしか出来ないような、独自の演出に注目です。気になる実際に映画を見た方の感想も紹介しています。原作ファンも映画ファンも、違いをぜひご覧ください。

恋は雨上がりのようにの実写版映画と原作との違いは?漫画の最終回と結末を比較のイメージ

目次

  1. 恋は雨上がりのようにの実写映画と原作を比較!最終回などの違いを調査
  2. 恋は雨上がりのようにの実写映画とは?
  3. 恋は雨上がりのように実写映画のキャストを紹介!
  4. 恋は雨上がりのように実写映画と原作の違いを紹介!
  5. 恋は雨上がりのように実写映画の感想を紹介!
  6. 恋は雨上がりのように実写映画の情報まとめ!

恋は雨上がりのようにの実写映画と原作を比較!最終回などの違いを調査

2018年5月25日に公開された映画「恋は雨上がりのように」。主演は小松菜奈さんと大泉洋さんです。この二人が出演するこの映画は、今人気漫画の漫画を原作としています。今年アニメ化までも果たした「恋は雨上がりのように」。

好きな原作である程、気になるのは原作との違いです。そこで、ここでは「恋は雨上がりのように」の映画と原作の結末の違いを徹底的に比較していきます。映画を見た人の気になる感想も一緒に紹介していきます。気になる方は、参考にしてみてくださいね。

映画『恋は雨上がりのように』公式サイト

恋は雨上がりのようにの実写映画とは?

「夢を失った17歳、夢を忘れた45歳。ふたり人生に雨上がりの中ー」というキャッチフレーズの元、2018年の5月25日に公開された実写映画です。恋愛映画としては異色の年の差大きくある作品ですが、実際にはどのような映画なのでしょうか。次からこの映画の概要を見ていきましょう。

人気恋愛漫画を実写映画化

この映画の原作は、眉月じゅん著「恋は雨上がりのように」です。この作品は「月刊!スピリッツ」で2014年に連載が開始されるやいなや、たちまち話題となりました。この作品はファンに愛され、「恋雨」と略されて多くの方に親しまれています。

登場人物の繊細な感情表現が高く評価され、数多くの賞を受賞しました。2015年度にはコミックナタリー大賞の第2位を、2018年1月には「小学館漫画賞」を受賞しました。その後「恋は雨上がりのように」は2018年1月にアニメ化を果たしました。

そして「恋は雨上がりのように」は惜しまれつつも、2018年に最終回を迎えました。その結末には、賛否両論色々と飛び交いました。しかし、それだけ話題になるという事は愛されている作品の証拠です。詳しいネタバレは、次の記事を参考にしてみて下さいね。

女子高生と中年男性の恋愛を描く

この映画はそのキャッチフレーズの通り、女子高生と中年の男性の恋愛を描いています。この映画のメガホンを取ったのは「世界から猫が消えたなら」や「帝一の國」を描いた永井聡監督です。原作の繊細な登場人物の心情の変化の描き方を活かしつつ、観る方の感動を誘うような作品に仕上げています。

さらに、そのキャストは若手の演技派女優である小松奈菜、多方面に渡って活躍をしている大泉洋が務めます。その他にも、若手からベテランまでの実力派キャストが花を添えます。では、この気になるキャストについて次の章から見ていきましょう。

Thumb恋は雨上がりのようにが完結!原作漫画の最終回の内容と感想は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

恋は雨上がりのように実写映画のキャストを紹介!

ここで、気になる「恋は雨上がりのように」のキャストを紹介していきます。誰もが見たことのある俳優さん、女優さんから今話題の方まで話題性も抜群のキャストとなっています。この記事では、恋は雨上がりのようにの主演の2人と有名な女優、俳優さんを主に紹介していきます。

橘あきら役/小松菜奈

恋は雨上がりのようにの主人公の1人である「橘あきら」を演じたのは、小松奈菜さんです。高校2年生のあきらは、かつて陸上部のエースでした。しかし怪我をきっかけに夢を諦め、陸上から遠ざかります。傷心のあきらは、たまたま入ったファミレスで店長の近藤と出会い恋に落ちます。

一方小松奈菜さんは映画「渇き。」で2014年に鮮烈なデビューを飾ります。その後2016年の「溺れるナイフ」で初主演を務めます。そして同年「沈黙 -サイレンス-」でハリウッド進出を果たすなど、これからの活躍も大注目の女優さんです。

近藤正己役/大泉洋

恋は雨上がりのようにのもう一人の主人公「近藤正巳」を演じたのは、大泉洋さんです。女子高生に好意を抱かれる近藤は、ファミレス「cafe-ガーデン-」の店長です。中年の子持ちバツイチで、いわゆる”冴えないオッサン”ですが、その性格は優しくて誠実です。

近藤を演じる大泉洋さんは、演劇ユニット「TEAM-NACKS」に所属している俳優さんです。2005年に「救命病棟24時」で初めて連ドラ出演を果たした後は、「探偵はBARにいるシリーズや「アイアムアヒーロー」などの数々の話題作に出演しています。

喜屋武はるか役/清野菜名

あきらの親友「喜屋武はるか」を演じたのは清野菜名さんです。あきらとは中学生時代からの付き合いで、陸上部のキャプテンです。誤解されやすいあきらには、大切な理解者の内の一人です。しかしあきらの怪我をきっかけに、あきらから少し距離を置くようになります。

清野菜名さんは、13歳からファッション誌「ピチレモン」の専属モデルとして芸能活動をしてきました。現在ではCMやドラマ、映画などその活動は多岐に渡ります。2017年にはドラマ「トットちゃん!」で黒柳徹子役を演じ、初主演を果たします。

倉田みずき役/山本舞香

あきらとは別の高校の陸上部員である「倉田みずき」を演じたのは、山本舞香さんです。みずきは他校の部員でありながら、試合で見たあきらの走る姿に心を打たれ、憧れを抱きます。京都からの転校生で感情が高ぶると、京都弁が出てしまします。

山本舞香は、広瀬すずや本田翼なども抜てきされたJRのスキーのCMで一躍有名になりました。2015年に、「南くんの恋人」シリーズ4作目「南くんの恋人~my little lover」で主要キャストとなりました。その後も「暗殺教室」など様々な映画やドラマに出演しています。

橘ともよ役/吉田羊

あきらの母親「橘ともよ」を演じたのは、実力派女優の吉田羊さんです。ともよは、あきらの父親に当たる人と離婚しており、女手ひとつであきらを育てています。漫画では何度も登場をしていますが、名前が判明していません。したがって「ともよ」は映画で付けられた、オリジナルの名前となっています。

一方、吉田羊さんは「映画 ビリギャル」や「嫌な女」など数々の作品に出演している女優さんです。2018年にも「コーヒーが冷めないうちに」や「母さんがどんなに僕を嫌いでも」に出演し、大きな存在感を醸し出しています。

九条ちひろ役/戸次重幸

九条ちひろは、大泉さん演じる近藤の友人であり売れっ子の小説家です。九条を演じるのは大泉洋さんと同じ劇団「TEAM-NACS」に所属する、俳優の戸次重幸さんです。九条は、近藤の相談に乗るくらい古き良き近藤の友人です。

ここまで、「恋は雨上がりのように」の映画のキャストの一部を紹介してきました。そこで次からは原作と映画との違いを比較しつつ、映画「恋は雨上がりのように」の内容を紹介していきます。映画「恋は雨上がりのように」の内容が気になる方に、必見の内容となっています。

恋は雨上がりのように実写映画と原作の違いを紹介!

キャストなどの「恋は雨上がりのように」の概要が分かったところで、映画と原作との違いを比較していきます。「恋は雨上がりのように」の映画と漫画の両方のネタバレを含みますので、どちらか片方の内容を知りたくない方は避けて下さい。

店長の雰囲気が違う!

先ほど述べたように、店長である近藤を演じたのは俳優の大泉洋さんです。大泉さんの演技のイメージは、とてもコミカルな印象である方が多いのではないでしょうか。一方店長の近藤のイメージは、大泉さんのイメージとは違い、優しくて落ち着いた印象です。

確かに実際に劇中の大泉さん演じる店長(近藤)は、原作と比べると違いを感じるかもしれません。しかし大泉さん演じる店長は親しみやすさを醸し出しながらも、軽薄な印象とはなっていません。ガンガン迫って来る女子高生に困惑しつつも、あきらを雑に扱わない様な分別があります。

大泉さんの近藤は原作をそのまま再現しているのではないため、原作の近藤と雰囲気に違いを感じる方が多かったのかも知れません。しかし大枠は近藤のままで、そこに大泉さんの持ち味を肉付けして生かすアプローチ方法を取っているのではないでしょうか。

独自のオープニング

原作である漫画「恋は雨上がりのように」は、そのまま映像化したところで見ている人に伝わりにくい表現の多い漫画です。そこで恋は雨上がりのようにを映画化する際には、映画独自の工夫が必要となって来ることが予想されていました。そして実際にも、映画の中にしかないようなシーンが追加されています。

中でも、オープニングの独自の演出は観客をグッと一気に引き付けるのに一役買っています。漫画やアニメは一話ずつ話が描かれているため、段々と観客の興味を引いて行くような構成です。一方映画は連続した時間、観客を縛り付けるため導入は重要です。では、映画のオープニングの内容を次から見ていきます。

まず主人公の内の1人であるあきらが、スタイリッシュな恰好をしている姿が映ります。そして同じバイト先である吉澤を軽くあしらって、颯爽と走り出します。あきらは校庭から全力で道路を駆け抜けて行きます。BGMには疾走感のある音楽が流れ、画面の端にはスタッフのクレジットが表示されます。

カーブを曲がる際には現実では出来ないようなスライディングを披露しますが、何となく映画の内容に引き付けられます。そして、あきらは遂に転んでしまいます。そこであきらは夢から覚め、現実ではバイト作の同僚吉澤が話しかけ続けています。

単に漫画をそのまま映画にしていくのでは、初めて「恋は雨上がりのように」を見た人には伝わりにくくなってしまします。しかし、本作は漫画「恋は雨上がりのように」をどう映画で表現するかを考え尽くされ、計算高く再構築されています。

そのような演出があることで、初めて恋は雨上がりのようにを見た方が楽しめるようになっています。一方、原作を知っているような方でも十分に楽しめる工夫もされています。では、その工夫とはどのようなものなのでしょうか。次から見ていきます。

映画独自のカット

既に「恋は雨上がりのように」を原作で読んでいて、知っている方でも楽しめるような工夫とは、どのような工夫なのでしょうか。それは、原作のシーンをそのまま映像化するような撮り方が極力抑えられていることです。

漫画を映像化する際にはありがちなトレースです。しかし既に話の内容を知っている方には、既視感のないような作品となっています。また映画独自のカメラワークも映画を印象付ける、大切な要素の内のひとつとなっています。

映画「恋は雨上がりのように」において、特徴的なのが登場人物などの対象物を長く映し続けている点です。長くワンカットを取って視線を表現したり、ワンシーンの中で演者を撮る距離だけを変えたりして見る人が飽きない様な映画独自の工夫をしています。

このように映画だけが成せる技であるカメラワークや尺の取り方を工夫するという技術を使い、映画だけができる生の人間である役者達のリアリティーさを生み出しているのです。そしてそのリアリティーさをスクリーンに映し出すことで、登場人物が生き生きとしている様を表現することができるのです。

結末が少し違う!

漫画の結末は先ほど紹介した記事にあるように、あきらと近藤が結ばれることはなかったため、バッドエンドではないかとネット上で炎上した程です。その内容を簡単にまとめると、あきらは近藤に思いをぶつけます。一方近藤はそれを愛おしく思いながらも、あきらに夢を追って欲しいと願っていました。そのため近藤はあきらから距離を取り、あきらにあるプレゼントを渡します。そしてそれと同時に、アルバイトのクビを宣言します。

再び陸上に専念して欲しい、という気持ちを受けたあきらは陸上に復帰します。そして炎天下の中、陸上の練習をするあきらは涼もうとしたとき近藤からのプレゼントを取り出します。その近藤からのプレゼントは、日傘でした。まだあきらは近藤が忘れられず、想いを寄せているのではないかと感じさせるような結末で、幕は閉じられます。

一方映画でも結論から言えば、二人が結ばれることはありませんでした。漫画と同様に近藤はあきらの不器用ながらも真っすぐな思いを受け止めつつも、その想いには答えませんでした。しかし映画では漫画と比べて、二人の今後に大きく期待の持てるような内容です。

漫画と同じように、あきらは陸上に復帰します。近藤だけでなく、同じ陸上部に所属していて親友のはるかの後押しによるものです。その陸上部での練習に熱中して、次第にあきらはバイトに顔を出さなくなっていくようになります。

そのような状況の中、河川敷で部員と共に走り込みをしていたあきらは、近藤の運転する車とすれ違います。するとお互いに足を止めて、お互いの近況を話し始めます。その表情は、お互いに晴れやかです。そしてあきらは再び近藤に対する思いが膨れ上がり、近藤に思いを伝えます。恥ずかしさからか、その視線は近藤の目を捉えることは出来ません。

そして緊張しながら「私たちって友達ですよね。友達ならメッセ(メッセージ、連絡手段のこと)とかすると思うんです。」と伝え、こう続けます。「私、店長とメッセしたい。」最後にあきらが大きく映し出され、主題歌「フロントメモリー」が流れ「恋は雨上がりのように」の映画は幕を閉じます。
 

このように映画は漫画よりも、ふたりが夢を叶えたとき今とは異なる関係になるのではないかと期待させるような結末となっています。連絡先を交換したことで、ふたりは付き合っているのではないかとも想像する人もいるようです。

恋は雨上がりのように実写映画の感想を紹介!

原作も気になった!

次に、気になる実際に映画を見た方たちの感想を紹介します。主にTwitterなどで多く見られた意見をまとめてチェックしてみましょう。まだ恋は雨上がりのようにの映画を見たことの無い方は、ぜひ参考にしてみてください。

脚本が良かった!

映画を見たことで初めて「恋は雨上がりのように」を知って、原作である漫画の方も気になった方も多いようです。漫画の方もきっちりと完結しているため、新たに漫画にも手を出しやすいのも魅力になっているようです。

特に多かった意見が、監督や脚本などのスタッフの方の良さです。映画として、しっかりと話を上手く表現できていて、原作のファンも初めての方も満足できるような作品であるようです。

感動した!

やはり恋は雨上がりのようにの映画の感想で、最も多く見られたのが「感動した」という意見です。あきらと近藤が結ばれることはありませんでした。しかし、近藤とおあきらがお互いに前に進んでいく姿に涙を誘われた方も多かったようです。

恋は雨上がりのように実写映画の情報まとめ!

ここまで映画「恋は雨上がりのように」の映画と原作の違いを比較していきました。既に公開が終了してしまっている映画ですが、11月21日にDVDとブルーレイが発売となります。

それには、映画「恋は雨上がりのように」撮影のメイキング映像やサイトで配信されたドラマ、原作者によるイラストなど貴重な映像がたくさん収められています。気になった方は、ブルーレイやDVDの方もぜひチェックしてみてください。

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