恋は雨上がりのようにが完結!原作漫画の最終回の内容と感想は?

「恋は雨上がりのように」が今年遂に完結しました。アニメ化、実写化と今大人気のこの漫画ですが、その最終回は物議をかもす物 でした。この記事では原作漫画の炎上した最終回の内容とその感想を紹介します!あまり「恋は雨上がりのように」を知らない人でも分かる様に最終回だけでなく、その前の話までもネタバレします。実は漫画とアニメの完結の仕方は異なります。そこで漫画とアニメとの最終回の違いも比較していきますので、アニメ派も漫画派も必見です!

恋は雨上がりのようにが完結!原作漫画の最終回の内容と感想は?のイメージ

目次

  1. 恋は雨上がりのようにが完結!漫画の最終回や感想を紹介
  2. 恋は雨上がりのようにが完結!漫画のあらすじを紹介
  3. 恋は雨上がりのようにの漫画の最終回の内容は?
  4. 恋は雨上がりのように完結で炎上?感想を紹介!
  5. 恋は雨上がりのようにのアニメはどう完結?漫画と比較!
  6. 恋は雨上がりのようにが完結!最終回の情報まとめ

恋は雨上がりのようにが完結!漫画の最終回や感想を紹介

今年実写化までを果たした大人気漫画「恋は雨上がりのように」。恋は雨上がりのようには多くのファンに惜しまれつつ、ビッグコミックスピリッツ16号にて完結を迎えました。この記事では最終回を迎えた「恋は雨上がりのように」の最終回のネタバレ、みんなの気になる感想を紹介致します!

恋は雨上がりのようにが完結!漫画のあらすじを紹介

「恋は雨上がりのように」が最終回を迎え、遂に完結しました。そこで、ここでは恋は雨上がりのようにの最終回の前までどのようなストーリーだったのかを詳しく紹介します。最終回までの恋は雨上がりのようにを忘れてしまったという方でも大丈夫です。一緒に振り返っていきましょう。

主人公は中年店長に恋するJK

恋は雨上がりのようにの主人公でありヒロインは、風見沢(かざみざわ)高校に通う17歳の「橘あきら」です。放課後はファミレスである「cafeレストランガーデン」元住吉店でアルバイトをする生活を送っています。普段から無意識で感情が表に出る事のなく、寡黙な性格です。周囲からは「睨んでいる」、「怒っている」などと誤解されがちですが、実は面倒見も良く優しいため後輩からも慕われています。

陸上部で短距離走のエースとして活躍していたあきらですが、1年生の秋頃に練習中に右足アキレス腱に大怪我を負ったことで、部活に出なくなります。失意の中立ち寄った「cafeガーデン」にて、店長である近藤との些細なやり取りに励まされたあきらは近藤に好意を抱きます。その後部活の練習をしなくなった代わりに、「cafeガーデン」でバイトを始めます。

もう1人の主人公はバツイチの45歳

あきらに恋のお相手であり「恋は雨上がりのように」のもうひとりの主人公は、あきらがバイトをしている「cafeガーデン」の店長を務めている「近藤正巳(まさみ)」。バツイチの45歳で、元妻との間に1人の息子がいます。お客さんにペコペコしてばかりで十円ハゲが出来てしまい部下からも頼りないと思われている、一言で言えば”冴えないオジサン”です。

「cafeガーデン」でバイトをする事で、どんどん店長(近藤)に惹かれていくあきら。一方で近藤はあきらのクールな態度を勘違いして、嫌われているのではないかと感じます。ある日、あきらはお客さんの忘れ物を届けるために走り、脚を痛めてしまいます。思わず座り込んだあきらを近藤は病院に連れて行き、後日以前脚に怪我をしていたことを知り、あきらのお見舞いに行きます。

1度目の告白!しかし

あきらの足の爪にしてあった赤いペディキュアを見た近藤は、怪我のせいではないかと勘違いして焦ってしまいます。それを見たあきらは思わず笑顔になります。

そして、そのまま感情が高ぶったあきらは近藤に告白をします。告白を受けた近藤は男性として好きとではなく、”人間的に好きである”と勘違いします。嫌われているのではないかと思っていた近藤は安堵しますが、あきらの本当の気持ちが伝わることはありませんでした。

今度こそ!2度目の告白

学校からの帰り、あきらは陸上部の後輩に指導を頼まれます。渋々後輩の走っている姿を見たあきらは、かつての姿と重ねてしまいその場を去ろうとします。呼び止められたあきらですが、突然悪くなった天気の中去って行きます。雨の中歩いていると過去を思い出し、思わず涙が溢れ出します。一方近藤は「cafeガーデン」の控室でタバコを吸っていたところ、向こうから歩いて来るあきらを見つけます。

驚いた近藤はあきらに店内に入る様に促しますが、あきらは「ああたのことが好きです。」とだけ告げて雨の中歩いて行きます。これは何かのドッキリではないかと動揺する近藤でしたが、返事を聞かせてくれとのあきらの一言で本気であったと知ります。近藤は年齢を気にして抵抗し、「もしデートしてごらんよ。きっと気持ち悪いよ。」と口を滑らせます。それを聞いたあきらは無理矢理デートの約束をします。

念願の年の差デート

何とか近藤とのデートの約束を取り付けたあきらでしたが、ひょんな事から「cafeガーデン」の同僚である大学生の加瀬亮介に近藤への好意がばれてしまいます。秘密にする代わりに加瀬とデートをする約束を取り付けます。2人で入った喫茶店で加瀬は近藤を侮辱し「君と店長(近藤)は上手くはいかない。」と告げ、あきらの頬にキスをして去っていきます。

近藤とのデートでどんどん思いを募らせていくあきら。そんなあきらの姿を見ていた近藤は、あきらとの恋に踏み出せないのは周囲の目だけではなく、何より自分が傷つきたくないのだと自覚します。

別れ際、あきらは近藤の頬にキスをしてから別れるという妄想をしますが、結局何もせずに帰路につきます。

すれ違う2人

ある日別の所に住んでいる近藤の息子の勇斗(ゆうと)が「cafeガーデン」を訪れます。しかし、近藤はこの日のシフトは入っていなかったため、あきらは勇斗を近藤の家まで送ることにします。家に着いた2人でしたが近藤は不在であったため、2人で部屋に入ります。そこには書きかけの原稿、沢山の小説がありました。あきらは近藤の知らない一面を知り、後日近藤に直接もっと知りたいと伝えます。

しかし近藤はあきらの気持ちには答えず、「君が俺の何を知ってるの。」とあきらを突き放してしまいます。その言葉にあきらは深く傷つきますが、近藤が風邪で休んだ時お見舞いに行くことにしました。台風の中近藤に家に行ったあきらは、近藤に自分の気持ちを伝えます。近藤はあきらが自分の事で深く傷つき、悩んでいる事を知ます。そして少しでもその不安を取り除いてあげたいと思い、思わずあきらを抱きしめます。

惹かれ合う2人

中々「友達」としてから距離を縮められないあきらと近藤。しびれを切らしたあきらは、本好きの友達と言う名目で古本市に誘い出します。近藤はあきらの事をすっかり忘れて本に夢中になってしまい、帰り際後悔をします。しかしあきらは「誰にでもそう言う物はあるから、それでもいいと思う。」と告げます。その言葉を近藤はあきらと別れた後も忘れらなくなります。

後日あきらが「cafeガーデン」で接客をしていると、他校の陸上部員である倉田みずきが訪れます。みずきもあきらと同じ短距離の選手で、尚且つあきらと同じアキレス腱断裂を経験していました。それをみずきは乗り越えて陸上競技に復帰していたため、あきらも出来ると説得をしようとします。しかし、それを受けてもあきらは競技の復帰という思いを抑えてリハビリをせず、代わりにアルバイトのシフトを今まで以上に増やします。

一方で近藤とあきらの距離が縮まらなかったが、息子の勇斗の誕生日を祝うなど2人きり以外で過ごす時間は増えていきました。勇斗やあきらの姿を見た近藤は、若さからか2人をとてもまぶしく感じます。

ある日、あきらの後輩が「cafeガーデン」にやってきます。あきらは平常通りに接客をしますが、近藤が見るとあきらの目はとても寂しそうに見えたため、接客を代わります。その目を見て近藤はあきらに惹かれているのを自覚します。

それぞれ変わっていく

後日、あきらは友達に誘われて全国高校駅伝競走大会を京都に見に行き、近藤にお土産としてつばめが書かれたしおりを渡します。それを見てたあきらは、「もし仲間と一緒に飛び立てなかったら、そのツバメはどうなるんだろう。」と近藤に聞くと、「飛び立てなかった理由が諦めだったとしたら、きっと毎日空を見上げることなるのだろう。」と答えました。

それはまるで今陸上を諦めたら、あきらは後悔すると言っているようでしたが、それは近藤自身のことでもあったのです。つまり近藤は今小説を書くのを諦めたら、後悔すると考えたのです。そして、近藤は徹夜で諦められない小説書き始めたのでした。

一方あきらは、医者からあるパンフレットを渡されます。それは、リハビリのパンフレットでした。そして「今から(リハビリを)始めれば、来年の春ごろには走れるようになる」と医者に告げられます。あきらは、そのことが頭を離れずにいるのでした。

そして1月1日。あきらは雪の降りしきる町を、どこかに向かって歩いていきます。その手には、近藤のために手編みで作ったマフラーの入った紙袋がありました。

ここまで、恋は雨上がりのようにの最終回の手前までのストーリーを紹介しました。あきらは無事にマフラーを渡せるのか、近藤との恋の行方はどうなったのでしょうか。次から恋は雨上がりのようにの最終回の内容を詳しく見ていきましょう。

恋は雨上がりのようにの漫画の最終回の内容は?

ここからはやっと、恋は雨上がりのようにの最終回の内容を紹介していきます。あきらと近藤の恋の行方はどうなっているのでしょうか。ふたりの行く先はどうなるのか、最後まで目の離せない展開です。

あきらが向かった先はもちろん

元旦から、あきらの向かった先はもちろん近藤の自宅です。タイミングが悪く近藤が出られなかったため、あきらはドアにマフラーの入った紙袋を掛けておきました。あきらからのメールに気付いた近藤は、あきらを追いかけて、家に招き入れます。このとき、近藤はもうこれきり彼女に会えなくなる予感を抱きます。

しかし、それきり特に何事もなく普段通りに過ごしているとすっかり日が暮れてしまいます。そこで近藤は、あきらを車で家まで送ってあげようとします。何となくそのまま帰るのが気が引けた近藤は、あきらを初詣に誘います。心の中で思わず喜んだあきらですが、その一挙一動を見て近藤の心はざわめきます。

そして、店長(近藤)の部屋に戻りましょ」と笑顔ではしゃぐ、あきらの腕を思わず掴んでしまいます。近藤は、はぐれそうだったからと言い訳をしますが、自分の中で湧き上がる恋愛感情が大きくなっていきます。そして同時に、自分の気持ちにけじめを付けようと決心します。

近藤の覚悟

自分の気持ちにけじめをつける決心をした近藤は、あきらに「橘さんはもう走らないの」と尋ねます。あきらはその言葉に激しく動揺します。その後近藤に車で送って行くよと言われても、「あたし帰りたくありません。」と大きな声で拒否をするのでした。

しかし、もう既に近藤の覚悟は決まっていました。そしてあきらにこう告げます。「あの部屋に戻っても、これ以上、俺が橘さんにできることは何もないよ。」そして「あの部屋で待ってるのは書きかけの原稿と使い古した万年筆。それ以外はなにもない」と決別の言葉を掛けます。

そして近藤は過去の自分と重ね合わせるかのように、こうあきらに尋ねます。「君にもあるんじゃないのか?待たせたままの季節の続きが。」少しの沈黙の後、あきらはようやく自分の「走りたい」という本心に気が付きます。

2人の「雨上がり」

すっかり夜も更けて、あきらは近藤の車で送って貰います。その車中うで近藤は「俺には文学を捨てる勇気がなかった。」と現在の自分を振り返ります。一方あきらは、「捨てなかった勇気じゃないんですか?」と前向きに受け取ります。

しかし近藤にとっては、あきらの前向きさはあまりに眩しく感じます。そして過去を振り返ることしか出来ないおっさん、未来だけを見つめる女子高生の2人の間に存在する深い溝を実感します。

思わず近藤は「俺はきっと一生今日のことは忘れないんだろうな」とつぶやきます。それに対して負けじと「あたしも忘れません」とあきらは答えます。それすらも愛おしく感じる近藤でしたが、完全に心が決まっている近藤は次のように優しく突き放します。

「橘さん(あきら)は忘れたっていいんだ。」そして別れ際に、息子のかけっこを手伝ってくれたお礼にと「日傘」をプレゼントします。それと共に、あきらのアルバイトのクビを宣告します。近藤はあきらに陸上部の部活に再び専念してほしかったからです。

あきらは意気消沈しながら帰宅します。行先を母親に聞かれたあきらは「雨宿りしてただけだよ。もう大丈夫。」と告げます。そこには完全に吹っ切れた顔で、夢に向かってひた走る少女の姿がありました。

陸上部に復帰

そして、あきらは遂に陸上部に復帰します。かつて疎遠になっていた部員とも再び仲良くなって、1年ぶりに県大会出場を果たします。しかし、怪我のこともあって不安になってしまいます。ネガティブなあきらが心の中で「あなたは過去の記録を追い越せない。」と言ってきます。

ただ、近藤と出会ってあきらは確実に成長していました。「このまま走らなくなってしまうことの方がもっと怖い。あの人だって同じはず」と跳ね除けます。そして、あきらは新記録を叩き出し県大会で優勝します。そこには笑顔で部員と抱き合う無邪気な少女がいました。

互いを思って

そのまま近藤とあきらがお互い出会うことはなく、それぞれの日常を送ります。近藤の頭の片隅には、いつもあきらがいて「彼女は僕を恨むだろうか。」と考えていました。

しかし、中年のオッサンと付き合うよりも、全力で後悔のない青春を過ごすことがあきらにとってはベストだと思い至ります。だから、むしろ恨まれてるぐらいでちょうどいいと。

一方で、あきらは炎天下で陸上部の練習に励んでいました。すっかり近藤のことを忘れてしまったのかなという様子です。しかしあまりの暑さに涼もうと練習を休もうとした時、彼女も全く近藤のことを忘れてはいないことが分かります。

あきらが取り出したのは、近藤から最後に貰った「日傘」でした。そして「彼女は恋をしていた。青い夏の、雨上がりの空に」と漫画は閉めくくられます。

恋は雨上がりのように完結で炎上?感想を紹介!

恋は雨上がりのようにが完結しましたが、その最終回を読んだ読書の中でも感想は賛否両論でした。ここでは、恋は雨上がりのようにの最終回の感想のごく一部を紹介していきます。

深かった!

最初に紹介する感想は、前向きな意見です。上で紹介した方以外にも、恋は雨上がりのようにに有名な文学と絡めていく展開に感動したという感想が多く見られました。実際に文学の世界も知っていると、また違った感想が得られるのかもしれません。

もやもやする!

次に紹介する感想は、否定的とは言えないけれどもマイナスな感想です。ラブストーリーだと思って読んでいたのに、2人はくっつかなかったのが残念という感想も多く見られました。そうかと言ってバッドエンドという訳ではなかったため、混乱する方も多かったようです。

恋は雨上がりのようにのアニメはどう完結?漫画と比較!

原作では賛否両論の感想でしたが、恋は雨上がりのようにのアニメの最終回はまた違ったものでした。では、恋は雨上がりのようにの漫画とアニメの完結の仕方を比較していきましょう。

恋は雨上がりのようにのアニメの最終話である12話は、アニメオリジナルの要素が強くて全く別物と考えた方が良いと思います。大筋では原作の流れを踏襲しています。しかしアニメでは、約束をキーワードにしています。

そしてお互いがその約束を果たすために、もう一度動き出すという内容になっています。アニメの恋は雨上がりのようにはスッキリとしていて、明るいラストシーンが2人の掛け合いで語られました。

あきらも近藤も前向きに自分と向き合った、ハッピーエンドとなっています。原作と比べたい方は、ぜひご覧下さい。原作ファンも文句なし、漫画よりも好きな完結だと言う感想があるくらいのハッピーエンドです。

恋は雨上がりのようにが完結!最終回の情報まとめ

以上恋は雨上がりのようにの最終話のあらすじ、感想などを紹介してきました。ふたりの恋が成就することは無かったものの、2人の関係は微妙に繋がったままで完結しました。お互いに未練があるため、あきらの高校卒業後どうなるのか気になる、という声も多くありました。

あきらが怪我をして人生に悩んでいた日々を「雨」だと仮定します。すると近藤と過ごした穏やかな日々は、あきらの言葉通りまさに「雨宿り」であったと考えられます。

一見するとバッドエンドのように見える恋は雨上がりのようにの最終回でしたが、含みの残る青春の甘酸っぱさを添えた終わり方であったのではないでしょうか。恋は雨上がりのように、アニメも漫画も必見の青春ストーリーです。

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