進撃の巨人のベルトルト・フーバーは超大型巨人の正体!最期はどうなった?

大人気漫画・進撃の巨人。その象徴ともいえる超大型巨人の正体が、ベルトルト・フーバーであることが判明しました。ここでは、そんなベルトルト・フーバーが正体を明かすまでの伏線を考察していきます。読み解くことで、『進撃の巨人』の面白さと奥深さがわかることでしょう。

進撃の巨人のベルトルト・フーバーは超大型巨人の正体!最期はどうなった?のイメージ

目次

  1. 『進撃の巨人』のベルトルト・フーバーはどんな人物?
  2. 『進撃の巨人』のベルトルト・フーバーの正体はいつ判明した?
  3. ベルトルト・フーバーの正体の伏線は『進撃の巨人』序盤にすでに表れていた
  4. 『進撃の巨人』ベルトルト・フーバーの無残な最期
  5. 『進撃の巨人』ベルトルト・フーバーの役割と正体
  6. 進撃の巨人:ライナーやアニとベルトルト・フーバーの関係性
  7. 進撃の巨人:ベルトルト・フーバーの最期はあっさりしていた
  8. これからも『進撃の巨人』から目を離せない!

『進撃の巨人』のベルトルト・フーバーはどんな人物?

『進撃の巨人』に登場するベルトルト・フーバー。登場した当初は、エレンの訓練生時代の同期生であり、調査兵団の仲間だったベルトルトですが、その正体は、『進撃の巨人』の象徴的存在であり、エレン・イェーガーたち壁のなかの人類共通の敵である、超大型巨人の正体であることが明かされました。

つまり、元はエレンたちの仲間でありながら、裏切り者ということになるのです。以下、進撃の巨人におけるベルトルトの人物面とその能力について詳しくまとめてみました。

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『進撃の巨人』のベルトルトは訓練生時代とても優秀だった!

進撃の巨人キャラのベルトルト・フーバーは、調査兵団時代はどういった兵士だったのでしょうか。ベルトルトの訓練生時代はミカサ・アッカーマン、ライナー・ブラウンに次ぐ三番の成績でした。なんと、主人公のエレン・イェーガーよりも上の成績だったのです(エレンは5番)。

そんなベルトルトへの訓練生時代の教官からの評価は、兵士として凡庸な素質を持つものの、主体性・積極性に欠けるというものでした。つまり、優秀な人物であるものの、自分から前に出るような人柄ではなかったことが明らかになっています。

ベルトルトの『進撃の巨人』作中トップの身長も伏線だったのか?

さらにベルトルトは、192㎝とかなりの長身である設定が公開されています。これは『進撃の巨人』の登場人物のなかでもトップクラスであり、104期生の中だけでなく、調査兵団団長のエルヴィン・スミスよりも高い身長となっています。この破格ともいえる高身長も、超大型巨人の正体の伏線であった可能性が高いといえるでしょう。

『進撃の巨人』のベルトルト・フーバーの正体はいつ判明した?

壁の中の人類と偽り、調査兵団にも潜入していたベルトルト・フーバー。では一体いつ、その正体(超大型巨人)が判明したのでしょうか。実は、進撃の巨人:物語中盤、単行本10巻にて正体が明かされる結果となりました。そのキッカケは、なんとベルトルトの仲間であり親友である、ライナー・ブラウンが自ら暴露したことによるのです。

ベルトルトの正体が判明した切欠1・女型巨人の捕獲

そもそも調査兵団の隊長エルヴィンは、早い段階で壁の中に裏切り者がいると予測を立てていました。その確証のなかった予測は、女型巨人の襲撃と捕獲によって、一気に現実味を帯びました。さらに女巨人と会敵し、生き残ったアルミンが、女型巨人とライナーが意思疎通をしていた事実にたどり着きます。この一連の流れによって、ライナーと女型巨人がグルであることが明らかになったのです。

ベルトルトの正体が判明した切欠2・ライナーの暴露

さらに物語は、獣の巨人率いる巨人がウォール・ローゼ内に突如現れ、壁内を襲撃したあとのことです。ウトガルド城跡の死闘のあと、命からがら生き延びた第104期生。そのなかには、コニーをかばって骨折したライナーと、ベルトルトの姿がありました。そのあと、同期生とは別行動をとっていたエレンに、ライナーが突然語り始めます。それは、自分が鎧の巨人であること、ベルトルトが超大型巨人であることです。

ベルトルトの正体が判明した切欠3・目の前で巨人化

それは、「進撃の巨人」を継承したエレンを、マーレ側へ引きこむための行動でした。しかし、エレンを味方に引き込めないと悟ると、ライナーは「戦士として覚悟を示す」として臨戦態勢へ。その様子を見たベルトルトもまた、ライナーに追随する形で超大型巨人に転化。ついに、エレンたちの目の前で正体を明かすのでした。このように、ベルトルトの正体は、ベルトルトの仲間であるライナーが自白する形で判明したのです。

ベルトルト・フーバーの正体の伏線は『進撃の巨人』序盤にすでに表れていた

『進撃の巨人』単行本10巻にて判明したベルトルト・フーバーの正体ですが、実はその伏線は物語序盤ですでに張られていました。それはエレン・イェーガーの訓練生時代の回想でのこと。エレンがウォール・マリア、シガンシナ地区であることが判明すると、巨人を見たことのない訓練生たちが集まり、巨人について問い詰めるシーンがあります。

『進撃の巨人』序盤で確認できるベルトルト・フーバーの伏線

このとき、エレンが超大型巨人について説明しているフキダシの後ろには、ベルトルトがいます。さらに、鎧の巨人について語られているときの背後にはライナーの影が。つまりこの時点で、ベルトルトが超大型巨人であり、鎧の巨人がライナーであることが示唆されているのです。このように、かなり早い段階ですでに、伏線が張られていたことがわかります。

『進撃の巨人』ベルトルト・フーバーの無残な最期

では、超大型巨人であり、壁のなかの人類の敵だったベルトルトは、一体どんな最期を迎えたのでしょうか。実は、その最期はあっけないものでした。ベルトルトは、巨人化の注射を打たれ、巨人化したアルミンによって捕食されたのです。

進撃の巨人:ベルトルトの最期~アルミンの巨人化

ウォール・マリア最終奪還作戦でのこと。ベルトルトは調査兵団と激闘を繰り広げましたが、アルミンの捨て身の作戦によってついに四肢を切られて捕獲されます。しかし戦いの代償は大きく、エルヴィンが致命傷を負い、アルミンは全身大やけどを負って虫の息でした。エレンやリヴァイたちは悩み抜いた末、瀕死のアルミンを救うべく、アルミンに巨人化の注射を打ちました。

進撃の巨人:ベルトルトの最期~誰にも助けられず捕食

ようやく目覚めたベルトルトでしたが、時すでに遅く、目の前には巨人化したアルミンの姿が。ベルトルトは危機を察し、ライナーやアニに助けを求めて叫ぶも、二人はこの場にはいません。四肢を切られたベルトルトは逃げることも出来ず、巨人化したアルミンに捕食されたのです。こうして、ベルトルトは死亡。長らくエレンたちを苦しめてきた超大型巨人・ベルトルトの最期は、このようにあっけないものでした。

『進撃の巨人』ベルトルト・フーバーの役割と正体

では、ベルトルトの目的は一体なんだったのでしょうか?実は、ベルトルト、アニ、ライナーは「マーレの民」と呼ばれる壁の外(壁の外にある国家の一つ)の人類であり戦士です。マーレの民は、エレンたち壁の中の人類「エルディア人」を悪魔の末裔と呼び、敵視していました。そのために、ベルトルトたち若い戦士に巨人の力を継承させ、壁の中に送りこんでいたのです。

進撃の巨人:壁の中に入りこんでからのベルトルトの行動は?

壁の中に送りこまれたのは、超大型巨人のベルトルト、鎧の巨人のライナー、女型の巨人のアニ、そして顎の巨人を継承した戦士マルセルでした。途中、マルセルがとある事情によって戦死したものの、残りの三人は壁の中に入りこむことに成功。目的どおり、ベルトルトとライナーは巨人へ変化し、ウォール・マリア、シガンシナ地区の壁を破壊したのでした。

進撃の巨人:ライナーやアニとベルトルト・フーバーの関係性

ではここで、ベルトルトとライナー、アニの関係性をおさらいします。三人はマーレの戦士という同僚でありますが、それ以上の結びつきがあったことが作中で度々語られています。

進撃の巨人:ベルトルトとライナーの関係性は?

まず、ベルトルトとライナーの関係性をおさらいしましょう。正体が明らかになる前から、同郷という設定でいた二人ですが、実際同じマーレの民同士、関係は良好のようです。むしろ単なる同士というだけでなく、仲間意識を超えた強い友情で結びつけられていたようです。

その親密さをして、ユミルに「同性にしか興味がないと思っていた」と軽口を叩かれるほどです。ライナーにアニが好きだったことを知られていたことからも、ベルトルトとライナーの間には仕事仲間を超えた固い友情があったようです。

進撃の巨人:ベルトルトとアニの関係性は?

ベルトルトとアニは同じマーレの民の戦士仲間でしたが、実はそれ以上の想いがありました。ベルトルトがアニに対して好意を寄せていたことが、ライナーによって暴露されています。しかし、告白することも出来ないうちに、アニは調査兵団に囚われ結晶化します。

告白することが出来なかったベルトルトですが、アルミンのブラフ(調査兵団が捕まえたアニにひどい拷問をしていたというウソ)に激昂するなど、アニを想う気持ちは強かった様子が見られます。しかし結局ベルトルトは死んで、アニに再会することはかないませんでした。

進撃の巨人:ベルトルト・フーバーの最期はあっさりしていた

『進撃の巨人』のベルトルト・フーバーの最期まで紹介しました。ベルトルトはその正体こそ驚異的な超大型巨人という存在でしたが、人柄は実に平凡で、どこにでもいる普通の少年でした。

むしろベルトルトは、「誰がすすんで人殺しなんてしたいと思うんだ!」と叫んだり、アニに恋したり、頼れるライナーに頼り切りになってしまったり、他のキャラクターたちよりも人間らしい性格でした。そのぶん、エレンたちの敵だったとはいえ、悲惨な最期には悲しみを誘います。

これからも『進撃の巨人』から目を離せない!

以上が進撃の巨人ベルトルトについてのまとめです。『進撃の巨人』は佳境に入り、それまで張られていた伏線が見事に回収され、結末へと向かっていっています。これからどんな結末を迎えるか、楽しみに待ちましょう!

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