ピクセルの吹き替え声優がひどい？キャストを一覧で紹介【渡辺直美・柳沢慎吾】

映画「ピクセル」の日本語吹き替え声優は、主役を柳沢慎吾さん、女子テニスプレイヤーの本人役を渡辺直美さんが務めることで話題になりました。しかし、その吹き替え声優がひどいという噂がネットやtwitter上でみられます。今回は、映画「ピクセル」の声優がひどいと言われる噂や原因を確かめていきましょう。

映画「ピクセル」はアメリカで2015年7月24日に、日本では2015年9月12日に公開されました。ハリウッド映画ですが、日本のゲームを題材にした映画です。監督はクリス・コロンバス氏です。クリス・コロンブス氏の代表作は、映画「グレムリン」「ホーム・アローン」シリーズ、「ハリー・ポッター」シリーズ、「ナイトミュージアム」シリーズ、「パーシー・ジャクソンンとオリンポスの神々」シリーズなどです。

登場するゲームキャラクターは、Qバート、パックマン、マリオ、ドンキーコング、スペースインベーダー、ギャンガ、テトリスなど多数です。このような、1980年代に世界中を夢中にさせた日本が誇る人気ゲームキャラクターに扮したエイリアンが地球を襲い、それを阻止するために80年代に子どもだったゲームオタクのおじさんたちが立ち上がるという物語です。

日本では映画自体よりも吹き替え声優のことが話題になり、その評価は分かれますが、海外でも映画「ピクセル」の評価は賛否両論あります。例えば「ゲームネタと映画ネタのギャグ満載で愛すべきバカ映画」という人もいれば、「ひどい！なにが面白いのかわからない」という人もいます。

ただ全体的に映画「ピクセル」の感想を見ていくと、80年代にゲームに熱中したファミコン世代はもちろん、ファミコンを知らない世代や小さなお子さんが観ても楽しめる作品なのだそうです。しかし、映画「ピクセル」の日本語版では残念なことに、日本語吹き替えがひどい？その原因は柳沢慎吾？という噂がネット上で見られます。今回はその真相を確かめていきます。

映画「ピクセル」の主なキャラクターや、吹き替え声優さんの情報をみていきます。ご紹介するのは、タレントから、主役の柳沢慎吾さん、渡辺直美さん、吹き替え経験十分な声優陣、木村雅史さん、本田貴子さん、かぬか光明さん、追加で発表された、人気ベテラン声優の神谷明さん、山寺宏一さんです。

映画「ピクセル」の主人公はサム・ブレナーという自称ゲームの達人です。子供の頃からの親友で現在は大統領をしているウィルに頼られて、ゲームのキャラクターの姿をしたエイリアンたちの地球侵略を阻止するために立ち上がります。サムは自称ゲームの達人なだけあって、敵のゲームキャラの行動パターンを完全に分析する能力に長けています。

サムの声優を担当するのは、柳沢慎吾さんです。柳沢慎吾さんはタレント・芸人、俳優として活躍しています。「あばよ！」というフレーズで大ブレイクし、人物模写や、高校野球やプロ野球ファンでひとり甲子園などの持ちネタがあります。俳優としても活躍中で、ときには主演も務めます。

代表作は、主演ドラマ「一休さん・喝！」やドラマ「ふぞろいの林檎たち」シリーズ、ドラマ「少女に何が起ったか」朝ドラ「はね駒」ドラマ「味いちもんめ」シリーズなどがあります。声優としては映画「ゲゲゲの鬼太郎」の一反木綿や「マダガスカル」のマーティ役を演じて高評価を得ています。

渡辺直美さんが声を担当するのは、女子テニスプレーヤーのセリーナ・ウィリアムズさん本人役です。エディというサムのライバルがサムに協力する対価として、セリーナさんとのデートを望みました。渡辺直美さんが演じるセリーナは、島を１つもらうことを条件にしぶしぶエディとデートしますが、エディがヒーローになると、手のひらを返し好意的になります。

セリーナの声を担当する渡辺直美さんは、タレント・芸人・女優・歌手などマルチに活躍中です。近年の渡辺直美さんはポップなメイクや衣装の自撮り写真をInstagramにアップして大人気になり「インスタの女王」と言われています。また、渡辺直美さんは女優としても、映画に出演したり、主演を務めたりと大活躍です。

渡辺直美さんの主演映画は2012年「SPOTLIGHT」2015年「五つ星ツーリスト THE MOVIE」です。今年2018年は「SUNNY 強い気持ち・強い愛」に出演しています。渡辺直美さんは声優としても活躍し、「ナイト・ミュージアム/エジプト王の秘密」や「きかんしゃトーマス 走れ! 世界のなかまたち」などです。また、渡辺直美さんは今年2018年「リメンバー・ミー」の情熱的な芸術家の吹き替えに挑戦し、話題になりました。

柳沢慎吾さんが声を担当するサムの幼馴染で親友のウィル・クーパーは、アメリカ大統領で地球侵略の危機にサムを頼ります。歴代大統領の中で最もバカにされ、支持率が低い彼ですが、サムを通して地球の危機を救ったことで、国民に信頼されるようになりました。このウィル役のケヴィン・ジェームズ さんの吹き替えを担当するのは、声優の木村雅史さんです。木村雅史さんの代表作は、「とある魔術の禁書目録Ⅱ」のローマ教皇です。

吹き替えの実績を見ると、担当俳優がウィニー・ジョーンズ、ジョン・リス＝デイヴィス、ディーン・ノリス、フォレスト・ウィテカーです。特に「トワイライト・ゾーン」では主役のホストの吹き替えを担当しています。他にもアニメ、洋画の吹き替えなど実績多数の声優さんです。

ヒロイン、ヴァイオレット・ヴァン・パッテンは、アメリカ軍の中佐で息子が一人います。サムとは初め、そりが合わななかったが、行動を共にするうちに信頼しあえるパートナーとなる。ヴァイオレット役のミシェル・モナハンさんの声を担当するのは、声優の本田貴子さんです。主な出演作は「とっとこハム太郎」のっぽくん、「BLEACH」花刈ジン太、「アイアンマン」田中千佳などです。

吹き替えの実績を見ると、担当女優にアンジェリーナ・ジョリー、エリザベス・バンクス、クリスタナ・ローケン、クレア・デュヴァル、ケリー・チャン、コビー・スマルダーズ、など他多数です。中でも「スパイダーマン２」「スパイダーマン3」でエリザベス・バンクスが演じたベティ・ブラントの声も担当しています。アニメだけでなく、洋画の吹き替え経験が豊かな声優さんです。

サムとウィルの幼馴染で親友のラドロー・レイモンソフは、世界大会で優勝するほどのゲーマーです。地球の危機を救うためにサムと共に戦い、終盤に敵が姿を変えたレディ・リサと結婚しました。アニメ「蒼天の拳」シャムラ、吹き替え「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」プランシェ（テレ朝版）、「遊星からの物体X ファーストコンタクト」カール、最近では「オーシャンズ8」ジョン・フレイジャーなど多数です。

主役のサムのライバル、エディ・プラントは、ゲームの世界大会でサムを負かし世界チャンピオンになりました。刑務所に収監されていたが、釈放することを条件にサムに協力し、地球を救うチームのエースとして活躍しました。その声を担当するのは、ベテラン声優の神谷明さんです。今回の映画「ピクセル」では、子供時代のエディの声も兼任しており、さすが大御所声優だと、その安定の演技が好評です。

吹き替えの担当俳優はピアース・ブロスナンで、このほかにも、多数の洋画の吹き替えを務めている経験を豊富な声優さんです。また、神谷明さんは数々のアニメ作品に出演していますが、いくつか挙げると、「名探偵コナン」初代毛利小五郎、「北斗の拳」ケンシロウ、「キン肉マン」キン肉マン、「シティーハンター」冴羽獠、「うる星やつら」面堂終太郎、ディズニー「アラジン」イアーゴなどです。

マックス・ヘッドルームは、地球を侵略しに来たヴォルーラ星人のボス、日本語吹き替え版では「宇宙人マックス」です。吹き替え声優はベテランの山寺宏一さんです。また、山寺宏一さんは吹き替え経験豊富で、アダム・サンドラー、ヴォル・キルマー、ウィル・スミス、ウェル・フェレル、ウェズリー・スナイプス、エディ・マフィ、ウディ・ハレルソンなど多数の俳優を担当しています。

他にも山寺宏一さんは、有名なアニメでも活躍しています。ディズニーアニメ「アラジン」ジーニー、「アンパンマン」チーズ、「ルパン三世」銭形警部、「ドラゴンボール」ビルス、「らんま1/2」響良牙、「ヤッターマン」ヤッターメカ／ナレーションなど多くのキャラクターの声を担当し、実績のある声優さんです。

ここまで、映画「ピクセル」のキャラや吹き替え声優をご紹介してきました。ここでは、映画「ピクセル」の日本語吹き替え版がひどいと言われる噂の原因をみていきます。

映画「ピクセル」の日本語吹き替え版がひどいと言われています。ネット上では「日本語吹き替え版にはかなりがっかりした」「字幕版のほうが感動した」などです。その原因の一つは、主役のサムの声を担当している柳沢慎吾さんだという声が多数挙がっています。「下手」「ただ読んでいるだけのセリフに聞こえる」「ギャグのシーンなのに、主役を演じるアダム・サンドラーがすべっているみたいで可哀想に見えた」などです。

Yahoo知恵袋でも、柳沢慎吾さんの吹き替えに違和感を感じた人が、他の人の意見や感想を募っていたそうです。しかし、映画「ピクセル」の各国の吹き替え声優はアメリカの制作元からチェックを受けるそうなのですが、本国からは評価が高かったそうです。

また、後程ご紹介しますが、柳沢慎吾さんの吹き替えについて「良かった」と言う人もいます。人の主観なので、いろいろな意見の人がいるようです。なにかと話題になる柳沢慎吾さんの吹き替えですが、ひどいという人、良かったという人、賛否両論存在しているようです。

柳沢慎吾さんはハリウッド映画の実写吹き替えは初で、主役サムの声を担当することが決まり、喜んだらしいのですが、いざ本格的に収録を始めてみると、3日間、朝から7時間ぶっ通しで扁桃腺が腫れ、声がカラカラになってしまったそうです。柳沢慎吾さんの吹き替えに対する批判の中には、「声がガラガラだった」「声量がない」など言うのものもあったのは、こういうのも関係しているかもしれません。

本職の声優さんなら、上手く乗り切っていくのでしょうが、初めての主役の長い収録量に戸惑ってしまったようです。柳沢慎吾さん本人も「やっぱり実写ならではの抑えた演技は難しい」や、ディレクターさんに「もっとゆとりをもって」と注意されたことを明かしています。また、「どうしてもオーバーな演技になってしまう」と自身の演技を反省しているようです。

柳沢慎吾さんは1991-1992年に初めて、映画「ウルトラマンG」チャールズ・モルガン隊員（ロイド・モリス）役の吹き替えを経験しました。その後、2005-2012年にアニメ映画「マダガスカル」シリーズ、マーティ（声：クリス・ロック）役の吹き替え、今回の2015年映画「ピクセル」の後に、2017年「猿の惑星：聖戦記」バッド・エイプ（スティーヴ・ザーン）役の吹き替えなどを務めています。

中でも、好評だったのは「マダガスカル」で演じたシマウマのマーティです。ハマり役だと絶賛され「シマウマに慎吾ちゃんが降臨してる！」とまで言われ、絶賛されています。他にも2007年映画「ゲゲゲの鬼太郎」で一反木綿の声を担当し、その演技力が高く評価されました。

映画「ピクセル」は、一風変わったストーリーなだけに、「今年観た映画で最悪」「コメディシーンがドライでつまらない」「観ていて苦痛。作品の方向性は良いのだから、もっと良い作品のに出来たのでは？」「アダム・サンドラーは観ているこちらが恥ずかしくなる感じ」「キャストたちが内輪で盛り上がっているようにしか見えない」等と批判が挙がっています。

日本では吹き替え声優、特にサム役のアダム・サンドラーの声を担当した柳沢慎吾さんがひどいと言われ、映画「ピクセル」を観るなら、字幕版の方がオススメと言われています。しかし、オリジナル版でも、つまらない、アダム・サンドラーがサムイ、ジョークがお粗末すぎるなど色々言われているので、映画「ピクセル」を観たときに満足できないのは、吹き替え声優だけでなく、映画自体にも責任があるのかもしれません。

しかし、海外でも映画「ピクセル」についての感想は、批判ばかりではありません。「とても楽しい映画だった」「辛辣な批判に惑わされないでほしい」「楽しい時間を過ごせ、とても気に入った」「なんで低評価なのかわからない」「家族で観れてファミコン世代はノスタルジアに浸れる良い映画」という人のもいて、映画「ピクセル」を肯定的に楽しんだという人も多いです。中には絶賛している人もいます。

ここまで、映画「ピクセル」の吹き替え版声優がひどいと言われる原因を調べてきました。そして原因は柳沢慎吾さんがにあると言われていることをご紹介しました。しかし、柳沢慎吾さんがは実写映画の吹き替えは今回の映画「ピクセル」が初めてでしたが、他作品で声優経験があり、好評だった作品もありました。

また、海外の映画「ピクセル」の本家に対する批判や肯定的な意見もご紹介してきました。映画「ピクセル」の内容についても賛否両論あり、その中には、映画の内容や主役のアダム・サンドラーを批判するものもありました。日本では、吹き替え声優がひどい？ということばかり注目されているようです。

しかし、映画「ピクセル」に満足できないのは、吹き替え声優ばかりの責任ではなく、映画の内容やオリジナル自体にも原因があるのかもしれません。映画「ピクセル」を観た人の肯定的な意見の中には、そういった批判は気にせず、映画「ピクセル」を楽しんでほしいと言う声もありました。こういった声もあるので、興味がある方は見てみれば、意外にも楽しめるかもしれません。

映画「ピクセル」の世界観をイメージして、いずれの曲も80年代に世界的に大人気だったファミコンがテーマとなっています。上の画像は、映画「ピクセル」の日本語吹き替え版の主題歌を担当した三戸なつみさんです。

映画「ピクセル」の日本語吹き替え版の主題歌は「8ビットボール」です。歌っているのは三戸なつみさん、作詞作曲は中田ヤスタカさんです。「8ビット」とは、ファミコンのビット数と同じで、ファミコン世代には「懐かしい！」、そのほかの世代にも楽しい気分になれる曲だと絶賛されています。

一方、本家アメリカの映画「ピクセル」オリジナル版では、ワカ・フロッカ・フレイムさんの「Game On (feat.Good Charlotte)」です。日本語吹き替え版の「8ビットボール」と比べ、比較的ゲーム要素が薄めで、アメリカらしいカッコイイ曲だと言われていますが、曲の途中でファミコンの効果音が聞こえてくるところが、いいアクセントだと
評判です。

ここまで映画「ピクセル」のキャラクターや、柳沢慎吾さんがや渡辺直美さんなど吹き替え声優、主題歌、さらには吹き替え声優がひどいと言われる原因についてご紹介してきました。ここでは、映画「ピクセル」の評価をtwitterから感想を拾ってきて、みていきます。

こちらのツイートは、映画「ピクセル」の吹き替えは本職の声優さんがやるのを期待していたのに残念という意味かなと思われます。今回の映画「ピクセル」では、タレントから、柳沢慎吾と渡辺直美さんが声優として出演されていました。この映画に限らず、他の洋画の吹き替えでも、やはりタレント声優さんより、本職の声優さんがやってほしい、と言う意見は一定数みられます。

こちらのツイートも柳沢慎吾さんの吹き替えに対する批判です。決して柳沢慎吾さんのアンチというわけではないのですが、洋画を純粋に楽しみたい気持ちから、やはり吹き替えには、慣れた本職の声優さんを望むという意見です。この方がリツイートしたつぶやきも切実な洋画ファンの意見となっています。

こちらは少し厳しいツイートです。起用理由に疑問を抱くほど、声質が悪かったという感想です。前述したように、初の主役の台詞量の凄まじさに扁桃腺が腫れ、声質に影響が出たのでしょう。ただ、本職の声優さんなら、慣れており、対処の仕方もご存じでしょうから、主役は本職の声優さんがやってほしいと言う人が多いのかもしれません。

こちらは映画「ピクセル」吹き替え版に対してのポジティブな感想です。映画「ピクセル」のコミカルな展開を楽しめたと満足し、ひどいと批判されがちな吹き替え声優、柳沢慎吾さんのサム役も良かったという感想です。今までのネット上やツイッター上の意見と正反対に、すべて肯定的に楽しんだ方もいるようです。
 

こちらは柳沢慎吾さんと神谷明さんに対しての絶賛ツイートです。批判派からはひどい、下手と言われる柳沢慎吾さんですが、否定的な意見の多かった声質が、逆に低音ボイスでとても良かったと感じる人も少なからずいるようです。一方、神谷明さんの大御所声優としての光る演技は絶賛する方が多く、安定の実力だと称賛されています。

こちらは、柳沢慎吾さんの演技が絶妙だと評価されています。声優さんぽくないところを逆に気に入っている人も一定数いるそうです。一方、大御所声優の神谷明さんをはじめ、木村雅史さんやかぬか光明さんなど本職の声優さんたちもその活躍が高い評価を得ています。

ツイッター上の意見をまとめると、主役級の声優はタレントではなく本職の声優さんが良かったという意見や、柳沢慎吾さんの声質がひどいという批判などがありました。一方で、柳沢慎吾の本職の声優さんっぽくないところや批判されがちな声質が逆に良いと感じる人、もちろん本職の声優たちもとても良かったと言う声など、映画「ピクセル」の声優に対してのツイートを集めると、賛否両論ありました。

いかがでしたか？柳沢慎吾さんと渡辺直美さんが吹き替え声優をすることで話題になった映画「ピクセル」、そのキャラクターや声優さんにたちについてご紹介し、その上で声優がひどいという噂やその原因について調べてきました。そしてその原因として主役を演じた柳沢慎吾さんの吹き替えがひどいと批判されていることが分かりました。そこで、ネット上やTwitter上の意見をみていきました。

ネット上では、批判されがちな柳沢慎吾さんの吹き替えでしたが、Twitter上では洋画の吹き替えのタレント起用や声質を批判するツイートがある一方で、逆に柳沢慎吾さんの声や演技が良かったというツイートもありました。結局、映画「ピクセル」の声優がひどいと言われる原因についてみてきましたが、映画「ピクセル」自体についても、吹き替え声優、特に柳沢慎吾さんについても、賛否両論あることが分かりました。