映画いぬやしきのラストが衝撃的?結末や見どころなどネタバレまとめ

奥浩哉さんが原作の漫画、「いぬやしき」が実写映画化されています。監督は佐藤信介さんです。ラストの衝撃も相まってとても評価の高い映画になっています。「いぬやしき」の主演は、とんねるずの木梨憲武さんと、映画俳優としても数多くの作品に出演している、俳優の佐藤健さんです。今回はこの「いぬやしき」を、ネタバレを含んだあらすじをたどりながらラストの紹介まで行っていきます。

映画いぬやしきのラストが衝撃的?結末や見どころなどネタバレまとめのイメージ

目次

  1. 映画いぬやしきのラストとは?結末や見所などもネタバレ紹介!
  2. 映画いぬやしきのあらすじをネタバレ紹介!
  3. 映画いぬやしきのラストをネタバレ紹介!結末が衝撃的?
  4. 映画いぬやしきの見どころとは?
  5. 映画いぬやしきをラストまで見た人の感想を紹介!
  6. 映画いぬやしきのラストについてまとめ!

映画いぬやしきのラストとは?結末や見所などもネタバレ紹介!

映画「いぬやしき」は2018年に公開された、同名の漫画が原作になっている作品です。監督の佐藤信介さんはCGを多用した演出を多く使用する方で、その迫力や驚きの結末が評価されています。『第36回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭』で、インターナショナルコンペディション部門のグランプリにあたる、ゴールデン・レイヴン賞を受賞しています。

今回の記事では、そんな迫力のCG映画、俳優も迫真の演技をされていて、結末を観たら衝撃を受けること間違いなしの「いぬやしき」のあらすじを、ネタバレを含みながら結末まで一気にご紹介していきます。

映画『いぬやしき』公式サイト

映画いぬやしきのあらすじをネタバレ紹介!

物語の軸になる人物は?

まず、「いぬやしき」の登場人物として描かれる人物が2人います。基本的にこの「いぬやしき」は、2人の人物によって描かれる映画です。キャッチコピーにも「ジジイVS高校生」などと書かれてもいるように、主役は目立たないおじさんと、高校生です。この2人がどう変化していくのかも「いぬやしき」のあらすじ、見どころになっています。

主役の2人は「犬屋敷 壱郎(いぬやしき いちろう)」と「獅子神 皓(ししがみ ひろ)」の2人。「いぬやしき」ではこの2人が壮絶なバトルを繰り広げながら織り成していくあらすじになっています。犬屋敷は58歳のサラリーマン。とても温厚で内向的な性格。麻里と剛史という子供もいます。獅子神はとても気の優しい人間です。この二人がどう変わっていくのか、結末はどうなっていくのか、解説していきます。

序盤のあらすじ、物語の始まりは?

「いぬやしき」の特徴である機械の体を駆使した派手な2人のバトルですが、もちろん最初からこの体なわけではありません。2人がこの体になったきっかけは、宇宙人です。宇宙人が事故で地球に不時着。その時に近くにいた2人が運悪く事故に巻き込まれてしまうのです。

宇宙人が起こした事故で地球人が死んでしまうことは許されない行為のようで、事故を起こした宇宙人は2人が死んでしまう前に蘇生させようと試みます。その際行った手術により、2人の体は機械化されてしまうというのが序盤のあらすじになっています。

体の異変に気付く二人

最初は宇宙人の手術により機械化されていることは知らない二人ですが、あることがきっかけでその事実を知ることになります。それは、「のどが渇く」ということです。機械化された体のエネルギーになるのは水のようで、とてものどが渇くようになることを異変として気づくのです。

異変に気付いた犬屋敷が部屋に戻って自分の体を見てみると、体の一部に固いところがあり、そこを押してみると、体が割れて中から機械のパーツが飛び出してくるのです。ここで犬屋敷は58歳とは思えない身体能力を得ていること、抱えていたガンという大病も体から消えていることもわかりました。そして、犬屋敷の手には治癒能力も備わっていたのです。

相反する2人の道

一方の獅子神は、治癒能力などを使うことは考えず、全く別の方向に力を使います。幼馴染である安堂直行(チョッコー)の家に行き、自慢するように「面白い物を見せてあげる」というとベランダから指鉄砲の形を作り、飛んでいる鳩に向かって「バン!」と一言言い放ち、撃ち落としてしまいます。機械の体は、治癒能力だけではなく、攻撃する手段も持ち合わせていたのです。

病気の子供を治療したり、動物のけがを治して歩くことで生きる意味を見出していた犬屋敷と、破壊衝動にとらわれてしまった獅子神。相反する感情、気持ちを抱いていた二人は、最初は存在を知らない同士だったのですが、強大な力を持っている二人はやがて引き合うように出会ってしまうのです。

犬屋敷は、獅子神の行為をやめさせようと獅子神の前に立ちはだかり、獅子神は犬屋敷の存在が邪魔と感じ、犬屋敷を壊そうとします。ここで2人が顔を合わせるのです。

ラストに向かい、争う2人

あらゆるものを破壊することに喜びを感じ、使命とさえ考えていた獅子神は、新宿駅東口のモニターを乗っ取り、モニター越しに通行人を次々に殺害していきます。そんな凶行に出た獅子神を止めるため、犬屋敷も新宿に向かいます。インターネットをハッキングした犬屋敷は、モニターがある機械を捨てるように呼びかけ、獅子神の攻撃を受けないようにと促します。

いよいよ物語もラストに差し掛かり、犬屋敷の行為を邪魔に思った獅子神と直接対決になります。動力になる水を犬屋敷が飲もうとしたところ、それを獅子神が奪い、一気に飲み干してしまいます。水分をとってパワーアップした獅子神が攻撃を仕掛けていきます。戦うことに慣れていない犬屋敷は一気にピンチになってしまいます。しかも運の悪いことに、その場所には娘の麻里もいたのです。

しかし、ここで獅子神の体に異変が起こります。突然不具合を起こし、体が動かなくなってしまうのです。理由は先ほど飲んだ水にありました。あの水には塩が混ぜてあったのです。水が動力とはいえ、機械の体です。塩分を含んだ水では機械の体は不具合を起こしてしまいます。

衝撃のラスト!二人の最後は?

獅子神の体が動かなくなっている間に娘の麻里を救出し、治癒しているところでしたが、時間がたつと獅子神が持ち直し、再び犬屋敷を襲撃に飛来してきます。が、犬屋敷はその勢いを使いこぶしを突き立てます。獅子神は犬屋敷の体が貫通し、破壊されるのでした。

数日後、犬屋敷家のテレビにニュースが流れ、獅子神の遺体が発見されたことを知ります。それを見る獅子神の姿は、いつもの通り肩身の狭いお父さんの風貌でしたが、活躍を知っている娘だけは、どこか優しい目で犬屋敷を見つめていました。

以上が「いぬやしき」のあらすじです。最後の方までネタバレをしていましたが、結末としてはハッピーなのか、バッドエンドなのか、色々な感想や意見などがネット上では飛び交っていました。

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映画いぬやしきのラストをネタバレ紹介!結末が衝撃的?

さらに描かれるラストのあらすじ

映画「いぬやしき」のあらすじは上記の流れで完結し、スタッフロールが流れます。しかし、その後のエンドシーンに衝撃の映像が流れるのです。場面は、獅子神の幼馴染、安藤直行(チョッコー)の家になります。

チョッコーが自分の部屋に入ると、目に飛び込んできたのは死んだはずの獅子神の姿がありました。ニュースで死んだことを知っているチョッコーは戸惑いながらも、獅子神に「ゲームする?」と聞きます。それに対して「お前は変わらないな」と獅子神がつぶやきます。

そんな話をしながらチョッコーが観ていたパソコンの画面から獅子神のいた方向へ顔を向けると、もうそこには獅子神の姿はなく、ベランダへの窓が開いているだけでした。ここで映画「いぬやしき」のすべての映像が終了になるのです。

こんな含みのある終わり方をした映画「いぬやしき」ですが、この結末を見た視聴者からは「まさかここで終わりじゃなく、いぬやしき2、いぬやしき3のように続編があるのでは?」という声がとても多く上がっています。

原作との違い?地球を守る活躍も?

映画1本の時間だけではあの結末で締めるのばベストと言われている映画「いぬやしき」ですが、原作と映画ではシーンの違いや結末の違いなど、あらすじをはじめ異なる点が多くあります。

まずは結末の部分です。映画「いぬやしき」のあらすじでは犬屋敷と獅子神の直接対決でラストを飾りましたが、漫画版ではまだあらすじが続いており、なんとその結末は、地球に衝突しようとする隕石を取り除くというあらすじが描かれているのです。

今回は映画「いぬやしき」の結末、あらすじのネタバレ記事になりますので漫画「いぬやしき」のネタバレやあらすじ、結末は多くは書きませんが、世界規模で活躍する犬屋敷がどうなっていくのか、興味のある方は漫画の方の「いぬやしき」も目を通してみてください。

映画いぬやしきの見どころとは?

主役だけじゃない!いぬやしきの豪華な俳優陣

主役の犬屋敷壱郎(いぬやしきいちろう)は、とんねるずの木梨憲武さんが演じる「いぬやしき」の主役になります。冴えないサラリーマンで、職場にも家庭にも居場所がない、肩身の狭い生活を送っています。また、からだもガンにむしばまれており、先がないと感じながら覇気のない毎日を送っていました。

映画「いぬやしき」2人目の主役が、佐藤健さんが演じる獅子神皓(ししがみひろ)です。宇宙人の手術によって得た特殊能力を使って、その力に酔いしれながら最終的には殺人を繰り返す高校生です。身近な人間には優しい反面、他人には何も感じないという二面性も持ち合わせており、どこか冷たい印象を持たれる子供の役です。

実は、佐藤健さんはこの「いぬやしき」で自身が初めてとなる悪役キャラの役柄を演じられたそうです。これに対しても佐藤さんのファンからは「意外性があってかっこよかった」「違った魅力があった」と、コメントや感想が寄せられていました。

そのほか、「いぬやしき」には主役だけではなく周りのキャラクターももれなく演技派俳優が起用されており、獅子神の幼馴染役の安堂直行(チョッコー)は、本郷奏多さんが演じられています。獅子神の理解者として連れ添ってきましたが、豹変した獅子神についていけず、疎遠になっていく感情も丁寧に演じられていました。

獅子神のクラスメイトで獅子神に好意を寄せる渡辺しおん役としては二階堂ふみさんが演じ、獅子神の母である獅子神優子役としては斉藤由貴さんが演じています。実は、獅子神優子という名前ですが、漫画版「いぬやしき」では明かされていなかったようです。映画版「いぬやしき」が逆にネタバレした形になっています。

CGがすごい!

映画「いぬやしき」の特徴として、迫力満点のCGがふんだんに使われていることも話題になっています。これは佐藤信介さんが監督になった時点でとても期待されていたものでした。というのも、佐藤監督は以前「GANTZ」の映画も監督を務められており、それも迫力のCGが多用されていて、話題になっていたからです。

親子愛も含んだテーマ性?

映画「いぬやしき」では少しだけ描かれていた部分になりますが、犬屋敷家の家庭は冷めきっており、いわゆる家庭内別居のような状態でした。子供からは煙たがられ、妻とはまともに会話もないような、切ない毎日を過ごしていました。

ですが、機械の体を手に入れた犬屋敷は、人を救うことに喜びを感じ、奇跡の男として有名になり、最終的には獅子神を破壊して世界を救う、というヒーローさながらの活躍をすることによって多少家族からの見られ方も変わったのでは?と言われています。

それが、先のあらすじでも述べたように、麻里の感情に関するような描写があったことです。冷たい目でしか父を観ていなかった麻里がラストでは優しい目を向けていたり、原作では隕石から世界を救い、家族関係が良好になる結末も書かれているのです。

このように、「いぬやしき」には家族、親子愛を含んだメッセージ性も書かれています。ネタバレ的に書いていますが、ハッピーエンドだったと評価する視聴者の中には、このような点もプラスにとらえてみていることがハッピーエンドという感想に至ったのだろうといわれています。

映画いぬやしきをラストまで見た人の感想を紹介!

良い評価

「いぬやしき」を映画館で2回見て、さらに家でも観たい、という感想を持っている方もいらっしゃいました。迫力のあるアクションシーンが特徴なので、何度も観返せる作品に仕上がっています。

「いぬやしき」を観た結果、国民的アニメや世界の映画監督に並ぶ評価をされている視聴者もいらっしゃいます。コンテンツが素晴らしく、監督をはじめ俳優陣が作り上げた「いぬやしき」はここまで映画ファンに訴えかける力があります。

イマイチな評価

原作の「いぬやしき」ファンの方も映画を視聴しています。が、この感想はやはり映画の障壁になる部分、時間の兼ね合いでカットせざるを得ないシーンが出てしまったことが不満につながってしまっています。

そして本当に多かったのが、「いぬやしき」の実写化に関する不満でした。アニメなどの実写化映画は必ずこのような意見、不満が出てしまう宿命ではありますが、これも「いぬやしき」というコンテンツが多くの支持を得ているからなのです。

映画いぬやしきのラストについてまとめ!

ここまで映画「いぬやしき」のネタバレ、あらすじ、結末までを述べてきましたが、いかがでしたでしょうか。漫画原作の映画は最近のブームになっており、多くのファンを作ってきている文化になっていますが、この「いぬやしき」も例に漏れず、素晴らしい出来になっています。

ぜひ視聴する際は、人生に絶望していたおじさんが活力を見つけた喜びや、大きな力を得ても虐げられてしまう高校生の苦悩、巻き込まれていく周りの人間のドラマなどを感じながら視聴されてはいかがでしょうか?

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